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社会・環境レポート 2016
社会・環境レポート 2016 東 急 不 動 産 ホール ディン グ ス グ ル ープ 目 次 東急不動産ホールディングスグループビジョン スローガン あしたの感 動を、ともに。 東 急 不 動 産 ホール ディン グ ス グ ル ープ 2 トップ コミットメント 3·4 社 会 へ の 取り組 み 5·6 東日本 大 震 災復 興支援 CSR ビジョン 私たちは 、事 業 活動を通じて社会 課 題の解 決に取り組み ステークホルダーの皆さまの満足を高めます。 安 心・安 全 な住 まい の 再 生 健 康 な住 環 境 の 提 供 C S( お 客 様 満 足 度 )の 向 上 CSR の 5 つの重点課題 ワー クライフバ ランス 労働安 全衛生 研 修 および 教 育 お客さまへの価値創造 環 境 へ の 取り組 み ●顧客満足度の向上 ●防災対策機能の強化 7·8 C O 2 排 出 量 削 減 へ の 取り組 み 低 炭 素・ストック 型 社 会 へ の 貢 献 地域社会貢献 生 物 多 様 性 の 維 持と 生 態 系 の 保 全 環 境目標と実績 9·10 環境保全 ●地域活性化への貢献 ●CO2 排出量の削減 ●自治体や教育機関との協力 ●省エネ性能の向上 ●エリアマネジメントの推進 ●生物多様性保全 2 015 年 度 の 環 境 活 動 実 績と 2 016 年 度 の 目 標 人材育成と活用 1 組織統治とコンプライアンス ●教育研修の充実 ●内部統制の強化 ●ダイバーシティの推進 ●コンプライアンス違反ゼロ ●人権尊重の推進 ●ガバナンスの強化 2 トップ コミットメント ステークホルダーの「満足」を通じて 社会に貢献していくことが私たちの使命です 「環境基本理念」 環境宣言 持 続可能 な 社 会 の 発 展 に 寄 与 することを 目 指しま す 東 急 ホーム ズ は 、 「 環 境・健 康・安 心 」に 配 慮した より良 い 住 まいづくりに 全 力 で 取り組 みま す 。 環 境 に 配 慮した 商 品・サ ー ビ スの 提 案 と 提 供 、世 代 を 超 えて住 み 継 が れ 環境理念 当社は創業以来、事業活動を通じて社会発展に る良 質 な 家 づくり 、そして健 康 で 美し い 生 活 環 境 を 創 造 する企 業 として 、 グ リーン な 社 会 の 実 現 に 努 めま す 。 貢献してまいりました。 2013 年には、新たに発 足した東 急 不 動産ホール ディングスの一員として再スタートを切り、翌 2014 年 には、グループ全体が事業活動を通じて社会課題の フルリフォームの「住まいまるごと再生システム」 ZEH の占める割合を、2020 年度までに 50%にしよう 解 決に貢献し、ステークホルダーの満足 度を高める を販 売してまいりましたが、その耐 震 性 能をさらに と い う 目 標 で す。そ の 実 現 の た め、断 熱・省 エ ネ・ ために取り組むべき重要課題を、CSRビジョンとして 強化した「スーパー耐震システム」をラインアップ 創エネそれぞれの性能を高めるべく、商品・技術の 改めて確認いたしました。 いたしました。 開発を進めています。 今後は、グループの一員として、こうした取り組みを 加速し、持続可能な社会の発展に寄与するとともに、 持続可能な成長をめざしてまいります。 ま た、少 子 高 齢 化 の 進 展 に 伴 う 空 家 の 問 題 が、 生 態系の保 全ならびに森 林資源の持続 可能な利 社会的課題としてクローズアップされてきております。 用も、東 急ホームズの社会的責任のひとつであると この問題の解決のために少しでも尽力すること 考えます。この観点から2008 年に「木 材調達方針」 が住宅を扱う私たちの社会的責任であると考え、 を策定し、環境負荷評価の低い木 材の利用に取り組 [戸 建 賃 貸 サ ポ ー ト シ ス テ ム「空 家 活 用 計 画」]の 社 会 の 要 望と 東 急 ホーム ズの 事 業 サービスを開始いたしました。 