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MINOX エアージェット式ふるい分け粒度測定器
ミクロシフターは「ふるい機」又は「分級機」? ふるい機は希望する分級点(カットポイント)に合わせたスクリーンを 通過する粉体と通過出来ない粉体に分ける機械です。分級機はふるい機で は目詰まりする細かい粉体も気体や液体の力で分けることが出来ます。 ふるい機でイメージされる振動ふるい機はスクリーンを振動させる事で 粉をスクリーン上で動かし重力でスクリーン上下に分ける機械です。 ミクロシフターは重力ではなく空気の流れで粉体をスクリーンを強制的 に通過させて分ける気流ふるい機で、振動ふるい機では処理できない領域 の粉体も処理できますので分級機と呼ばれる事も有ります。 ミクロシフターは何故粉体を分けられる? 定量供給された原料粉体はスクリーンの前の部屋 (分散室) に運ばれます。 分級室の中では旋回する空気の流れが作られていて、原料粉体は分散され 大きな粒は外側に細かい粉は内側に回されてスクリーンを通過しようと します。 スクリーンの裏面には目詰まりを防止するためと、粉体を分散室に押し 戻す為にノズル回転させながら逆洗エアーを吹き出しています。 分散室内に押し戻された粉体は逆洗エアーで微粉を分離すると共に、粉粒 の方向が変えられてスクリーンに当るようにされます、この事で高い精度 が得られます。 スクリーンを常に逆洗エアーが洗う事で目詰まりが軽減され、ふるいわけ 効率が向上します。 特許取得したスクリーン全体で通過風速が同じになるケース形状や、数箇所 から取り込む 2 次エアーで比重選別作用も合わせて利用しています。 MS-30-NF 原料 スクリーン 逆洗ノズル 分散室 スクリーン式の利点は? 二次エアー 乾式の分級機では粉粒体が空気から受ける力と、遠心力や重力のバランス で分級が行われます。粉粒体の密度や形状、表面積で微粉側に粗粉が含ま れる可能性が有ります。スクリーン式ではスクリーンの開口部を通過した 粉だけ微粉側に回収されますので、粗粉の混入する可能性が非常に低い のです。 但し粉の形状が針状等の場合には、どの方向の長さで求める粉と するかを決める必要が有ります。 微粉 粗粉 断面図 分散状態は見れるの? ミクロシフターの前面は透明ポリカーボネート製ですので、粉の動きは 一目瞭然です。供給量と二次エアーを調整して最適条件を設定して下さい。 ミクロシフターと振動ふるい機は何が違う? ふるいわけ精度は如何に分散を良くするかによって決まります。 振動ふるい機では振動の方式や多段のスクリーンを通す等の工夫が必要です。 ミクロシフターでは分散室で空気を含ませながら充分に分散をさせます ので、高い性能が発揮できます。 スクリーンに対する通 過スピードは、振 動ふるい機では重力による作用で 決定されます。 ミクロシフターでは空気流を使用しますので、早いスピードが確保され 微粉は強制通過させられます。 目詰まり防止は、振動ふるい機ではタッピングボールやブラシで行いま すが、ミクロシフターでは常時エアーにより強制洗浄を行いますので、 付着性の強い粉体でも処理が行えます。 稼動中の MS-90-NS 逆洗エアー スクリーン交換は簡単? ミクロシフターはドアでスクリーン枠を押さえる構造になっているので、 ドアを開くだけでスクリーンが取外せます。 ドアを開いた状態 スクリーンを外した状態 スクリーン + 枠 スクリーン枠にスクリーン取り付ける方法は? スクリーンが弛んだ状態で使用すると破れの原因となります。ミクロシフターのスクリーン枠は、スクリーンを挟み ビスを締め付けるだけでピンと張る事が出来ます。