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マニュアル Nero WaveEditor

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マニュアル Nero WaveEditor
マニュアル
Nero WaveEditor
著作権および商標情報
本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権によって保護されており、Nero AG
およびその子会社、系列会社、またはライセンサーに著作権が帰属します。無断転載を禁止します。Nero AG の書面による明確な
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あるいはそのいずれか)はそれぞれの所有者に帰属します。この文書で言及する登録商標は、特に情報を提供する目的でのみ記載
されています。Nero AG は、保証の範囲を超える一切の請求を許す範囲で拒否します。Nero AG は、文書の内容の正確さに関
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これらのいくつかは本スイートにトライアル版として組み込まれています。これらの技術の当該バージョンを制限なしで使用する
には、オンラインで無料でアクティベートするか、アクティベーションファックスを送信する必要があります。その後、サードパ
ーティの製造元によってライセンスされる技術をアクティベートし、Nero 12 または Nero 12 Platinum で無制限に使用できるよ
うにするために必要なデータが Nero から提供されます。したがって、インターネット接続が可能な環境、
またはファックス機が必要です。ご自身が著作権を所有している場合や、著作権の所有者から使用許諾されていない限り、著作権
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Copyright(C) 2012 Nero AG and its licensors. All rights reserved.
Nero、Nero BackItUp、Nero Burn、Nero Burning ROM、Nero CoverDesigner、Nero Digital、Nero Express、Nero Kwik
Media、Nero Kwik Backup、Nero Kwik Blu-ray、Nero Kwik Burn、Nero Kwik DVD、Nero Kwik Faces、Nero Kwik
MobileSync、Nero Kwik Move it, Nero Kwik Play、Nero Kwik Photobook、Nero Kwik Places、Nero Kwik Sync、Nero Kwik
Themes、Nero Kwik Tuner、Nero MediaStreaming、Nero Recode、Nero RescueAgent、Nero SmartDetect、Nero Simply
Enjoy、Nero SmoothPlay、Nero StartSmart、Nero SoundTrax、Nero Surround、Nero Video、Nero Video Express、Nero
WaveEditor Burn-At-Once、LayerMagic、Liquid Media、SecurDisc、SecurDisc のロゴ、Superresolution、UltraBuffer は Nero AG
の商標または登録商標です。
Gracenote、CDDB、MusicID、MediaVOCS、Gracenote のロゴとロゴタイプ、および "Powered by Gracenote" ロゴは、
米国および/またはその他の国における Gracenote の登録商標または商標です。
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Laboratories, Inc. の登録商標です。非公開機密著作物。Copyright 2011 Dolby Laboratories. All rights reserved.
米国特許: 5,956,674、5,974,380、6,487,535 およびその他米国およびその他の国の特許発行済みおよび申請中。DTS、DTS
の記号、DTS およびその記号は共に DTS, Inc. の登録商標です。また DTS Digital Surround、DTS 2.0+Digital Out、および DTS
のロゴは DTS, Inc. の商標です。製品にはソフトウェアが含まれます。製品にはソフトウェアが含まれます。
製品にはソフトウェアが含まれます。
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TV、iTunes、iTunes Store、iPad、iPod、iPod touch、iPhone、Mac、および QuickTime は、米国およびその他の国における
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Point Software Technologies Ltd. の登録商標です。FaceVACS および Cognitec は、Cognitec Systems GmbH の登録商標または商
標です。DivX および DivX Certified は DivX 社の登録商標です。DVB は DVB Project の登録商標です。3GPP は European
Telecommunications Standards Institute (ETSI) の商標です。Facebook は Facebook, Inc. 社の登録商標です。Google、Android
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と Ask.com は IAC Search & Media の登録商標です。IEEE は Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.
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の登録商 標です。InstallShield は Macrovision Corporation の登録商標です。ActiveX、ActiveSync、Aero、Authenticode、
DirectX、DirectShow、Internet Explorer、Microsoft、MSN、Outlook、Windows、Windows Mail、Windows Media、Windows
Media Player、Windows Mobile、 Windows.NET、Windows Server、Windows Vista、Windows XP、Windows 7、Windows
Nero WaveEditor
2
8、Xbox、Xbox 360、PowerPoint、Visual C++、Silverlight、Silverlight ロゴ、Windows Vista スタート ボタン、および Windows
ロゴは、米国およびその他に国における Microsoft Corporation の商標または登録商 標です。My Space は MySpace, Inc.
の登録商標です。NVIDIA、GeForce、Forceware、CUDA は NVIDIA の商標または登録商標です。このプログラムには OpenSSL
Toolkit で使用するために OpenSSL Project によって開発されたソフトウェアが含まれています。(http://www.openssl.org/)\Open
SSL is copyright (C) 1998-2005 The OpenSSL Project。無断転載を禁止します。本製品は Eric Young([email protected])
氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。本製品は Tim Hudson([email protected])氏によって作成された暗号
化ソフトウェアを含んでいます。Cryptographic software inside Open SSL is copyright (C) 1995-1998 Eric Young
([email protected])。無断転載を禁止します。CompactFlash は SanDisk Corporation の登録商標です。Sony、メモリー
スティック、PlayStation、PSP はソニー株式会社の商標または登録商標です。AVCHD、AVCHD Lite および AVCHD Progressive
はソニー株式会社およびパナソニック株式会社の商標です。HDV はソニー株式会社と日本ビクター株式会社(JVC)の商標です。
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Universal Serial Bus Implementers Corporation の商標です。UPnPは UPnP Implementers Corporationの登録商標です。Vimeo は
Vimeo, LLC の商標です。Yahoo! および Flickr は、Yahoo! Inc. の登録商標です。Labelflashはヤマハ株式会社の商標です。
その他の製品およびブランド名は個々の所有者の商標であり、所有者による提携、後援、または是認を示すものではありません。
Nero AG は予告なく仕様書を変更する権利を留保します。本製品の使用は software. www. nero. com のインストー
ル時にエンドユーザー用の使用許諾契約書の受諾が条件となります。
Nero AG, Im Stoeckmaedle 18, 76307 Karlsbad, Germany
Nero WaveEditor
3
目次
1
はじめに
8
1.1
このマニュアルについて
8
1.2
このアプリケーションについて
9
1.3
必要動作環境
9
1.4
プログラムの開始方法
9
1.4.1
設定
10
1.4.1.1
デバイス設定
10
1.4.1.2
エディタオプション
11
1.4.1.3
オーディオフォーマット設定
18
2
ユーザーインターフェース
22
2.1
メインウィンドウ
22
2.1.1
メニューバー
23
2.1.1.1
フェードアウトとフェードインの方法
24
2.1.2
ツールバーエリア
25
2.1.3
表示エリア
27
2.1.4
Nero MediaBrowser
27
2.2
[サンプルフォーマットの設定]ウィンドウ
32
2.3
[ポーズ検出]ウィンドウ
34
2.4
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウ
35
2.5
フィルタ
37
2.5.1
ツール
38
2.5.1.1
ディエッサー
38
2.5.1.2
ダイナミックプロセッサ
39
2.5.1.3
イコライザ
39
Nero WaveEditor
4
2.5.1.4
カラオケフィルタ
41
2.5.1.5
ノイズゲート
42
2.5.1.6
ピッチチューン
42
2.5.1.7
ステレオプロセッサ
44
2.5.1.8
時間修正
44
2.5.1.9
変遷
45
2.5.2
エフェクト
45
2.5.2.1
コーラス
45
2.5.2.2
コンボリューションリバーブ
46
2.5.2.3
ディレイ
47
2.5.2.4
ディストーション
48
2.5.2.5
ドップラー
49
2.5.2.6
フランジャー
50
2.5.2.7
ラウドネス
51
2.5.2.8
低音質
51
2.5.2.9
調整
51
2.5.2.10 マルチタップディレイ
53
2.5.2.11 位相変換
54
2.5.2.12 ピッチベンド
56
2.5.2.13 シュードリバース
56
2.5.2.14 再アナログ
56
2.5.2.15 リバーブ
58
2.5.2.16 スタッター
58
Nero WaveEditor
5
2.5.2.17 拡張サラウンド
60
2.5.2.18 サラウンドリバーブ
60
2.5.2.19 ボイス変調
61
2.5.2.20 ワウワウ
62
2.5.3
拡張
63
2.5.3.1
帯域補完
63
2.5.3.2
カメラディノイザ
64
2.5.3.3
DC オフセット修正
64
2.5.3.4
ディクリッカー
64
2.5.3.5
ディクリッパー
65
2.5.3.6
ハム削減
66
2.5.3.7
フィルタツールボックス
66
2.5.3.8
ノイズ削減
67
2.5.3.9
ノイズ解析
69
3
オーディオファイルを再生する
70
4
オーディオファイルを録音する
71
4.1
[録音コンソール]ウィンドウ
71
4.2
オーディオファイルを録音する
73
5
オーディオファイルを編集する
74
5.1
オーディオファイルの構造を編集する
74
5.2
オーディオファイルの音量を編集する
75
5.3
その他の拡張オプションを適用する
76
6
技術的な情報
78
6.1
対応フォーマットおよびコーデック
78
Nero WaveEditor
6
6.1.1