地震が少ないと思われていた九州でも大きな地震が 起き、耐 震化に対する社会の要求はこれまでになく 株式会社東急ホームズ 代表取締役社長 細田 正典 取り組みは、森 林資源の持続 可能な利用に、第三者 低炭 素社 会の実現と 森 林 資 源 の 持 続可能 な 利 用 の認証を受けるものであり、業界をリードする活動と 自負しております。 住 宅 事 業 は、お 客 様 の 生 活そのものに大 きく関 高いものになっています。私たちは住宅メーカー 政府は、エネルギー政策の基本的な方向性を示すた わっているものです。私たちが実施するこうした環境 として、地震への備えをきわめて重要な課題である めに策定した「エネルギー基本計画」において、再生可 と安全を守るための多くの取り組みは、最終的にはお と考えています。 能エネルギーなどを活用した低炭素社会の実現を目指 客 様の安 全と満足のために存 在し、常にそこから社 しています。 会貢献を考える、という基本に立っているものです。 新 築 注 文 住 宅 の「ミ ル ク リ ー ク」は「2×6 パ ワ ー フレーム工法」を標準化するとともに、最新の制振技術 こうしたなか東 急 ホームズ で は、2016 年 度 から 今後も当社は東 急不動産ホールディングスグルー 「ハイパーダンパーユ ニット」を採 用して、地 震から 2020 年 度 ま で の 新 築 戸 建 住 宅 に お け る ZEH プの一員としてお客 様、そして社会からの要求や期 (ネット・ゼロ・エネルギーハウス)普及目標を定めた 待にお応えできるよう会社の枠を超えた協力、連 携 「ZEH ロードマップ」を策 定 いたしました。これは、 をしながら豊かな社会、環境づくりに取り組んでいく 家族の暮らしと住まいを守ります。 リフォーム事 業では、東日本大 震災以前から安心 と安全を重視し、耐震システムを標準仕様とする 3 推し 進 め るため に 新 築 住 宅 に お いて 森 林 認 証 (PEFC-CoC)を 2014 年に取得いたしました。この 「 安 全・安 心 の 実 現 」 東日本大震災もまだ記憶に新しいなか、比較的 んできました。この活動の信頼性を高め、さらに一歩 当 社 が 新 築 するすべ ての 戸 建 住 宅 棟 数 に お ける 所存です。 4 社 会 へ の 取り組 み 社 会 に 役 立 つ 活 動 を 行 い 、価 値 あ る も の づ くり 企 業 へ 。 東日本 大 震 災復 興 支 援 C S( お 客 様 満 足 度 )の 向 上 復興支援ボランティア2016 各種保証制度およびサポート体制の充実 東急ホームズ協力会では、2016 年 5月12 日、東日本大震災被災地 住まいのご提供後も安心を支えるための各種保証 の復興支援活動として福島県田村市都路地区を訪れました。6 回 システムやサポート体制の充実を図り、良質な社会 目となる今年は、田村市立幼稚園・都路こども園の子どもたちを招 ストックの継承と建物の長寿命化に取り組んでいま いてお楽しみイベントを開催しました。会場となった体育館には、 注文住宅ミルクリーク※ 30 年保証システム 10 年毎に定期診断を実施。必要とされた有料メンテナンス工 事を、東 急ホームズ 施 工で実 施した場 合、基 礎、構 造 躯体、防 水について最長 30 年で保証。 定期診断サービス 建 物お引渡し後、3カ月、13カ月、23カ月、7 年、10 年経 過 時の 計 5 回定期診断を行い、築年数に応じた不具合箇所のチェック を実施。 24 時間カスタマー サポートシステム 突然発生したトラブルに、24 時間体制の受付窓口を設けていま す。 ミルクリーク ホームケアサービス 将来 必要となる点検、補修、リフォームに伴い発生する費用を 日々の積立で備える、安心でお得なサービス(有料)を提供。 ホームケア50 建 物お引 渡し15 年目以 降、有償にて 5 年ごとに 50 年目まで の長期建物診断サービス。 健康ダイヤル24 健 康・医療に関することからメンタルヘルスまで、心と体のあ らゆるご 相談に、専任の女性スタッフが 24 時間・365 日対応。 す。その一環として、2012 年 4 月から、注文住宅ミ 園児とその保護者総勢50名が集まり、体操の池谷直樹さんとそ ルクリークが「30 年保証システム」へ改定されまし の仲間たち「サムライロックオーケストラ」による体操パフォーマンス等を観賞。