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(平成21年度事業実施分)(PDF:2471KB)
平成22年度(平成21年度事業実施分) 足立区区民評価委員会報告書 平成22年9月 足立区区民評価委員会 報 告 に あ た っ て 足立区の区民評価委員会も開始から今年で6年目を迎えた。この間、区政の執行状況 を予算面のみならず、区民ニーズの把握・事業主体の妥当性に至るまで詳細に検討し、 その在り方を厳しく監査し、提言を行ってきた。他方、区民評価委員会は区政をクリテ ィカルな視点で見るものではなく、区と区民がいかにして協働できるかという点におい て、重要な役割を果たしている。つまり、区民としての「当たり前の感覚」を区政に反 映するためには、どのような提言をして行けばよいのかという点を常に念頭に置きなが ら、担当者からのヒアリングを進め、その結果を提言としてまとめている。 足立区の優れた点は、どうしても一方的になりがちな行政主導の事業展開の中で、区 民の声に真摯に耳を傾ける姿勢を常に持っているところにある。行政は、その所管事業 に関し説明責任があることは当たり前であるが、PDCA(P 計画、D 実施、C 評価、A 改善) のマネジメントサイクルを的確に機能させ、また、評価から得られた反省を次の計画に つなげていくという不断の努力が求められているのは言うまでもない。 今年度は、昨年度実施された重点プロジェクト事業について、 「目標・成果の達成状況 への評価」、「今後の方向性への評価」を行った。また、視点別事業点検においては、各 重点プロジェクトについて、 「区民ニーズの把握」 、 「事業の必要性」等6つの観点から評 価を行い、かつ、この評価については、区の事業担当者の評価と区民評価委員会の評価 を対査した。こうすることにより、サービスを提供する側と受ける側の温度差を明確に し、今後の事業展開の適正化に資する内容とした。 結果として、最も重要である目標・評価の達成状況、すなわち、費用対効果の検証に おいては、6割弱の重点プロジェクト事業が基準を満たしていること、視点別評価にお いても、区民ニーズを把握しつつ、妥当な事業が展開されていることが明らかとなった。 ただし、望むらくは全ての重点プロジェクトにおいて、こうした結果が得られるべきで あり、今後の課題も多く見つかっている。特に、各重点プロジェクト事業に関し、どう やって区民に周知させるかという点においては、今後さらに検討し改善していくべき課 題が山積している。 今年は区民評価委員会のメンバーが大きく入れ替わった。慣れない作業を通して、メ ンバー全員が区政に対する関心を一層高め、そして我がものとして区政を考える良いき っかけをいただいた。例年にない猛暑の中、頻回にわたる会議やヒアリングが繰り返さ れた。滅私の上御尽力いただいた委員会メンバーに対して、記して御礼を申し上げる。 平成 22 年9月 足立区区民評価委員会長 出 口 保 行 目 次 第1章 平成22年度の評価結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1 「5段階評価」の結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 (1)「目標・成果に対する評価」の結果 (2)「今後の方向性への評価」の結果 (3)「全体評価」の結果 2 視点別事業点検項目の結果について ・・・・・・・・・・・・・・・・・3 3 重点プロジェクト事業全般にわたる評価 ・・・・・・・・・・・・・・・4 (1)投入コストについて (2)成果指標について 第2章 各分科会の評価結果 1 「子ども」分科会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 2 「くらし」分科会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 3 「まちづくりと経営改革」分科会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・12 第3章 今後の課題と提言 1 指標のあり方について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 2 視点別点検項目について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 3 費用対効果について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 4 重点プロジェクトの構成について ・・・・・・・・・・・・・・・・・16 5 事業評価への取り組みについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 6 基金事業への取り組み姿勢について ・・・・・・・・・・・・・・・・17 7 評価委員会の役割の新たな視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 第4章 足立区区民評価委員会の概要 1 足立区区民評価委員会の役割・構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・19 (1) 委員会の役割 (2) 委員会の構成 (3) 評価の体制 2 評価活動の経過 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 3 評価の対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 4 評価の項目及び基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 (1) 評価の項目 (2) 評価の基準 5 視点別事業点検表のランク基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 第5章 個別評価調書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 資 料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・187 1 足立区区民評価委員会委員名簿・・・・・・・・・・・・・・・・・・資料1 2 足立区区民評価委員会設置条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・資料2 3.足立区区民評価委員会条例施行規則・・・・・・・・・・・・・・・・資料3 4.行政評価マニュアル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・資料4 5.足立区重点プロジェクト推進戦略・・・・・・・・・・・・・・・・・資料5 第1章 平成 22 年度の評価結果 足立区では、行政評価を「行政活動を一定の基準・視点にしたがって定期的に評価 し、そこで得られた評価情報を次の計画立案や事業改善へと反映させる一連の作業」 と定義づけている。また、その目的として、「区民に対する説明責任を果たし、協働 の基礎をつくる」、「成果重視の区政への転換を進めるとともに、基本計画の進行管 理を行う」、「PDCAのマネジメントサイクル(注1)を確立し、戦略的な区政経営を行 う」、「職員の意識改革を進め、政策形成能力を高める」の4つを掲げている。 足立区区民評価委員会(以下「委員会」という)は、これらの内容を踏まえ、区長 からの諮問により、昨年度実施の「重点プロジェクト事業」(資料5参照)を対象に評 価を行った(注2)。 【重点プロジェクト推進戦略の体系と評価対象】 子ども くらし 4 分野 まちづくり 経営改革 重点項目(12) 区民評価委員会の評価対象 重点プロジェクト事業 81 事業 次に示す内容は、区民等で組織された委員会の率直かつ重要な意見であり、区はそ の真意を十分にくみ取り具体的な対応を図られたい。 なお、委員会委員の構成については、第4章「足立区区民評価委員会の概要」を参照 されたい。 (注1)「PDCAのマネジメントサイクル」・・・計画(プラン:P)、実施(ドゥ:D)、評価(チェック: C)、改善・改革(アクション:A)という作業を継続的に循環させて業務改善をしていくこと。 (注2)昨年度までの評価は「施策」が対象となっていた。 1 1 「5段階評価」の結果 今年度も昨年度までと同等の基準で、「4」を基準とする5段階評価を実施した。 基本計画(平成 21 年 3 月改訂)で定める重点プロジェクト事業の 5 段階評価平 均点は、下記の表のとおりである。 【重点プロジェクト事業の 5 段階評価平均点数】( 「4」が基準で、 「5」が最高) 評 価 項 目 目標・成果の達成状況への評価 今 後 の方 向 性 への評 価 全 体 評 価 平成 22 年度 (平成 21 年度事業実施分) 3.54 3.47 3.54 ※評価項目及び基準はP20 を参照 (1)「目標・成果に対する評価」の結果 目標・成果に対する評価は、 「投入コストに対して、事業の成果が十分に出ている か」という視点から評価した。評価「4」以上の事業は 49 事業(重点プロジェクト 事業全体の 60%)であった。 (2)「今後の方向性への評価」の結果 今後の施策の方向性への評価は、 「現状の事業の方向性が妥当であるか」 、 「目標達 成の手段が適切に選択されているか」という視点から評価した。評価「4」以上の 事業は 40 事業(重点プロジェクト事業全体の 49%)であった。 (3)「全体評価」の結果 全体評価は、 「目標・成果に対する評価」と「今後の方向性への評価」を勘案しな がら、事業全体を総合的に評価した。評価「4」以上の事業は 47 事業(重点プロジ ェクト事業全体の 58%)であった。 2 2 視点別事業点検項目の結果について 今年度は、視点別事業点検を3段階(1~3)により実施した。結果は下表のとおりで ある。 この事業点検の狙いは、事業を執行する区の考えと区民が感じることの差を点検 することにある。例えば「事業の周知度」では、区が事業 PR に力を入れていると 考えていても、そのサービスを受ける対象者の方が、 「区の PR が足りない」 、 「その ようなサービスを受けられることもわからなかった」など、サービスを提供する側 と受ける側では温度差が生じていることがわかった。 このことについて、今後の事業展開にどのように活かしていくのかということを 各事業担当課が認識し、改善していくことが望まれる。 区の評価(事業担当) 区民評価委員会 ニーズ 3 2 周知度 必要性 1 0 受益者負担 貢献度 妥当性 【重点プロジェクト事業の 3 段階平均ランク】 ( 「2」が基準で、「3」が最高) 区民ニーズ の把握 事業の 必要性 重点項目へ の貢献度 事業主体の 妥当性 受益者負担の 適切さ 事業の 周知度 区民評価委員会 2.2 2.5 2.5 2.5 2.6 1.9 区の評価(事業担当) 2.2 2.6 2.6 2.4 2.7 2.3 ※視点別事業点検表のランク基準はP16 を参照 3 3 重点プロジェクト事業全般にわたる評価 (1)投入コストについて 今年度評価した重点プロジェクトの総事業費(評価調書の投入コスト合計)は、約 156 億円であり、昨年度と比較すると約 38 億円増加している。費用が増加した主な 理由は、都市基盤整備の推進や子ども施策の充実などによるものである。 今後も、事業目標の達成と合わせて、費用対効果について、積極的に自己評価・検 証を行い、事業の効率化と区民への説明責任(見える化)を果たしてもらいたい。 なお、重点項目別の総事業費は以下の表のとおりである。 【平成 21 年度 重点項目別総事業費】 (単位:千円) 分野 重 点 項 目 総事業費 (決算額) 子ども 子どもの心身の健全な発達を支える 84,224 安心して学び、遊べる環境をつくる 3,254,533 くらし まちづくり 多様な子育てを支援する 718,828 健康・長寿社会を実現する 318,209 環境に優しいくらしを支える 863,341 美しいまちづくりを進め治安を守る 283,549 産学公連携により新しい文化・産業を創造する 133,381 地域経済の活性化を進める 1,720,339 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 7,373,433 経営改革 透明でわかりやすい区政を実現する 区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の 協働を進める 職員の意欲と能力を引き出し経営と組織の改革を進める 合 計 4 13,018 774,934 80,360 15,618,149 (2)成果指標について 重点プロジェクト事業の成果を測る指標(各事業担当課において設定)の平成 21 年度目標値に対する達成率は、約 90%である。 (達成率 100%以上の指標は 100%と して計算)この結果は、各事業担当の一定の成果として評価できる。 一方、区の取り組みの成果を表すものを指標として使用すべきであるが、わかりに くい指標や適切でない指標も一部に使用されている。この中には前年、評価委員会か ら指摘されているものもある。しかし、数年かかる鉄道立体化事業のように計画全体 の進捗状況をわかりやすく指標にしているものもあり、各事業担当課においては、 「適 当な指標が見つからなかった」ことを理由に、また同じか、それに近い指標を使用す ることのないよう創意工夫に努めるべきである。 万一、 「費用対効果や成果の有無が明確に出るような指標は、自分の首を絞めるか ら、新しい指標を見つけることに積極的になれない」という気持ちが職員にあるとし たら、早急な改善を望むところである。 【平成 21 年度 重点プロジェクト事業 成果指標達成率の割合】 80%以上 60%以上 50%未満 90%以上 100%以上 70%以上 0% 20% 40% 60% 5 50%以上 80% 100% 第2章 各分科会の評価結果 本委員会は、評価活動を効率的に行うために、 「子ども」、 「くらし」 、 「まちづくりと 経営改革」の3つの分科会に分れて評価活動を実施した。各分科会別の評価結果は以 下のとおりである。 1 「子ども」分科会 【担当事業及び5段階評価】 プロジェクト 1 子ども 1 2 3 重点プロジェクト事業 達成状況 方向性 全体評価 掲載ページ 家庭教育推進事務 3 3 3 食育推進事業 4 4 4 おいしい給食の推進 4 4 4 重点項目「子どもの心身の健全な発達を支える」総事業費(決算額) 84,224千円 ・副担任講師配置 4・5 ・ステップアップ講師配置 3 3 3 ・小学生基礎計算補習教室 ・小学生夏期補助教室 4 3 4 ・中学生補習講座 3 4 4 7 中学校における放課後学習の推進 8 生活保護法外援護費給付事業 4 5 4 外国人児童・生徒等指導講師派遣 9 (日本語適応指導講師派遣) 3 2 2 10 子どもの読書活動推進事業 4 3 4 11 スクールカウンセラーの配置 3 3 3 12 不登校児童生徒訪問 4 5 4 体力調査 13 小学校全校実施 4 4 4 放課後子ども教室推進事業 14 4 4 4 15 学童保育室運営事業 4 3 3 16 住区施設運営委託事務 4 2 3 17 パークエンジェル育成事業 2 2 2 18-1 都民ゴルフ場跡地(中流部)の水辺の学習体験事業 4 3 3 ・体験学習の推進 4 3 4 18-2 ・あだち子どもものづくりフェスタ 19 こども科学館の改修事業 4 4 4 重点項目「安心して学び、遊べる環境をつくる」総事業費(決算額) 3,254,533千円 6 20 21 22 23 24 25 26 27 妊産婦・乳幼児相談事業 3 3 3 (こんにちは赤ちゃん訪問事業) 平日夜間小児初期救急診療事業 3 4 3 子育て支援推進事業 3 2 2 子育てサロン事業 4 4 4 ・児童虐待防止ネットワーク事業 3 5 4 ・児童虐待防止事業 家庭福祉員保育経費助成事業 4 4 4 認証保育所等利用者助成事業 4 3 3 発達障がい児(者)支援事業 4 4 4 重点項目「多様な子育てを支援する」総事業費(決算額) 718,828千円 全体評価の平均値 3.4 6 24 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60 62 64 66 68 70 72 74 76 【評価の概要】 平成 22 年度子ども分科会では、 「子どもの心身の健全な発達を支える」 (3 事業)、 「安 心して学び、遊べる環境をつくる」 (16 事業)、 「多様な子育てを支援する」 (8 事業)の 全 27 の重点プロジェクト事業を対象として評価を行った。 第 1 に重点項目別の事業評価では、達成状況、方向性、及び、全体評価の平均点はそ れぞれ、 「子どもの心身の健全な発達を支える」では全て 3.7 点/5 点、 「安心して学び、 遊べる環境をつくる」では 3.6 点、3.3 点、3.4 点/5 点、「多様な子育てを支援する」 では、3.5 点、3.6 点、3.4 点/5 点であった。点数のばらつきについて、各重点項目の 標準偏差を全体評価でみると 0.6~0.7 となっており、事業間であまり差はなかった。し かし、方向性の点で、 「安心して学び、遊べる環境をつくる」と「多様な子育てを支援す る」の双方で標準偏差が 0.9 となっており、これら 2 重点項目における点数のばらつき がやや大きく、事業によって評価が分かれたことがわかる。 第 2 に、視点別点検項目についてであるが、全体として「必要性」と「受益者負担」 で平均点が 2.9 点/3 点と高い評価を受けた事業が多かったのに対し、 「ニーズ」と「周 知度」で平均点がそれぞれ 2.2 点と 2.0 点/3 点と相対的に低い評価であった。以上 4 つの視点に関して、点数の高低に差はあるものの分科会による評価が比較的容易だった のは、区民目線での判断がしやすかったことが影響していると考えられる。他方、 「貢献 度」と「妥当性」については、担当部局間でも判断基準に一貫性がなく、評価委員会で の判断が極めて難しい視点であった。 分科会として評価するにあたっての主要な着眼点は、(1)費用対効果(コスト・ベネフ ィット)の観点から投入コストに見合った成果指標が達成されているか、(2)従来の区民 評価委員会における主要なテーマであった「協働」という視点から、庁内、関係団体、 区民との連携が十分に図れているか、(3)行政サービスへのアクセスビリティーやPR効果 の観点から、事業内容が周知徹底され、かつ、区民にとって使い勝手の良い制度設計に なっているか、の3点である。 以上の着眼点から総合的に判断して、達成状況、方向性、全体評価の全てにおいて4 点以上と比較的高く評価された事業は、 「生活保護法外援護費給付事業」 、 「子育てサロン 事業」 、そして、 「発達障がい児(者)支援事業」等を含む9事業である。また、この他に も方向性の点では「児童虐待防止ネットワーク事業・児童虐待防止事業」が5点と高く評 価された。 「生活保護法外援護費給付事業」や「子育てサロン事業」等5事業は費用対効 果の面で、 「食育推進事業」は協働の点で評価が高く、「不登校児童生徒訪問」と「発達 障がい児(者)支援事業」については事業の達成度自体が高い評価につながった。しか しながら、子ども分科会では、全体として5点の評価に至る事業はなかった。 7 他方、特に低い評価となった事業については、 「外国人児童・生徒等指導講師派遣(日 本語適応指導講師派遣) 」 、 「パークエンジェル育成事業」 、 「子育て支援推進事業」の3事 業が全体評価として2点であった。前者の2事業については費用対効果の面で、 「子育て支 援推進事業」については重点プロジェクトとしての来年度の位置づけが不明確という点 で評価が低かった。 前段で述べた通り、子ども分科会では全体評価として5点の事業はなかったが、評価の 比較的高かった事業についても以下のような指摘があり、効率性、柔軟性、区民ニーズ の把握やサービスへのアクセシビリティーの点で、いずれの事業もいま一つという評価 結果であった。 ① 「こども科学館」 、 「放課後子ども教室推進事業」 、 「学童保育運営事業」 、 「体験学習 の推進・あだち子どもものづくりフェスタ」 、等の事業は相互に連携して事業を進 める必要がある ② 事業の推進に当たってはコスト負担の重い施設や設備等のハード面ばかりではな く、ソフト面やコンテンツをより充実させることで時代の変化に柔軟に対応できる ような効率的な運営システムを区民、学校等関係団体との協働により確立すること ③ 「体力調査小学校全校実施」や「生活保護法外援護費給付事業」では、身体測定や アンケート調査等による区民ニーズの定量的な把握と分析に努めること、 ④ 「家庭福祉員保育経費助成事業」等では、区民に対する事業の周知徹底を促す必要 がある 評価が低かった事業の中で、 「外国人児童・生徒等指導講師派遣」については必要かつ 重要な施策であることは十分認めつつも、評価調書からは費用対効果の判断ができない という点が厳しく評価され、現下の厳しい財政状況下では、ボランティアへの協力依頼 や事業委託等の工夫により、コスト削減に努める必要があるという提言がなされた。ま た、 「パークエンジェル育成事業」については費用対効果の面ばかりではなく、担当所管 が都市建設部であることにも疑問が呈された。パークエンジェルという「人的」資源の 育成と十分な活用のためには、生涯学習部、学校教育部、子ども家庭部等ボランティア の育成に精通している所管が担当すべきではないかという提言である。最後に、 「子育て 支援推進事業」については、今年度から主要事業であるファミリーサポート事業が他所 管に移管されることから、本事業は子育てパスポート事業のみとなる。そうなった場合、 本事業を重点プロジェクトとして位置付けるのは甚だ疑問であり検討の必要がある。 また、 「妊産婦・乳幼児相談事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業)」や「平日夜間小児 初期救急診療事業」等、長年にわたって区が基盤整備を行ってきた事業については、基 8 盤整備期からサービスの更なる充実を図る次の発展段階期に差し掛かっているのではな いだろうか。 最後に、今後の事業の方向性として、コスト負担の大きい施設や設備等のハード面ば かりではなく、ソフト面やコンテンツをより充実させることで、時代の変化に柔軟に対 応できる効率的な運営システムを区民・学校等との協働により確立することが重要であ る。また、ボランティアなどの育成については、その後の活用がより重要であり、工夫 すべき点は多い。 2 「くらし」分科会 【担当事業及び5段階評価】 プロジェクト 2 くらし 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 重点プロジェクト事業 達成状況 方向性 全体評価 掲載ページ 認知症高齢者支援ネットワーク事業 3 3 3 元気応援ポイント事業 4 3 4 健康増進健診事業 2 2 2 若年者健康診査事業 4 4 4 公園等の改良事業 4 4 4 (パークで筋トレ)(公園遊具の安全確保) 社会体育振興事務 4 4 4 重点項目「健康・長寿社会を実現する」総事業費(決算額) 318,209千円 78 80 82 84 足立区温暖化防止区民会議運営事務 4 3 4 温暖化防止Gメン派遣事業 2 3 3 あっちっちこども観測隊 4 4 4 太陽エネルギー利用促進事業 4 4 4 レジ袋削減推進事業 3 3 3 あだちエコネット事業 5 4 5 資源化推進事業 4 3 4 自然再生活動支援事業(集まれ!荒川調査隊) 4 4 4 河川の整備事業 4 3 4 (垳(がけ)川浄化対策事業) 公園等の新設事業 3 2 2 (荒川左岸桜づつみモデル事業) 道路の改良事業(江北桜並木事業) 4 4 4 (中川遊歩道整備事業) 緑の普及啓発事業 4 3 4 民間緑化推進事業 4 3 4 公共施設の緑化推進事業 2 3 3 土壌汚染対策(低未利用地の売払事務) 4 4 4 重点項目「環境に優しいくらしを支える」総事業費(決算額) 863,341千円 90 92 94 96 98 100 102 104 美化推進事業 4 4 4 地域活動支援事務 3 3 3 青色灯パトロール隊支援事務 4 4 4 町会・自治会活動支援事務 3 4 3 町会・自治会会館整備助成事業 3 3 3 重点項目「美しいまちづくりを進め治安を守る」総事業費(決算額) 283,549千円 120 122 124 126 128 全体評価の平均値 3.6 9 86 88 106 108 110 112 114 116 118 【評価の概要】 くらし分科会では、 「健康・長寿社会を実現する」 (6事業) 、 「環境に優しいくらしを 支える」 (15 事業) 、「美しいまちづくりを進め治安を守る」 (5事業)の全 26 の重点プ ロジェクト事業を対象として評価を行った。 くらし分科会における評価結果の詳細については、本報告書における個別評価調書な どを一読していただきたい。ここでは、くらし分科会を進める過程で気づいたことを記 しておきたい。 基本的に、どの分科会も区民生活と密接に関わっている。その中でも「くらし分科会」 は、特に区民生活にとって関係の深い事業が多かったと思われる。今回取り上げた事業 は、極めて密接に区民生活と関係している。そのため事業を実施していく担当課の努力 も相当あったと推測され、その結果、くらし分科会が担当した事業の評価平均値は、目 標・成果の達成状況 3.6、今後の方向性 3.4、全体評価 3.6 で、くらし分科会を総体的に 捉えると「概ね良好」であった。全体評価の点数のばらつきについては、5 が1事業、4 が 16 事業、3 が7事業、2 が2事業であり、個別事業で捉えた場合は、少なからず課題 が生じている。 なお、全体評価を「2」と判断した事業は「健康増進健康診査事業」と「公園等の新 設事業」である。前者については、健診対象者の総数に対し受診率が約 2.9%というのは、 対象が生活保護受給者であることを鑑みても、低過ぎると言わざるを得ない。また後者 は、調書を一見すると、地域住民との意見交換がなされただけで、国の事業仕分けによ り全面的に当事業が頓挫してしまうといった印象を受ける。以上の理由により、この 2 事業の全体評価は「2」とした。一方で「5」をつけた事業がある。それは「あだちエコ ネット事業」である。その理由は、数値目標の達成はもちろんのこと、同事業の取り組 みが、子どもや保護者にとっても循環型社会への理解を深めるきっかけとなった点を高 く評価した。 さて、評価の進め方について簡単に記しておきたい。事業を実施する担当課の自己評 価を委員3名が事前に目を通した上で、担当課へのヒアリングを実施した。このヒアリ ングにおいて、委員にとってわからない点や疑問に感じる項目などを質問し、担当課か ら回答してもらった。そして、その回答結果などを踏まえ、3名の委員がそれぞれ点数 をつけた。その後、委員の合議により、くらし分科会として一つひとつの事業について 最終的な点数を導出した。 なお、最終的な点数を決定するにあたり、委員間で意見交換をしたが、委員間では大 きな差異はなく、比較的スムーズに点数が決まっていったことを記憶している。その理 由を考えると、一つにはヒアリングにおける担当課の明瞭な説明に加え、明瞭な説明を 10 導き出すために日々取組んでいる確実な事業の実施が背景にあると考えている。 くらし分科会として、今回の結果は「概ね良好」と判断している。しかしながら、事 業を実施していく担当課は、決して今回の評価結果に満足せず、今後も引き続き着実な 事業の実施と展開を望みたい。地方自治法には地方自治体の目的が明記されている。そ の目的とは「住民の福祉の増進」である。ここでいう「福祉」とは「幸福感」と換言で きる。くらし分科会が対象とした事業は、直接的に区民の幸福感につながっていくもの が少なくない。その意味では、今まで以上に誠意と使命感を持って事業に取り組んでい ただき、区民一人ひとりの幸福感の増進を目指して欲しいと思う。 各個別の事業については、本報告書に掲載されている事業評価調書の「区民評価委員 会の評価」を一読していただきたいと思う。ここでは、くらし分科会の中で議論(話題) になったことを三点に絞り言及しておく。 第一に、区民にとって、評価の指標が必ずしも分かりやすい指標となっていない点が あげられる。そのため区民にとって疎遠な事業(指標)となってしまっている。区民に とって身近に感じてもらうために、例えば、 「区民一人あたりに○○○円の事業費がかか っている」や「道路整備は○○スーパー裏から○○郵便局前まで」など、今まで以上に、 より平明に説明してはどうだろうか。 第二に、事業を評価するしくみを指摘しておきたい。評価は事業を推進する担当課だ けではなく、その事業に関係のある課からも評価していくと、担当課が気づかない新し い視点が得られるかもしれない。今日、一つの事業を一つの担当課だけで終えるという ことは少ない。一つの事業を実施するにしても、よく観察すると、複数の担当課が関係 していることが少なくない。その意味では、一つの事業を様々な課から評価していくこ とは必要だろう。また、そうすることにより、その事業がよりよい内容へと変貌し、結 果として、住民の福祉の増進が実現されると考える。 第三に、事業を実施するにあたり、担当課は根拠法令等を明確にしていただきたいと 思う。事業評価調書には根拠法令等を明記する部分があるが、そこが空白となっている 場合が少なくなかった。原則として、地方自治体が実施する行政サービスは、必ず根拠 法令等があるはずである。その根拠法令等を明確にして事業を実施していくことは、自 治体職員として基本中の基本である。そして、その基本をおさえることにより、彩りあ ざやかな地域の創出もあると考える。 11 3 「まちづくりと経営改革」分科会 【担当事業及び5段階評価】 プロジェクト 重点プロジェクト事業 達成状況 方向性 全体評価 掲載ページ 3 まちづくり 4 3 4 130 54 大学連携・協働事業 4 3 4 132 55 産学公連携促進事業 3 3 2 134 56 文化芸術活動推進事業 4 4 4 136 57 東京藝術大学への研究委託・連携事業 重点項目「産学公連携により新しい文化・産業を創造する」総事業費(決算額) 133,381千円 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 中小企業融資事業 4 4 4 就労支援事業 5 4 5 ・スタートアップビジネス助成事業 3 4 3 ・ビジネスチャレンジ助成事業 ・商店街活動支援事業 3 3 3 ・商店街環境整備支援事業 足立ブランド認定推進事業 4 3 3 足立区観光交流協会助成事務 4 3 4 道路の改良事業 3 3 3 (西新井大師西アクセスルート整備事業) 男女共同参画社会の推進と女性活動への支援事業 2 3 3 重点項目「地域経済の活性化を進める」総事業費(決算額) 1,720,339千円 北千住駅東口地区再開発 鉄道立体化の促進事業 道路の新設事業 交通施設の整備改善事業(都市交通マスタープラン) 景観形成の推進事業 建築物耐震化促進事業 区営住宅改修事業 復興まちづくり推進事業 密集市街地整備事業 都市防災不燃化促進事業 細街路整備助成事業 4 4 3 4 4 4 3 2 4 3 4 4 5 4 4 4 4 4 3 4 3 4 4 5 4 4 4 4 3 3 4 3 4 138 140 142 144 146 148 150 152 154 156 158 160 162 164 166 168 170 172 174 重点項目「都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる」総事業費(決算額) 7,373,433千円 4 全体評価の平均値 3.7 経営改革 4 4 4 77 ファシリティシステム開発事業 重点項目「透明でわかりやすい区政を実現する」総事業費(決算額) 13,018千円 2 3 3 78 協働推進事業 79-1 協働パートナー基金 79-2 緑の基金 3 3 3 3 3 3 176 178 180 182 重点項目「区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の協働を進める」総事業費(決算額) 774,934千円 80 ・職員研修事業 ・人事管理事務 3 4 3 重点項目「職員の意欲と能力を引き出し経営と組織の改革を進める」総事業費(決算額) 80,360千円 全体評価の平均値 3.2 12 184 【評価の概要】 当分科会の担当分野は以下の6つに分けられ、評価対象は28事業である。 「産学公連携により新しい文化・産業を創造する」 ------4事業 「地域経済の活性化を進める」 ------8事業 「都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる」 -----11事業 「透明でわかりやすい区政を実現する」 ------1事業 「区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の協働を進める」--3事業 「職員の意欲と能力を引き出し経営と組織の改革を進める」 ------1事業 評価の方法 各担当部署からのヒアリングを始めるにあたって、該当分野の全体的な目標や課題に ついての説明を受けた。私たち区民評価委員が全体の目標・課題を把握した上で、個々 の事業について聞き取りを行ったが、とてもスムーズにヒアリングができたように思う。 評価にあたって重要視した点は、PDCAマネジメントサイクルを各事業担当者が強く意 識して実施しているかどうかである。特に「区民ニーズの把握」 「費用対効果」 「事業の 周知」に対する努力や工夫がどれだけなされたかについて質問した。 担当者とのヒアリングの中から、担当者のPDCAに対する意識を肌で感じ取ることがで きた。区民評価委員の担当者へのヒアリングは貴重な機会であり、できればもっと時間 が欲しい気がした。 評価結果 特に評点の高かった2事業についてその理由を記したい。 「鉄道立体化の促進事業」は、都市計画の準備から事業認可取得までの5年間という長 い期間を年度ごとに目標を設定し、単年度の達成指標が明確であり、 「時間と事務量」を 誰にでもすぐにわかりやすく説明できる工夫がなされていた。 また平成21年度の目標をきっちりクリアし、成果を挙げたことが高い評価を受けた理 由となっている。 「就労支援事業」は、長期に景気が低迷し就労環境がますます厳しくなる中で、足立 区の若者の将来を見据えての担当者のきめ細かな取り組みと成果が高い評価を得た。全 国に100ある若者サポートステーションの中でも、足立区は先進的な取り組みをしている。 13 逆に評点が低かったものは、事業やその方向性が重要であるにも関わらず、費用対効 果についての説明が不足していたり、指標が不適切なもの、また成果が今一つ上がって いないものなどである。 このほか分科会委員の間で特に話題に挙がったものは、 「足立ブランド」 「足立の観光」 「区職員の意識調査」 「5大学連携」 「男女共同参画」 「協働推進」 「都市交通マスタープラ ン」 「文化芸術活動」などである。特に、「足立ブランド認定推進事業」と「職員研修事 務・人事管理事務」については、後に別に記した。 全体の印象としては厳しい予算制限、職員数もどんどん削減され、区民ニーズも多様 化するなど厳しい条件の中で、担当者が頑張って取り組んでいることを確認できた。 それは担当した28事業の評価の点数になって表れている。 目標・成果の達成状況の評価 3.5 今後の方向性への評価 3.6 全体評価 3.6 点数のばらつきについても5が2事業、4が13事業、3が12事業、2が1事業であり、おお むね納得がいくものであったと言えよう。 区内産業製品とその生産企業の選定をし、 「足立ブランド」として広めていく「足立ブ ランド認定推進事業」は非常に重要であり、この事業で選定された区内産業製品や企業 の独自性は高く評価できる。しかし、一般的にイメージされるブランドとは異なること から、選定根拠をより明確にして、足立区ならではのブランドの確立が必要である。さ らに、 「足立ブランド」自体が一般区民に浸透しているとは言い難いため、PRの強化を 求めたい。 また、経営改革分野の事業において「職員研修事務・人事管理事務」は、特に人材あ っての区政であることから重要かつ基礎的な事業である。足立区の職員一人当たりの区 民の数が「185人」と23区中第一位であることは一つの成果として評価したい。その一方 で少数精鋭の人事政策は結構なことであるが、区民としては職員にかなりの過重な業務 が課せられ、心身のストレスとなり勤労意欲に差し障りが出ることを心配している。 民間企業ではES(従業員としての満足度)と、CS(顧客の満足度)のバランスが大事と されているが、それは行政職員でも同じであろう。その意味で平成21年度に実施された 全職員対象の「職員意識調査」の結果は、平成22年度の施策への反映が大いに期待され る。また、調査結果の中から、区民が納得できる「人事・教育研修事業を評価する指標」 を見出だしていただきたい。 14 第3章 今後の課題と提言 1 指標のあり方について 目標の設定については、今後以下の点に留意されたい。 まず、平日夜間小児診療事業や各種相談事業のように、件数が減少していくことが良 いのか、潜在的なマイナス要因を掘り起こし救済することで件数が増加することが良い のか、判断が分かれる指標がある。低減目標と向上目標の使い分けについて明確にする べきである。 次に、目標値の設定では、容易に達成されるレベルのものと、異常に高い目標のもの が混在しており、所管によっての設定レベルの差を感じた。また、設定根拠が明確でな いものもあった。精度の高い評価を行うためには、こうした指標のバラつきは是正され るべきである。なお、「活動指標」自体を設定していない事業が見受けられた。改善を 求める。 さらに、まちづくり関連の事業など、事業自体が複数年にまたがり、かつ完結しなけ れば具体的な事業成果が発生しないものについては、その成果指標は、事業の進捗状況 を数値化し目標を設定する必要がある。「鉄道立体化の促進事業」においては、5年か かる事業の全体を100%とした場合に、平均値として毎年20%ということではなく、この 年に実施する事業は負荷がかかるので30%、40%などとウェイト付けを行い、簡便に説 明を受けた。評価対象年度が事業全体に対してどこに位置しているのかが明快であり、 区民への説明責任を果たしていると言える。 最後に、担当課へのヒアリングにおいて「事務事業の目的は達成されている」が、 「事 業評価における数値目標は達成されていない」という事実が少なからず見受けられた。 すなわち、評価調書における成果指標の目標が達成されれば、活動指標の目標達成にこ だわる必要はない、と考える。これは到達点をどこに置くかという問題である。今回、 評価を進めるにあたり、この点について足立区として統一的な見解が示されていないよ うに感じたため、再度、検討する必要があると考える。 2 視点別点検項目について 区民ニーズの把握、事業の必要性、事業の周知度については、区民目線で点検が容易 であった。しかし、重点項目への貢献度、事業主体の妥当性については、ヒアリング時 に担当部署の考え方を確認したが回答基準にばらつきがみられ、区民目線での評価が難 しかったため、視点別点検表のランク基準の見直し、または担当部署の考え方を評価調 書に記載するなどの工夫が必要である。 受益者負担の適切さについては、受益者とは事業対象者なのか、事業の間接的効果を 15 受ける区民全般なのかという判断が難しいため、受益者の定義を明確にする必要がある。 また、受益者負担額、事業費や人件費などのコストの内訳を評価調書に加えることを検 討して頂きたい。 事業の周知度については、担当部署では事業内容を「区広報紙」 「ホームページ」に載 せたことでその役割は果たしているという傾向が見られ、評価委員との間に微妙な意識 のずれが感じられた。最新の区政調査によれば広報紙をよく読む区民は二人に一人であ り、ホームページにいたっては全体でも7%の区民しか見ていない。 例えば、区内の道路建設でも極めて重要な影響力を持つ補助第138号とか238号と聞い ても、ピンと来る人はほとんどいない。この道路に早く愛称をつけることで区民は関心 を持ち、始めてお金をかけて建設することの意味を理解していくだろう。このように道 路のネーミングなども立派な「事業の周知活動」であるということを提言する。また、 区内大学との連携事業の周知活動も、それが区民にとってどのようなメリットが発生す るのか、つまり当区の特性を活かした区民参加の形を見つけ出すことにより、関心を持 ってもらうことが重要である。このほか、区内の様々な団体・NPOが展開しているホ ームページやメールマガジンに、関連のある区の事業を取り上げてもらうなど、周知活 動の協働も進めてもらいたい。 3 費用対効果について 評価調書には費用の総額のみが掲載されており判断が難しい。少なくとも評価調書に 受益者数が明示された事業に関しては、費用総額を受益者数で割り込むことによって受 益者 1 人当たりに対する費用を計算することができるため、担当所管は受益者数を評価 調書に明示していただきたい。 また、人件費について、重点プロジェクトに対する資源配分が適正かどうかを判断す るためには、その妥当性を検証する必要があり、評価委員会に対する何らかの資料提供 が望まれる。 4 重点プロジェクトの構成について 「パークエンジェル育成事業」や今年度に事業の大幅移管を行う「子育て支援推進事 業」等のように、重点プロジェクトとしての事務事業の選択基準が明確でない場合があ る。 今後、重点プロジェクトを選定する際は、既に実施していると思われる区民アンケー ト等を参考として、区民が望む事業を重点的に拡充していただきたい。 5 事業評価への取り組みについて 事業を「評価することが目的ではない」ということを指摘しておきたい。今回の評価 16 の目的は、①既存の事業を顧みることで、②次の事業につなげていくことにある。そし て、③次の事業をよりよい内容とし実施することで、④最終的には区民の福祉の増進に 置かれる。すなわち、事業を評価する目的は、 「区民の福祉の増進」である。 しかしながら、担当課によっては、評価の捉え方がバラバラであり、中には「評価す ることが目的」と捉えている担当課もあったように感じる。最終的な目的を再確認する ためにも、評価することについて、批判的な視点から考える必要もあると思われる。 6 基金事業への取り組み姿勢について 足立区では、ふるさと納税制度を活用し、「緑の基金」「環境基金」「文化芸術振興 基金」「協働パートナー基金」など6つの基金を設置していることで、寄付の際に区政 における使いみちを選ぶことができるとしている。しかし、基金によっては区民の理解 も低く、平成21年度の寄附総額も伸びていない。そのため、公金を投入した基金原資の 取り崩しによって、基金目的の活動が行われている事業もある。 基金による活動がじわじわと区民の間で評価されて、寄付金も増えてくるというのが 理想の姿なのであろうが、その活動内容や基金の意義を強く区民にアピールしない限り 寄付金を増やすことは難しい。寄付というものはお金が余っているからするものではな く、自分の心が動いたときにのみ、お金をやりくりして寄付する性格のものである。こ の事業の担当者の成果とは、基金による助成金をいかに有効に使ったかということと、 どれだけ区民の心を動かして寄付をしてもらったか、という両面で見なければならない。 つまり区民が寄付をする行為を、区政に対する協働の形の一つとしてとらえる意識が 働けば、担当者として何をなすべきかが見えてくる。寄付する人の心をつかむというの はそれだけ難しい作業であり、大事なことである。 7 評価委員会の役割の新たな視点 足立区民が自立の精神と地域への誇りを持つには、足立区に住んでいることの自信、 希望を持つことが前提となる。そのためにも過去・現在・未来を通じ、自信を持たせて くれる事実や数字をたくさん発見し、区民が共有し常識化することが不可欠である。 過去で言えば、江戸時代の寺子屋の数や、千住宿の経済力・文化力 現在で言えば、公園の数や一人の区職員が担当する区民の数は23区で一番、 近い未来で言えば、区内に植えられている桜の本数は23区でも何番目とか 今回の評価作業で発見できた数字は、 「交通施設の整備改善事業」の中で足立区内の公 共交通カバー率が91%という数字である。 (鉄道駅まで半径が1000m圏、バス停まで300 m圏)面積の広い足立区が、近年これほどまでに交通の利便性が改善されたことを区民 は実感として感じているだろうが、数字でもインパクトをもって伝えることが出来る。 17 区民が評価制度への理解を深めるためにも、評価委員は「驚きを感じる数字の発見」を もっと掘り起こし、周知する必要があると痛感した。協働を強めるためにも評価結果を 区民に周知することに、評価委員は努めていきたい。 18 第4章 足立区区民評価委員会の概要 1 足立区区民評価委員会の役割・構成 (1)委員会の役割 本委員会は、区が実施した行政評価について、区民や専門家の視点からの評価を実施 し、評価の客観性を高めるとともに、区民との協働と区政経営の改革・改善を推進す ることを目的としている。 (2)委員会の構成 本委員会は、学識経験者委員4名、区民からの公募委員8名の合計12名で構成され ている。公募委員の性別・年代構成は以下のとおりである。 ○性別:男性4名、女性4名 ○年代別:20歳代1名、30歳代2名、40歳代1名、50歳代1名、60歳代2名 70歳代1名 (3)評価の体制 本委員会は評価活動を効率的に行うため、重点プロジェクトの分野を基本として3つ の分科会を設置した。 足 立 区 重 点 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 戦 略 ま ち を 拓 く ●子ども ●くらし 健やかな安心の くらしを支える たくましく生き抜く 力を育む 目 的 ○子どもの心身の健全な 発達を支える ○健康・長寿社会を実現 する ○安心して学び遊べる 環境をつくる ○環境にやさしいくらしを 支える ○多様な子育てを支援する ○美しいまちづくりを進め 治安を守る 手 段 事 務 事 業 事 務 事 業 事 務 事 業 指 指 指 標 標 標 事 務 事 業 事 務 事 業 事 務 事 業 指 指 指 標 標 標 区政を開く ●まちづくり 安全で活力のある まちをつくる ○産学公連携により 新しい文化・産業を 創造する ○地域経済の活性化を 進める ○都市更新・都市再生に より機能的で災害にも 強いまちをつくる 事 務 事 業 事 務 事 業 事 務 事 業 指 指 指 標 標 標 ●経営改革 信頼と協働の区政 を実現する ○透明でわかりやすい 区政を実現する ○区民をはじめとする 様々な主体間の協働 とそれを支える庁内 の協働を進める ○職員の意欲と能力を 引き出し経営と組織の 改革を進める 事 務 事 業 事 務 事 業 事 務 事 業 指 指 指 標 標 標 区民評価委員会による評価 子ども分科会 くらし分科会 19 まちづくりと経営改革分科会 2 評価活動の経過 本委員会は平成 17 年度に設置され、今年度が6回目の評価活動であった。 平成 22 年 4 月 28 日の第1回区民評価委員会以降、分科会を含めて、延べ25回の 会議を開催した。 【活動経過】 回 1 日 時 H22.4.28 会 議 名 議 第1回区民評価委員会全体会 題 等 ○新委員への委嘱状交付 ○足立区行政評価制度の概要説明 ○評価委員会の進め方について等 2 H22.6.4 第2回区民評価委員会全体会 ○評価委員会の進め方について等 3 H22.7.1 区民評価 ○分科会評価の進め方について ~ から ◆各分科会事前討議 ○ヒアリング時の質問項目等の検討 23 H22.8.6 ◆各分科会ヒアリング ○担当課から重点プロジェクト事業評 ◆各分科会評価作業 価の説明後、質疑・応答の形でヒアリ ングを実施 ※各分科会活動(ヒアリング含む) ○重点プロジェクト事業評価の検討 ・子ども 7回 ・達成状況 ・くらし 7回 ・方向性 ・まちづくりと経営改革 ・5段階評価 7回 24 H22.8.25 第3回区民評価委員会全体会 ・視点別点検項目 ○各分科会評価の報告・検討 ○区民評価委員会報告書の内容検討 25 H22.9.2 第4回区民評価委員会全体会 ○区民評価委員会報告書の内容検討 3 評価の対象 本委員会では、重点プロジェクト事業の達成状況の検証、達成に向けた改善方法、 新たな課題などを視点として事業を評価した。 評価にあたっては、分科会ごとに施策担当課に対するヒアリングを実施するととも に、各事業の重点プロジェクト重点項目への貢献度などにも留意し、詳細な検討を行 った。 20 4 評価の項目及び基準 評価対象を施策から重点プロジェクト事業へと重点化し、評価の項目及び基準につい ても、下記のとおり変更した。また、総合評価については5段階評価を行いマークによ る表示を行った。 (1)評価の項目 目標・成果の 達成度への評価 今後の事業の 方向性への評価 ① 投入資源に対して、成果が十分にでている ① 現状の事業の方向性が妥当であるか か ② 重点項目の目標に対して達成の手法が適 注:指標及び目標値の設定に課題がある場合は、 切に選択されているか 文章で表現し、評価を減じる。 (2)評価の基準 (「4」が基準) 目標・成果の達成度への評価 今後の事業の方向性 優れた取り組みが多く、十分な成果がでてい 事業の方向性も手法も適切で あり、積極的に推進すべきであ 5 る。 る。 4 優れた取り組みがいくつかあり、成果がでて 事業の方向性も手法の選択も いる。 概ね適切である。 3 事業の方向性は概ね適切であ いくつかの取り組みにより、成果は概ねでて るが、手法の選択にやや課題が いるが、さらなる努力が必要である。 ある。 2 事業の方向性に多少課題があ いくつかの取り組みにおいて課題があり、成 り、選択されている手法も相当 果があまりでていない。改善が必要である。 程度見直す必要がある。 1 多くの取り組みに課題があり、成果がでてい 事業の方向性も手法の選択も ない。大幅な改善が必要である。 抜本的に見直す必要がある。 21 表 示 5 視点別事業点検表のランク基準 点検項目 区民ニーズの把握 事業の必要性 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 受益者負担の適切さ 事業の周知度 基 準 ランク 3 定期的に調査を行うなど区民ニーズの把握に努めており、十分に把握してい 2 区民ニーズの推測が可能またはある程度の把握をしており、推測に見合っ たサービスである。 1 区民ニーズの推測が難しいものであり、かつここ2,3年の間、調査等を行っ ておらず、区民ニーズの把握が不十分である。 3 区民等の生命・財産・権利の保障に不可欠な事業である。 または、安全・安心・健康な区民生活の水準維持に不可欠な事業である。 2 豊かな区民生活の形成に寄与する事業である。 1 目的をある程度達成しているので、実施の有無について検討の余地がある 3 重点項目の中核を成し、成果向上に不可欠な事業である。 2 重点項目の成果向上に有効な事業である。 1 重点項目の成果向上には直結しない事業である。 3 法令等の規定により区が直接実施しなければならないもの。 2 採算性などから区が関わらなければ公共サービスの実施が不可能なも の。公正、公平、中立な執行が必要なもの 1 民間やNPO等他の団体が同種のサービスを提供しており、質や量など総 合的に勘案すると、区が主体となって実施する必要性が薄れているもの。 3 適正な受益者負担を行っている。 または、本サービスは100%区が負担すべきものである。 2 現在、受益者負担の原則を導入しているが、社会情勢や他自治体の状況 等を総合的に勘案し、見直しを検討する必要がある。 1 受益者負担の原則を導入しておらず、今後、社会情勢や他自治体の状況 等を総合的に勘案し、見直しを検討する必要がある。 3 区の広報ツール(あだち広報・ホームページ・ポスター・チラシ等)に加え、 報道機関などへの情報提供を積極的に行っている。 2 区の広報ツール(あだち広報・ホームページ・ポスター・チラシ等)の活用を 積極的に行っている。 1 区の広報ツール(あだち広報・ホームページ・ポスター・チラシ等)の活用頻 度が低い。 22 第5章 個別評価調書 23 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №1 家庭教育推進事業 子どもの心身の健全な発達を支える 記入所属 子ども家庭部子ども家庭課 子ども施策推進担当 電話番号 03-3880-6147 [email protected] 子ども施策3ヵ年重点プロジェクト推進事業において重点目標となっている「基本的な E-mail 生活リズムを身につける」を普及、啓発する。 保育課、衛生部、教育委員会 庁 子ども及び子育てをしている家庭を対象にして、「早寝・早起き・朝ごはん」の取り組み 内 を総合的に推進する。 協 働 根拠 あだち次世代育成支援行動計画 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 保護者へのアンケート調査(6月と12月)の結果、 生活リズムが改 善した保育園の 園数 起床、就寝時間の平均値において、早寝、早起き 実績値 になった保育園の数 数 達成率 実績等 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 20 20 21 50 34 68% 21 22 50 23 24 22 23 24 21 600 593 99% 21 147 117 80% 22 700 23 24 22 148 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指標名 目標値 生活リズムに係 生活リズム改善に係る研修、講演会等に参加した る研修等に参加 人 実績値 職員の人数 した職員数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 「あだち朝ごは 2 「あだち朝ごはんの絵展覧会」を実施した保育園、 の んの絵展覧会」 園数 実績値 幼稚園の数 2 を実施した園数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度より「生活リズムを身につける」ための事業を本格実施(前 総事業費※ 8,944 12,299 年度はモデル園のみ)した。初年度ということもあり、数値的には 事業費 0 3,344 3,044 目標値を下回ったが、今後は、私立の保育園、幼稚園等からの参 人件費 8,955 8,944 総 加も多くなるように積極的に取り組んでいく。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.00 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) カレンダー、リーフレット、ポスター、のぼり旗及び横断幕・懸垂幕 訳 常 人数 0.00 0.00 を作成し、「早寝・早起き・朝ごはん」の普及、啓発に努めた。また、 勤 計 0 0 生活リズム講演会(3回)や文科省との共催によるフォーラムの開 国負担金・補助金 0 0 0 催及び、NPO法人との協働による「朝ごはんシンポジウム・コンテ 都負担金・補助金 0 0 0 スト」「朝ごはん料理教室」等の区民参加型の事業により、子ども 財 受益者負担金 0 0 0 の生活リズムの大切さを区民に意識してもらう機会にすることがで 源 その他特定財源 0 0 0 きた。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 8,944 12,299 3,044 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 24 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成20年9月に策定された子ども施策3ヵ年重点プロジェク ト推進事業において、重点目標とされている「基本的な生活 リズムを身につける」の実現に向けて、「早寝・早起き・朝ご はん」を推進することになり、21年度から本格的な取り組み を始めた。事業内容は、カレンダーやポスターなどによる啓 発と、講演会、展覧会やコンテストなどの区民参加型のイベ ント実施による両面からの取り組みとした。初年度としては、 保育園、幼稚園職員への周知及び、園を通じての保護者へ の啓発に関して一定程度の成果があった。今後は、コーディ ネーショントレーニング等による生活リズム改善も併せて実 施することにより、さらに充実した内容になるように取り組ん でいく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 子どもが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和 の取れた食事、十分な休養、睡眠が大切であるが、子ども を取り巻く環境の変化により、このような成長要因のバラン スが悪くなってきた。こうした状況においては、「生活リズム」 の取り組みは益々重要になり、必要度も高くなっているた め、今後は、私立保育園や幼稚園からの発信、さらには小 学校低学年を巻き込んだ取り組みを目指していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 生活リズムが改善された保育園数は34園と低めである が、一定の時間より早寝・早起きした比較であり、全体像を 示した指標とはいえない。今後、より適切な指標設定が望ま れる。ただし、生活リズムに係る研修等に参加した職員は 99%、あだち朝ごはんの絵展示会を80%の区立保育園・幼 稚園が実施するなど、この活動実績は評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1の調査対象園は公立50園のみを対象にして いるが、本事業は重点プロであるため、私立42園及び すべての幼稚園を調査対象とする必要がある。全園を 調査対象とすることで結果が変わる可能性が高く、ま た、こうした調査の実施自体が普及啓発になる。さら に、同指標では、6月と12月の調査結果を比較しその増 減を指標としているが、夏と冬では気候が異なる上に、 担当部局自身がヒアリングで指摘したように、クリスマ スのプレゼント等で新しい遊具が増えて夜更かしになる こともあるため、調査実施の時期については検討が必 要であろう。 本事業の目的は、早寝・早起きとともに、朝食の摂取 も目的とされていることから、事業成果指標として朝食 に関する指標が無いのは不十分であろう。生活時間と ともに朝食に関する指標の設定を検討されてはいかが か。ヒアリングの場において、調査対象保育園児1,200 名の84%が毎日朝食をとっているとのことであったが、 84%ということは50人の保育園で8人が朝食を取ってこ ないということであり、こうした数値(朝食の摂取率)を指 標1の2として提示すべきであろう。今後は、区内の幼児 を取り巻く生活環境についてさらなる実態把握に努めて いただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 生活リズムを身につけるためには、家庭と一体になった活 動が不可欠である。今後とも、周知活動と保護者参加型の 事業実施などの充実を図ってもらいたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 25 【今後の事業の方向性への評価】 全般的な事業の方向性については概ね妥当・適切で ある。しかし、公立・私立、また、保育園・幼稚園を問わ ず、区内の全施設を調査対象とすること、また、生活リ ズムに関わる研修を施設の職員のみならず保護者も対 象とすること等、啓蒙の対象範囲を拡充する必要があ るだろう。とりわけ、上記で指摘した朝食を摂取していな い乳幼児の保護者等、パンフレット等で啓蒙しただけで は改善が期待できない場合もあり、今後は、調査の結 果を受けていかに対処するか、また、個々の家庭のイ ンセンティブに対していかに効率的な働きかけができる かが問われる。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №2 食育推進事業 子どもの心身の健全な発達を支える 記入所属 衛生部足立保健所健康づくり課健康 づくり係 電話番号 03-3880-5433 食育基本法に基づき、足立区も食育推進計画を策定した。区民が様々な体験を通して食 E-mail [email protected] への感謝と理解を深め食を考え選択できる力を育成し、生涯を通じた健康づくりが実現で 政策経営部、区民部、産業経済部、子 きることを基本理念としその現実を目指す。 庁 内 協 働 関係部署、関係団体、民間企業と協働し、イベント、教室等を開催し、「食育」につい て啓発を図る。 根拠 食育基本法、足立区食育基本計画 法令等 ども家庭部、環境部、土木部、教育委 員会事務局⇒食育計画推進委員会 5保健総合センターの常勤 3.35人含 む 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標の定義(算出根拠) 衛生部主催イベント、区主催イベント(区民まつり、 食育啓発イベン 人 舎人公園イベント等)、スーパーマーケット店内イベン ト参加人数 ト等の参加人数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 1 の 1 単位 指標名 標 1 の 2 20 実績等 目標値 1000 実績値 1315 達成率 132% 実績等 20 目標値 実績値 達成率 21 3000 6480 216% 21 22 10000 23 24 22 23 24 20 2 3 150% 20 21 3 6 200% 21 22 9 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 食育イベント開 催件数 回 指標名 指標の定義(算出根拠) 庁内組織との連携、関係機関との協働により、食 育に関するイベントを開催する。 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 6月食育月間イベント、11月8日いい歯の日イベント、関係者向 総事業費※ 11,172 48,162 け学習・交流会の他、新たな啓発の機会を創出するため、スー 事業費 1,781 2,015 4,919 パーマーケット店内や大学の学園祭などでイベントを実施し、目標 人件費 9,391 46,147 総 値を上回った。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.05 5.05 費 計 9,391 45,223 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 衛生部主催イベントの他、区主催イベント等にも積極的に出展 人数 0.00 0.30 し、幅広い世代への食育啓発を図った。(参加人数:区民まつり 勤 計 0 925 2000人、舎人公園イベント3000人など。) 国負担金・補助金 0 0 0 貢献度:食への理解を深めることで、食を選択する力や自己管理 都負担金・補助金 311 0 650 能力が身につき、生活習慣病の予防につながる。波及効果:関係 財 受益者負担金 0 0 0 部署、関係機関と連携して事業を展開することにより、幅広い年齢 源 0 0 0 層への食育啓発が可能となる。協働:飲食店、スーパーマーケット、民間 内 その他特定財源 0 0 0 企業、地域ボランティア等との協働により食育の啓発に取り組んで 訳 基金 起債 いる。 0 0 0 一般財源 10,861 48,162 4,269 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 26 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) さまざまな機会を活用して啓発活動を行い、多くの区民に 食の大切さを啓発することができた。 地域のマンパワーの他、新たに民間企業との協働を推進 し、区民が食への感謝と理解を深め、生涯を通じた健康づく りに取り組む契機を提供することができた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 21年度同様ライフステージ全般を対象とし、関係部署、健 康づくり施策との連携をさらに強化して事業展開していく。 また飲食店、スーパーマーケット、地域ボランティアとの協働の ほか、民間企業との協働を推進し、広く区民へ食育を啓発し ていく。 平成22年度は食育推進計画最終年度であり、計画の評 価と今後の方向性について検討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 重点項目に合致した事業である。指標1、指標2とも目標値 を2倍以上達成しており、評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 食育推進計画は、H22年度が最終年度であり、指標1 と2両者とも、目標達成率は200%を越え、高く評価出来 る。ただし、「生涯を通じた健康づくりが実現できる」が 基本理念である以上、指標1の1は成果指標として適切 ではない。たとえば、食育を啓発した結果を表す健康指 標(小児生活習慣病予備軍の割合、肥満傾向の割合 等)が適切であり、今後検討していただきたい。 庁内関係部署や関係機関との連携、民間企業との協 働も大変幅広く、事業内容もイベントだけでなく、全ライ フステージ対象の健康教室、調理体験教室、幼保・小 中高校の食育啓発と幅広い年齢層への波及効果も期 待できる取り組みは素晴らしいと言える。 【今後の事業の方向性への評価】 今年で最後となることからか、イベントの参加人数が1万を 予定しているが、事業課の熱意や関連部局との連携も期待 でき、達成すると思われる。今後の本事業のあり方について は、部長評価にあるように、今年の事業課の評価、方向性 のまとめを考慮した上で判断する。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 3 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 27 【今後の事業の方向性への評価】 方向性については妥当・適切である。区民の全てのラ イフステージを対象に関係部署、関係機関と連携し、民 間企業との協働のさらなる展開に期待をしたい。 所管からのヒアリングによれば、妊婦への食育啓発 (低体重児等に対する対策として)については、「妊産 婦・乳幼児相談事業」の範疇であるという説明があり、 当該事業は産後の訪問が中心であるため、妊婦への 食育啓発は実施されていなかった。しかし、生涯を通じ た健康づくりは胎児の段階から始められるべきであり、 今後は、当該事業との連携を視野に入れ、妊婦への食 育啓発にも是非取り組んでいただきたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №3 おいしい給食の推進 子どもの心身の健全な発達を支える 記入所属 副参事(おいしい給食担当) おいしい給食担当係長 電話番号 03-3880-5427(直通) [email protected] 給食を生きた教材として捉え、感謝する気持ち、食の重要性を知るとともに心を豊かにする E-mail 「おいしい給食」を、学校、家庭、児童・生徒とともに目指し、健全な心身の成長に資する。 衛生部足立保健所健康づくり課や教 庁 育指導室、教職員課と連携し、子ども もりもり給食ウィーク、おいしい給食まつり、超人シェフのスーパー給食、おいしい給食 内 達の食育への取組みを行っている。 レシピ集作成、学校給食を題材とした指導集作成 協 働 根拠 足立区におけるおいしい給食推進事業3ヵ年計画 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 小学生1人あたりの の 給食残菜率(年間) 1 単位 指標名 指 標 1 中学生1人あたりの の 給食残菜率(年間) 2 単位 % % 指標の定義(算出根拠) 提供した給食量に対し残菜として回収された給食 量の割合を残菜率とする 指標の定義(算出根拠) 提供した給食量に対し残菜として回収された給食 量の割合を残菜率とする 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 7.5 7.5 100% 20 13.1 13.1 100% 21 6.5 6.4 102% 21 12.1 12.2 99% 目標値 実績値 達成率 20 109 35 32% 20 21 109 71 65% 21 37 19 51% 22 6.0 23 24 22 11.1 23 24 22 109 23 24 22 37 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 地場産野菜の 使用学校数 指標の定義(算出根拠) 校 学校給食における地場産物を使用する学校数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 給食メニューコ 中学校対象に給食メニューコンクールを実施した際 ンクールの参加 校 実績値 の学校参加数 学校数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 2 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 27,702 23,763 事業費 14,286 10,330 13,000 人件費 13,416 13,433 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.50 1.50 費 計 13,416 13,433 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 3つのプロジェクトを立ち上げ、事業を推進した。食べる意欲向上 訳 常 人数 0.00 0.00 プロジェクトでは、超人シェフのスーパー給食のメニューを3校で実 勤 計 0 0 施し、レシピを配布することで保護者への働きかけも行った。また、 国負担金・補助金 0 0 0 シェフのメニューを全校へ広めた。 都負担金・補助金 0 0 0 おいしい給食レシピ集プロジェクトでは、健康に配慮した25のレ 財 受益者負担金 0 0 0 シピ集を作成し、学校給食を題材とした指導集プロジェクトでは、 源 0 0 0 効果的に食の指導を行うため小学校6本、中学校12本の指導案を 内 その他特定財源 基金 0 0 0 作成した。 訳 起債 おいしい給食事業を広く周知するために給食まつりを計画してい 0 0 0 たが、不幸なことに小学校で食中毒が発生し、やむなく中止した。 一般財源 27,702 23,763 13,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の給食残菜率は、もりもり給食ウィーク、おいしい給食まつ り、超人シェフのスーパー給食等おいしい給食事業の効果があり、 20年度と比較し、小中とも約1%減する事が出来た。 指標2の地場産野菜の使用率は、地産地消の意識の高まりや生 産者との連携もあり拡大している。 給食メニューコンクールは、初 めての開催にも関わらず、半数が参加した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 28 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 給食の残菜率については、おいしい給食の様々な事業展 開の効果があり、今年度は平成20年度と比較して小中学生 とも約1%減少することができた。これは、「もりもり給食ウ イーク」や「給食メニューコンクール」、「超人シェフのスー パー給食」を通じて各校においしい給食事業が定着化して きたことが原因と考えられる。 給食メニューコンクールは、学校参加数は半数であった が、116作品の応募があり、入賞作品のメニューは各校で 給食として取り入れた。 なお、減少した残菜量を給食の食材価値に換算すると、約 1,000万円にも及び、給食が無駄にならずに済んだ。ゴミ処 理経費に換算すると対20年度と比較し、約100万円の費用 削減が図られた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 給食を生きた教材として活用し、教科との連携を図った指導 案を教師と栄養士が協力して実践、検証し、さらなる指導案の 改善を図る。併せて全校栄養士の研修を企画し、食育指導実 践のスキルアップを行う。 おいしい給食レシピ集には、さらに25のレシピを加え50のレ シピ集とし、全校の共有財産として活用する。 また、学校での地場産野菜の使用率をさらに高めるために、 生産者およびJAとの連携を深め全校への供給ルートの確立を めざす。 区民向けには、3ヵ年の事業成果を発表する給食まつりを開 催し、事業の効果を家庭へ波及させる。 これらを基においしい給食事業の全校での定着化を図り、栄 養士、教師、調理業者、生産者、保護者らと協働し、児童生徒 の健全な成長発達を支える。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 給食の残菜率は小中学校とも約1%ずつ減少し、対前年 度で重量34t、食材原価に換算で1000万円もの食材の無駄 を省いた点は評価できる。また、残菜の処理代金を約100万 円削減する結果となり、子どもの心身の健全な発達にも寄 与している。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1から小・中学校共、残菜量が減っており、ほぼ目 標も達成している点で、高く評価出来る。ただし、ヒアリ ングにもあった通り、小学校よりも中学校の残菜量が多 い要因として、嗜好の固定化や体型を気にしたりすると いった問題については、さらなる食育の推進が必要と考 える。 一方、減少した残菜量からゴミ処理経費が100万円削 減され、食材価値1,000万円相当が無駄にならずに済ん だ事は、コスト面において、環境への配慮においても素 晴らしい結果であり、高く評価できる。地産地消の面に おいても、さらなる地場農家の生産者の方々との連携 を深め、学校給食への普及に努めて欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 超人シェフのスーパー給食のメニューを全校に広めるな ど、事業だけで終わらせることなく、活用している点は評価 できる。今後とも給食を通じて、食育の重要性や残菜率の 減少に向け努力してほしい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 3 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 29 【今後の事業の方向性への評価】 方向性は妥当・適切である。しかし、昨年度は小学校 において食中毒が発生し多くの区民に不安を与えたこ とは残念であった。まずは、安全且つ安心な給食を第 一に考え、再発防止に、ハード・ソフト面双方において、 改善に全力を尽して頂きたい。 近年食の乱れ等による健康被害(小児生活習慣病等) が問題となっており、足立区において東京都平均と比 較しても悪い結果となっている。給食は1日3食の内1食 を占め、食の重要性・食への感謝をしっかりと意識付 け、健全な心身の成長を支えている。したがって、今後 も、食育事業との連携の下で、さらなる残菜量の減少と 給食の塩分量の適正化を目的としている本事業に大い に期待する。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №4・5 ステップアップ講師配置 副担任講師配置 安心して学び、遊べる環境をつくる 習熟度別少人数指導やTT(ティーム・ティーチング)により、各学校が児童・生徒の状況に応じた 指導方法等の工夫ができる環境を整え、「わかる授業」を推進して学力向上を目指す。 習熟別少人数指導やTTを実施する非常勤講師を小中学校に配置する。小学校1年生のスムー ズな学校適応をサポートする非常勤講師を1クラスの人数が35人を超える小学校に配置する。 根拠 足立区ステップアップ講師設置要綱 法令等 記入所属 学校教育部教職員課事業推進係 電話番号 03-3880-5964 E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 の 1 学力調査の平均 正答率70%以上 の児童の割合 指 標 1 の 2 学力調査の平均 正答率60%以上 の生徒の割合 単位 実績等 目標値 「足立区学力向上に関する総合調査」において、 % 平均正答率70%以上である児童(小学校)の割合 実績値 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 「足立区学力向上に関する総合調査」において、 % 平均正答率60%以上である生徒(中学校)の割合 実績値 達成率 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 70 65 93% 20 60 57 95% 21 70 69 99% 21 60 59 98% 22 70 23 24 22 60 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 20 22 21 目標値 135,000 165,000 171,000 講師の配置時間 時間 小・中学校に配置される講師の延べ時間数 実績値 155,428 178,350 数 達成率 115% 108% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 449,301 512,977 事業費 440,357 500,440 486,710 人件費 8,944 12,537 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.40 費 計 8,944 12,537 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 人材確保のために教員系大学への募集案内などを行った結果、 訳 常 人数 0.00 0.00 3月末時点で小学校209人、中学校70人の計279人を配置してい 勤 計 0 0 る。学校において少人数指導やTT指導を行い、状況に応じた授業 国負担金・補助金 0 0 0 展開を行っている。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 413 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 449,301 512,564 486,710 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度実績値は目標値を上回った。講師の途中退職などによ り、新しく任用する人材が不足する時期もあったが、3月末時点で 279人の講師が活動した。うち小学校19校24名を副担任として配 置し、1年生が学習習慣や生活習慣の基礎を身につけられるよう にきめ細かく支援した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 30 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 21年度は、講師の配置学年や教科など学校の状況に応じ て配置した。 