オーディオ形式とコーデック
78
7
用語集
79
8
連絡先
80
Nero WaveEditor
7
ユーザーインターフェース
1
はじめに
1.1
このマニュアルについて
このマニュアルは、Nero WaveEditor での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザー
に向けた構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する
方法を、手順ごとに説明してあります。
このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。
必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。
補足的な情報や、注意メッセージを示します。
1. 最初に、…
行頭の番号は、必要な操作を示します。番号順に、操作を実行してく
ださい。
途中結果を示します。
結果を示します。
OK
プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ
タンを示します。これらは、太字で表記されます。
「」を参照してく 他章への参照を示します。リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文
ださい。
[…]
字で表記されます。
コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。
Nero WaveEditor
8
ユーザーインターフェース
1.2
このアプリケーションについて
Nero WaveEditor では、音楽を録音し、各種フィルタや音声の拡張機能を使用した個
々のオーディオファイルを編集できます。その後、Nero Burning ROM や Nero Express
を使用して最適化したオーディオファイルを書き込むことができます。
Nero WaveEditor では、オリジナルファイルはそのままの状態で、
オーディオファイルをリアルタイムに編集できます。内部参照方式のオーディオフォーマッ
トによって、編集履歴も保存されるので変更を直ちに元に戻すことが可能です。多数のエフ
ェクト(例: コーラス、ディレイ、フランジャー、リバーブ)、多数のツール(例:
ステレオプロセッサ、イコライザ、ノイズゲート)、洗練された音質改良アルゴリズム(帯
域補間、ノイズ除去、デクリッカー)といった Nero WaveEditor の各種フィルタとツー
ルは音声ファイル編集の手助けとなるでしょう。
1.3
必要動作環境
Nero WaveEditor は Nero Free Tools の一部で、Nero 社の Web サイト(www.nero.com)
の[ダウンロード]セクションからダウンロードしてインストールできます。
無料の Nero WaveEditor のシステム要件は、 Nero 12 と同じです。 Nero 12
および他のすべての Nero 製品のシステム要件について詳しくは、Nero の Web
サイトの[サポート]セクションで確認することができます。
1.4
プログラムの開始方法
Nero WaveEditor を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペレー
ティング システムなどの状況に応じていくつかの方法があります。
▬ Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から Nero
WaveEditor を起動できます。
▬ [スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[Nero]
>[Nero 12]>[ Nero WaveEditor ]
▬ Nero 12 Welcome Application(
)( Nero 12 を使用している場合)
Nero WaveEditor
9
ユーザーインターフェース
Welcome Application では、主な使用事例、および Nero が提供しているチュー
トリアルやその他の役立ちそうな Web サイトへのリンクに関する情報を提供
しています。
Welcome Application を起動するには、デスクトップの[Nero 12]アイコン
(
)をクリックするか(Windows 7 以前)、アプリケーション選択画面で
[Nero 12]タイルを選択します(Windows 8)。
▬ Windows 8 では、次の場所から Nero WaveEditor を起動できます。
▬ Nero 12 タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)または[Nero 12]
デスクトップアイコン(デスクトップユーザーインターフェイス)(Nero 12
を使用している場合)
▬ Nero WaveEditor タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)
(Nero 12 をインストールせずに Nero WaveEditor を使用している場合)
1.4.1 設定
Nero WaveEditor はニーズに合わせて設定できます。これは、[デバイス設定]、
[エディタオプション]、および[オーディオフォーマット設定]を使って行います。
メニューバーの[オプション]から各設定ウィンドウを開くことができます。
1.4.1.1 デバイス設定
Nero WaveEditor の[デバイス設定]ウィンドウでは、オーディオの入出力を決定する
ことができます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション] > [デバイス設定]を選択
します。
Nero WaveEditor
10
ユーザーインターフェース
[デバイス設定]ウィンドウ
[ディスク設定]ウィンドウでは次のドロップダウンメニューを選択することができます。
入力デバイス
出力デバイス
オーディオ入力用のオーディオデバイス(マイクなど)を指定します。
オーディオ出力用のオーディオデバイス(スピーカーなど)を指定しま
す。
1.4.1.2 エディタオプション
Nero WaveEditor の[エディタオプション]ウィンドウでは、
さまざまなタブで表示とプラグインを設定したり、設定を出力、保存したりできます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[エディタオプション]を選
択します。
Nero WaveEditor
11
ユーザーインターフェース
1.4.1.2.1
[表示]タブ
[表示]タブ
[表示]タブで使用できるチェックボックスは、次のとおりです。
オーディオ視覚効果表示の左
側に時間軸を表示する
オーディオ視覚効果表示の上
に時間軸を表示する
再生時に再生ポジションライ
ンをトレースする
オーディオファイルのピークファイルの左側に比率の軸を
表示します。比率の軸では、プラスおよびマイナスの比率
エリアに周波数の配列が表示されます。
オーディオファイルのピークファイルの上に時間軸を表示
します。時間軸には、オーディオファイルの持続時間が時
間、分、秒、ミリ秒単位で示されます。
オーディオファイルの再生ポジションを黒線で示します。
ピークファイルを緑色で、その背景を黒色で表示します。
黒と緑の色セットを使用する デフォルトでは、ピークファイルは青色で、その背景は白
色で表示されます。
Nero WaveEditor
12
ユーザーインターフェース
1.4.1.2.2
[ディレクトリ]タブ
[ディレクトリ]タブ
[ディレクトリ]タブでは次の設定オプションが使用できます。
一時ファイルを保存するフォルダを設定します。フ
入力フィールド
ォルダは、多量の空き容量のある記憶装置に置く必
一時フォルダ
要があります。
ピークファイルが保存されるフォルダを指定します
。ピークファイルとは、オーディオファイルを迅速
入力フィールド
ピークファイルディレクトリ
に開くために Nero WaveEditor で使用されるキャ
ッシュファイルのことです。フォルダは、十分な空
き容量のある記憶装置に置く必要があります。
オーディオファイルを開いたときに常に新しいピー
チェックボックス
クファイルを作成します。それ以外の場合、ピーク
常にピークファイルを再生成
ファイルはディレクトリに一時的に保存され、そこ
で再度呼び出されます。
Nero WaveEditor
13
ユーザーインターフェース
入力フィールド
My Musicフォルダ
ファイルが保存されるデフォルトフォルダを指定し
ます。
[ファイルを開く]ウィンドウを呼び出すと、シス
チェックボックス
テムでは[マイミュージックフォルダ]テキストボ
常にMy Musicフォルダを最初に開く ックスで指定したフォルダを常に最初に表示します
。
ボタン
各ファイルのフォルダを選択するウィンドウを開き
ます。
1.4.1.2.3
[保存/出力設定]タブ
[保存/出力設定]タブ
[保存/出力設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
人間の耳では聞き取りにくい白色雑音による低量子化ビット
低量子化ビット数へ変換す 数への変換時に発生するサウンドエラーをオーバレイします
る場合ディザリングを使用 。ディザリングがないと、低量子化ビット数に変換したとき
Nero WaveEditor
14
ユーザーインターフェース
する
にはっきりと聞こえる干渉が聴こえてしまう可能性がありま
す。
ノイズシェーピングの形式を指定します。
[IIR フィルタ(2 次)]: Infinite Duration Impulse Response
(無限長インパルス応答)。IIR フィルタを使用します。IIR
フィルタは、無限長の持続したインパルス応答を行います。
ドロップダウンメニュー
ノイズシェーピングフィル
タ
一般に、FIR フィルタよりも優れた主観的オーディオ
品質を達成しますが、聞いてわかる範囲外では、干渉エネル
ギーのレベルは高くなります。2 次とは音が 12 dB で減衰
されるという意味です。
[FIR フィルタ(3 タップ)]: Finite Impulse Response filter
。FIR フィルタを使用します。FIR フィルタは、
保証された有限長のパルス応答を有します。初期設定ではこ
の項目が選択されています。
チェックボックス
Nero WaveEditorの終了
時にWave音量を元に戻す
ドロップダウンメニュー
再生時の量子化ビット数:
Nero WaveEditor を終了したときにオーディオファイルの
音量を元に戻します。
読み込んだオーディオファイルの再生時の量子化ビットを指
定します。
サラウンドオーディオの再生方法を指定します。
[マルチチャンネルオーディオ]:
ドロップダウンメニュー
サラウンドオーディオの再
生方法
すべてのチャンネルを使用してサラウンドオーディオを再生
します。
[Nero Headphone を使用したステレオ(バーチャルサラウ
ンド)]: ヘッドフォン用に生成されるバーチャルサラウンド
エフェクトを用いて、ステレオにフィルタされたサラウンド
オーディオを再生します。
Nero WaveEditor
15
ユーザーインターフェース
[Nero VirtualSpeakers を使用したステレオ(バー
チャルサラウンド)]:ステレオにフィルタされたサラウンド
オーディオを再生します。これによりスピーカー用にバーチ
ャルサウンドエフェクトが生成されます。
1.4.1.2.4
[VST プラグイン]タブ
[VST プラグイン]タブ
[VSTプラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
インストール済みVSTプラ 現在インストール済みの VST プラグインを表示します。
グイン
ボタン
削除
選択した VST プラグインを削除します。
Nero WaveEditor
16
ユーザーインターフェース
ボタン
[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きます。新規
プラグインの追加
チェックボックス
サブフォルダを含む
ボタン
指定したフォルダとサブフォルダで新しい VST
プラグインを検索します。
[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きます。指定
フォルダスキャン
1.4.1.2.5
の VST プラグインをインストールします。
したフォルダで新しい VST プラグインを検索します。
[DirectX プラグイン]タブ
[DirectX プラグイン]タブ
[DirectX プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
インストールされているDire 現在インストール済みの DirectX プラグインを表示します。
ctXプラグイン
Nero WaveEditor
17
ユーザーインターフェース
ボタン
プラグイン無効
マークされた DirectX プラグインを無効にします。
ボタン
DirectXプラグインをスキャ
DirectXプラグインをすばやく検索します。
ン
1.4.1.3 オーディオフォーマット設定
Nero WaveEditor の[オーディオフォーマット設定]ウィンドウでは、
