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リーフレットはこちら - 全日本港湾労働組合

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リーフレットはこちら - 全日本港湾労働組合
殿 2004年7月27日
海上コンテナの陸上輸送における安全確保について
ITF(国際運輸労連)は、ロンドンに本部を持つ交通運輸産業
労働者の国際産別組織として、全世界1
32カ国から570組合、
500万人以上の組合員を代表しています。
海運・港湾・路面運輸・鉄道産業が密接に関わりあったコンテナ
輸送中心の国際ロジスティック産業の発展にあわせ、ITFとして
も近年、輸送に関与する労働者の安全衛生問題に総合的に取り組ん
できています。最近のITF諸会議の中で、コンテナの陸上輸送中
あなたも
全港湾労働組合に
入りませんか?
全港湾(全日本港湾労働組合)は、港湾関連産業で働く皆さ
んの労働組合です。北海道から沖縄までの全国単一組織で、個
の横転や発火といった重大事故が日本において頻発していることが
人加入方式をとっています。現在組合員は12500名ほどで
加盟組合である全国港湾から報告されました。主要な国際貿易国で
す。直接の港湾労働者でなくても、全港湾に加入できます。ト
ある日本においてコンテナ陸上輸送の十分な安全確保がなされてい
ラックの運転手の皆さんも加入できます。皆さんの雇用を守り、
ない現状に私たちは驚くと共に、強い憂慮を感じています。以下の
条件や過酷なダンピング、問答無用の競争にさらされてはいま
を取られるようここに要請いたします。
せんか。私たちと一緒に改善にのりだしましょう。相談・問い
1.アメリカやヨーロッパ諸国では、コンテナの陸上安全輸送を確
合わせなど、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
保する対策が政府の責任で進められているのに対し、日本では有
効な施策がほとんど取られていません。そして、トレーラー横転
などの事故があった場合には、ドライバーや輸送事業者の責任に
帰されていることは本質的な事故防止を妨げており、早急な見直
ご相談・問い合わせは
お近くの全港湾労働組合へ
しが必要です。海上コンテナは、出荷時に封印され、そのまま受
け荷主に届けられます。この間、ドライバーやコンテナ輸送業者
に貨種や積み付け状況を知らされないところが、安全対策が困難
となっている原因と思われます。
全港湾・各地方本部連絡先
北海道 地方本部 0134−25−0614
2.各国では、荷主の責任で貨物情報を海運・港湾・陸上輸送とい
った各輸送モードの責任者に知らせることを義務づける安全対策
が講じられていますが、日本ではこの点が不十分と思われます。
東 北 地方本部 0178−46−2105
日本海 地方本部 025−270−4776
コンテナに誰が、何を、どのように積み込んだか、そして危険物
の場合は危険物に関する国連番号の表示、あるいは発火した際の
措置方法などが貨物情報として荷主によって各輸送業者に伝達さ
れなければなりません。これらの情報を運送事業者とドライバー
が把握できるようにしなければ、安全は確保されません。
3.日本でも関係省庁による連絡会議が設置され、安全対策が検討
されていると報告されています。しかし、各行政機関の所管する
法律の違いなどから、効果的な具体策作りが遅々として進んでい
ないのが現状であるとも報告されています。近年の国際ロジステ
関 東 東京支部 03−3451−6924
横浜支部 045−662−5704
東 海 地方本部 0593−52−2545
関 西 阪神支部 06−6574−8424
四 国 地方本部 088−654−1469
ィック産業の発展は、様々な輸送モードを巻き込んだ複合一貫輸
九 州 地方本部 093−331−1213
送を国際貿易の主流としつつあり、安全を確保する法整備におい
沖 縄 地方本部 098−868−3420
てもこの点を考慮されることが重要です。
国際運輸労連(ITF)書記長
デビッド・コックロフト
日本政府に、海上コンテナの陸上運輸における
全輸送法(仮称)」を制定するなど、日本政府として早急な改善策
生活の安定に貢献することが私たちの使命です。理不尽な労働
海上コンテナ安全輸送法の早期制定などを求め改善要請
諸点に配慮された上で、荷主の責任を明確にした「海上コンテナ安
全日本港湾労働組合
All Japan Dockworkers' Union
世界の運輸労働者の労働組合
日本国内閣総理大臣
小 泉 純一郎
国際運輸労連︵ITF︶からの書簡
世界組織ITFから小泉総理大臣宛に送った書簡>
拝啓 内閣総理大臣 小泉純一郎 殿
<海上コンテナの安全性を訴えて、交通運輸産業労働組合の
危 険!