これにより、配置時間の伸びとともにきめ細やかな授業展 開に貢献できた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 22年度から全小中学校に月給制の副担任講師制度に切 り替え、雇用の安定化を図り、小学校では、1年生の基礎的 な生活・学習習慣の定着を図っていく、 また、中学校では、少人数指導・TT(ティーム・ティーチン グ)指導・個別指導などのわかる授業だけでなく生活指導も 行い、よりきめ細かな講師制度を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 ステップアップ講師の配置延べ時間数を対前年度比約1 8%、22,922時間の増加を行った結果として、小・中学校とも に学力調査の平均正答率の目標に近づいている。また、1 年生の学習習慣や生活習慣の基礎を身につけられるよう支 援したことも評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 学力調査の結果(指標1)は徐々に改善傾向にある が、東京23区内における足立区の学力は依然として低 い。こうした状況に対して、ヒアリングでは担当者から目 標を達成すべくさらなる努力をするとの回答があったも のの、評価調書において指標1に対する所見が示され ていないのは残念だ。約5億円という区としてはかなり 大きな資源を投入しているので、生徒・保護者・先生の ニーズが的確に反映されているかどうかをしっかり検証 しつつ、目標達成のためあらゆる工夫がなされることを 期待する。 他方、本事業は、定年後の再雇用教員による新卒教 員への指導・助言等、人材の活用と育成が共に図られ ているという点で評価できる。一部教職員の声として、 副担任講師やステップアップ講師とのすり合わせに負 担がかかるというものもあり、現場の負担軽減と制度の 効率的運用が今後の課題である。 【今後の事業の方向性への評価】 平成22年度から講師の身分を専門非常勤(月給制)とする ことで雇用の安定化を図り、全小・中学校に副担任制度を 導入するなど評価できる。今後は夏休みにも人材の活用を 図ってもらいたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 31 【今後の事業の方向性への評価】 本事業は非常に重要であるが、小・中学校における少 人数指導やTTは、各々の学校・各々の学年・年度に よってクラス編成が異なる等一貫性に欠ける面が見ら れる。区立という公平・平等性の観点から、制度運用の 一貫性を求める声もある。今後の具体的な手法につい ては、状況の変化に注視しながら、講師や教職員、校 長等から現場での問題点や意見を吸い上げ、保護者を 含め相互に協働することが課題であろう。中央教育審 議会初等中等教育分科会によって、40人学級編成の基 準について35人学級編成(低学年30人学級編成)の見 直し案が提案されているが、こうした案が現実化すれ ば、本事業の意義や在り方も問い直す必要が出てくる だろう。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №6 ・小学生基礎計算補習教室 ・小学生夏季補助教室 ・中学生補習講座 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 学校教育部 教育改革推進課教育改革推進係 電話番号 03-3880-5981(直通) 児童・生徒の基礎的・基本的学力の定着を図ることを目的として、民間教育事業者等 E-mail を活用し学習する機会の提供を図る。 小学生:原則4年生を対象に、四則計算の定着を図るため土曜日・夏季休業中に補習教室を実 施。 中学生:国語・数学・英語の基礎学力の定着を図るため、長期休業中に補習講座を実施。 根拠 法令等 [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指標の定義(算出根拠) 「あだち小学生基礎計算補習教室」 点 「事後テスト平均点」-「事前テスト平均点」(テスト は100点満点) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 「中学生補習講座」 1 「中学生補習講座」 点 「事後テスト平均点」-「事前テスト平均点」(テスト の 事前・事後テストの 2 平均点の伸び は100点満点) 指 標 1 の 1 単位 「あだち小学生基 礎計算補習教室」 事前・事後テストの 平均点の伸び 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 10 16 160% 21 22 10 23 24 22 10 23 24 21 864 864 100% 21 135 135 100% 22 1,584 23 24 22 185 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 目標値:補習教室実施予定延日数 「あだち小学生基 礎計算補習教室」 日 実績値:補習教室実施延日数 実績値 実施延日数 〔21年度72校×12日 22年度72校×22日〕 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 目標値:補習講座実施予定延日数 2 「中学生補習講 日 実績値:補習講座実施延日数 の 実績値 座」実施延日数 2 〔21年度27校×5日 22年度37校×5日〕 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標名 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1・2:目標は達成できた。民間教育事業者と連絡を密に 総事業費※ 0 66,749 取りながら、実施日の設定・変更など学校の要望等に対応しなが 事業費 0 52,055 96,334 ら実施できた。 人件費 0 14,694 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 指標1の2については、22年度より全校統一のテストを実施す 人数 業 0.00 1.40 る。 勤 費 計 0 12,537 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 「あだち小学生基礎計算補習教室」は限られた期間・日数の中 人数 0.00 0.70 で、新型インフルエンザの流行による学級閉鎖などの影響もあっ 勤 計 0 2,157 たが、予定日数を消化できカリキュラムどおり進めることができた。 国負担金・補助金 0 0 0 「中学生補習講座」については実施時期が集中したが、各校の 都負担金・補助金 0 0 0 希望どおり実施できた。 財 受益者負担金 0 0 0 源 0 0 0 事業費については、22年度より「NO18 体験学習の推進、あだち 内 その他特定財源 0 0 0 子どもものづくりフェスタ」の理科実験プログラムとあだち子ども百 訳 基金 起債 人一首大会の事業費を含む。 0 0 0 一般財源 0 66,749 96,334 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 32 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 「あだち小学生基礎計算補習教室」はテキストを工夫し、 反復学習に重点をおき基礎・基本の定着をさせることを優先 したことで、「わかった」「できた」という自己肯定感を育むこ とにより、やる気を引き出せた結果である。 「中学生補習講座」については、22年度より全37校で対 象者を3年生に特化し、統一カリキュラム・テキスト・テストを 使用して実施するなど条件を整えたうえで状況を把握してい く。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 基礎的・基本的な学力の定着を図るためには、児童・生徒 がやる気と学習する習慣を身につけなければならない。 そのためには、学校との連携と民間教育事業者のノウハ ウを活用することで、学習できる機会の提供と家庭学習へ の動機付けを図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 小学生基礎計算補習教室の事前・事後テストの結果、全 校平均点が16点伸びた結果は評価に値する。特に四則計 算のつまずきが今後の児童・生徒への学力に大きく影響す ることから、この事業の必要性は大きいと考える。 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標2つのうち1つしか結果が出ていないので評 価が難しいが、指標1の1を見る限りそれなりの成果は あったと思われる。指標1の2の結果と合わせ今後の推 移を見守りたい。 また、事業の目的は基礎的・基本的学力の定着を図 るとあるので、足立区で毎年4月に実施されている小2 年生以上を対象とした学力テスト(基礎の正答率%)を比 較することも新たな指標として考えられるのではない か。 指標2では、新型インフルエンザ等の流行もありながら 達成率100%は、高く評価出来る。補習教室・補習講座 の参加率の低さに課題が残る。 【今後の事業の方向性への評価】 平成22年度からは中学校全校の統一テストの実施によ り、この事業の成果が問われるところであり、結果に期待し たい。また、小学校については、補習教室の実施日数を1校 12日から22日とするなど基礎的・基本的な学力の定着を図 る方向性は評価できる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 担当部が示されたように、基礎的・基本的な学力の定 着を図るためにもっとも大切なこととして、児童生徒の やる気と学習習慣を身につけさせるという事業の方向 性には賛同する。ただし、本事業の対象年齢を小学校4 年生に限定することには疑問が残る。小4より前からの 学習機会の提供、たとえば、小1の家庭学習を動機付 けするための幼保連携等、早い時期からの対策が必要 であろう。小中学生の学力向上は足立区の悲願である ので是非頑張っていただきたい。 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 33 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 子ども 事業名 №7 中学校における放課後学習の 記入所属 推進 安心して学び、遊べる環境をつくる 目 学校図書館機能の充実を図り、生徒の放課後学習を推進する。 的 内 生徒が調べ学習や放課後の自主学習を行うための環境整備、図書に関する支援等 容 を行うための学校図書館支援員を配置する。 学校教育部教職員課事業推進係 電話番号 03-3880-5964 E-mail [email protected] 庁 内 協 働 根拠 学校図書館支援員設置要綱 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 20 実績等 目標値 事業実施校の蔵書に占めるデータベース化された 図書データベース % 実績値 化率 図書の割合 達成率 指標名 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 指標の定義(算出根拠) 20 21 20 23 115% 21 22 40 23 24 22 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 指標名 単位 学校図書館支援 員の配置時間数 時間 指標名 指標の定義(算出根拠) 中学校に配置される学校図書館支援員の延べ時 間数 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 4,500 4,596 102% 20 22 21 8,500 12,000 10,117 119% 21 22 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 事業実施中学校を10校から20校に拡大し、学校図書館支援員を 総事業費※ 12,227 23,730 配置して学校図書館機能充実へのサポートを行った結果、21年度 事業費 10,438 20,148 23,456 実績値は目標値を大きく上回った。 人件費 1,789 3,582 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.20 0.40 費 計 1,789 3,582 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 司書資格を持つ支援員を配置し、読書や調べ学習・放課後学習 訳 常 人数 0.00 0.00 の場として活用するため、学校図書館の環境整備・図書に関する 勤 計 0 0 支援等を行った。 国負担金・補助金 0 0 0 今後は、専門性を生かした情報・サービスの提供や、図書ボラン 都負担金・補助金 0 0 0 ティアとの協働のために中央図書館と連携を深め、支援員の活動 財 受益者負担金 0 0 0 をバックアップしていく。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 12,227 23,730 23,456 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 34 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 事業実施中学校を10校から20校に拡大し、学校図書館支 援員の配置時間数は、目標時間数を上回り、事業実施校の 蔵書のデータベース化も目標値を上回った。 学校図書館に支援員を配置することにより、生徒への図 書に関する支援だけでなく、学校図書館の図書管理や環境 整備が大きく進んだと考えられる。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 学校に配置する学校図書館支援員の役割には、専門的 支援を求める声も大きいが、個人の資質によって取り組み に差が生じている。 今後、支援員の資質向上のために、専門的な情報をもつ 中央図書館と検討を行い、支援員のバックアップ体制など の確立を目指していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 中学生の調べ学習や放課後の自主学習を支援するため、 学校図書館機能の充実を図る意義は大きい。しかし、現指 標では学校図書館支援員の配置時間や図書データベース 数しか、わからない。生徒の利用人数など実績を把握した 指標設定が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1、データベース化率は目標を上回っている が、H21年時点では23%とまだまだ低く、早急な向上が 望まれる。また、この指標1の1自体が活動結果指標で あり、目的に対する成果指標ではない。代替指標とし て、たとえば、図書データベースの検索数、図書館利用 生徒数、支援員が放課後生徒から図書や学習方法に ついて相談を受けた数や、中央図書館等から希望の本 を取り寄せた数等が考えられる。ヒアリングでは、放課 後の学校図書館を利用した生徒数は1日平均13名とい うことであり、利用者数を増加する対策が必要だと思わ れるが、この評価調書からはそれが読み取れない。 せっかく派遣された図書館支援員がデータ化に努める あまり、肝心の生徒からの相談に対応できないことなど があったら本末転倒である。 H19年度までは放課後の図書館使用はできなかった ということなので、本事業で、中学校の放課後学習推進 のために図書館の開館時間を長くしたり、図書支援員 を置いたことは評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 学校図書館が生徒の学習支援として機能するためには、 教員との連携が不可欠である。支援員が学校で孤立しない よう更なる指導体制を図っていくことが必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 35 【今後の事業の方向性への評価】 支援員が学校図書のデータベース化を進め、その結 果、不要な本、必要な本が仕分けられ学校図書館の図 書管理や環境整備が進んだことは認められる。しかし、 担当部の評価(事業の方向)にもあるごとく、図書館支 援員の個人の資質によっても取組みに差が出てくること は考えられる。目的はデータベース化ではなく、あくまで 学校図書館の利用率アップ等「生徒の放課後学習を引 き出す」ことにある。そのためには、上記のように目的に そった成果指標を設定し、成果を上げるための支援員 の質の向上とバックアップ、学校側との連携を重視して ほしい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №8 生活保護法外援護費給付事業 記入所属 (被保護生徒高校進学支援) 安心して学び、遊べる環境をつくる 進路希望調査において学力不振や進路未定の中学3年生に対し家庭学習を支援し、生活保護 受給世帯の生徒の高校全員進学と全日制高校への進学率向上を目指す。また、不登校やひき こもり傾向のある中学1、2年生に対し学習の場を提供し、学習意欲向上の動機づけを行う。 NPOが実施する学習支援への参加に要する経費の支出 根拠 被保護者自立促進事業実施要綱 法令等 足立区被保護者等自立促進事業経費支給要綱 福祉部自立支援課自立推進係 電話番号 03-3880-5482(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 実績等 目標値 学習支援に参加した中学3年生のうち、高校等(全 % 実績値 日制、通信制など)に進学した者の割合 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 指標名 高校進学率 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 100 100 100% 20 21 100 94 94% 21 22 100 23 24 22 23 24 21 6,000 2,707 45% 21 22 4,200 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値=学習支援の参加に要する経費の執行見 目標値 学習支援経費 千円 込額 実績値 476 執行実績 実績値=上記の執行実績額 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標名 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度は、学習支援に参加した36名のうち、34名が高校等に進学 総事業費※ 3,588 15,104 を果たした。進学率は目標に及ばなかったものの、就職者の1名を 事業費 476 2,707 4,200 含め、参加者のほとんどが自立への第一歩を歩みだすことができ 人件費 12,397 3,112 総 た。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.35 1.38 費 計 3,112 12,397 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 青少年の自立支援に実績のあるNPOとの協働により、学習不振 訳 常 人数 0.00 0.00 に陥った生活保護受給世帯の生徒が、自ら将来を切り開くことの 勤 計 0 0 できる能力の形成に寄与している。また、ひきこもりや不登校傾向 国負担金・補助金 0 0 0 の生徒に対しては、安心して通うことのできる居場所や学習の場を 都負担金・補助金 476 2,707 4,200 提供し、様々な活動や同世代との交流を通じ、社会参加への誘導 財 受益者負担金 0 0 0 を図っている。 源 その他特定財源 0 0 0 【事業の周知】 内 基金 0 0 0 当事業は生活保護受給世帯が対象であるため、日々のケース 訳 起債 ワーカーによる支援のなかで、対象生徒の状況に応じて、適宜、 0 0 0 事業の紹介や周知を図っている。 一般財源 3,112 12,397 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 36 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 生活保護受給世帯の生徒全員の高校進学と全日制高校へ の進学率90%以上を目標とした高校進学等支援プログラム の一環として、本事業は20年9月から開始した。20年度は年 度半ばからの取り組みにもかかわらず、12名の参加者全員 が高校への進学を果たし、今年度も引き続き高い成果を得 ている。これは、実施主体であるNPOとの緊密な連携のも と、個々の生徒の状況に応じたきめ細やかな支援の結果と 評価している。また、不登校やひきこもり傾向にある中学1、 2年生を対象とした学習サロンも、徐々にではあるが成果を あげており、次年度以降の結果を期待するところである。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 生活保護を受給する世帯の生徒のなかには、親の離婚やD V、失業などにより、学業に専念できる環境にないものも多 く、さらに近年、遊びの変化や人間関係の希薄化などにより 家庭や地域の子育て力が低下し、子どもが安心して活動で きる居場所の減少が社会問題となっている。国は、生活保 護受給世帯の子どもの健全育成を支援するため、平成21年 7月から、学習図書の購入やクラブ活動に要する経費への 扶助として学習支援費を創設するとともに、地域の社会資 源を活用し、日常生活支援、養育支援、教育支援など幅広 い支援を行うよう示している。引き続き、NPOの専門性を活 かし、子どもたちが安心して活動できる居場所への橋渡しを 行うとともに、貧困の連鎖を断ち切るため、高校への進学支 援を強化していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1-1については高い達成状況であり評価できる。し かしながら、学習支援を必要としている学生が何人程度存 在し、その何割の進学を目標とするのか。今後は、そのよう な全体像も提示し、事業の推進を図って欲しい。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1は目標に達しなかったものの、進学率94% は立派である。NPO法人への依存度が高いとはいえ、 投入コストの割に大きな成果を挙げている。ただし、生 活保護受給世帯の生徒の中には、経済的・社会的のみ ならず、家族に関わる私的な問題を抱えている生徒も 数多くいることから、学習面だけではなく、子どもたちの 生活面・精神面・健康面でのケアが充分であるかにつ いての指標も必要ではないだろうか(たとえば、聞き取 りやアンケート調査等による健康面や精神面で問題を 抱えていると思っている生徒の数等)。 【今後の事業の方向性への評価】 学習支援費の創設やNPOの活用など、今後の方向性は 高く評価するものである。さらに高校進学した生徒が今後就 労する場合は、若者サポートステーションとも連携し、就労 機会の拡大も図っていただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 事業の方向も手法も適切であると考える。今後は、進 学(或いは就職)した生徒の中退率にも注目して、中学 卒業後のフォローアップもしっかり実施してもらいたい。 また、経済面や学習面のみならず、生活面・精神面・健 康面での支援のさらなる充実を図っていただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 37 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 子ども 事業名 №9 外国人児童・生徒等指導講師派遣(日 本語適応指導講師派遣) 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 学校教育部教職員課事業推進係 電話番号 03-3880-5964 事 務 事の 業概 要 E-mail 目 特別指導講師を派遣し、児童・生徒の学習及び学校生活を支援する。 的 内 外国人等の日本語未習得児童・生徒の円滑な学校生活支援や生徒の学習意欲を高 庁 内 容 めるため、特別指導講師を派遣する。 協 根拠 働 足立区適応指導講師派遣要綱 学習指導要領 法令等 [email protected] 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 実績等 目標値 小・中学校において日本語適応指導を行った児童・ 派遣対象児童・生 人 実績値 徒数 生徒の数 達成率 指標名 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 90 103 114% 20 21 90 83 92% 21 22 90 23 24 22 23 24 21 7,000 7,036 101% 21 22 7,000 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 単位 20 目標値 6,536 日本語適応指導 小・中学校に派遣される日本語適応指導講師の延 講師の派遣時間 時間 実績値 6,928 べ時間数 数 達成率 106% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 28,180 31,887 事業費 21,025 22,932 23,757 人件費 7,155 8,955 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.80 1.00 費 計 7,155 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 日本語適応指導講師との情報連絡会を通して指導ノウハウを共 訳 常 人数 0.00 0.00 有することで、資質向上を図っている。 勤 計 0 0 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 28,180 31,887 23,757 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度目標値は達成できた。 今後は、講師との情報連絡会等を充実させ、児童・生徒の学習 及び学校生活を支援していく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 38 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 日本語適応指導講師は、日本語未習得児童・生徒に講師 を派遣して、日本語を習得させる事業である。 しかし、対象となる児童・生徒数は、毎年変動するため、日 本語適応指導を行った児童・生徒数と達成率が下回った。 なお、対象となる児童・生徒が少数民族言語出身であった り、習得に時間を要するため、支援体制の充実に努めてい る。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 日本語適応指導講師の派遣については、対象となる児 童・生徒数は、毎年、変動するが、講師との情報連絡会等を 開催し、児童・生徒の学習及び学校生活がさらに充実する よう支援を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 日本語未習得児童・生徒に日本語を習得させることは、当 該児童・生徒が孤立せず、また、安心して学び、遊べる環境 づくりに寄与していると考える。しかし、母国語に適応した日 本語講師を常に確保していくことは困難であり、新たな工夫 が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標である指標1の1は実績値、達成率とも前年を 下回った。この原因として、成果指標の「適応指導を行った 児童生徒数」が流入人口の変動の影響を受け、対象とな る児童生徒数が減少したことがあげられる。したがって、こ のような値を成果指標とすること自体に問題がある。いつ 転入してくるかわからない、いつまで足立区に在住するか わからない外国人児童に対して事務事業を組む苦労は理 解できる。その反面、H20・H21年度とも90人の目標対象児 童に対して3,200万円弱の事業費をかけた効果がどれだけ あったのか、評価調書からは判断できない。重プロ事業と して取り上げる以上、「投入コストに見合った成果が出てい るか」を評価し区民に説明する必要があるので、成果指標 の選定は重要であり、是非見直されたい。 必要な事業であることは十分理解できるが、現下の厳し い財政状況下では、ボランティア活動への協力依頼や事 業委託等の工夫により、コスト削減に努める必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 全ての小・中学校において、外国人等の日本語未修得児 童・生徒の受け入れが原則であるが、今後も、国際化の進 展を踏まえると、同一母国語の児童・生徒を同一校に集約 することなどの工夫が必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 39 【今後の事業の方向性への評価】 本事業の目的は児童生徒の円滑な学校生活支援であ り、適応指導の延べ時間で一律に打切るべきものではな い。ただ、無制限にとはいかないのでどこかで線引きせざ るを得ないが、その時点で当該児童生徒がどの程度のレ ベルに達したのか、把握しておくべきである。そうしたデー タの蓄積と関係者(派遣講師、学校教職員等)の意見など にも耳を傾けた上で、新たな対策や事業の方向性を見定 めてほしい。 また、指導そのものについて、小学生で85時間、中学生 は94時間の講師派遣となっているが、これは1日2時間勉 強して42日から47日であり週5日とすれば、たった2カ月の トレーニングとなる。このような短期間での日本語習得は 不可能である。したがって、始めの1ヶ月で基本を専門の講 師に教えさせ、基本が理解できたら、ボランティアや教職 課程の学生等の人材を活用することで、予算の範囲内で 指導期間を延長する等、効率的に成果が上がるような工 夫をすべきであろう。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №10 生涯学習部中央図書館子ども読書 推進係 子ども読書活動推進事業 記入所属 安心して学び、遊べる環境をつくる 第二次足立区子ども読書活動推進計画に基づき、子どもたちが自主的に読書活動を行えるよう 家庭・地域・図書館・学校などにおける読書環境の整備と活動を支える人材の育成を図る。 電話番号 03-5813-3745(直通) E-mail [email protected] 庁 小・中学校への図書の学校配送サービスや地域団体への図書貸出、読み語りや読書 内 相談、読み語りボランティア、学校図書館ボランティア育成のための講座の開催。 根拠 社会教育法第5条第4号 図書館法 子どもの読書活動推進に関する法律 法令等 足立区立図書館条例 子ども読書活動推進計画 協 働 区立小中学校:図書資料の学校配送や学 校図書館訪問事業により学校を支援。 保健総合センター:「子ども施策3カ年プロ ジェクト推進事業」の一環としてボランティ アによるおはなし会『ブックスタート事業』 を実施。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 実績等 20 21 22 目標値 1,539,000 1,546,000 1,553,000 指標となる貸出対象範囲:個人貸出、団体貸出、学 冊 実績値 1,607,536 1,640,792 校配送サービス 達成率 104% 106% 実績等 20 21 22 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 指標名 公立図書館の児 童図書の貸出冊 数 指標名 指標の定義(算出根拠) 23 24 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 22 21 指標名 18,500 20,000 目標値 19,000 図書館内おはな し会への参加人 人 公立図書館で実施するおはなし会の参加人数 実績値 18,607 18,556 数 達成率 101% 98% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 21 22 20 指 標 1,150 1,150 目標値 1,100 ボランティア講 2 読み語りボランティア養成講座、学校図書館ボラン 人 の 座への参加人 実績値 1,100 927 ティア養成講座の参加人数 2 数 達成率 100% 81% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 101,334 99,305 事業費 20,292 14,464 12,373 人件費 84,841 81,042 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 5.00 5.00 費 計 44,720 44,775 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 図書館のおはなし会の他に、図書館員が担当エリアの学校や幼 人数 11.00 13.00 稚園等を訪問して行うおはなし会の参加人数が増えている。今後 勤 計 36,322 40,066 も地域の施設等と連携し出張おはなし会を積極的に行い、子ども 国負担金・補助金 0 0 0 たちが本と出合うきっかけをつくり、図書館の利用増に繋げて行 都負担金・補助金 0 0 0 く。また、中央図書館の専門員が学校図書館の支援のため実施し 財 受益者負担金 0 0 0 ている訪問事業についても利用が増えている。これらの様々な取 源 その他特定財源 0 0 0 組により、子どもたちの読書環境の整備に努めていく。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 101,334 99,305 12,373 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の1:21年度は竹の塚図書館が改修工事で6カ月休館となった ため、全体の参加人数は前年より若干のマイナスとなった。竹の塚を 除く各館では、開催回数の増や地域へのPRにより参加人数を増やす ことができている。指標2の2:21年度は上記改修工事のため、北部 地区での講座が駅近の竹の塚センターから花畑・舎人・伊興センター へ移動しての開催となり、参加者数を伸ばすことができなかった。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 40 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 児童図書の貸出冊数については、目標を達成することが できた。これは、図書館でのおはなし会などの催し物の他、 各館での図書の展示の工夫や、地域への出張おはなし会、 団体貸出の充実など様々な取り組みによるものと考えられ る。今後も、各館の取り組みを充実するとともに、区民への PRに努め、貸出冊数増に繋げていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 区民や関係機関との連携、協働により「第二次足立区子 ども読書活動推進計画(平成21~25年度)」を着実に推進 することにより、子どもたちが読書をする環境づくりを目指 す。22年度は ①保育園、幼稚園等の乳幼児施設における 読書活動への支援 ②団体貸出や学校でのおはなし会など を含めた小・中学校での読書活動支援 ③ボランティア団体 や地域との連携による地域人材の育成と発掘を中心に取り 組んでいく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 2年連続で、児童図書の貸出冊数が目標値を超えており、 重点項目への寄与度は高い。また、学校図書館の支援も積 極的に行っており、評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 第2次子ども読書活動推進計画が施策され、指標1の 1でも達成率が100%を越えており評価する。しかし、既 に平成20年に達成されている数値を目標に掲げて達成 率106%ということには疑問が残る。事業の妥当性は充 分認められるので、目標値の上昇修正を求める。 訪問お話会や学校図書館支援の訪問事業、ボラン ティアの養成、学校配送サービスや地域団体への貸出 等のサービス拡充等、区民ニーズが的確に反映されて いる。しかしながら、中央図書館からの要望等の周知や 広報活動が徹底しておらず改善が求められる。 【今後の事業の方向性への評価】 読み語りや学校図書館ボランティア養成講座の参加人数 も毎年900名を超え、区民との協働も進んでいる。今後とも、 子どもたちが読書する環境づくりに努力してほしい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 41 【今後の事業の方向性への評価】 活字離れが進む昨今、子どもの時からの読書の習慣 を身につけさせようとする本事業の意義は大きく、方向 性も妥当・適切であり、更なる積極的な取り組みが望ま れる。出張お話会や専門員の支援活動、ボランティアと の協働や育成等に対する積極性は評価できる。今後 は、図書ボランティアの育成と共に学校図書館の管理、 整備の指導を専門員の支援活動に取り入れ、よりよい 子ども読書環境作りへ努めてほしい。また、放課後子ど も教室推進事業との連携をはかり、授業以外での読書 活動(図書ボランティアの協働)にも力を入れていただき たい。勤労福祉会館内に予約図書の受け渡し窓口を設 置したとのことであるが、主要な駅構内に受け渡しロッ カー等を設置することも検討してほしい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №11 スクールカウンセラーの配置 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 教育相談センター教育相談係 電話番号 03-3852-2861(直通) 児童の心の発達を促進して、いじめや不登校等児童の問題行動に円滑に対応すると E-mail 共に、学校の教育相談体制の確立、及び教育環境の改善を図る。 [email protected] 庁 スクールカウンセラー、学校派遣相談員を各小学校に配置し、児童との面接相談、保 内 護者からの相談対応、教職員への助言、関係機関との連携を行う。 協 働 根拠 足立区スクールカウンセラー設置要綱・同規則 法令等 足立区学校派遣相談員派遣事業実施要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 20 21 22 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 18,000 19,000 20,000 スクールカウン 目標値=スクールカウンセラーが児童、保護者、教 セラーの相談受 件 員等から相談を受理した件数 実績値 10,797 18,830 理件数 実績値=当年度の件数 達成率 60% 99% 指標名 実績等 20 21 22 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 スクールカウンセラーが、教職員・児童等に対して 目標値 50 30 1 スクールカウンセ % 状況把握と助言を適切に行い、円滑に職務を遂行 実績値 の ラーの活動実績に 21 2 ついての学校評価 していると評価している学校の割合 達成率 70% 23 24 23 24 22 70 23 24 22 23 24 指 標 1 の 1 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指 標 2 スクールカウンセ の ラー参加の校内委 1 員会開催校の割合 指標の定義(算出根拠) 20 目標値=スクールカウンセラーが校内委員会に参 目標値 % 加している学校の割合 実績値 実績値=当年度の割合 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 70 61 87% 21 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1、2ともに若干目標値を下回った。今後は、区職員の学校 総事業費※ 80,311 80,598 巡回指導等によりスクールカウンセラーとともに校内教育相談にお 事業費 67,789 15,667 25,272 ける初期対応能力、組織対応力の向上を図っていく。 人件費 12,522 64,931 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.4 1.4 費 計 12,522 12,537 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 小学校派遣のスクールカウンセラーを非常勤化したことで、学校 訳 常 人数 0 17 訪問回数が倍増した。しかし、訪問日数に比べ相談件数は著しい 勤 計 0 52,394 伸びが見られないことから、学校でのスクルーカウンセラーの活用 国負担金・補助金 0 0 0 が十分に図られていないことが伺える。今後、早急にスクールカウ 都負担金・補助金 0 12,838 22,540 ンセラーを効果的に活用できる環境整備を図るため、スクールカウ 財 受益者負担金 0 0 0 ンセラーや学校への直接的な助言・指導を行っていく。 源 その他特定財源 0 0 0 内 0 0 0 21年度非常勤人数が増えた理由は、スクールカウンセラーを非 訳 基金 起債 常勤職員化したことによる。 0 0 0 一般財源 80,311 67,760 2,732 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 42 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 目標値を達成できなかった。スクールカウンセラーが児童 理解のあり方や関係機関との連携等について担任等をサ ポートすることにより、校内が一体となった支援体制づくりが 期待できる。 しかし、教職員が児童に関わる時間を十分に確保できな いことによる実態の把握不足やスクールカウンセラーと教職 員とのコミニュケーション不足、スクールカウンセラー自身が 学校の組織・機能・校風等についての理解不足等が、ス クールカウンセラーの相談件数や評価にも影響し、目標値 に到達できない大きな要因と考えられる。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 児童を取り巻く環境が複雑・多様化している現状では、多 面的・多角的に児童を理解することが重要である。課題のあ る児童に対し、初期段階の見極めでスクールカウンセラーを 活用することが効果的である。 このため、区心理職員が、各学校を巡回訪問し、スクール カウンセラーの活用方法や適切な対応の見極め等について の指導助言を行うことで、スクールカウンセラーと教職員そ れぞれの職務内容等の理解を深めていく。こうしたことか ら、校内教育相談機能を強化し、児童の状況改善を着実に 行っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 スクールカウンセラーの相談受付件数が前年度と比較し 約74%、8,033件増加しており、カウンセリングの需要は高 い。しかし、学校側のスクールカウンセラーに対する評価は 21%と低く、スクールカウンセラーと教員とのコミュニケー ションなどを醸成する体制づくりが必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1が前年に比べ大きく伸び、目標をほぼ達成 したことは評価できる。ただし、担当部(課長)の事業分 析にあるごとく、訪問日数の増加に比較すると伸びが少 ない点、また、指標1の1については短い雑談等を含め た件数である点が気にかかる。成果指標として解決件 数を設定していない以上、件数を増やすことばかりでは なく対応内容の充実にも注視していただきたい。 指標1の2は目標を大幅に下回った。この原因の1つに 評価のランク分け(Aのみを集計)の問題があるので絶 対値が低いのはやむを得ないとしても、Aの数が年々 向上するよう努力願いたい。 コスト面について、本事業は8,000万円もの事業費を かけているにもかかわらず、課長や部長の事業分析に も見られるように、学校でのスクールカウンセラーの活 用が十分に図られていない。たとえば、スクールカウン セラー参加の校内委員会開催の割合が61%というのは この事業が効果的に運営されていないとも受け取れ る。必要な事業であることは認めるが、有効な制度とす るためには改善指導の強化が必要であろう。 【今後の事業の方向性への評価】 スクールカウンセラーが年度途中で退職するなど、事業を 継続するうえで課題が見受けられる。カウンセラーが孤立し ないネットワークづくりや区心理職員の指導・助言体制づくり が急務である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 43 【今後の事業の方向性への評価】 昨年度は、スクールカウンセラーの非常勤化の初年 度であり、配置変更があったことが関係機関のコミュニ ケーション不足に繋がっていると思われる。担当部の評 価(部長評価)にもあるごとく、指標1の1、2を向上させる には、まずは当事者同士であるカウンセラーと学校側と のコミュニケーションと学校組織・機能に対するカウンセ ラーの理解力の向上、カウンセラー活用についての区 職員による学校側への巡回指導等が重要と考える。1 人のカウンセラーが4校を担当しているので、校内委員 会の開催も学校側が調整して他校と極力ダブらないよ う教育委員会から校長へ働きかけるなど庁内協働が必 要であろう。本事業は非常に重要であると考えるので、 関係者一丸となって児童の状況改善を行っていただき たい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №12 不登校児童生徒訪問 安心して学び、遊べる環境をつくる 不登校の児童・生徒に対する指導助言等、本人や保護者、教師などに対しての援助 を行い、不登校状態からの改善、回復を図る。 ひきこもりの児童・生徒へはメンタルフレンドを派遣、登校渋りの児童・生徒へは登校 サポーター、登校支援員を派遣し、学校復帰をめざす。 根拠 メンタルフレンド派遣事業実施要綱、登校サポーター派遣事業実施要綱、登 法令等 校支援員派遣事業実施要綱 記入所属 教育相談センター登校支援担当 電話番号 03-3852-2867(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 73 79 108% 20 21 75 77 103% 21 22 78 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 50 目標=昨年度実績値+約10%増 人 実績値=登校サポータ・メンタルフレンド派遣で支 実績値 43 援した児童・生徒の人数 人数 達成率 86% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 目標=昨年度実績値+約10%増 2 登校支援員派遣で 人 実績値=登校支援員派遣で支援した児童・生徒の 実績値 の 支援した児童・生徒 2 の人数 人数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 55 53 96% 21 70 66 94% 22 60 23 24 22 75 23 24 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 登校サポーター・メンタルフレンドを実施した児童・ % 生徒のうち、不登校の状態が回復若しくは一部改 実績値 善した児童・生徒の割合 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 不登校対策事業 を実施した児童・ 生徒の回復率 指標名 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 登校サポータ・メンタ 2 ルフレンド派遣で支 の 援した児童・生徒の 1 単位 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2は、若干目標値を下回った。今後、さらに登校支援員等の 総事業費※ 18,166 23,682 人材確保や事業内容について見直しを図っていく。 事業費 2,618 8,563 11,593 人件費 15,119 15,548 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.0 1.0 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 登校支援事業の展開に当たっては、学校・家庭・地域が連携して 訳 常 人数 2.0 2.0 不登校・ひきこもり対策に取り組んだ。家庭にひきこもり、関係機関 勤 計 6,604 6,164 の支援が届きにくい不登校児童・生徒に対して、一人ひとりの要因 国負担金・補助金 0 0 0 や実態に即した地域人材等による訪問型支援の実施は、児童・生 都負担金・補助金 0 5,829 8,038 徒が学校に復帰するための環境づくりとして効果的である。 財 受益者負担金 0 0 0 登校サポーター等の派遣により、不登校状態の重篤化の予防に 源 その他特定財源 0 0 0 大きく貢献した。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 18,166 17,853 3,555 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 44 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 目標を達成できた。しかし、長期欠席状態の児童・生徒は 問題が深刻化し、一部改善状態に到達するのにも相当な期 間を要している。 不登校対策の初期対応として、①早期に配慮すべき児童・ 生徒の把握、②学校や他機関が連携して支援を進めていく ことが効果的であるが、学校や他機関で情報が共有され ず、適切な初期対応がとられていない、登校支援等の対策 事業が長期欠席状態の児童・生徒へは効果が少ないなど 課題がある。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 不登校状況を早期に発見し、迅速な対応を図るために各 学校が作成している児童・生徒個票や学校サポート情報調 整会での情報を活用し、他の施策と連携して効果的な登校 支援事業を展開していく。 このため、児童・生徒個票に記載されている支援状況や、 取組等の分析を行い、その課題や成果について学校や関 係機関と共有することにより、校内での指導方法や指導体 制を工夫改善し、校内教育相談機能の向上をめざす。 また、登校支援事業等で効果が見られる対応として、「別 室」での学習支援がある。不登校児童・生徒が学校復帰す るにあたって、大きな不安要因と考えられる学力について、 大学生や地域人材を活用した学習支援を取り入れる事業を 検討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 不登校対策事業を実施した児童・生徒の回復率は2年連 続で70%を超えており、学校に復帰するための環境づくりは 高く評価できる。しかし、長期欠席状態の児童・生徒には効 果が少ないなど、不登校対策の初期対応は重要であること から、今後とも努力されたい。 【今後の事業の方向性への評価】 不登校状況の早期発見や初期対応のため、各学校が作 成している児童・生徒個票等を活用し、校内教育相談機能 の向上をめざすなど、方向性は適切である。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1は「不登校児の回復率」という成果を上げる のが難しい指標であるが、実績値自体は前年を下回っ たものの、目標値は達成しており、その点は評価した い。しかし、昨今の社会環境を鑑みるに、今後も不登校 児童・生徒は減らないと思われるため、本指標について は今後も推移を見守りたい。 また、教育相談センターにおけるチャレンジ学級で支 援した児童生徒が66人もおり、その内45名が進学も含 め学校に復帰した実績も高く評価したい。他方、活動指 標である指標2について、目標を若干下回ってしまった ことの原因が人材不足であれば、早急に人材を確保も しくは育成することにより対応していただきたい。 部長評価にあるとおり、学校や他機関における情報共 有や適切な初期対応については、今後とも区職員が積 極的に関わっていただくことにより円滑に対応を進めて いただくことを期待する。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 45 【今後の事業の方向性への評価】 不登校状態の重篤化を防ぐためには早期発見、迅速 な初期対応が重要であり、学校及び関係機関の連携、 支援を強化していく必要があるとの担当部(部長評価) の方針に賛同する。 各児童・生徒毎に有効な対応と本人が望む対応は異 なってくる。したがって、学校復帰を促進するための「別 室での学習支援」事業等、各人の状況や希望に応じた きめ細かい対応を行うことができるよう、登校支援事業 のバリエーションを増やしているのは効果的な対応と思 われる。また、不登校に対する予防事業も積極的に検 討されるべきであろう。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №13 体力調査 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 学校教育部教育指導室調査担当 電話番号 03-3880-5974(直通) 児童の体力や生活習慣、運動習慣等を把握することにより、各学校における体育・健康に E-mail [email protected] 関する指導改善に役立てるとともに、区として体力向上、健康の保持増進に関する施策の 調査結果をもとに、教育委員会各課と 充実を図る。 庁 各小学校が協働して児童の体力向 区内全小学校(72校)の1年生から6年生の全員を対象に次の調査を実施する。①8 内 上・健康の保持増進に取り組んでい 種目の体力調査、②身長、体重、座高の測定、③生活習慣に関するアンケート 協 る。 働 根拠 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 体力向上推進プ ラン作成校 校 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 目標値=区立小学校数 実績値=作成校数 指標の定義(算出根拠) 20 20 21 72 72 100% 21 22 72 23 24 22 23 24 21 98 99 101% 21 22 99 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 体力調査の実施率 の (平成21年度から 1 調査実施) 指 標 2 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値=全員実施(100%) % 実績値=(体力調査実施者数)÷(小学校在籍者 数)×100 指標名 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の1:目標どおり。全小学校が、体力調査の結果に基づき、 総事業費※ 0 8,307 児童の体力向上に関する課題を把握し、今後の体力向上の取り 事業費 0 7,411 7,840 組みを推進するための「体力向上推進プラン」を作成した。 人件費 896 0 総 指標2の1:目標を下回ったが、ほぼ全児童が体力調査を実施し 平均給与 8,944 8,955 事 常 た。 人数 業 勤 0.10 費 計 896 0 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 本事業は平成21年度から開始された事業で、全小学生を対象 訳 常 人数 0.00 に実施された。運動種目の調査だけでなく、身体測定と生活習慣 勤 計 0 0 に関するアンケートも実施することにより、児童の体力と生活習 国負担金・補助金 0 0 0 慣、食習慣、運動習慣等の実態を把握することができた。さらに、 都負担金・補助金 0 0 0 それを基に、各小学校が、「体力向上推進プラン」を作成し、学校 財 受益者負担金 0 0 0 における体育・健康の取り組みを推進している。 源 0 0 0 なお、21年度の調査結果概要は次のとおりである。①体格は、 内 その他特定財源 0 0 0 国や都の平均とほぼ同様であるが、体重については、やや肥満傾 訳 基金 起債 向である。②全8種目中の6種目の運動調査で、すべての学年が 0 0 0 国や都の平均を下回っている。 一般財源 0 8,307 7,840 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 46 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区の子ども施策の基本理念である「たくましく生き抜く力を 育む」ことを目的として、教育委員会では児童の体力向上に 向けた取り組みを推進している。平成21年度からは、全小 学生を対象に体力調査を実施して、児童の体力や生活習 慣、食習慣、運動習慣等の実態を把握した上で、各学校で は「体力向上推進プラン」を策定し、体力向上に関する取り 組みを実施している。(全72校で策定) また、児童一人ひとりに個人票(体力証)を配付して、児 童・保護者が課題を把握できるようにしている。さらに、教育 委員会内に体力向上推進委員会を設置して、学校や家庭 に体力・健康に関する指導改善策や体力の向上策、家庭で の取り組み等を提示している。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 児童の体力低下の原因としては、少子化や都市化による遊 びや生活習慣が大きく変化して、体を動かす機会が減少してい ることが考えられる。今後は、体力向上推進委員会が中心と なって、授業改善や運動と遊びの日常化の取り組みを各学校・ 家庭に提示していく。また、各学校においては、「体力向上推進 プラン」に基づいて、体力向上に向けての取り組みを推進して いく。さらに、コーディネーショントレーニングの導入や放課後子 ども教室の充実、体育指導委員との連携等、庁内各課と協働し て取り組んでいく。 ◆コーディネーショントレーング:遊びの要素を取り入れ、いろ いろな動きを組み合わせて、神経系と運動機能の発達を促す 運動。集中力や応用力の向上、情緒的な安定など、日常生活 の改善にも効果的である。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 運動種目とともに身体測定と生活習慣に関するアンケート を実施し、各児童に体力証を配付することで、児童・保護者 が課題を把握できるようにしている点など評価できる。ただ し、全種目のうち代表的な種目を指標にしなければ内容が 把握できないため、改善が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 今年度は本事業にとって初年度であるため、成果指 標については設定のしようがないため、指標1の1はや むをえない。目標が達成されていることは評価できる が、本来指標1の1は成果を測る指標ではない。部長評 価にもあるように全72校で「体力向上プラン」をH21年か ら設定しデータ収集が実施されているので、来年度から は是非、身体測定や体力調査の数値を成果指標として 検討していただきたい。 本事業の重要性は認めるが、事業内容に鑑み、重点 目標の「安心して学び、遊べる環境をつくる。」との間に 齟齬があると思う。本事業は、むしろ、「子どもの心身の 健全な発達を支える」に組み替えた方が妥当ではない か。検討していただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 各学校で策定した体力向上プランの成果を継続的に検証 していくことが必要である。また、国や東京都の平均と足立 区の平均を比較した資料の公表など、区民にわかりやすい 資料作成などの工夫も必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 47 【今後の事業の方向性への評価】 方向性は適切・妥当である。『体力向上推進プラン』に 基づいて、授業改善や運動と遊びの日常化の推進、 コーディネーショントレーニングの導入、体育指導委員 との連携、庁内各課との協働に期待する。とくに放課後 子ども教室推進事業との協働は、放課後、子どもが携 帯やゲーム機、お金、お菓子等から離れる唯一の時間 であるため、積極的に取り組んでいただきたい。各校体 力推進プランを作成していることから、プラン推進後の 結果数値と比較し、プラン自体の妥当性を見極める必 要もあるだろう。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 生涯学習部副参事(放課後子ども教 室担当) 事業名 №14 放課後子ども教室推進事業 記入所属 安心して学び、遊べる環境をつくる 電話番号 03-5813-3732(直通) 子どもを取り巻く環境の変化、家庭や地域の子育て機能・教育力の低下が指摘される中で、放 課後等の子どもたちの安全・安心な活動拠点(居場所)を設け、子どもたちが地域社会のなかで 心豊かで健やかに育まれる環境づくりを推進することを目的とする。 地域の方々の参画(実行委員会組織・安全管理員の配置等)を得て、放課後の小学校の校庭 や体育館、教室等を活用して、学習やスポーツ・文化芸術活動、地域住民との交流活動等の機 会を提供する。 学習活動等支援のため、メインルームに冷暖房機を設置する。 E-mail [email protected] 執行委任(住区推進課)常勤0.53人非 庁 常勤0.5人含む。 内 予算執行事務等(生涯学習課)0.4人 協 含む。 放課後子どもプラン推進事業実施要綱、放課後子ども教室推進事業等実施要綱、放課後子ど 働 根拠 法令等 も教室備品整備事業、あだち放課後子ども教室実施要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 120 146 122% 20 21 120 108 90% 21 22 120 23 24 22 23 24 20 26 放課後子ども教 校 放課後子ども教室を実施した小学校の数 26 室実施校数 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 6 2 ルームクーラー 目標値:前年度の開設予定校数 台 の 実績値 5 実績値:ルームクーラー設置数 2 設置数 達成率 83% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 70 67 96% 21 20 25 125% 22 72 23 24 22 44 23 24 実績等 目標値 地域の実情や従前からの活動実績等を踏まえ、年間を 放課後子ども教 日 通じ、登校日である平日の放課後を基本とする継続的な 実績値 室実施日数 居場所の提供を目指す。(1校あたりの年間開催日数) 達成率 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 指標名 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 未実施校には、放課後の時間帯における学校教育に支障のない範囲で 訳 常 人数 の諸施設の提供と、地域の状況を勘案した無理のない範囲での立ち上げ 勤 計 21年度は当初予算における目標(24校)を大きく前倒しして、改築中など の2校を除く70校開設を活動指標として設定した。結果は新規41校の開設 を達成し、累計67校での実施となった。指標の達成率は96%であったが、 残りの3校についても、実行委員会を立ち上げ、既に開設に向けた話し合 いを進めており、本年度早期の実施を見込んでいることから、実質的には 100%の達成率であったと分析する。なお、ルームクーラーについても開 設年度における前倒しの設置もあり、目標値を上回った。 をお願いし、既実施校の情報提供やチラシの作成、研修の実施など、開 設に際しての支援を行ってきた。今後も実施日・会場の拡大に取り組み、 あわせて、ルームクーラーについても会場確保の状況により、順次設置を していく。 貢献度:遊びや学び、異学年や地域の方々との交流等の活動を行なう放 課後の子ども達の安全・安心な居場所の提供 波及効果:基本的な生活リズムや考える力、社会性等を涵養し、子ども達 の健やかな成長を支援 協働:実行委員会による事業運営を生涯学習振興公社と協働して支援 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 財 源 内 訳 20 119,849 66,185 53,664 8,944 6.00 53,664 3,302 21 22 23 24 229,424 200,749 297,601 28,675 8,955 3.03 27,134 3,082 0.50 0 1,541 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 31,908 69,255 117,382 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 87,941 160,169 180,219 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 48 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 学校長をはじめ、実行委員会との話し合いに積極的に取 り組み、21年度末に41校での新規開設を達成し、全72校 中67校での実施となった。事業の推進に当たっては、地域 や学校での実状を考慮しながら、まずは全校での開設を第 一に取り組んできたこともあり、各校における実施について は、現状で週6日・4箇所での開催から週1日・1箇所での開 催となっている。なお、この結果は子どもたちのために、とご 協力くださっている地域の方々と行政との協働の成果であ る。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 本事業は、「放課後や週末等における小学校の教室・校庭 等を活用した拠点(居場所)において、子どもたちが、遊びや 学び・交流等の活動を通じ、自主性や社会性を学び、地域 社会の中で心豊かで健やかにたくましく生き抜く力を育む」 ため「より多くの地域の方々の参画を得て、地域ぐるみで子 どもたちを育む安全・安心な居場所の提供すること」を趣旨 としており、引き続き、学校長への働きかけや実行委員会と の調整を進め、全校での週3日・2個所以上での実施を目 指していく。なお、参加に際してはあくまでも保護者の責任 に基づく自由参加を基本として実施する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 小学校72校中67校での放課後子ども教室の実施は評価 できる。今後は、各学校での開催日数、質の向上や持続可 能な実行委員会の運営など課題の解決に向け、更なる努力 をしてほしい。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1については、達成率が100%に及ばずむしろ 減少傾向にあるが、新設に向けての動きもあり、今後は 増加していくことが予想される。しかし、本事務事業の 活動量・活動結果を測る指標としての指標2の1につい ては、年度内に全校実施が見込まれていることから、来 年度からの指標とはなりえない。たとえば、指標1の1に 対する活動指標として、学校長や実行委員会との話し 合いの開催回数等を検討されてはいかがか。 本事業の目的は、「学習やスポーツ・文化芸術活動、 地域住民との交流活動を提供する」とあり、単なる「居 場所」づくりに止まっていない。異学年・地域の方々との 交流や遊びを通しての体力向上、将棋や囲碁、オセロ 等の遊びを通しての学びの場は、子ども達の健やかな 成長の環境作りに大きく貢献している。したがって、本 事業は子どもを取り巻く環境や、子ども、保護者、そして 教員のニーズに的確に反映していると思われる。それ だけに、事務事業調書に区としての関わり方や区の貢 献度が明確に記載されておらず、残念である。 【今後の事業の方向性への評価】 現在、放課後子ども教室と学童保育室、あるいは児童館 が存在し、利用者の選択肢は広がっている。しかし、機能の 散逸や効率性には問題がある。状況を踏まえながらも一定 の方向性を出していく必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 49 【今後の事業の方向性への評価】 方向性は妥当・適切である。今後は全学年・全学校登 校日に対するサービスの拡充、開設予定校における活 動の早期実施等、さらなる環境整備に努力されたい。 放課後子ども教室で学習や将棋・囲碁等の文化活動を 指導するサポーターに対して報償を出したり、学校内に おける活動場所の整備(クーラーの設置等)を進めるこ とができるような制度設計を期待したい。 また、保育園同様、特に小学校低学年の学童保育で は待機児童問題が深刻であり、放課後子ども教室に学 童と同様の機能を持たせることで「多様な子育てを支援 する」ことが可能となるのではないか。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 子ども 事業名 №15 学童保育室運営事業 安心して学び、遊べる環境をつくる 目 児童の健全育成 的 内 容 単独学童保育室の運営、学童保育事業全体の調整 記入所属 区民部住区推進課事業調整係 電話番号 03-3880-5858(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 根拠 足立区立学童保育室条例 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 9 9 100% 20 21 10 10 100% 21 22 11 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 20 単独学童保育室入室者数(委託学童、民間学童、 目標値 885 人 児童館学童含む)目標値=入室見込者数、実績値 実績値 925 =入室者数 達成率 105% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 915 948 104% 21 22 960 23 24 22 23 24 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 足立区民間学童保育クラブ運営補助対象学童保 箇所 育室数 目標値=補助対象見込学童保育室数、実 績値=補助実施学童保育室数 民間学童保育 室 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指 標 2 単独学童保育室入 の 室者数 1 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 417,672 411,073 事業費 166,932 190,087 203,586 人件費 250,740 220,986 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 14.19 9.19 費 計 126,915 82,296 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 待機児急増地区における民間学童室の増設など、民間活力の導 訳 常 人数 37.50 45.00 入により、待機児童解消に向けた取り組みを行った。これにより、 勤 計 123,825 138,690 受入れ定員の増、障がい児の受入れ等において効果が見られた。 国負担金・補助金 0 0 0 【貢献度】就労時間中の保育は、子育てと仕事を両立するための 都負担金・補助金 27,425 30,126 28,114 基幹的事業であり貢献度は大きい。 財 【波及効果】子育てをしやすい環境が整うことで、流入人口の増加 源 受益者負担金 34,601 53,685 37,338 その他特定財源 0 10,386 0 につながると考える。 内 0 0 0 【協働】待機児童解消に向けて、民間学童保育室等との協働によ 訳 基金 起債 る民間活力の導入が不可欠である。 0 0 0 一般財源 355,646 316,876 138,134 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:待機児童の多い地域への民間活力の誘導(設置促進 事業・運営費補助)により定員及び入室者数の増を実現した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 50 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 学童保育室待機児童が多い千住地域(日ノ出町)に民間学 童保育室を増設(定員30人)した。この地区の待機児童数 は、千住あずま学童保育室(8名)・千寿常東学童保育室(6 名)の計14名であり、民間学童保育室を誘致することにより 待機児童解消を図った。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 学童保育の待機児童は、通勤至便地域や人口流入地域へ の集中などの偏在がある。今後は将来予測を考慮しながら 民間施設の誘導による増設や、学校等の既存施設の活用 を検討し、引き続き待機児童解消を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1と指標2ともに達成率100%を越えている点は評価出来 る。しかし、指標1の1の待機児童急増地区における民間学童 保育室は必ずしも本事業の目的とする待機児童解消の成果 とはいえず、指標としての妥当性には疑問が残る。また、親の 就労時間中における待機児童の解消について、学童保育が 必ずしも区民のニーズと一致しているのかどうかについては、 疑問が残る。また、部長評価に記載がある日ノ出地区への学 童保育室の開設はH22年度のため、H21年度の達成状況に 対する説明としては不適切である。 投入資源についてだが、H21年度では948人に対して約4億 円の事業費が投入されている。単純計算すると1人当たり年 間で約43万円、月間では約3.6万円が支給されていることにな る。受益者負担金があるとはいえ、一部の限定的な利用者に 対してこの金額は大きすぎるのではないだろうか。 【目標・成果の達成度への評価】 待機児が多い地区への民間学童室の増設など、地区の 状況を勘案した対応により目標達成に至った点は評価でき る。また、こうした施策が子育てしやすい環境を整え、結果と して人口の流入・イメージアップ等に寄与していると考える。 【今後の事業の方向性への評価】 人口が増大している中で、引き続き待機児童も増加傾向 にあると考えられる。今後も、各地区の状況を把握し民間学 童保育室の誘致を図るとともに、児童館の特例利用の拡 充、既存学校の活用などを検討し、待機児童の解消に努め て欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 51 【今後の事業の方向性への評価】 学童保育室(以下、「学童」)の待機児童には地域に偏りが あり、民間施設の誘導、学校等の既存施設の活用は概ね評 価出来る。ただし、小学校内に設置された学童に人気がある ため、より多くの小学校の理解と協力を得て、当該学童の拡 充を図っていただきたい。他方、人口の流入が一時的なもの であること、また、個人差はあるものの3年になると必ずしも学 童支援策が有効ではないといった意見があること等も踏まえ ると、今後も増設していくという方向性については検討の必要 があるだろう。類似事業として放課後子ども教室や児童館が あるが、これらの他事業と連携をし待機児童解消を図る方 が、内容の充実という点でも、事業の効率性という点でも有効 であると思われる。たとえば、本事業と放課後子ども教室との 最も大きな違いは長期休暇中の預かりの有無であるが、待機 児童の急増地区では放課後子ども教室の充実(全学年、全登 校日開催)を図り、同時に休日や夏休み等の長期休暇は児童 館を利用するといった工夫によって、学童の代替が可能では ないだろうか。また、放課後子ども教室では、宿題を済ませる ことが前提になっている学校や、遊び場や遊びのバリエーショ ンが豊富である学校等があり、学童保育よりも内容的には充 実している場合も散見される。したがって、既存の学童保育室 と放課後子ども教室を連携させれば、単なる待機児童解消に 止まらない豊かな子育て支援策となりうる。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 子ども 事業名 №16 住区施設運営委託事務 安心して学び、遊べる環境をつくる 目 児童・青少年の健全育成、老人福祉の向上、コミュニティの育成・充実 的 内 容 47館管理運営委託、コミュニティ事業の実施、施設設備の小破修繕 根拠 地方自治法、児童福祉法、老人福祉法、足立区住区センター条例および施 法令等 行規則 記入所属 区民部住区推進課事業調整係 電話番号 03-3880-5858(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 住区センター管理運営委員会・事務局支 援を、区民事務所が担当、児童館等の運 営及び施設維持管理支援を、住区推進課 が担当。また、健康推進事業において、健 康づくり課と協働。施設営繕課への執行委 任事業の0.54人分の人件費を含む。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 学童保育室の 待機児率 指標の定義(算出根拠) % 待機児数÷入室申請者数 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 3.7 6.52 57% 20 21 5.8 2.12 274% 21 22 2.5 23 24 22 23 24 21 2,735 2,698 99% 21 22 2,825 23 24 22 23 24 21 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 20 目標値 2,735 住区学童保育室入室者数、目標値=住区センター 住区学童保育 人 実績値 2,674 学童保育室定員、実績値=入室者数 室入室者数 達成率 98% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標名 指標の定義(算出根拠) 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:学童保育室の入室者数は、実績値は増加したが目標 値には達しなかった。 