それぞれのタブでデコーダ、エンコーダ、およびコンバータの定義を実行できます。
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[オーディオフォーマット設
定]を選択します。
1.4.1.3.1
[デコーダ]タブ
[デコーダ]タブ
Nero WaveEditor
18
ユーザーインターフェース
[デコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
デコーダのプラグイン
使用できるデコーダを表示します。
ウィンドウが開き、選択したデコーダの追加設定ができます
ボタン
設定
。
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。
[情報]ウィンドウが開き、選択したデコーダの情報が表示
ボタン
情報
ボタン
上へ移動
ボタン
下へ移動
ボタン
アーティスト/タイトル情
報ソース
されます。
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。
デコーダを 1 つ上の項目に移動します。
デコーダを 1 つ下の項目に移動します。
[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、ア
ーティストやタイトルの情報ソースを指定できます。
Nero WaveEditor
19
ユーザーインターフェース
1.4.1.3.2
[エンコーダ]タブ
[エンコーダ]タブ
[エンコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
エンコーダのプ 使用できるエンコーダを表示します。
ラグイン
ボタン
ウィンドウが開き、選択したエンコーダの追加設定ができます。
設定
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。
[情報]ウィンドウが開き、選択したエンコーダの情報を表示できます
ボタン
情報
。
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。
ボタン
アーティスト/タ [アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アーティスト
イトル情報ソー やタイトルの情報ソースを指定できます。
ス
Nero WaveEditor
20
ユーザーインターフェース
1.4.1.3.3
[コンバータ]タブ
[コンバータ]タブ
[コンバータ]タブでは次の設定オプションが使用できます。
表示エリア
コンバータの 使用できるコンバータを表示します。
プラグイン
ボタン
設定
ボタン
情報
ウィンドウが開き、選択したコンバータの追加設定ができます。
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。
[情報]ウィンドウが開き、選択したコンバータの情報を表示できます。
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。
ボタン
アーティスト/ [アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アーティストや
タイトル情報 タイトルの情報ソースを指定できます。
ソース
Nero WaveEditor
21
ユーザーインターフェース
2
ユーザーインターフェース
2.1
メインウィンドウ
Nero WaveEditor が起動すると、メインウィンドウが表示されます。メインウィンドウは、
メニューバーとツールバー、およびウィンドウ下の各種表示で構成されています。
開いたファイルは、波形が標準で表示されたピークファイルとしてファイル表示に表示され
ます。また、ファイルの表示をスペクトログラム表示やウェーブレット表示に変更すること
も可能です。
メインウィンドウ
Nero WaveEditor
22
ユーザーインターフェース
2.1.1 メニューバー
メニューバーでは、次のメニューが使用できます。
[ファイル]メニューを開きます。このメニューには、ファイルを
ファイル
開く、保存する、閉じるなど Windows と同様のファイル
関連機能が含まれています。
[編集]メニューを開きます。このメニューには、画面で選択した
ファイルを切り取る、コピーする、削除するなど Windows
編集
と同様のファイル編集機能が含まれています。また、オーディオフ
ァイルをさまざまな方法で変更できるほか、ファイルやトラック分
割を挿入したり、自動ポーズ検出を有効にしたりできます。
[表示]メニューを開きます。このメニューでは、メニューバーと
ツールバーを個々に調整でき、プロジェクトの表示を拡大または縮
表示
小できます。さらにオーディオファイルの表示の変更、ウィンドウ
の表示と非表示、読み込まれたオーディオファイルの情報の表示を
行うことができます。
オーディオ
オーディオファイルの録音、再生、停止ができる[オーディオ]メ
ニューが開きます。
[音量]メニューが開きます。このメニューには、開いているオー
音量
ディオファイルの音量を変更するオプションがあります。また、[
フェードイン]および[フェードアウト]方法から選択することも
できます。
[ツール]メニューが開きます。このメニューでは、各種ツールを
ツール
使用して開いているオーディオファイルを編集することができます
。
エフェクト
[エフェクト]メニューが開きます。このメニューには、各種エフ
ェクトを使用して開いているオーディオファイルを編集するオプシ
Nero WaveEditor
23
ユーザーインターフェース
ョンがあります。
[拡張]メニューが開きます。このメニューには、開いているオー
拡張
ディオファイルのサウンドを編集するオプションがあります。
プラグイン
ウィンドウ
オプション
[プラグイン]メニューが開きます。このメニューには、DirectX、
および VST プラグインの設定を実行するオプションがあります。
[ウィンドウ]メニューを開きます。このメニューでは、すべての
ウィンドウを一度に閉じることができます。
[オプション]メニューが開きます。このメニューにはプログラム
を設定するオプションがあります。
[ヘルプ]メニューが開きます。このメニューではオンラインヘル
ヘルプ
プの呼び出し、およびバージョン番号やその他の登録データの表示
ができます。
2.1.1.1 フェードアウトとフェードインの方法
次の設定オプションは、メニューバーの[音量] > [フェードアウト]で利用できます。
[サイン波]フェードアウト
[指数]フェードアウト
[線]フェードアウト
[対数]フェードアウト
Nero WaveEditor
24
ユーザーインターフェース
次の設定オプションは、メニューバーの[音量] > [フェードイン]で利用できます。
[サイン波]をフェードインします。
[指数]をフェードインします。
[リニア]をフェードインします。
[対数]をフェードインします。
2.1.2 ツールバーエリア
ツールバー領域は[標準ツールバー]、[転送ツールバー]、および[垂直ズームバー]の
最大 3
つのツールバーで構成できます。ツールバー領域は[表示]メニューから必要なツールバー
を選択することでカスタマイズできます。
[標準ツールバー]では、次のボタンが使用できます。
オーディオファイルを作成します。
既存のオーディオファイルを開きます。
Nero MediaBrowser を開きます。このツールを使って、メディアファイルの検索、
表示、アクセスを簡単に実行し、プロジェクトに追加できます。
オーディオファイルを保存します。
選択した範囲を切り取り、クリップボードに保存します。
Nero WaveEditor
25
ユーザーインターフェース
選択した部分をコピーし、クリップボードに保存します。
クリップボードの内容を選択した場所に貼り付けます。
直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。
取り消した直前の動作を元に戻します。
オーディオファイル全体を選択します。
オーディオファイルを拡大します。
オーディオファイルを縮小します。
選択した範囲が画面全体に表示されるようにオーディオファイルを拡大します。
プロジェクト全体が表示されるようにオーディオファイルを縮小します。
[転送ツールバー]では、次のボタンが使用できます。
[録音コンソール]ウィンドウが開きます。
オーディオファイルの強調表示された範囲を再生します。
オーディオファイルをフルで再生します。
[再生]ボタンのクリック時にオーディオファイルをループ再生します。
オーディオファイルの再生を停止します。
オーディオファイルの再生を一時停止します。オーディオファイルの再生中にのみ
利用できます。
[垂直ズームバー]では次のドロップダウンメニューが使用できます。
垂直ズーム
オーディオファイルの垂直ズームファクタを選択できます。
Nero WaveEditor
26
ユーザーインターフェース
2.1.3 表示エリア
ウィンドウの下部では、[表示]メニューからさまざまな表示を開くことができます。
表示エリア
[表示]メニューでは、次の項目を使用できます。
[転送]ウィンドウが開きます。このウィンドウの左半分には、
レベルメーター
ルームサウンドが表示されます。また、ウィンドウの右半分では
オーディオファイルを再生したり、音量やスピーカーの使用を変
更したりできます。
スペクトラムアナライ
ザー
[スペクトラムアナライザー]ウィンドウが開きます。このウィ
ンドウでは、再生中にオーディオファイルの周波数がグラフで表
示されます。
オーディオファイルのすべての編集手順を一覧表示した[編集履
編集履歴
歴]ウィンドウが開きます。また、このウィンドウではあらゆる
編集段階に戻り、オーディオファイルの元の状態をリストアする
こともできます。
[ステータスバー]を表示します。選択されたオーディオセクシ
ステータスバー
ョンの継続時間、およびオーディオファイル全体が画面の一番下
に表示されます。
2.1.4 Nero MediaBrowser
Nero MediaBrowser は、メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、
プロジェクトに追加するために使用できるツールです。
Nero MediaBrowser を使用すれば、Nero Kwik Media によってインデックス付けされたす
べてのメディアファイルを含むメディアライブラリにアクセスできます。Nero
Nero WaveEditor
27
ユーザーインターフェース
MediaBrowser は Nero の複数のアプリケーション内でアクセスできるように
設計されています。
Nero MediaBrowser とメディアライブラリは Nero Kwik Media に付随し、
同時にインストールされます。詳細情報は Nero Kwik Media
マニュアルを参照してください。
Nero MediaBrowser は
アイコンから開くことができます。Nero MediaBrowser
はデスクトップ内を自由に移動できますが、Nero WaveEditor に付属しています。
Nero MediaBrowser には、関連する Nero WaveEditor プロジェクトで実際に使用でき
るメディアファイルのみが表示されます。メディアファイルをプロジェクトに追加するには
、Nero MediaBrowser 内でメディアファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックし
ます。
Nero MediaBrowser の参照は参照タスクバーから始まります。カテゴリー
([写真およびビデオ]、および[ミュージック])は、Nero Kwik Media
のおすすめと同じです。カテゴリーにはそれぞれ検索バーがあります。同時に検索できるの
は 1 つのカテゴリー内のみです。カテゴリーの 1 つをクリックすると、
その下に対応する参照エリアが表示されます。
各カテゴリには異なる項目が表示されます。一覧の上部にある項目の 1 つ(たとえば、
[タイムライン])をクリックすると、Nero Kwik Media 内で対応するタブをクリックし
たときと同じ項目が表示されます。一覧の下部にあるコレクションの 1 つをクリックする
と、Nero Kwik Media 内で作成されたコレクションコンテンツが表示されます。Nero
MediaBrowser 内で一覧の項目の 1 つをクリックすると、
下部のコンテンツエリアに対応するコンテンツが表示されます。
Nero WaveEditor
28
ユーザーインターフェース
Nero MediaBrowser
コンテンツエリアでは、ダイナミックスクロールバーが使用されます。スクロールサムをあ
る方向にドラッグすると、コンテンツがこの方向に一定の速度でスクロールされます。スク
ロールのスピードは、中央からスクロールサムをドラッグすると速くなります。スクロール
サムから手を離すと、中央の場所に戻り、スクロールが止まります。
[写真およびビデオ]カテゴリには、次の項目が表示されます。
項目
タイムライン
作成日ごとに時系列で分類されたすべての写真およびビデオが表示
されます。
Nero WaveEditor
29
ユーザーインターフェース
