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VPN 利用手順
VPN 利用手順 1.VPN 接続を開始する前に 1.1 事前の確認事項 クラウドシステムへ VPN 接続を開始する前に、以下のことを確認してください。 (1)ファイアウォールの確認 VPN 機能では、以下のポートを利用します。ネットワークの経路上にファイアウォールが存在 する場合は、上記のポートを許可するように設定します。 表 1 利用ポート # プロトコル ポート番号 1 udp 500 2 udp 1701 3 udp 4500 ※VPN 接続するクライアントがプライベート IP アドレスを利用し、ソース IP アドレスの NAT 処 理で接続されるネットワーク環境においても接続可能ですが、1つのパブリック IP アドレスを 使用して接続できるのは1端末のみとなります) ※Windows 標準以外の VPN ソフトウェアがインストールされている場合、クラウドシステムへの VPN 接続が正常に実施できない場合があります。 1.2 作業手順 VPN 接続を実施するために、以下の作業を実施してください。 2.サーバの設定 3.VPNクライアントの設定、接続 3.1 Windows 7(SP1)の場合 3.2 Windows XP(SP3)の場合 4.VPN 利用時に外部(インターネット)ネットワークが利用できない場合 4.1 Windows 7(SP1)の場合 4.2 Windows XP(SP3)の場合 1 2.サーバの設定 (1)クラウドスタック管理コンソールにログインし、以下の手順にて設定します。 ③[VPN]タブを押下し、VPN 機能を有効にする。 ④ IP アドレス、および IPSec 事前共有キーを 手元に控える。 ②[source nat]と記載されている IP アドレスを 選択。 ① [ネットワーク]タグより[IP アドレス]タグを 選択。 図 2-1 クラウド操作画面(VPN 機能の有効化) [アクション]-[Add VPN User]メニュー選択。 図 2-2 クラウド操作画面(VPN ユーザ追加メニュー) 2 VPN アクセス時に使用する任意のユーザ名、 パスワードを設定し[Add]ボタン押下。 図 2-3 VPN ユーザ追加画面 VPN ユーザが追加される。 図 2-4 クラウド操作画面(VPN ユーザ追加確認) 3 3.VPNクライアントの設定、接続 3.1 Windows 7(SP1)の場合 (1)コントロールパネルから設定ウィザードを開き、VPN 接続用のアダプターを作成します。 【ネットワークの接続とタスクの表示】を選択 図 3.1-1 コントロールパネル画面 【新しい接続またはネットワークの セットアップ】を選択 図 3.1-2 ネットワークと共有センター画面 4 【職場に接続します】を選択し、【次へ】ボタンを押下 図 3.1-2 接続またはネットワークのセットアップ画面 【インターネット接続(VPN)を使用します】を選択 図 3.1-3 職場への接続画面(接続種別の選択) VPN 有効時の IP アドレスを入力 任意の名称を指定 【今は接続しない・・・】を選択し、【次へ】ボタンを押下 図 3.1-4 職場への接続画面(VPN サーバの設定) 5 何も入力せず、 【作成】ボタンを押下 図 3.1-5 職場への接続画面(ユーザ情報の設定) 今は接続せず、 【閉じる】ボタンを押下 図 3.1-6 職場への接続画面(アダプターの作成完了) 6 (2)コントロールパネルから、VPN の接続情報を設定します。 【アダプターの設定の変更】を選択 図 3.1-7 コントロールパネル画面(アダプターの設定の変更) 追加したアダプターをダブルクリックし、 VPN 接続画面を表示 図 3.1-8 ネットワーク接続画面(作成した VPN アダプターの選択) 7 [プロパティ]ボタンを押下。 図 3.1-9 VPN への接続画面(プロパティの選択) [セキュリティ]タブを選択。 図 3.1-10 VPN 接続のプロパティ画面 8 ◇セキュリティタグ ①【IPsec を利用したレイヤー 2 トンネリングプロトコル (L2TP/IPsec)】を選択。