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 非 平均給与 訳 常 人数 勤 計 20 1,651,581 1,670,818 1,539,065 1,557,410 1,596,002 112,516 113,408 8,944 8,955 12.58 12.32 112,516 110,326 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 3,302 3,082 待機児童解消必要地区への住区センター学童保育室の増設準 0.00 1.00 備、定数の弾力化、児童館特例事業など待機児童解消に向けた 0 3,082 取り組みを行った。これにより、学童保育室待機児率が大幅な減と 国負担金・補助金 10,397 10,618 10,617 なった。 都負担金・補助金 6,884 0 0 【貢献度】就労時間中の保育は、子育てと仕事を両立するための 財 受益者負担金 164,963 179,702 193,193 基幹的事業であり貢献度は大きい。 源 【波及効果】子育てをしやすい環境が整うことで、流入人口の増加 内 その他特定財源 1,955 1,378 1,440 0 0 0 につながると考える。 訳 基金 起債 【協働】住区センター管理運営委員会 0 0 0 一般財源 1,452,643 1,493,859 1,390,752 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 52 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成21年4月より学童保育室待機児童に対し、夏休み等の 長期休業中特例的に児童館を利用できるようにする「児童 館特例事業」を実施した。その利用者については待機児童 数のカウントから除外し、待機児童数は前年度255人から82 人と大幅な減となった。そのため、指標にかかる定義、目標 値について見直す予定である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 学童保育室緊急待機児対策としては、引き続き民間学童室 の誘致や入室児童数の弾力化を進めるとともに、「児童館 特例事業」を夏休みなどの長期休業中のみでなく、平成22 年度から平日・土曜日も含めて実施し、待機児解消を図って いく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 目標値には達しなかったが、待機児解消に向けて住区セ ンター学童保育室の増設準備や児童館特例事業などの施 策に取り組んだことは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1(待機児童率)は大幅に低減し、目標値を大きく 上回ったことは一応評価する。ただし、目標値自体が 3.7→5.8→2.5と年ごとに大幅に上下しており、「児童館 特例事業」の開始等、その間の事情は分かるが、安定 させる必要がある。また、本特例事業は質的に学童保 育とは異なり、児童館の一般来館児童数と同様の扱い となる。したがって、保護者にとっては決して安心して子 どもを預けることができるような状況とはいえず、待機 児童数から除外すべきではない。 指標2についてはほぼ目標を達成した。これは入室児 童数の弾力化を図った結果であり、年度ごとの利用者 数は予測できない中での対応であるため、100%の達成 度ではないものの評価できる。 投入コストについては住区施設全体でしか把握できて おらず、「この事業の成果がコストに見合っているか」の 評価を困難にしている。重プロ事業に取り上げる以上、 成果に対応するコストは把握すべきと考える。 【今後の事業の方向性への評価】 入室希望者は今後も増大することが考えられる中、引き続 き待機児童解消に向けた住区センター学童保育室の活用を 図っていくほか、民間学童保育室の誘致などに取り組み、 目標達成を目指して欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 53 【今後の事業の方向性への評価】 所管からのヒアリングの回答にあった如く、最大の課 題は入室需要と受け入れ容量の地域的ミスマッチ対策 である。大規模マンション建設等に伴う人口動態変化へ の迅速かつ臨機応変な対応が求められる。ミスマッチ 現象が起こってから対応するのではなく、先見性を持っ て先手対応をお願いしたい。 また、入室児童数の弾力化についても、待機児が多 ければ受入可能数を増やすが待機児がたった一人の 場合は逆に受入不可、というような厳密なものではな く、より柔軟な対応を希望する。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №17 パークエンジェル育成事業 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 都市建設部みどりと公園推進室長付 公園管理課施設維持係 電話番号 03-3880-5021(直通) [email protected] 子どもたちが公園で安全に楽しく遊べるよう、利用者の目線で見守り、遊びを支えるボ E-mail ランティアを育成する。 協働推進課(足立区NPO活動支援セ 庁 ンター)と協働して講座を開催し、修了 公開講演会・育成講座(基礎講座・実践講座・話合い・修了式)の開催、修了生活動支 内 生のフォローアップを実施した。 援 協 働 根拠 なし 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 実績等 目標値 パークエンジェルが活動を企画・実践した公園のう 園 実績値 ち、区が実現をサポートした公園数 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 指標名 パークエンジェ ル活動公園数 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 20 21 1 2 200% 21 22 6 23 24 22 23 24 22 18 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 20 目標値 パークエンジェル育成講座を修了した受講生数の 人 実績値 累計 達成率 単位 20 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標名 パークエンジェ ル育成講座修 了生数 指標名 指 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 21 8 21 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:人材育成事業の初年度であり、目標値の設定は行わ 総事業費※ 0 3,914 なかった。修了生(実践活動に参加した受講生)8人の、子どもや 事業費 2,000 1,700 遊びに対する関心・意識は非常に高く、公園管理者としての区の 人件費 1,914 0 総 立場についても理解を示している。 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 0.20 費 計 0 1,791 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 講座終了後も、修了生同士及び修了生と区の交流を深めており、 訳 常 人数 0.04 「パークエンジェルの会」と区とが相互にサポートしあう関係につい 勤 計 0 123 ても理解が進んでいる。公園における活動も徐々に始まっており、 国負担金・補助金 0 0 0 今後の広がりが期待できる。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 3,914 1,700 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 54 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 実践活動を行う公園数については、育成講座終了後、ど のような活動をしていくか模索しながらの実践であったが、 目標を上回ることができた。これは、今年度の修了生8名が 問題意識の高いメンバーであったこと、また、養成講座も事 業趣旨に沿った適切な講師による有意義な内容であったこ とによるものである。育成講座修了生数については、21年 度より新たに展開した事業なので設定しなかった。今後は、 子育て世代を中心とした人材育成であることから、講座開催 方法など検討しながら積極的に事業展開を図っていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 足立区へは、若い世代の転入も増えてきており、今後、子育 て世代の公園利用も増加することが予想される。こうした 中、22年度より第一期修了生の本格的な活動が始まるとと もに、第二期生の講座も開始される。今後は、講座修了生も 増え、区内各地の公園に活動拠点が生まれ、安全で楽しく 遊べる公園が広がっていくことが期待できる。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 目標値を上回ったことは評価できる。協働の視点からみて も、区民に公園の運営を任せる事業は、重点項目にあって いる。しかし、8人の修了生のうち3人が現在辞めているとい うことは、事業の継続性に課題があると考える。 【目標・成果の達成度への評価】 本事業が無償ボランティアという点、指標1の1については目標 を上回ったことはそれなりに評価できるが、月に2回の活動内容 が、公園利用の少ない平日午前中に限定されており、区民ニー ズを適格に反映しているかについては大いに疑問が残る。また、 活動内容を見ても、ダンボールハウスや店、乗り物、ビニール プール、水鉄砲遊び等、公園でなくても屋内でも楽しめる遊びが 多く、屋外ならではの遊びの工夫をする等、改善の必要性を感じ る。 本事業の費用対効果について、400万円の事業費を使って1年 間に8人のパークエンジェルを誕生させたというが、たまたま関心 の強い8人が「西新井さかえ公園」の近くに住んでいたという偶然 性に依存する面が強く、全区に普及するかどうかは疑問だ。ま た、8人のパークエンジェルが1年以内に5人に減ってしまったとい う事実も気になる。 本事業の担当所管が都市建設部であることに疑問を感じる。 パークエンジェルを育成するのであれば、生涯学習部、学校教育 部、子ども家庭部等ボランティアの育成に慣れている所管が担当 したほうがいいのではないか。たとえば、本事業の対象者はあく までもパークエンジェルという「人的」な資源であるのに、本事業 の「受益者」負担とは、という区民評価委員からの質問に対して、 公園や水の無料提供といったハード面からのみの回答であった。 したがって、人材育成等ソフト面を他所管に移管し、都市建設部 は公園におけるハード面の整備等に専念した方がいいのではな いか。 【今後の事業の方向性への評価】 今年からの評価であり、データーも出揃っていないことか ら、今後は事業の進捗を分析する必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 55 【今後の事業の方向性への評価】 日・舎線開通や開発地域の大型マンション進出等により、若い 世代の転入が一時的に増加傾向にあるが、今後10~20年の長 期的なスパンで考えると、足立区も少子高齢化が進み、保育園・ 学童の拡充により共稼ぎ世帯の増加、放課後子ども教室推進に より、子ども達の放課後公園利用の減少が考えられ、パークエン ジェルの必要性・ニーズが増加するとは考えにくい。 また、公園デビューの負担減・仲間づくり等の子育て支援とある が、子育てを中心とするコミュニティづくりは公園だけとは限らな い。児童館や保健所のサークル活動と、子育てサロン事業と類似 する点があり、協働する事により幅が増えるのではないか。 上記にあげたさまざまな理由から、本事業については、内容、 制度設計、費用対効果、担当所管、今後の展望の面から抜本的 な見直しを検討していただきたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 子ども 事業名 № 都民ゴルフ場跡地(中流部)の 記入所属 18-1 水辺の学習体験事業 都市建築部みどりと公園推進室長付 公園整備課 電話番号 安心して学び、遊べる環境をつくる 03-3880-5919 事 務 事の 業概 要 [email protected] 目 ・自然豊かな荒川河川敷と水辺を活用し、子どもたちが自然を通じて生命の尊さ、自 E-mail 環境保全課 然環境の大切さを体験学習することを目的として、自然体験学習を開催する。 的 庁 内 内 ・自然豊かな荒川の貴重な黒メダカなどが生息する水辺で、体験型事業を実施する。 容 協 根拠 働 足立区環境基本条例、 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 水辺の学習体 験事業参加人 数 指標名 指 指 標 1 の 1 単位 指標の定義(算出根拠) 人 水辺の体験学習参加人数 単位 指標の定義(算出根拠) 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 500 4800 960% 21 22 6000 23 24 22 23 24 21 3 11 367% 21 22 11 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 体験学習プログ ブース ラムの実施数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 体験学習を実施したブース数 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 0 0 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 1,896 事業費 1,000 3,000 人件費 896 0 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.10 費 計 896 0 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 水辺の生きもの大調査、原っぱ体験プログラムなど荒川をフィー 訳 常 人数 0.00 ルドとした自然体験プログラムを実施した。 勤 計 0 0 今回のような大規模な自然体験事業は、区内で初めての試み 国負担金・補助金 0 0 0 だったと思われる。当初目標を大きく上回る来場があったように 都負担金・補助金 0 0 0 「子供に自然と触れ合わせたい」という区民の潜在的なニーズは 財 受益者負担金 0 0 0 大きく、事業の必要性は高いと考える。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 1,896 3,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標の目標値は20年度に新田地区を対象に実施した黒メダカ救 出作戦(300名・1ブース)を参考に設定した。21年度は地域住民 の方々、荒川下流河川事務所、環境保全課等と連携し、全区的な 自然体験イベントを展開した結果、指標1、2とも目標値を大きく超 えることができた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 56 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 本イベントを機会に、区内にある自然・環境啓発施設(都 市農業公園、桑袋ビオトープ公園、生物園、荒川ビジターセ ンター)のPRを行う。あわせて各施設で実施している自然 体験プログラム、日常的な解説業務の一層の充実を図って いく。これにより、区民が日常的に区内の自然に触れ、学ぶ ことのできる環境を整えていく。 1)事業の達成状況とその原因の分析 21年度実績は目標値を大きく上回った。自然との触れ合 いを求める区民ニーズと、事業の方向性が合致した結果で あると考える。 これまでの自然体験事業は規模が小さく、全区的に事業 を展開したことも大きかった。また、さまざまな団体、庁内部 署の協力を得て、多彩なプログラムを展開したこと、あらか わ号の乗船など集客性に富んだプログラムを実施したこと も、目標達成に寄与した。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 目標値を大きく上回ったことについては、評価できる。しか し、イベント系の事業であり、天候にも左右されることを考慮 しなければならない。重点項目には合致している。 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標1の1については、そもそもの目標値の設定 が低すぎるとしても、目標値を大幅に上回っている。ま た、活動指標2の1も同じく目標値を上回っており、一定 の評価をすることができよう。 しかし、本事業への参加者が会場となる都民ゴルフ場 周辺(新田地区)に偏っていないか。水と緑の足立区と しては、こうした事業は区全体にPRし、足立区全体の子 どもたちが参加するようなイベントにしていくべきであ る。子どもたちの夢をはぐくみ、自然に親しんで知識経 験も積む、自然体験学習は子どものころにこそ必要で ある。足立区だからできることで、それがひいては子ど もたちの思い出になり、足立区を愛することにつなが る。この事業はPTA連合会、校長会、町内会などに働き かけて学校事業、PTA活動の一環として参加させるよう な仕組みを作ってほしい。さらなる努力を望む。 【今後の事業の方向性への評価】 継続することにより、自然の大切さが区民に浸透し、子ど もだけではなく、随行する保護者への波及効果も期待でき る。来年は3年目となることから、更なる内容の充実が求め られる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 事業の 周知度 2 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 57 【今後の事業の方向性への評価】 部長評価にもあるように自然とのふれあいを求める区 民ニーズは大きくこの事業の方向性は肯定できる。やろ うとしていることも妥当である。問題は如何に区民にPR し全区的に参加させるかである。足立の花火の時は絶 好のPRのチャンスであろう。荒川の河川を意識させ、 参加意欲を起こさせるようなPRをこの時を選んで実施 すべきである。ただし、とりわけ事業のソフト面に対する 区民や庁内協働についてはやや物足りなさを感じるの で、さらなる努力をしていただきたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 № 18-2 ・体験学習の推進 ・あだち子どもものづくりフェスタ 安心して学び、遊べる環境をつくる ・様々な実体験をとおして、子どもたちの学びの喜びや学習する意欲を創造する。 ・創造体験や作品展示をとおして、児童・生徒の「ものづくり学習」への意欲・関心をさらに喚起さ せるとともに、「ものづくり教育」の充実と発展につなげる。 理科実験体験プログラムを実施。第1回あだち子ども百人一首大会を開催 小学校PTA連合会、ボランティアの協力を得て「第2回ものづくり作品展・創造体験」を開催。全 国中学生創造ものづくり教育フェアを開催。 根拠 法令等 記入所属 教育改革推進課体験活動推進担当 電話番号 03-3880-5981 E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 実績等 目標値 児童アンケートにおける理科への興味関心の変化 % 実績値 で、「興味をもった」と回答した児童の割合 達成率 実績等 20 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値:前年度の実績 4,500 目標値 1 ものづくりフェス 人 実績値:当年度の実績 の 実績値 4,500 2 タ来場者数 ※2日間にわたって来場した延べ人数 達成率 100% 指標名 指 標 1 理科実験プログラム実 の 施後の児童の興味・ 1 関心の変化の割合 単位 指標の定義(算出根拠) 21 80 90 113% 21 5,200 5,200 100% 22 90 23 24 22 5,200 23 24 22 109 23 24 22 9 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 あだち子ども百 人一首大会参 加校数 指標名 指 指 標 2 の 1 校 指標の定義(算出根拠) 目標値=全小・中学校数 実績値=大会参加校数 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 8 実績値 8 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 標 2 の 2 ものづくりフェスタ 目標値:前年度の実績 運営にあたり協働 団体 実績値:当年度の実績 した団体数 21 109 90 83% 21 8 8 100% 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 11,780 43,311 事業費 9,097 25,035 7,336 人件費 2,683 18,276 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.30 1.80 費 計 2,683 16,119 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) ◆理科実験体験プログラム:小学校4・5年生を対象に電気、空気、環境等を題材と 訳 常 人数 0.00 0.70 した楽しく学べる科学実験を専門機関に委託して実施。子どもたちの理科への興 勤 計 0 2,157 味・関心の喚起及び学習意欲の向上に効果があった。 国負担金・補助金 0 0 0 ◆あだち子ども百人一首大会:平成22年3月6日(土)第1回大会開催。小学校60校、 中学校30校参加。小倉百人一首の暗記・暗唱等を通し、子どもたちの日本文化を 都負担金・補助金 0 0 0 慈しみ尊重する気持ちの育みに効果があった。 財 受益者負担金 0 0 0 ◆あだち子どもものづくりフェスタ:東京電気大学をはじめ、多くのボランティア等関 源 係者の協力を得て、15の体験コーナーを設置し、ものづくり体験の充実を図ること その他特定財源 0 0 0 内 ができた。 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 事業費については、22年度より理科実験プログラムとあだち子ども百人一首大会 の事業費を「NO6 小学生基礎計算補習教室等」へ移行。 一般財源 11,780 43,311 7,336 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 ◆あだち子ども百人一首大会:第1回ということもあり、目標値には至らなかった が、平成23年度からの新学習指導要領の全面実施に向けて、小倉百人一首の暗 記・暗唱等、各学校における取り組みを推進していくという機運を高めることができ た。 ◆あだち子どもものづくりフェスタ:学校等において、広く周知を行い、昨年より増し て多くの来場者があり、盛況を博した。昨年より内容・数ともに充実を図り、ものづく りに対する児童や区民の方の興味・関心をさらに高めることができた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 58 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 ◆理科実験プログラム:クイズ形式での進行など、児童に とって楽しみながら学ぶことができ、かつ興味を引く内容で あったと捉えている。また、実験授業終了後に配付される、 追実験の方法の書かれたハンドブックには、その中で紹介 している実験の材料が付録としてついており、児童に、「もっ と知りたい、実際にやってみたい」と思わせ、興味をもった児 童が、実際に家庭等で実験ができるように工夫されていた。 ◆あだち子どもものづくりフェスタ:昨年より増して、東京電 機大学をはじめとする、区内ものづくり団体との連携を図り、 延べ350名の協力が得られた。創造ものづくり体験コーナー において、昨年より内容・数ともに充実を図り、ものづくりに 対する児童や区民の方の興味・関心をさらに高めることがで きた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 ◆理科実験体験プログラム:保護者の参観・参加を促し、子 どもたちと一緒に感動体験ができる場・機会を提供していく とともに、小学校理科部との連携により、教員の事業実施後 の理科授業への活用方法等を支援していく。また、他部署と の連携や大学との協働・連携等、本事業の新たな実施方法 の構築を図っていく。 ◆あだち子どもものづくりフェスタ:大学連携や関係団体との 連携をさらに拡充し、体験コーナーの内容に新たな工夫を 加え、充実を図る。将来的に、中学校との連携をさらに深 め、共同開催に向けて検討していく。さらに、小P連をはじ め、ものづくり協力団体の増加を図るとともに、打ち合わせ を密に行い、ものづくり推進の協働体制を一層推進してい く。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 いずれの事業も体験を切り口として学習への意欲を高め る事業であり、理科実験プログラムでは「興味を持った児童 の割合」が90%、ものづくりフェスタ2日間の来場者が5000 人を超えるなど、評価に値する。 【目標・成果の達成度への評価】 この事業の柱は「理科実験プログラムの実施」「足立 子ども百人一首大会の開催」「ものづくりフェスタの開 催」である。それぞれの事業の意義は認められるもので あり、また、指標1の1、2を見る限り目標を達成しており 成果は出ている。しかし、投入資源(総事業費)も4,300 万円とかなり大きく、特に理科実験プログラムは1,200万 円の事業費を投入しているので、一過性のものに終わ らせず、教本、教材を全学年向けに用意し、学校の理 科の授業等で有効に活用してもらいたい。 たとえば、大きな仕掛けが必要な実験は現在リニュー アル中の子ども科学館で行うようにし、プラネタリウムの 見学と合わせて実施するなど経費の合理化と施設の有 効活用を図るべきである。でんじろう先生がやっている ようなことを足立区の先生にもやってもらいたい。「もの づくりフェスタ」の作品の移動搬入も専門の業者を雇っ ているので経費がかさむ。教職員やPTA等を通じて親 の協力を得る努力をすることで、今と同程度の予算でよ り大勢の子どもたちが経験できるような工夫をすべきで あろう。 【今後の事業の方向性への評価】 今後、体験事業は区内大学との協働・連携などによる新た な展開に期待したい。また、理科実験プログラムについて は、児童にとって楽しみながら学ぶこと、興味をひくことなど を検証し、日常の授業に活用していただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 59 【今後の事業の方向性への評価】 H22から体験学習をNo6の事業に移管するとのことで あるが、補習教室(講座)の事業に合体させるよりは現 在のままの方が重プロ事業としてのまとまりが良いので はないか。検討されたい。また、ものづくりフェスタの事 業は単なるお祭りに終わらせず、持続的なものづくり教 育に力を入れてほしい。 百人一首大会は今回の設備投資で次年度は大幅に 予算が縮小できる。足立区にはプラネタリウム、子ども 科学館、郷土博物館、生物園、都市農業公園、ビオトー プ、荒川の自然など身近に活用できる資源がいくつもあ る。これらの資源をこの事業に結び付けて子どもたちの 夢をはぐくみ創造力や、情操教育につながるよう、もっと もっと知恵を出してほしい。委託による業者への丸投げ は感心できない。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 子ども 事業名 №19 こども科学館の改修事業 安心して学び、遊べる環境をつくる 記入所属 生涯学習部青少年センター 電話番号 03-5242-8162(直通) 事 務 事の 業概 要 目 開館16年目を迎え、様々な遊びや体験を通じて子どもたちのたくましく行きぬく力を育 E-mail 的 む子どもの施設へとリニューアルする。 庁 内 内 こども科学館改修に向け、基本設計・基本計画を策定する。 容 協 根拠 働 足立区工事施行規程 法令等 [email protected] 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 設計及び計画 の策定 指標の定義(算出根拠) 計画 リニューアルに伴う設計及び計画の策定数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 2 2 100% 21 22 2 23 24 22 23 24 22 8 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 リニューアル委員会 の の開催 1 指 標 2 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 回 リニューアル委員会の開催回数 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 21 8 8 100% 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 ギャラクシティのリニューアルの決定に伴い、平成21年度に区内団 総事業費※ 0 31,758 体代表者等で組織するリニューアル委員会を組織し、予定通り基 事業費 18,325 82,000 本設計及び基本計画を策定した。 人件費 13,433 0 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.50 費 計 0 13,433 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度に、子ども施策3ヶ年重点プロジェクト推進の一端を担 訳 常 人数 0.00 う事業として、「子どもの遊び・体験・参画」を目指し、子どもの成長 勤 計 0 0 を支える「遊び」の施設の実現を図るための基本設計及び基本計 国負担金・補助金 0 0 0 画を策定した。平成22年度は、実施設計及び実施計画を策定する 都負担金・補助金 0 0 0 予定。 財 受益者負担金 0 0 0 波及効果:ギャラクシティのリニューアルについて、具体的な内容 源 0 0 0 をイベント等で広く区民にPRすることにより、リニューアルへの期 内 その他特定財源 基金 0 0 82,000 待度を高めた。 訳 起債 協働:区内青少年団体の代表者や区内大学の代表などでリニュー 0 0 0 アル委員会を組織し、区内協働を図った。 一般財源 0 31,758 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 60 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 青少年団体や区内大学の教授などでリニューアル委員会を 組織し、「区民との協働」を図りながら基本設計・基本計画を 策定。また、区内小学生の参加による体験型事業(あ・たっ ちキャラバン)を実施し、参加者から意見聴取を行い、基本 計画に反映させた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 開館16年目を迎え、老朽化が目立ってきた事を機に子ども の遊びに特化した施設リニューアルを目指す。また、今後長 期の施設維持を考慮したリニューアル内容となるよう、リ ニューアル委員会等で検討の上、実施設計・実施計画を策 定する。また、引き続き、区内イベントにて具体的にPRを行 うことで、リニューアルについて区民の関心と理解を深め る。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 開館16年目の子ども科学館は老朽化が目立ち、科学館の かつての目玉であったマザーズシップという巨大な施設は数 年間にわたって閉鎖され、都内一の収容人員のあるプラネタ リュームはデジタル化が遅れ補修もままならないという状態 だったが、やっとリニューアルに踏み切り、目標スケジュール (年度内に2件策定)を達成したという意味では大いに評価で きる。しかしながら、行政評価の根幹である「投入資源に見合 う成果がでているか」の観点からは疑問が残り、改修せざるを 得なくなった現状の不具合の是正、特に維持・管理費の低 減、利用率の改善等が図られるものになっているかの検証が 必要である。 本事業の重要性に鑑み、評価調書の表記の仕方に問題が 散見される。たとえば、評価調書の指標1、2ではこの改修事 業を理解することはできず、資料を取り寄せて初めて本事業 の妥当性が分かる。また、担当者の事業点検表を見ても、す べての項目で2になっていて、意気込みが感じられない。さら に、子ども科学館は「理科離れした児童に対して科学への夢 と創造性を芽生えさせるもの」であるはずなのに「子どもの遊 び体験の場」として表現するなど、評価調書が区民への十分 な説明責任を果たすものとはなっておらず、今後改善を図っ ていただきたい。 【目標・成果の達成度への評価】 区内団体代表者等で組織するリニューアル委員会での検 討は、区民参画の視点からも評価できる。しかし、成果指標 が設計及び計画の策定では事業評価が困難であることか ら、今後、再考してほしい。 【今後の事業の方向性への評価】 開館から16年目を迎え、ギャラクシティの役割も大きく変 わってきている。子どもを対象とした屋内大型施設のリ ニューアルにより、区のイメージアップに繋がるよう期待した い。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 61 【今後の事業の方向性への評価】 基本計画に示された「施設の方向性」、「事業活動における 基本方針」等の内容はどれも素晴らしく異論はない。また、 ハード面の改修事業案は一応の評価ができる。ただし、設計 者の想いと現実の利用者(あるいは館の管理者)の行動とは 一致しない場合もあるのでこれら関係者の意見を広く取り入 れるとともに、得られるメリットとかかるコスト(維持管理費を含 む)のバランスを常に配慮願いたい。子ども科学館を持続可 能な柔軟性のある公共施設とするためには、リニューアル後 の運営やソフト面での取り組みが重要であり、たとえば、東京 電機大学等今までの足立区にはなかった大学との連携を深 め、利用者である区民の声を十分反映させるための運営委 員会等の設置を検討してほしい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 子ども 妊産婦・乳幼児相談事業 事業名 №20 (こんにちは赤ちゃん訪問事業) 多様な子育てを支援する 記入所属 衛生部足立保健所保健予防課保健 予防係 電話番号 03-3880-5892(直通) [email protected] 妊産婦の日常の生活指導、疾病の予防・早期発見や新生児の発育・栄養・疾病予防 E-mail 等のため、家庭訪問のうえ適切な指導を実施して母子保健の向上を図る。 中央本町保健センター常勤0.67人・非常勤 庁 0.2人/竹の塚保健センター常勤1.57人・非常 1 全ての生後3か月までの乳児を訪問するこんにちは赤ちゃん訪問事業を実施。 2 産後の親の育児不安の軽減・解消、育児力の向上を図るために健やか親子相談を各保健総 内 勤0.2人/江北保健センター常勤0.92人/千住 合センターや住区センター等で実施。 協 保健センター常勤0.96人・非常勤0.7人/東和 根拠 児童福祉法、母子保健法、足立区妊産婦訪問指導実施要綱、足立区新生児訪問指導実施要 働 保健センター常勤1.3人・非常勤0.2人含む/ 関係機関へ虐待情報等を提供 法令等 綱、足立区健やか親子相談事業実施要綱、足立区こんにちは赤ちゃん訪問事業実施要綱 目 的 内 容 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 こんにちは赤ちゃん の 訪問事業訪問率(出 1 生数に対する率) 20 85 62.5 74% 20 21 85 63.1 74% 21 22 85 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 20 訪問希望登録者(赤ちゃん誕生連絡票提出者)数 目標値 90 % に対する、こんにちは赤ちゃん訪問で保健師・助産 実績値 89.0 師等が訪問指導した実人数の割合。 する率) 達成率 99% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 90 89.7 100% 21 22 90 23 24 22 23 24 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 人口動態統計の出生数に対して、こんにちは赤 % ちゃん訪問で保健師・助産師等が訪問指導した実 実績値 人数の割合。 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 こんにちは赤ちゃん 2 訪問事業訪問率(連 の 絡票提出者数に対 1 単位 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 85,664 92,047 21,006 24,531 33,839 64,658 67,516 平均給与 8,944 8,955 常 人数 6.86 6.92 勤 計 61,356 61,969 非 平均給与 3,302 3,082 人数 常 1.00 1.80 勤 計 3,302 5,548 国負担金・補助金 9,612 14,207 16,207 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 76,052 77,840 17,632 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 こんにちは赤ちゃん訪問事業として、平成19年度から事業開始され 総事業費※ たが、連絡票提出者に対する訪問率は格段に向上している。平成21 事業費 年3月には国が新たなガイドラインを策定し4月には児童福祉法にも 人件費 総 「乳児家庭全戸訪問事業」として位置づけられている。 事 業 費 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) こんにちは赤ちゃん訪問事業は,出生後の早い時期に相談の場と 訳 して新生児の時期から子育てを支援することにより、育児不安の 解消や乳幼児の順調な発育・発達に貢献しているとともに、早い時 期での育児放棄や虐待の兆候の把握にも配慮している。 虐待リスクの高いケースについては、虐待防止のための要保護 財 児童対策会議において関連所管である児童相談所や子ども家庭 源 支援センターなどと連携し、情報共有化を図り、フォローしている。 内 訳 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 62 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 出生数に対する訪問率についての目標達成は出来なかっ た。原因としては、訪問希望登録(赤ちゃん誕生連絡票の提 出)者数が伸びないことがあげられる。訪問を希望しない対 象世帯もあるが、22年1月から赤ちゃん誕生連絡票の未提 出者に勧奨ハガキを送付し、提出を促している。 訪問希望登録者(赤ちゃん誕生連絡票提出者)数に対す る訪問率は、訪問事業導入後3年が経過したが、毎年向上 し、ほぼ90%の高い実施率を保っている。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 赤ちゃん訪問事業は、国が平成21年3月に策定した新た なにガイドラインに沿って事業を展開している。今後も母子 健康手帳交付の際の呼びかけや勧奨ハガキなどで、できる 限り赤ちゃん誕生連絡票の提出率を高め、訪問実施率の向 上を目指していく。赤ちゃん訪問事業で訪問できなかった家 庭については、3~4か月児健診での赤ちゃんの状況把握 し、健診にも来ない家庭については、地区担当保健師が訪 問を行い、虐待など重大な事案がないかフォローしていく。 訪問などにより得た虐待などの情報については、子ども家 庭部が所管する会議体へ情報提供するなど、庁内の連携を 図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 重点項目に合致した事業である。指標2については目標値 を達成できたが、指標1については、若干下回り、その分析 もできていることから、評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1は、前年度に引き続き目標を下回っており、 達成状況にも変化がない。一方、指標2の1については 達成率がほぼ100%となっており評価できる。指標2の1 の通り、既に誕生連絡票の提出がある世帯にはほぼ全 戸訪問が達成されており、成果指標の向上には誕生連 絡票の回収が最も重要であることは明白である。 指標1の1が達成されない原因として訪問希望登録者 数が伸びないことが挙げられているが、誕生連絡票の 未提出者に勧奨ハガキを送付するだけでなく、今後の 方向性で示すような提出者数を伸ばすための積極的努 力を行っていただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 昨今、超高齢者の把握に行政は苦慮しているところである が、本件も同じようなことが考えられる。ネグレクトや虐待な どの初期発見には有効な事業であり、関係部局への虐待な ど情報提供後に行う行為が課題である。家庭訪問する地区 担当保健師の苦労が伺われる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 63 【今後の事業の方向性への評価】 方向性は概ね妥当である。ただし、誕生連絡表の提出 者数の増加、そして、その結果としての訪問率の向上を 目指して、より積極的な姿勢がのぞまれる。早期に返送 する世帯や勧奨ハガキだけで返送する世帯は訪問を歓 迎している場合が多いのに対し、返送しない世帯は訪 問を希望していないためと思われる。たとえば、知らな い人に相談しづらいとか、余裕がない時に見知らぬ他 人に会ったり家に上げたりしたくない等の理由が考えら れる。こうした状態を改善するため、出産前の余裕があ る時期に予め地区を担当する助産師や看護師が訪問 し話をする機会を設けてはどうか。それにより訪問担当 者との間に安心感や信頼感を育むことが可能となり、妊 娠期や産後の相談を受けやすくなる。 所管からのヒアリングでは、訪問員に対する報酬を歩 合制にしている(5,500円/面接1回当たり)とのことで あったが、訪問率を向上させるために、報酬単価を下げ て訪問実績による報酬にしたり、誕生連絡表を提出した 場合紙おむつを進呈する等の工夫があっても良いかも しれない。同じコストでより有効な資源配分を検討して いただきたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 子ども 衛生部足立保健所健康づくり課健診 事業係 事業名 №21 平日夜間小児初期救急診療事業 記入所属 多様な子育てを支援する 事 平日夜間における子どもの急病に対応できる初期救急診療を実施することで、安心 務 目 事 の 的 して子育てができる環境の整備を図る。 業概 要 内 平日夜間における初期救急診療の実施 容 子どもの急病ガイドブックの配布 電話番号 03-3880-5121 E-mail [email protected] 庁 内 協 働 根拠 平日夜間小児初期救急診療事業実施要綱 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 安心して受診でき 1 る医療機関が身近 の にあると感じている 1 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 % 世論調査 区民の割合 指 標 1 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 34.8 32.9 95% 20 21 34 36 106% 21 22 34 23 24 22 23 24 20 480 777 162% 20 21 800 1,049 131% 21 22 800 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 人 受診者数 指標名 指標の定義(算出根拠) 平日夜間における小児科救急診療の年間受診者 数 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 平成21年度は新型インフルエンザの流行により、10月から1月 総事業費※ 35,714 35,147 までの間受診者数が急増したため、目標値を大幅に上回った。 事業費 33,925 33,804 50,039 平成22年度は平常時の受診見込者数を目標値とする。 人件費 1,789 1,343 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.20 0.15 費 計 1,789 1,343 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 診療事業実施については、(社)足立区医師会に委託している。 訳 常 人数 0.00 0.00 あだち広報の掲載により事業のPRに努めるとともに、子どもの急 勤 計 0 0 病ガイドブックを配布し、子どもの急病時における適切な対処方法 国負担金・補助金 0 0 0 等の周知・啓発を図った。 都負担金・補助金 4,599 4,601 4,880 診療場所:足立区医師会館休日応急診療所 財 受益者負担金 0 0 0 貢献度:子どもを持つ保護者の医療不安の軽減になり、施策に貢 源 その他特定財源 0 0 0 献している。 内 0 0 0 波及効果:二次救急医療機関に軽症患者が集中することを緩和す 訳 基金 起債 ることができる 0 0 0 一般財源 31,115 30,546 45,159 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 64 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 今年度の達成率は、3.1ポイント増加し、目標値を大きく 上回った。新型インフルエンザ対応に向けた休日診療所を 含む医療機関の体制整備等の効果が反映されたものと考 える。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 新型インフルエンザの発生・流行により、感染症に対する 区民の不安は増大し、保健・医療への関心は益々高まって いる。 そのため、引き続き(社)足立区医師会や関係機関との連 携を一層進め、円滑な事業の実施に努めていく。 また、事業のPRについても、あだち広報や区ホームペー ジ等を活用し、積極的に行っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 重点項目に合致した事業である。指標1は、目標値を達成 しており、評価できる。指標2については、数値が低いほうが 子どもの健康には良いのか、受診できる環境が整った結果 で受診者数としたのか、再考願いたい。 【目標・成果の達成度への評価】 平日夜間小児初期救急診療がある事により、体の弱 い子どもを持つ家庭には、医療不安の軽減につながる 事は評価出来る。しかし、指標1による、世論調査にお いて『安心して受診が出来る医療機関が身近にあると 感じている区民の割合』の実績値は32~36%と低い値で あり、目標達成率が95~106%という数値だけの判断で は評価は難しい。また、世論調査はあらゆる年代を含 む調査であるので、子どものいる世帯だけの数値の方 が本事業の指標としては適切ではないか。また、一般 的に「医療機関」といっても、アンケートの回答者が足立 区内の医療機関を想定しているのか、また、救急等も 含めて回答しているかについては、疑問が残るので、ア ンケート調査には「身近な医療機関」の定義を明記すべ きであろう。 より適切な指標としては、実際にかかりつけの病院(救 急、総合、町の病院、使い分けているならその理由)等 のデータをとって、区外の病院を利用している場合は理 由を聞く等して、区民のニーズを的確に把握すべきと考 える。 指標2の事務事業活動量を測る指標については妥当・ 適切である。 【今後の事業の方向性への評価】 新型インフルエンザの流行など医療に対する、区民ニーズ は高まる傾向にある。行政側の努力だけでは限界もあるこ とから、(社)足立区医師会や関係機関との連携を強化し、 本事業の推進を願うものである。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 65 【今後の事業の方向性への評価】 方向性は妥当・適切である。新型インフルエンザ等の 感染症に対し、医療機関の体制整備、足立医師会との 連携のさらなる展開に期待したい。区民が誇れる医療 体制、設備の充実、質の向上を高めて頂きたい。民間 総合救急病院の足立区内への誘致も検討して頂きた い。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 事業名 №22 子育て支援推進事業 多様な子育てを支援する 重点項目 事 務 事の 業概 要 子ども 記入所属 子ども家庭部子ども家庭課 子ども家庭係 電話番号 03-3880-5266(直通) E-mail [email protected] こども家庭支援センター、保育課、障が 庁 い福祉センター、住区推進課、健康推進 次世代育成支援行動計画の策定及び推進。提供会員宅での預かり保育を行うファミリーサ 内 課、教育委員会、社会福祉協議会など ポート事業。経済的支援と商店の売上向上のための子育て支援パスポート事業。 協 子育て支援事業を連携して実施してい 根拠 次世代育成支援対策推進法、足立区地域保健福祉推進協議会子ども支援 働 る。子育て支援パスポート事業は産業 振興課との共同事業である。 法令等 専門部会設置要綱、ファミリーサポートセンター事業実施要綱 目 的 内 容 健やかに子どもを生み育てる環境づくりを推進するため、地域行動計画策定を推進 し、一時的に子育てが困難になった家庭への援助等の事業を行う。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 目標値=前年度の実績を基にした予定数 ファミリーサポー 人 実績値=年間利用延べ人数 トセンター事業 ※H22から移管 の利用者数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 子育て支援パス 1 店 子育てパスポート利用対象店舗(協賛店舗)数 の ポート事業協賛 2 店舗数 指 標 1 の 1 20 実績等 目標値 10000 実績値 7359 達成率 74% 実績等 20 目標値 1,000 601 実績値 60% 達成率 21 10000 9234 92% 21 1,000 658 66% 22 0 23 24 22 720 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 子育てガイド ブック作成 指標の定義(算出根拠) 部 子育てガイドブック作成部数 指標名 単位 20 21 22 15,000 23 24 20 21 22 23 24 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) ファミリーサポート事業については、利用者の負担軽減、提供会員への補 助金制度が始まったため年間利用者数が増えたが、区立保育園等の一 時預かり実施園の拡充により目標の到達までには至らなかった。 子育てパスポートの協賛店舗数は、5%割引分を協賛店が負担している こともあり、目標の1000店舗に大きく近づくまでには至らないが、着実に 増えている。また、店舗以外にも東武動物公園において割引が適用され ることになった。 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 非 平均給与 訳 常 人数 勤 計 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) ファミリーサポート事業は、平成22年度からあだち子育て応援隊 として、こども家庭支援センターへ移管された。 子育てパスポート事業に関しては、協賛店舗の数は着実に増えて いるが、今後、目標に近づけていくには、子育て中の区民及び協 賛店舗の双方に目に見える形でのメリットが表われるようなしくみ 財 を創出することが課題となっている。 源 内 訳 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 21 22 23 24 35,792 38,032 18,936 24,849 5,241 16,856 13,183 8,944 8,955 1.70 1.30 15,205 11,642 3,302 3,082 0.50 0.50 1,651 1,541 国負担金・補助金 4,740 4,790 0 都負担金・補助金 866 6,242 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 30,186 27,000 5,241 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 66 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 ファミリーサポートセンター事業は、平成21年度から利用者 の負担軽減、提供会員への補助金制度が始まったため年 間利用者数が大幅に増えたが、区立保育園等の一時預か り実施園の拡充により目標の到達までには至らなかった。 子育てパスポート事業は、協賛店舗数は着実に増えている ものの、目標値に大きく近づいていかない状況については、 協賛店舗になった場合に、店舗が受ける恩恵が少ないこと が主たる要因になっている。今後は、店舗等の意向を踏ま えつつ、制度の内容を検討していく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 平成22年度からあだち子育て応援隊事業として、(旧)子育 てホームサポート事業と統合し、こども家庭支援センターが 事業を実施することとなった。平成22年度からはNPO法人 との事業連携により一時保育・お泊り保育のサービスを開 始するなど、今後もライフスタイルに合わせた事業の提供を していく。 子育てパスポート事業については、子育て世代の負担を軽 減するため、平成22年度より3年間の事業延長を決定し た。 今後は、利用者である子育て世代と協賛店舗の双方にメ リットが生まれるような制度を検討し、目標数値に近づくよう 取り組んでいく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 一時保育であるファミリーサポート事業の利用者は、前年 度より1875名、25%の増加となった。これもニーズを把握 し、利用者の負担軽減や提供会員への補助制度を導入した 結果であり、高く評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 一時保育のメニューが多数存在し、利用者にとってわかり やすい制度の周知が必要である。事業の方向性としては、 あだち子育て応援隊事業として再編するなど評価できる。 子育て支援パスパート事業の協賛店舗の拡充等に向けた 見直しが必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 ファミリーサポートセンター事業については、平成22年 度より他事業と統合しこども家庭支援センターに移管さ れる旨、評価調書に記載があった。しかし、本事業が今 年度以降も重点プロジェクトとして継続実施される以上 は、区民への説明責任として、引継ぎ先であるこども家 庭支援センターからの資料提供、及び、現在の当該所 管間での連携や引き継ぎ状況等についての詳細な説 明が欲しかった。 子育てパスポート事業の目標(指標1の2)が達成でき ていないのは、所管の分析どおり、協賛店の恩恵が少 ないことが影響していると思われる。ただし、本事業が 「多様な子育てを支援する」という重点項目に貢献して いるかどうかは店舗数では測れず、利用者数、利用総 額、あるいは、利用者の利便性や満足度等を指標とす る必要があり、今後ご検討いただきたい。 上記のように、今年度からは、主要事業であるファミ リーサポート事業が他所管に移管されることから、本事 業は子育てパスポート事業のみとなる(したがって、指 標1の1は不要となる)。そうなった場合、引き続き、本事 業を重点プロジェクトして位置づけるかどうかについて は検討課題である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 67 【今後の事業の方向性への評価】 ファミリーサポートセンター事業については、他事業と 統合したとはいえ、窓口が一本化されるなど利用者の 利便性が図られている訳でなく単なる所管の変更に なっている。統合したからには利用者が利用しやすく、 また預け先を選択しやすくなるよう業務の効率化及び 情報提供を行っていただきたい。 子育てパスポート事業についても、現状利用者を置き 去りのまま3年間の延長に入っているように思われる。 利用者無き協賛店の増加は制度の形骸化を招くため、 まずは利用状況および利用者のニーズを把握する必要 があると思われる。店舗増加と同時に利用者の増加を 図っていく施策を期待したい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №23 子育てサロン事業 多様な子育てを支援する 記入所属 子ども家庭部こども家庭支援セ ンター事業係 電話番号 03-3606-2228(直通) [email protected] 子育て中の親子の交流と活動を活発化させる。また、相談により、子育てに伴う不安 E-mail や負担を和らげ、在宅での子育てを支援する。 梅島にサロンを開設するにあたり、教 0歳から3歳までの乳幼児とその保護者が遊ぶことができ、子育てサロンサポーター が常駐して、簡単な子育ての相談やアドバイスを行う。 根拠 (都)子育てひろば事業実施要綱、(都)子育てひろば事業費補助要綱、(区) 法令等 あだち次世代育成支援行動計画、(区)子育てサロン運営要綱 庁 育相談センターと協働した。 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 21 22 実績等 目標値 95,000 100,000 102,000 子育てサロン利 各年度の利用者数を把握しサロン利用者の増加に 人 実績値 94,709 96,950 用人数 よるサロン設置の効果を確認する。 達成率 100% 97% 指標名 実績等 20 21 22 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 指標名 単位 23 24 23 24 22 2 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 の 子育てサロン設置数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 1 子育て中の親子の集える場所としての子育てサロ か所 実績値 1 ンの確保による子育て支援の充実を図る。 達成率 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 2 1 50% 21 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 目標をわずかに下回った。耐震工事による長期休館(2か所)に 総事業費※ 42,197 42,602 加え、新型インフルエンザの流行による一時閉鎖が影響している。 事業費 28,781 33,647 新たに1か所開設することなどにより前年よりサロン利用者を増 人件費 13,416 8,955 総 やすことができた。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.50 1.00 費 計 13,416 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度1か所増設し計11か所となり、サロンにアクセスで 訳 常 人数 0.00 0.00 きる区民が増加。また、土曜開館のサロンを増やして計3か所とな 勤 計 0 0 り、利便性を向上させることができた。 国負担金・補助金 0 0 0 貢献度:親子同士が交流する場の提供及び常駐スタッフによる子 都負担金・補助金 14,928 21,311 0 育て相談などにより、子育ての負担や不安を軽減することができ、 財 受益者負担金 0 0 0 貢献度は大きい。 源 0 0 0 波及効果:孤立しがちな現在の子育てにおいて交流する場を設け 内 その他特定財源 基金 0 0 0 ることで虐待の未然防止につながり波及効果は大きい。 訳 起債 協働:地域のボランティア団体、NPO法人との協働で運営してい 0 0 0 る。 一般財源 27,269 21,291 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 68 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 利用者は目標をわずかに下回ったが、新型インフルエン ザの影響により梅島サロンオープンが予定の当日になって 変更されるなどの事情もあった。数値自体はわずかながら 向上しており、今後も順調な集客が見込める事業である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 核家族化・少子化が進み、子育て家庭の母親たちの多く が孤立を感じているなか、仲間作りができてアドバイスを得 られる場として「子育てサロン」が区民に認知・期待されてき ている。 今後は年2箇所程度の新規開設を予定しており、これによ り地域の偏在をなくして新たな利用者を獲得していくと期待 している。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 核家族化の進展に伴う子育て世代の孤立を防ぐため、子 育てサロンの意義は大きく、利用者数も順調に増加しており ニーズも高いと推測される。さらに、子育てサロンサポー ターの常駐による子育て相談は、子育ての不安払拭に寄与 しており評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標の設定(サロン利用人数)は妥当であり、達 成率97%は一応評価できる。利用者へのアンケート調 査からも満足度の高いことが伺える。ただし、目標値の 設定が妥当かどうかは議論のあるところであり、設定の 根拠が薄弱であると、たとえ目標を100%達成したとして も満足できるものではない。調書に目標値の算出根拠 を明示するようにされたい。また、サロンの長期休館に も関わらず利用者(実績値)が一時的に増加した理由と して、マンション建設や新線開通による人口流入がある と考えられるが、そうした背景情報についても言及が欲 しかった。 一方、「投入資源に見合った成果となっているか」とい う観点は行政評価の根幹であるが、このような観点から の担当部署の記述がないのは残念である。因みに利用 者一人当たり投入(コスト総事業費/指標1の1)は440円 /人となっており、まずまず妥当な線と考える。 【今後の事業の方向性への評価】 子ども家庭支援センターが所管する11ケ所「子育てサロ ン」以外に、住区推進課が各住区センター(50ケ所)で実施 している同事業名の「子育てサロン」との整合や事業統合を 検討する必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 3 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 69 【今後の事業の方向性への評価】 事業の方向性は概ね妥当であると考える。ただし、現 状ではサロン空白地区が4つあり、上沼田、東保木間 は来年度末開設が予定されているが、舎人、五反野の 2地区は開設時期未定である。受益の公平性を保つた め、サロン空白地区の是正に力を入れてほしい。また、 こうした物理的アクセスに加え、実質的なアクセスにも 検討が必要である。たとえば、雨天時の場合、乳幼児 連れには長距離の外出が困難であることも多い。こども のペースで歩く場合、大人の倍の時間を見込んでおく必 要がある。利便性の高いサロンでは問題にならないが、 最寄の駅やバス停から離れているサロンの場合にはコ ミュニティバスの運行頻度やルートを工夫するなどする ことにより、更なる集客が見込めると思われる。一時預 かりやイベントなども集客に有効であると思われる。対 象となる乳幼児が0-3歳となっているが、兄弟がいる場 合で上の子が3歳を超えると利用しにくい面もあるの で、年齢制限に対してもう少し柔軟性を持たせていただ きたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 事業名 №24 児童虐待防止ネットワーク事業 児童虐待防止事業 多様な子育てを支援する 記入所属 子ども家庭部こども家庭支援セ ンター事業係 電話番号 03-3606-2228(直通) [email protected] 子どもの健やかな発育、発達を損ない、子どもの心身に深刻な影響を及ぼす虐待を防止 E-mail するため地域に児童虐待防止のネットワークを構築するとともに、虐待の再発を防止する。 子育て関連所属:要保護児童対策地 庁 域協議会のメンバーとして参加を依頼 内 し、虐待・養育困難家庭の早期発見・ 協 早期解決のため連携している。 根拠 (国)児童福祉法、(国)児童虐待の防止等に関する法律、(区)あだち次世代 働 法令等 育成支援行動計画、(区)要保護児童対策地域協議会設置要綱 要保護児童対策地域協議会の開催および児童虐待防止講座等による区民への啓発、虐待のリ スク度に合わせたグループワークの実施、虐待再発防止のための家庭支援等を行う。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 虐待防止講座 参加人数 指標の定義(算出根拠) 人 講座への参加延べ人数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 300 320 107% 21 22 300 23 24 22 23 24 21 80 159 199% 21 22 160 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指 標 2 要保護児童対策地 の 域協議会の開催 1 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 70 要保護児童対策地域協議会(個別ケース会議も含 回 む)の開催数により、虐待防止の活動状況を確認 実績値 80 する。 達成率 114% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 9,335 10,066 事業費 391 1,111 1,142 人件費 8,955 8,944 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.00 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 今年度はシンポジウムを東京未来大学と共催したが、区民等の 訳 常 人数 0.00 0.00 関心も高く、参加が多かった。その他育児の当事者向け講座(ノー 勤 計 0 0 バディーズパーフェクト、マザーチャイルドグループ)も行ったが、 国負担金・補助金 0 55 120 多くの参加を得ている。 都負担金・補助金 490 390 414 また、要保護児童対策地域協議会では今年度より、乳児期から 財 受益者負担金 0 0 0 の虐待ハイリスクケースをこども家庭支援センター、足立児童相談 源 0 0 0 所(都)に加え、衛生部の所管課の3者出席で開催し、要支援家庭 内 その他特定財源 基金 0 0 0 に対する支援の進行管理をさらに徹底している。 訳 起債 0 0 0 一般財源 8,845 9,621 608 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 両指標ともに、目標を上回った。近隣区で重篤な児童虐待による 死亡事件が起こるなど社会的に関心が強まるなか、講座やキャン ペーンにおいて区民・職員からの協力を得ることができた。また、 支援家庭の変化の局面をとらえて速やかに協議することが関係機 関に定着してきているため、個別ケース会議数が増加した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 70 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区の児童虐待防止の意気込みは区民に浸透してきてお り、講座の参加人数は目標を上回ってる。こうした気運をと らえるため、さらに講座の内容を充実させるよう取り組みた い。 要保護児童対策地域協議会は平成17年の設置から次第 に活動の幅を広げており、児童虐待の防止に貢献してい る。ケース会議の有効性も立証されてきており、開催に消極 的な一部の関係機関にも理解を得ながら、会議を実施して いる。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 児童虐待は、社会の関心が高いため毎日のように新聞紙 上を賑わせている。足立では絶対に児童虐待死を出さない ことを目標に、区民・子育て家庭・関係機関へ多様な方法で 防止を呼びかけており、今後も継続していく。 また、虐待の背景が複雑であったり、長期にわたる支援が 必要な家庭が多いため、要保護家庭支援にあたっては、関 係機関と連携を緊密化するほか、有効で適切な支援手法を 確立していく必要がある。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 「講座への参加者数」や「会議の開催数」が指標となってい るが、児童虐待防止への寄与度が不明瞭である。今後、児 童虐待を防止できた件数などのわかりやすい指標設定が望 まれる。なお、地域協議会の開催数が目標に対して約2倍 になるなど、虐待に対する関心や対応が高くなっている点は 評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 個別ケース会議等により虐待の防止・救済活動が活 発に行われており、部長評価にもあるように児童虐待 防止の意気込みが区民に浸透してきているという点で、 実態としての成果は表れていると評価できる。 また、 本事業の投入コスト(特に事業費)は他の事業に比べ 非常に少なく、困難な事業にも関わらず低コストで多く の成果を挙げていると評価する。ただし、「指標の設定 性」という観点からすれば、「講座の参加人数」は成果 指標と言えず適切ではない。また、本指標にしても、虐 待防止講座への参加延べ数が2年続けて目標値で300 人で推移しているというのは妥当か、疑問が残る。開催 場所の定数が300人だということだが、回数を増やすと か、会場を増やすとか、さらなる目標値のアップに挑戦 していく必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 今後とも、関係機関との連携により、児童虐待の防止に努 めてもらいたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 71 【今後の事業の方向性への評価】 「事業の方向」も「重点項目の目標に対する手法」も適 切であり、足立区では児童虐待死を絶対に出さない、と いう強い決意は評価できる。今後は、関係機関との連 携のみならず、庁内における他の部局との連携、町会 婦人部、女性団体連合会等、区民、とりわけ、母親との 連携を密にしていく必要がある。また、所管のヒアリング によれば、学校長等の一部関係者が、要保護児童対策 地域協議会(個別ケース会議を含む)への参加に対し 難色を示す場合があるとのことであるが、よりオープン な議論・情報交換が望まれる。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 子ども家庭部保育課 認証保育所係 事業名 №25 家庭福祉員保育経費助成事業 記入所属 電話番号 多様な子育てを支援する 03-3880-5873(直通) 認可保育所の機能を補完し、低年齢児の保育需要に応える。要保育児童に対して良質な E-mail 家庭的保育サービスを提供し、働く保護者の支援を行うとともに、認可保育所待機児童の 解消を図る。 [email protected] 庁 保護者の就労等により保育を必要とする産休明けから概ね3歳未満の児童を、日中8 内 時間程度保育する。受託実績に応じ、家庭福祉員に保育経費を助成する。 協 根拠 足立区家庭福祉員制度要綱・足立区家庭福祉員制度補助要綱・足立区家庭 働 法令等 福祉員の認定及び業務に関する要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 20 実績等 目標値 2,496 年間延べ人数。(毎月初日現在の在籍児童数の累 人 実績値 2,328 計) 達成率 93% 実績等 20 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 人 実績値 達成率 単位 指標名 受託児童数 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 2,579 2,975 115% 21 22 3,480 23 24 22 23 24 21 125 115 92% 21 22 145 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 年度内に認定中の実績を持つ家庭福祉員数。 年度中に廃業した者も含む。 家庭福祉員数 指標名 指標の定義(算出根拠) 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 95 95 100% 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 家庭福祉員となる要件の緩和を図る一方、保育の質を維持・向上 総事業費※ 209,466 315,862 させるため、初の試みとして、123時間の子育て経験者対象の養成 事業費 196,050 296,161 445,836 研修を年2回行い、目標の30人増には至らなかったが、27人が認 人件費 13,416 19,701 定された。受託児童数は新規開業者の増員により、大幅な目標達 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 成となった。目標については、家庭福祉員数30名増とともに家庭 人数 業 1.50 2.20 福祉員1人で児童2人を保育すると想定して目標値を設定する。 勤 費 計 13,416 19,701 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 景気の低迷、女性の社会進出など保育の需要は増大している。本 訳 常 人数 0.00 0.00 事業は増大する保育需要に的確に応える有効な施策であり、低コ 勤 計 0 0 ストで実施できることもメリットとなっている。 国負担金・補助金 0 0 0 【貢献度】低年齢児の保育需要の受け皿として、認可保育所待機 都負担金・補助金 1,047 2,812 0 児童解消の一端を担っており、貢献度は非常に大きい。 財 受益者負担金 0 0 0 【波及効果】家庭福祉員の開業により、区民の雇用が新たに発生 源 その他特定財源 0 0 0 する。 内 基金 0 0 0 【協働】区民宅等を利用しており、協働を実現している。 訳 起債 0 0 0 一般財源 208,419 313,050 445,836 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 72 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成20年秋頃からの経済状況の悪化及び大規模開発によ る人口流入などにより、平成21年度の保育所待機児童数 は前年度と比較して倍増となった。 家庭福祉員は、待機児童の多くを占める0・1・2歳の低年齢 児の受け皿として非常に有効な事業であり、広報紙におい て家庭福祉員の保育状況を掲載したところ、開業希望など の反響が大きかった。また、家庭福祉員となる要件の緩和 を図り、目標である30人の達成には至らなかったが、27人 が認定された。 一方、受託児童数については新規開業者の増員により大幅 に目標値を上回った。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 今後も待機児童が増えていく中、本事業に対する区民ニー ズも非常に大きいことから家庭福祉員の増員や複数体制の 整備などを図りながら、事業の拡充を図っていく。また、モデ ル事業として複数の家庭福祉員による「グループ保育」の年 度内実施に向けた検討を行っていく。 一方で、巡回指導等を強化して保育の質や安全性を確保 していく必要がある。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1の達成率が115%であることは評価できる。低年齢 児(とりわけ、0-1歳児)の場合、保育園での受け入れ数も少 なく、また、当該年齢においては社会性を育むことより家庭的 な保育を望む保護者が多いことから、受託児童数は今後も増 加が見込まれる。担当所管の分析にもあるように、マクロの 経済状況や女性を取り巻く就労環境の変化は、こうした傾向 に拍車をかけるであろう。したがって、平成22年度における指 標1の1の目標値は上方修正されており、妥当である。 他方、指標2の1の家庭福祉員数については目標を若干下 回って92%の達成率であった。目的を達成できなかった背景と して、要件の緩和を知らない、1人での保育に不安がある、部 屋の広さ等の外的要因で開業にいたらない等、やる気があっ ても積極的に手を挙げることができない場合もあるだろう。