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[タイムライン]
を参照できます。
人物の顔が検出され、名前が付けられている写真がすべてアルファ
ベット順に表示されます。確定されていない顔や名前のない顔は表
項目
顔
示されません。顔はスタックにグループ化され、スタックの 1
つをダブルクリックすることでアクセスできます。
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[顔]を参照できます。
項目
クエリーを作成できる既存のタグがすべて表示されます。
タグ
コレクション
マーク/格付け
コレクション
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[検索]を参照できます。
現在マークまたは格付けされているコンテンツが表示されます。
Nero Kwik Media のサイドバーで[マーク/格付け]
を参照できます。
最近追加された、または変更されたコンテンツが表示されます。
最近追加された/最近 Nero Kwik Mediaのサイドバーで[最近追加された/
変更された
最近変更された]を参照できます。
スマートアルバムとユーザーが作成したアルバムのコンテンツが表
コレクション
アルバム
示されます。
Nero Kwik Media のサイドバーで[写真とビデオのアルバム]
を参照できます。
ユーザーが作成した人物のグループのコンテンツが表示されます。
コレクション
/
アイコンを使って、
人物のグループ すべての写真と顔のみの表示とを切り替えることができます。
Nero Kwik Media のサイドバーで[顔]を参照できます。
Nero WaveEditor
30
ユーザーインターフェース
[ミュージック]カテゴリには、次の項目が表示されます。
すべてのオーディオトラックがアルバムごとにアルファベット順で
並べ替えられて表示されます。
項目
アルバム
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[アルバム]
を参照できます。
すべてのオーディオトラックがアーティストごとにアルファベット
項目
順で並べ替えられて表示されます。
アーティスト
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[アーティスト]
を参照できます。
すべてのオーディオトラックがジャンルごとにアルファベット順で
項目
並べ替えられて表示されます。
ジャンル
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[ジャンル]
を参照できます。
すべてのオーディオトラックがタイトルごとにアルファベット順で
並べ替えられて表示されます。
項目
曲
Nero Kwik Media の上部タスクバーで[タイトル]
を参照できます。
コレクション
マーク/格付け
コレクション
現在マークまたは格付けされているコンテンツが表示されます。
Nero Kwik Media のサイドバーで[マーク/格付け]
を参照できます。
最近追加された、または再生されたコンテンツが表示されます。
最近追加された/最近 Nero Kwik Mediaのサイドバーで[最近追加された/最近変更
再生された
された]を参照できます。
Nero WaveEditor
31
ユーザーインターフェース
コレクション
プレイリスト
上部タスクバーの
ユーザーが作成したプレイリストのコンテンツが表示されます。
Nero Kwik Media のサイドバーで[プレイリスト]
を参照できます。
ボタンをクリックすると、[オプション]
ウィンドウが表示されます。このオプションは Nero Kwik Media を直接参照します。
次の設定オプションが表示されます。
[ライブラリマネジャー]エリアを表示します。
すべてのモニターされたフォルダーが個々の[監視フォルダーまた
はデバイス]エリアに表示されます。追加のメディアフォルダーを
追加する場合は、[追加]ボタンをクリックして、ナビゲーション
ツリーから目的のフォルダーを選択します。ライブラリは Nero
ライブラリ
Kwik Media の起動時に更新されます。
アプリケーションの監視リストからフォルダーを削除するには、
ボタンをクリックします。
また、ファイルやフォルダーを Nero Kwik Media にドラッグする
こともできます。ウィンドウが自動的に開き、フォルダーをライブ
ラリに追加するかどうか確認するメッセージが表示されます。
2.2
[サンプルフォーマットの設定]ウィンドウ
Nero WaveEditor を使用すると、サンプルフォーマットを変換できます。
[サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウを開くには、メニューバーで[編集]>[
サンプルフォーマットを変換する]を選択します。
Nero WaveEditor
32
ユーザーインターフェース
[サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウ
[サンプルフォーマット]の領域では、次のドロップダウンメニューを使用することができ
ます。
[サンプルレー 選択項目に対してさまざまなサンプルレートを提供します。初期設定レ
ト]
+ビット長
ートは[44100 Hz (CD)]です。
選択項目に対して各種のビット長を提供します。標準設定は、[16
ビット(CD および DAT)]です。
[チャンネル]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタ
選択項目に対して各種の出力タイプを提供します。サラウンド 5.1 と
ン
7.1 を選択すると、5 つまたは 7 つのチャンネルでサラウンドオー
チャンネル
ディオファイルを作成するオプションを選択できます。
Nero WaveEditor
33
ユーザーインターフェース
ドロップダウン
メニュー
ダウンコンバー
ト方法
サラウンドオーディオファイルを通常のステレオオーディオファイル、
ヘッドホン用の人工的なサラウンドサウンド付きのステレオオーディオ
ファイル、またはスピーカー用の人工的なサラウンドサウンド付きのス
テレオオーディオファイルに変換します。
サラウンドオーディオファイルのみで使用できます。
[変換設定]の領域では次のドロップダウンメニューを選択することができます。
アンチエイリア これには、さまざまな種類のアンチエイリアスフィルタが用意されてい
スフィルタ
2.3
ます。
[ポーズ検出]ウィンドウ
Nero WaveEditor を使用すると、オーディオファイルに自動ポーズ検出を実装できます。
[ポーズ検出]ウィンドウは、メニューバーの[編集]>[ポーズ検出]から開くことがで
きます。
[ポーズ検出]ウィンドウ
Nero WaveEditor
34
ユーザーインターフェース
[実行する操作]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
トラック分割の挿入
無音部分を削除
検出された無音部分にトラック分割を挿入します。
検出された無音部分を削除します。
トラック分割を挿入 検出された無音部分を削除して、トラック分割と置き換えます。
し無音部分を削除
[検出設定]エリアでは以下の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
最小ポーズ長
入力フィールド
最小の曲の長さ
スライダ
しきい値
2.4
オーディオファイル内でポーズを自動検出する場合に検出され
るポーズの最小の長さを定義します。値は秒数で指定します。
歌を完全な歌として認識する場合の歌の最小の長さを定義しま
す。値は秒数で指定します。
オーディオファイルのトラックをポーズとして検出する際の音
量のしきい値(これ以下の値をポーズとして検出)を定義しま
す。
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウ
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウを使用すると、オーディオファイルにテスト信号
を挿入できます。
このウィンドウは、メニューバーの[編集]>[テスト信号の挿入]から開くことができま
す。
Nero WaveEditor
35
ユーザーインターフェース
[テストトーンジェネレータ]ウィンドウ
[共通設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
入力フィールド
長さ
スライダ
大きさ
テスト信号の長さ(秒単位)を指定します。
音とノイズの両方にテスト信号の振幅を指定します。
[トーン]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタ
テスト信号をトーンとして再生するかどうかを定義します。また、テス
ン
ト信号の波形、開始周波数、および終了周波数の設定オプションが表示
トーン
されている領域を有効にします。
Nero WaveEditor
36
ユーザーインターフェース
ドロップダウン
メニュー
テスト信号の波形を指定します。
波形
入力フィールド
開始
入力フィールド
終了周波数
テスト信号の開始周波数を指定します。
テスト信号の終了周波数を指定します。
[ノイズ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタ
ン
ノイズ
ドロップダウン
メニュー
色
2.5
テスト信号をノイズとして再作成するかどうかを定義します。また、ノ
イズのタイプを定義する領域を有効にします。
ノイズのタイプを指定します。[白色]は、大きなノイズ、[ピンク]
は中庸のノイズ、[茶色]は小さなノイズを示します。
フィルタ
オーディオファイルの音をさまざまな方法で変化させることができます。これにはメニュー
バーの[ツール]、[エフェクト]、および[拡張]を使用します。
次の設定オプションはすべてのサウンド変更ウィンドウで使用できます。
ボタン
フィルタによって変化されたオーディオファイルを再生しま
す。
ボタン
再生を停止します。
Nero WaveEditor
37
ユーザーインターフェース
ドロップダウンメニュー
チャンネル有効
選択項目に対して有効なチャンネルを提供します。チャンネ
ルのオン/オフは別々に切り替えることができます。
フィルタによる変化を有効期間内で維持します。この機能に
ボタン
バイパス
より、編集前と編集後のファイルを交互に聴きくらべること
ができます。
オーディオファイルに対する変更をオフラインで実行します
ボタン
オフラインで実行
ドロップダウンメニュー
。この機能により、処理能力の低いプロセッサでの変更後の
ファイルの再生をスムーズに実行できます。
選択項目に対して事前定義されたプロファイルおよび個々に
作成したプロファイルの両方を提供します。
ボタン
現在の設定を使用して新しいプロファイルを作成します。
ボタン
選択したプロファイルを削除します。
2.5.1 ツール
2.5.1.1 ディエッサー
[ディエッサー]ツールは、録音済みの会話や歌から不愉快なヒス音(シューという音)を
除去するために使用します。
[ディエッサー]エリアでは、次のスライダを使用できます。
しきい値
希薄化
ヒス音を除去するレベルを dB 値で指定します。この値を非常に小さく
設定すると、非常に小さなヒス音も除去されます。
ヒス音が完全に除去されない場合、ヒス音を減衰させる範囲を指定します
。
Nero WaveEditor
38
ユーザーインターフェース
[反応時間]エリアでは、次のスライダが使用できます。
アタックタイ
ム
リリースタイ
ム
検出対象となるヒス音の長さを指定します。
フィルタリングするヒス音の長さを指定します。
2.5.1.2 ダイナミックプロセッサ
[ダイナミックプロセッサ]ツールは、入力音量と出力音量の比率を調整するために使用し
ます。このツールを使用すると、たとえば小さなノイズを強調し、それによりオーディオフ
ァイルに力強さを加えることができます。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
入力音量と出力音量の比率を示します。この場合、X 軸が出力、Y
特徴
スライダ
アタックタイム
スライダ
リリースタイム
チェックボックス
ムービー
軸が入力になります。
最大のエフェクトが聴こえるまでの時間を指定します。
エフェクトが聴こえなくなるまでの時間を指定します。
同じパートのすべてのサラウンドチャンネルを処理します。これは、
サラウンドオーディオファイルの処理中にのみ有効にすることができ
ます。
2.5.1.3 イコライザ
[イコライザ]ツールを使用すると、特定の周波数を強調させ、振幅およびバンド幅を指定
できます。
Nero WaveEditor
39
ユーザーインターフェース
次のグラフが使用できます。
周波数反応グラフ
周波数反応を示します。Y 軸は振幅、X
軸は周波数を表します。
[フィルタ設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウンメニュー
フィルタ
フィルタを選択します。[フィルタ]ドロップダウンメニ
ューの数は、左から右への[周波数反応グラフ]の四角形
を表します。
X
スライダ
中央周波数