その後は た。また、2013 年 7 月契約物件より、居住用賃貸併 体操教室で楽しく汗を流しました。 2016 年 5月 体操教室 イベントの実施に裏方として奔走したのは当社社員 8 名を含む総勢24 名。東急ホームズ 用住宅の保証期間も最長 30 年に改定されました。 住まいまるごと再生システム 協力会では今後も復興支援に継続して取り組んでいきます。 安 心・安 全な住 まい の 再 生 10 年保証 工 事 を 行った構 造 体、防 水 部 の 不 具合 については、最長10 年保証。 定期巡回 工事完了後、定期巡回を実施。 24 時間対応 サポート 突 然 発 生したトラブルに、24 時 間 体 制 の受付窓口を設けています。 ※商品や一部地域によりシステムおよび制度が異なります。 <住まいまるごと再生システム> ワー クライフバ ランス 東 急ホームズの<住まいまるごと再生システム>は、今の家 の良い部分を活かして、新築同様に再生する“ 新しい建て替 えのカタチ ”。内・外装、設備を一新するだけでなく、 「安心」 働き方の見直しコンサルティング最終報告会 およびワークライフバランスセミナー を 追 求し、「芯 から 強く、永く住 め る家」に再 生しま す。 震度 6 強の地震と、その後の余震に備える「耐震システム」 は【耐震補強】だけでなく、最新の【制震装置】を標準搭載。 当社では、育児・介護諸関連制度の運用や、時間外労働の削減な また、費 用は従 来の建て替えに比べ 約半分。さらに、必要 な材料や廃棄物が大幅に減り、CO 2 排出量の削減にも貢献 する、地球に優しい選択です。 どワークライフバランスの推進に取り組んでいます。昨年は、働 Before(築 31年) After <住まいまるごと再生>施工例 き方の見直しコンサルティングを実施し、社内で選抜された4 チームが、ワーク・ライフバランス社のコンサルタントを交えな 労 働安 全衛生 合同安全大会開催 当社では、工事現場における労働災害の防止のため、毎年「安全 衛生計画」を立案し、さまざまな災害防止対策を実施していま す。毎年6月には安全意識の高揚を目的として、協力会社と共 に合同安全大会を開催しています。 がら、業務の効率化とライフの充実に取り組みました。また、本年 7月には働き方の見直しコンサル 健 康 な住 環 境 の 提 供 ティングの最終報告会と、小室淑 恵氏(株式会社ワーク・ライフバラ ンス代表取締役社長)によるワー クライフバランスセミナーを、マネ 全館空調システム <ミルクリーク グリーンエアー> ジメント職を対象に開催しました。 住宅内の空気に含まれるVOC(揮発性有機化合物)やカビ、ダニなどが原因となり、 2016 年 7月 働き方の見直し コンサルティングの最終報告会 2016 年 6月 合同安全大会 頭痛・めまい・目や鼻やのどの痛みなどの体調不良が続くシックハウス症候群。花粉症 やぜんそく・アトピー性皮膚炎等の一部もこれらの関与が疑われています。 <ミルクリーク グリーンエアー>は、新鮮な空気を絶え間なく室内に送り込みながら、 研 修 および 教 育 同時に家全体を均一な温度で空調。室内の温度を一定に保ちながら、2 時間で室内 すべての空気を入れ替えます。ミルクリークは、気密性や断熱性が高く、VOC を吸収 分解する建材を使用するなど健康に優しい住宅ですが、これに全館空調システムを組み合わせることで、さらなる健康な住環境を実現 しています。室内での熱中症、ヒートショックによる心筋梗塞などの悲しい事故からも大切な家族を守ります。 健康な住環境を実現するためのエネルギーも、APF(通年エネルギー消費効率)5.6 と、業界ナンバーワンの省エネ性を実現しています。 ※APF 値とは、日本工業規格(JIS)で定められている「JIS C 9612」という規格に基づいて運転環境を定め、その影響下で1年間エアコンを運転した場合の運転 効率を示します。数値が大きいほど冷房・暖房時の消費電力量が少なく、省エネ性能が優れています。 5 各種セミナーで社員教育 当社では、人材は企業の成長を支える重要な基盤であると考え、入社・昇格時に実施する階層 別の研修をベースに、更に「コンプライアンスセミナー」等のテーマ別研修を定期的に行い、従 業員の人材育成に努めています。 