家 庭福祉員の増員については、引き続き広報でPRしていくと同 時に開業相談窓口を設ける等の対策が望まれる。 コストの観点からも、本事業における受託児童一人当たり投 入(コスト総事業費/指標1の1)は年間約10万円強/人となっ ており、妥当である。 【目標・成果の達成度への評価】 子どもの数は毎年減少しているが保育需要は大きく増加 しており、行政等の保育所設置では需要に追いついていか ない。本事業は3歳未満の児童を家庭福祉員が自宅で保育 するものであり、まさに区民との協働により成り立っており、 高く評価する。 【今後の事業の方向性への評価】 今後とも、家庭福祉員による保育の質や安全性を確保す るため、巡回指導や相談体制の強化を図られたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 73 【今後の事業の方向性への評価】 家庭福祉員数を増加させたり、複数の家庭福祉員による 「グループ保育」といった今後の事業の方向性は概ね適切・ 妥当である。開業に対する不安を取り除くためのさらなる対策 が必要である。たとえば、部屋の広さが問題である場合につ いては、駅に近い空き室を区で借り上げること等により家庭 福祉員希望者を支援することも可能ではないか。 保育園と異なり、毎日お弁当を作る必要があることも保護者 の負担になる。自己負担が上がっても給食があれば利用した い保護者も多いため、宅配システムなどを選択できるようにす ることも検討していただきたい。 ただし、密室かつ単独の家庭福祉員による保育に不安を覚 える保護者も多いため、年度ごとに利用者アンケートを実施 する等、区民のニーズや利用状況を把握し、サポート窓口を 設置する等の体制を整備した上で、質と安全性の確保には徹 底して努めていただきたい。こどもを預ける親はしばしば、こ どもを人質のように感じてしまい、保育者に直接不満を伝える ことができずにストレスを溜めることも多い。利用者のクチコミ による家庭福祉員全体に対する風評被害を防ぐための対策 が講じられるべきであろう。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 根拠 法令等 子ども家庭部保育課 認証保育所係 事業名 №26 認証保育所等利用者助成事業 記入所属 子ども 多様な子育てを支援する 電話番号 03-3880-5873(直通) 認証保育所等の利用者の負担を軽減し、認証保育所等の利用を促進して認 E-mail 可保育所待機児童の解消を図る。 庁 認証保育所等の利用者への助成金 内 0歳児17,000円/月,1歳児15,000円/月、2歳児13,000円/月、3歳以上児10,000円/月 協 働 足立区認証保育所等利用者助成制度要綱 [email protected] 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 年間利用者数 人 年間延べ人数 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 実績等 目標値 10,080 11,124 11,760 実績値 9,457 11,040 達成率 94% 99% 実績等 20 21 22 目標値 実績値 達成率 23 24 23 24 22 191,874 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 千円 年間助成額 年間助成額 指標名 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 21 160,059 20 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 平成21年度より年齢別に助成額を改定し、保護者の負担をさらに 総事業費※ 104,865 166,460 軽減したことで、認可外保育施設への利用者が大幅に増加した。 事業費 97,710 161,087 193,084 認可保育所待機児童が多い中、今後とも実績値は上昇すると予 人件費 7,155 5,373 総 想される。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.80 0.60 費 計 7,155 5,373 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 認可保育所利用者との保育料負担をさらに公平化するため、低年 訳 常 人数 0.00 0.00 齢児に対し助成額を平成21年度から増額した。利用者からの支 勤 計 0 0 持も大きくなっている。 国負担金・補助金 0 0 0 【貢献度】助成内容の拡充や認証保育所の新規開設による入所児 都負担金・補助金 0 0 0 童数は増え続けている。また、認証保育所等の継続利用者も増加 財 受益者負担金 0 0 0 し、貢献度は大きくアップしている。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 104,865 166,460 193,084 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 74 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成20年秋頃からの経済状況の悪化及び大規模開発によ る人口流入などにより、平成21年度の保育所待機児童数 は前年度と比較して倍増となった。 待機児童の受け皿として、また長時間保育への対応など多 様化する保育需要に柔軟に対応が可能な認証保育所等認 可外保育施設への利用や継続利用者も増えている。さらに 認可保育所利用者との保育料負担も公平にするために、年 齢別助成額を設け、保護者の保育料負担軽減を図っている ことから利用児童数は大幅に増加した。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 今後も待機児童が増えていく中、引き続き助成を行い、認証 保育所等の利用促進による認可保育所待機児童の解消を 図っていくとともに保護者の負担軽減を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 利用者は対前年度比で約1500名増加と認証保育所への 需要は高い。また、長時間保育等を希望する利用者に助成 することは多様な子育てを支援するうえで必要である。しか し、事業を評価するうえで、助成制度の成果がわかる指標 の設定が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1の1は概ね達成されており、また、本事業におけ る利用者一人当たり投入(コスト総事業費/指標1の1) は年間約1.5万円/人となっており、妥当である。認可保 育所へ入所できない家庭では保育費の負担がかなり大 きいため、本事業に対する期待は非常に高い。現状の 助成金額ではまだまだ認可保育園との格差は大きいの で、公平化のための更なる対応を希望する。 【今後の事業の方向性への評価】 今後とも、人口の推移を十分踏まえながら、待機児童の解 消を図ってもらいたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 75 【今後の事業の方向性への評価】 認可保育所の待機児童の解消と保護者の負担の公 平化・軽減という今後の方向性については概ね適切・妥 当である。ただし、認可保育園の入園審査については、 所得や保育の必要性に対する自己申告の有り様にし ばしば疑問を感じるケースも少なくなく、一種のモラル・ ハザードが発生している可能性は否めない。したがっ て、入園審査の公平性及び透明性のさらなる徹底に努 めていただきたい。高額の保育料金を支出する世帯に 対しキャッシュバックするのも一つの方法だが、「保育に 欠ける」状況を正確に調査して、本当に「保育」が必要 な人が保育園を利用できるように配慮することが最も重 要であると思われる。 認可保育園にはない魅力的なサービスを提供する認 証保育園もあり、あえて認証保育園等を選ぶ保護者も いる一方で、就労によって得られた給与が全て保育料 として支出され本来の就労目的を見失いかける保護者 や、認可保育園へ入所希望をし、また、要件を満たして いるにもかかわらず入園できずにいる保護者がしばし ば存在することを認識していただきたい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 子ども 福祉部障がい福祉センター幼児発 達支援係 事業名 №27 発達障がい児(者)支援事業 記入所属 多様な子育てを支援する 電話番号 自閉症、アスペルガー症候群等の広汎性発達障害、学習障害及び注意欠陥多動性障害等の発 達障がい児(者)について先駆的な支援の取組をモデル的に実践し、その分析・検証を行うこと で有効な支援手法の確立を図る。 ・モデル園(4園)へ専門職を派遣(心理士・言語聴覚士・作業療法士等) ・専門研修、出張学習会 ・足立区発達障がい児支援モデル事業評価委員会の開催 ・実施園以外への専門職派遣 ・気づきのチェック表試行実施 根拠 ・発達障害者支援法 ・東京都発達障害者支援開発事業実施要綱 法令等 03-5681-0136(直通) [email protected] E-mail 保育課:モデル園への取組みを協働 庁 で実施 内 保育課及び教育改革推進課:専門研 協 修を協働で実施 働 教育相談センター:私立幼稚園への 専門職派遣を協働で実施 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 222 222 100% 20 21 230 501 218% 21 22 500 23 24 22 23 24 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 1,150 専門研修、出張学習会等参加延べ人数 支援方法を学ぶ 人 目標値=前年度実績からの見込数 関係機関職員 実績値 1,150 実績値=専門研修実参加者数 数 達成率 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 発達支援コー 育成した人数(累計数) 2 目標値=年間9名 の ディネーターを 実績値 2 育成した人数 育成実績値=育成人数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 1,200 1,667 139% 21 10 10 100% 22 1,200 23 24 22 19 23 24 指標の定義(算出根拠) 支援した児の延べ人数(定期巡回除) 発達障がい児へ 人 目標値=前年度実績からの見込数 の早期支援 実績値=専門職派遣で支援した人数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 1 の 1 単位 指標名 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 12,028 18,612 事業費 3,978 4,388 8,399 人件費 8,050 14,224 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.90 0.90 費 計 8,050 8,060 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 区内保育園へ定期巡回や保育現場への専門職派遣を実施。定期 訳 常 人数 0.00 2.00 巡回80園315回支援児延797名、専門職派遣58園154回支援児延 勤 計 0 6,164 501名。専門研修21講義延1497名参加、出張学習会5園8回延156 国負担金・補助金 0 0 0 名参加、療育見学会9回延14名参加。発達支援コーディネーター 都負担金・補助金 7,500 4,388 500 育成10名10日間実施。気づきのチェック表の保育場面用9園331 財 受益者負担金 0 0 0 名、保育場面用+保護者用1園20名試行実施。貢献度及び波及効 源 0 0 0 果:二次的障がいから、引きこもりやニート、また、犯罪に関与する 内 その他特定財源 0 0 0 ケースもあり、幼児期から適切な対応を行うことで日常生活の自立 訳 基金 起債 と社会参加が可能となる。協働:気づきのチェック表の分析・評価 0 0 0 を東京未来大学と実施している。 一般財源 4,528 14,224 7,899 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の1:専門職派遣事業の浸透が進み、派遣回数が増。発達 障がいを含む知的な遅れのない幼児の相談が増。指標2の1:基礎 から上級までの専門研修体系を確立し、継続的に人材を育成。21 年度は参加人数が増加しているが、今後は受講済み者が増え、増 加は見込まれない。指標2の2:保育課との連携のもと、保育園の コーディネーターを10名育成した。今後も継続的に育成していく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 76 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 発達障がい児が身近な地域で適切な支援が受けられるために、 地域の支援の場である幼稚園、保育園への専門職派遣や出張学 習会等の地域支援事業を実施した。職員を対象とした専門研修に おいては体系も確立され、現場のニーズが高く参加人数も増加、 専門職派遣においては、周知が進み派遣要求が増加している。次 のステップとしての発達支援コーディネーターを全園に配置できる よう取組んでいく。このような取組みは、現場のスキルアップとな り、発達障がい児の保護者が身近なところで、相談や支援を受け られる体制づくりにつながっている。早期発見のしくみを試行で 行ったところ、支援者が感じる不安感は幼稚園よりも、保育園が高 く、まずは保育園での実施が優先されることや、強く不安を感じる 子どもの状態は、自己統制・コミュニケーション・対人関係面であ り、今後のしくみ構築や専門的支援に活かせる分析や評価が得ら れた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 早期発見の強化と障がい理解が深まれば、専門療育が必 要な子どもや、地域の支援の場で個別的な支援の必要な子 が明確になり、需要が伸びる。(需要見込:1園2~4名/20 ~30名クラス)スムーズな就学に向けての支援を継続的に 実施しながら、発達障がい児の発見から相談・地域支援・療 育・統合保育への一連のしくみを関係機関と連携を図りなが ら確立していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1-1及び2-1ともに高い達成率であり、保育園や 幼稚園などの現場のニーズと事業の方向性がマッチしてお り、十分な成果があがっていると評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1及び2ともに目標値を上回っており評価できる。発 達障がい児、支援者、両者の連携を取る発達支援コー ディネーターという重要な3者に関する視点が指標に組 み込まれており、バランスも取れている。 指標2については活動指標としては双方とも適切であ り、前年比で倍以上の支援実績を挙げたのは立派であ る。また、所管からのヒアリングによる回答では、モデル 園のみのデータではあるが、支援による改善率が76% であったとのことであり、実質的にもかなりの成果を挙 げている。ただし、指標2の1のH22年度の目標値が前 年度の実績を下回っているので、目標を上方修正して いただき更なる向上を期待する。 【今後の事業の方向性への評価】 これまでの取り組みで、保護者への情報提供や支援、現 場のサポートなどが行われてきた。今後支援を必要とする 児童が多くなるものと考える。そのため発達支援コーディ ネーターの育成も重要であるが、大学やNPOなどと協働 し、支援拠点を増やしていくことにも注力して欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 発達障がい等知的遅れのない障がい児が増えている という社会的変化に対応すべく、その早期発見と支援に 力点を置きつつ療育・統合保育に至る一連の仕組みを 作っていくという事業の方向、手法に賛同する。ただし、 子どもの成長段階に応じて必要とされる支援の内容も 異なってくるため、継続的なサポートの仕組みを確立し ていただきたい。 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 77 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №28 認知症高齢者支援ネットワーク事業 記入所属 福祉部高齢サービス課介護予防係 電話番号 健康・長寿社会を実現する 03-3880-5885(直通) [email protected] 医療と介護が連携して、認知症高齢者が住みなれた地域で安心して生活できるように E-mail する。 介護保険課、福祉事務所、権利擁護 地域包括支援センター4か所に認知症連携担当者を配置し、25地域包括支援セン ターへの支援と、医療・介護の連携を進める。 根拠 介護保険法、足立区地域包括支援センター事業実施要綱 法令等 庁 センターとの連携により、高齢者と家 内 族の福祉の向上を図っていく。 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 認知症に関する関 の 係機関の実態把握 1 数 指 標 1 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 認知症連携担当者が、認知症に関する状況を聞き取り 所 調査により把握した関係機関の数(医療・介護等) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 28 28 100% 21 22 40 23 24 22 23 24 21 384 227 59% 21 22 384 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指 標 2 認知症連携担当の の 相談延数合計 1 指 標 2 の 2 指標の定義(算出根拠) 件 認知症連携担当の相談延数合計 指標名 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の1:目標は達成した。 総事業費※ 0 23,791 指標2の1:事業実施初年度として、年間227件の相談を実施した 事業費 22,000 22,000 が、目標は下回った。相談数は、認知症連携担当者の周知により 人件費 1,791 0 総 徐々に増加してきている。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.20 費 計 0 1,791 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度より4か所の地域包括支援センターに認知症連携担 訳 常 人数 当者を設置し、区内のネットワーク形成と地域包括支援センターの 勤 計 0 0 認知症対応能力の向上を目指して事業を開始した。認知症ネット 国負担金・補助金 0 0 0 ワーク講演会を実施し、3回318人の参加を得た。また、28医療機 都負担金・補助金 0 10,000 10,000 関の調査を行い冊子を作成し、各地域包括支援センターに配布し 財 受益者負担金 0 0 0 た。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 13,791 12,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 78 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 認知症高齢者支援ネットワーク講演会を3回実施し318人 の参加があり、介護と医療・福祉・地域の関係者が話し合う ことで連携を深めることができた。また、区内の医療機関の 聞き取り調査を行い、地域包括支援センターで活用する資 料を作成する中で、医療機関との連携を進めていった。さら に区民に対しては、平成21年度リーフレットを作成し認知症 の早期発見と予防について周知に努めた。地域の高齢者支 援の中核である地域包括支援センターを中心として事業を 推進することで、認知症高齢者に対する支援が向上してい る。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 認知症高齢者が地域で安心して暮らしていくために、医療 と介護の連携が不可欠となってきている現在、地域包括支 援センターの認知症連携担当者がパイプ役となり、適切な 支援をしていくことが事業の推進のためにはなによりも重要 である。また、地域包括支援センターでの認知症困難事例 の集積と分析を行なうことで、地域包括支援センターの認知 症対応力向上への支援を図っていく。今後は、関係機関と 一層の連携を進めながら、地域の見守り役である認知症サ ポーターの拡大とネットワーク連絡会の充実を図り、認知症 になっても安心して暮らせる地域づくりを目指していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1-1でどのような成果が図れるのか不明である。ま た、指標2-1は算出根拠が明らかでなく、達成率から効果 測定ができない。しかしながら支援ネットワーク講演会の開 催など、積極的に事業を推進しており、地域包括支援セン ターを中核組織とする事業の方向性は高く評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 認知症に関する関係機関の実地における聞き取り調 査を積極的に行い、実態把握に取り組んでいる点は評 価できる。また、潜在的な相談が多いと思われるため、 それらを把握して、よりよい事業展開につなげていただ きたい。 ただし、看護者・介護者になった区民にとって、認知症 に関する相談窓口がどこか分かりにくいため、わかりや すい周知を強く望む。 【今後の事業の方向性への評価】 今後は、医療機関や介護サービス事業者に加え、権利擁 護センターとの連携や役割分担なども明らかにして、認知症 高齢者支援のネットワークを広げて欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 引き続き、認知症に関する関係機関の実地における 聞き取り調査を積極的に行い、様々な主体とのネット ワークを着実に形成していくことに期待したい。さらに、 認知症連携担当者のさらなる対応力向上と地域包括支 援センターの機能充実を望む。 ただし、認知症サポーターについては一万人を目指す だけでなく、今後の具体的な活用方針を示してもらいた い。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 79 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №29 元気応援ポイント事業 健康・長寿社会を実現する 高齢者が指定されたボランティア活動に参加することで地域に貢献することを奨励し、高齢者自 身の社会参加活動を通した介護予防の推進を図る。 ボランティア登録をした高齢者が元気応援ポイント事業受入施設等で指定されたボランティア活 動を行い、当該高齢者に対し活動実績に応じて事業活動交付金を交付する。 対象者:介護保険第1号被保険者で介護保険サービスを受けていない者 根拠 元気応援ポイント事業実施要綱 法令等 記入所属 福祉部介護保険課介護保険係 電話番号 03-3880-5887(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) ボランティア登録者数 元気応援ポイン ト事業ボランティ 人 目標値=計画目標者数 実績値=年度末登録者数 ア登録者数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 20 実績等 目標値 1500 実績値 365 達成率 24% 実績等 20 目標値 実績値 達成率 指 標 1 の 1 標 1 の 2 21 1500 788 53% 21 22 1500 23 24 22 23 24 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 元気応援ポイント活 の 動スタンプ押印数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 元気応援ポイント活動交付金請求時のスタンプ押印数(延べ数) 個 目標値=前年度ボランティア登録者数×50個×60%(1月あたり2.5個) 実績値 実績値=交付決定者の交付金請求時のスタンプ押印数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 ボランティア登録数は平成21年12月末時点で550人であったが、平成22 訳 常 人数 年1月からボランティア団体や障がい施設にも対象範囲を広げ、周知方法 勤 計 指標1の1:目標を下回ったが、平成20年度の2倍以上の登録者数となっ た。引き続き拡大を図っていく。 指標2の1:目標を下回った。平成20年度から開始した事業であるため、 事業内容が浸透しきれていないことが主な原因としてあげられる。また、 ボランティア登録はしたが、交付請求額(スタンプ10個以上)に達せず、請 求にいたらない方も存在すると推測される。 も広報記事の他に各関係団体に職員が訪問し、事業の案内や募集を 行った結果、3月までの3ヶ月間で登録数は急増した。また、元気応援ポイ ント事業受入施設等の登録数も平成20年度末の92件から21年度末で150 件となった。 交付申請手続きについては、登録者への利便性を考慮し、6月中に各地 域包括支援センターに職員が出張し受付を行った。 引き続き、事業内容の周知とともに積極的に募集案内を行い、目標数達 成にむけ登録者数の増加を図っていく。 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 22 21 10,950 23,640 8,847 81% 21 22 20 21 2,134 10,358 345 1,403 1,789 8,955 8,944 8,955 0.20 1.00 1,789 8,955 3,302 3,082 22 8,496 0 0 86 350 2,124 都負担金・補助金 43 175 1,062 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 216 878 5,310 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 1,789 8,955 0 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 国負担金・補助金 財 源 内 訳 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 80 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 21年度の実績値が20年度の2倍以上にいたったのは、関 係団体等への積極的な働きかけにより、事業内容の周知や 理解を促したことが大きな要因である。23区で高齢者ボラン ティアのポイント事業を実施している区は21年度末現在で10 区あり、足立区の登録者数は品川区に次ぎ2番目に多い が、ボランティアの意欲を持ち、未だ当該事業に参加してい ない高齢者も多く潜在していると推測される。未登録者への アプローチを工夫し、ボランティア活動に参加するきっかけ を広く提供し、目標達成を図っていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 平成21年度の介護に係る保険給付費は約325億円であ り、介護保険制度が始まった平成12年度と比較すると、10 年間で約2.7倍となっている。保険給付費の増加を抑制する ためにも、介護予防事業の一つであり、元気高齢者を増や していく当該事業が果たす役割は大きい。 平成22年度から全ての第1号被保険者に対し「元気応援 通信」を発送し、事業内容の周知とともに広くボランティア参 加者を募っていく。また、22年5月より要綱を改正し教育施設 等の連携も視野にいれ、登録者数の拡大を図る。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1-1については、20年度の倍以上の数値となって いるが目標には達していない。そもそも目標設定自体に誤り がなかったか、または目標に達しなかった原因は何かなど の要因分析を行う必要がある。その上で未登録者へのアプ ローチの手法等の検討をしていただきたい。 【目標・成果の達成度への評価】 要介護認定率の0.13%削減やボランティア登録者数が 大幅に増加している点、また、元気応援通信の発行に よる周知など、多いに評価できる。 しかし、地域によっては、ボランティア登録者が指定施 設で活動するのに予約待ち状態になっている点など、 全体スキームに改善の余地がある。 【今後の事業の方向性への評価】 「元気応援通信」の介護保険第1号被保険者への送付や 要綱の改正など、登録者拡大への方策が部長評価に記載 されており、期待できるものと考える。 【今後の事業の方向性への評価】 いつまでも元気な高齢者を増やす意義は大きい。今 後もボランティア登録者数拡大のため、第1号被保険者 へのアプローチや指定施設の対象を拡げるなど、確実 に事業を進めていただきたい。 ただし、元気応援ポイント活動スタンプにおいて、10ス タンプ=1,000円といったわかりやすい仕組みが必要 で、ポイントに変換することが押印数の低迷要因だと考 えられる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 81 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 事業名 №30 健康増進健康診査事業 健康・長寿社会を実現する 事 務 目 健診の実施による生活習慣病の予防と早期発見に努め、区民の健康維持と健康寿 事 の 的 命の延伸を図る。 業概 要 内 特定健診・後期高齢者医療健診の対象とならない区民に対し、医療機関で実施。健 容 診内容は特定健診に準じる。 記入所属 衛生部足立保健所健康づくり課健診 事業係 電話番号 03-3880-5121 [email protected] E-mail 高齢医療・年金課、自立支援課及び 庁 福祉事務所と連携し、チラシの窓口配 内 布・郵送等、健診対象者への周知を 協 図る。 働 根拠 健康増進法 足立区健康増進健康診査実施要綱 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標の定義(算出根拠) 年齢調整死亡率=Σ{観察集団の各年齢の死亡 ― 率×基準人口の各年齢人口}/基準総人口×10 0,000 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 年齢調整死亡率=Σ{観察集団の各年齢の死亡 1 75歳未満全がん年 ― 率×基準人口の各年齢人口}/基準総人口×10 の 齢調整死亡率(人口 2 10万対)(女) 0,000 指標名 指 標 1 75歳未満全がん年 の 齢調整死亡率(人口 1 10万対)(男) 単位 20 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 21 132 134.1 98% 21 68.5 80.8 85% 22 130 23 24 22 68.5 23 24 21 2,100 405 19% 21 22 1,100 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 人 健康増進健診における基本健診の受診見込者数 受診者数 指標名 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 3,400 1,659 49% 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 25,166 7,857 事業費 19,470 4,862 13,210 人件費 5,696 2,995 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.60 0.30 費 計 5,366 2,687 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 旧:健康増進事業/生活保護受給者健康診査事業を統合 人数 0.10 0.10 勤 計 330 308 事業実施については、(社)足立区医師会に委託し、平成21年11 国負担金・補助金 0 0 0 月2日から実施した。 都負担金・補助金 0 2,460 6,227 健診を受けることが生活習慣を改善する動機づけとなり、また、 財 受益者負担金 0 0 0 疾病の早期発見・早期治療にも貢献している。 源 その他特定財源 0 0 0 波及効果:生活習慣病を予防することで医療費の軽減につなが 内 基金 0 0 0 る。 訳 起債 0 0 0 一般財源 25,166 5,397 6,983 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 平成20年度の指標の定義は、年度内75歳に達する12月から3月生まれ の区民及び年度途中の国保加入者であったが、平成21年度より特定健 診に移行した。平成21年度より対象者は生保受給者が主となったため、 目標値・実績値ともに平成20年度より大きく減少した。健診は福祉事務所 を通じての申込制のため、自立支援課等と連携しPRに努めた結果、生保 の受診者数は前年度受診者数211人の約1.9倍であった。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 82 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 平成20年度の医療制度改革に伴い指標を見直し、今年度 より新しい指標を設定した。指標1の1について、死亡者数は 微増であり目標を概ね達成した。年齢別では50~59歳が減 少し、70~74歳が増加している。がんの種別では大腸がん が減少し、胃・肝臓がんが増加した。指標1の2について、死 亡者数が大幅に増加し、目標を大きく下回った。年齢別で50 ~54歳と65歳以上が増加している。がんの種別では大腸・ 乳がんが大きく増加した。 健診実施による効果は長いスパンで現れるものと考える が、受診率向上のため、受診しやすい実施方法の検討を要 する。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 健診のPR方法や実施方法を検討する等により受診率の 向上を図り、疾病の早期発見や生活習慣病の予防に努め る。なお、引き続き自立支援課や福祉事務所等の関係機関 と連携する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 重点項目に合致した事業である。指標1については概ね目 標値を達成した。指標2については、目標値を下回ったが、 分析も明瞭であり評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 当事業の必要性は理解できる。しかし、健診対象者の 総数に対し受診率が約2.9%というのは、対象が生活保 護受給者であることを鑑みても、低過ぎると言わざるを 得ない。要因としては、少々煩雑な受診までのプロセス やアピール不足などが考えられるので、改善を要望す る。 【今後の事業の方向性への評価】 平成21年度より対象者は生保受給者が主であり、担当部 長の指摘通り自立支援課や福祉事務所等の連携強化が必 要である。 【今後の事業の方向性への評価】 健診対象者が変更となってから日が浅いので、受診 者の反応等を参考に、より効果的な事業運営をされる ことに期待する。 なお、健診制度の変更により生保受給者のみが対象 者になった本事業については、区民の健康維持を目的 とした重点プロジェクト事業として見直しも検討する余地 がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 1 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 83 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 事業名 №31 若年者健康診査事業 健康・長寿社会を実現する 事 務 目 健診機会の少ない35歳に健診機会を提供することで、将来的な生活習慣病の予防 事 の 的 を行い、40歳からの特定健診・特定保健指導の動機づけとする。 業概 要 内 実施場所:各保健総合センター 実施回数:年間45回(各センター9回) 容 健診内容:特定健診に準じた健診・歯科健診及び保健指導 根拠 健康増進法 足立区若年者健康診査実施要綱 法令等 記入所属 衛生部足立保健所健康づくり課健診 事業係 電話番号 03-3880-5121 [email protected] E-mail 5保健総合センターへの予算配付に 庁 係る常勤4.06人、非常勤1.3人分の人 内 件費を含む。 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 内臓脂肪症候群該 1 当者・予備群該当者 の 割合(対20年度比 1 減少率) 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 内臓脂肪症候群該当者・予備群該当者数/受診 % 者数×100 対20年度比における減少率 (特定健康診査) 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 8 2.8 35% 21 22 8 23 24 22 23 24 22 2,700 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 人 各保健総合センター実受診者数の合計 受診者数 指標名 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 21 2,700 1,871 69% 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 54,952 事業費 0 8,319 16,837 人件費 0 46,633 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.00 4.76 費 計 0 42,626 内 非 平均給与 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 0 3,082 35歳(年度末年齢)の区民を対象としており、全員に健診申込み 訳 常 人数 0.00 1.30 はがきを同封した個別通知を実施し、事業の周知を図った。 勤 計 0 4,007 健診は2日制とし、1日めに問診・検査を行い、2日めは結果通 国負担金・補助金 0 0 0 知・保健指導を行う。 都負担金・補助金 0 0 0 国民健康保険加入者分の事業費については、年度末に国保特 財 受益者負担金 0 0 0 別会計にて振替支出となる。 源 0 0 0 貢献度:健診機会の少ない35歳に健診機会を提供することで、生 内 その他特定財源 基金 0 0 0 活習慣病に対する区民の意識を高め、施策に貢献している。 訳 起債 波及効果:健康の維持増進と医療費の削減につながる。 0 0 0 一般財源 0 54,952 16,837 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 平成21年度の新規事業である。 誕生月により3期に分けて実施している。各期とも定員に近い申 込みがあったが、当日のキャンセル等により実際の受診者数は 1,871人だった。 働く世代・子育て世代の区民にも受診しやすい日程設定などに 工夫し、事業の定着を図る。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 84 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 平成20年度の医療制度改革に伴い指標を見直し、今年度 より新しい指標を設定した。 指標は40歳以上を対象として実施している足立区特定健 診の受診結果を基にした内蔵脂肪症候群該当者及び予備 群該当者の割合である。平成20年度の28.8%から平成21年 度は28%となり、対20年度比における減少率は2.8%で目標 を下回った。 若年者に健診機会を提供することにより、早いうちから生 活習慣病予防のための健康習慣を身に付け改善すること で、今後特定健診の受診結果に反映されると考える。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 若い世代への健診機会提供については区民からの要望 が高く、健診実施により将来的な生活習慣病予防に有効で あることから、事業は継続して実施する。より受診しやすい 日程(土曜日実施回数を増やす)に改善し事業の定着を図 る。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 重点項目に合致した事業である。指標1、指標2とも目標値 を達成できなかったが、その分析は指標2については十分さ れており、評価できる。指標1については、20年度に見直し たとのことではあるが、約3倍の開きがあり、目標値が高い と思われる。 【目標・成果の達成度への評価】 自営やフリーランス、会社員の妻など健診機会がほと んどない35歳男女にとって、公費による健診は自身の 健康状態を知るきっかけとなり、当事業の持つ意味合 いは大きい。保健指導のため2日間という日程は理解で きるが、そのために受診率が伸びないことも現実であ る。 しかし、土曜日を組み込むことで、平日休暇が取得で きない方にも受診の機会がある点は評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 区民ニーズを即取り入れた改善策は、高評価である。若い 世代への事業が少ない中、本事業は特異であり、継続して こそ区民からの支持を獲得するものである。 【今後の事業の方向性への評価】 部長評価には、土曜日の実施回数を増やすなど、本 事業の改善点が明記されている。今後とも、受診者数 の増加に向け、一日健診のプランなどの工夫も必要で ある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 85 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 事業名 №32 公園等の改良事業 記入所属 (パークで筋トレ・公園遊具の安全確保) くらし 都市建築部みどり推進室公園整備 課 電話番号 健康・長寿社会を実現する 03-3880-5919 ・公園で健康体力づくりができるアスレチック遊具や健康器具を設置する。 [email protected] E-mail ・子どもたちが公園、児童遊園内の遊具を安心して利用できる、公園施設安全指針にそっ スポーツ振興課 た計画的な改修を実施する 庁 内 協 根拠 都市公園法、足立区立公園条例及び同施行規則、足立区立児童遊園条例、 働 法令等 河川法 ・公園にアスレチック遊具を設置 ・公園遊具の改修 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 93 93 100% 20 21 95 96 101% 21 22 96 23 24 22 23 24 20 1 目標値 工事箇所数 箇所 パークで筋トレ公園の健康器具設置工事の箇所数 実績値 1 達成率 100% 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 50 2 工事箇所数 箇所 公園遊具の改修箇所数 の 実績値 76 2 達成率 152% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 1 1 100% 21 70 83 119% 22 0 23 24 22 4 23 24 実績等 目標値 安全に使用でき 公園遊具の定期点検の結果、安全に使用できる遊 % 実績値 る遊具の割合 具の割合(AからD判定中AからC判定の割合) 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の1:平成19年度より計画的に危険度の高い遊具改修をお 総事業費※ 252,477 202,328 こないほぼ目標を達成できた。 事業費 224,303 182,727 45,000 指標2の1:計画的に実施し、重点プロジェクト最終年度で、目標を達 人件費 28,174 19,601 総 成できた。 平均給与 8,944 8,955 事 常 指標2の2:目標を上回った。 人数 業 勤 3.15 2.12 費 計 28,174 18,985 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 重点プロジェクトの最終年度で、これまでに計画的に実施を行い、事 訳 常 人数 0.00 0.20 業実績を挙げてきた。 勤 計 0 616 (貢献度)区民の健康増進と公園利用の安全性向上に貢献でき 国負担金・補助金 0 0 0 た。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 252,477 202,328 45,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 86 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区民が安全に使用できる公園遊具であるため、遊具判定に より判明した危険度の高い遊具の改修を進めることで成果 を上げている。また、区民ニーズの高まっている健康増進分 野において、公園利用者が手軽に運動できる健康器具を設 置すると共に、スポーツ振興課との協働により、『パークで 筋トレ』事業が成果を上げている。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 重点プロジェクト最終年度ではあるが、地域の要望等に対応す るため、健康器具の設置を効果的におこなうため、公園整 備基本計策定の中で事業展開を検討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 公園利用者が手軽に運動できるこの事業内容は評価でき る。また、協働や重点項目の視点に合致している。視点別 事業点検表が全て2である評価は少し低いと思われる。 【目標・成果の達成度への評価】 数値だけで判断するならば、本事業は達成されたと捉 えることができる。 3ヵ年計画の最終年度として計画通り公園遊具の改修 工事を実施し、公園利用の安全性向上に努めた点、評 価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 区民の健康は、毎日の継続性により維持できるものであ り、計画的な公園改修(健康器具設置)が必要である。ま た、健康器具の活用面においても地域住民がマンネリ化し ないようスポーツ振興課との更なる連携が求められる。 【今後の事業の方向性への評価】 公園整備計画の中で引き続き、区民の健康増進と公 園利用の安全性向上のために、より効率的に事業が進 められることに期待したい。 また、公園利用者の減少傾向(出生率の低下等)の中、 高齢者向け公園づくりも必要ではないか。(椅子、花、日 除け等) 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 87 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №33 社会体育振興事務 健康・長寿社会を実現する 記入所属 生涯学習部スポーツ振興課振興係 電話番号 03-3880-5826(直通) 第二次生涯スポーツ振興計画に基づき、地域住民が身近な公園施設や広場などを E-mail [email protected] 活用し、日常的、継続的に健康体力づくりが実践できる環境づくりを推進する。 高齢サービス課、公園整備課、公園 庁 管理課 主に高齢者を対象に、ストレッチ体操や筋力運動、ウォーキング、健康相談など、ス 内 ポーツ指導員により健康体力づくりの指導を行う。 協 働 根拠 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 実績等 目標値 「パークで筋ト 会場数 会場設定は、実施会場のバランスや健康器具の設 レ」実施会場数 置状況、公園内のフリースペース等を考慮する。 実績値 達成率 実績等 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 「ウォーキング 1 会場設定は、実施会場のバランスやコース設定、 の 教室」実施会場 会場数 実績値 公園、歩道等の安全面を考慮する。 2 数 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 6 23 24 1 20 21 22 4 23 24 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指標名 目標値 「パークで筋トレ」全会場の平均参加者数 「パークで筋ト 人 延べ参加者数÷回数 レ」平均参加者 実績値 (21年度実績:1,130人÷29回) 数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 「ウォーキング 2 「ウォーキング教室」全会場の平均参加者数 人 の 教室」平均参加 実績値 延べ参加者数÷会場数 2 者数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 22 35 23 24 22 20 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 38 21 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 18,923 事業費 5,490 7,411 人件費 13,433 0 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.50 費 計 0 13,433 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 花畑公園は、公園内の整備とともに健康器具の設置や地域への 訳 常 人数 PR等が徹底されたため、期間中安定した参加状況であった。花畑 勤 計 0 0 公園での実績は、新たな生涯スポーツ環境づくりとして、今後の健 国負担金・補助金 0 0 0 康体力づくり、介護予防等の事業の拡充に向けて多大な成果が 都負担金・補助金 0 0 0 あった。 財 受益者負担金 0 0 0 平成22年度は、総合スポーツセンター、東綾瀬公園プールにお 源 その他特定財源 0 0 0 いて、指定管理者による「パークで筋トレ」を開催している。 内 0 0 0 当事業及び「ウォーキング教室」は、福祉部介護保険特別会計 訳 基金 起債 予算を充当し、執行委任を受け開催している。(指定管理者の2会 0 0 0 場を除く) 一般財源 0 18,923 7,411 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1の1:平成21年度より「パークで筋トレ」をスタートさせた。モ デル事業として花畑公園で開催し、評価、検証に基づき、平成22 年度は6会場に拡充する。 指標1の2:平成22年度より「ウォーキング教室」をスタートさせ た。モデルコースとして見沼代親水公園、江北北部緑道公園の2 コースで実施し、今年度下半期は、新たに2コースを計画する。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 88 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 「パークで筋トレ」の実施にあたっては、新たな生涯スポー ツ環境づくりに向けて、体育指導委員やスポーツ指導員、指 定管理者に対して協力依頼し実施している。今後は、 「ウォーキング教室」も含めて、体育協会や総合型地域クラ ブによる地域展開が可能であるか検討していく。 事業実施にあたっては、町会・自治会やスポーツ施設、 ホームページ等で周知してきたが、参加者が少ない会場に おいては、地域商店街へのPRやポスター掲示、ケーブルテ レビ足立等を活用してPRを強化していく。 、 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 各会場の指導員は、区公認のスポーツ指導員、または、 指定管理者の指導員であるが、指定管理者施設を除き、指 導員の配置は、フィットネス連絡会(健康体力づくり系指導 者組織)において調整している。 会場数の増加に伴い、実施期間、配置人員の調整や筋力 トレーニング、ウォーキングの専門指導者養成、さらには、 スポーツボランティアの登録・派遣を行うシステムの構築が 必要である。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 パークで筋トレ延べ参加者数が1000名を超えるなど、モデ ル事業としては一定の成果を得ている。健康・長寿社会を 実現するためには、楽しみながら継続できる健康体力づくり 事業が必要である。今後の展開に期待したい。 【目標・成果の達成度への評価】 指標数値からでは達成状況は判断できないが、高齢 化社会での体力づくりおよび健康指向は必要であり、高 齢者が参加し易い機会の増加が理解できた。 「パークで筋トレ」は開始後、初年度で実施会場が花 畑公園の一か所であるにもかかわらず、のべ1130人の 参加があり、かつ参加者の約半数がリピーターであった 点、非常に高く評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 会場の指導員確保や育成に向けて、登録・派遣などの人 材構築の仕組みづくりは事業を継続する根幹となるため、そ の実現に向けて一層努力されたい。 【今後の事業の方向性への評価】 「パークで筋トレ」実施会場の拡大をうけ、高齢者向け スポーツ指導員やスポーツボランティアの増員が必要 である。 また、男性参加者の少なさが顕著に出ている要因の一 つに、達成度(継続実績)が参加者の目に見える形で表 示されていない点が考えられる。参加意識策としてポイ ント制の導入を検討してはどうか。 各公園において、継続的に健康づくりに取り組む高齢 者が今後さらに増えることに期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 89 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №34 足立区温暖化防止区民会 議運営事務 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部温暖化対策課環境計画係 電話番号 03-3880-5935(直通) [email protected] 地球環境フェアや区民会議を通じ、一人ひとりが環境について学んだり、実践につな E-mail がるような取組みを発信する。 みどり推進課と協働し、環境関連施策 庁 をPRした。 「あだち区民環境フェア」と「あだち3Rフェア」を整理統合し、6月の環境月間に拡大実 内 施する「地球環境フェア」と「足立区温暖化防止区民会議」を同時開催する。 協 働 根拠 「足立区温暖化防止区民会議実行委員会」に対する補助金交付要綱 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 20 実績等 目標値 23区共通の温室効果ガス排出用算定手法に基づ 千t-CO2 実績値 2317 く、区内CO2排出量(最新は2年前の値) 達成率 実績等 20 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 単位 指標名 CO2排出量 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 22 2430 23 24 22 23 24 23 24 23 24 2510 21 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 20 22 21 目標値 20,000 23,500 25,000 人 講座やイベント等開催時の参加人数 実績値 21,433 23,310 達成率 107% 99% 単位 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標名 講座やイベント 等開催時の啓 発人数 指標名 指 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 次世代を担う子ども達への普及啓発を中心に事業を展開してい 総事業費※ 17,200 22,935 る。地球環境フェアは子ども達が楽しく参加できる企画を多く取り 事業費 8,256 13,980 16,000 入れ、目標を上回る参加人数となった。 人件費 8,944 8,955 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.00 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 地球環境フェアのほか、温暖化防止区民会議からのステップアッ 訳 常 人数 0.00 0.00 プとして位置付け、より高度な内容とした地球環境講演会を開催し 勤 計 0 0 た。子どもから大人まで幅広い層を対象に意識啓発を行っている。 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 17,200 22,935 16,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 90 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 「環境フェア」と「3Rフェア」を統合した「地球環境フェア」を 「温暖化防止区民会議」と同時開催し、参加人数は前年度 実績を上回った。ポスターデザインや若者に人気のある ブースの出展が来場者の増加に寄与したと思われる。こうし た楽しいイベントにより、「1人の100歩より100人の1歩」を大 切にするメッセージが伝わっている。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 地球温暖化防止には、多くの区民、事業者、各種団体、行 政が手を携え、身近なことから取り組んでいく必要がある。 区民運動組織として設置している「足立区温暖化防止区民 会議」の参加メンバーの拡大を図っていく。 平成20年度に開催した「環境サミットinあだち」以来3年間 にイベント等の啓発を重層的に行ってきた結果、最も主張し てきた地球の危機についての認識は広まったと信じている。 この施策展開は、他自治体に先んじて進めており、さらなる 区民運動を盛り上げるべく熱意を持って取組んで行く。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 講座やイベントへの参加人数については、目標値には達しな かったものの、前年度より約1割ほど伸びており、区民に対して環 境への意識啓発が浸透してきていると評価できる。また、ポスター デザインや若者に人気のあるブースを出展するなど、フェアの開 催にも工夫が見られる。 【目標・成果の達成度への評価】 この事業は「あだち区民環境フェア」と「あだち3Rフェ ア」を整理統合し、「地球環境フェア」として2日間の開催 とした点、及び同会議の実行委員会を区内登録団体の 構成員で編成している点は評価に値する。また、年度 毎、プログラム内容やゲストを変更することでターゲット となる層に変化をつけ、様々な年代層の取り込みを図っ ている点も評価できる。 温暖化防止については地球、国、都レベルで啓蒙して おり区民の意識は高いと思うが、一方で、区としては具 体的なCO2削減運動の提案が必要ではないか。 【今後の事業の方向性への評価】 単にイベントの開催にとどまらず、区民や事業者、行政等が連携 して取り組む必要があることから、「足立区温暖化防止区民会議」 のメンバー拡大を図っていることは評価できる。今後とも、他自治 体に先んじて区民等との「協働」により、温暖化防止策に取り組ん で欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 91 【今後の事業の方向性への評価】 会場が運営コストの関係上、区役所(庁舎ホール)・区 役所前中央公園となっている理由は理解できる。しか し、広報のイベント告知欄に『車での来場はご遠慮くだ さい。』と明記してある以上、車以外でのアクセスが難し い状況にある区民に対して、何かしらの配慮が必要で はないか。 また区としては自転車と公共交通の利用促進に取り組 むとのことであるが、自転車盗問題があるため駐輪場 の確保および自転車専用道路の整備が必要ではない か。 環境保全は区民の協力なしには実現し得ない。部長評 価にあるように今後も「熱意を持って取り組んで」いただ きたいし、さらなる来場者数の増加に向けた、より魅力 的なイベント作りに期待したい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №35 温暖化防止Gメン派遣事業 記入所属 環境に優しいくらしを支える 第二次環境基本計画で掲げた、「平成24年までにCO2排出削減10%、ごみ減量8%」の 目標達成に向け、区内事業者に対して、地球温暖化対策の一環として実施する。 区内事業者に対し、省エネルギー及びごみ排出診断を実施。省エネルギー診断につ いては、委託業者が行いごみ排出診断は区職員が行う。 根拠 環境保全の意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律、足立区環境基 法令等 本条例 環境部温暖化対策課事業推進係 電話番号 03-3880-5860(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 20 実績等 目標値 23区共通の温室効果ガス排出用算定手法に基づ 千t-CO2 実績値 2317 く、区内CO2排出量(最新は2年前の値) 達成率 実績等 20 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 単位 指標名 CO2排出量 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 22 2430 23 24 21 22 23 24 21 15 4 27% 21 22 20 23 24 22 23 24 2510 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 20 目標値 実績値 達成率 件 省エネルギー診断実施事業所数 調査事業所数 指標名 指標の定義(算出根拠) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 温暖化防止Gメンでは、4件の中小企業における省エネルギー診 総事業費※ 断を実施。事業活動に起因する環境負荷が大きい事業者に対し 事業費 て、CO2排出削減及びごみ減量の直接訪問指導を行ったが、初 人件費 総 年度は目標には達しなかった。 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 訳 常 新規事業ということもあり、各関係団体に対する理解が進まな 人数 かったためか低調であった。制度の意義について積極的に訴えか 勤 計 け利用促進を図る。 国負担金・補助金 財 源 内 訳 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 21 22 23 24 0 5,108 630 5,620 0 4,478 8,944 8,955 0.50 0 4,478 3,302 3,082 0.00 0 0 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 0 5,108 5,620 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 92 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成21年度新規事業として区内4事業者に対して省エネ ルギー診断を行った。広報、区HP等を通じてPRを行った が、実績は伸びなかった。引き続き各関係団体を通して積 極的なPR活動を行っていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 CO2排出量は産業・運輸部門では大きく減少している一 方、業務・家庭部門では増加傾向が続いている。人口・世帯 数や事務所、商業、医療施設は更に増える見込みで、今後 も排出量の増加が続くものと見られる。業務・家庭部門に対 する取り組みとして、CO2の見える化を施策に取入れるな ど、よりわかりやすい形での温暖化対策への意識啓発を 図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 目標の達成率としては低いが、事業者へのCO2排出及び ごみ減量などを直接指導する取り組みについては、効果が あることで評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 事業規模も小さく環境負荷に対する意識が根付いて いない零細企業にとって、公費で省エネ診断およびご み排出診断を行う、当事業の持つ意味合いは大きい。 中小零細企業では、CO2削減より企業存続を優先せ ざるを得ない。省エネによる削減額に対し、新システム の導入費が莫大な金額になっている事例もあり、事業 者側からみて魅力的とは言い難い。 一方で、本事業の目的が「ごみ減量8%」とある。その ための各事業を概観すると、達成率が低い数値があ る。環境にやさしいくらしを支えるため、もう少しの頑張 りを期待したい。 【今後の事業の方向性への評価】 CO2排出量は、人口や世帯数の増加に伴い、家庭部門で の増加も今後、見込まれる。温暖化防止への取り組みを一 層強化するとともに、CO2の「見える化」など、区民へ啓発も 工夫をしていって欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 事業名から具体的な事業内容をイメージできないとい う点が、調査事業所数の伸びなかった要因であること は明らか。事業説明なしでも理解可能な名称への変更 が急務である。 評価調書に「意識啓発を実施していく」とあるが、意識 啓発だけでは厳しい部分もあると思われるため、適宜、 金利補助や減税対策等を誘引するような補完的な事業 を実施していただきたい。また目的の達成も大切ではあ るが、もう少し事業者側に配慮した、よりよい診断が実 施されることに期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 93 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №36 あっちっちこども観測隊 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部温暖化対策課事業推進係 電話番号 03-3880-5860(直通) [email protected] 小学校5年生を対象に、規則正しい生活の実践や地球温暖化問題についての意識啓 E-mail 発と認識を深めることを目的とする。 教育委員会と協働。 夏休みの期間中、定期的に朝と昼の温度測定を実施し、観測データを元に、区内の「 温度分布マップ」と結果の考察を作成。環境教育の教材として活用してする。 根拠 環境保全の意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律、足立区環境基 法令等 本条例 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 20 実績等 目標値 23区共通の温室効果ガス排出用算定手法に基づ 千t-CO2 実績値 2317 く、区内CO2排出量(最新は2年前の値) 達成率 実績等 20 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 単位 CO2排出量 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 22 2430 23 24 21 22 23 24 21 5,500 3,976 72% 21 22 23 24 22 23 24 2510 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 20 目標値 足立区内の小学校5年生であっちっちこども観測隊 観測隊参加人数 人 実績値 に参加した人数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 区内全小学校5年生に参加を呼びかけ、遊びや塾等で忙しい中 総事業費※ で7割を超える児童が参加した。区内全域4,000ポイントの気温測 事業費 定ができ、その成果を全員がマップという形で見ることができた。 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 児童が測った気温をもとに、気温分布マップを作成した。作成し 訳 常 人数 たマップは全校に配付し、今後の環境教育に活用していく。 勤 計 財 源 内 訳 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 21 22 23 24 0 7,095 2,617 0 4,478 8,944 8,955 0.50 0 4,478 3,302 3,082 0.00 0.00 0 0 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 0 7,095 0 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 94 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区内の小学校5年生のうち7割を超える3976人が参加 し、夏休み期間中の朝と昼に気温測定を行った。観測デー タを集計し、区内の温度分布マップと結果の考察を作成、環 境教育の教材として活用するため、観測を実施した小学校 5年生に配付した。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 児童を中心としての環境保全啓発活動は、家庭での取組 が行われ、児童以外への実践活動の広がりが得られるた め、常にタイムリーな事業に進化させ、最大限の活用を図 る。小学生に対する環境教育の成否が今後の地球環境を 決めるといっても過言ではない。 」 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 気温測定を定期的に行うことを通じて、環境への意識啓発 を子どもたちに普及させた取り組みは評価できるが、夏休み 期間中の取り組みであれば、もう少し実績値があがってもよ いものと考える。 【目標・成果の達成度への評価】 参加した人数は「72%」となっているが、教育委員会と 協働で当事業を推進した結果、測定期間が長かったに もかかわらず、これだけの達成率を得られた点は、とて も評価できる。 また、「気温分布マップ」は測定結果の信憑性を差し 引いてみても非常に興味深いものがあり、教材としても 活用できる点、評価できる。 しかし、こどもの環境に対する意識高揚策としては良 いが、観測結果を配布するだけでは具体的活用方法と して、いま一つ不明瞭である。例えば、当事業を5年単 位で実施することで、さらに環境教材として充実した内 容になるのではないか。 【今後の事業の方向性への評価】 子どもたちへの環境保全啓発活動としては、身近で取り組 みやすい活動であるので、今後、他学年への広がりも検討 していって欲しい。また、この観測データをもとに、どのよう に教育現場で活用されていくのかも検討していって欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 95 【今後の事業の方向性への評価】 参加した人数の拡大を促進するため、「タイムリー」な 事業の実施をお願いしたい。また、今後も観測結果の 活用方法を検討の上、例えば5年毎など、定期的に観 測隊を実施すべきではないか。 実施を計画している「バーディー大作戦」については、 電気メーターの推移を記録し、電力使用量を減らすた めに自らができる行動を考え実行し、検証するプロセス が、こどもたちの「考える力」や「解決力」を高めることに つながり、意識啓発以上の効果が予想される。今後の 展開にさらに期待したい。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 くらし 事業名 №37 太陽エネルギー利用促進事 記入所属 業 環境部温暖化対策課環境計画係 電話番号 環境に優しいくらしを支える 03-3880-5935(直通) [email protected] E-mail 建築室窓口で補助金申請案内の配付 庁 及びポスターを掲示している。 内 協 根拠 環境基本法、東京都環境基本条例、足立区環境基本条例、足立区太陽光発 働 法令等 電システム設置費補助金交付要綱 目 環境への負荷の少ないクリーンエネルギーの普及促進の加速化を図る。 的 内 容 太陽光発電システム、太陽熱ソーラーシステム、太陽熱温水器の設置費支援補助。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 20 実績等 目標値 23区共通の温室効果ガス排出用算定手法に基づ 千t-CO2 実績値 2317 く、区内CO2排出量(最新は2年前の値) 達成率 実績等 20 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 単位 指標名 CO2排出量 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 22 2430 23 24 21 22 23 24 21 700 1,001 143% 21 22 1,400 23 24 22 23 24 2510 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 太陽エネルギー 足立区太陽光発電システム設置費補助要綱に基 利用システム設 件 づく支援件数 置支援件数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 2 の 1 目標値 実績値 達成率 20 500 437 87% 20 標 2 の 2 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 太陽光発電システム設置費補助金は、564件と前年比5倍超と 総事業費※ 28,276 178,403 なる過去最高の助成件数であった。 事業費 21,672 172,239 128,000 人件費 6,604 6,164 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.00 0.00 費 計 0 0 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度は太陽光発電システム設置費補助564件のほか、 訳 常 人数 2.00 2.00 公益的施設への太陽光発電システム設置費補助3件、太陽熱利 勤 計 6,604 6,164 用システム設置費補助6件の実績があった。 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 28,276 178,403 128,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 96 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 新エネルギー導入支援については、区の補助額を1kWあ たり7万から10万円に増額し、各種イベントや広報媒体など あらゆる機会を通じて積極的にPRに取り組んだことに加 え、国による補助制度の再開や、余剰電力買取額のアップ などもあり大幅に件数が増加し目標を上回った。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 全国でもトップクラスの補助率により、住宅用太陽光発電 システムは大幅に設置件数を伸ばすことができた。今後は、 より区民の方に公平で、効果的な補助制度の構築を目指 し、平成23年度に向けて補助制度全体の枠組みの中で見 直しを行っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 余剰電力の売電価格が2倍になったこと及び積極的なPR により、太陽光発電システムへの設置助成件数は大幅に伸 び、こうした活動を通じて区民へのCO2削減の意識醸成に 寄与したことは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 3ヵ年計画は達成の見通しであり成果があったと思 う。また、指標2の1が平成20年度の107件に対し、平成 21年度では約5.3倍の564件まで大幅に増加した点も、 評価できる。 ただし、累計件数の伸び率でみると、平成16年度の約 2.9倍(51→146)、平成21年度の約2.3倍(437→1001)の 他は1.2~1.5倍で推移しており、平成21年度における増 加の背景には外的要因(売電価格の増加等)が大きく 影響しているとみられる。 【今後の事業の方向性への評価】 太陽光発電のみならず、環境への負荷が少ない他の機器 への助成を検討し、対象を広げることで、より広く区民への 環境への意識醸成を図ることができると考える。しかし、単 なる補助金の支出に終わらせることなく、CO2削減の必要性 の周知について合わせて周知して欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 分譲マンションや賃貸物件に居住する区民のほとんど は、当事業を利用することができない。単価が高額なこ とから普及が進んでいない一般家庭向けLED電球の補 助等も検討しているとのことなので、今後の展開に期待 したい。 