軸上のハンドルの分布を示します。中央周波数の値(Hz)
をフィールドに入力できます。
中央周波数の帯域幅の上がり下がりを急激にするか、ゆる
スライダ
帯域
スライダ
ゲイン
やかにするかを示します。ジョグダイアルを使って 0.1
から 3 のオクターブ値を設定できます。
図の中のカーブの Y 軸上の信号の振幅を指定します。
[ローシェルフ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ローシェルフ
スライダ
カットオフ
スライダ
ゲイン
低周波数を増減させます。
特定の周波数の後にフィルタを開始できるようにします。
増減の度合いを指定します。
Nero WaveEditor
40
ユーザーインターフェース
[ハイシェルフ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
高周波数を増減させます。
ハイシェルフ
スライダ
特定の周波数の後にフィルタを開始できるようにします。
カットオフ
スライダ
増減の度合いを指定します。
ゲイン
2.5.1.4 カラオケフィルタ
[カラオケフィルタ]ツールは、ステレオファイルの両方のチャンネル上の同じオーディオ
ファイルからの周波数をフィルタリングします。古い録音の場合、通常人間の声をフィルタ
リングします。ただし、この声が両方のチャンネルに均一に分配されない場合は、ファイン
チューンを実行できます。
次のスライダが使用できます。
ボーカルパン
ゲイン補正
人間の声をフィルタリングするチャンネルと強さを指定します。
フィルタを適用した結果小さくなってしまったオーディオファイル
の音量を上げます。
[ボーカル周波数帯]エリアでは、声の周波数帯を指定します。次のスライダが使用できま
す。
低域周波数
声の低域周波数の制限を指定します。通常の値は 100 Hz です。
高域周波数
声の高域周波数の制限を指定します。通常の値は 8000 Hz です。
Nero WaveEditor
41
ユーザーインターフェース
2.5.1.5 ノイズゲート
[ノイズゲート]ツールは、信号伝送の無音部分を除去します。たとえば、ノイズの発生を
防ぐのに役立ちます。ノイズゲートは、ダイナミックプロセッサのカテゴリに属します。
次のスライダが使用できます。
オーディオファイルがミュートされる最小 dB 値(これ以下の値をミュー
しきい値
ト)を指定します。つまり、dB 値が低すぎるとゲートはクロー
ズされます。
アタックタイ
ム
リリースタイ
ム
しきい値を超えた後にゲートを再度オープンするために必要な時間、つま
りオーディオファイルの音を復元するために必要な時間(ミリ秒)を指定
します。
オーディオファイルの音のレベルがしきい値を下回った後にゲートをクロ
ーズするために必要な時間、つまりオーディオファイルをミュートするた
めに必要な時間(ミリ秒)を指定します。
[チャンネルモード]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
[リンク]オプションボタンを有効にすると、両方のチャンネルの
リンク
ノイズゲートは、2 つのチャンネルのいずれか、
または両方がしきい値を超えるとすぐに表示されます。
[独立]オプションを有効にした場合、しきい値に達すると、ノイ
単独
ズゲートは両方のチャンネルをそれぞれ別々に閉じたり、開いたり
します。
ステレオ形式のオーディオファイルにのみ関連する機能です。
2.5.1.6 ピッチチューン
[ピッチチューン]ツールでは音程を調節します。たとえば、短時間で声の音程を調節する
ことで、音程が合っていない歌声を修正できます。
Nero WaveEditor
42
ユーザーインターフェース
[修正]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
修正
バー
修正済
スライダ
参照
スライダ
ビンディング
ドロップダウンメ
ニュー
スケール
不適切な音を修正します。
緑色の矢印の動きに基づいて修正レベル(%)を示します。
修正に使用される基準音を指定します。
修正する音の長さを指定します。小さい値を指定するほど、不適切な
音の修正時間が短くなります。
選択項目に対してさまざまなスケールを提供します。ヨーロッパで最
もよく使用されるスケールは[調律クロム]です。
[ビブラート]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ビブラート
スライダ
周波数
スライダ
深さ
高音と低音の両方に変更を加えます。これにより、声を「震わせる」
ことができます。
音の変化の周波数を示します。
音の変化の強さを示します。
Nero WaveEditor
43
ユーザーインターフェース
2.5.1.7 ステレオプロセッサ
[ステレオプロセッサ]ツールでは、ステレオサウンドを処理できます。
[左出力]エリアは、左のスピーカーの出力強度を指定します。次のスライダが使用できま
す。
左入力
左のスピーカーの左入力信号の強さを指定します。
右入力
左のスピーカーの右入力信号の強さを指定します。
[右出力]エリアでは、右のスピーカーの出力強度を指定します。次のスライダが使用でき
ます。
左入力
右のスピーカーの左入力信号の強さを指定します。
右入力
左のスピーカーの右入力信号の強さを指定します。
[ステレオ設定]エリアでは、次のスライダが使用できます。
位相オフセット
ステレオワイド化
左チャンネルと右チャンネルの実行時における差を補正します。
モノラル録音された音をステレオ録音されたような音にします。こ
の設定により、ステレオ録音に奥行き感を与えることができます。
2.5.1.8 時間修正
[時間修正]ツールは、ピッチを変えずに再生速度を変えます。
[タイムスケール変調ファクタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタン
パーセント
オプションボタン
ビート/分
再生速度をパーセント単位で変更します。スライダ上で変更を設定す
るか、入力フィールドに入力します。
ビート/分(BpM)の再生速度を変更します。変更は入力フィールドに
入力できます。
Nero WaveEditor
44
ユーザーインターフェース
ドロップダウンメ
ニュー
オーディオファイルの速度変更を最適化するために、変更するオーデ
ィオファイルの音楽の種類を指定します。
最適化
2.5.1.9 変遷
[変遷]ツールはピッチを変更します。オーディオファイルの長さは変更することもそのま
ま維持することも可能です。オーディオファイルの長さを調整して、再生速度を速くするこ
とができます。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
オーディオファイル内のピッチを変更します。
間隔
スライダ
オーディオファイルの元の長さを維持したためにディストーションが
ファインチューン 起きてしまった場合、微調整が可能です。
チェックボックス
オリジナル長の調 オーディオファイルの元の長さをそのまま維持します。
整
2.5.2 エフェクト
2.5.2.1 コーラス
[コーラス]エフェクトではエコーエフェクトを作成し、録音された声に適用すると、バッ
クグラウンドで聖歌隊が歌っているようなサウンドになります。
[変調]エリアでは、次のスライダを使用できます。
深さ
周波数
ピッチにおける変化の程度を指定します。
ピッチにおける変化の周波数(振動)を指定します。
Nero WaveEditor
45
ユーザーインターフェース
[ディレイ]エリアでは、次のスライダが使用できます。
ディレイ
元の信号を基準とした、コピーを再生する際に使用するディレイを指定しま
す。
[フィルタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ローパス
スライダ
ローパス
ローパスフィルタを有効にします。
指定したヘルツレート以上の周波数を削減し、指定した値以下の低周
波数をほとんどフィルタリングしないで通過させることができます。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
エフェクト
ドライシグナル
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
を示します。
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
す。
次のオプションボタンは[コーラス]エリアで利用できます。
モノラル/ステレ オーディオファイルの処理された部分をそれぞれ、より「モノラルに
オ
近い」または「ステレオに近い」音にします。
2.5.2.2 コンボリューションリバーブ
[コンボリューションリバーブ]エフェクトは、参照ファイルのコンボリューションリバー
ブコンディションを関連するリバーブコンディションに転送し、これに合わせてオーディオ
ファイルを調整します。
Nero WaveEditor
46
ユーザーインターフェース
次の設定オプションが使用できます。
編集するオーディオファイルのリバーブエフェクトの生成
ボタン
インパルス応答選択
グラフ
インパルス応答ゲイン
に使用するインパルス応答のソースファイルを開くことが
できます。
インパルス応答の信号を表示します。
リバーブの周波数の制限を表示します。カーブの Y
グラフ
軸は、グラフ内のリバーブエフェクトのゲインを指定し、X
ゲイン
軸は周波数を示します。
ボタン
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを
切り替えます。
スライダ
サウンドを障害物から離れるようにするために必要な時間
プリディレイ
の長さを指定します。これは、エコーの強度を示します。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
エフェクト
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強
さを示します。
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた
信号の強さを示します。
2.5.2.3 ディレイ
ディレイエフェクトは、ディレイを使用して再生される元の信号のコピーを使用してエコー
を作成します。
[ディレイ]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ディレイタイム
コピーされた信号の再生時のディレイを指定します。
Nero WaveEditor
47
ユーザーインターフェース
フィードバック
作成する元の信号のコピー数を指定します。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
エフェクト
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
す。
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
を示します。
2.5.2.4 ディストーション
[ディストーション]エフェクトは、ギターに使用します。これにより、アコースティック
ギターの録音をエレクトリックギターのような音にひずませることができます。
[ディストーション]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
ドロップダウンメニュ
ー
方法
スライダ
ドライブ
各種のディストーションオプション(古い拡声器など)を提供し
ます。
干渉の強さを示します。
ディストーションのハードネスを指定します。
スライダ
ハードネス
これは、[方法]ドロップダウンメニューで[チューブ]、[Fu
zz3]、[可変クリッピング]項目が選択されている場合のみ調
整できます。
[プリフィルタリング]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
プリフィルタリング
ディストーションをかける前に元の信号をフィルタリングします
。
Nero WaveEditor
48
ユーザーインターフェース
スライダ
下部カットオフ
スライダ
上部カットオフ
元の信号の周波数帯の下限を指定します。
元の信号の周波数帯の上限を指定します。
[ポストフィルタリング]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ポストフィルタリング
スライダ
下部カットオフ
スライダ
上部カットオフ
歪ませた信号をフィルタリングします。
編集された信号に対する周波数帯の下限を指定します。
編集された信号に対する周波数帯の上限を指定します。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
エフェクト
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示します
。
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さを
示します。
2.5.2.5 ドップラー
[ドップラー]エフェクトは、通過しているノイズソースと、その結果生じる特殊な聴覚特
性をシミュレーションします。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