その他はデフォルト値を 使用。 ②【詳細設定】ボタンを押下し、下記画面にて共 有キーを入力 ⑤すべての設定完了後、 【OK】ボタンを押下 図 3.1-11 セキュリティのプロパティ画面 ③【認証に事前共有キーを使う】を選択し、VPN 有効時に控えた IPsec 事前共有キーを入力 ④設定完了後、 【OK】ボタンを押下 図 3.1-12 詳細プロパティ画面 9 (3)クラウドシステムに VPN 接続を実施する。 ①追加した VPN ユーザ、パスワードを指定。 ②[接続]ボタンを押下。 図 3.1-13 VPN の接続画面 ※タスクバーのネットワークから VPN 接続、終了処理を行うことができます。 10 3.2 Windows XP(SP3)の場合 (1)コントロールパネルから設定ウィザードを開き、VPN 接続用のアダプターを作成します。 [ネットワークとインターネット接続]を選択。 図 3.2-1 コントロールパネル画面 [職場のネットワークに接続する]を選択。 図 3.2-2 ネットワークとインターネット接続画面 11 [次へ]ボタンを押下。 図 3.2-3 新規接続ウィザード [職場のネットワークへ接続する]を選択。 図 3.2-4 新規接続ウィザード(ネットワーク接続種別の選択) 12 [仮想プライベートネットワーク接続]を選択。 図 3.2-5 新規接続ウィザード(ネットワーク接続の選択) 任意の名称を指定。 図 3.2-6 新規接続ウィザード(接続名の入力) 13 [最初の接続にダイヤルしない]を選択。 図 3.2-7 新規接続ウィザード(パブリックネットワーク設定) VPN 有効時の IP アドレスを入力。 図 3.2-8 新規接続ウィザード(VPN サーバ設定) 14 [完了]ボタンを押下。 図 3.2-9 新規接続ウィザード(完了) [プロパティ]ボタンを押下。 図 3.2-10 VPN 接続画面 15 [L2TP IPSec VPN]を選択。 図 3.2-11 VPN プロパティ画面 [セキュリティ]タブを選択。 図 3.2-12 VPN プロパティ画面 16 [IPSec 設定]ボタンを押下。 図 3.2-13 VPN プロパティ画面(セキュリティタブ画面) VPN 有効時に控えた IPSec 事前共有キーを入力 図 3.2-14 IPSec 設定画面 17 ①追加した VPN ユーザ、パスワードを指定。 ②[接続]ボタンを押下。 図 3.2-15 VPN 接続画面 18 4.VPN 利用時に外部(インターネット)ネットワークが利用できない場合 VPN 接続が成功した場合、仮想ネットワーク(10.1.0.0/16)のみ通信ができ、外部へのネットワー ク接続ができなくなる場合があります。 (クラウドシステムは、VPN 接続用 IP アドレスとともにデフ ォルト・ゲートウェイの IP アドレスを払い出すため) VPN 接続時に通常のインターネット接続を利用する場合は、以下の手順を実施してください。 4.1 Windows 7(SP1)の場合 本操作は、プロパティ画面から実施します。 ①【ネットワーク】タブを選択 ②【インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)】を選択 ③【プロパティ】ボタン押下 図 4.1-1 VPN プロパティの【ネットワーク】タブ画面 19 【詳細設定】ボタン押下 図 4.1-2 ネットワークのプロパティ画面 【リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う】のチェックを外す 図 4.1-3 TCP/IP 詳細設定画面 20 4.2 Windows XP(SP3)の場合 本操作は、プロパティ画面から実施します。 ①[ネットワーク]タブ選択。 ②[インターネットプロトコル(TCP/IP)]を選択 ③[プロパティ]ボタン押下。 図 4.2-1 プロパティ画面(ネットワークタブ画面) [詳細設定]ボタン押下。 図 4.2-2 TCP/IP プロパティ画面 21 チェックを外す。 図 4.2-3 TCP/IP プロパティ画面(詳細画面) 22