また、従業員のスキルや知識・モチベーションの向上のため、資格取得支援制度を設けています。 2016 年 7月 コンプライアンスセミナー 6 環 境 へ の 取り組 み 地 球 温 暖 化 を 防 ぎ 、資 源 循 環 型 社 会 の 実 現 へ 。 CO 2 排 出 量 削 減 へ の 取り組 み 生 物 多 様 性 の 維 持と 生 態 系 の 保 全 ベーパーバリア (防湿気密シート0.2mm) 高気密・高断熱 輸入住宅「ミルクリーク」 フェアウッド※1 調達の推進 外装材 輸入住宅「ミルクリーク」は、美しい外観デザイン、天然ムク 生態系の保全ならびに森林資源の持続可能な利用は、 「木の家」を取り扱う東急ホームズの社会的責任であると考えます。この観点か 通気層 タイベックシルバー 材の優しさと温もり、フィート・インチ・モジュールによる ゆとりあるプランニングに加え、耐久性、断熱性、気密性に ら2008 年 5月に、国際標準の調達基準を取り入れた「木材調達方針」を作成するとともに、商材部を通じてサプライチェーン(資材 メーカー・納材会社)から購入している新築住宅の標準仕様における木材・木材製品の環境負荷評価を国際環境 NGO・FoE Japan※2 構造用合板 12.0mm 優れ、 国が定める次世代省エネ基準を上回る高い省エネ性能 の協力により、毎年実施しています。 を標準仕様としています。また、省エネ性の他、耐震性にも 優れた「ミルクリーク」は、ほぼ標準仕様のまま「長期優良 住宅」の認定を受けることができます。自然エネルギーの 積極的な活用という観点から、太陽光発電システムや蓄電 高性能グラスウール 140mm 池システムの導入にも対応しています。 室内側 ※1 フェアウッド 単に合法的伐採であるということだけでなく、環境に配慮し、社会的に公正な木材(①絶滅危惧種 ②違法伐採・取引 ③生態系に悪影響 ④先住民に悪影響等のない木材) を調達すること。 ※2 FoE Japan 地球規模での環境問題に取り組む環境 NGO・FoE (Friends of the Earth) インターナショナルの日本メンバーです。 木材環境負荷評価※3 の実施 せっこうボード12.5mm ■ 木材環境負荷評価 注文住宅「ミルクリーク」 2016 年度 3 月時点における環境負荷評価(1棟当たり約 27m3 の木材使用量に対する割合)では、注文住宅「ミルクリーク」で リフォームで省エネ・創エネに対応 98.2%が「環境負荷が低い」か「やや低い」材料となっています。 リフォームによる太陽光発電システムやエコキュート・エネファームなどの省エネ設備機器の設置、さらに、リサイクル素材のウッドデッ キなどのエコロジー資材の採用を通じて、大切な住まいの資産価値の維持向上と長寿命化を図っています。また、耐震補強などの大規 模リフォームからキッチン、浴室など水まわりの取り替えや補修、バリアフリーへの対応まで、お客様のニーズにきめ細かく対応し、長 く快適に住める家づくりのお手伝いをしています。 ※3 木材環境負荷評価 対象となる木材・木材製品について、 環境負荷区分 (違法伐採リスク、 伐採地の環 境負荷リスク、輸送による負荷リスク、樹種の絶滅危惧リスク等)ごとにリスクを ポイント化し、その合計ポイントによって、木材・木材製品の環境負荷を評価す る評価手法です。 木材調達方針 ○対象範囲 1. 当社使用部材での木及び製材品(ランバー、合 板、etc.) 太陽光発電システム キッチンリフォーム例 ※パナソニック製 2. 当社使用部材での木及び使用割合が大きい もの(キッチン、洗面化粧材、建具、棚板、etc.) ○木材調達方針 低 炭 素・ストック型 社 会 へ の 貢 献 私たち東急ホームズは、住生活総合ソリューション 企業として下記以外の木材調達を目標とします。 1. 絶滅危惧種 東急ホームズでは、企業が所有・管理・運営する資産(オフィス・ホテル・リゾー *1 棟あたり約 27m 3 の木材使用量に対する割合 高い 0% やや高い 1.8% 下地合板、キッチンキャビネット やや低い 37.6% 土台、構造用合板、集成材、 木製サッシ、モールディング、建具、 外部下地、無垢フロア、合板フロア 低い 60.6% ランバー、TJI、LSL、PSL ※今年度よりトレーサビリティをより重要視し、より細分化 した評価に変更いたしました。 