達成できた数値におごることなく、今後も着実に成果 をだしていただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 97 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №38 レジ袋削減推進事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部温暖化対策課事業推進係 電話番号 03-3880-5860(直通) 区民が身近にできる環境行動を促進することで、ライフスタイルの転換を図り、循環型 E-mail 社会を構築する。 温暖化防止区民会議における宣言などにより、幅広く区民一般にレジ袋削減の啓発 を図る。 根拠 足立区環境基本条例、足立区ごみ減量・リサイクル推進店制度実施要綱 法令等 [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 マイバッグを利用す の るなど不用なレジ袋 1 を断る区民の割合 20 65 60 92% 20 21 65 46 71% 21 22 65 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 足立区ごみ減量・リサイクル推進店制度実施要綱 「Rのお店」登録店 におけるマイバッ 件 に基づく登録件数中、マイバッグの持参を推奨して 実績値 57 グ推奨店舗数 いる店舗数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 22 66 23 24 22 23 24 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) % 世論調査 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指標名 単位 56 21 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 5,703 5,992 事業費 1,231 1,514 1,960 人件費 4,472 4,478 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.50 0.50 費 計 4,472 4,478 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成20年度の第1回足立区温暖化防止区民会議における「レジ 訳 常 人数 0.00 0.00 袋辞退宣言」、平成21年度の第2回足立区温暖化防止区民会議 勤 計 0 0 における「レジ袋繰り返し利用宣言」などにより、レジ袋が環境へ与 国負担金・補助金 0 0 0 える負荷について区民へ周知、啓発を図っている。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 1,000 1,500 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 4,703 4,492 1,960 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) Rのお店未登録店に対しては、ごみ減量やリサイクルの推進に 努め、Rのお店へ登録してもらうことを第一歩とする。その後、登録 店に対してはマイバッグ持参推奨店となり、広く区民に呼びかけて もらえるよう働きかけていく。平成21年度は店舗の廃業により1件 純減となったが、平成22年度は、マイバッグ持参推奨店10件の 増加を目指す。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 98 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 環境基本計画に基づき、温暖化防止の目標達成に向けた 区民運動組織として区民と区内事業者からなる「足立区温 暖化防止区民会議」を平成20年度に組織した。以後「レジ 袋辞退宣言」、「レジ袋繰り返し利用宣言」を行い、レジ袋の 削減に向け広く周知、啓発を行っている。次回調査において はこれらの活動が結実し、マイバッグを使うなど、不用なレ ジ袋を断る区民の割合は増加するものと思われる。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 資源循環型社会の形成のため、国や各自治体における3 Rへの取組が進展している。区ではレジ袋削減に向けた取 り組みに加え、より区民にわかりやすい形での温暖化対策 への意識啓発を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 世論調査の質問が、平成20年度は「リサイクルを心が けている」人の割合なのに対し、平成21年度では「マイ バッグを使うなどして不用なレジ袋を断る」人の割合と 質問内容がより具体的になっており、その中で約半数 の区民がレジ袋の削減を意識している点、とても評価で きる。(平成20年度の質問は抽象的でレジ袋の削減を 意識しているかどうかの判断は難しい。そのため同一 の指標として用いるべきでない。) Rのお店に関しては、ステッカーが完成したのが平成 21年10月と日が浅いため、周知度は低く、特にスー パーマーケットは71店中4店と登録自体が少ない。 【目標・成果の達成度への評価】 区民会議でレジ袋削減に向けた宣言を出すなど、レジ袋削減 に取り組みについては評価できるが、マイバッグ持参推奨店の 減少やレジ袋を断る区民割合の減少など、いまだ区民への理 解が低く、周知等の取り組み方法に課題が残る。 【今後の事業の方向性への評価】 レジ袋の減少は、ひいてはゴミ総量の減量にも寄与すること から、引き続き取り組んでいって欲しい。また、マイバッグを持 参している区民やマイバッグを独自に推奨する企業も実際に多 く存在し、そういった企業の周知やマイバッグを利用する区民 の調査方法など、工夫が必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 99 【今後の事業の方向性への評価】 事業の方向性を考えると、次の3点が指摘できる。 第1に、意識啓発も大切であるが、それ以外のインセ ンティブやディスインセンティブの手段を考え、総合的に 実施することで、目的を達成していただきたい。 第2に、スーパーマーケットを中心にRのお店の登録店 の推進を積極的に行うべきである。 第3に、近年では大手スーパー等で「マイバッグ持参で 2円引き」などといった取り組みも増えており、世論調査 で約半数の区民がレジ袋の削減を意識している点をみ ても、ある程度目標は達成されたと判断できる。当事業 を重点プロジェクトとして継続するかどうか検討の余地 がある。 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №39 あだちエコネット事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部計画課資源化推進係 電話番号 03-3880-5027 足立区環境教育基本方針・実施計画の重点プロジェクトのひとつとして、区民、事業者、行 E-mail [email protected] 政による協働事業を実施することで、区民の継続的な環境行動を促し、さらなる資源化を 温暖化対策課 推進していく。 ペットボトル自動回収事業、おもちゃトレード事業、循環型食品リサイクル事業 根拠 廃棄物の処理及び清掃に関する法律、足立区廃棄物の処理及び再利用に 法令等 関する条例 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) ペットボトル自動 ペットボトル自動回収機で回収されたペットボトル t 回収機による回 の総回収量 収量 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 循環型食品リサ 1 循環型食品リサイクル事業として家庭から学校に 人 の イクル事業参加 生ごみを持ち込んだ児童数 2 児童数 指 標 1 の 1 20 21 22 実績等 目標値 380 380 499 実績値 363 403 達成率 96% 106% 実績等 20 21 22 目標値 25,000 実績値 11,405 18,898 達成率 23 24 23 24 22 46 23 24 22 7 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 20 30 区内スーパーでペットボトル自動回収機が設置さ 店 30 れている店舗数 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 4 2 生ごみ処理機設 循環型食品リサイクル事業による生ごみ処理機を 校 の 実績値 4 設置している学校数 2 置校数 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標名 指 標 2 ペットボトル自動回 の 収機の設置店舗数 1 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 21 30 30 100% 21 5 5 100% 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 67,849 85,468 事業費 58,905 76,513 108,524 人件費 8,944 8,955 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.00 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 自動回収機によるペットボトル回収量は増加しており、ポイント 人数 0.00 0.00 カードを活用したインセンティブの付与により、区民の継続的な環 勤 計 0 0 境行動を的確に引き出すことができた。回収経費の低減を進め、 国負担金・補助金 0 0 0 システム経費を除けば100円/kgを割り込んで安定的に推移してい 都負担金・補助金 0 0 0 る。循環型食品リサイクル事業についても設置校の拡大に伴い、 財 受益者負担金 0 0 0 参加児童数が増加している。ポイントカードと組み合わせたシステ 源 0 0 0 ムとすることで、子どもでも楽しみながらリサイクルに取り組める仕 内 その他特定財源 基金 0 0 0 組みとなっている。 訳 起債 事業の周知度の面ではマスコミにも多く取り上げられており、足 0 0 0 立区のPRに大きく貢献している。 一般財源 67,849 85,468 108,524 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の1:平成21年度は拠点を増設しなかったため、目標数は変え ずに現状維持としたが、回収量は着実に伸びた。平成22年度は、低コ ストと汎用性の高いシステムへの切り替えを起爆剤としつつ、16拠点 を新設する。 指標2の2:平成18年度2校、平成19年度3校、20年度4校、21年度5 校と着実に設置校を拡大してきた。これまでの成果を踏まえ、平成22 年度は新たに2校への設置を目指す。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 100 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 ペットボトル自動回収事業については、子どもから高齢者まで 楽しみながらエコ活動に参加してもらえる点での啓発効果は大 きく、平成18年の事業開始から回収量が徐々に増え、平成21 年度までに累計で1,000トンを超えるペットボトルを回収した。22 年度は設置店舗数の増を図り、目標回収量も上方修正した。 ペットボトル自動回収機の設置店舗数が、あだちエコネットの パートナーとして30店舗にまで拡大したことは、「協働で築く力 強い足立区の実現」を目指す足立区にとって、大きな貢献と なった。 循環型食品リサイクル事業、おもちゃトレード事業についても ポイントカードと組み合わせたシステムとすることで、子どもでも 楽しみながらリサイクルに取り組める仕組みとなっている。今後 も区民、事業者との協働をさらに強化するとともに、区民の継 続的な環境行動を促し、さらなる資源化を推進していく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 リーマンショックの影響を受けた景気の後退により、ペット ボトル市場の引取り価格は暴落した。22年度で5年目を迎 えたペットボトル自動回収事業は、その影響をものともせず に、21年度はさらに回収・運営経費を削減するまでに成長し た。22年度は、経費全体を圧迫しているシステム運営経費 をいかに圧縮するかが課題となっている。 22年度に導入を検討している新たなシステムでは、Suica やPasmoなどに代表される非接触型の交通系ICカードと の共用化を図ることができ、独自カードの作成単価も低く抑 えることが可能である。新たなシステム導入を追い風とし、 多様な環境事業へのメニュー拡大と将来的には他の公共事 業との連携も目指していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 ペットボトル回収事業については、区民への定着と事業周知が 進み、昨年度と比較して1割以上の回収量の増加が図れた。また、 循環型食品リサイクル事業及びおもちゃトレード事業についても、 着実に取り組みが進み、資源リサイクルへの寄与は大きい。 【目標・成果の達成度への評価】 数値は達成できているため、「良」と判断される。ま た、循環型食品リサイクル事業における、家庭から出た 生ごみを小学校(生ごみ処理機設置校)で回収し、乾燥 処理したものを業者に送り、それが原料となった肥料を 地元の農家で実際に使ってもらい、そこで採れた野菜 で給食が作られるといったサイクルは、子どもにとって も保護者にとっても循環型社会への理解を深めるきっ かけとなった点、高く評価できる。 さらに、ペットボトル自動回収機によるペットボトル回 収量の増加は評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 ペットボトル回収機については、区民からの増設の要望も強いこ とから、運営経費の圧縮の更なる検討とあわせ区民ニーズに応え ていく必要があると考える。また、単なる回収にとどまらず、資源リ サイクルの意識・啓発の強化も合わせて行うことで、事業効果を発 揮していって欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 循環型食品リサイクル事業における、生ごみ処理機 設置校を新たに2校増やす点、評価できる。今後も実現 できる範囲で、着実に実施していただきたい。 システム運営費の圧縮が今後のポイントとなる。しか し、新システムによるペットボトル自動回収機を16拠点 で新設し、その他の拠点も新システムへの移行をおこ なう中で、様々な障害が発生する可能性がある。慎重 な対応をお願いしたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 101 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 くらし 事業名 №40 資源化推進事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部計画課清掃計画係 電話番号 03-3880-5813 資源化を推進すると同時に、廃棄物の発生抑制を促し、循環型社会を形成す E-mail る。 庁 発泡トレイ・発泡スチロール回収事業の拡充、資源化推進モデル事業の新設(資源ごみ買 内 取市)、廃食用油回収リサイクル事業の新設、ペットボトルキャップ回収支援事業の拡充 協 根拠 廃棄物の処理及び清掃に関する法律、足立区廃棄物の処理及び再利用に 働 法令等 関する条例 目 的 内 容 [email protected] 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 21 22 実績等 目標値 31,713 31,494 33,615 実績値 29,058 27,786 達成率 92% 88% 実績等 20 21 22 16 17 目標値 17.4 16 15.9 実績値 94% 達成率 100% 23 24 23 24 20 22 21 目標値 136,542 139,022 141,107 集団回収実施 世帯 集団回収実施世帯数 実績値 136,833 139,222 世帯数 達成率 100% 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 指 標 21 54 目標値 2 資源ごみ買取市 回 資源ごみ買取市が年間に開催される回数 の 実績値 21 2 の開催回数 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 23 24 23 24 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 資源回収量 t 指標名 単位 資源化率 % 指標の定義(算出根拠) 1年間における資源回収量(ペットボトル自動回収 機による回収量除く) 指標の定義(算出根拠) 区が収集するごみ・資源量に対する資源回収量 (行政回収・集団回収)の割合 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 11,692 事業費 2,737 869,705 人件費 8,955 0 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.00 費 計 0 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度は、新規事業として資源ごみ買取市や発泡スチロー 訳 常 人数 0.00 ルのモデル回収事業を開始し、ペットボトルキャップ回収場所を増 勤 計 0 0 設するなど、事業を拡充した。 国負担金・補助金 0 0 0 資源回収量は、びん・缶についてはサーマルリサイクル開始に伴 都負担金・補助金 0 0 0 う資源化物の分別徹底により増加したが、古紙については資源価 財 受益者負担金 0 0 0 格の高騰による持去りの影響等により減少し、目標値を下回った。 源 0 0 107,937 22年度は、燃やさないごみ・粗大ごみの資源化モデル事業の開 内 その他特定財源 0 0 0 始、資源ごみ買取市の拡充、資源の持去り条例の施行等により資 訳 基金 起債 源化推進事業全体を事業費として掲載した。これらの新規・拡充 0 0 0 事業により資源回収量と資源化率の向上を図る。 一般財源 0 11,692 761,768 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:目標値を上回った。広報等による周知の徹底と資源に 対する区民の意識の変化によるものと思われる。今後も実施世帯 数の増に向け、普及啓発に取組む。 指標2の2:昨年9月から開催し、区内3か所で月1回のペースで 開催できた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 102 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 21年度は、新規事業として資源ごみ買取市や発泡スチ ロールのモデル回収事業を開始し、ペットボトルキャップ回 収場所を増設するなど、事業を拡充した。 資源回収量は、持去り等の影響で古紙の回収量が減少し たことと、集団回収量の減により目標値を下回った。 22年度は、燃やさないごみ・粗大ごみの資源化モデル事 業の開始、資源ごみ買取市の拡充、資源の持去り条例の施 行等により、資源回収量と資源化率の向上を図るとともに、 ごみの減量、リサイクル意識の高揚に向け、区民へのさまざ まな啓発を進める。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 22年度より、燃やさないごみ・粗大ごみの資源化モデル事 業を開始し、直接的なごみの減量(対21年度比2,650t減)、 資源化率の向上(対21年度比1.5%増)を図るとともに、23年 度からの区内全域展開に向け準備を進める。資源ごみ買取 市実施を3か所から6か所に増やし、資源回収量の増に向 け、区民・企業との協働を強化する。また、回収品目の拡充 については、再商品化技術の進展や経費面の問題などを 検証しながら検討を進めていく。容器包装プラスチックの分 別回収・リサイクルについては、経費・資源化率の課題があ り、現時点では実施する段階に至っていないと考えている。 資源の持去り問題については、22年4月に条例を改正し、 パトロールの強化等により資源回収量の増加を図る。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 資源回収量については、主に持ち去り等の影響により目 標値を下回っている。これについての対策として、関係条例 や規則の改正を行うなど、取締りの強化を図ったことは評価 できる。 【目標・成果の達成度への評価】 本事業の目的は「循環型社会を形成する」ことにおか れている。数値は逓減しているが、この範囲ならば及第 点と判断される。同時に、資源ごみの回収については 区民の意識はかなり高く協力的であると思う。 また、ペットボトルキャップ回収支援事業をペットボト ル自動回収事業の関係事業者の協力のもと、継続的に 実施し、社会貢献を行っている点は評価できる。さら に、新規事業としてスタートした資源ごみ買取市の取扱 品目に、廃食用油(植物性油)を加えた点も評価でき る。 しかしながら、資源ごみ買取市は拠点も少なく、スタート して間もないため、ほとんど周知されていない点が課題 である。 【今後の事業の方向性への評価】 資源化率の向上や回収品目の拡充・強化を行うとともに、 区民等の意見も参考にしながらパトロールの強化を検討し、 悪質な持ち去りについては罰則を課すなどの方策も検討す る必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 今回、資源の持去り禁止条例が改正されたため、今 後の取り組みを注視したい。また、資源の持ち去りへの 対応は必要ではあるが、地域ごとに持ち去りにならない ような資源の置き場確保が必要となる。 資源ごみ買取市実施拠点の増加と、各拠点における 効果的なPRにより、資源回収量の増加およびごみの減 量がさらに進むことに期待したい。 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 103 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №41 自然再生活動支援事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 環境部環境保全課 電話番号 3880-5026(直通) [email protected] 身近な自然環境を見つめなおし、親しむためのきっかけを提供し、区民の自然に対す E-mail る関心を高めていく。 平成21年度については公園整備課と 庁 共催した。 自然ガイドウォークやさまざまなプログラムで、自然観察リーダー等区民の協力を得な 内 がら魚類をはじめ河川等で見られる動植物とのふれあいを行う 協 働 根拠 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 参加者数 人 イベント「集まれ!荒川調査隊」の参加者数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 21 22 1500 23 24 230 1302 20 21 22 23 24 20 21 22 6 23 24 5 5 20 21 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 イベントにおけるプ の ログラムの数 1 指 標 2 の 2 単位 日 指標名 指標の定義(算出根拠) ガイドウォークや野鳥観察など、イベント当日に区 民に提供しているプログラムの数 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 「集まれ!荒川調査隊」の指標は、今年度より設定したものであ 総事業費※ 4,890 5,430 る。平成21年度は公園整備課と協働で「あらかわ自然体験デーin 事業費 418 952 1,070 新田」として都民ゴルフ場跡地の荒川河川敷で開催した。 人件費 4,478 4,472 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 0.50 0.50 費 計 4,472 4,478 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) イベントの開催にあたっては、当課で養成した自然観察リーダー 訳 常 人数 0.00 0.00 や帝京科学大学、野鳥モニター、釣りインストラクター等の協力に 勤 計 0 0 より、自然体験型の参加しやすいプログラムが実施でき、多くの区 国負担金・補助金 0 0 0 民に自然とふれあうきっかけを提供できた。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 4,890 5,430 1,070 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 104 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 「集まれ!荒川調査隊」は、平成19年度より始めた事業で ある。平成21年度は公園整備課と協働で新田地区の荒川 河川敷で開催した。親子で参加しやすい内容のプログラム に変更したところ、当課で実施した自然体験型プログラムの 参加者数が前年度に比べて大幅に増加した。しかしながら 屋外向けのイベントがほとんどであるため、天候に左右され やすいことが課題である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 河川浄化や自然再生についての区民の要望は高く、垳川 を中心として、地域住民と協働で自然再生事業の取り組み が進められている。荒川における自然体験型のイベントは 子育て施策の重点プロジェクトに指定されており、子どもや 親子が参加しやすく、さらに多くの区民が参加できる内容の プログラムを検討していく。 今後は帝京科学大学の学生や自然観察リーダー等による 独自のプログラムも加えて、充実した自然体験型イベントを 実施する。また、22年度より垳川遊歩道や荒川河川敷等を ウォーキングしながら自然にふれあう「エコツアー」を新規事 業として実施する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 イベントの開催について、組織の連携により工夫されて開 催がなされており、参加者が増となったことは区民等への意 識啓発に大きく寄与したと考えられる。 【目標・成果の達成度への評価】 都内で貴重な自然遺産を守るため、イベントを通して 体験することは良いことである。さらに、親子で参加しや すい内容へとプログラムの変更をおこなったことにより、 イベントへの参加者数が前年度に比べ約6倍と大幅に 増加した点は、天候による影響等を考慮しても、高く評 価できる。 しかし、プログラムの性質上、荒天の場合は中止と なってしまうため、そのリスクに対する対処法を考えたら どうか。 【今後の事業の方向性への評価】 大学や区民、庁内の組織との連携により事業に取り組ん でいる姿勢は評価できる。今後は、新たに「エコツアー」を開 催するなど、引き続き区民の自然への関心を高めていくた めに継続して実施していくことに努めて欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 新規事業として実施される「あだちエコ体験ツアー」 (エコツアー)は、そのツアー内容やコースを見る限り魅 力的ではあるものの、名称が抽象的であるため、区民 にその魅力を感じてもらえるかどうか疑問。例えばツ アーごとのテーマをサブタイトルとして組み込んでみて はどうか。 今年度の結果をいかして、次年度の事業を区民の関 心を高め、より参加意識が増すような内容にしていただ きたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 105 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 事業名 №42 河川の整備事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建設部企画調整課管理係 電話番号 03-3880-5902 事 務 事の 業概 要 [email protected] E-mail 目 河川を適正に整備し、区民の生活環境の改善・向上を図る。 的 都市建設部道路整備室工事課 内 垳川の水質向上を図るため、底質物の除去を行う浚渫工事、浄化施設の設置、試験 庁 内 容 通水を行う。 協 根拠 働 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 綾瀬川と同等の水質環境基準値 mg/l (BOD=河川の汚染物質が微生物によって無機化 されるときに必要とされる酸素量) 単位 指標の定義(算出根拠) 綾瀬川と同等の水質環境基準値 mg/l (DO=河川の自浄作用、魚類などの水生生物の 生活には不可欠な水中に溶けている酸素量) 指標名 BOD 指標名 DO 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 5.0 18.2 27% 20 5.0 5.2 104% 21 5.0 13.0 38% 21 5.0 4.6 92% 22 5.0 23 24 22 5.0 23 24 21 4,700 4,700 100% 21 58 37 64% 22 2,603 23 24 22 128 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 20 1,797 平成20.21.22年度の3ヵ年で垳川の底質物を9,100 ㎥ 浚渫土量 1,797 ㎥浚渫 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 52 2 試験通水 回 垳川の水質を改善するための通水回数 の 実績値 31 2 達成率 60% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 145,908 285,102 事業費 124,174 255,282 104,818 人件費 21,734 29,820 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 2.43 3.33 費 計 21,734 29,820 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 浚渫工事、浄化施設の設置、試験通水等の取組みにより、垳川の 訳 常 人数 水質に関しては、BODの達成率については低い数値となっている 勤 計 0 0 が、実績値では前年を下回っており、改善傾向にある。DOについ 国負担金・補助金 0 0 0 ても、採水日前の気象状況や垳川排水機場の運転状況に影響さ 都負担金・補助金 0 0 0 れる中、近年は目標値である5mg/lを中心に変動を繰り返してお 財 受益者負担金 0 0 0 り、長期的な傾向としては水質は改善されている。 源 0 127,311 50,000 東京都・埼玉県の財政負担について、東京都の支出金は事務処 内 その他特定財源 0 0 0 理特例交付金としての取扱いとなるため、一般財源に含まれてい 訳 基金 起債 る。 0 0 0 一般財源 145,908 157,791 54,818 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 東京都、埼玉県との協働により、垳川の河川浄化に向け、底質物の浚渫 は目標である7割(6,497/9100㎥)を達成した。試験通水に関しては、綾瀬 川の水位が下げ潮時において垳川の水位より高い状態であることが通水 の条件となり、雨天時には通水できないため21年度は目標値を下回って いる。22年度は関係5者(国、東京都、埼玉県、足立区、八潮市)との協議 により通水条件が緩和されるため、試験通水回数の大幅な増加を見込ん でいる。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 106 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成20年度、関係5者(国、東京都、埼玉県、足立区、八潮 市)による垳川浄化対策に関する確認書を取交わし、綾瀬 川からの試験通水、底質物の浚渫をスタートさせることがで きた。さらに、21年度も引続き関係5者との協議、調整を図 りながら浄化事業を実施し、試験通水による浄化効果も確 認することができた。 関係5者の中でも、東京都と埼玉県については、財政負担 の協力も得ており、連携をより強固なものとすることで、垳川 の河川浄化に向け、掲げた目標を着実に達成している。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 22年度は浄化施設を稼動するとともに、通水方法の検討に より通水回数・時間を増やす準備が整った。さらに効果的な 通水を実施し、垳川の浄化対策を着実に進めていく。また、 埼玉県をはじめ、沿川や地元住民との協働も強化し、浄化 対策に取組んでいくとともに、横断幕の設置等浄化事業の 周知PR活動も合わせて行っていく。 今年度で、底質物の浚渫は完了する予定である。通水や、 浄化施設の効果的な稼動方法の検討を進め、次年度以降 も継続的に浄化が実施できるよう解析検討や関係者との調 整を確実に進めていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 環境に優しいくらしを支える、という重点項目に合致した事 業であることは評価できる。指標1については低い数値では あるが、実績値では前年を下回り改善している。綾瀬川との 通水により改善できることが明らかであり、更なる事業推進 が必要と考える。 【目標・成果の達成度への評価】 目標値には届かないが、BODの改善がみられる点、 評価できる。そして、計画通り、底質物の浚渫が行われ ている点、評価できる。 関係5者による浄化対策は計画通り進んでいるが、汚 染の原因の一つとなっている、八潮市側からの生活雑 排水の流入については依然として改善されておらず、 今後も埼玉県(八潮市)への働きかけが必要である。 【今後の事業の方向性への評価】 BOD、DO、浚渫土量など区民にとってわかりにくい言葉が 指標名となっている。今後も区民への事業周知を積極的に 行ない、BOD、DOの数値削減に取り組み、自然再生を目指 していただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 八潮市側からの生活雑排水に対する浄化対策が決め 手であり、現状の対策は問題の先送り状態が感じられ るものの、浄化施設の稼動および通水条件の緩和に伴 う試験通水回数の増加により、BODの改善が見込まれ る。また、耐震護岸工事も含めた長期的な取り組みに よって、垳川が水とふれあうことのできる美しい河川へ と生まれ変わることに期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 107 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 公園等の新設事業 事業名 №43 (荒川左岸桜づつみモデル事業) 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建築部みどり推進室公園整備 課 電話番号 03-3880-5919 事 務 事の 業概 要 [email protected] 目 荒川五色桜の復活と再生を行い、区の観光資源となる名所づくりを目指す。また、緑 E-mail 的 の基本計画に基づき、緑化の推進と自然環境の保全を推進していく。 みどり推進課(0.3人) 庁 内 都市農業公園から西新井橋間、全長4.4Kmに渡り、堤防上に現存する49品種、約 内 容 1700本(目標値)の桜を植樹していく。 協 根拠 都市公園法、足立区立公園条例及び同施行規則、足立区立児童遊園条例、 働 法令等 河川法 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指標名 単位 桜の植栽数 本 指標の定義(算出根拠) 平成20年度に策定した足立平成五色桜基本計画 に基づく植栽本数 単位 指 標 1 の 2 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 0 0 21 0 0 22 120 23 24 20 21 22 23 24 21 4 5 125% 21 22 3 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 地域住民・団体等と の の意見交換会開催 数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 計画立案から施行に至る段階的過程において、住 目標値 4 回 民との合意形成を図る手段の一つとしておこなうも 実績値 5 の 達成率 125% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:目標を上回った。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 33,371 40,532 事業費 6,539 13,667 105,700 人件費 26,832 26,865 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 3.00 3.00 費 計 26,832 26,865 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 平成20年度は基本計画、平成21年度は基本・詳細設計の中 人数 0.00 0.00 で、地域住民等との意見交換会を開催し住民意見を最大限に取り 勤 計 0 0 入れた。しかし、草木類の植込みは堤防本体に影響があるとして 国負担金・補助金 0 0 16,000 国に認められなかった。 住民参画については、桜のオーナーと 都負担金・補助金 0 0 0 なる「ふるさとオーナー制度」を導入するなど地域との協働に取り 財 受益者負担金 0 0 0 組みながら事業を推進した。また、荒川以外で植栽の検討を行な 源 その他特定財源 0 0 0 う。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 63,000 0 一般財源 33,371 40,532 26,700 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 108 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成20年度から荒川土手の桜づつみ整備計画を進め、 地域住民、桜の活動団体等との意見交換を図りながら、計 画を策定し設計に反映したことは一定の評価である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 桜づつみの整備は、国の協力により堤防の盛土工事が行 われ実現可能となる整備である。今後、国の事業仕分けに より、レジャー施設として位置づいている「桜づつみ」は廃止 する方向で検討されており、平成23年度以降の事業につい ては、引き続き国の協力・支援を要請していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 協働の視点からは、地域住民や関連団体との協議によ り、計画を策定したことは、評価できる。くらしのプロジェクト から、まちづくりのプロジェクトに分類を変えるべきである。 【目標・成果の達成度への評価】 荒川五色桜の復活は区の観光資源としても望むもの であるが、国の協力を得られない状況では現状でやむ を得ないと考えられる。また、提供された数値だけでは 何ともいえないが、着実に事業を実施している様子は理 解できる。 さらに、住民参画の一環として「ふるさと桜オーナー制 度」の導入を図った点、評価できる。 しかし、調書を一見すると、地域住民との意見交換が なされただけで、国の事業仕分けにより全面的に当事 業が頓挫してしまうといった印象を受ける。現状、植栽 済みの桜の本数や、堤防の盛土工事が完了している区 間等についての説明が必要である。 【今後の事業の方向性への評価】 河川法の制限、国の事業仕分けによる縮小は、事業の存 続にかかわる。今後の国の動向に留意が必要である。桜に 対する区民ニーズは高く、「ふるさとオーナー制度」は継続 する必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 荒川五色桜の復活と再生という目的は理解でき、完 成すれば区の一大名所となる可能性は高い。 国の協力も必要と思われるが、区でできることは着実 に実施してほしいし、荒川以外での植栽では荒川五色 桜とは言えず、事業計画の見直しが必要ではないか。 また、「ふるさと桜オーナー制度」を実施したが、桜の植 栽が進まない中、制度として成立するのかが危惧され る。さらに、起債をおこなってまで実施すべき事業か疑 問が残る。 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 1 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 109 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 くらし 道路の改良事業(江北桜並木事 事業名 №44 業)(中川遊歩道整備事業) 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建設部道路整備室工事課工務 係 電話番号 03-3880-5008(直通) [email protected] E-mail 西綾瀬一丁目架橋設計委託、花見橋 庁 人道橋架設工事を執行委任で実施し 区道下水路廃滅工事・中川遊歩道整備工事・雪見橋架替工事・富士見橋架替実施計画委 内 ている。 託・入谷新道道路改良・大師西アクセス道路整備・251号線道路改良設計委託他 協 根拠 働 企画調整課(執行委任4,360千円、 道路法 道路構造令 法令等 常勤0.7人) 目 的 内 容 道路の安全を図るための改修を行う。 既設道路のバリアフリー化など社会ニーズに対応する整備を行う。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 道路改良延長 m 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 中川遊歩道整備事業施工延長 指標の定義(算出根拠) 20 400 400 100% 20 21 600 600 100% 21 22 700 23 24 22 23 24 20 1,100 1,136 103% 20 21 1,640 1,560 95% 21 22 1,800 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 道路改良延長 m 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 道路改修の施工延長 目標値=予定延長距離 実績値=工事施工延長 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 歩道のバリアフリー化、廃滅水路(暗渠)等の道路改良は優先順 総事業費※ 位付けして計画的に工事を行い、目標値をほぼ達成した。 事業費 江北桜並木整備工事では、100本植樹した。 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 訳 常 中川遊歩道整備その2工事、江北桜並木整備工事 人数 道路改良に伴いバリアフリー・景観の向上などを図り、道路環境 勤 計 の質を高めることができた。 国負担金・補助金 財 源 内 訳 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 21 22 23 24 0 84,985 72,000 131,900 0 12,985 8,944 8,955 1.45 0 12,985 3,302 3,082 0.00 0 0 13,600 22,400 都負担金・補助金 0 0 受益者負担金 0 0 その他特定財源 0 0 基金 0 0 起債 30,000 30,000 一般財源 0 41,385 79,500 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 110 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 中川遊歩道は、中川右岸堤防上の河川管理用通路を平成 20年度から4ヵ年で約2.2kmを整備する。平成21年度は 目標値600mを整備することができた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 中川遊歩道は、水辺の散策やジョギングを楽しめる遊歩 道としての強い要望があり、平成20年度から計画的に4ヵ 年で整備を進めている。 また、整備にあたり、国庫補助金(まちづくり交付金)を導 入している。 今後、平成22年度は、眼鏡橋の復元とともに、足立区の 桜の拠点として導線を意識した景観整備を約700m、23年 度には約500mの整備を予定している。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 目標値を達成したことは、評価できる。くらしのプロジェクト から、まちづくりのプロジェクトに分類を変えるべきである。 【目標・成果の達成度への評価】 計画通り進められており、数値から判断すると、概ね 事業は達成されたと判断される。 また、中川遊歩道の整備については、歩道としての要 素及び水辺散策やジョギングを楽しむといった遊歩道と しての要素のほか、廃棄物の不法投棄防止にも効果が 見込まれる点、評価できる。 しかしながら、総事業費の一部を起債に頼っている点、 改善の余地がある。 【今後の事業の方向性への評価】 新規事業地区については、国庫補助金の動向にも留意す る必要がある。また、景観整備については、十分な地域住 民との合意により事業展開を行なう必要がある。特に、眼鏡 橋の復元については史跡であり、庁内を挙げて(観光課、シ ティプロモーション課など)取り組む必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 まちづくり交付金を導入しており社会環境改善になっ ている。今後も、予定されている整備を着実に実施して いただきたいし、中川遊歩道の整備も含めた道路改良 による、道路環境の質向上に期待したい。 ただし、当事業の意義は理解できるが、可能な限り起 債に依存しない形での計画的な事業運営を望む。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 111 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 事業名 №45 緑の普及啓発事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建設部みどりと公園推進室長付 みどり推進課緑化推進係 電話番号 03-3880-5188(直通) 事 務 事の 業概 要 E-mail 目 住民の自主的な緑化を促進するため、緑化事業の普及啓発を図る。 的 内 緑化に関する普及啓発活動への参加、緑化計画書受付認定事務、緑化相談、他部署・都との連 庁 容 絡調整、緑の協定の締結、緑の協力員活動、保存樹木等の指定及び補助金交付、佐野いこい 内 の森の整備、等 協 根拠 足立区緑の保護条例及び同条例施行規則、同条例による公共施設及び民 働 法令等 間施設の緑化基準、保存樹等管理助成要綱、緑の協力員運営要綱等 [email protected] 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 の 1 緑化計画書提 出割合 指 標 1 の 2 指標名 年間の緑の協 定締結箇所割 合 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 緑化計画受付件数/緑化計画対象件数 % 実績値 (民間建築確認機関提出分含む) 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値=長期計画(8年)新規20箇所、更新25箇 目標値 % 所を単年度に振り分ける。新規2.5箇所、更新3.2箇 実績値 所計6箇所 達成率 20 100 92 92% 20 6 5 83% 21 100 93 93% 21 6 4 67% 22 100 23 24 22 6 23 24 20 2,581 2,552 99% 20 21 2,807 2,724 97% 21 22 2,994 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 佐野いこいの森への の 来園者数 1 指 標 2 の 2 指標名 単位 人 指標の定義(算出根拠) 目標値=前年度の来園者数の1.1倍とする。 H19来園者数2347人 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 49,553 61,591 事業費 24,978 21,177 25,664 人件費 24,575 40,414 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 2.60 4.10 費 計 23,254 36,716 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 民有地の緑化支援や樹木の保全に取組み、成果を上げている。 訳 常 人数 0.40 1.20 佐野いこいの森では、各種イベントを行い、緑の価値を伝えてい 勤 計 1,321 3,698 る。また、平成21年度より、庁舎ホールで園芸相談を始めた。初 国負担金・補助金 0 0 0 年度であり参加人数は少ないが、身近な緑を育成しようとする区 都負担金・補助金 0 0 0 民の要望に応えている。さらに、北館屋上のエコガーデンや佐野 財 受益者負担金 0 0 0 いこいの森のポスターを作製し、都市農のイベント等で展示しPR 源 その他特定財源 0 0 0 に努めている。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 49,553 61,591 25,664 3 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 佐野いこいの森について、平成21年度の開園日は104日あり、 2,724人が来園した。イベントは、地元小学校の児童によるどん ぐりの植樹やミニ七夕作り、やきいもづくりなど7回開催した。ま た、イベントを通して、佐野いこいの森の価値や重要性、存在意義 を参加者に解説し、平成20年度を上回る来園者を迎えたが、目標 値には届かなかった。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 112 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 緑化計画書の提出を必要とする件数に対する緑化計画書 の提出件数の割合は、年々増加している。これは、緑化に 対する区民意識の高まりや緑化計画書の提出を促す指導 の効果であると考えられる。 また、緑の協定については、新規が3箇所、更新4箇所、 解除3箇所であった。今後は、事業所については、積極的な 協定の更新は働きかけず、自主的な緑化を促していく。一 方、地域との協定については力を入れ、地域の緑化を進め る活動に対して、積極的に支援して行きたい。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 近年、緑化に対する区民の関心が高まっており、さらに区 民の緑化に対する関心を高め、花と緑による美しいまちづく りを推進するために、平成22年度新たに「わが家の花と緑 のコンテスト」を開催する。花壇や生垣、植込み、壁面緑化 により花と緑のまちづくりに取り組んでいる区民を表彰す る。 また、緑の基金を活用した事業として、平成21年度に引き 続き、樹木の樹勢回復治療や園芸相談会の開催を予定し ているほか、平成22年度は新たに、保育園において、夏の 温暖化対策と園児の植物育成への関心を高めるため、プラ ンターを利用した「緑のカーテン」を設置する予定である。 今後も保存樹を守る会や緑の協力員など区民と協働し、 区内の緑化の普及啓発に努めていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は、重点項目に合致し、緑化計画書提出の増加に 見られるように、事業の目的効果がわかりやすく評価でき る。 【目標・成果の達成度への評価】 緑化計画書提出割合が上昇した点は評価できる。ま た、佐野いこいの森への来園者数は、目標値には届か ないものの着実に増加しており、評価できる。これらに より、概ね事業は達成できていると判断される。 また、地域との緑の協定による緑化推進は必要だと 思う。 【今後の事業の方向性への評価】 今後も、地球温暖化対策、BWM運動への寄与度が高く、 波及効果は継続することにより評価があがると考える。なお 一層の普及啓発活動に努めるべきである。 【今後の事業の方向性への評価】 緑化計画については時間と費用がかかる。わが家の 花と緑のコンテストや新たに開始された区立保育園で の「緑のカーテン」の取り組みは、保育園児のほか送り 迎えをする保護者等の意識啓発にもつながり、様々な 効果が期待できる。今後も、多様な主体との協働を検 討している様である。これを着実に実施していただきた い。 庁舎ホールでの園芸相談については、昨年度実績か ら相談者は1時間あたり2.1人と少なく、相談者の時間毎 の分布を参考に効率を考え、受付時間を短縮してはど うか。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 113 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №46 民間緑化推進助成事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建設部みどりと公園推進室長付 みどり推進課緑化推進係 電話番号 03-3880-5188(直通) 緑豊かな都市景観と災害に強いまちづくりのために、接道部及び建築物の緑化を推 E-mail 進する。 [email protected] 庁 道路に接する場所に、生垣等の緑化工事を行う者、または、建築物の屋上や壁面に 内 緑化を行う者に工事費の助成を行う。 協 根拠 足立区緑の保護育成条例、足立区接道部緑化工事助成金交付要綱、足立 働 法令等 区建設物緑化工事助成交付金要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 助成対象接道延長 m 目標値=予算額による算定 ※植込み地は1㎡=2mで換算 単位 指標の定義(算出根拠) 【目票値】当初予算額/一件あたりの助成平均額 件 【実績値】年間決算額/一件あたりの助成平均額 指標名 年間助成接道 延長 指標名 建築物緑化工 事助成件数 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 (一件あたりの助成平均額=21年度の平均額22万円) 達成率 20 300 567 189% 20 23 15 63% 21 300 1404 468% 21 23 25 107% 22 300 23 24 22 23 23 24 20 100 100 100% 20 21 100 100 100% 21 22 100 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 区画整理事業 等工事説明会 % 指標名 指標の定義(算出根拠) 区画整理事業や密集事業の工事説明会へ参加 し、助成事業を説明した回数 目標値=説明会参加回数/説明会開催回数 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 緑化計画書、地区計画の届出時や区画整理区域の工事説明会 総事業費※ 12,132 26,798 等に参加し、区民に接道部・建築物緑化助成制度のPRを行い、 事業費 8,341 11,795 10,722 緑化への協力を呼びかけた。なお、指標については目標値を達成 人件費 15,003 3,791 総 した。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.35 1.40 費 計 3,130 12,537 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 平成21年度について、接道部緑化助成件数は、生垣助成18 人数 0.20 0.80 件、植込み地助成20件、塀の撤去2件であった。また、建築物緑 勤 計 660 2,466 化助成件数は、屋上緑化助成17件、壁面緑化助成6件であった。 国負担金・補助金 0 0 0 接道部緑化助成について、35件のうち15件が区画整理および密 都負担金・補助金 0 4,786 6,030 集事業区域からの申請であり、緑化計画書、地区計画の届出時や 財 受益者負担金 0 0 0 区画整理区域の工事説明会等での、接道部・建築物緑化助成制 源 その他特定財源 0 0 0 度のPR は、民間の緑化推進に成果を上げている。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 12,132 22,012 4,692 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 114 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成21年度の緑化助成件数は、生垣18件、植込み地2 0件、屋上緑化17件、壁面緑化6件であり、当初の目標値 を大きく上回った。これは、区民の緑化への関心の高まりの ほか、緑化計画書の届出時や区画整理区域の工事説明会 等などにおいて、緑化助成制度を積極的にPR したことが大 きく影響していると考えられる。 また、緑化助成件数の増加に対する財源について、東京 都補助金を活用し、財源の確保に努めたため、区の歳出を 抑えることができた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 近年の緑化への関心の高まりもあり、区内においても生垣 や屋上、壁面などを緑化している建物が多く見受けられる。 このため、接道部・建築物緑化助成の申請件数、助成した 接道部延長数も増加しており、今後も増加することが予想さ れる。そのため、平成21年度に引き続き、平成22年度も東 京都地球温暖化対策推進のための補助金を活用し、緑化 助成の財源を確保し、民間緑化に対する支援に努めてい く。 また、平成21年度に実施した緑の実態調査を検証し、結 果を踏まえて、今後、緑化助成制度の重点地区などの見直 しを行っていきたい。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は、重点項目に合致し、接道緑化延長の増加に見 られるように、事業の目的効果がわかりやすく評価できる。 緑の普及啓発活動と本事業は、関連も高く更なる事業説明 活動や支援策が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 数字から判断すると、本事業は達成されたと捉えられ る。また、財源について、東京都の補助金を活用し区の 歳出を抑えた点が評価できる。さらに、工事説明会への 参加等による制度のPRおよび区民の緑化への関心の 高まりが、助成実績の大幅な上昇につながった点も高く 評価できる。 一方で、助成対象となった緑がその後、適切に維持管 理なされているかが疑問である。 【今後の事業の方向性への評価】 更なる財源の確保は重要であり、緑化制度の重点地区化 などは弾力的に運営していく必要がある。また、補助内容に ついても、経済状況に即した見直をするべきである。 【今後の事業の方向性への評価】 緑化助成の財源を確保し、自立的に実施されることを 望む。引き続き、民間緑化に対する支援に努めていた だきたい。 ただし、助成対象となる接道部や壁面緑化は、維持管 理を怠ると通行に支障をきたすなど、道路等への影響 が大きい。助成対象となった緑が適切に維持管理なさ れているか、実態調査の必要性があるのではないか。 また、重点地区の見直しも行うべきである。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 115 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 くらし 事業名 №47 公共施設の緑化推進事業 環境に優しいくらしを支える 記入所属 都市建設部緑と公園推進室長付 みどり推進課公共緑化担当係長 電話番号 03-3880-5423(直通) 事 務 事の 業概 要 [email protected] 目 公共施設の緑を増加させ、地球温暖化の緩和や大気の浄化、火災の延焼防止などを E-mail 推進する。 的 公園整備課、公園管理課、学校施設 庁 課、生涯学習課、住区推進課等施設 内 内 を管理している各課と連携し、事業を 容 公園、公共施設(街路除く)、学校への緊急植樹 協 実施している。また、公園整備課への 根拠 働 予算配布に係る0.3人分の人件費を含 緑の基本計画、緑の推進計画 法令等 む。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 樹木被覆地面積 ha 目標値=予定面積 実績値=実績面積 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 8 5.2 65% 20 21 5 2.2 44% 21 22 3.5 23 24 22 23 24 20 6 6 100% 20 21 39 32 82% 21 22 39 23 24 22 23 24 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 協議施設数 箇所 目標値=協議施設数 実績値=施工箇所数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 図面上植栽可能と思われた場所が植栽できず、目標値を下回っ 総事業費※ 30,726 40,675 た。 事業費 27,713 27,522 60,250 人件費 3,013 13,153 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.30 1.40 費 計 2,683 12,537 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 東京都の緊急雇用事業で実施した施設管理者に対する剪定技 訳 常 人数 0.10 0.20 能講習は、植樹後の良好な緑の維持管理への関心を高める効果 勤 計 330 616 があった。今後は、施設管理者への講習の継続と民有地に対し、 国負担金・補助金 0 0 0 良好な緑の維持管理への助言や支援の検討が必要である。 都負担金・補助金 0 0 49,380 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 30,726 40,675 10,870 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 1 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 1 事業の周知度 1 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 116 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 公共緑化の樹木被覆率については、目標値を下回る結果 となった。これは、大規模公園の開園が無かったことや公共 施設への緊急植樹も植栽予定箇所が、施設運営(利用)上 や地下埋設物の関係で植えられなかったことによるもので ある。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 第一次緑の推進計画も平成22年度で終了となるため、こ れまでの成果を検証し、平成23年度から25年度までを計 画期間とする第二次緑の推進計画を策定する。この計画に おいては、緊急植樹の対象としていなかった小面積の施設 においても植栽可能箇所の調査を行い、民間の手本となる よう、植樹を進める。 また施設管理者への剪定講習の継続と一般区民向けの 講習も企画し、官民とも良好な緑の維持管理への助言や支 援を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 公共緑化の樹木被覆率については、目標値を達成できな かったが、重点項目には合致している事業である。学校の 校庭や公園の園庭などは、利用制約があり緑化に制約があ ることも要因といえる。弾力的な運用が必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 民間の先駆けとなり緑化推進を図るという趣旨は理解 できるが、平成21年度は既存施設への取り組みとなっ たため、図面上可能と思われた箇所も地下埋設物のた め植栽できない等、調査段階での計画の甘さが感じら れる。 【今後の事業の方向性への評価】 第二次緑の基本計画の中で、事業の必要性、区民ニーズ の把握、関係所管との協力体制の構築について明らかにす ることが必要である。特に、施設更新を行なう各所管課は、 基本計画作成時に緑化を満足させる必要があり、事業課は 積極的な庁内協議を行なうべきである。 【今後の事業の方向性への評価】 新しい計画に基づき、着実に事業を実施してほしい。 また、第二次緑の推進計画に当たっては公共施設の計 画段階からの取り組みが必要ではないか。 そして、「緑を守る」といった観点から、施設管理者向 けの剪定技能講習を一般にまで拡げるとしているが、 前提として一般の区民が、どの程度、剪定技術の向上 を求めているのかを把握した上での実施を望む。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 117 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 くらし 事業名 №48 土壌汚染対策(低未利用地 記入所属 の売払事務) 環境に優しいくらしを支える 資産管理部財産活用課管財係 電話番号 目 土地売買の際に土壌汚染等「隠れたる瑕疵」に対する所有者責任が問われるため 的 内 容 土壌汚染調査を実施し、土壌汚染が発見された場合には対策を講じる 根拠 環境基本法、土壌汚染対策法、同法施行令、同法施行規則、都民の健康と 法令等 安全を確保する環境に関する条例、同条例施行規則 03-3880-5141(直通) [email protected] E-mail 平成21年度中、認証保育所建設用 庁 地の土壌汚染調査を保育課へ執行委 内 任により行った。 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 土壌汚染対策 工事件数 件 指標名 指標の定義(算出根拠) 土壌汚染対策検討会議の結果を基に実施された 区有地の土壌汚染対策工事の件数 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 1 0 0% 20 21 1 1 100% 21 20 4 0 0% 20 21 4 4 100% 21 22 1 23 24 22 23 24 22 4 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 土壌汚染発生後に の 開催される対策検討 1 会議の回数 指 標 2 の 2 指標名 単位 回 指標の定義(算出根拠) 年度中に開催された土壌汚染対策検討会議の開 催回数 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 1,535 事業費 0 1,087 8,190 人件費 448 0 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.00 0.05 費 計 448 0 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度中、区有地における土壌汚染は1件(認証保育所建 訳 常 人数 0.00 0.00 設用地)だった。発生後、土壌汚染対応検討会議を開催し、土壌 勤 計 0 0 汚染の現状調査を行うこととなった。その後、3回の検討会議を経 国負担金・補助金 0 0 0 て、方針を決定し、対策工事を行った。認証保育所は工事に遅れ 都負担金・補助金 0 0 0 が生じたものの、平成22年6月に開所した。 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 1,535 8,190 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 区有地における土壌汚染が、万一発生した場合、早急かつ適切 な対応が求められる。区は、平成20年度に「足立区公共用地の取 得、改変及び処分における土壌汚染への対応に関する基本指針」 を策定し、翌年度にこの指針に基づき、「足立区土壌汚染対応検 討会議」を設置した。これにより、様々な土壌汚染の状況に応じた 対応できる体制を整えることができた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 118 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成21年度に発生した認証保育所建設用地の土壌汚染 は、早急に土壌汚染対応検討会議を開催し、策定した方針 に基づき適正に処理した。これは、検討会議を通じ、問題解 決方法の共通認識が形成され、庁内各部署が連携しながら 対応したためである。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 土壌汚染については、科学技術の進展や社会経済環境 の変化により、土壌汚染対策法など規制する法令や指定基 準の改正が頻繁にある。したがって、土壌汚染対策につい ては、区の財産保全にとって有用な事業であるので、改正 にあわせて指針の見直しや庁内体制を整備するなど、変化 に応じた機動的な対応を行っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は達成されたと判断できる。 土壌汚染に対する対応はスムーズに行われ、現行の 土壌汚染対策の方法が適正であると評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 発生した土壌汚染に対し、迅速かつ的確に対応できたことは 評価できる。 指標1は、「工事件数」を取り上げているが、工事により土壌改 良が実現することが成果であるので、指標設定の再考を願う。 【今後の事業の方向性への評価】 庁内体制の整備等、状況の変化に応じた、より効率 的な運用がなされることで、今後とも土壌汚染対策に万 全を期されたい。 【今後の事業の方向性への評価】 「公共用地の取得、改変及び処分における土壌汚染への対 応」はもちろん、現在そうした予定のない区有地においても、簡 易な地歴の調査などにより予め大まかに土壌汚染の可能性の 有無について把握をしていくような検討を願いたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 119 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №49 美化推進事業 美しいまちづくりを進め治安を守る 記入所属 区民課地域活動支援係 電話番号 03-3880-5856(直通) [email protected] ごみのポイ捨てや犬の糞の放置等をなくしてまちをきれいにするとともに、喫煙に対し E-mail ては一定のルールを設け、区民の生活環境の向上を目指す。 【重点プロジェクト事業】 区内全域歩きたばこ禁止の啓発・指導、禁煙特定区域内での過料徴収、美化啓発 グッズの作成・配布、町会・商店街等との協働によるキャンペーン活動の実施、地域清掃 活動等への支援 根拠 「足立区歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例」 法令等 庁 内 協 働 工事課への執行委任分0.01人分の人 件費含む。 就労支援課からの執行委任分0.2人 分除く 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 実績等 目標値 5600 主要4駅周辺の 北千住・西新井・竹の塚・綾瀬-4地点の定点調査 個 ごみの数 によるごみの実数(年2回の定点観測時の合計) 実績値 4349 達成率 129% 実績等 20 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 の 実績値 2 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 4000 4015 100% 21 22 3600 23 24 22 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 22 21 20 目標値 15,000 15,000 15,000 協働事業参加 実績値 12,616 11,726 者数 達成率 78% 84% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 21 22 20 指 標 禁煙特定区域での過料適用者数 1,300 2,000 目標値 900 2 人 目標値=禁煙特定区域の拡大・縮小に応じ、適正に設定 実績値 の 過料適用者数 1,397 974 実績値=過料適用者数 2 達成率 92% 93% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 区民等との協働事業への参加者数 人 目標値=17年度実績を上回るよう設定(17年度 …14,435人) 実績値=参加者延べ人数 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 42,336 98,153 事業費 4,017 21,177 39,343 人件費 76,976 38,319 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.70 4.81 費 計 15,205 43,074 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) ビューティフル・ウィンドウズ運動の一環として、綾瀬地域を禁煙特 訳 常 人数 7.00 11.00 定区域化した。キャンペーンや啓発等を実施した結果、路上喫煙 勤 計 23,114 33,902 者数は指定前に比べ大幅に減った。また、美化事業の開催数は、 国負担金・補助金 0 0 0 門掃き参加団体の増などにより、開催事業が増えた。さらに、新た 都負担金・補助金 0 0 0 に西新井・竹の塚地域に美化推進協議会が設立され、地域との協 財 受益者負担金 0 0 0 力体制を築いた。 源 835 1,189 0 貢献度:美化推進を通じて治安向上を図るBWMの趣旨からも、貢 内 その他特定財源 0 0 0 献度は極めて大きい。また、美化キャンペーンを通じて区民等との 訳 基金 起債 連携、協働が強化されるほか、美化向上によりまちのイメージアッ 0 0 0 プも図れる。 一般財源 41,501 96,964 39,343 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:事業開催数は増えたものの、美化キャンペーン等の雨 天中止の影響等があり、目標には届かなかった。 指標2の2:新規禁煙地域の綾瀬分を含む。綾瀬は439人で予想 を下回ったが、千住が微減に止まったため、目標には達しなかっ た。22年度は11月から西新井と竹ノ塚駅周辺を禁煙特定区域化 するため、増を見込む。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 120 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 指標となっている主要4駅のごみ量は減少傾向にある。これ はキャンペーンを始めとした美化啓発活動などを通じ、住民 間にまちをきれいにする意識が確実に高まっていることが要 因であると考えられる。 また、昨年度は綾瀬地域を重点地域として禁煙特定区域 指定、美化推進キャンペーンを展開した。結果、禁煙特定区 域指定前後で綾瀬駅周辺でのごみ量は7割、路上喫煙者 数は8割減少した。 美化向上に関するソフト施策、ハード施策両面からのアプ ローチが効果的な結果をもたらしていると言える。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 ビューティフル・ウィンドウズ運動の強化策として、22年度 は路上喫煙防止指導員を増員した上で、11月に禁煙特定 区域を西新井駅、竹ノ塚駅周辺にも拡大し、迷惑喫煙や吸 い殻の投げ捨て防止をさらに進める。 また、住民の美化意識を高めていくため、美化推進協議会 と連携した地域清掃活動を拡充(西新井、竹の塚)する。 そのほか、花いっぱい運動を始めとした地道な美化活動を 続け、住民自ら、まちをきれいにしたいという意識が向上す るように事業展開を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1については、20年度実績値より減少しているが目標 には達しなかった。また指標2についても、天候等の影響が あったとはいえ、回数を増やし美化キャンペーンに努めるな ど、もう少し工夫が必要であると考える。しかし、綾瀬地域を 新たに禁煙特定区域に指定するなど、ビューティフル・ウィンドウズ 運動の着実な進展が見られることは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 禁煙特定区域での過料の徴収率の高さや主要4駅周 辺のゴミの減少状況は評価できる。それぞれの事業効 果自体は上がっているが、「美化推進事業」も含めた総 体としてのビューティフル・ウィンドウズ運動のPRが不 足している。 【今後の事業の方向性への評価】 禁煙特定区域の拡大及び美化推進協議会との連携 による住民意識向上により、路上喫煙やゴミのポイ捨て だけでなく、犯罪抑止効果も期待できる。