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2-2 身体活動・運動

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2-2 身体活動・運動
2-2
身体活動・運動
■現状と課題■
現在運動している人は 20 歳以上の約6割
運動で体を動かすことは、心身のリフレッシュにもなり、健康効果も期待されま
す。アンケート調査をみると、現在運動していない人は一般成人(43.5%)で最
も多く見られ、次いで 18 歳(38.4%)に多く見られます。小中学校では、体育
の授業以外にも様々な運動機会が確保され、多くの児童が運動している様子がうか
がわれますが、高校生以上になると、運動する・しないは本人の意思によるところ
が大きく、運動しなくなる人が多くなるものと考えられます。早い時期から、運動
と健康との関係を周知・啓発し、日常生活に運動をとり入れていく意識づくりが必
要です。
表 3-12
現在運動していない人の割合
一般成人
18 歳
中学3年生
小学6年生
全体
43.5%
38.4%
11.0%
4.2%
男性
40.3%
29.0%
7.3%
4.8%
女性
45.8%
46.9%
15.3%
3.8%
資料:各務原市市民健康意識調査(平成 22 年度)
※一般成人の現在運動していない人の割合は、
「していない」「以前はしていたが現在は
していない」人の計。
運動に取り組みやすい環境が必要
アンケート調査結果をみると、一般成人では、運動している人は男女ともに 60
歳代で最も多くみられています。運動内容のほとんどが「歩くこと」
(62.4%)で、
これに次いで「ストレッチ体操」
(21.1%)となっています。したがって、道路や
自宅での運動が多く見られます。ウォーキングやジョギングなど、道路で行われる
運動が安全にできるような環境を実現する必要があります。
一方、運動していない人(以前は運動していた人も含む)は、運動しない理由と
して、時間が無いことのほか、自宅近くの運動施設を求める意見が見られます。運
動しているのが主に高齢者で、20 歳代が最も少ないという現状を踏まえ、運動の
活発化につながる取り組みを進める必要があります。
39
図 3-8
意識的に運動している人(一般成人:性・年代別)
【凡例】
はい
時々している
以前はしていたが していない
現在はしていない
無回答
件数
(%)
22.6
全体
【性・年代】
男性/20歳代
33.8
16.2
29.7
20.0
30歳代
22.2
20.0
26.9
30.4
16.2
30歳代
116
34.2
69
36.4
99
40.6
11.3
34.1
60歳代
12.9
9.5
15.2
34.9
22.5
50歳代
67
49.3
32.3
13.2
40歳代
10.1
80
31.3
39.7
10.1
女性/20歳代
45
25.0
19.4
34.1
106
35.1
8.1
859
37
37.8
16.3
37.9
60歳代
0.1
32.4
41.3
22.4
50歳代
31.2
21.6
17.5
40歳代
12.3
111
23.8
7.1
0.8 126
資料:各務原市市民健康意識調査(平成 22 年度)
図 3-9
運動内容(上位 15 項目)
図 3-10
運動していない理由
(%)
件数=484
0
20
40
60
80
62.4
歩くこと
(%)
件数=374
0
20
運動する仲間がいない
16.8
9.5
金がかかる
15.8
ゴルフ
8.5
近くに場所・施設がない
15.2
ラジオ体操
8.1
仕事で十分動いている
14.2
ジョギング
10.7
自転車
水泳
5.0
野球・ソフトボール
3.7
テニス
3.7
運動する必要性を感じない
5.6
ヨーガ
3.7
病気などで身体が弱い
5.1
ジャズダンス・エアロビクス
3.3
バレーボール
2.5
卓球
2.3
サッカー
2.1
バトミントン
1.7
12.3
スポーツが好きでない
高齢となった
医師に止められている
その他
無回答
資料:各務原市市民健康意識調査(平成 22 年度)
40
60
49.7
忙しくて時間がない
21.1
ストレッチ体操
40
1.9
0.3
12.8
8.8
運動を通じた地域とのつながり
軽スポーツ、健康体操、各種講座、ボランティア活動等を行っているシニアクラ
ブは、高齢期の市民が地域とのつながりを持ちながら自らの健康づくりを進めるこ
とができる有効な組織です。しかし、シニアクラブへの加入状況は年々悪くなって
おり、クラブ数自体も減少しています。シニアクラブの活動を基盤とし、参加者が
地域とのつながりを密にし、他の活動団体とのつながりを強化できる取り組みが必
要です。
一方、本市のボランティア人口は増加傾向にあり、市の人口に占める割合も上昇
傾向にあります。ボランティア活動をさらに活発化し、社会参加を通じた健康づく
りや介護予防等を進めていくことが大切です。
表 3-13
シニアクラブ加入状況
平成 18 年度
クラブ数
会員数(人)
市内 60 歳以上人口
(人)
加入率
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
155
153
150
147
148
11,203
10,801
10,490
10,200
10,100
36,898
38,273
41,288
42,406
43,879
30.4%
28.2%
25.4%
24.1%
23.0%
資料:高齢福祉課
表 3-14
ボランティア人口の推移
平成 17 年度
ボランティア人口
(人)
人口比率(%)
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
17,010
19,247
20,438
20,883
21,066
11.4%
12.9%
13.7%
13.9%
14.0%
資料:市民活動推進課
41
■健康への取り組み指針■
①運動・スポーツに親しもう!
z 自分にあった運動・スポーツを見つけよう。
z 子どもの頃からスポーツに親しもう。
(親しめるよう支援しよう)
②毎日取り組める運動を作ろう!
z 日常生活の中で、できるだけ歩く機会を作ろう。
z 運動で介護予防を実現しよう。
③運動しやすい環境を作ろう!
z 身近なスポーツイベントには積極的に参加しよう。
z ボランティアなど、社会参加を通じた身体活動・運動をしよう。
z 安全・安心な運動の場づくりを考えよう。
■市の取り組み方針■
市の取り組み方針
z
多様な運動・スポーツ機会を拡充し、市民
①運動・スポーツに親
一人ひとりが自分にあったスポーツを見つ
しもう!
けられる環境づくりを進めます。
z 遊びを通じた運動能力の育成、子どもの年
齢に応じたスポーツ環境の整備などによ
り、スポーツに親しめるよう支援します。
②毎日取り組める運動 z メタボリックシンドローム予防、生活習慣
病予防、介護予防などの視点から、健康的
を作ろう!
な身体活動・運動習慣を確立できるよう支
援します。
③運動しやすい環境を z スポーツイベント等の機会をつくり、運
動・スポーツの活発化を図ります。
作ろう!
z ボランティアなど、社会参加を通じた身体
活動・運動の活発化を支援します。
z 安全で安心なスポーツ活動の場づくりに努
めます。
42
担当課
z 社会福祉課
z 医療保険課
z ライフデザイン課
z 学校教育課
z 健康管理課
z 高齢福祉課
z 医療保険課
z スポーツ課
z 高齢福祉課
z スポーツ課
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