PEFC-CoC 認証 東急ホームズではこれまで、木材調達方針に基づき、サプライチェーン と一体となってフェアウッド調達を推進してまいりました。そして2014 年 8月にPEFC-CoC 認証を取得しました※4。森林認証制度とは適切に 管理された持続可能な森林から産出された木材を、第三者機関によっ て評価・認証する制度です。この認証を森林から製材・加工・流通・住 宅供給に至る全てのサプライチェーンが取得できたことで、森林からお 客様の手に届く商品に至るまでの一括した環境保全への貢献・責任を 果たすとともに、国際的にも関心の高まっている環境保全への取り組 みをさらに進めてまいります。 ※4 PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes) スイスに本部を置く森林認証団体。当社は新築住宅の標準仕様における主要構造材で あるランバー及び Iジョイスト、 LSL において、 森林認証 (CoC) を取得しました。 2. 違法に生産・取引された木材 ト施設・スポーツ施設・医療施設・商業施設など)のファシリティ・マネジメン 3. 生態系に悪影響を与えている木材 ト事業や、マンション管理組合への同様のサービス提供において、既存ストッ 4. 先住民や地域社会、労働者の生活環境に悪影 クの資産価値向上と建物のライフサイクルコストを重視したコンサルティング 響を与えている木材 事業を展開しています。 特に東日本大震災以降、お客様の関心が 高い耐震ニー PEFC/31-31-159 上記目標を達成するため、以下のことを促進します。 ズに対しても当社独自のノウハウを活かし、お客様の信 1. 森林認証材の積極的利用 頼と期待にお応えしています。 2. 建築廃材・リサイクルの積極的活用 改修前 改修後 3. なるべく輸送負荷の少ない木材 東急ハーヴェストクラブ天城高原の改修前と改修後 7 8 環 境目標と実績 2 015 年 度 の 環 境 活 動 実 績と 2 016 年 度 の 目 標 重点管理項目 た EMS(環境マネジメントシステム)のもと環境目標を設定・ 電気・空調管理の徹底 全事業所 事業 担当部門 (担当者) 全社 運用し、継続的な環境負荷低減に取り組んでいます。 13 項目の環境目標を設定し、目標達成に向け取り組みました。 新築 結果、13 項目の環境目標のうち 9 項目で達 成、2 項目でほぼ 達 成となりました。残念ながら太陽光 発電システムの普及等 2016 年 度 も 目 標 を 設 定し、PDCAサイクル に 従 い 環 境 パ Check 単位面積当たり電気使用量 111.40kwh/m2 (1,356,939kwh/12,181m2)維持 判定 0.62%増 2 2 ) 112.09kwh/m(1,329,064kwh/11,857m 〇 10.3% △ ミルクリーク 第一・二各営業部 ビルダー法人営業部 省エネ・ 創エネ設備の普及 年度実績・達成状況 リフォーム Action 2016 年 年度目標・実施計画 単位面積当たり電気使用量 対前年度使用量維持 ZEH 対応住宅比率 5%達成 省エネ給湯器装着率 80% 達成 98.9% ◎ 省エネ給湯器販売 160 台達成 189 台 ○ ◎ 省エネ給湯器装着率 80% 達成 マンション・デザイン 営業部/ リフォーム/戸建再生 戸建リフォーム事業部 省エネ給湯器販売 80 台達成 新築 リモデリング事業部 省エネ給湯器設置 80 件達成 環境マネジメントシステムとPDCAサイクル コンサルティング 工務部 省エネ空調機器:117 台 省エネ給湯暖房機器:130 台 ◎ 当社では、P(Plan)D(Do)C(Check)A(Action)サイクル を確立し、環境マネジメントシステムの継続的な向上に努めて います。 省エネ空調機器、 給湯暖房機器の取付各10 台以上達成 全事業所 全社 コピー用紙使用量 対前年度維持 総購入量:11,027,145 枚 (A4 換算 ) 10,875,300 枚 151,845 枚(1.4%)減 ◎ 新築 ミルクリーク 第一・二各営業部 長期優良住宅比率 55%達成 62.6% ◎ 長期優良住宅比率 55%達成 戸建再生 各営業部 住まいまるごと再生システムの 販売受注 600 棟達成 674 棟 ◎ 住まいまるごと再生システムの 販売受注 450 棟達成 フォーマンス向上に取り組んでいきます。 