今後とも、より 美しいまちの創出をお願いしたい。 ただし、ビューティフル・ウィンドウズ運動のPRの充実 を図ることが必要である。 【今後の事業の方向性への評価】 美化運動を推進することで、ひいては治安向上へも大きく 寄与しているということを積極的に区民にPR し、区民と連 携・協働を一層強めて事業の展開を図って欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 121 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 根拠 法令等 くらし 事業名 №50 地域活動支援事務 美しいまちづくりを進め治安を守る 記入所属 危機管理課生活安全推進 電話番号 03-3880-5838(直通) [email protected] 生活安全条例に基づく安全で安心な地域社会を実現するため、地域住民団体の自主 E-mail 的な活動の推進に必要な物品購入やカメラ設置に対する助成等を行う。 ビューティフル・ウィンドウズ運動とし (1)地域防犯活動助成(防犯パトロール等実施団体への装備助成)、(2)防犯カメラ設置助成、 (3)防犯カメラ維持補修助成、(4)区内防犯パトロール(委託事業)、(5)自転車盗難防止対策 モデル事業 足立区生活安全条例、足立区地域防犯活動助成金交付要綱、足立区防犯カメラ設置に対する補助金交付要綱、足立区防犯カメ ラ補修維持等に対する助成金交付要綱、自主防犯活動における青色回転灯装着に対する助成金交付要綱 庁 て全庁的に協働。 内 特に、美化推進、放置自転車対策と 協 密接に協働。 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 区内刑法犯認 知件数 件 指標名 指標の定義(算出根拠) 1月から12月までの区内刑法犯認知件数 (警察データは暦年のため) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 実績等 目標値 12500 実績値 11390 達成率 110% 実績等 20 目標値 実績値 達成率 21 12282 11086 111% 21 22 10000 23 24 22 23 24 21 60 47 78% 21 125 120 96% 22 60 23 24 22 130 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 20 60 地域防犯活動 63 助成団体数 105% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 商店街、町会・自治会、区による防犯カメラ設置台数 目標値 120 2 防犯カメラ設置 台 目標値=実績値+5台 の 実績値 120 2 台数 実績値=設置台数 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 自主防犯活動を助成した団体数 団体 目標値=予算額に対応する助成団体数 実績値=助成団体数 目標値 実績値 達成率 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 23,677 27,772 事業費 21,173 16,130 69,660 人件費 2,504 11,642 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.28 1.30 費 計 2,504 11,642 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 地域防犯活動助成については申請件数が減となったが、新規利 訳 常 人数 用の団体も多く制度は有効に利用されている。刑法犯認知件数 勤 計 0 0 ワースト1返上に向け、自転車盗が多発している綾瀬駅周辺にお 国負担金・補助金 0 0 0 いてパトロール委託の導入や防犯啓発の強化など重点的な防犯 都負担金・補助金 0 0 3,000 対策を進めた。 財 受益者負担金 0 0 0 また、警視庁生活安全部と治安向上に関する覚書を締結し、 源 0 0 0 ビューティフル・ウィンドウズ運動の推進及び治安再生アクションプログラ 内 その他特定財源 基金 0 0 0 ムの事業実施に取り組んでいる。 訳 起債 0 0 0 一般財源 23,677 27,772 66,660 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 刑法犯認知件数は毎年減少しており、目標を上回る状況であるが、他 区においても減少しているため4年間都内ワーストワンとなっている。地域 防犯活動助成は助成団体数が減となっているが、複数年度の利用ができ るため、各団体である程度必要な物品が調達できてきたことが推察され る。商店街等へ対する防犯カメラの設置助成(上限800万円)については、 費用負担などの理由もあり、20年度、21年度は助成団体がなかった。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 122 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 生活安全推進協議会や地域団体等による地道な防犯活 動、また21年度から取り組んでいる綾瀬駅周辺での重点的 な防犯対策等により、区内刑法犯認知件数は前年比約△ 2.7%と減少した。しかし、都内他自治体でも件数は減少して おり、都内ワースト1位からの脱却には至らなかった。 21年末に警視庁と治安再生に関する覚書を締結し、治安 再生に関する取り組みを警視庁、警察、区により進めた結 果、22年4月末現在では都内2位となっている。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 今後も安全で安心して生活できるまちをつくるため、体感 治安の向上と区のイメージアップに向けたビューティフル・ ウィンドウズ運動を、庁内協働はもとより、地域、警視庁、区 内警察署ほか関係団体との協働により推進する。警視庁と の「足立区治安再生事業の推進に関する覚書」に基づく「足 立区治安再生アクションプログラム」の実行と、昨年度から 実施の綾瀬駅周辺での防犯対策を継続し、刑法犯認知件 数都内ワースト1からの脱却を目指す。 また、住宅火災による被害防止のため、消防署と連携し住 宅防火対策を推進する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 区内刑法犯認知件数については、都内他自治体でも件数は減 少していることから、都内ワースト1位からの脱却には至らなかった が、治安再生に関し警視庁と覚え書きを締結するなど、着実に ビューティフル・ウィンドウズ運動等に取り組んでいることは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 区内刑法犯認知件数の減少からみて、一定の効果が あがっており評価できる。 しかし、区内刑法犯認知件数の約1/3を占める自転車 盗が減少と増加を繰り返しており、効果が薄いと言わざ るを得ない。また、防犯カメラの必要性に対するPRも不 足している。 【今後の事業の方向性への評価】 地域防犯活動助成については、団体側の物品調達などが充実し てきていることが推察できることから、今後は助成内容等を見直す 必要があると思われる。また、防犯カメラ設置助成についても、費 用負担などの問題もあることから、今後、助成内容の見直しや設 置に向けた考え方などを整理する必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 BWMの重要課題として、自転車盗難撲滅運動を重点 的に告知すべきである。ワンチャリ・ツーロックといった 漠然としたPRではなく、刑法犯認知件数の約1/3を占 めるという事実を自転車利用者に知ってもらうことが、 必要不可欠である。さらに、「住宅防火対策」への取り 組みにも期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 123 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №51 青色灯パトロール隊支援事 記入所属 務 危機管理課生活安全推進 電話番号 03-3880-5838(直通) E-mail [email protected] 美しいまちづくりを進め治安を守る 地域住民団体が安全で安心な地域社会形成のために行う自主的な活動の連携を図るため、各 団体から青色灯パトロール隊員を募集し、地域団体枠を超えた広域的な展開を支援する。 庁 内 協 働 (1)リーダー養成講習会や防犯啓発講演会等の開催 (2)青色灯パトロール車の運行管理 根拠 足立区生活安全条例 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 区内刑法犯認 知件数 件 指標名 指標の定義(算出根拠) 1月から12月までの区内刑法犯認知件数 (警察データは暦年のため) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 実績等 目標値 12500 実績値 11390 達成率 110% 実績等 20 目標値 実績値 達成率 21 12282 11086 111% 21 22 10000 23 24 22 23 24 20 870 868 100% 20 21 914 947 104% 21 22 960 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 青パトによるパトロール出動回数 回 目標値=前年目標の5%増 実績値=区青パト車のパトロール出動回数 青パト出動回数 指標名 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 15,314 9,854 事業費 2,792 2,690 人件費 7,164 12,522 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.40 0.80 費 計 12,522 7,164 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 青色灯装備車の運行管理は、所属団体の長が町会・PTA等の 訳 常 人数 隊員を取りまとめ、概ね週単位で車両の予約をしパトロール活動 勤 計 0 0 を行っている。 国負担金・補助金 0 0 0 21年度は新規隊員への講習会を一回実施。また、隊員総会を一 都負担金・補助金 0 0 0 回実施し、青パトによるパトロール実施促進及びビューティフル・ 財 受益者負担金 0 0 0 ウィンドウズ運動の周知啓発を行った。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 15,314 9,854 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 刑法犯認知件数は毎年減少しており、目標を上回る状況であるが、他 区においても減少しているため4年間都内ワーストワンとなっている。 区の青パト車両は、庁舎と中川区民事務所にて貸出し、また六町地域 に継続貸出しを行っている。拠点を増やすにあたっては、効率性から現在 の車両の稼働率をさらに上げる必要があり、今後も隊員への利用を促し ていく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 124 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 新規隊員講習会では85人が受講し、隊員総会では155名 が参加した。日々の青パトによるパトロールは、平成21年度 車両3台で延べ947回行った。午前中や夜間に行える団体で は一日に2~3回のパトロールができるが、隊員の都合によ り、頻繁には実施できない場合もある。活動が継続できるよ う、実施できる範囲でより車両の稼働率が上がるよう働きか けを行う。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 今後も安全で安心して生活できるまちをつくるため、体感 治安の向上と区のイメージアップに向けたビューティフル・ ウィンドウズ運動の推進により、刑法犯認知件数都内ワー スト1からの脱却を目指す。そのため青パトでの防犯パト ロール活動を引き続き支援する。当事業は、22年度から地 域活動支援事務に統合して実施する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 新規隊員講習会では85人が受講するなど、隊員の増加は着実 に行われていると評価できる。 また、区内他自治体での刑法犯認知件数が減少していることか ら、ワーストワン脱却には至らなかったものの、その数は着実に減 少してきていることは、成果が出てきているものと考える。 【目標・成果の達成度への評価】 住民団体、警備会社を組み合わせることでコストを抑 えている点や過去3年間、保険適用となった事例が1件 もないという点は評価できる。 区内西部地区に青パトの駐車場を確保することで、隊 員数の増加に繋がると考えられる。地域パトロールは、 区の警備委託、民間青パト、教育委員会の青パト委託 など幅広く実施しているが、全体としての効果の検証が 必要ではないか。 【今後の事業の方向性への評価】 引き続き、体感治安の向上と刑法犯認知件数の都内ワーストワ ン脱却に向けて、青パト防犯パトロール活動を続けていく必要性は ある。しかし、隊員の活動が継続できるよう、車両の稼働率向上に 向けた働きかけの検討や、講習会の開催数についても、隊員の能 力向上を図る目的から開催数についても検討する必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 治安のさらなる向上を実現するため、引き続き確実に 事業を実施していただきたい。地域活動支援事務との 統合により、より効果的で効率的な運用がされることに 期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 125 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 根拠 法令等 くらし 事業名 №52 町会・自治会活動支援事務 記入所属 美しいまちづくりを進め治安を守る 区内町会・自治会の活動に対して補助することにより、地域福祉の増進と自治振興を図る。永年 にわたり地域社会の発展に尽力した退任会長、在任副会長に対し感謝状を贈呈。周年記念にあ たる町会へも贈呈。 ○町会・自治会活動への助成○町会・自治会会館等の不動産登記に伴う法定手続費用助成○ 8月開催予定の足立区町会・自治会連合会総会の席上で感謝状を贈呈○地区町自連への活動 助成○自主防災倉庫設置に対する助成 ○足立区補助金等交付事務規則○足立区町会・自治会に対する補助金交付要綱○足立区町会・自治会会館整備事 業助成要綱○足立区町会・自治会功労者感謝状贈呈要綱○足立区地区町会自治会連合会活性化事業助成要綱 区民部区民課調整係 電話番号 03-3880-5855(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 20 74 60 81% 20 12 10 83% 21 61 59 97% 21 12 11 92% 22 61 23 24 22 12 23 24 20 434 目標値=前年度実績を上回るような設定 町会・自治会数 団体 433 実績値=実団体数 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 法定手続き助成件数 目標値 4 2 助成団体 団体 目標値=当初予算算定基礎件数 の 実績値 4 2 実績値=実助成件数 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 434 433 100% 21 6 2 33% 22 434 23 24 22 6 23 24 23 24 実績等 目標値 町会・自治会加 町会・自治会加入世帯÷住民基本台帳世帯数(各 % 実績値 入世帯率 年度4月1日現在) 達成率 指標名 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 町会・自治会法 % 法人化済÷全町会自治会数(各年度4月1日現在) 実績値 の 2 人化率 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標の定義(算出根拠) 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:大きな変動はない。 総事業費※ 指標2の2:5団体への会館建設経費の助成を行い、2団体に対し 事業費 不動産登記に伴う法定手続き助成を交付。 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 訳 常 【町会・自治会】 人数 大規模集合住宅の自治会設立や町会の加入促進を通じて、町会・自治会 勤 計 が自主的・主体的に美化や防犯活動を進められる様に支援していく。 【助成団体】 法人格取得は、財産を保全するうえで町会・自治会にとって大きなメリット があるので、引き続き取得を促していく。 【その他の事業】 町会・自治会の役員及び団体を顕彰(感謝状の贈呈)することは、継続し て地域活動を推進するため、また、活動している役員の励みになるので 今後も継続する。 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 100,490 87,074 13,416 8,944 1.50 13,416 3,302 21 22 103,079 90,542 98,051 12,537 8,955 1.40 12,537 3,082 0 0 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 65 41 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 100,425 103,038 98,051 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 国負担金・補助金 財 源 内 訳 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 126 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 美しいまちづくりを進め治安を守るためには、地域コミュニ ティの核である町会・自治会の活性化が欠かせないが、町 会・自治会加入世帯率は1ポイント減少した。これは、交通 網の整備により指標の分母である住民基本台帳世帯数が 増加(前年比1.9ポイント増)しているのもかかわらず、新 規加入が進まないためで、町会・自治会に対する住民意識 の希薄化が主な原因と思われる。 ※指標の参考数値【町会・自治会加入率の状況】 世田谷区(57→58%)、練馬区(43→42%)、江戸川区 (65→64%)、草加市(60→61%) 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 安全・安心なまちづくりには、地域の特性を活かし、地域単位 で活動に取り組むことが重要である。そのためには、地域自主 組織の機能強化が必要であり、協働の最大のパートナーであ る町会・自治会への支援は不可欠である。町会・自治会及び地 区町会・自治会連合会の運営支援を行うとともに、それぞれの 地域課題の解決や地域の活性化を図るため、地域特性に合っ た特色ある新規事業の企画・運営を積極的に促し、より活動的 な組織として機能するよう、運営助成、事業助成を行う。 平成21年度作成の「町会・自治会ガイドブック」に引き続き、 平成22年度は「町会・自治会運営マニュアル」を作成して、より 充実した活動支援に努める。また、転入時の案内や大規模集 合住宅への自治会設立を働きかけ、町会・自治会の活性化と 加入率向上を目指していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 町会・自治会の法人化率については、財産保全に関してメ リットがあり、その点で1%上昇したことは町会・自治会の基 盤の安定化に寄与したと考える。しかし、加入世帯率の減 少については1%減少しており、住民意識が希薄化する中、 加入に向けた取り組みについて考えていく必要がある。 【目標・成果の達成度への評価】 「町会・自治会ガイドブック」は想像以上にわかりやす く、よく出来ており、とても評価できる。住民意識の希薄 化は他の重点項目にも影響を及ぼすため、世帯数の増 加に反する自治会加入率の減少は大きな課題である。 町会・自治会に対する助成の必要性は理解できるが、 多額の予算を投じている割には、あまり効果が出てい ない。 【今後の事業の方向性への評価】 町会・自治会は協働の最大のパートナーであり、今後の強 固な基盤を確立すべく助成を行っていくことは評価できる。 今後は、新田・西新井など、大規模集合住宅の建設が進む 中で、住民の加入率を高める方策を検討していって欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 町会・自治会の加入率の拡大に向けた事業展開を望 む。例えば、地域の文化財を活用するなど地域特性を 生かした活性化支援も必要である。また、現在作成中 の「町会・自治会運営マニュアル」はノウハウ本を目指 しているということで、その内容に期待したい。 なお、各町会・自治会に対する助成額については補助 金という性格上、その執行状況などの精査が必要であ る。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 127 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 くらし 事業名 №53 町会・自治会会館整備助成事業 記入所属 区民部区民課調整係 電話番号 美しいまちづくりを進め治安を守る 03-3880-5855(直通) [email protected] 地域活性化施策を戦略的に進めて行くために、地域活動の拠点である町会・自治会 E-mail 会館の建設や増改築などの整備に必要な経費を助成する。 財産活用課、温暖化対策課、密集地 床面積30㎡以上(2階建以上;50㎡以上)で広く地域住民に利用される建物の建設及び 増改築を対象。建物の新築や購入に伴う土地の購入も対象。 助成額;経費の60%の額(限度額;1,000万円) 根拠 足立区町会・自治会会館整備事業助成要綱 法令等 庁 域整備課 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 実績等 目標値 町会・自治会加 町会・自治会加入世帯÷住民基本台帳世帯数(各 % 実績値 入世帯率 年度4月1日現在) 達成率 実績等 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 町会・自治会法 % 法人化済÷全町会自治会数(各年度4月1日現在) 実績値 の 2 人化率 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 74 60 81% 20 12 10 83% 21 61 59 97% 21 12 11 92% 22 61 23 24 22 12 23 24 20 6 3 50% 20 21 6 5 83% 21 22 5 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 会館建設助成件数 団体 目標値=当初予算件数 実績値=実助成件数 助成件数 指標名 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:5団体への建設助成を行ったが、目標値を下回った。 総事業費※ 33,886 44,691 事業費 29,414 41,109 50,000 人件費 4,472 3,582 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.50 0.40 費 計 4,472 3,582 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 協働の最大の相手方である町会・自治会が、自治活動の拠点と 訳 常 人数 なる会館を得ることは、自治活動を活性化するために効果的であ 勤 計 0 0 る。町会・自治会が自主的・主体的に美化や防犯活動を進められ 国負担金・補助金 0 0 0 る様に支援していく。 都負担金・補助金 0 0 0 財 受益者負担金 0 0 0 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 33,886 44,691 50,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 128 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 安全・安心なまちづくりには、地域の特性を活かし、地域単 位で活動に取り組むことが重要である。そのためには、地域 自主組織の機能強化が必要であり、協働の最大のパート ナーである町会・自治会への支援は不可欠である。町会・自 治会会館は、地域の自主的なコミュニティ活動の拠点となる ため、引き続き助成をしていく。 会館建設を促進するため、「町会・自治会会館を区有地に 設置する場合の取扱要綱」に基づき区の所有する低・未利 用地の活用を進めていく。また、「足立区公益的施設用太陽 光発電システム設置費用補助金交付要綱」に基づく助成制 度を紹介するなど関連部署と連携を図っていく。 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 美しいまちづくりを進め治安を守るためには、地域コミュニ ティの核である町会・自治会の活動拠点の整備と活性化が 重要である。そのためには、会館整備助成の前提となる町 会・自治会の法人化が欠かせない。法人化するには、町会 規約の制定や総会での議決など住民相互の連絡・意思確 認などが必要であり、この過程自体が地域コミュニティの強 化に寄与するものと考える。 町会・自治会法人化率は、1ポイント増加した。これは、① 土地・建物等の不動産登記が可能となった。②自前の会館 を整備する建設費用助成を受けられるようになったことが主 たる要因と思われる。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 会館建設助成については、目標値は下回ったものの、昨 年度の助成件数の3件から5件に増え、町会・自治会の基 盤を固めることに寄与したことは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 町会・自治会の法人化率は上昇しており、成果がでて きていると判断できる。町会・自治会加入世帯率が減少 する中で助成件数が5件もあり、評価できる。 しかし、助成対象となった町会・自治会会館がより地 域活性化に向けた利用がなされているか疑問が残る。 【今後の事業の方向性への評価】 会館建設は、町会・自治会の基盤を固めることに大きく寄 与しているため、助成については評価できる。経済不況の 中、自前の会館整備の建設が厳しい状況が考えられ、建設 費助成以外の方策も検討する必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 地域のコミュニティを支援するためにも、引き続き、着 実な事業の取り組みをお願いしたい。区有地の利用、 太陽光発電システム助成制度の推進はよい。 ただし、引き続き助成を継続するのであれば、適正な 利用がされているかどうかのチェックをする第三者機関 が必要ではないか。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 1 3 事業の 周知度 2 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 129 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 事業名 №54 大学連携・協働事業 まちづくり 産学公連携により新しい文化・産業を創造する 記入所属 政策経営部政策課政策 電話番号 3880-5811(直通) [email protected] 足立区に設置された大学との連携協働を進めるとともに、それぞれの施設・機能の連 E-mail 携を促し、区民の活力、文化力の向上を図る。 足 所管はシティプロモーション課、政策 立 経営部副参事(特命) 東京藝術大学・東京未来大学・帝京科学大学等、区と大学との連携、大学間連携、産 区 協働推進課 学連携等を進めていく。 基 住区推進課 本 文化課 計 根拠 足立区基本計画、文化産業・芸術新都心構想 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 回 事業実施回数 連携事業の回数 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 8 45 563% 20 21 50 81 162% 21 20 2 0 0% 20 21 2 1 50% 21 22 23 24 22 23 24 22 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 連携会議等の 開催回数 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 回 実施回数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 区内5大学学長会議を開催し、区との連携とともに大学間の情報 総事業費※ 5,539 5,115 交換を行うことができた。区と個々の大学との連携を促進する会議 事業費 1,067 3,414 や打合せについても、積極的に行ったことで各連携事業展開に繋 人件費 4,472 1,701 総 がったものである。 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.50 0.19 費 計 4,472 1,701 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 東京電機大学との共催で開催したIDCロボットコンテストは(参加 訳 常 人数 0.00 0.00 約530名)好評であった。また、各事業課予算であるが、文化芸術 勤 計 0 0 推進事業(東京藝術大学)、自然再生活動支援事業(帝京科学大 国負担金・補助金 0 0 0 額)等を実施した。 都負担金・補助金 0 0 0 【波及効果】 財 受益者負担金 0 0 0 大学と連携することで実現できた事業は多数あり、他施策への 源 その他特定財源 0 0 0 貢献度は大きい。 内 基金 0 0 0 【協働】大学との協働 訳 起債 0 0 0 一般財源 5,539 5,115 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 130 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区内大学との連携事業の回数は、前年度の1.8倍である81 事業となり、目標を大きく上回った。これも区内5大学学長 会議を開催するなど、区や大学間との情報交換を通して、 信頼関係を構築してきた結果と言える。今後とも、足立区を フィールドとした大学の研究事業等との連携を促進していく ことで、区民の活力、文化力の向上を図っていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 平成22年度からは、本事業を「新都心構想推進事業」とし て再構築し、新設したシティプロモーション課に移行する。 今後、5大学が千住地域に集積することから、区制80周年 でもある平成24年度を目途とし、区のイメージアップ戦略と ともに大学との協働を推進していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 指標1は平成20年度に比べて大幅に増えており、そ の内容も多岐にわたっている。 大きな事業では、東京電機大学との共催で行われたロ ボットコンテストや、藝大との文化芸術推進事業などが 実施され、成果があった。 指標2は5大学の学長と区長との第1回目の会合が 開かれたことを示しているが、その背景には現場担当 者の会合が、かなり開かれたのであろうがその数字は 書かれていない。 【目標・成果の達成度への評価】 連携事業数は年々増加しており、21年度の目標値も上回っ ておりその点では評価できる。しかし、連携事業自体が、区民・ 大学・区相互にウィンウィンの状況で行われるよう留意する必 要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 大学連携事業については、個別事業の推進は各担当所管で あり、その成果をうまく発信していくプロデュースをシティプロ モーション課が行い、5大学の窓口と全体統括を政策課が行う という役割分担を明確にしておく必要がある。従って、22年度 以降も大学連携の統括は政策課が担当すべきと考える。 【今後の事業の方向性への評価】 この事業は5大学との活発な協働を進めることで、区 民の活力や、文化力、区のイメージの向上などを推進 する上で、重要な事業であり、今後も基本的には推進 することを期待する。 但し、今後5大学との連携をどのような形で進めるか、 その全体像を区民に分かりやすくPRする必要がある。 今回の調書にはその点の記載がなく、大学連携の将来 像について判断しかねる部分もあった。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 131 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 まちづくり 事業名 №55 産学公連携促進事業 産学公連携により新しい文化・産業を創造する 記入所属 産業経済部産業政策課経済活性化 係 電話番号 03-3880-5464(直通) E-mail [email protected] 政策課:全庁的な大学連携に関する 庁 情報の共有 内 協 働 目 区内の事業者と大学との交流を深め、産学公連携を促進する。 的 内 ●産学公連携に係る基礎的情報収集・分析 対象:5,176事業所 102商店街 容 ●産学公連携の基本的方向と事業化検討 ●産学連携交流活動の開催(2回) 根拠 足立区地域経済活性化基本計画 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 単位 指標名 産学連携交流 事業参加者の 満足度 指標名 指 指 標 1 の 1 標 1 の 2 % 単位 大学等への技 術相談案件数 案件数 指標の定義(算出根拠) 産学連携交流事業参加者に対して実施したアン ケートで「内容が面白かった」と回答した割合 指標の定義(算出根拠) 区内事業者が大学等へ技術相談を実施した件数 目標値=相談予定件数 実績値=相談実績件数 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 80 83 103% 21 22 85 23 24 22 10 23 24 21 2 2 100% 21 22 4 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 区内事業者と大学との交流事業開催回数 回 目標値=開催予定数 実績値=開催実績数 指標名 産学連携交流 事業の開催回 数 指標名 指 指 標 2 の 1 単位 20 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 標 2 の 2 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 21,896 事業費 8,463 15,253 人件費 13,433 0 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.50 費 計 0 13,433 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 産学公連携の課題を整理するために、区内の事業所、大学に対 訳 常 人数 する産学連携意向調査・分析を実施した。これに基づき、足立区に 勤 計 0 0 おける産学公連携の方向性を打ち出すことができた。 国負担金・補助金 0 0 0 また、東京未来大学、帝京科学大学、東京電機大学へのヒアリ 都負担金・補助金 0 0 0 ングや大学、事業者を交えた打合せを通じて信頼関係を深め、産 財 受益者負担金 0 0 0 学公連携の基礎を築くことができた。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 21,896 15,253 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 「足立区町工場見学会」「産学連携交流会with東京電機大学」の 実施では、区内事業者と大学の交流を深めるとともに、産学公連 携をPRできた。 「足立区町工場見学会」では東京電機大学の教授、学生13名が 4企業を見学。 「産学連携交流会with東京電機大学」には82名 (63社)が参加した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 132 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 「産学連携交流会with東京電機大学」は5人の教授による 研究テーマ発表が好評を得た。参加者へのアンケートの結 果、区に期待する支援策として最も多かったのは「大学との 交流の場の設定」であり、今後も交流事業を軸に事業を展 開する必要がある。 また、大学との技術連携による区内事業者の新製品開 発、技術革新を促進するため、22年度より「区内事業者が 大学へ技術相談を行った件数」を成果指標として設定する。 産学連携交流事業への参加拡大を図り、区内の事業者と 大学との信頼関係を醸成することで技術相談目標件数の達 成を目指す。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 21年度に実施した調査や交流事業の実績を踏まえて、中 長期的な実効性のある産学公連携事業を展開していく。そ のために、区内事業所のヒアリングを実施継続し、技術連携 の可能性がある事業所を掘り起こしていく。 また、中小企業支援課のマッチングクリエイターや各大学 との情報共有を強化しながら産学連携事業を着実にPRし、 交流事業への参加拡大を図る。 さらに、技術連携を支援するため、大学との共同研究・委 託研究や技術指導に要した費用に対する補助金制度を22 年8月からスタートする。 なお、しんきん協議会のネットワークとの連携も活用しなが ら事業の周知を図っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 実質的な技術連携は次年度以降となるが、連携の基礎づ くりとしては一定の成果として評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 「足立区産学公連携の基盤整備に係る調査および事 業提案作成業務報告書」は1484事業所と102件の商 店街、3つの大学から回収されたアンケート調査やヒア リング・データを基に作成された。そこから導きだされた 多くの提案や方向性は足立区の現実をふまえた内容で あり、区の役割も明確にしている。 特に約300社の事業所が連携に強い関心と意欲を示 していることが明らかになった。 また今年度に実行された「工場見学会」や「東京電機 大学での産学公の交流会」もおこなわれ参加者も多く 実りのあるアンケート結果も得ている。今後は、効果測 定ができるような指標を設定して欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 本格的連携の稼動においては、まずはPRが肝心である。 意欲的企業の発掘のため、積極的なPRを望む。ゆくゆくは 成功例こそが最大のPRとなるため、見学会や交流会等の 参加者を増やし、より多くの連携につなげ、成功の可能性を 高める必要がある。 また、大学側のメリットにも充分配慮した事業展開を望む。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 調査から分析された方向での基盤整備や、事業提案 された内容で一つ一つ具体的に実行しながら、地域経 済の活性化をはかってほしい。その活動からまだ関心 のうすい区内事業所のニーズも掘り起こしていくのが現 実的である。現在は、大学連携の経費は区が負担して おり、補助金制度もスタートした。将来的には「産」と 「学」とで経費も含め自立的な連携ができるよう期待し たい。 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 1 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 133 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №56 文化芸術活動推進事業 産学公連携により新しい文化・産業を創造する 記入所属 生涯学習部文化課文化支援係 電話番号 03-3880-5986(直通) 文化芸術振興基金を計画的に運用することにより、文化芸術振興基本計画の推進及 E-mail び文化芸術活動推進事業を実施する。 文化芸術の振興を図るため、学校公演事業や伝統文化こども教室などの子ども向け事業や、文 化団体等の周年事業など、足立区文化芸術振興基本計画における具体的な方策を実施する。 根拠 足立区文化芸術振興基金条例、足立区文化芸術振興基本計画 法令等 [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 5 5 100% 20 21 7 6 86% 21 20 目標値 70 学校公演事業及び学校公演出前事業により公演を 校 実績値 75 鑑賞した学校数 達成率 107% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 5 伝統文化こども 2 団体 伝統文化こども教室を実施した団体数 の 教室の実施団 実績値 5 2 体 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 70 68 97% 21 5 8 160% 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実施事業数 回 各年度で基金を活用して実施した事業数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 22 4 23 24 22 23 24 22 60 23 24 22 8 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 学校公演事業等に の より公演を鑑賞した 1 学校数 単位 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 42,178 46,364 事業費 26,973 31,140 24,100 人件費 15,205 15,224 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.70 1.70 費 計 15,205 15,224 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 文化芸術振興基金を活用して実施した、学校公演事業や伝統文 訳 常 人数 0.00 0.00 化こども教室などの文化芸術活動推進事業では、学校の児童・生 勤 計 0 0 徒への鑑賞機会の提供や伝統文化の継承・促進に貢献すること 国負担金・補助金 0 0 0 ができた。 都負担金・補助金 0 0 0 区の未来を担う子どもたちが文化芸術に関心を持つきっかけ作 財 受益者負担金 0 0 0 りとして、当事業の持つ貢献度・波及効果は大きい。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 26,973 28,325 24,100 訳 起債 0 0 0 一般財源 15,205 18,039 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:目標を下回った。本事業は、18年度から区内の小・中 学生を対象に実施しており、事業開始当時に比べ参加希望校が 少なくなっているため、今後は実施回数などを検討していく必要が ある。 指標2の2:目標以上を達成できた。これまで実施していなかった郷 土芸能分野での教室を実施し好評を得た。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 1 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 1 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 1 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 134 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 本事業は足立区文化芸術振興基金を活用し計画的に実 施しているため、年度によって目標値が異なっている。固定 事業としては、学校公演事業、学校公演出前事業、伝統文 化こども教室を実施しており、未来を担う子どもたちに質の 高い舞台芸術の鑑賞機会を提供し、次世代の文化芸術の 担い手を育成するため、今後も実施方法や回数を検討しな がら実施していく。 また、文化団体等の周年事業を支援することで、区民文化 の向上にも寄与していく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 足立区文化芸術基本計画を推進するための事業を計画 的に展開することは、文化芸術活動を通して生まれる交流 を活発にし、地域社会の活性化につながっている。また、未 来を担う子どもたちが芸術や伝統文化に関心を持つきっか けづくりとして大きな意味を持ち、そうした文化芸術活動が 新たな産業の創造につながる可能性を秘めている。今後 も、足立区文化芸術振興基金の計画的な運用に努め、時代 やニーズに則した事業を展開し、文化芸術の振興と次世代 につながる人材育成を推進していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 「産学公連携により新しい文化・産業を創造する」といった 重点項目に対して、大学等との連携に関して見える化を図 るべきである。また、未来を担う子どもたちが文化芸術に関 心を持つきっかけづくりは評価できるが、新たな文化・産業 の創造との関係が不明瞭である。 【目標・成果の達成度への評価】 指標2-1に鑑賞した学校が7校減少しているとある が、その理由は書かれていない。 学校公演出前事業の14校については、参加者総数 が不明であり、今後は数値の把握をお願いしたい。 指標2-2では団体数が3つ増えて8団体となってい る。全体の参加数は111名なので、1団体あたりの14 名の参加数である。費用対効果を計算すると一人約13 000円となる。参加者を増やす工夫が期待されると同 時に、この事業が区民ニーズに合っているかの分析が 必要である。 【今後の事業の方向性への評価】 産学公連携による事業の再構築が必要である。 【今後の事業の方向性への評価】 今年度基金から2832万円使って行われた事業か ら、子供たちが芸術や伝統文化に関心をもってくれ、新 たな文化創造につながってくれることを願う。このことは 部長評価の今後の方向性にも書かれており評価できる が、具体的に取り組む内容が明記されていない。このた めこの事業がニーズや必要性に合っているのか分かり かねる。区民の目線からさらなる工夫が必要とされてい るように思える。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 1 事業の 必要性 1 重点項目 への貢献度 1 事業主体の 妥当性 1 受益者負担 の適切さ 1 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 135 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 まちづくり 事業名 №57 東京藝術大学への研究委 託・連携事業 産学公連携により新しい文化・産業を創造する 記入所属 生涯学習部文化課文化振興 電話番号 03-3870-5730(直通) 事 務 事の 業概 要 E-mail 目 [email protected] 東京藝術大学千住校地へ区の文化芸術振興を目的とする調査・研究を委託する 的 庁内関係各課と区の文化レベルアッ 内 東京藝術大学との連携事業として演奏会、音楽教育支援活動、音楽療法活動などを 庁 プ及びイメージアップに向けて、各事 内 業、教室を中心に連携を図っている。 容 実施するとともに、区内文化芸術振興のあり方の調査・研究を行う 協 根拠 足立区リエゾンセンター条例 働 法令等 足立区と国立大学法人東京藝術大学との相互協力に関する協定 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 18 22 122% 20 21 18 18 100% 21 22 18 23 24 22 23 24 20 25 東京藝術大学音楽部の資源を活かした文化芸術 演奏会等による 回 25 活動開催回数 文化芸術活動 100% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 30 2 音楽教育支援活 区内の小中学校等における出張型の音楽教育支 回 の 実績値 32 動 援活動回数 2 達成率 107% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 25 25 100% 21 30 35 117% 22 25 23 24 22 30 23 24 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 実績等 目標値 区民向け演奏会、音楽教育支援活動、高齢者・障 本 実績値 がい者対象音楽療法活動等の実数 達成率 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 連携事業数 指標名 指標の定義(算出根拠) 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 56,498 60,006 事業費 49,790 53,290 53,290 人件費 6,708 6,716 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.75 0.75 費 計 6,708 6,716 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 連携事業はより内容を充実させ、今回の研究委託第1次3ヵ年計 訳 常 人数 0.00 0.00 画(H19-21)事業の目標を達成することができた。 勤 計 0 0 (貢献度)多岐にわたる文化芸術事業は、区民の文化力向上に貢 国負担金・補助金 0 0 0 献している。 都負担金・補助金 0 0 0 (波及効果)各事業、教室の開催によって足立区の文化度のレベル 財 受益者負担金 10,800 0 0 アップ及びイメージアップ効果は大きい。 源 0 10,330 (協働)区、学校支援、福祉支援等を通して区民との協働を進めて 内 その他特定財源 10,770 基金 0 19,300 38,292 いる。 訳 起債 0 0 0 一般財源 45,728 29,906 4,668 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:目標を達成。今後も演奏会やコンサート等を通して、区 民に質の高い文化芸術に触れる機会を提供していく。 指標2の2:目標以上を達成できた。引き続き小中学校での音楽教 育支援活動を通して、子どもの頃から質の高い音楽に触れる機会 を提供していく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 136 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 東京藝術大学との連携事業数については、目標を達成する ことができた。各事業の申込者は定員を超える応募があり、 連携事業が区民に浸透してきている表れである。連携事業 の継続した取り組みにより、区民の文化芸術に触れる機会 の拡充を図っている。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 文化芸術活動は中・長期に渡る継続的な取り組みにより成 果が表れるものである。このことから、東京藝術大学の有し ている音楽分野での専門知識・ノウハウを活用して今後も 引き続き、多層的文化芸術環境の創造に関する調査研究を 委託していく。なお、音楽による子育て支援活動等の子ども 施策は、区の重点プロジェクトであるため、特に留意して取 り組んでいきたい。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 東京藝術大学との連携事業は継続した取り組みにより、 区民に浸透してきており評価できる。また、芸術活動だけで なく、音楽療法など新たな展開にも期待できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1と2に示された数字はおおむね満足のいく成果 が出たことを示している。参考として添付された「平成2 1年度足立区受託研究関連イベント参加人数」のデータ によると、音楽関連、音楽を利用した福祉、芸術普及、 音楽教育支援の4つのジャンルで、合計67のイベント を行い、参加者総数は約9千人(応募者数ではない)。 平成19年から21年までの3カ年計画で構想されたこ の事業が、区民参加の量の面でも、満足度や波及効果 などの面でも大きな成果があった。 【今後の事業の方向性への評価】 質の高い文化芸術に触れる機会の必要性は認める。しか し、大学連携事業で得た結果を大学側が分析し、学術論文 等で公表するなど、その成果を見える化していく工夫が必要 である。 【今後の事業の方向性への評価】 平成22年度から第2次調査研究の委託事業がスター トしていることは、第1次の成果が評価されて引き続き 取り組むことが決まったものであり、東京藝術大学との 協働作業をさらに深めていただきたい。また、気軽に聴 くことができような低料金設定を行い、回数増や参加者 増を図るべきである。PRももっと必要と思われる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 1 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 137 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 根拠 法令等 まちづくり 事業名 №58 中小企業融資事業 地域経済の活性化を進める 記入所属 産業経済部中小企業支援課経営支 援係 電話番号 03-3870-8404(直通) 中小企業の経営の安定・発展を図るため、必要な事業資金を円滑に調達できるよう、 E-mail 融資のあっせんを通じて、融資経費の負担軽減を図る。 [email protected] 庁 利用者が信用保証協会に支払う信用保証料の一部を補助する。また、利用者が支払 内 う利子に対して補給を行う。 足立区中小企業等の資金調達の支援に関する条例及び同規則 足立区中小企業融資あっせん事業実施要綱 足立区中小企 業融資に係る信用保証料補助金及び利子補給金交付要綱 足立区中小企業等経営改善資金利子補給金交付要綱 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 融資実行率 指標名 区内倒産件数 (負債額1,000万 円以上) 指標の定義(算出根拠) 実行件数/あっせん件数(取り下げ分を除く)×100 % 目標値:過去4年間の平均値 実績値:4,878件/5,362件×100 単位 指標の定義(算出根拠) 件 目標値:過去の実績から想定される件数 実績値:年間実績件数 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 94 89 95% 20 75 94 80% 21 94 91 97% 21 75 111 68% 目標値 実績値 達成率 20 1,950 4,461 229% 20 21 4,400 5,821 132% 21 4,800 6,151 128% 22 94 23 24 22 75 23 24 22 3,750 23 24 22 4,800 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 融資あっせん件 数 件 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値:緊急融資2,500件+その他1,900件 実績値:緊急融資4,870件+その他 951件 指標の定義(算出根拠) 目標値 セーフティネット 目標値:月400件×12月 件 実績値 3,959 保証認定件数 実績値:年間の実績件数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:6月から実施した緊急経営資金の申込みが当初の見 総事業費※ 615,993 1,055,790 込みを大幅に上回り、高まる融資に対する需要に応じるため、制 事業費 573,441 1,008,985 1,452,625 度を3ヶ月延長し、区内事業者の資金調達支援を強化した。 人件費 42,552 46,805 指標2の2:国の制度拡充、条件緩和もあいまって認定申請が激 総 平均給与 8,944 8,955 増したが、認定審査期間を長期化させることなく、事務処理するこ 事 常 人数 業 3.85 3.65 とができた。 勤 費 計 32,646 34,477 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 経済不況により経営状況が悪化している区内事業者に対し、緊 訳 常 人数 3.00 4.00 急経営資金の実施を通して円滑な資金調達を図ることができた。 勤 計 9,906 12,328 景気が短期的に回復する兆しがないため、中小企業融資制度は、 国負担金・補助金 0 0 0 区内経済の安定化・活性化を図る上で非常に重要な施策であると 都負担金・補助金 0 0 0 いえる。 財 受益者負担金 0 0 0 今後も、金融機関及び信用保証協会と協働し、区内事業者がよ 源 0 0 0 り利用しやすい融資制度とするとともに、迅速な事務処理に努めて 内 その他特定財源 基金 0 0 0 いく。 訳 起債 0 0 0 一般財源 615,993 1,055,790 1,452,625 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 138 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 区内中小企業者の経営支援策として、融資限度額、利子補 給額とも前年度を上回る条件とするとともに、受付期間も7ヶ月 としたより利用しやすい緊急経営資金を実施した。その結果、 融資全体の約87%を占める4,003件、約224億円にのぼる融資 が実行され、区内事業者の経営基盤安定化に大きく寄与したも のといえる。目標値には僅かに達しなかったものの、セーフティ ネット認定の取得が容易になったことにより、金融機関のリスク が軽減され、前年度比2ポイントの改善が図られた。なお、区内 金融機関における中小・零細企業に対する貸し渋り、貸しはが しといった実態はないものと思われる。区内倒産件数について は、負債総額は前年度比39%減であったが、倒産件数は前年 度より増加した。このことから、負債額が比較的少額でも中小・ 零細企業の経営は、倒産の危機に陥りやすいことがうかがえ る。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 厳しい経済状況は今なお続いているため、22年度におい ても緊急経営資金を実施し、当面は区内事業者の経営基盤 の安定を図ることを最優先する。一方で、現行の緊急経営 資金の実施は財政負担が重くのしかかることから、22年度 の実績を踏まえながら、助成内容の見直し、「売上げや利益 の減少」を申請条件に加えるなど、次年度以降の資金調達 支援策についても検討をしていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 区内における経済状況は依然悪化の状況であり、この事 業が持つ意義は大きい。倒産件数の増加は部長評価にも あるように区内中小企業の経営基盤が安定していない結果 であり、ここからも緊急融資の必要性が伺える。 【目標・成果の達成度への評価】 長引く厳しい不況下での中小企業経営者にニーズに すばやく対応したことが指標の数字から判断できる。 【今後の事業の方向性への評価】 区の経済の中核をなす中小企業経営者にとって、こ の制度のはたす役割は大きい。この制度はスピードが 大事であり、これからも景気の回復が望めないなかで、 迅速に対応していただきたい。ただし区の財政に大きな 負担がかかることから、民間金融機関や保証協会など と協働をすすめながら対応をお願いする。 【今後の事業の方向性への評価】 資金面の支援はあくまで緊急的な対策であり、経営相談 や産業情報の提供などによる経営・技術力強化支援との連 動により、その効果が相乗的に高まる。変化への対応に遅 れがちな事業者に向けて、積極的かつ一体的な支援につな がる仕組みづくりの検討も必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ - 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 139 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №59 就労支援事業 地域経済の活性化を進める 国、都、NPO等と協働し、若年者・高年齢者・女性等の就労意欲を喚起し、雇用の安定と就労の 促進を図る。また、就学や就職をせず自宅以外での生活の場が失われている若者に対して継続 的に社会参加支援を行う。 相談、意識啓発(各種セミナー)事業、関係機関への専門研修 根拠 厚生労働省「地域若者サポートステーション事業」 法令等 東京都ひきこもりセーフティネットモデル事業実施要綱 記入所属 産業経済部就労支援課就労支援係 電話番号 03-3880-5469(直通) [email protected] E-mail 区民課、男女共同参画推進課、福祉 庁 管理課、自立支援課、福祉事務所、子 内 ども家庭課、こども家庭支援セン 協 ター、保健予防課、保健総合セン 働 ター、教育指導室、教育相談セン ター、青少年センター 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 150 152 101% 20 21 200 355 178% 21 100 108 108% 22 220 23 24 22 100 23 24 20 目標値 7,500 あだち若者サポートステーション・ひきこもりセーフ 施設利用者数 人 ティネットあだち・就労相談室の年間利用延べ人数 実績値 7,247 達成率 97% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 10 就労支援にかか 2 就労支援対象層別の講演会等の事業を実施する。 回 の わる講演会等の 実績値 14 目標値=若年6回、女性2回、高齢者2回 2 実施回数 達成率 140% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 8,500 9,820 116% 21 10 14 140% 22 8,600 23 24 22 10 23 24 指標名 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 あだち若者サポートステーションを利用した者のう 就労等の進路 人 ち就労等に進路が決定した人数 実績値 決定者数 (平成21年度 利用者数 7,709人) 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 指 標 目標値 ひきこもりから 1 ひきこもりセーフティネットに新規登録した者を次の の のステップアップ 件数 実績値 支援機関につながった件数 2 数 達成率 指 標 1 の 1 単位 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 66,724 82,609 事業費 43,444 52,819 58,883 人件費 23,280 29,790 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.20 1.95 費 計 10,733 17,462 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 就労に関する悩みを抱えている若者や社会との接点が希薄な若 訳 常 人数 3.80 4.00 者が、本事業を利用することで就労に結びつける効果を得ること 勤 計 12,548 12,328 ができ施策への貢献度は高い。 国負担金・補助金 0 0 0 事業周知に関しては、民生・児童委員、青少年委員への情報提 都負担金・補助金 0 0 0 供を行い、地域でのPRに協力してもらっている。また、今後、社会 財 受益者負担金 0 0 0 に出て行く若者の就労意欲を喚起するため、中学校、高等学校へ 源 その他特定財源 0 10,000 10,000 もPRや出張セミナーを行った。 内 0 0 0 女性やシニア世代についても就職希望者は増えており、今後も 訳 基金 起債 ハローワーク、東京しごとセンター等と連携し、ニーズにあった事 0 0 0 業や情報提供等を推進していく。 一般財源 66,724 72,609 48,883 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 実践的な就労の場を提供する訓練就労サポーター制度や新卒 内定率の悪化に対応するための新卒者向けのセミナー、学び直し 事業、また、若者やその保護者、関係者、女性、シニア世代などそれ ぞれの対象者の状況に沿った内容のセミナー等を実施し、利用 者、進路決定者とも大幅増加した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 140 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 経済環境悪化の中で、新卒者、女性、シニア等あらゆる世 代層が就労に結び付けない状況にある。 それぞれのニーズにあった若年者、女性、シニア向けのセ ミナーを開催し、多数の参加者を得ることができた。さらに子 育て中の女性に将来利用できる就労情報提供やシニア向 けの就労準備相談事業を行い成果をあげた。特に若年者を 対象としたあだち若者サポートステーションの役割は大き い。利用者も増加し全国でもトップクラスの多さであり、就労 等の進路決定者は前年の152名に比べ355名と大幅に増加 した。 ※指標の参考数値(平成20年度)全国若者サポートステー ション延べ利用者数202,112名(77ヵ所)平均2,625名 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 近年の雇用情勢の停滞が続く中、21年度はハローワーク 足立と連携し、ワンストップサービスを4回開催したが、22年 度から雇用・生活総合窓口を常設し、区民の就労相談を実 施していく。 就職活動がなかなか進まない若者への未就労状態の未 然予防・長期化防止を目的とした就活年齢前の若年者向け の訓練就労サポーター事業の充実を図っていく。また、雇用 の安定を図るためには、就労継続を目標とした定着支援事 業に力を入れていく。 今後数年にわたってこの事業は極めて必要性の高い事業 と考える。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 あだち若者サポートステーションは、利用者数も高いレベ ルを維持し、指標の達成率も充分な数字を残しているのは 高く評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 事業全般にわたり、近年の雇用情勢に適切に対応し ており、積極的な取り組みがみられた。また「ひきこも り」にたいする対応は、厚労省の事業を利用し、民間 NPOとの協働により効果をあげるなど先駆的な事業とし て評価できる。 就労支援については、サポートステーションの利用者 のうち、就労に結びついた人数という指標は理解しやす く、数値が伸びていることからも今後の効果が期待され る。他方、講演会への参加による、就労への効果を調 査する必要があり、その指標を設けることも求められ る。 【今後の事業の方向性への評価】 若年者の就労問題は全国的に深刻化を極めており、力点 を若者、特に新卒未内定者にかけているのは方向性として 妥当である。その支援も多岐にわたり、庁内協働についても 幅広く連携しているなど充実した事業展開を続けており、引 き続き「先進自治体」として積極的に取り組んでほしい。 【今後の事業の方向性への評価】 足立区の一事業という範疇を越えた事業であるため、 東京都をはじめ、近隣自治体、市民団体との連携が一 層求められる。部長評価においても今後の方向性が明 確にされており評価できる。引き続き事業の推進に努力 されたい。また、区内の事業所への就労の機会拡大に も期待したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 3 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 141 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №60 スタートアップビジネス助成事業 ビジネスチャレンジ助成事業 地域経済の活性化を進める スタートアップビジネス助成:区内で創業する事業者に対し、融資借入額の一部を助成することで、創 業時に係る費用負担を軽減する。ビジネスチャレンジ助成:現在の厳しい経営環境を考慮しつつ、優 れた新技術・新製品等の助成を通じて、経営基盤の強化・経営革新を支援する。 スタートアップビジネス助成:区の創業資金①(申告前)を利用した事業者に対し、融資額の3%相当 額を助成する。 ビジネスチャレンジ助成:区内で展開する事業者から、新事業に関する提案を受け、 審査の上、優れた事業提案者に開発費等の一部を助成する。 記入所属 中小企業支援課経営支援係 中小企業支援課創業支援係 電話番号 03-3870-8400(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 根拠 足立区スタートアップビジネス助成事業実施要綱 足立区経済活性化基本条例 法令等 足立区地域経済化基本計画 足立区ビジネスチャレンジコース事業実施要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 1 の 1 スタートアップビジネ ス助成実行率 指 標 1 の 2 指標名 ビジネスチャレンジ 助成補助金交 付率 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値:スタートアップ助成実行件数/創業資金① % (申告前)実行件数×100 実績値:68件/92件×100 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 着実な事業展開により採択者に補助金が交付された割 目標値 % 合(辞退者除く) 目標値:事業成功の期待値割合 実績値 実績値:補助金交付者/採択者 達成率 20 70 58 83% 20 80 100 125% 21 70 74 106% 21 80 100 125% 22 75 23 24 22 80 23 24 20 200 107 54% 20 15 12 80% 21 130 137 105% 21 15 12 80% 22 130 23 24 22 15 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 目標値:当初見込件数 創業資金①(申 件 実績値:実績件数 告前)融資あっ (注:個人タクシーを除く) せん件数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 ビジネスチャレンジコースの応募件数 2 ビジネスチャレンジ 件 目標値:期待値 の 2 助成応募件数 実績値:応募件数 指 標 2 の 1 目標値 実績値 達成率 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 42,803 41,301 事業費 32,965 32,596 57,437 人件費 9,838 8,705 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.10 0.80 費 計 9,838 7,164 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) スタートアップ助成事業については、区制度融資の創業資金① 訳 常 人数 0.00 0.50 (申告前)が実行された事業者に対して助成することで、融資借入 勤 計 0 1,541 時に係る経費負担がほとんどかからないこととなる。創業間もない 国負担金・補助金 0 0 0 事業者の経営状況は不安定であることが多く、当事業の実施は区 都負担金・補助金 0 0 0 内創業を促進する上で非常に有効な手段である。 財 受益者負担金 0 0 0 ビジネスチャレンジ助成事業については、補助金の助成のみなら 源 その他特定財源 0 0 0 ず、事業化から販路拡大に向けた継続的な支援を行うことで、そ 内 基金 0 0 0 の企業が着実に発展することができる制度であり、有効性は高 訳 起債 い。 0 0 0 一般財源 42,803 41,301 57,437 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:前年度より申請件数が約28%増加し、目標を達成す ることができた。経済不況時においても、創業に関する関心は高い といえる。 指標2の2:応募件数については、前年度と同じであり、目標値に は達しなかった。これまでの各種事業で蓄積したデータを活用し、 意欲のある事業者に対して個別PRも強化していく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 142 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 スタートアップ助成事業については、事業実施以降、着実に 創業資金融資あっ旋件数が増加している。また、それを上回る 勢いで創業チャレンジ助成件数が増えていることから、実行率 も右肩上がりとなっており、目標を達成することができた。これ は、当制度の周知が図られてきたこと及び電話連絡等で積極 的に案内をした結果であると思われる。 ビジネスチャレンジ助成事業については、辞退者を除く採択 者8件すべてについて、着実な事業展開により補助金を交付 し、目標を達成した。新規採択の3件については、主に研究開 発費や環境整備費を助成し、製品の完成や試作品の完成まで 事業が進み、次年度の事業化へのメドがついた。継続承認分 の5件については、主に特許出願費や市場開拓費を助成し、製 品の事業化や販路開拓支援につながった。 スタートアップビジネス助成事業においては、区内事業者の 創業時における負担を軽減するだけでなく、中小企業相談員が 事業者を直接訪問し、経営に関する助言・指導等を行うフォ ローアップの面もある。創業間もない事業者から、事業を軌道 に乗せるにあたり大変効果があったとの声もいただいており、 今後も継続して区内事業者に対する経営支援を行っていく。 ビジネスチャレンジ助成事業は、経営革新に取り組む意欲的 な事業者の掘り起こしを図り、選考委員会により採択した提案 を事業化から販路開拓に向けた支援を行うため有効である。し かし、近年応募件数も伸び悩んでいること等も鑑み、本事業の ように少数の事業者に集中して資金投入すべきか、より多くの 事業者の経営革新を支援していくべきか、改めて総合的に検 討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標については達成しており評価できる。しかし成果とは、 助成後における事業者の経営安定や成長が見られるか否かであ る。 スタートアップビジネス助成事業については2年程度追跡をしてい るのであれば、その結果を指標に活用しても良いのではないか。 【目標・成果の達成度への評価】 スタートアップビジネス助成事業は、創業時の企業へ の財政的な助成事業ということで、利用者も増加しニー ズに即した事業であるといえる。一方、助成対象企業へ の継続的なフォローアップも求められよう。 また企業の成長に寄与する目的であるビジネスチャレ ンジ事業は、企業の質的向上に絞った戦略的な事業で あり、評価できる。しかし、応募が伸び悩んでいる。この ことは事業がニーズに合致していないのか、もしくは成 長企業が限られているのかなど、区内事業者の内情を 把握する必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 事前の中小企業診断士によるフォローなど、助成以外にもプラス アルファの効果を生み出す点は高く評価できる。 ビジネスチャレンジ助成事業の小口化の検討は、ニーズの検証、 効果のシュミレーションなどを経ながら効果的な事業展開に結びつ ける必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 スタートアップビジネス助成事業は安定的に利用者が あるものの、他の自治体と比べ特筆すべき内容が盛り 込まれているとはいえない。他の自治体との差別化を おこない、区内での起業に効果をあげることが期待され る。また区が重視する産業や、有望な起業家を誘致す るなどの、戦略的な方策が必要である。ビジネスチャレ ンジ事業は、過去の助成利用事業者へのフォローアッ プを継続するとともに、成長企業のニーズの把握をおこ ない、抜本的な事業の見直しが必要である。