特別な道具は必要ありませんし、どなたでも交換可能です。 得意な粉は? スクリーンの目開きが小さくなると開口率が下がりますので、通過する空気量が確保できなくなると共に目詰まりを 吹き落とす事が出来なくなります。 余り大きな粉は空気に乗せて搬送するのに大きなエネルギーを要し、周辺機器も大きくなりますので適しているとは 言えません。 カットポイントの範囲で言えば 500μm~40μm が最適範囲と考えます。 振動ふるい機で落ちにくい軽い粉体(例えば微木粉等)、振動ふるい機のスクリーン上で玉になってしまう凝集性の 強い粉体、目詰まりし易い油分の多い粉体、球状の粒、静電気で凝集しやすい微粉末、カットポイントできっちりと 分けたい微粉、粉体に混入している針状物(髪の毛や縦抜けする物)の分離等、ちょっと難しい粉の処理が得意です。 設置方法は 定量供給機と集塵機(サイクロンやバッグフィルター)を組み合わせます。 原料 定量供給材 集塵材 ミクロシフター ファン ロータリーバルブ 逆洗 ブロワー 粗粉 微粉 エアーフィルターを設置 した MS-30-NF 設備 粉砕 機 と 組 み 合 わせ 粉砕機には排風処理が不可欠です。ミクロシフターを粉砕機と集塵機の間 に組み込む事でインライン型の粉砕分級装置が出来上がります。 空気輸送ライン中に組み込みますので、設備コストは低減できますしクリー ンな環境が作れます。 ミクロシフター 粗粉 集塵材 ミクロシフター 粉砕材 ファン ロータリーバルブ 粗粉 微粉 マキノ式粉砕機 標準 仕 様 ※上記データは改良の為変更する事がございます。導入計画の際にはご確認下さい。 リングブロワーは洗浄エアーのエアー源です。能力比は、MS-30 の能力を「1」とした場合の倍率目安です。 標準 寸 法 各寸法は改造変更になることがございます。導入計画の際にはご確認下さい。 分級 効 果 と 能 力 を確 か め る テスト機(MS-30)が幕張メッセ近くの千葉工場に設置されています。(裏表紙参照) 原料を40リットル以上ご用意いただき実際にご確認下さい。 サンプルが少量しか無い場合もご相談下さい。 MINOX エアージェット式ふるい分け粒度測定器 型式:MLS 200 外観 断面図 原理 任意のふるい目より小さな粒子はバキュ-ムクリーナーの負圧の力により強制吸引され、さらに外部から の吸引エアーがふるい目の洗浄エアーとして目詰まりを防ぎ分散効果を高めます。このエアージェット効果 を使う事により、ふるい分けの難しかった粒子も最小 20μm まで素早くふるい分けを行う事ができます。 特長 ・専用 JIS 規格ふるい ( φ 200mm)にて最小 20μmまでふるい分け可能 ・測定時間は 1.5 ~ 2 分間と素早く測定できる ・オプションとして微粉捕集サイクロンもある 仕様 材 質:アルミ / ステンレス 内蔵品:タイマー、差圧計 電 源:100V 50/60㎐ 10 Amp 付属品:アクリル製蓋、バキュームクリーナー(1kw 100V) 寸 法:幅 450mm×奥行 455mm × 高さ 240mm 重 量:32kg オプション:専用 JIS 規格ふるい(φ 200mm)、電子天秤、微粉捕集用サイクロン ※仕様は予告なく変更する事がございますのでご注文時にはご確認下さい。 適応 医薬品、 食品、 化学品、 粉体塗料、 トナー、 化粧品、 農薬、 木粉、 金属粉、 その他セメント測定用や日本薬局法に対応。 テスト工場 住所:千葉市美浜区新港 164 <電車> 東京駅から約 40 分 JR 稲毛駅 /JR 千葉みなと駅 / 京成稲毛駅下車 タクシー 10 分 <自動車> 京葉道路・幕張 IC/ 湾岸道路・湾岸習志野 IC から 15 分 HP に地図掲載しています。 テスト場内部