正体不明の貨物
全港湾は、国際海上コンテナ陸上輸送における
国際安全基準の確立を求めます!
納得いかない事故の責任を取らされていませんか?
荷主の責任を追及できる法律を作ろう!
全港湾は今年6月、交通運輸労働者の国際組織である国際運輸労連の路面運輸部会総会(ベ
ルリン開催)で、海コンをめぐる安全輸送政策の立ち後れを訴えてきました。そして、この訴
えは世界各国からも支持され、国際運輸労連(ITF)から日本の内閣総理大臣に宛てて、「海上
コンテナ安全輸送法(仮称)」を早期に制定し、海上コンテナの陸上輸送における安全性を早急
に実現するようにという内容の書簡を送って頂くに至りました(表ページ掲載文参照)。
☆日本では、海上コンテナの運転手が積荷の中身を知らされていない場合でも、運転手や運送業者が自
動的に責任を負わされています。事故予防策や発生したときの二次災害防止措置等も一切知らされて
いません。現在、海上コンテナは税関立ち会いのもとでしか開封できない仕組みになっています。し
たがって、港湾作業中や陸上輸送中に片荷などの異常を察知しても、開封して固縛のやり直し等で対
応することができません。異常を税関に通告して開封を依頼しようとしても、港湾作業や納品期日の
遅延を理由に何の措置もしないまま輸送されてしまいます。
事故はあなたのせい?
突然コンテナから出火
ドライバーにコンテナの中身が知らされてい
ない危険物の荷役の様子
輸入コンテナから中性子線を検出
☆過去10年間(1991∼2000)に横転事故が64件発生しています。
その内の6件が一般市民を巻き込む死亡事故でした。 全港湾は次の点を求めていきます!
ただし、この数値は組合が現場から得た報告にもとづくもので、実際の数値はこれを上回る
*危険・有害物の種類、量など必要な外部表示を、荷主の責任で、コンテナ
ものと予想されます。コンテナ強度以上の重量の貨物が積み込まれていたためにコンテナの底
板が抜けるという事故が発生したこともあります。
に国連番号で表示する。
*運転手に危険品の情報を明記した商品安全データシート(MSDS)の携
行をさせ、義務づける。
☆日本では1
9
9
5
年にPL法が施行されましたが、海上コンテナ輸送にまでその法律が適用されるに及んでいません。
*国際複合一貫輸送にふさわしく、貨物情報も戸口から戸口までの一貫把握
各国の海上コンテナ輸送(陸送)の安全を確保する総合的な法体系がないことは重大な問題です。これからは国
際的な法・基準による統一した規制が必要と考えています。
とする。
*船社と荷主に詳細な情報提供を求め、情報の正確性と客観性を第三者機関
(検数・検定 )に求める。
法律の整備が急務な日本
だいじょうぶ!
全港湾で安全を
勝ちとりましょう
荷主・船社の責任と義務を明確にするシステムをつくることが重要です。
欧米ではどうなっているの?
☆アメリカには、海上コンテナ輸送(
陸送)
の安全を確保するための安全運送法があります。この法律は、重量証明、
貨物情報の明記、安全固縛証明を義務づけ、荷主の積み付け責任と、輸送者の責任範囲などを包括しているもの
です。
☆オーストラリアでは、荷主にも会社にも責任が追及できるようにと法改正が進んでいます。
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