部長評価 にも「総合的に検討していく」とあるので、早急に事業の 見直しをしていただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 143 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №61 商店街環境整備事業 商店街活動支援事業 地域経済の活性化を進める 記入所属 産業経済部産業振興課商業係 電話番号 03-3880-5865(直通) [email protected] 商店街に対しイベント等の活動を支援すると共に来街者や住民の安全確保やイメージアッ E-mail プに向けた環境整備事業を助成する事で、商店街の魅力向上と賑いの創出を図る。 商店街が実施する大学進出を歓迎す 庁 る取組みを支援する際、政策課と協働 【大学進出歓迎事業】帝科大歓迎事業として周辺商店街でフラッグを作成し掲げる。 内 している。 【コア個店リニューアル事業】商店街の中核をなす店舗について、改修費用の一部を助成。 協 働 根拠 足立区商工業団体に対する補助金交付要綱 法令等 足立区コア個店リニューアル事業補助金交付要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 実績等 目標値 歓迎フラッグを掲げた枚数を計上することで、歓迎 枚 実績値 実態を把握する。 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 事業の実施件数により、活性化に寄与する商店街 目標値 件 数が把握する。 実績値 達成率 指標名 フラッグ掲出枚 数 指標名 コア個店改修 実施店舗 指標の定義(算出根拠) 20 20 21 523 662 127% 21 3 2 67% 22 23 24 22 5 23 24 22 23 24 22 7 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 20 目標値 歓迎フラッグを掲げた商店街数を計上することで、 フラッグ掲出商 件 実績値 商店街の歓迎意識を把握する。 店街数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 事業の申込件数により、事業の周知度合いや活性 2 コア個店改修 件 化に向けた改修が必要な新規出店店舗の傾向を 実績値 の 2 申込み店舗 把握する。 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標名 指標の定義(算出根拠) 21 18 21 117% 21 6 4 67% 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 14,563 事業費 0 7,399 16,000 人件費 0 7,164 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.80 費 計 0 7,164 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) (2-1)フラッグの掲出については、北千住駅西口地域のほか、ルミ 訳 常 人数 ネ会も懸垂幕を掲げたことや関原地区も参加し歓迎ムードを盛り 勤 計 0 0 上げた。 国負担金・補助金 0 0 0 (2-2)コア個店リニューアル事業は平成21年度の新規事業として 都負担金・補助金 0 0 0 実施した。事業の募集については足立区商店街振興組合連合会 財 受益者負担金 0 0 0 での案内やHPを活用した結果、4件の応募があった。今後は募集 源 0 0 0 要項などを見直すなど周知方法を工夫し効果的に事業を展開して 内 その他特定財源 基金 0 0 0 いく。 訳 起債 0 0 0 一般財源 0 14,563 16,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 (1-1)帝京科学大学の開学を地域や商店街が歓迎する事業として、北千 住駅西口地域商店街による実行委員会がフラッグを作成した。このフラッ グは芸大生がデザインし、大学側からも大変喜ばれ今後の連携につなが がった。今後は、大学進出による環境変化に伴い、さらなる商店街の活性 化と賑わいの創出にむけ学生との連携事業を構築する。 (1-2)集客向上に向けたリニューアルとなったが、既存店舗の改修に留 まった。今後は、魅力ある新規店舗の出店を募る。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 144 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 大学進出歓迎事業である商店街のフラッグ掲出について は、歓迎ムードを高めるための第一歩として、大学側からも 評価を得た。これからは商店街、地域及び学生との交流を 深め連携を強化していく。今後第二弾としての歓迎事業は 内容を工夫しながら事業を構築する必要がある。この事業 の性質上、取組む内容が年々発展していくため、継続した 数値での指標設定や比較が難しい。 コア個店リニューアル事業については、商店街の中核をな す魅力ある店舗への改修事業として2商店街を採択し、新 規事業のスタートを切ることができた。個店の強化から商店 街全体への賑わいにつながるよう発展させていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 大学進出歓迎事業は実際に商店街と学生との距離を縮め、 学生が地域や商店街を利用し、活用し、互いに有益なつな がりを持てるよう事業を検討し、商店街を支援していく。 具体的には商店街が学生との連携により、商店街の組織力 の強化や個店魅力をアピールするための情報発信方法を 検討する。また、大学が取り組む地域連携事業と商店街活 動の協働により学生参画の環境づくりを支援していく。 コア個店リニューアル事業については、新規事業者の参入 喚起につながる「空き店舗活用型」と賑わい創出につながる 既存店舗の「簡易リニューアル型」に分け、改修内容に応じ た補助方法を見直し、商店街及び地域の活性化に寄与する よう事業展開していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 事業の内容から、指標1の設定が難しいことは理解するが、それ でも成果を表し切れていない。特にコア個店リニューアル事業につ いては、商店街活性化にどのようにつながるか、を意識した指標 への再考を望む。 【目標・成果の達成度への評価】 「帝京科学大学」の開学にともなう歓迎フラッグや懸垂 幕は、区民にも目がつき、大学には歓迎の意思を示し、 区民には大学を身近に感じさせる試みとしては成功し たと言える。また芸大生のデザインを採用するなど、区 内の人的資源をうまく生かすことができた。ただし費用 負担など、この事業における取組が適切であるかは議 論の余地がある。またフラッグの再活用も求めたい。 また「コア個店リニューアル事業」は、その採用数から も、告知や選定法など改善の余地がある。商店街サイ ドに事業の目的を明確に示し、戦略的に事業を進める など、事業担当部署へはより積極的な事業推進を求め たい。 【今後の事業の方向性への評価】 大学進出歓迎事業については、部長評価の記載どおり、商店街 と学生が互いに有益なつながりを持てるような事業を実施する必 要がある。 コア個店リニューアル事業については、商店街全体への波及が不 可欠であり、そうした視点での検証を加えての事業展開を望む。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 今後は大学進出を機会に、近隣の商店街の活性化を 図るためのより効果的な施策が求められる。そのため には「コア個店リニューアル事業」に限らず、学生や市 民活動団体の協力を含めた、学生街に相応しいまちづ くりの視点が求められる。 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 1 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 145 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №62 足立ブランド認定推進事業 地域経済の活性化を進める 区内産業製品を「足立ブランド」として認定し、区内外に製品のPRを行うとともに、区 のイメージアップを図る。 記入所属 産業経済部産業振興課工業係 電話番号 03-3880-5869(直通) E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 認定会議経費(454千円) 2 事業コンサルティング経費(9,954千円) 3 認定品PR経費(4,537千円)、非認定品支援経費(500千円) 根拠 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 見本市等出展回数 回 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値=前年度実績 実績値=出展総数 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 10 9 90% 20 21 10 8 80% 21 22 10 23 24 22 23 24 20 10 9 90% 20 30 20 67% 21 10 6 60% 21 30 26 87% 22 15 23 24 22 30 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指標名 単位 件 ブランド認定件数 指標名 指 標 2 の ブランド認定総件数 2 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 目標値=前年度実績 実績値=認定件数 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 目標値=前年度実績 件 実績値 実績値=認定総件数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 29,347 25,379 事業費 19,743 14,575 20,551 人件費 9,604 10,804 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.00 費 計 8,944 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 19年度から21年度までの期間に26企業を認定した。これらの企 訳 常 人数 0.20 0.60 業は、区内外のイベント、見本市等に出展し足立ブランドのPRと 勤 計 660 1,849 足立区のイメージアップに貢献した。 国負担金・補助金 0 0 0 認定企業からは、国内最大の国際見本市である「東京インターナ 都負担金・補助金 0 0 0 ショナルギフトショー」へ出展し、販路拡大が図られ業績アップへの 財 受益者負担金 0 0 0 効果がでたことや足立区の良いPRができたとのアンケート回答が 源 0 0 0 あり、足立区への貢献度は高い。また、認定企業で構成された組 内 その他特定財源 0 0 0 織「FC足立交流会」と区が協働により各種イベントに参加すること 訳 基金 起債 で、ものづくりを通して足立ブランドと区をPRし認知度を高めた。 0 0 0 一般財源 29,347 25,379 20,551 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度は9社の応募があり、6企業を足立ブランドとして認定し た。認定件数は目標値に達していないが、足立ブランドの認定審 査を経たブランドに相応しい技術をもった企業のみを認定した。 22年度からは、19年度以降認定の企業が3年経過し、更新時期 (再認定)を迎えるため新規申請と合わせ目標値としていく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 146 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区内イベントだけでなく、日本最大の国際見本市(パーソナ ルギフトと生活雑貨)や1万人を超える来場者のフリーマー ケットに2年連続出展したことで、足立ブランドの知名度が 高まり事業成果が見え始めている。展覧会、見本市では、F C足立のユニフォームを全員が着用し区と協働しPRした。 また、区長のトップセールスにより盛大に足立のものづくり 活動を広く知らせることができ、来場者に「足立ブランド」と 足立区を強く印象付けることができた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 足立区製造業の業況は、若干改善したものの、原材料価格 は上昇し、売上の停滞や減少、販売納入先からの値下げ要 請により利幅が縮小するなど依然厳しい状況が続いてい る。このため、受注の機会を増やし販路拡大を図る。具体的 には、一般消費者向けの展示即売会と企業同士の商談成 立を目的とした見本市出展に振分け効果的に展開していく。 また、シティプロモーション課とも連携し、シティセールスに おける役割との整合性を十分に図っていく。 今後の事業の方向性としては、足立ブランドの認定基準を 担保するため総件数の上限を設け、真に優れた技術をもち 優秀な製品を生み出している企業のみ認定していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 質の確保という面からブランド認定企業を粗製乱造するこ とはできず、目標値の未達成には一定の理解を示すが、応 募件数自体が目標値を下回っており、企業側への更なるP Rを望む。 【目標・成果の達成度への評価】 指標2-1にある今年度のブランド認定は9件の応募 の中から6件が認定された。スタートした平成19年から の累計は26企業となった。足立ブランドにふさわしい基 準に合致したものだけが厳選されたのは、ブランドの水 準を維持する上で必要である。 指標の1にあるように、認定企業による見本市やイベ ントへの参加による販路拡大の成果と足立区のイメー ジアップの活動もほぼ達成できた。 【今後の事業の方向性への評価】 更新時期を迎え、ブランドの価値および「FC足立交流会」 の団結力維持のため認定企業数の上限を設定していくのは 大切と考える。今後は見本市出展に加え、ブランド企業への 更なる多面的支援の検討をお願いしたい。 【今後の事業の方向性への評価】 この事業は大変有意義であると評価できる。しかし、 「足立ブランド」という言葉から受けるイメージと事業の 内容が必ずしも一致しない。そのため事業の内容を区 民に分かりやすくPRする必要がある。「ものづくり足立」 を進めるためにも本事業を推進し、「足立ブランド」を区 の誇れるものの一つとなるよう努力して欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 147 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №63 足立区観光交流協会助成事業 記入所属 地域経済の活性化を進める 産業経済部観光交流課推進係 電話番号 03-3880-5720(直通) [email protected] 足立区観光基本計画に基づき、区の観光及び提携都市との交流を通じた様々な資源 E-mail を活用し、区のイメージアップと地域経済の活性化を進める。 庁内関係各課と区のイメージアップや 【イベント】足立の花火 光の祭典 春の花火と千本桜まつり 外 【友好都市交流事業】魚沼市・ 山ノ内町・鹿沼市との交流ツアー 外 【姉妹都市交流事業】ベルモント市区民交流体験ツアー 外 根拠 足立区観光交流協会に対する足立区補助金交付要綱 法令等 庁 地域経済の活性化に向けて、イベント 内 を中心に連携を図っている。 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 21 22 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 指標名 450 485 目標値 475 観光イベント事 しょうぶまつり・足立の花火・区民まつり・光の祭典・ 業に関わる区内 団体数 472 実績値 360 春の花火の広告・物品・個人の各協賛 協力団体数 達成率 80% 99% 実績等 20 21 22 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1,100,000 1,160,000 乗降客数の増は、賑わいの創出と消費活動の拡大 イベント開催時 1 人 を図り、地域経済の活性化をにつながるため実数 実績値 1,069,014 1,153,418 の の最寄駅の乗 2 降客数 を計上 達成率 105% 23 24 23 24 22 88 23 24 22 26 23 24 指 標 1 の 1 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指標名 目標値 76 目標値=イベント事業数、観光事業数、交流事業 観光交流協会 回 数 の事業実施回 実績値 79 実績値=年間開催数 数 達成率 104% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 26 友好・姉妹都市 2 目標値=友好・姉妹都市との交流ツアー、区民交 回 の との市民交流実 実績値 26 流事業助成回数、実績値=年間の実施回数 2 施回数 達成率 100% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 21 85 86 101% 21 26 22 85% 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 263,343 318,010 事業費 196,471 223,546 218,484 人件費 66,872 94,464 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 6.00 9.00 費 計 53,664 80,595 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) あだち観光円卓会議では、観光施策について区民とともに考える仕組 訳 常 人数 4.00 4.50 みを構築するとともに、あだちを魅力的にするための企画案を素材と 勤 計 13,208 13,869 して観光プロジェクトにつなげていく仕組みづくりができた。 国負担金・補助金 0 0 0 イベントでは、桜の名所をめぐる花めぐりバスにおいて既存の東西 都負担金・補助金 0 0 0 コースを結ぶ中央コースを新設し、来街者増を図るとともに区全体の 財 受益者負担金 0 0 0 回遊性を高めることができた。また、奥の細道320年記念事業で全国 源 その他特定財源 の関係自治体とカードラリーを実施し、自治体間の連携を図るとともに 0 0 0 内 全国から来街者を呼び込むことができた。さらに既存のイベントにおい 基金 0 0 0 訳 てもバージョンアップすることで、来街者増と区のイメージアップを図 起債 0 0 0 り、地域経済の活性化につなげた。 一般財源 263,343 318,010 218,484 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:奥の細道320年記念事業や千住街歩きなどの新規事 業の実施により、目標を達成できた。今後も新規事業を実施してい くとともに既存事業の充実を図り、イメージアップにつなげていく。 指標2の2:友好自治体の事情等により、目標を下回った。今後は 民間レベルでの交流の充実を図っていく。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 148 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 観光イベントの協力団体数は目標値を下回ったものの、増 加した。これは、厳しい経済状況の中ではあるが、魅力ある イベントをつくってきたことが評価されたものと考えられる。 新たな指標である最寄り駅乗降客数については、目標値を 達成した。大型イベントが区内外問わず、周知されているこ とと、毎年内容の充実を図っていることへの評価の表れであ ると考えられる。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 個々のイベントについて区外からより多くの来街者を誘引で きるよう転換を図る必要がある。足立の花火や光の祭典な ど大型イベントについても、より魅力的なイベントとなるよう 積極的に工夫、改善を行っていく。同時に年間を通じてメッ セージ性を持った継続的なイベントを街めぐり中心に展開す ることにより、区のイメージアップと地域経済の活性化を図っ ていく。また、多様な媒体を活用して、シティセールスを意識 した区外向け広域的な情報発信を強化していく。さらに、シ ティプロモーション課との連携により、イベントのネットワーク を強化するとともに、近隣自治体や民間事業者とも連携した 広域観光事業を展開していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 区内協力団体数はわずかに目標値に達しなかったもの の、減少傾向から増加に転換したのは積極的な協賛企業の 獲得に努力した結果であり評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 足立区観光交流協会への補助金を通じて、区の観 光、交流の発展、またイメージアップに寄与していること は評価できる。また新しいイベント事業や、あだち観光 円卓会議の開催などの新たな試みもみられた。あわせ て交流事業に関しても、新たな試みやさらなる効果が期 待される。 一方、評価指標をみると、イベント協力団体の開拓の 強化が必要なことと、イベント開催時の乗降客数の算出 などの効果測定の方法に、さらなる工夫が必要であると 思われる。たとえば経済効果なども算出することによ り、より事業の効果を示す材料になりうる。 膨大なコストのかかる事業であるため、今後は区民に 対し、より詳細で具体的な情報の発信をこころがけてい ただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 シティプロモーション課との連携による、区のイメージアッ プにつながる戦略的な観光事業の展開は不可欠であり、積 極的に進めてもらいたい。 区制80周年となる平成24年度に千住地域に5大学が揃うこ ととなり、これをターゲットとした観光事業の展開にも期待す る。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 【今後の事業の方向性への評価】 補助金が主たる事業内容と、観光交流協会の組織の あり方を抜本的に再考する必要があると考える。とくに 観光交流協会はその役割や位置づけなどの実態が、 一般の区民にとって非常に分かりづらい。公金が使わ れている以上、事業の収支などの情報公開が原則であ り、ホームページなどを利用した積極的な公開が求めら れる。 また今後は、区民や区の民間組織の協賛の拡大とと もに、あだち観光円卓会議、シティプロモーション課の、 本事業に対するより積極的な関与が期待され、そのた めの具体的な施策が必要である。 全 体 評 価 評価の反映結果 149 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 まちづくり 道路の改良事業(西新井大師西ア 事業名 №64 クセスルート整備事業) 地域経済の活性化を進める 記入所属 都市建設部道路整備室工事課工務 係 電話番号 03-3880-5008(直通) [email protected] E-mail 西綾瀬一丁目架橋設計委託、花見橋 庁 人道橋架設工事を執行委任で実施し 区道下水路廃滅工事・中川遊歩道整備工事・雪見橋架替工事・富士見橋架替実施計画委 内 ている。 託・入谷新道道路改良・大師西アクセス道路整備・251号線道路改良設計委託他 協 根拠 働 企画調整課(執行委任4,360千円、 道路法 道路構造令 法令等 常勤0.7人) 目 的 内 容 道路の安全を図るための改修を行う。 既設道路のバリアフリー化など社会ニーズに対応する整備を行う。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 道路改良延長 m 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 西新井大師西アクセスルート施工延長 指標の定義(算出根拠) 20 22 260 23 24 20 21 640 230 36% 21 22 23 24 20 1,100 1,136 103% 20 21 1,640 1,560 95% 21 22 1,800 23 24 22 23 24 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 道路改良延長 m 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 道路改修の施工延長 目標値=予定延長距離 実績値=工事施工延長 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 歩道のバリアフリー化、廃滅水路(暗渠)等の道路改良は優先順 総事業費※ 0 101,748 位付けして計画的に工事を行い、目標値をほぼ達成した。 事業費 87,062 148,198 人件費 0 14,686 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.64 費 計 0 14,686 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 西新井五丁目道路改良(西新井大師西アクセス)、西新井七丁 訳 常 人数 0.00 目道路改良(西新井大師西アクセス) 勤 計 0 0 道路改良に伴いバリアフリー・景観の向上などを図り、道路環境 国負担金・補助金 0 41,800 の質を高めることができた。 都負担金・補助金 7,646 0 財 受益者負担金 0 0 源 その他特定財源 0 0 内 基金 0 0 訳 起債 0 0 一般財源 0 94,102 106,398 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 150 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 西新井大師西アクセスルートは、平成21年度から3ヵ年で 約1560mを整備する。初年度の平成21年度は、目標値6 40mのうち西新井七丁目地区の230mが完成し、残り西 新井五丁目~六丁目地区については、平成21年度から繰 越して施工を進め、平成22年8月に完成予定である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 当区の観光資源でもある西新井大師への日暮里・舎人線 西新井大師西駅からのアクセスルートとして、歩車道の整 備を計画的(H21~23)に実施する。 整備は、歩道のバリアフリー化やカラー舗装を行うと共に、 住宅・都市計画課のサイン計画との整合を図りながら、安 全・安心な歩行空間づくりを行う。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は、重点項目に合致している。繰越工事となった が、予定通り事業は進捗しており、評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 道路改良延長は、目標にほぼ達したが、日暮里舎人 線西新井大師西駅から大師へのアクセスルートの改良 については目標延長の約4割に止まった。但し、道路改 良に当たっては、車道を嵩上げし歩道との段差を5cm 以内に抑える、透水性のカラー平板舗装ブロックを使用 する、植樹帯を生垣に変えて歩道を確保するなどバリア フリーや景観の視点から工夫しているとの説明があっ た。 ルート設定については、西新井大師へのアクセスとし て最短距離ではないとの認識はあるが、近隣商店街の 振興を考慮して決定したとの説明があった。 【今後の事業の方向性への評価】 23年度で終了のため、本地区の事業完了に向け全力で取 り組み、サイン計画は区民要望を十分に反映する必要があ る。道路構造令、バリアフリー条例など制限も多いが、施工 コスト削減に努める必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 西新井大師アクセスルートは、西新井大師への新た なアポローチとして重要であり、区のイメージを高める ためにも質の高い道路空間の整備が望まれる。但し、 そのルート設定には疑問もある。歩行者の利便性を考 えると最も短い距離のルートとすべきではないか。ま た、モノだけの整備に終ることがないよう、産業振興課 等との連携をとり、商店街や地域と協働して、道路が地 域全体のイメージ向上に寄与するよう波及効果を狙っ ていって欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 151 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 男女共同参画社会の推進と女性 事業名 №65 活動への支援事業 地域経済の活性化を進める 記入所属 区民部男女共同参画推進課 電話番号 03-3880-5222(直通) [email protected] 足立区男女共同参画行動計画に基づき、ワーク・ライフ・バランス(WLB)の普及啓発 E-mail を進める。 平成21年度より、WLB推進企業認 ①区内企業におけるWLBの推進・・・コンサル・両立派遣アドバイザー派遣、WLB推 進企業認定制度 ②区民に対するWLBの普及啓発活動・・・WLB講座の開催 根拠 足立区男女共同参画行動計画~ワーク・ライフ・バランス宣言~ 法令等 庁 内 協 働 定制度を発足し、産業経済部、子ども 家庭部、他関係所管が協働で認定企 業に行政支援サービスを提供すること で、企業と従業員に成果を還元する仕 組みを導入した。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 単位 指標名 足立区WLB認 定中小企業の 数 指標名 指 指 標 1 の 1 標 1 の 2 指標の定義(算出根拠) 件 毎年度、区が認定するWLB推進企業の数 単位 男女が平等と感 じる区民の割合 指標の定義(算出根拠) % 足立区政に関する世論調査の数値 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 22 19 86% 21 10 3 30% 21 22 18 82% 22 23 23 24 22 23 23 24 21 12 3 25% 21 4,600 4,807 105% 22 8 23 24 22 5,200 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 12 WLBコンサル・ WLBに取り組むために区の事業を利用した企業 両立支援アドバ 件 実績値 10 数 イザー派遣数 達成率 83% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 5,110 開催講座・イベ 2 目標値=講座・イベント等の参加者の目標人数 人 の ント等の受講 実績値 3,871 実績値=講座・イベント等の参加延べ人数 2 者・参加者数 達成率 76% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1 WLBコンサルは、WLB推進モデル企業づくりのため 総事業費※ 76,025 80,939 毎年2社に派遣している。両立支援アドバイザー派遣では、事業内 事業費 22,293 23,836 24,038 容と企業ニーズが一致せず、前年度を大幅に下回った。事業内容 人件費 53,732 57,103 を見直し、今後、民間企業に積極的にアプローチする必要がある。 総 平均給与 8,944 8,955 指標2の2 目標を達成した。今後も講座参加者数を確保するため 事 常 人数 業 4.90 5.00 の努力を継続する。 勤 費 計 43,826 44,775 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) WLBの理念普及がこれからであることに加え、不況の影響もあ 訳 常 人数 3.00 4.00 り、区内中小企業がWLBに取り組む余裕を持っていない。認定企 勤 計 9,906 12,328 業の取組みをPRして、企業にとってWLBを経営理念に掲げること 国負担金・補助金 0 0 0 が、業務の無駄をなくして残業を削減する仕事のスタイルを生み、 都負担金・補助金 0 0 0 企業の生産性の向上と従業員の生活の充実につながることを周 財 受益者負担金 0 0 0 知することが必要である。 源 その他特定財源 0 0 0 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 76,025 80,939 24,038 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 152 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 ①男女の平等感が減少傾向にあるのは、経済状況の悪化 によるものと推測される。【参考数値=社会全体の男女の 平等感:平等である=23.2%(H21.10)内閣府調査による】 ②WLB認定企業数は、制度発足初年度であるため目標を 大きく下回っている。今後、認定企業増のためPRに努め る。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 ①町会や学校向け出前講座の充実や情報誌等による発信 機能を通じて、男女共同参画に関する区民の意識啓発を図 る。 ②WLBについては、コンサル派遣事業を通じたモデル企業 の創出や推進企業認定制度により、その成功事例を区内外 へ発信することで、企業経営者・従業員への働きかけを行う とともに、新たに開始するWLB普及キャンペーン活動により 区民への意識啓発にも努める。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 一昨年の景気悪化を受け、WLBに目を向ける余裕が企業にない とはいえ、必要性や企業の意識改革を積極的に進めていく必要は あると考え、そうした取り組みが不足しているように感じる。また、 指標2の1についても、企業のニーズ把握が不足しており、今後の 大きな課題である。 講座やイベントについては、参加者数も増えており、区民への意識 啓発に貢献しているものと評価できる。 【今後の事業の方向性への評価】 区のイベントのあらゆる機会を捉えて情報発信を行い、区民への 意識啓発を図っていって欲しい。また、アドバイザー派遣について は、企業のニーズに合った事業の構築を行うよう努めて欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 3 区民ニーズ の把握 事業の 必要性 重点項目 への貢献度 2 2 事業の 周知度 1 0 2 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 受益者負担 の適切さ 【目標・成果の達成度への評価】 WLBを普及啓発することは、社会的ニーズは高いと 思われるが、指標は目標値に届いていない。 現状では、モデル事業所を探し出し、コンサルタントを 年7~8回程度派遣してWとLの両立支援アドバイスを 行って、認定している。認定事業所へのメリットとしては 保育園入所時や特養入所時のポイント加算などがあ る。 ヒアリングでは、次年度からコンサルティング業務 の中に就業規則作成を加え事業所の発掘に努めてい く、WLB普及までの期限付き事業との説明であった。 現状を見る限り、区内企業のメリットはあるものの区民 側の視点が足りない気がする。 【今後の事業の方向性への評価】 男女共同参画の意識啓発のための情報発信は引き 続き必要であると思う。認定企業数の経営者による体 験談を話してもらう機会をふやしていけば、効果が出る のではないか。WLB普及啓発については、特定の事業 所へのコンサルタント派遣ではなく、既に認定された事 業所をモデルケースとして啓発活動を行うと共に、認定 事業の 事業所が分かるようにマーク入りシールを事業所にはり 必要性 だしたり、区のHPに認定事業所と就業の特長などを載 せ、区民が職を求める時に選定の材料となるようなしく みを構築し、一過性の事業ではなく持続的な取り組みを 考えていくことを検討して欲しい。現在は区が負担し先 重点項目 への貢献度 導する形で事業を行っているが、将来的には受益者負 担のあり方も検討する必要がある。 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 153 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №66 北千住駅東口地区再開発 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 市街地整備室副参事(北千住駅東口 地区)北千住駅東口担当 電話番号 03-3880-5424(直通) [email protected] 平成24年4月に東京電機大学が開学する。地区の都市基盤整備を図るとともに、産学公 E-mail 連携による区のイメージアップが図れる方策を構築し、活力あるまちづくりに取り組む。 区画街路12号線整備に向け、財産活 大学や事業者との協働により開発を適切に進める。交通広場、区画街路12号線の整備を 庁 用課、街路橋りょう課と検討調整を進 行うとともに、北千住駅東口駅前の顔づくりを目指し、区画街路13号線整備の準備を進め 内 めている。 る。 協 根拠 足立区地区環境整備計画・住宅市街地総合整備事業制度要綱 法令等 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 実績等 目標値 % 区画街路12号線総工事費に対する年度毎工事費 実績値 達成率 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 指標名 区画街路12号 線進捗率 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 20 21 16 16 100% 21 22 38 23 24 22 23 24 21 5 5 100% 21 120 123 103% 22 4 23 24 22 120 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) まちづくり連絡会の開催回数 まちづくり連絡 回 目標値=予定数 会の開催回数 実績値=実施数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 関係権利者との折衝回数 2 関係権利者との 回 目標値=予定数 の 2 折衝回数 実施値=実施数 20 5 8 160% 20 目標値 30 実績値 98 達成率 327% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 636,972 56,199 事業費 596,724 11,424 52,540 人件費 40,248 44,775 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 4.50 5.00 費 計 40,248 44,775 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 東京電機大学の進出を受け、住宅市街地総合整備事業の変更承 訳 常 人数 0.00 0.00 認を得た。北千住駅東口拠点開発の円滑な進捗に向け、区と大学 勤 計 0 0 による合同説明会を開催するなど、情報の周知に努め、地元の理 国負担金・補助金 0 0 0 解を深めた。(貢献度)広域拠点にふさわしい整備と大学が進出す 都負担金・補助金 0 0 0 ることにより、防災性及びまちの魅力を高め、区のイメージアップに 財 受益者負担金 0 0 0 貢献した。(波及効果)大学が来ることでまちの賑わいが期待できる 源 0 0 0 とともに、産学公連携によるまちづくりに波及していく。地区計画の 内 その他特定財源 0 0 46,570 制限により防災性の向上が図られる。(協働)まちづくりの推進を地 訳 基金 起債 元まちづくり連絡会との協働により進めている。 0 0 0 一般財源 636,972 56,199 5,970 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 地元住民と協働してまちづくりを進めるため、まちづくり連絡会を目 標どおり開催することで、地元住民の意向集約が図れ、まちづくり への合意形成が得られた。12号線交通広場権利者と精力的に折 衝を行った結果、6割の権利者との契約に結びついた。また、13 号線拡幅整備に向けアンケート・個別ヒアリングを実施すること で、地権者の意向を反映した整備構想案を作成できた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 154 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 北千住駅東口の区画街路12号線整備は、東京電機大学 の開学に合わせ、平成20年2月に都市計画決定し、平成2 4年2月完了予定で進めている。全体工程を3つに分け、平 成21年度は、その1工事として商業代替地のインフラ整備 を行い、平成21年11月に完了した。その2の街路工事は、 街路部の権利者との契約が済み、平成22年2月から着手 している。その3の交通広場工事は、平成23年6月着手予 定であり、権利者5件中3件と契約を結んだ。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 東京電機大学の進出を受け、開発拠点(JT跡地)での都市 基盤整備、区のイメージアップ方策、防災性の向上及び足 立区文化・産業・芸術新都心構想Ⅱに合わせたまちづくりを 推進する。 区画街路12号線については、交通広場地権者への誠意あ る対応により早期移転の合意を得る。また、区画街路13号 線拡幅整備に向け、用地測量を実施するとともに、駅前整 備構想案を具体化するために関係権利者と意見交換や勉 強会を実施する。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。都市計画の変更がともない 極めて短い期間での道路買収は評価できる。また、地元まちづくり 連絡会との協働により事業を進めている点も高評価である。 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は、再開発により災害につよいまちづくりに寄 与するとともに、東京電機大学の開学に伴い、これまで ポテンシャルを生かしきれていなかった北千住駅東口 の付加価値を向上させる重要な事業であると言える。 まちづくり連絡会の開催や権利者との折衝回数から も、事業推進の難しさが理解でき、さらに計画周辺地区 との調和など、より広範で多様なまちづくりの手法が求 められた。大学開学という計画の変更がありながら、成 果をあげたことは評価できる。ただし事業の成果を測る 指標として、工事費を計上することが適当であるとは言 えない。今後の指標の再考を求めたい。 【今後の事業の方向性への評価】 区画街路12号線については、工事完了へ僅かであるが、区画街 路13号については、事業認可取得を目指し、早期に開通するよう に関係権利者への合意形成が重要である。指標2に記載の通り、 120回の関係権利者との折衝回数を予定しているが、年間の1/3を 費やすことになり、大変過酷である。関係権利者への折衝は、専 門コンサルへ委託する必要がある。また、道路構造令、バリアフ リー条例など制限も多いが、施工コスト削減に努める必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 本事業は、災害に強く、活気があり、調和のとれたま ちづくりと、大学の意向の反映など多くのことが求めら れる開発であり、さらに足立区の新しい玄関口としての イメージアップも期待された事業となっている。そのため 地権者、利害関係者との折衝、地元の住民との協働は もちろんのこと、より広範な区民の意向を汲んだ事業の 方向性が必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 155 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №67 鉄道立体化の促進事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部鉄道立体推進室副参事 (鉄道立体化)立体化担当 電話番号 03-3880-5484(直通) [email protected] 鉄道による地域分断の解消や、踏切除却による安全で円滑な交通機能を確保し、合 E-mail わせて地域の活性化やまちづくりを推進するため、鉄道立体交差化を推進する。 【重点プロジェクト事業】 庁 政策経営部、資産管理部、産業経済 竹ノ塚駅周辺において、道路と鉄道の立体交差を図り、鉄道による地域分断を解消す 内 部、都市建設部、学校教育部、生涯学 ることによって、地域の活性化を推進する。 協 習部の関係各課と協働してまちづくり 働 構想案を策定した。 根拠 足立区基本構想、基本計画 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 31 31 100% 20 21 53 45 85% 21 22 82 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 5 検討会等の実施回数 立体化検討会 回 目標値:予定数 実績値 11 等実施回数 実績値:実施数 達成率 220% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 6 連絡会等の実施回数 2 まちづくり連絡 回 目標値:予定数 の 実績値 8 2 会等実施回数 実績値:実施数 達成率 133% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 5 10 200% 21 6 6 100% 22 5 23 24 22 4 23 24 22 23 24 指標の定義(算出根拠) 平成23年度事業認可取得を100%とし、認可までの 事業認可取得ま % 各年度の都市計画手続き等の進捗率を指標とす での進捗率 る。認可取得後は指標をあらためて設定する。 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 1 の 1 単位 指標名 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 平成23年度事業認可取得を目指し、都市計画手続きのひとつである、 総事業費※ 164,387 132,200 環境影響評価書案を東京都環境局に提出した。また、都市計画案説 事業費 128,611 87,425 104,850 明会は、関係機関と協議の結果、平成22年4月に開催した。検討会等 人件費 35,776 44,775 総 は、詳細設計協議事前相談に向けて、国、東京都、鉄道事業者と綿 平均給与 8,944 8,955 密な検討を10回行い、鉄道線形が確定した。まちづくり連絡会等は、 事 常 人数 業 4.00 5.00 竹ノ塚駅周辺地区の地区計画作成のため、6回開催した。 勤 費 計 35,776 44,775 内 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 非 平均給与 3,302 3,082 国、東京都、鉄道事業者と共に都市計画および環境影響評価手 訳 常 人数 0.00 0.00 続きを進めた。協議会は、関係機関への要望活動等を実施した。 勤 計 0 0 まちづくり連絡会は、先進事例視察等を行い、地区計画を検討し 国負担金・補助金 40,000 25,000 27,500 た。 都負担金・補助金 20,000 12,500 13,750 貢献度:鉄道立体化を早期実現し踏切を解消することにより、安全 財 0 0 0 で円滑な交通機能を確保し、東西一体のまちづくりを推進すること 源 受益者負担金 その他特定財源 0 0 0 は、区の重点課題であり貢献度は非常に大きい。 内 基金 0 0 0 波及効果:駅東西が一体となり商業の活性化等が図られる。 訳 起債 協働:協議会や連絡会の運営等区民と協働しながら事業を進めて 0 0 0 いる。 一般財源 104,387 94,700 63,600 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 156 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 ・6月 鉄道立体化、道路及び交通広場の都市計画 素案説明会開催 ・7月 環境影響評価調査計画書を東京都環境局へ 提出 ・8月 東武鉄道と竹ノ塚駅周辺地区まちづくり検 討会発足 ・10月 竹ノ塚駅周辺地区まちづくり連絡会先進事 例視察実施 ・22年2月 環境への影響の予測・評価を実施し環境 影響評価書案を東京都環境局へ提出 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 鉄道立体化は、平成22年4月に都市計画案および環境影 響評価書案の説明会を開催し、平成23年3月の都市計画決 定と平成23年度中の事業着手に向けて、全力で取り組む。 まちづくりは、鉄道立体化に合わせて推進するため、まち づくり連絡会と協働しながら、平成23年3月中の都市計画決 定に向けて、全力で取り組む。さらに早期の事業認可取得 を目指して、用地測量等を実施する予定である。 平成22年度都市計画決定、平成23年度事業認可に向 けて、事業に取り組んでいる。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 不幸な事故がきっかけとなり、事業が促進された側面 があるものの、事業担当の熱意により各機関、区民と の協働が進み、計画に着実な進展がみられた。 今年度までは事業着手までの準備期間にあたるた め、手続きや調整作業、区民への周知が事業の中心で あったものの、今後のビジョンや具体的な計画も適切に 示されている。また事業の成果をはかる指標を独自に 開発しており、客観的であり分かりやすいため、他の類 似事業においても指標を参考にすべきであると考える。 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。視点別事業点検表が全 て3であることは、評価できる。また、国、都、鉄道事業者との合 意による立体化の線形の確定、環境影響評価書案の策定など かなりの事業進捗がある。 【今後の事業の方向性への評価】 環境影響評価書案や都市計画決定の説明会における住民 からの意見などを事業に反映し、早期実現へ努力を要する。関 係権利者への折衝は困難を極めるため、コンサルタント業者へ 委託する必要がある。また、道路構造令、鉄道事業法など制限 も多いが、施工コスト削減に努める必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 平成23年度から都市計画決定と事業着手が計画さ れており、本格的に事業に入る予定であるが、今後は 計画通りに事業がすすみ、一日も早い安全安心の確保 が望まれる。さらには、この事業を好機に、鉄道を挟ん だ東西のまちの交流が促進され、まち全体が活気づくこ とが期待される。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 3 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 157 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 まちづくり 事業名 №68 道路の新設事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部街路橋りょう課 事業計画係 電話番号 03-3880-5921(直通) 事 務 事の 業概 要 [email protected] E-mail 目 便利で安全なまちづくりの基礎である道路網の早期整備を図る。 的 まちづくり課 内 都市計画道路の区施行事業に関わる道路・橋梁の用地取得・建設を図る。(補138その1、補258 庁 財産活用課 容 綾瀬川橋梁、区街12号、主②他)都市再生機構の直接施行に関わる協定に基づく負担金等の 内 執行を図る。(補138その3、区街11号) 協 根拠 働 都市計画法第59条 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 60 60 100% 20 124 119 96% 21 60 60 100% 21 120 119 99% 20 74 設計及び測量の進捗率 設計及び測量 % 69 支出総額/総事業費 の進捗率 93% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 44 道路施工及び 2 道路施工及び用地取得の進捗率 % の 用地取得進捗 実績値 47 支出総額/総事業費 2 率 達成率 107% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 70 78 111% 21 61 58 95% 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 混雑箇所(ボトルネック)となる橋や交差点などの改 箇所 善が計画されている89箇所のうちの整備済み箇 実績値 所数 達成率 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 km 都市計画道路の事業完了延長距離 実績値 達成率 指標名 区内混雑箇所 解消数 指標名 都市計画道路 整備延長 22 60 23 24 22 120 23 24 22 71 23 24 22 70 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 4,334,978 5,647,659 事業費 4,241,960 5,541,094 2,451,434 人件費 93,018 106,565 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 10.40 11.90 費 計 93,018 106,565 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 補助第138号線(その1工区)の用地取得率(面積比)は、平成2 訳 常 人数 0.00 0.00 0年度末の58%から平成21年度末の94%へ飛躍的な効果が 勤 計 0 0 あった。また平成21年度から補助第258号線綾瀬川橋梁と北千 国負担金・補助金 1,476,150 2,282,735 762,400 住駅東口周辺地区の区画街路第12号線の工事に着手した。 都負担金・補助金 700,770 831,008 294,086 都市再生機構とは定期的に工程会議を開催し、適正な進行管理 財 受益者負担金 0 0 0 を行っていく。 源 その他特定財源 3,394 2,938 11,662 内 0 0 230,300 訳 基金 起債 752,000 1,905,000 1,042,000 一般財源 1,402,664 625,978 110,986 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1は目標が概ね達成できた。指標2も用地買収が進んだた め目標値に近い数値となった。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 158 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 補助第258号線は、綾瀬川橋梁と東京都施行の六町土 地区画整理事業地区が整備されれば全線開通する。今後 は東京都や関係各部署と連携を図り、拠点整備における区 画街路の完成を目指して整備を進める。 また、中期財政計画の見直しに伴い、先送りされた第三次 事業化計画(優先整備路線)の対応について、国庫補助金 や都市計画交付金等の財源確保に努め、選択と集中による 事業展開を図る必要がある。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 都市計画道路の整備は、生活道路への車両の進入抑制 など、安全で円滑な道路交通ネットワークの形成に不可欠 であり、着実に推進する必要がある。さらに整備効果を上げ るために面的まちづくり事業と連携し、まちの骨格形成や防 災の視点も考慮していく。今後は、完成路線における周辺の 交通量調査や事後評価を行い検証していく。また、環境に 配慮した自転車利用の促進も視野に入れた道路環境整備 を推進していく。 道路財源については、東京都等と連携を図り、国への要 望、要請活動を通じて財源確保に努めていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2とも目標値を 達成し、視点別事業点検表が概ね3であることは、評価できる。国 庫補助金等による影響が高い事業であり、国の動向に注視する必 要がある。用地取得の状況が事業進捗率に影響するが、現在財 産活用課用地が取得業務を行なっている。買収行為にかかる事 業分析についての評価が無いのは残念である。 【目標・成果の達成度への評価】 事業指標、事務事業指標は目標値をほとんど達成し ている。但し、事業指標の実績値はいずれも平成20年 度から進捗が見られず、指標の再検討が望まれる。指 標に事業認可数を用いているが、事業認可へ到達する までの業務や取組みが把握できる指標設定が必要で ある。 ヒアリング時に補助第138号線の用地取得率が平成2 1年度に飛躍的に伸びており、用地取得交渉を委託す るなど、効率化に向けての工夫が確認できた。 【今後の事業の方向性への評価】 道路構造令、バリアフリー条例など制限も多いが、施工コスト削 減に努める必要がある。完成路線における交通量などの事後評 価は区民にとって必要な調査である。今後も、定期的に事後調査 を行い、区民に開示していく必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 区の方向性に、面的な街づくり事業との連携、防災の 視点を考慮していくこと、道路完成後の交通量調査や 事後評価を行って検証すること、環境配慮の視点から 自転車利用の促進も考慮することが示されており、是 非とも実現して欲しい。これらが丁寧に実施されること で、区民は「計画ありきの道路」ではなく「本当に必要な 道路」が整備されていることを実感できると思う。また、 道路が区民に親しまれるように「愛称」などを新設の道 路につけることも検討して欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 159 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №69 交通施設の整備改善事業 (都市交通マスタープラン) 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部交通対策課交通計画係 電話番号 03-3880-5718(直通) 環境やユニバーサルデザイン、交通弱者などの視点に立ち、20年後の高齢化社会のピー E-mail [email protected] クを見据えた、ゆとりある総合交通ネットワークの構築を目的として、交通体系別の整備方 都市交通マスタープラン検討委員会には、 針を明確にする足立区都市交通マスタープランを策定する。 庁 政策経営部・福祉部・環境部の各部長を 区民委員の公募を経て都市交通マスタープラン検討委員会を設置した。併せ 内 委員として加えている。また、検討委員会 て計画策定に必要な各種調査を実施した。 協 の下部組織として、関係各所管の課長級 根拠 足立区都市交通マスタープラン検討委員会設置要綱 働 職員による幹事会と、係長級職員による 作業部会を設置している。 法令等 足立区都市交通マスタープラン幹事会設置要綱 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 都市交通マス タープラン策定 業務の進捗率 指標名 指 単位 指標の定義(算出根拠) 都市交通マスタープラン策定業務委託契約の業務 % 工程計画に基づく出来高 履行期間:平成21年4月から平成23年12月まで 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 1 の 1 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 57 57 100% 21 22 76 23 24 22 23 24 21 2 2 100% 21 4 4 100% 22 2 23 24 22 4 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 指標の定義(算出根拠) 20 都市交通マスタープラン検討委員会(学識経験者・ 目標値 都市交通マスター プラン検討委員会 回 公募による区民・関係各機関等により構成)の開催 実績値 回数 の開催回数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 都市交通マスタープラン幹事会(区課長級職員によ 目標値 2 都市交通マスター 回 り構成)及び作業部会(区係長級職員により構成) 実績値 の プラン幹事会・作業 2 部会の開催回数 の開催回数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 35,860 55,535 事業費 84 19,715 331 人件費 35,820 35,776 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 4.00 4.00 費 計 35,776 35,820 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 検討委員会の設置に先立ち、平成21年5月に委員として参画する区民を 訳 常 人数 0.00 0.00 公募し、選考の結果6名を委員として選出した。また、策定作業の基礎 勤 計 0 0 データ収集のため、無作為抽出による約2.2万世帯(4.4万人)を対象に、 国負担金・補助金 0 0 0 パーソントリップ調査(人の1日における移動状況を調べ、交通機関の利 都負担金・補助金 0 0 0 用実態を把握する調査)及び区民意識調査を10月に実施。有効回収数 4,470世帯・9,000人。コミュニティバスはるかぜ乗客に対する車内アンケー 財 受益者負担金 0 0 0 ト調査(回答数2,209)と、区役所庁舎と区内病院2か所の来訪者に対し交 源 その他特定財源 0 0 0 通手段に関するアンケート調査を実施(回答数1,002)。併せて、駅周辺の 内 基金 0 0 0 道路のバリアフリー状況に関する調査や、自転車道の整備に向けて自転 訳 起債 0 0 0 車走行量の多い道路の調査・抽出作業を行った。これらにより、次年度以 降の検討作業に必要な基礎データの収集を行うことができた。 一般財源 35,860 55,535 331 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 平成21年7月に第1回幹事会・作業部会合同会議を開催し、庁内の関係 各所管に対し計画策定の趣旨説明と協力依頼を行った。9月に第1回検討 委員会を開催し、計画策定の趣旨説明と基礎データ収集のための各種調 査についての説明を行った。各種調査終了後の平成22年2月に第2回検 討委員会と第2回幹事会・作業部会合同会議を各々開催し、調査結果の 概要報告と課題抽出を行った。これにより、平成21年度の所定の目標を 達成した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 160 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 交通・道路等の現状とこれに対する区民の意見・要望等を正確に 把握することは、策定作業全体の基礎を成すものであり、次年度 以降に繋がる重要な作業である。このため、策定作業の初年度で ある平成21年度は、区民ニーズの現状把握と課題把握を中心に 進められた。パーソントリップ調査や区民意識調査のように区民へ 直接回答を求める調査と併せて、区内全駅の周辺道路のバリアフ リー調査や、自転車道の整備に向けての基礎調査(区営駐輪場定 期利用者を対象に自転車走行量の多い道路の抽出調査)等、各 種調査の実施とその解析・集計作業が大きな比重を占めた。調査 の実施にあたっては、部内関係所管や道路管理者・交通管理者・ バス事業者等の関係各機関の協力の下に行い、円滑に作業を行 うことができた。今後、計画の具現化を図るための各施策の取り組 みについては、関係機関との連携が不可欠であるため、引き続き 連絡調整を密にし、計画策定に努めていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 当区の公共交通カバー面積(鉄道駅から1000m圏又はバス 停から300m圏)は、鉄道新線やはるかぜ等の導入により、 平成21年度末で約91.3%になり大幅に改善した。一方、当 区の交通特性の一つとして自転車利用が多く、自転車の走 行環境整備の要望が強い。また、徒歩での移動に関する要 望では、高齢者ほど歩道の段差解消等バリアフリー化を望 む意見が多いことが把握できた。今後、検討委員会等の意 見を踏まえながら、従来の鉄道・バスによる整備と併せて多 様な交通施策を検討し、公共交通カバー面積100%を目指 す。また、更なる関係機関との連携を図りながら自転車走行 環境や駅周辺道路のバリアフリー化や、きめ細かな交通 サービス提供の実現に向けて検討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2とも目標 値を達成し、視点別事業点検表が概ね3であることは、評価 できる。 【目標・成果の達成度への評価】 区民のより細やかな交通ニーズを把握するため、他 の自治体と比較し、より積極的に調査をすすめたことは 評価できる。とくにパーソントリップ調査は大規模なもの であり、コストもかかっているため今後の分析と活用が 重要であるが、事業の積極的な姿勢は評価できる。 またバリアフリー調査や、自転車に関する基礎調査な ど、今後の交通政策の基礎データを得られたことは意 義深い。足立区における公共交通カバー率は改善され ているため、今後は社会的弱者や交通弱者を含むあら ゆる区民にとって、より快適な移動についての施策をお 願いしたい。 【今後の事業の方向性への評価】 本計画は、23年度で策定とあるが計画に止まらず、交通 施設の整備改善を実現することが求められる。また、専門 的な用語を極力使わず、公募した区民委員の意向を最大限 活かした計画書とすることが必要である。担当部長、課長の 評価からもやる気と熱意が伝わる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 【今後の事業の方向性への評価】 区の交通政策の根幹となる事業であるが、区民には その意義が分かりづらい。情報も都市交通マスタープラ ン検討委員会の公表が中心であるため、調査結果をは じめ、区の方針や事業の意義などについてより積極的 な区民への公表が求められる。また各調査のさらなる 分析、活用が必要であり、さらに他自治体との連動や、 潜在的な交通弱者のニーズ把握など、今後の課題を明 確にしてもらいたい。調査によれば足立区は他区と比 べ、区民の自転車への依存率が高い。道路政策も含 め、自転車が利用しやすい環境を整える方策を示して いただければと考える。さらに、公共交通面積の拡大だ けでなく、実際の区内の移動の利便性が高まる方策も 期待したい。 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 161 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №70 景観形成の推進事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部 住宅・都市計画課 景観計画係 電話番号 03-3880-5738(直通) [email protected] 足立区景観計画に基づき、良好な景観形成を図るため、区民及び事業者との協働に E-mail より都市景観の形成事業を推進する。 まちづくり関係部署と連携し、届出や 庁 事前協議の円滑な運用を図っている。 内 また、良好な景観形成のため、審議会 協 等で各部と連携を図っている。 働 足立区景観審議会の運営 景観法に基づく建築物の規制誘導 足立区景観計画に基づく景観形成の推進 根拠 景観法、足立区景観計画、足立区景観条例 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 60 51.9 87% 20 21 60 55.9 93% 21 8.4 8.4 100% 指標の定義(算出根拠) 20 13 目標値 審議・検討するための会議回数(審議会及び同専 足立区景観審 回 門部会の合計) 実績値 11 議会開催回数 達成率 85% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値=届出予定件数、実績値=届出件数 目標値 2 景観法に基づく 件 (届出対象:一定規模以上の新築、増築、改築、移 実績値 の 2 届出件数 転、修繕等) 達成率 0% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 13 11 85% 21 指標名 指 標 1 景観、街並みが魅力 の 的になってきたと感 1 じる区民の割合 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 世論調査で「景観・街並みが魅力的になった」と回 % 実績値 答した区民の割合 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 指 標 目標値 1 景観形成を推進 新たな「特別景観形成地区」指定面積及び「景観ガ ha の 実績値 イドライン」策定面積の合計 2 する地区の面積 達成率 22 60 23 24 22 28.3 23 24 22 13 23 24 22 150 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1については、審議会を2回、専門部会を9回開催した。 指標2の2については、21年6月から届出受付を開始し、初年度 であったが、関係機関に周知したことで127件の実績があった。な お、大規模な建築物や開発事業については、部会を活用した事前 協議を行い、よりきめ細やかな指導を行っている。以上の実績によ り良好な景観の形成に寄与した。22年度の届出件数は150件を 見込める。 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 景観審議会は、良好な景観を形成するための基本方針及び重要 事項等を幅広く調査審議する場で、貢献度大である。景観法に基 づく届出は、建築物等を規制誘導することで個々の建築物の形態 意匠、色彩等の質を高めるなど市街地の良好な景観形成を図る 上で貢献度大である。 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 非 平均給与 訳 常 人数 勤 計 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 20 0 0 0 8,944 0.00 0 3,302 127 0% 21 30,405 5,331 25,074 8,955 2.80 25,074 3,082 1,766 0 0 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 0 30,405 1,766 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 国負担金・補助金 財 源 内 訳 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 162 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析(指標1について) 景観法の施行に伴い、区民の景観に対する関心は高まっ ている。 指標1の1について、昨年度より4ポイント上昇している。こ れは、「西新井駅西口地区」や「新田地区」の大規模開発が ほぼ終了し、目に見える街並みの変化が指標の上昇に寄 与したものと考えられる。 指標1の2については、「西新井第三団地地区」景観ガイド ラインを策定し、魅力ある街並み景観の実現に寄与した。 建築物を規制誘導する上では、事業者の計画と相容れな い指導を行うなど困難を伴う案件もあったが、協議を重ねた 結果、事業者の理解を得て、より地域に調和した計画に変 更するなどの成果があった。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 区はシティプロモーション課を新設し、区のイメージアップ をめざし取組みを強化している。今後とも「足立区景観計 画」に基づき、地域特性を活かした良好な景観形成の取組 みが求められる。 具体的には、景観法に基づく届出や景観条例に基づく事 前協議により、建築物等を規制誘導し、個々の建築物の形 態意匠、色彩等の質を高めていく。 また、将来に残す「まちの風景資産」の保全と活用方策を 講じていく。 さらに、これらの取組みについて広報紙・ホームページ等 への掲載によるPRやパンフレットなどの配布を行い積極的 に啓発活動を図っていくことが大事である。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2とも目標 値を達成し、視点別事業点検表が概ね3であることは、評価 できる。拠点地区や都営住宅建替など大規模開発地におけ る評価のみであり、区民にとって身近な一般住宅建替えに 対する本事業の評価が読み取れない。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1-1では区政世論調査で55.9%と着実に数 字は伸びてきた。区内各所での都市開発がだんだんと 目に見える形になってきた結果であろう。 景観推進地区の面積も、景観法による届出件数も順 調に伸びてきた。 【今後の事業の方向性への評価】 区のイメージアップに対しては、高評価を獲得する成長事 業である。反面、色や形といった財産権にかかる部分に関し ての合意形成には時間を要する。今後も地道な周知活動に 取り組む必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 景観基本計画にそった方向で着実に実施していくこと が大事である。しかしながら審議会やその専門部会が 活動していることも含めて、景観法の存在を理解してい る区民はまだまだ少ないと思われる。 そのため「啓発活動に力を入れる」という今後の方向 性に異論はない。しかし、広報紙やパンフレットだけで は効果が上がるとは思えない。例えば、土曜日に午後 の半日ツアーなどの景観推進地域を見て回るイベント など、新たな取り組みも積極的に進めていただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 163 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №71 建築物耐震化促進事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部・建・建築調整課耐震助 成係 電話番号 03-3880-5317 [email protected] 公益上の観点から地域全体の防災性を向上させることを目的に、木造住宅の耐震化 E-mail 率を平成27年度までに90%に引き上げる。 都市建設部・災害対策課・福祉部等 庁 関係各課との連携により助成事業の 区内の民間建築士等との協働により、区民が安心して耐震相談から耐震改修工事ま 内 PRを効果的に行った。 でを実施できる仕組みによる助成制度を行った。 根拠 建築物の耐震改修の促進に関する法律、足立区住宅・建築物耐震助成条 法令等 例、同施行規則、同要綱、足立区耐震シェルター等設置支援助成要綱 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 区内の住宅総戸数に対する、耐震性がある住宅戸 % 数の割合。区促進計画により、平成27年度までに 90%を目指す。 区内の住宅の 耐震化率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 74 73 99% 20 21 76 75 99% 21 22 78 23 24 22 23 24 20 323 133 41% 20 80 69 86% 21 330 158 48% 21 110 113 103% 22 330 23 24 22 110 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 単位 指標名 耐震診断費用 助成申請件数 件 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 目標値=区促進計画による目標値 実績値=助成申請件数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 耐震改修工事 目標値=区促進計画による目標値 費用助成申請 件 実績値 実績値=助成申請件数 件数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 2 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 普及啓発活動として、事業説明会・相談会を(社)東京都建築士 総事業費※ 96,856 135,718 事務所協会足立支部等の団体との協働で区内29箇所で開催し、 事業費 72,845 110,644 97,000 延べ393名の区民が参加した。また、職員が直接事業説明会等で 人件費 24,011 25,074 普及啓発活動を延べ30回行なった。この結果、21年度は指標1、 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 指標2ともに前年度の実績値を上回った。 