資源循環の推進 Plan 計画 Action Do 改善 新築 実行 ビルダー工事部 Check 評価 コンサルティング 内部監査の実施について 技術管理部 当 社で は、ISO14001規 格 の 自 己 適合宣言にあたり、環境マネジメン トシステムの適合性や PDCAサイク 部監査を実施しています。監査重点 項 目 に 従 い 監 査 を 実 施した 結 果、 2015 年 度 は 全 部 門 が ISO14001 の規格に適合していることが確認 できました。今後も環境活動の更な るレベルアップを図ってまいります。 内部監査員 CSR 推進部 課長 竹澤 治 森林生態系に 配慮した木材調達 新築 環境苦情等対応の 徹底 コンサルティング ②全社 特別管理産業廃棄物(主に石綿含有 建材)の適正手続及び処理管理の徹底(継 続) 産業廃棄物の品目・量などの現状を マニフェスト報告に加え、現場状況を確認し、 今後の課題を明確にする。 コスト面を考えた、具体的な課題を見出す。 戸建再生 めに、毎年、全部門を対象とした内 ○ 商材部 省エネ空調機器、 給湯暖房機器の取付 各10 台以上達成 コピー用紙使用量 対前年度維持 工事現場に於ける産業廃棄物管理状況の改善 (集積場所の状況/保管場所標識、 飛散防止対策など、分別状況/空隙の圧縮減容、 一般廃棄物の混在防止) 品質検査時の NG 率10%以下達成 (2015 年度実績13.9%) 首都圏現場排出廃棄物リサイクル率向上 (上:首都圏現場排出廃棄物リサイクル率の定期的 数値把握、下:対前期首都圏現場排出廃棄物リサ イクル率の向上) ①廃棄物削減、建設現場での品目別の分別保 管徹底の意識向上(継続) 技術統括 ルが 機能しているかを確認するた 工事現場に於ける産業廃棄物管理状況の改善 13.9% (集積場所の状況/保管場所標識、 飛散防止対策など、 分別状況/空隙の圧縮減容、 一般廃棄物の混在防止) 品質検査時の NG 率10%以下達成 (2014 年度実績12.5%) 工務部 産業廃棄物の削減 9 年度目標・実施計画 太陽光発電システム搭載率 25%達成 2015 年 度 は、環 境 目 標 として 6 項 目 の 重 点 管 理 項 目 及び で は 目 標 を 達 成 すること が 出 来 ま せ んで した が、引 続 き Do 2015 年 当 社 で は、CSR(Corporate Social Responsibility)の 一 環として環境理念及び環境方針を策定し、全部門を対象とし Plan ①7 月、2 月 安全衛生協議会にて、工事担当 者・下請け責任者に対して、石綿の適正処理 及び石膏ボードの袋詰め・分別徹底を図っ た。 ②同上。石綿最終処分施設の視察を実施。 2 月 関西(京都:管理型、滋賀:安定型)、 3 月 愛知 新規委託予定の管理型施設。 ◎ 具体的な課題を見出すには至らず。 △ ・ 構造材(ランバー)における森林認証(COC) ・ 森林認証:2015 年 8 月更新済み の更新 ・ 木材環境リスク評価の実施⇒環境リスクの ・ 木材環境リスク評価:環境リスク高い木材 比率1.8% 高い木材比率 3%以下を継続 外部環境コミュニケーション対象事案の削減 40 件以下 ①建設現場での品目別の分別保管の意識向上と 実態検証。廃棄物の削減。 16 件 ◎ ②全社 特別管理産業廃棄物 ( 主に石綿含有建 材 ) の適正手続き及び処理管理の徹底 ( 継続 ) 産業廃棄物の発生内容について目に見える実績把 握を行い、問題点の洗い出しと共に課題設定と具 体的な数量目標を掲げる。 ・ 構造材(ランバー)における森林認証(COC)の 更新 ・ 木材環境リスク評価の実施⇒環境リスクの高い 木材比率 3%以下を継続 ◎ 評価: ◎達成 ○ほぼ達成 △努力不足 ー 該当なし 10 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-16-3 渋谷センタープレイス TEL. 03-3462-1166 http://www.tokyu-homes.co.jp/