ノイズソースを移動する目的の地点と終了地点を示します。リスナーはグ
ラフの中心にいます。
Nero WaveEditor
49
ユーザーインターフェース
移動パターンは、グラフ内で直線を使って変更できます。
スライダ
移動範囲の直径を指定します。
直径
スライダ
移動の長さを指定します。
長さ
2.5.2.6 フランジャー
[フランジャー]エフェクトは、ディレイを使用して元の信号のコピーを再生することで、
音にディストーションをかけるギターエフェクトです。元の信号のコピーを変調により変化
させることで、その音に特殊なディストーションがかかります。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
スライダ
深さ
スライダ
周波数
コピーされた信号を調整し、変更の程度をピッチ単位で指定します。
コピーされた信号を調整し、変更の周波数をピッチ単位で指定します。
[ミックス]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
ドライシグナル
スライダ
エフェクト
チェックボックス
ステレオフランジ
ャー
元の信号をコピーされた信号とミックスし、元の信号の強さを示しま
す。
元の信号をコピーされた信号とミックスし、コピーされた信号の強さ
を示します。
オーディオファイルの処理された部分をより「ステレオに近い」音に
します。
Nero WaveEditor
50
ユーザーインターフェース
2.5.2.7 ラウドネス
[ラウドネス]エフェクトは、オーディオファイルの他の領域の振幅を上げることで、最大
振幅値(値
1)を増やさずにオーディオファイルの音量を大きくします。このようにすると、オーディ
オファイルは振幅の値 1 を増やすことなく全体的に大きな音になります。
次のスライダが使用できます。
目標ゲイン
増幅の度合いを指定します。
2.5.2.8 低音質
[低音質]エフェクトはビットレートを減衰させることで、数量化エラーと呼ばれる干渉効
果を作成します。ビットレートを大幅に減衰させるときにノイズが聴こえることがあります
。サンプルレートを削減すると、オーディオファイルの音はぼやけてしまい、もたついた感
じになります。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
ビット長/サンプルレ グラフ下の 2 つのスライダで変化を示します。
ート
スライダ
ビット長
スライダ
サンプルレート
ビット長を指定します。たとえば、オーディオ CD のビット長は
16 です。
サンプルレートを指定します。オーディオ CD のサンプルレー
トは、44100 Hz です。
2.5.2.9 調整
[調整]エフェクトを使用すると、振幅と周波数を別々に変更することができます。
Nero WaveEditor
51
ユーザーインターフェース
[調音の大きさ]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
チェックボックス
調音の大きさ
グラフ
変調信号
スライダ
周波数
スライダ
調音範囲
ドロップダウンメニュー
変調信号
チェックボックス
ブレンドエッジ
振幅調整の設定オプションを有効にします。
オーディオ信号の振幅を示します。
信号の周波数を指定します。
信号の音量を指定します。
振幅変調グラフに表示される信号形式を選択します。
異なる終了値と開始値のバランスを保ちます。
自分で作成した信号のみ有効です。
[周波数調整]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
チェックボックス
周波数調整
グラフ
変調信号
スライダ
周波数
スライダ
深さ
周波数調整の設定オプションを有効にします。
オーディオ信号の周波数を示します。
信号の周波数を指定します。
信号の長さを指定します。
Nero WaveEditor
52
ユーザーインターフェース
ドロップダウンメニュー
周波数変調グラフに表示されるサインなどの信号形式を選択し
ます。
変調信号
チェックボックス
異なる終了値と開始値のバランスを保ちます。
ブレンドエッジ
自分で作成した信号のみ有効です。
[ミックス]: 元の信号に、変調した振幅信号と変調した周波数信号とをミックスします。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
2.5.2.10
元の信号の強さを示します。
調音の大きさ
振幅変調を行った信号の強さを指定します。
周波数調整済
周波数変調を行った信号の強さを指定します。
マルチタップディレイ
[マルチタップディレイ]エフェクトを使用すると、元の信号のコピーを複数作成し、ディ
レイを使った再生を行うことができます。これにより、リバーブエフェクトが作成されます
。
次の設定オプションが使用できます。
ボタン
アクティブタッ
プ
グラフ
ゲイン
スライダ
ディレイ
選択項目に対して複数のコピーを提供します。各ボタンは 1
つのコピーを表します。
コピーをグラフィック表示します。
コピーを再生する間隔を指定します。
Nero WaveEditor
53
ユーザーインターフェース
スライダ
ゲイン
スライダ
パン
コピーの音量/強さを指定します。
ステレオファイルの場合、これはコピーを視聴するスピーカーを示しま
す。
[フィードバック]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
ドロップダウン
メニュー
選択項目のコピーされた信号に対する各種のフィルタを提供します。
種類
スライダ
フィードバック
ゲイン
[ディレイ]スライダを使用して指定した時間が経過した後再生される
コピーの音量を指定します。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
エフェクト
2.5.2.11
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します
。
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示
します。
位相変換
[位相変換]エフェクトは、バンドフィルタリングされた元の信号のコピーのディレイを使
って再生することで、音にディストーションをかけるギターエフェクトです。
Nero WaveEditor
54
ユーザーインターフェース
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
ドロップダウンメニュ
ー
各種の信号フォームを提供します。
変調関数
スライダ
コピーされた信号の周波数を指定します。
周波数
[設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
周波数帯の下限を指定します。
下限
スライダ
周波数帯の上限を指定します。
上限
スライダ
信号のバンド幅を示します。
帯域
チェックボックス
ステレオフランジャ
ー
オーディオファイルの処理された部分をより「ステレオに近い」音
にします。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
エフェクト
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します
。
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示
します。
Nero WaveEditor
55
ユーザーインターフェース
2.5.2.12
ピッチベンド
[ピッチベンド]エフェクトは、スピードカーブの力を借りてオーディオファイルの長さ全
体のピッチを変更します。オーディオファイルの長さは変更することもそのまま維持するこ
とも可能です。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
オーディオファイルの長さ全体のピッチを示します。
ピッチ
[ピッチ]グラフの Y
スライダ
ピッチの長さ
チェックボックス
ます。
オーディオファイルの長さをそのまま維持します。ピッチ(出力長
さ)グラフの X 軸は固定されています。
長さを維持
2.5.2.13
軸を設定します。この値が大きいほど、ピッチの変化が大きくなり
シュードリバース
[シュードリバース]エフェクトでは、オーディオファイル全体が逆に再生されるのではな
く、小さいシーケンスに分割されます。これらは順方向で逆順のシーケンスで再生されます
。これによってオーディオファイルの内容は認識可能ですが、リバース再生エフェクトが適
用されます。
[リバース時間]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
リバース時間
2.5.2.14
シーケンスを逆に再生する長さを示します。
再アナログ
[再アナログ]エフェクトは、オーディオファイルにエフェクトを追加して、人為的により
古い音を作ります。
Nero WaveEditor
56
ユーザーインターフェース
次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ヒス
スライダ
レベル
チェックボックス
レトロレシオ
スライダ
レベル
チェックボックス
クリック音
スライダ
クリック音
スライダ
パチパチ音
オプションボタン
[ソース]
チェックボックス
バズ
スライダ
レベル
スライダ
倍音
オーディオファイルにノイズを加えます。
ノイズの強さを指定します。
古いラジオの音のようにオーディオファイルの音をわずかに歪ませま
す。
ディストーションエフェクトの強さを指定します。
古いレコード上の傷やほこりのエフェクトを追加します。
古いレコード上にあるような傷の周波数および強さを指定します。
ビニールレコード上で発生するようなパチパチ音の周波数および強さ
を指定します。
各種のレコードタイプのオプションを提供します。
オーディオファイルに低周波数のハムを追加します。
ハムの強さを示します。
周波数が持つ倍音数を指定します。
Nero WaveEditor
57
ユーザーインターフェース
高レベルと低レベルの間のトランジションのスティープネス(斜度)
スライダ
を指定します。この設定によりヒス音が「ひっかくような音」になり
勾配
ます。
オプションボタン
周波数
2.5.2.15
ハムの周波数を指定します。
リバーブ
[リバーブ]エフェクトは、スペース内の音響反射をシミュレートします。
次のスライダが使用できます。
リバーブ時間 リバーブの長さを指定します。
ルームサイズ リバーブを生成する想像上の部屋の大きさを指定します。
明るさ
リバーブの明るさを指定します。
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナ
ル
エフェクト
2.5.2.16
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示します。
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強さを示し
ます。
スタッター
[スタッター]エフェクトには、オーディオファイルのリズムを変更するためのオプション
が用意されています。
Nero WaveEditor
58
ユーザーインターフェース
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
無音部分の長さ
スライダ
無音部分の長さ
スライダ
シグナルの長さ
Y 軸上の無音の長さと X 軸上の信号の長さを示します。
無音または繰り返しの長さを指定します。
繰り返される信号の長さを指定します。
[モード]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
オーディオファイルを[ミュート]スタッターモードで再生します。オー
ミュート
ディオファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された時間再
生され、[無音部分の長さ]スライダを使って設定された時間ミュートさ
れます。ファイルはそのファイルの長さを維持します。
オーディオファイルを[拡大]スタッターモードで再生します。オーディ
オファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された時間再生さ
ストレッチ
れ、[無音部分の長さ]スライダを使って設定された時間ミュートされま
す。ファイル内の適切な場所でミュートされた後、最後の再生が終了した
地点で再生が再開されるため、ファイルの長さは変わります。
オーディオファイルを[リピート]スタッターモードで再生します。オー
ディオファイルは[シグナルの長さ]スライダを使って設定された時間再
リピート
生されます。その後、オーディオファイルの同じ範囲が、[無音部分の長
さ]スライダを使って設定された時間の長さだけ再度再生されます。これ
は、オーディオファイルの選択されたエリアが完了するまで繰り返されま
す。
Nero WaveEditor
59
ユーザーインターフェース
2.5.2.17
拡張サラウンド
[拡張サラウンド]エフェクトは、サラウンドオーディオファイル(5.1 または 7.1)
を編集している場合にのみ使用できます。このエフェクトでは、拡張サラウンドサウンド設
定を行います。
次の設定オプションが使用できます。
スライダ
拡張の度合いを示します。
拡張
チェックボックス
フロントチャンネ フロントチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
ル
チェックボックス
サイドチャンネル
サイドチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
チェックボックス
サラウンドチャン サラウンドチャンネルを含めるようにエクスパンションを拡げます。
ネル
2.5.2.18
サラウンドリバーブ
[サラウンドリバーブ]エフェクトを使用すると、リバーブエフェクトをオーディオファイ
ルに追加して、オーディファイルがさまざまな空間的条件で録音されたような音になります
。
[部屋の大きさ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
グラフ
部屋の大きさ
スライダ
幅
部屋の大きさの変更を視覚的に示します。
部屋の幅を変更します。
Nero WaveEditor
60
ユーザーインターフェース
スライダ
部屋の奥行きを変更します。
深さ
スライダ
部屋の高さを変更します。
高さ
[部屋のパラメータ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
スライダ
室内の減衰されるレベルを指定します。
エアダンピング
ドロップダウンメニュ
ー
部屋の特徴的な表面素材(カーペットなど)を指定します。
表面素材
[出力]エリアでは、次のスライダを使用できます。
アーリーリフレクショ
ン
オーディオソースからリスナーまでの距離を示します。
レイトリフレクション 部屋の中のオーディオソースのリバーブを示します。
ドライゲイン
2.5.2.19
元の信号の強さを示します。
ボイス変調
[ボイス変調]エフェクトを使用すると、オーディオファイル内の人間の声を操作できます
。
[エンベロープ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
グラフ
オーディオファイルの入力および出力周波数を変更します。ハンド
エンベロープマッピ ルを使用して直線を変更できます。グラフでは Y 軸は出力周波数、
ング
X 軸は入力周波数を表します。
Nero WaveEditor
61
ユーザーインターフェース
スライダ
スケーリング
人間の声を形成する要素を移動します。
[ピッチ]エリアでは、次のスライダを使用できます。
間隔
ファインチューン
オーディオファイル内のピッチを変更します。
元のオーディオファイルの長さをそのまま維持したために間隔やパ
ッチが変わって歪みが起きてしまった場合、微調整が可能です。
[時間]エリアでは、次のスライダが使用できます。
ストレッ オーディオファイルの長さを変更するか、元の長さをそのまま維持するかを指
チ
定します。
[モード]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
通常
2.5.2.20
オーディオファイルの音声は変更されません。前回設定したエフェ
クトのみが使用されます。
ロボットボイス
アクティブなエフェクトにロボットのような聴感を追加します。
ささやき
アクティブなエフェクトにささやきのような聴感を追加します。
ワウワウ
[ワウワウ]エフェクトでは、ギターの録音をひずませることができます。
[変調]エリアでは次の設定オプションを使用することができます。
スライダ
変調周波数
変調の周波数を指定します。
Nero WaveEditor
62
ユーザーインターフェース
ドロップダウンメニュ
ー
変調信号の信号形式を選択します。
変調関数
[ミックス]エリアでは、次のスライダを使用できます。
ドライシグナル
元の信号を編集されたコピーとミックスし、元の信号の強さを示
します。
元の信号を編集されたコピーとミックスし、編集された信号の強
エフェクト
さを示します。
[フィルタ]エリアでは、次のスライダを使用できます。
下限
周波数帯の下限を定義します。
上限
周波数帯の上限を定義します。
帯域
周波数のバンド幅を定義します。
フィードバック
コピーされた信号数を指定します。
2.5.3 拡張
2.5.3.1 帯域補完
[帯域補完]拡張を使用すると、特定の周波数を強調したり、除去することができます。
[スベクトラルリミックサー]エリアでは、次のスライダが使用できます。
高周波数
高周波数の強さを示します。
ドライシグナル 元の信号の強さを示します。
低周波数
高周波数の弱さを示します。
Nero WaveEditor
63
ユーザーインターフェース
[フィルタ]エリアでは、次のスライダを使用できます。
高周波数
高周波数を増幅させる周波数(この周波数以上を増幅)を示します。
低周波数
低周波数を増幅させる周波数(この周波数以下を増幅)を示します。
2.5.3.2 カメラディノイザ
[カメラディノイザ]拡張は、特にざわめき音やその他のバックグラウンドノイズをカメラ
録音から軽減します。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
ノイズ削減レベル
スライダ
除去レベル
信号をグラフィック形式で表示します。
妨害ノイズをどの程度除去するかを指定します。
2.5.3.3 DC オフセット修正
[DC オフセット修正]では、キャリブレーションがうまくいっていない装置
(ゼロポイントを中心としていない)からの録音を改善します。
2.5.3.4 ディクリッカー
[ディクリッカー]拡張を使用すると、クリック音やパチパチ音といったノイズをオーディ
オファイルから除去できます。
[ディクリッカー]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ディクリッカー
スライダ
検出しきい値
レコードの傷によって生じることがある、クリックなどの妨害ノイズ
を除去します。
可聴され、除去対象となる妨害ノイズの強さを示します。
Nero WaveEditor
64
ユーザーインターフェース
スライダ
最大長
チェックボックス
高品質
妨害ノイズをフィルタリングする時間の最大長を示します。
高品質のフィルタリングを提供します。ただし、この設定は、きわめ
てプロセッサインテンシブです。
[ディクラックル]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ディクラックル
スライダ
検出しきい値
スライダ
除去レベル
チェックボックス
自動リストア
オーディオファイルからのほこりやレコード針の音によって生じるこ
とがある、パチパチ音などの妨害ノイズを除去します。
可聴され、除去対象となる妨害ノイズの強さを示します。
妨害ノイズをどの程度除去するかを指定します。
[ディクリッカー]および[ディクラックル]エリアの最適値を自動
的に設定します。調整するエリアのチェックボックスと、[自動リス
トア]チェックボックスを選択します。
2.5.3.5 ディクリッパー
[ディクリッパー]拡張は、振幅ピークが設定値より高くなったために Nero WaveEditor
へのインポート中にカットオフされた場合、そのカットオフされた振幅ピークを追加します
。
次のスライダが使用できます。
検出しきい値
除去された振幅ピークを再アタッチする音量を指定します。
削除された振幅ピークを再アタッチします。振幅ピークはファイ
ゲイン変調
ルの保存後に再度削除されることになるため、このパーセント値
にはあまり高い値は設定しないようにしてください。
Nero WaveEditor
65
ユーザーインターフェース
2.5.3.6 ハム削減
[ハム削減]拡張は、オーディオファイル内のハミングノイズを除去します。
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
ハム削減
ボタン
自動ハム検出
4 つのノッチフィルタを表示します。
すべてのフィルタに最適値を自動的に設定します。
[ハムフィルタ設定]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
4 つの異なるノッチフィルタを表示します。
オプションボタン
フィルタ
これらのフィルタはスライダを使用して設定できます。4 つのノッ
チフィルタは、[フィルタのリンク]オプションボタンを使用して
リンクさせることもできます。この場合、スライダの変更は全フィ
ルタに適用されます。
スライダ
周波数
スライダ
ゲイン
スライダ
フィルタリングするハムの周波数を指定します。
ハムをどの程度除去するかを指定します。
ノッチフィルタの範囲の上がり下がりを急激にするか、ゆるやかに
幅
するかを指定します。
2.5.3.7 フィルタツールボックス
[フィルタツールボックス]拡張を使用すると、独自のオーディオフィルタを定義できます
。
Nero WaveEditor
66
ユーザーインターフェース
次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
ユーザー作成フィルタ
応答
ハンドルを使用してグラフを変更するためのオプションを有効に
します。
グラフ
ユーザー作成フィルタ 調整可能な曲線を使用してフィルタを自分で定義できます。
応答
ボタン
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを切り替
えます。
[バンドパスフィルタ]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
チェックボックス
バンドパスフィルタ
スライダ
上限
スライダ
下限
特定の周波数範囲を超えることが可能なバンドパスフィルタを追
加します。
バンドパスフィルタの高域周波数の上限を指定します。
バンドパスフィルタの低域周波数の下限を指定します。
[ノッチフィルタ]エリアでは、次のチェックボックスが使用できます。
特定の周波数レンジを超えないようにするノッチフィルタとバン
中央
ドパス停止を最大 3 つまで挿入します。
スライダを使って各ノッチフィルタの周波数を指定できます。
2.5.3.8 ノイズ削減
[ノイズ削減]拡張は、オーディオファイル内の気になるノイズを除去します。
Nero WaveEditor
67
ユーザーインターフェース
次の設定オプションが使用できます。
グラフ
スペクトラルサブトラクショ 妨害信号をマッピングします。
ンプロファイル
ボタン
制限周波数グラフィックの線形スケールと対数スケールを
切り替えます。
スライダ
ノイズの一部をそのまま残す場合にノイズ削減レベルを指
ゲインフロア
スライダ
除去レベル
定します。
ノイズ削減のレベルを指定します。
[モード]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。
オプションボタン
自動ノイズ解析
ボタン
ノイズに関してオーディオファイルを自動的に解析します
。
スペクトラルサブトラクションプロファイル内のノイズカ
フリーズ
オプションボタン
編集ノイズカープ
ーブを固定し、これを基準信号として使用します。
特殊なスペクトラルサブトラクションプロファイル内のノ
イズカーブにハンドルを挿入します。これらのハンドルは
カーブの編集に使用できます。
ノイズ解析を実装した後およびノイズ除去をはじめて呼び
オプションボタン
ノイズプリント
出した後、この機能は自動的に有効になります。
ノイズ解析により生成されたノイズカーブは、編集するこ
とができます。
ボタン
残余出力
ノイズ信号の再生のみを行います。
Nero WaveEditor
68
ユーザーインターフェース
2.5.3.9 ノイズ解析
[ノイズ解析]拡張では、オーディオファイル内の強調表示エリアをノイズ基準音として使
用します。この基準音は、ノイズを除去するために使用されます。
Nero WaveEditor
69
オーディオファイルを再生する
3
オーディオファイルを再生する
オーディオファイルを再生するには、次の手順を実行します。
1. ツールバーにある、
ボタンをクリックします。
➟ ウィンドウが開きます。
2. ファイルシステム内で開くオーディオファイルを選択し、[開く]
ボタンをクリックします。
➟ オーディオファイルのチャンネルがピークファイルとして表示されます。
また、Nero MediaBrowser を使用してオーディオファイルを開いたり、
挿入したりできます。ツールバーの
アイコンから Nero MediaBrowser
にアクセスできます。
3. オーディオファイルをフル再生する場合は、ツールバーの
ボタンをクリックします。
4. オーディオファイル内のある範囲を強調表示し、
この特定の範囲を再生する場合は、ツールバーの
5. 中断なしにファイルを再生する場合は、ツールバーの
6. 再生を停止する場合は、ツールバーの
ボタンをクリックします。
ボタンをクリックします。
ボタンをクリックします。
➡ オーディオファイルの再生は、以上です。
Nero WaveEditor
70
オーディオファイルを録音する
4
オーディオファイルを録音する
Nero WaveEditor では、認識されるすべてのデバイスでオーディオ録音できます。録音は
[録音コンソール]ウィンドウを使って行います。
4.1
[録音コンソール]ウィンドウ
[録音コンソール]ウィンドウは、ツールバーの
ボタンから開きます。
[録音コンソール]ウィンドウ
[録音コンソール]ウィンドウの[オーディオ入力]エリアでは、次の設定オプションが使
用できます。
ボタン
ボタン
ボタン
上書き録音できるように録音の先頭に戻ります。
オーディオファイルを録音します。
録音を一時停止します。録音中のみ使用できます。
Nero WaveEditor
71
オーディオファイルを録音する
ボタン
録音を再開できるように録音の最後に移動します。
ドロップダウンメニュー
オーディオ入力ライン
チェックボックス
デジタルモニタリング
スライダ
オーディオ入力を指定します。
録音中のサウンド内容を聞くことができるようにオーディオソ
ースのサウンドをオンにします。
録音の音量を指定します。録音の音量は、黄色いエリアに表示
入力レベル
されます。
[動作内容]エリアでは次のオプションボタンが使用できます。
既存の録音データに上書き
録音データに挿入
Nero WaveEditor で開いたオーディオファイルまたは既存の
録音に上書きします。
録音データをオーディオファイルのマーカーを設定した場所
に挿入します。
Windows XP と Windows Vista/Windows 7 での録音オプションの違い
Windows XP では、サウンドカードは 1 つのデバイスとして表示されます。
そのため、デバイスを選択すれば、[録音コンソール]ウィンドウのすべての入
力オプションにアクセスできます。
Windows Vista と Windows 7 では、入力オプションはそれぞれ別個
のデバイスとして表示されます。したがって、まず[デバイス設定]ウィンドウ
でサウンドカードの入力オプションを選択する必要があります。
選択すると、[録音コンソール]ウィンドウの[マスターボリューム]に、[デ
バイス設定]ウィンドウで選択した入力デバイスが表示されます。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ デバイス設定 →10
Nero WaveEditor
72
オーディオファイルを録音する
4.2
オーディオファイルを録音する
オーディオファイルを録音するには、次の手順を実行します。
1. ツールバーにある、
ボタンをクリックします。
➟ [録音コンソール]ウィンドウが開きます。
2. 目的に合わせて録音設定を行います。
3. 録音するには[
]ボタンをクリックします。
➟ 録音処理が開始します。
4. 録音を中断するには[
]ボタンをクリックします。
➟ 録音処理が中断されます。
ボタンをクリックして再開できます。
5. 録音をファイル表示に挿入する場合は、[OK]ボタンをクリックします。
➟ 録音のチャンネルは、ファイル表示にピークファイルとして表示されます。
➡ オーディオファイルが録音されました。
録音中に[録音コンソール]ウィンドウの[キャンセル]ボタンをクリックする
と、録音が停止され、[録音コンソール]ウィンドウが閉じます。録音は保存さ
れません。録音を中断する場合は、[キャンセル]ボタンではなく
ボタンをクリックします。
Nero WaveEditor
73
オーディオファイルを編集する
5
オーディオファイルを編集する
Nero WaveEditor では、オーディオファイルを編集するためのさまざまなオプション
を利用できます。ファイル構造に変更を加えたり(トラック分割の挿入など)、オーディオ
ファイルの音量を調節したり(音量の平均化など)、その他の拡張オプションを適用したり
(サンプル形式の変換など)できます。
次の要件を必ず満たしてください。
▬ 開いたオーディオファイルがファイル表示に表示されている。
オーディオファイルは丸ごと編集することも、特定の範囲のみ編集することもで
きます。
オーディオファイル内の特定範囲を編集する場合は、ファイル表示で各範囲を強
調表示します。
5.1
オーディオファイルの構造を編集する
オーディオファイルの構造を編集するには、次の手順を実行します。
1. オーディオファイルの再生時に歌の無音部分を自動検出してスキップするには、
次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[ポーズ検出]をクリックします。
➟ [ポーズ検出]ウインドウが開きます。
2. 必要な詳細設定を行って、[OK]ボタンをクリックします。
2. オーディオファイルにトラック分割を挿入し、その地点に直接スキップできる
ようにするには、メニューバーの[編集]>[トラック分割の挿入]をクリックします。
3. トラック分割をファイルとして挿入することで作成した単一のトラックを保存す
るには、次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[ファイルとしてトラックを保存]をクリックします。
➟ [別ファイルとしてトラックを保存]ウィンドウが開きます。
2. 保存するトラックを選択して名前を付け、目的のファイルフォーマットを選択します。
Nero WaveEditor
74
オーディオファイルを編集する
3. [OK]ボタンをクリックします。
4. ファイル表示に追加するオーディオファイルを挿入して 2
つのファイル間にクロスフェード作成するには、次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[ファイルの挿入]をクリックします。
➟ ウィンドウが開きます。
2. 目的のオーディオファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。
➟ オーディオファイルがファイル表示に挿入されます。
オーディオファイルを挿入する場所を指定するには、[編集]>[ファイルの挿
入]を選択する前にその場所をクリックする必要があります。
また、Nero MediaBrowser を使用してオーディオファイルを開いたり、
挿入したりできます。ツールバーの
アイコンから Nero MediaBrowser
にアクセスできます。
クロスフェード
クロスフェード機能を使用すると、オーディオファイルのサウンドを中断せずに
結合することができます。クロスフェードを適用すると、最初のオーディオファ
イルの音量がファイルの最後にフェードアウトし、次のオーディオファイルの音
量がファイルの最初でフェードインするため、ファイルのサウンド間にスムーズ
なトランジションが生まれます。
➡ オーディオファイルの構造の編集は以上です。
5.2
オーディオファイルの音量を編集する
オーディオファイルの音量を編集するには、次の手順を実行します。
1. オーディオファイルの強調表示された範囲の音量を上げたり、
下げたりする場合は、次の手順を実行します。
1. メニューバーの[音量]>[音量変更]をクリックします。
➟ [音量変更]ウィンドウが開きます。
Nero WaveEditor
75
オーディオファイルを編集する
2. [音量変更]スライダを目的のポジションに移動します。
➟ 設定した dB 値は表示パネルに表示されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
音量を上げると、オーディオファイルのすべての周波数が指定した dB
値だけ上がります。 音量を下げると、すべての周波数が指定した dB
値だけ下がります。
2. オーディオファイルの強調表示した範囲をミュートする場合、メニューバーの
[音量]>[ミュート]をクリックします。
➟ 強調表示された範囲の音量の変化は、ファイル表示にグラフで表示されます。
3. オーディオファイルの強調表示された部分の周波数を特定の dB 値に平均化する場合、
次の手順を実行します。
1. メニューバーの[音量] > [平均化]をクリックします。
➟ [平均化]ウィンドウが開きます。
2. [ノーマライズ基準]スライダを目的のポジションに移動します。
➟ 設定した dB 値は表示パネルに表示されます。
3. [OK]ボタンをクリックします。
4. オーディオファイルで強調表示された範囲の音量をフェードインまたはフェー
ドアウトする場合は、メニューバーで[音量] > [フェードイン]または
[フェードアウト]をクリックして、好みの方法を選択します。
➟ 強調表示された範囲の音量の変化は、ファイル表示にグラフで表示されます。
➡ オーディオファイルの音量の編集は以上です。
5.3
その他の拡張オプションを適用する
オーディオファイルにその他の拡張オプションを適用するには、次の手順を実行します。
1. サンプルフォーマットを変換する場合は、次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[サンプルフォーマットの変換]をクリックします。
➟ [サンプルフォーマット設定の変換]ウィンドウが開きます。
Nero WaveEditor
76
オーディオファイルを編集する
2. 必要な詳細設定を行って、[OK]ボタンをクリックします。
2. オーディオファイルの強調表示された範囲を逆に再生する場合は、メニューバー
の[編集]>[リバース]をクリックします。
3. オーディオファイルの強調表示された範囲にテスト信号を挿入する場合は、
次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[テスト信号の挿入]をクリックします。
➟ [テストトーンジェネレータ]ウィンドウが開きます。
2. 必要な詳細設定を行って、[OK]ボタンをクリックします。
➟ テスト信号がファイル表示に追加されます。
3. ここで、ファイル表示の下部にある緑色の矢印を移動して、テスト信号の
範囲を指定します。
4. テスト信号より前、または後のオーディオファイルをフェー
ドアウトまたはフェードインするには、ファイル表示の上部にある青緑色の矢印を左か
ら右に移動します。
4. 特定の範囲をミリ秒単位の精度で強調表示するには、次の手順を実行します。
1. メニューバーの[編集]>[マーカーを手動で指定する]をクリックします。
➟ [マーカーを手動で指定する]ウィンドウが開きます。
2. [選択開始]と[選択終了]エリアでマーカーを希望どおりに指定して、[OK]
ボタンをクリックします。
5. オーディオファイルの強調表示された範囲を最適化ツール、
エフェクトまたは拡張を使って変更する場合は、次の手順を実行します。
1. メニューバーの各[ツール]、[エフェクト]、および[拡張]をクリックします。
➟ 目的のウィンドウが開きます。
2. 必要な設定を行って、[OK]ボタンをクリックします。
➡ オーディオファイルの編集が完了しました。
以下も合わせてご覧下さい:
✒ フィルタ →37
Nero WaveEditor
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技術的な情報
6
技術的な情報
6.1
対応フォーマットおよびコーデック
6.1.1 オーディオ形式とコーデック
▬ アドバンストオーディオコーディング(ACC) - インポートのみ
▬ オーディオ交換ファイル形式(AIFF、AIF)
▬ ドルビーデジタル(AC3)
▬ MP3 および mp3PRO(MP3)
▬ Moving Picture Experts Group-1 オーディオレイヤー 3(MP3)
▬ Moving Picture Experts Group-4(MP4)
▬ Nero AAC コーディック(MP4)
▬ OGG Vorbis(OGG、OGM)
▬ リソース交換ファイル形式 WAVE(WAV、WAVE)
▬ Windows Media オーディオ(WMA)
▬ Nero WaveEditor ファイル(NWF)
▬ オープンソースの可逆圧縮のオーディオコーデック(FLAC)
Nero WaveEditor
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用語集
7
用語集
FIR フィルタ
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出
力で使用できるようにするシステムです。 Finite Pulse Response によるフィルタ(FIR
フィルタ)では、出力信号は、入力信号を部分的にバッファしたいくつかの値で構成されて
います。
IIR フィルタ
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出
力で使用できるようにするシステムです。 Infinite Pulse Response(IIR フィルタ)では、
入力値の他に、出力信号のバッファされた値が使用されます。
サンプルレート
サンプルレートとは、信号が時間間隔ごとにサンプルされる頻度です。
秒単位のサンプリング値で測定されます。
サンプルレートを上げるほど測定の精度が高くなり、音質が良くなります。
ビット深度
ビット深度は、振動をキャプチャする精度を表します。ビット深度が大きいほど、キャプチ
ャの精度とオーディオ品質は向上します。
周波数
周波数は、電場または磁場の秒当たりの振動を表します。オーディオファイルでは、周波数
はピッチの上昇と共に増加します。単位はヘルツ(Hz)です。
最大の大きさの振動ことを振幅といいます。
平均化
オーディオ技術における平均化は、アナログおよび/またはデジタルオーディオデータを一
定の音量レベルに引き上げるプロセスです。
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