人数 業 勤 2.50 2.80 費 計 22,360 25,074 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 区民への地域防災意識啓発を行い、現在居住している木造住宅 訳 常 人数 0.50 0.00 の耐震診断・耐震改修工事の事業費に必要な助成を行うことによ 勤 計 1,651 0 り、地域防災及び福祉の向上に大きく寄与した。 国負担金・補助金 9,285 21,729 10,510 貢献度:地域全体の防災性が向上し、災害に強いまちづくりに寄 都負担金・補助金 1,414 2,788 3,665 与している。 財 受益者負担金 0 0 0 波及効果:区内業者の育成と雇用の場の拡大になった。 源 0 0 0 協働:区登録の耐震診断士・耐震改修施工者との協働で事業促進 内 その他特定財源 基金 0 0 0 している。 訳 起債 0 0 0 一般財源 86,157 111,201 82,825 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 164 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 耐震化率は耐震改修工事の実績と建替え等による自然更 新を基に算出している。平成21年度は民間の手法を導入し た「足立区提案型協働推進事業」によるイベントやフォーラ ムの開催など普及啓発活動に力を入れた。その結果、耐震 診断経費の助成申請件数、改修工事経費の助成申請件数 はともに前年実績を上回り、耐震化率も順調に上昇してい る。また、平成21年8月に発生した静岡沖地震で大きな効果 が報じられた家具転倒防止対策工事等の助成申請件数 は、前年実績5件から310件に飛躍的に増加した。過去にお いても、大きな被害の発生した地震報道の直後には区民の 耐震化への関心が高まる傾向が顕著であることから啓発活 動の意義は大きい。今後も徹底した意識啓発活動を絶え間 なく継続していく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 耐震化への関心はあるが、費用負担等に二の足を踏む区 民も少なくない。より区民への動機付けにつながる利用しや すい制度に工夫していく必要がある。区内には、旧耐震基 準に基づき建設された分譲マンションが約8,000戸存在する が、居住者による合意形成が困難であることから耐震化は 進んでいない。また、賃貸の共同住宅についても、借家人と の権利関係などがあり、建物所有者の意思だけで耐震診断 や耐震改修を進めることは難しい状況にある。こうした問題 を解決するためには専門家によるアドバイスが不可欠であ ることから、マンションセミナーや地域相談会の開催、マン ションアドバイザーの派遣など耐震化を側面から支援する 事業にも力を入れていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2の2とも目標値 を達成し、視点別事業点検表が概ね3であることは、評価できる。 個人財産への間接補助ということもあり継続性を考慮する必要が ある。 【目標・成果の達成度への評価】 成果指標はほぼ満足しているが、平成27年までに 90%の耐震化を目標とするには各年度の目標値が低 すぎる。耐震費用助成申請数は区の促進計画における 目標値の5割に満たない状況である。但し、診断を受け た住居が耐震改修工事を行った割合は98%と高い。 また、特に耐震化の必要性の高い関原地区において は、協働型提案事業を導入し、NPOと協働でイベント時 に囲碁など楽しみながら耐震化の情報提供を行う工夫 をしたとの報告があった。更に、指標には取り上げられ ていないが、家具転倒防止対策工事等の助成申請件 数は平成20年度5件から平成21年度310件と飛躍的 な伸びを示し、耐震化普及啓発の努力の成果が見られ た。 【今後の事業の方向性への評価】 大規模な地震が起きる度に、区民の関心は高まるが、通常時は 個人の経済状況にも左右される事業である。また、権利関係が複 雑な共同住宅の耐震化に取り組む意向は評価できるが、単身者 や所有者不明の老朽家屋への対策も講じる必要がある。昨今の 超高齢者の実態把握など関連部署との連携にも鋭意努力する必 要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 分譲マンション・賃貸住宅の耐震化は、合意形成段階 から支援するしくみが不可欠である。借家人や地権者 の高齢化が進むなど合意形成は更に困難を極めること が予想されており、これら根底の問題を解決するしくみ への着手が早急に望まれる。区としてもセミナー開催や 相談会、マンションアドバイザーの派遣など耐震化の側 面支援事業に力を入れていく方向が示されており、今 後の取り組みに期待したい。 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 165 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 まちづくり 事業名 №72 区営住宅改修事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部 住宅・都市計画課 住宅管理係 電話番号 03-3880-5938(直通) 事 務 事の 業概 要 [email protected] 目 施設の老朽化に伴い、建替までの間安定した居住環境を整えるため、緊急性の高い E-mail 箇所を計画的に補修していく。 的 施設営繕課:執行委任し連絡調整を 庁 図りながら大規模改修工事を円滑に 内 内 実施している。 容 部分的な補修工事を除き、施設全体にかかわる大規模修繕を実施する。 協 公共住宅建替:関係各課 根拠 働 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 20 実績等 目標値 399 実績値 399 達成率 100% 実績等 20 目標値 17,000 目標値=公共住宅建替で創出見込み用地の面積 ㎡ 実績値=公共住宅建替で創出された用地の面積 実績値 17,000 達成率 100% 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値=公共住宅事業者の建設見込み戸数 戸 実績値=公共住宅事業者との間で、建替協議が成 立した建設予定戸数 単位 指標名 公共住宅 建替戸数 指標名 公共住宅建替に 伴う創出用地 21 312 163 52% 21 1,600 2,200 138% 22 294 23 24 22 3,500 23 24 22 17 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 該当団地棟数 棟 目標値=該当棟数/工事種別毎 実績値=実施棟数 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 改善棟数 指標名 目標値 実績値 達成率 20 2 3 150% 20 21 14 12 86% 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 19,627 41,872 事業費 14,887 35,066 160,471 人件費 4,740 6,806 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.53 0.76 費 計 4,740 6,806 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 経年劣化、老朽化した住宅について、適切な工事の実施により安 訳 常 人数 0.00 0.00 全性、居住性向上に貢献した。今後は、長寿命化計画を踏まえて 勤 計 0 0 具体的な施設保全工事等をさらに推進していく。 都営住宅やUR 国負担金・補助金 1,784 9,583 64,899 賃貸住宅の建替協議では、公益施設の併設や再生用地の創出な 都負担金・補助金 0 0 0 どその活用に取り組んだ。結果、福祉施設(綾瀬7丁目障がい者 財 受益者負担金 0 0 0 通所施設、西新井3丁目特別養護老人施設、東綾瀬2丁目認知症 源 その他特定財源 0 0 0 高齢者グループホーム)、保育所(江北4丁目区立、東綾瀬2丁 内 0 0 38,286 目・新田1丁目認可)、防災施設(扇2丁目と消防分団本部)といっ 訳 基金 起債 た公益施設の誘致・整備が実現した。 0 0 0 一般財源 17,843 32,289 57,286 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標2の分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標2の1:概ね目標を達成できた。 老朽化している区営住宅の施設保全工事(給水設備、屋上防水、 ガス管改修工事)は予定通り実施したことで既存住宅の長寿命化 が図れ居住性の向上に寄与することができた。しかし、長寿命化 計画策定調査で建替えを含む改善対象団地となった1団地につい ては、耐震改修設計を見合わせた。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 166 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 区営住宅改善については、予定していたもののうち 中央本町四丁目第2アパートについて、建替えを含めた検 討が必要と判断し、耐震改修設計を見合わせたため、結果 的には目標値を下回った。その他の計画は予定どおり、適 切な施設保全工事が実施できた。公共住宅再編について は、都URとの適切な協議実施により概ね目標値どおりに推 移しているが、都営扇三丁目第2については都区間調整や 居住者対応等を慎重に進めたため、協議締結が次年度以 降に先送りとなった。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 長寿命化計画に基づき予防保全的な修繕や建替え等の具 体的な検討をしつつ財源確保と実施体制づくりを進め、区営 住宅の適切な長寿命化を図る。公共住宅再編は、創出用地 で高齢者の安心居住、子育て支援、大学との連携などその 活用方針について庁内および関係機関で協議を行い、その 実現を目指す。 指標1の1 H20 目標=実績=都営梅田8丁目(第1)と花畑4丁目(第 2)+UR西新井第3=399戸 H21 目標=都営扇2丁目(第3・4)と扇3丁目=312戸 実績=扇2丁目(第3・4)=163戸 指標1の2 H20 UR東綾瀬と西新井第3 H21 都営綾瀬7丁目と花 畑4丁目 H22 都営大谷田とUR東綾瀬 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1の2、指標2の1 とも目標値を達成し、視点別事業点検表が概ね3であること は、評価できる。しかし、老朽化した区営住宅の更新事業 は、構造物のルーチン的な事業であり、重点プロジェクト事 業からの見直しが必要である。 【目標・成果の達成度への評価】 公共住宅建替えは都との調整や居住者対応のために 目標値の5割程度の達成に止まった。区営住宅28棟 535戸については長寿命化を図ることを目的に大規模 修繕が行われており、平成21年度は半数の14棟を対 象としたが、建替え検討対象となった建物を除き目標を 達成した。また、公共住宅の建替えに伴って創出された 用地は予定以上の面積が得られ、福祉施設や公益施 設の整備に寄与することができた。 【今後の事業の方向性への評価】 区営住宅の適切な長寿命化は、コストや維持管理上、必 要な事業である。単純な住宅のみの更新ではなく、余裕地 や余裕床の創設により、地域貢献策が打ち出せる成長事業 である。 【今後の事業の方向性への評価】 公共住宅は長寿命化計画の下に修繕、建替えの検討 が着々と進められており、引き続き事業を進めてほし い。公共住宅再編による創出用地は高齢者や障害者、 子育て等、区民が安心して暮らせるための施設整備が 検討されるということであり、大いに期待したい。また、 大学進出に伴い、学生対象の居住も考慮して間取りを 変更するなどの対応も検討されつつあり、事業の方向 性は評価できる。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 1 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 167 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №73 復興まちづくり推進事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 被災後の復興まちづくりを迅速に進めるため、予め復興まちづくりの行動指針を備え、充実させ ていく。復興まちづくり訓練を区民と協働で実施し、防災意識と災害に備える地域力を高め、防 災まちづくりを強化させていく。 大地震発生時に大きな被害が予想される地域で、住民や支援組織との協働による、 足立区復興マニュアルに基づく復興まちづくり訓練を実施する。 根拠 足立区基本計画 足立区震災復興対策及び震災復興事業の推進に関する 法令等 条例 足立区被災市街地復興整備条例 記入所属 都市建設部市街地整備室長付密集 地域整備課事業調整係 電話番号 3880-5463 E-mail [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 復興まちづくり訓練実施回数 足立区復興マ ニュアルに基づ 回 目標値:住民との協働による訓練回数 実績値:年間の回数 く模擬訓練 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 1 の 1 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 4 3 75% 20 21 4 3 75% 21 22 3 23 24 22 23 24 21 1,250 1,022 82% 21 22 1,500 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 復興まちづくり訓練 の への参加者数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 1,000 被災後の復興を想定したまちづくり訓練に参加した 人 実績値 943 区民の累計 達成率 94% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 17,368 20,893 事業費 6,635 2,983 1,000 人件費 17,910 10,733 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.20 2.00 費 計 10,733 17,910 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 阪神淡路大震災被災者の体験談を聞き、20年度に改訂した「足立 訳 常 人数 区都市復興マニュアル」を区民向けに分かりやすく再編集した「防 勤 計 0 0 災まちづくりの手引き」で復興イメージを共有し、参加者の防災及 国負担金・補助金 0 0 0 び復興まちづくりへの意識と意欲を向上させた。 都負担金・補助金 0 0 0 【貢献度】震災によるまちの状況を想定し、そこからの復興訓練を 財 受益者負担金 0 0 0 行う方法は、住民の防災意識と意欲の向上につながり、防災まち 源 0 0 0 づくりへの貢献は極めて大きい。【波及効果】訓練の実施は、震災 内 その他特定財源 0 0 0 時の復興まちづくりのみならず、平常時の防災意識の強化につな 訳 基金 起債 がっている。【協働】訓練の実施にあたっては、区民との意見交換 0 0 0 を行い、地区の改善に取り組んでいる。 一般財源 17,368 20,893 1,000 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 21年度は、密集市街地整備事業を実施している地区のうち、地域 危険度の高い関原一丁目地区で、段階を踏んだ3回の訓練を実施 した。参加住民には、災害に備えた事前活動の意欲がうまれ、防 災まちづくりの機運が高まった。また20年度までは、指標に区職員 対象の復興模擬訓練を含んでいたが、区民との協働による復興ま ちづくり訓練の回数のみとした。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 168 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成16年度から、避難所運営訓練とは別に、被災後の復興 まちづくりを想定した、復興まちづくり訓練を実施している。 平成18年度から20年度までは、区のリーディングプロジェク トに位置付けられていた。リーディングプロジェクト終了後 も、震災時に大きな被害が予想される地区の、災害に強い 地域力を強化するため、事業を継続している。21年度は、密 集市街地で、危険度の高い関原一丁目地区で訓練を実施 した。 災害に強いまちの構築には、密集市街地整備事業や不燃 化促進事業等のハード整備と、災害に備える意識を高める 人づくりの両面が必要である。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 首都直下型地震がいつ起こってもおかしくない状況にある。 大地震の甚大な被害が予想される、危険度が高い密集市 街地が多い当区の状況に鑑み、今後も防災と復興のまちづ くりを進めていく。復興まちづくり訓練は、区民の防災意識と 地域力を向上させる効果があり、発災時には、訓練を通じて 得た経験が力となる。行事等で多忙ななか訓練に参加して いる町会・自治会の負担も考慮しつつ、効率的に防災意識 の向上を図る。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2とも目標 値を概ね達成したことは評価できる。しかし、視点別事業点 検表が全て2ランクである。事業の必要性は高いと思われる が、まちづくり訓練に参加する区民は減少傾向にある。 【目標・成果の達成度への評価】 この事業は地震など大災害が起こってから避難という よりも、その後の復興まちづくりをどのようにしたらよい かを「防災まちづくりの手引き」をもとに住民に訓練する ものである。 指標1と2によれば地域危険度の高い関原地区で年 間3回、79名が参加した。指標2では平成16年からの 参加者累計が1022名となっているが、6年間で年平均 170名の参加である。 費用対効果から見て、少し参加者が少ない気もする。 訓練の中味が復興時のリーダーを育てる上で内容の高 いものであれば、参加者にアンケートを取るなどし、効 果を数値化して示す工夫をしていただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 区民にとって、避難所運営訓練との違いが明確ではなく、 災害対策課との協働事業で行なうと、更なる波及効果が上 がると考える。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 【今後の事業の方向性への評価】 この訓練は防災のソフト面をになう重要なものである。 参加者によるワークショップ、復興シミュレーション、地 域内危険箇所発見、また阪神淡路大震災の復興の経 験者の生の声を話してもらうなど工夫をこらした方向性 はいい。 周知の徹底により、参加者をより多く集める努力をお 願いしたい。 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 169 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №74 密集市街地整備事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部市街地整備室長付密集 地域整備課 電話番号 3880-5187 防災上、住環境上、多くの課題がある密集市街地において、まちの安全性の向上や居住 E-mail [email protected] 環境整備、良質な住宅の供給等を推進するため、老朽建築物等の除却・建替えや道路・公 事業における道路・公園等の整備で、 園の地区公共施設の整備等を総合的に行う。 庁 内 協 根拠 ・密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律 ・住宅市街地総 働 法令等 合整備事業制度要綱 ・東京都防災密集地域総合整備事業制度要綱 ・地区内老朽建築物の買収・除却 ・道路、公園等の公共施設整備 ・防災街区整備 事業など 工事課への執行委任に係る0.5人、公 園整備で0.6人、公園管理課で常勤 0.04人、非常勤0.02人、施設営繕課で 0.01人、用地取得に関り財産活用課で 0.1人の人件費を含む。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 20 100 71 71% 20 21 100 81 81% 21 22 100 23 24 22 23 24 20 28 34 121% 指標名 20 指 標 目標値 8 2 建替え相談会の 目標値=事業実施地区における相談会の開催目 回 の 実績値 10 標数実績値=相談会開催数 2 開催数 達成率 125% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 28 28 100% 21 8 6 75% 22 28 23 24 22 8 23 24 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 指標名 単位 密集市街地整 備率 % 指標名 指標の定義(算出根拠) 目標値=当初補助金要望額を100とする 実績値=目標値に対する事業実績額の割合 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 まちづくり協議会の の 開催数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値=事業実施地区における協議会の開催目 回 標数(関原8回、足立5回、西新井9回、千住仲町6 回計28回)実績値=協議会開催数 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 439,271 761,437 事業費 334,358 648,094 1,525,297 人件費 104,913 113,343 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 11.73 12.65 費 計 104,913 113,281 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) ①老朽住宅買収除却5戸②道路用地取得184㎡③公園用地取得 訳 常 人数 0.02 1,154㎡整備712㎡④協議会実施28回。大地震時の危険性減少だ 勤 計 0 62 けでなく、日常生活においても安全な住環境に改善した。協議会で 国負担金・補助金 124,207 302,491 703,511 は、公園の計画段階から住民と検討を重ね、自主管理に繋げてい 都負担金・補助金 61,236 141,346 340,980 る。課題別部会も数多く開催し、災害に強い人づくりにも取組んで 財 0 0 0 いる。【貢献度】市街地の防災性を向上させ、区民の暮らしを守る 源 受益者負担金 0 0 0 本事業の貢献度は大きい【波及効果】事業の取組みとともに地区 内 その他特定財源 0 0 0 計画により規制誘導を併せて実施し、不燃建築への自主更新も増 訳 基金 起債 加した。【協働】協議会で、区民との意見交換を行い、地区の改善 53,000 137,000 350,000 に取り組んでいる。 一般財源 200,828 180,600 130,806 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 関原一丁目地区、足立一・二・三丁目地区、西新井駅西口周辺地 区、千住仲町地区の事業実施地区で、老朽住宅の買収除却や、 道路用地取得・整備、公園用地取得・整備など公共施設整備の年 度目標を達成した。まちづくり協議会や建替え相談会等は、ほぼ 目標値を達成した。公園等の整備については、計画段階からの住 民との協働により、事業を行った。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 3 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 3 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 170 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 密集市街地整備事業は、21年度末で事業実施4地区の進 捗率が、関原一丁目地区75.9%、足立一・二・三丁目地区 83.7%、西新井駅西口周辺地区29.3%、千住仲町地区2.1% となっている。進捗率の大小は、各地区ごとに事業の導入 時期が異なることによる。様々な地域特性に対応し、まちづ くり協議会や各地区独自の部会などを通じて地域住民と協 働し、概ね順調に事業を進めてきたと評価している。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 各地区とも、順調に地区施設整備が進捗している。22年度 は、関原一丁目では防災街区整備事業の施行認可を得、 都市計画道路補助136号線沿道の防火帯として、不燃化建 物や公園などを整備し、防災性の向上と居住環境の改善を 図っていく。また、足立一・二・三丁目地区では、足立四丁目 地区に密集事業を導入し、五反野駅前広場の整備を含め、 引き続き地区全体の防災性の向上を図っていく。西新井駅 西口周辺地区は、都の重点整備地域に位置付けられてお り、密集事業以外にも、街路事業や不燃化促進事業などが 重層的に導入されている。これら事業と連携しつつ、効果 的・効率的な防災まちづくりを進める。千住仲町地区も、事 業導入から2年目を迎え、事業が軌道に乗りつつある。今後 も、地域のニーズに合わせた防災まちづくりを行っていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2ともおお まか目標値を達成し、視点別事業点検表が概ね3であること は、評価できる。区民、庁内とも協働の視点は充実してい る。地域密着事業であることから、道路・公園といったハード 面の整備に止まらず、復興まちづくり推進事業など波及効 果が期待できる。 【目標・成果の達成度への評価】 事業の成果指標は補助金要望額に対する事業実績 額の割合で目標には達しなかった。また、事業の活動 量・活動結果を測る指標は、建替え相談会開催数が目 標に達しなかった。但し、区内における267haの密集市 街地のうち平成24年までに55%の整備を行うことを目 標に、1箇所につき事業認可から完了まで10年間のス パンで事業を進めており、密集市街地整備事業を実施 しながら既に130.2haについては地区計画をかけ、区民 を巻き込んだ規制誘導型のまちづくりが進められている との説明があり、概ね成果は達成されていると判断でき る。 【今後の事業の方向性への評価】 今後は、区民ニーズも高いことから事業の拡大も予測され る。更なるコストの削減や、各種まちづくり事業との連携を具 現実行し、事業費減を目指す必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 3 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 【今後の事業の方向性への評価】 密集市街地整備事業とあわせ街路事業、不燃化促進 事業など複合的に面的整備を進める方向が示されてい る。また、地区計画の導入により区民も当事者として公 園管理に関わるなどの取り組みも始められており、昨年 度策定された景観計画などとも照らし生垣支援事業等 も導入するなど区民との協働の視点からも評価できる 方向である。事業実施地区以外の一般区民に対しても まちづくりの過程や成果を知らせていく機会(例えば見 学会など)をつくれるとより望ましい。また、未着工の用 地については、地域住民が安心できるような管理をして いただきたい。 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 171 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 まちづくり 事業名 №75 都市防災不燃化促進事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部市街地整備室長付密集 地域整備課地域整備 電話番号 3880-5181 災害に強いまちの早期実現を目指し、都市の骨格的な防災施設である、防火帯の形 E-mail 成と安全な避難路を整備し、逃げないですむ防災生活圏の実現を図る。 (助成事業)補助136号線関原・梅田地区、補助136号線扇・本木地区、補助138号線 西新井駅西口その1工区地区、補助138号線西新井駅西口その3工区地区 根拠 区不燃化建築物促進助成条例・同施行規則、区都市防災不燃化促進助成金交付要綱、(国)都 法令等 市防災推進事業制度・同交付要綱、(都)都防災密集地域総合整備事業制度要綱・同交付要綱 [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 実績等 目標値 耐火率(補助136 最終目標=延焼遮断帯として機能する耐火率70% 号線関原・梅田、 % 実績値 実績値=現況の耐火率 扇・本木地区) 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 指 標 目標値 耐火率(補助138 1 最終目標=延焼遮断帯として機能する耐火率70% % の 号線その1、その3 実績値 実績値=現況の耐火率 2 工区) 達成率 指 標 1 の 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 45 41 91% 20 34 25 74% 21 45 42 93% 21 35 31 89% 22 46 23 24 22 36 23 24 21 11 14 127% 21 1,770 2,196 124% 22 15 23 24 22 2,615 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 20 13 目標値=補助金の概算要望の申請件数 件 助成件数 9 実績値=その年度の実績の申請件数 69% 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値 2,875 2 目標値=補助金の概算要望の対象床面積 補助床面積 ㎡ の 実績値 1,251 実績値=その年度の実績の対象床面積 2 達成率 44% ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指 標 2 の 1 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 38,332 62,102 事業費 29,388 52,251 57,154 人件費 8,944 9,851 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 1.00 1.10 費 計 8,944 9,851 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 補助136号線関原・梅田地区:助成件数0件、耐火率40.1%、補助 訳 常 人数 0.00 0.00 136号線扇・本木地区:助成件数1件、2,600千円、耐火率43.9%、 勤 計 0 0 補助138号線その1工区:9件、31,581千円、耐火率29.4%、補助 国負担金・補助金 13,300 21,400 24,489 138号線その3工区:助成件数4件、17,966千円、耐火率32.2% 都負担金・補助金 6,850 11,700 14,443 【貢献度】不燃建築への建替えが促進し、形成された防火帯により 財 受益者負担金 0 0 0 災害に強いまちの実現に貢献している。 【波及効果】街路事業の 源 0 0 0 再建支援として事業の円滑な推進に寄与している。【協働】区民の 内 その他特定財源 0 0 0 建替えに助成することで、耐火建築物への建替えが促進される。 訳 基金 起債 区民と協働して防火帯が形成され、地区の防災性の向上を図るこ 0 0 0 とができる。 一般財源 18,182 29,002 18,222 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 本事業は、10年間で地区内建築物の耐火率70%を目的としている ため、耐火率を指標とする。街路事業に合わせて事業を導入する ため、その進捗が本事業の進捗に大きく影響する。昨年度に引き 続き、今年度も補助136号線では実績が伸びなかった。補助138号 線は順調に実績が上がっているが、街路事業の完了期間が迫る なか、今後は減少する傾向にある。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 172 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 補助136号線(関原・梅田地区)においては、事業導入から7 年目になるが、耐火率が着手当初の31.6%から40.1%と8.5 ポイントの上昇にとどまっている。平成24年度末の事業終了 まで2年と数ヶ月となるなか、最終目標の70%にはほど遠い 状況にある。これは、事業の性格上、地区内地権者の建替 え意向や経済状況に左右されてしまうことによる。また、都 市計画道路整備事業と一体的に推進しているため、街路事 業の進捗による影響も非常に大きい。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 都市防災不燃化促進事業は、密集市街地をはじめ都市の 防災性の向上に不可欠である。防火帯による延焼火災の防 止や安全な避難路の確保など、防災まちづくりの効果が高 いことから、今後も防災まちづくり基本計画に基づき、都市 計画道路事業に合わせて事業を導入していく。また、より一 層の事業促進を図るため、積極的にPRして事業の周知を図 り、防火帯形成の早期実現を進めていく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2ともおお まか目標値を達成していることは評価できる。しかし、地区・ 期限限定の事業であり継続性に問題がある。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1については目標値には達しないが昨年度より 進展した。事業の活動量を測る指標はいずれも目標値 を上回る結果となった。都市防災不燃化事業は、街路 に沿って防火帯を整備(建物を不燃化)する事業であり、 街路事業と密接に関係している。指標からは、概ね成 果ありと読めるが、10年後の目標は地区内の耐火率 70%であることを考えると事業の取り組み方に疑問を 感じる。 【今後の事業の方向性への評価】 本地区における事業展開は、都市計画道路の用地買収に かかる比重が大きく、関連部署との協働により、進捗するも のである。補助金の動向や期間限定という法の縛りがある が、都市計画道路施行を援護する事業でもある。更なる事 業推進を期待する。 【今後の事業の方向性への評価】 防災まちづくり基本計画に基づき都市計画道路事業 に合わせて事業を導入していくという方向に間違えはな いが、なぜ耐火率が低いままであるかを分析し、その対 応を考えることを怠ってはならない。災害は起こってみ ないとわからない面もあるので、担当課に止まらず消防 署などの協力も得ながら、積極的に事業の重要性を区 民に伝える努力が必要である。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 173 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 まちづくり 事業名 №76 細街路整備助成事業 都市更新・都市再生により機能的で災害にも強いまちをつくる 記入所属 都市建設部・建・開発指導課細街路 係 電話番号 03-3880-5286 [email protected] E-mail まちづくり課:53条一括地区計画区域 助成対象項目 ①路面の舗装工事 ②路面の排水設備工事 ③水道メーター・ガスメーター 庁 内の地区施設道路の整備を細街路整 の移設工事 ④門塀の除却工事 ⑤生垣及び樹木の移植 ⑥測量及び分筆登記 ⑦ 内 備助成事業により行っている。 設計費、その他 ⑧隅切り・ニ方向等後退・地区施設整備奨励金 協 密集地域整備課:密集整備地域(4ヶ 働 所)内の拡幅整備を細街路整備助成 根拠 足立区細街路整備助成条例、施行規則 事業と連携し行っている。 法令等 目 的 内 容 災害時における避難路の確保や消防活動円滑化のため、細街路に指定した路線を 拡幅又は築造した者に対して助成金を交付することにより細街路整備を促進する。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標名 細街路整備距 離(総延長) m 指標名 指標の定義(算出根拠) 拡幅整備された細街路の総延長距離 目標値=整備計画に基づく年次目標 実績値=当該年度までの整備距離の累計 単位 指標の定義(算出根拠) 20 21 22 実績等 目標値 56,400 58,900 61,100 実績値 53,469 55,671 達成率 95% 95% 実績等 20 21 22 目標値 実績値 達成率 23 24 23 24 22 2,200 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) m 単年度ごとの整備目標と整備実績 目標値≦前年度の整備距離 実績値=当該年度の整備距離 指標名 細街路整備距 離(年度ごと) 指標名 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 2,500 2,369 95% 20 21 2,300 2,201 96% 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 昭和60年度から始まった当整備事業は、区民の理解も浸透して 総事業費※ 353,275 429,413 きている。また、平成16年度からは都市計画法第53条区域の整 事業費 313,027 370,414 405,923 備も併せて行っており、ほぼ目標に近い成果となっている。 人件費 40,248 58,999 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 4.50 5.90 費 計 40,248 52,835 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 平成21年度の実績は、整備件数104件で延長2,201m(道路片側 訳 常 人数 0.00 2.00 換算)が整備された。 勤 計 0 6,164 貢献度:安全・安心なまちづくりを進める上で、当事業の役割は極 国負担金・補助金 0 0 50,000 めて大きい。波及効果:当事業の整備は地域経済の活性化につな 都負担金・補助金 0 0 0 がっている。 協働:拡幅路線の説明時に、パンフレット配布や事 財 受益者負担金 0 0 0 業協力への説明をすることで、区民への協力を図っている。時に 源 0 0 0 は直接現地で権利者に説明する事で理解と協力をいただき、区民 内 その他特定財源 基金 0 0 0 との協働体制を構築している。 訳 起債 平成22年度「国負担金・補助金」欄の50,000千円は社会資本整 0 0 0 備総合交付金の新規獲得。 一般財源 353,275 429,413 355,923 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 174 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 当初予算で見込んでいなかった地区施設道路の大口支出 が発生し年間予算が不足したため、平成21年度の整備件 数は前年比37件減の104件であった。事業開始時からの整 備済み路線の総延長距離は55,671mとなり、足立区細街路 整備計画に基づく目標値(平成24年度までに69,800mを整 備)の79%に達した。本事業は建築物の建て替え時の様々 な事情に柔軟に対応しながら住民と一体となって進めてい かなければならない事業である。職員による地道な普及啓 発活動や地権者との粘り強い交渉により着実に成果があ がっている。引き続き、細街路の拡幅整備の必要性を広く周 知し、区民との協働のもと事業を推進していく。なお、事業に 必要な財源を確保するために、平成22年度より「社会資本 整備総合交付金」を新規に獲得した。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 細街路の拡幅整備は災害に強いまちづくりを進めるうえで 必要不可欠な事業である。整備対象路線の拡大についての 検討も加えながら今後も着実に事業を進めていく。建物本 体は後退しても時間の経過とともに、拡幅部分が駐輪や植 栽のスペースとなってしまう場合や、塀や門扉、駐車スペー スとして活用されてしまう例が見受けられるため、拡幅整備 後も永続的に道路空間を確保していくための取り組みが必 要である。また、現在は、①発注から整備までが迅速に行 われる、②少額工事でも確実に受注業者が見つかる、③区 内業者の受注機会の増大といったメリットがあることから助 成金方式により事業を実施しているが、予算の計画的な執 行や国庫交付金の安定的な確保という観点から、直接施工 方式のメリット・デメリットについても検討していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 細街路拡幅整備の延長は見込み値にほぼ達してお り、拡幅された細街路の総延長も着実に伸びている。細 街路整備計画で設定した平成24年度目標の約8割に 達している。平成20年度から21年度の事業費が7,000 万円ほど増加したのは、通常の道路より高規格の地区 計画区域内の地区施設道路(幅員8m)を整備したため との説明があった。財源について、平成22年度は社会 資本整備総合交付金を獲得するなど積極的な姿勢が 窺える。 【目標・成果の達成度への評価】 本事業は重点項目に合致している。指標1、指標2ともおおまか目標値を 達成し、視点別事業点検表が概ね3であることは、評価できる。建築基準 法の制限はあるが、私有財産から道路用地を提供していただく(買収では ない)という、地権者の合意なしに成立しない事業であり、担当者の計り知 れない努力が感じ取れる。 【今後の事業の方向性への評価】 道路後退部分が駐車場スペースや門・塀として使われることの防止策を 検証し実施する必要がある。来年度から補助金の導入があるとはいえ、コ ストの削減は絶えず意識しなければならない。また、都市建設部となったこ とにより、道路管理課、工事課との調整、役割分担についても積極的に改 善する必要がある。担当者、部・課長の評価からもやる気と熱意が伝わ る。 【今後の事業の方向性への評価】 細街路整備計画に基づき着々と事業が進捗しており、 地区計画整備事業や密集市街地整備事業との連携も 図られている。平成22年度からは社会資本整備総合 交付金を獲得し、更に進展することが期待される。ま た、整備後の道路空間の確保のための取り組みや現 在の直接施工方式についても検討を予定しており、より 有効で効率的な方法で進めることを期待する。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 175 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事業名 №77 ファシリティシステム開発事業 経営改革 透明でわかりやすい区政を実現する。 記入所属 資産管理部施設保全課保全計画係 電話番号 03-3880-5946(直通) 事 務 事の 業概 要 [email protected] E-mail 目 効率的な施設保全を実施する。 的 副参事(施設保全計画) 内 区施設の維持保全・修繕・改修を計画的、効率的に実施するための情報分析を可能 庁 内 容 とするファシリティマネジメントシステムを導入する。 協 根拠 働 足立区建築物等保全規程 法令等 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標の定義(算出根拠) ファシリティシステム(保全情報システム、図面管理 ファシリティシス % システム)を利用するにあたり、どの程度導入を進 テム導入率 捗させることができたか 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 指 標 1 の 1 単位 指標名 標 1 の 2 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 100 100 100% 21 22 23 24 22 23 24 23 24 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 単位 指標名 データ登録施設 施設 数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 保全情報システムへの登録施設数 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 図面登録枚数 枚 図面管理システムへの図面登録枚数 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 22 21 279 279 279 100% 21 22 53,812 55,812 53,812 100% 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 13,018 事業費 4,063 人件費 8,955 0 総 事 常 平均給与 8,944 8,955 人数 業 勤 1.00 費 計 0 8,955 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 保全情報システムの導入は、コストの観点から新規開発ではなく 訳 常 人数 0.00 既存システムを活用し、情報の収集・選別・登録を行なった。今 勤 計 0 0 後、データの追加・更新が必要だが、足立区のファシリティマネジメ 国負担金・補助金 0 0 0 ントの一端を担うシステムを導入することができた。 都負担金・補助金 0 0 0 図面管理システムについては、図面のデータベース化により迅 財 受益者負担金 0 0 0 速な図面検索が可能となった。本システムは教育委員会と互換が 源 0 0 0 あり、運用によっては一体的図面管理も可能となる。今後、営繕関 内 その他特定財源 0 0 0 係部署との連携により、工事竣工後の図面登録を行ない、本シス 訳 基金 起債 テムの適正な運用を図っていく。 0 0 0 一般財源 0 13,018 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 【指標1の1】平成21年度に保全情報システム及び図面管理システムの導 入に着手し、両システムとも年度内に導入することができた。 【指標2の1】建物を適正に維持していくため、施設情報を収集し保全情報 システムに登録することを目標とした。対象となる全施設を登録し目標を 達成した。 【指標2の2】保全業務に必要な施設について、全ての図面のデータベー ス化を目標とし達成した。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 1 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 176 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 保全情報、図面管理ともシステムを導入し、現在ある情報 を全て登録することができた。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 システム導入は平成21年度をもって完了した。(平成22 年度から経常的事業へ変更) 今後は、システム運用とファシリティマネジメントへの活用 について検討する。 保全情報については、昨年度まで利用していたシステム 内の情報を全て移行したが、元々の情報量が少ないため、 全施設の施設情報の収集が課題となる。現在ある情報によ るシステム運用と、効率的な情報収集について検討する。 図面管理については、漏れなく図面を管理するために、営 繕関係部署により図面管理方法をルール化し、適切な図面 管理を行う。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 既存システムの活用によりコストを軽減できたことは評価 できる。保全情報の量・質ともに充実しなければ運用の精度 は落ちる。さらなる情報入力の推進に努められたい。 【目標・成果の達成度への評価】 区の保有施設の効率的管理のために、他の自治体に さきがけて、同システムを導入したことは高く評価でき る。 平成21年度までは、システム導入の初期段階である ため、入力作業などが中心となったが、平成22年度以 降の具体的なシステム運用が期待されるため、その内 容も適宜、公開されることを期待する。またシステム導 入により、区の施設の有効活用やメンテナンスコストの 削減などが見込まれるため、その具体的な内容が公表 されることが望ましい。 【今後の事業の方向性への評価】 施設を管理している庁内所管にシステムの操作を依頼す ることになるため、継続的な支援体制の充実が必要である。 また、構築したシステムをいかにファシリティマネジメントに 活かすか、そしてアセットマネジメントに連動させるかが本来 の成果となるため、分析結果を公有財産の有効活用に反映 させる仕組みづくりを強化する必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 今後は具体的にシステムが運用される段階であり、そ の有効活用を期待したい。一方、システム未登録施設 に対する方策が検討課題であると考える。 さらに他の部署との情報共有を図るいっぽう、システ ムのセキュリティをどのように図るかが課題であろう。先 進的なシステムであるがゆえ、その活用と応用に期待 したい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 1 事業の 必要性 3 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 177 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 目 的 内 容 事業名 №78 協働推進事業 記入所属 区民部区民課 区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の協働を進める 電話番号 重点項目 事 務 事の 業概 要 経営改革 03-3880-5020(直通) 区民、NPO、企業等との多様な主体との協働を実現するため、協働領域の拡大及び担い E-mail [email protected] 手の育成を図るとともに提案型協働推進事業の定着・拡充、協働環境の整備、職員の意 提案型協働推進事業公益事業委託に 識改革を図る。 庁 おいて庁内調整し、行政が課題として 内 いるテーマを設定して、その主旨に基 協 づいた事業提案を公募した。 根拠 提案型協働推進事業公益活動サポートコース補助金交付要綱、提案型協働 働 法令等 推進事業公益事業委託コース実施要綱、提案型協働推進事業選考委員会 NPO、公益団体、大学、民間事業者などから専門性や柔軟性を活かした事業提案を 公募し、区と協働により事業を実施する。 1 事業の成果を測る指標(指標1) 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 提案型協働推 協働推進課が実施する提案型協働推進事業数 件 進事業の実施 目標値=実施予定数、実績値=実施事業数 数 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値=要綱に基づく想定割合 選考委員会にお 1 % 実績値=外部委員人数/選考委員総数 の ける外部委員の 2 割合 20 6 7 117% 20 75 75 100% 21 8 5 63% 21 75 75 100% 指標の定義(算出根拠) 20 目標値 20 協働推進課が実施する提案型協働推進事業提案受 件 理件数 実績値 21 目標値=想定提案件数、実績値=審査会審査件数 達成率 105% 単位 指標の定義(算出根拠) 20 標 目標値 2 の 実績値 2 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 20 17 85% 21 指 標 1 の 1 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 22 23 24 22 23 24 22 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 提案型協働推 進事業の提案 事業数 指標名 指 指 標 2 の 1 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 40,286 32,777 事業費 17,307 15,188 人件費 22,979 17,589 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 2.20 1.62 費 計 19,677 14,507 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 訳 常 提案型協働推進事業委託コースについては、行政提案テーマ2 人数 1.00 1.00 件、自由提案2件の計4件が採択実施された。「早寝・早起き・朝ご 勤 計 3,302 3,082 はん協働推進事業」「耐震化普及促進事業」「レンタルサイクル事 国負担金・補助金 0 0 0 業」「カラーユニバーサルデザイン」など協働手法で役割分担し民 都負担金・補助金 0 0 0 間提案者の持ち味を出せた。また、公益活動サポートコースでは、 財 受益者負担金 0 0 0 芸術系NPOの提案を採択し、マスコミ等に取材されるなど、情報 源 その他特定財源 0 0 0 露出効果が高かった。 内 基金 0 0 0 訳 起債 0 0 0 一般財源 40,286 32,777 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 指標1-1:公益事業委託コース(区設定テーマ・フリーテーマ)と公 益活動サポートコース(助成金事業)を実施。企業・NPOから17件 の提案があったもの事業の実現性から採択実績は目標を下回っ た。指標1-2:外部委員を目標どおり委嘱(8名中6名)し、審査の 客観性や専門性を高めることができた。指標2:提案受理件数を20 件と想定しているが、目標を下回った。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 1 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 178 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 提案型協働推進事業は「民間の高度な専門性を活かして行 政課題に取り組む協働」や「行政組織では対応しきれない 柔軟な発想を発揮した協働」など民間が公共の一部を担う 役割、具体例としては、橋梁調査と維持手法の提案やカ ラーユニバーサルデザインの導入提案などで成果を挙げて いる。しかし協働事業者は行政課題への間接的な寄与に留 まるケースが多く、また事業委託契約が単年度であることか ら事業の発展性に欠けている。結果、事業者との協働の継 続性が図られていないことも散見される。協働のメリットであ る「行政にはない専門的な知見やスキル」を活用して区政の 重要課題に挑むためには大学等との連携による別な手段 が必要と考える。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 協働の推進は全庁的に取り組むものであり、区民へ協働を 理解してもらい、協働の定着や進化のために継続していか なければならないものである。ただし、提案型協働推進事業 においては区内企業・NPOからの提案が少なく、今後は区 内大学との連携も必要なことから提案制度を見直す。協働 の形を政策的な広義の協働と区民・ボランティア、NPO等と の協働の2つの方向から推進していくため、提案型協働推 進事業を廃止し協働推進事業を再構築する必要がある。区 民課においては後者の生活者の視点に立った区民協働を 所掌し、協働パートナー基金等を活用した支援施策で対応 していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 提案型協働推進事業数については、目標値に達せず、ま た昨年度との比較でも事業数が減少していることから課題 を残した。しかし、「早寝・早起き・朝ごはん協働推進事業」 など協働手法による役割分担により提案者の持ち味が出せ たことは評価できる。 【目標・成果の達成度への評価】 提案型協働推進事業は、市民セクターが公共を担う ための礎となる事業として高く評価できるが、実施数か らみても、十分な成果があげられたとはいえない。たと えば区内におけるNPOや市民活動団体、社会的企業な どが取り組む分野と、区の想定する分野が合致してな いのか、公益事業の担い手が育っていないのか、また 単年度の事業に問題があるのかなどその要因を把握 し、適切な対応が必要となってくる。 また選考委員について、外部委員を一定割合以上指 定することはもちろんのこと、事業の成果を測る指標と しては、また別の基準を設ける必要がある。 【今後の事業の方向性への評価】 協働自体が区民への理解・定着度が高いとは言いがたい 状況である。今後は、区内大学と連携し、協働事業の再構 築を早急に図るよう具体的に動き出して欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 より効果的な事業推進をはかるため、本事業は「げん き応援助成事業」として新たに制度の改善がおこなわ れたことは評価できる。ただし提案型協働事業自体は、 区民の潜在的ニーズや、多様なニーズを把握、対応す るためには適切な形態であり、今後の「げんき応援助成 事業」へも、その意義が反映されることが期待される。さ らには区内の各セクター間の協働推進が目的なのか、 もしくは公益事業の効果をあげることが目的なのか、事 業の位置づけを明確にする必要がある。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 179 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 経営改革 事業名 № 協働パートナー基金 79-1 記入所属 区民部区民課 区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の協働を進める 電話番号 区民、非営利団体及び事業者が行う区内における社会貢献活動の推進と寄附による区民 同士の支えあいの仕組みづくりのため、ふるさと納税制度による寄附金等の原資を管理す る、足立区協働パートナー基金を設置した。 寄附による区民参画の仕組みの整備を図り、区と区民、企業等が協働のパートナーとなっ て寄附と基金の資金循環によりNPO、ボランティア等各種公益団体の活動支援を行う原 資とする。 根拠 足立区協働パートナー基金条例、同審査会規則、足立区協働パートナー基 法令等 金にかかる寄付金取扱要領、足立区公益活動げんき応援事業助成金交付要 03-3880-5020(直通) E-mail [email protected] 協働パートナー基金への寄附を促進 庁 するため、「ふるさと納税」の認知度向 内 上を図り、あだち虹色寄附制度の関 協 係所管と連携して事業周知していく 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 協働パートナー あだち虹色寄附制度から協働パートナー基金に積 基金に寄せられ 千円 み立てた年間寄附総額 目標値=年間想定寄附 実績値 た寄附金額 総額 実績値=実際の寄附総額 達成率 指標名 実績等 単位 指標の定義(算出根拠) 指 標 目標値 1 げんき応援助成 目標値=年間想定助成金総額 千円 の 実績値 実績値=実際執行した助成金総額 2 事業助成金額 達成率 指 標 1 の 1 20 20 21 300 352 117% 21 300 288 96% 22 350 23 24 22 1,500 23 24 22 80 23 24 22 30 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指標名 指 標 2 協働パートナー基金 の 登録団体数 1 単位 指標の定義(算出根拠) 20 区民が組織するNPO、ボランティア等公益活動団 目標値 団体 体で区長が認めた団体数 目標値=団体登録総 実績値 数、実績値=年度末登録団体実数 達成率 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 指 標 目標値=区内NPO、ボランティア等公益団体が実 目標値 公益活動げんき 2 件 施する事業申請件数 実績値=協働パートナー基 実績値 の 応援助成事業 2 助成数 金審査会が事業採択した件数 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 21 50 40 80% 21 10 10 100% 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 総事業費※ 0 206,779 事業費 200,481 9,842 人件費 6,298 0 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.60 費 計 0 5,373 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 協働パートナー基金寄附は14件352,000円であった。新規事業「公 訳 常 人数 0.30 益活動げんき応援助成事業」は11件の申請があり、10件が採択さ 勤 計 0 925 れ288,000円を補助金支出した。本事業の拡充のためには、協働 国負担金・補助金 0 0 0 パートナー基金が区民活動を支える原資となることを積極的PR 都負担金・補助金 0 0 0 し、寄附制度の区民への認知度を高めていく必要がある。助成団 財 受益者負担金 0 0 0 体からも本助成制度を広報していただき、区民が寄附により区民 源 0 545 1,150 活動を支援していく仕組みの周知を図っていく。また、補助金事業 内 その他特定財源 0 0 0 である提案型協働推進事業、NPOパワーアップ助成の2事業を平 訳 基金 起債 成22年度にスクラップし本助成事業に統合するため、評価できる。 0 0 0 一般財源 0 206,234 8,692 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 指標1:平成21年度は定額給付金の支給を寄附に結びつけることが できおおむね達成と考える。助成金総額も寄附金額の範囲内で執行 でき、事業初年度としては達成と評価する。 指標2:げんき応援助成事業による助成件数は目標の10件を達成でき た。助成対象となる基金登録団体総数は目標を下回った。区民活動 の総量を拡大するため、積極的に登録団体を増やす必要がある。 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 2 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 180 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 平成21年度寄附総額352,000円は初年度としては目標達成 したが、寄附から助成事業へ資金還元する仕組みを考える と、さらに、寄附金額の増加が望まれる。また、げんき応援 助成件数は10団体への助成に留まったが、NPO、ボラン ティア活動に対する助成事業を平成22年度より当該事業に 統合したため、更なる事業の活性化が望まれる。事務事業 の目的に照らし区民の公共公益活動を支援し、区民との協 働を進めると共に、協働パートナー基金の果実と寄附から 助成が行われるよう、広く区民へ制度の周知を図る必要が ある。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 提案型協働推進事業やNPO活動支援パワーアップ助成 などの委託事業や補助金事業を廃止し本制度に統合したこ とは補助金等の見直しの成果と判断する。区民の公益活動 を支援し活性化させるうえでも、寄附いただいた区民を協働 のパートナーと位置づけ広く区民参画を図り、助成事業の 総量の増加と寄附金額の増によるバランスを維持していき たい。 区民課で担う協働は、区民が区民活動を支える寄附を推 奨し協働パートナー基金を活用したげんき応援助成事業を 拡充し、NPO等との協働の事例と成果をわかりやすく発信 することで、区民の協働に対する理解をより一層深めてい く。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 げんき応援助成事業助成金額は目標に達しなかったものの、10 件の事業を採択し助成事業の必要性は評価できる。また寄附金総 額も初年度の目標を達成し一定の評価はできるが、助成事業の申 請件数を考えると、寄付金額の増加に向けた方策を考える必要が ある。 【目標・成果の達成度への評価】 区民の区政参加の意識を高めると同時に、協働事業 の継続性をはかるうえで、「協働パートナー基金」を設 けたことは高く評価できる。ただし初年度ということも あって、基金への寄付は少額であり、今後の寄付拡大 の方策が求められる。また基金の対象は、地縁型の団 体(町会、自治会)ではなく、NPOや市民活動団体など へ特化するべきであり、登録方法の見直しが必要であ ろう。 「げんき応援助成事業」は、「提案型協働推進事業」の 手続きを簡素化し、対象団体を広げようとした試みは評 価できるが、実際の申請・採用団体は10件であり、また 分野も偏りがあるため、公募の方法や申請手続きの簡 素化など、今後の改善が課題である。 【今後の事業の方向性への評価】 いくつかあった委託事業や補助金事業の見直しを行い、げんき 応援助成事業に統合したことは補助金の整理統合の視点から評 価できる。今後は区民に対して協働事例をわかりやすく発信し、区 民の協働への理解を寄附金に結びつけることができるよう努力し て欲しい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 【今後の事業の方向性への評価】 今後は「協働パートナー基金」の規模の充実と、効果 的な運用が期待される。 「げんき応援助成事業」は、今後とも区内のNPOや市 民活動団体の基盤強化と、事業継続への助成の両者 にたいし、バランスの取れた配分が求められる。 また21年度の助成対象団体は、福祉系事業者に偏っ ており、分野のバランスからも今後の告知方法の工夫 が必要である。さらに規模が大きくなった事業体に対し ては、相応の継続支援が求められるため、ステップアッ プコースの助成金上限額の適宜見直しが求められる。 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 181 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) プロジェクト 目 的 内 容 事業名 № 緑の基金積立金 79-2 都市建設部みどりと公園推進室長付 みどり推進課計画係 記入所属 区民をはじめとする様々な主体間の協働とそれを支える庁内の協働を進める 電話番号 重点項目 事 務 事の 業概 要 経営改革 03-3880-5422(直通) 区民と協働で豊かな緑を創り、守り、育むことを目的に、「足立区緑の基金」を創設し、区内 E-mail の緑化推進のための事業に活用する。そのため、基金の運用利子および虹色寄附制度に よる寄附金、緑の募金相当額を緑の基金に積み立てる。 緑の基金運用利子および虹色寄附制度による寄附金、緑の募金相当額を緑の基金 へ積み立てる。 根拠 足立区緑の基金条例、足立区緑の基金実施要綱、足立区緑の募金実施要 法令等 綱 [email protected] 庁 内 協 働 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指 標 1 の 1 指 標 1 の 2 単位 指標の定義(算出根拠) 基金運用利子、寄附金、緑の募金相当額を緑の基 千円 金へ積み立てる。 [目標値]予算額 [実績値]決 算額 単位 指標の定義(算出根拠) 指標名 足立区緑の基 金への積立額 指標名 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 20 20 21 5,000 31,627 633% 21 22 2,000 23 24 22 23 24 21 10 13 130% 21 22 15 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 単位 指標名 足立区緑の募 金活動実施回 数 指標名 指 指 標 2 の 1 回 指標の定義(算出根拠) 20 各種イベントにおいて、緑の募金活動を積極的に 行う。 単位 目標値 実績値 達成率 指標の定義(算出根拠) 20 標 2 の 2 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 投入資源(千円) 20 21 22 23 24 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 各種イベント時には、積極的に緑の募金活動を行った。そのた 総事業費※ 0 535,378 め、年間の募金活動回数の目標値を上回り、一定の成果を上げる 事業費 531,627 2,000 ことができた。 人件費 3,751 0 総 平均給与 8,944 8,955 事 常 人数 業 勤 0.35 費 計 0 3,134 内 非 平均給与 3,302 3,082 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 足立区緑の基金が創設され、原資の他、基金運用利子、虹色寄 訳 常 人数 0.20 附、緑の募金相当額を積み立てた。 勤 計 0 616 平成21年度は、緑の基金を活用し、学校樹木の樹勢回復事業 国負担金・補助金 0 0 0 や園芸相談会などを実施し、緑の普及啓発に取り組んだ。 都負担金・補助金 0 0 0 また、ふるさと桜オーナー事業について、桜一本につき3万円の 財 受益者負担金 0 0 0 寄附を集め、神領堀に桜を植樹した。平成22年度も引き続き桜 源 0 31,627 2,000 オーナー制度により寄附を集め、荒川堤に桜を植樹する予定であ 内 その他特定財源 0 0 0 る。なお、当事業は、寄附金を集めるが、当該年度の植樹工事に 訳 基金 起債 充当するため、緑の基金には積み立てしていない。 0 0 0 一般財源 0 503,751 0 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 3 重点項目への貢献度 2 事業主体の妥当性 2 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 2 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 182 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 当事業は、緑の基金運用利子、虹色寄附、緑の募金相当額 を緑の基金へ積立て、緑化推進事業の財源として活用していく ものである。平成21年度については、原資として、5億円を積 み立てた。基金運用利子は、近年の金利低下の影響により少 なかったが、虹色寄附制度による大口の寄附があったため、積 立金額は目標値を大きく上回った。 また、緑の基金の活用面においては、基金から60万円余を 取崩し、緑の普及啓発事業の財源とした。今後、民間の緑の支 援事業を中心に、基金の活用を図って行きたい。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 緑の基金は、区民と協働で豊かな緑を創り、守り、育むこ とを目的に平成21年に創設された。今後、当該基金の活用 事業をさらに検討しながら、民間の緑の支援事業、公共施 設の緑化事業、緑地(垳川沿川等)保全支援事業などを展 開し、区内の緑化や保全に努めていく。 一方、これらの事業を展開することにより、緑の基金の財 源は減少する見込みである。そのため、今後も基金の運用 利子の他、虹色寄附制度を活用した寄附や緑の募金活動 によって、広く財源の確保に努めたい。 平成21年度緑の基金積立実績 【基金原資】 500,000千円 【虹色寄附】 30,293千円 (15件) 【緑の募金】 802千円 (実施回数13回) 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 経済状況の悪化にもかかわらず、基金募集という事業が、 目標値を上回ったことについては評価する。今後は、基金 の主旨、基金を利用した事業がいかに区民に理解されるか 検討する必要がある。桜オーナー事業は、区民からの評判 もよく、今後も継続が必要と考える。 【目標・成果の達成度への評価】 緑の基金の事業は平成21年からスタートした。初年 度の寄付は3000万円の大口寄付を別にすれば、約1 00万円である。指標2-1によれば13回のイベントに よる緑の基金の寄付は約80万円で、一回あたり6万円 である。このため募金集めにはまだ工夫が必要である と判断し、指標1の達成率が100%を超えているにもか かわらず達成状況の評価は「3」とした。 緑の基金とは別枠で行われた「ふるさと桜オーナー事 業」は一口3万円の募集に対し、当初の見込みをはる かにオーバーする応募があった。このような成功例を検 証し、募金集めの工夫をしていただきたい。 【今後の事業の方向性への評価】 基金確保と事業施行バランスを十分検討し実施されること に注意が必要である。また、緑に関しては、維持管理費もか なりかさむことから、効率的な管理運営を実行していくべき である。 【今後の事業の方向性への評価】 緑の基金の果実を使って行われた「学校樹木の回復 作業、園芸相談」などの緑の啓発事業についても、次年 度よりその活動成果を区民に分かりやすく報告していた だきたい。その活動が区民に評価されて、募金にも結び つくと思うからである。 また、「ふるさと桜オーナー事業」が区民に人気が高 い理由を深く解明して、今後の緑の募金に応用すること を検討していただきたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 2 事業主体の 妥当性 2 受益者負担 の適切さ 2 事業の 周知度 2 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 183 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(平成21年度事業実施分) ・職員研修事業 ・人事管理事務 記入所属 総務部人材育成課人材育成係 職員の意欲と能力を引き出し経営と組織の改革を進める 電話番号 03-3880-5460 プロジェクト 重点項目 事 務 事の 業概 要 目 的 内 容 経営改革 事業名 №80 [email protected] E-mail 報道課より執行委任でメディア対応研 庁 修を開催、また、研修の講師を関係所 内 管の職員に依頼し実践的、効率的な 協 研修を実施している。 働 諸研修を実施することにより、行政の高度化、専門化、多様化に対応しうる職員を育 成し、行政の民主的、効率的執行を図る。 必修研修・・・新任、2年目、3年目、新任主任主事、新任係長等 実務研修・・・財務会計リーダー、文書管理リーダー、手話研修等 政策開発・・・あなたが提言研修、政策課題研修、政策法務研修 根拠 地方公務員法第39条/特別区人事及び厚生事務組合規則/特別区職員 法令等 研修規則/足立区職員研修規則 1 事業の成果を測る指標(指標1) 指標名 指 標 職員一人につき、い 1 かに多くの区民ニー の ズに対応しているか 1 単位 指標の定義(算出根拠) 実績等 目標値 実績値 達成率 実績等 目標値 実績値 達成率 人 職員一人あたりの区民の数 の度合い 指 標 1 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 20 182 184 101% 20 21 185 185 100% 21 22 190 23 24 22 23 24 20 21 22 15 23 24 22 23 24 2 事務事業の活動量・活動結果を測る指標(指標2) 指 標 2 の 1 指 標 2 の 2 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 目標値 実績値 達成率 職員が職務能力 を高めるために要 時間 職員一人あたりの年間研修受講時間数 した研修等の時間 指標名 単位 指標の定義(算出根拠) 8.5 20 21 目標値 実績値 達成率 ※法定業務や管理業務等は、目標値=見込み、達成率=執行率に読み替えてください。 指標分析(指標の達成度の分析:担当者・課長評価) 目標はほぼ達成できている。 接客力向上研修による職員の接客力に対する意識向上と職場のコ ミュニケーションの活性化、また、政策課題・あなたが提言等、成果の 発表のある研修では、プレゼンテーション能力の拡充と課題解決能力 の向上が図れた。研修による職務能力向上は経営改革の基盤であ る。本年度より指標2の1を設置し、一層の職務遂行能力の向上を目 指していく。 事業分析(今年度の事業実績等:担当者・課長評価) 若手職員の育成、実務に直結した「ミス防止研修」、区の将来像 を考える講演会「都市の進化と自治体の転換」を開催。また、関係 所管と協働開催で管理職対象の「報道対応」「職場のメンタルヘル ス」研修を実施した。職場での活用度の高い内容の研修の実施 は、職務遂行能力を高め、研修で得たスキルを職場に還元するこ とによる、職場の活性化や部下育成への波及効果も高い。 求められる行政サービスの高次化に、限られた財源で対応する ためには区民第一主義の経営改革、区政改革を実現できる職員 の育成が必須である。職場研修やOJTも含み、研修による人材育 成は行政サービス向上の要であり、今後さらに充実を図っていく。 ※総事業費=事業費(決算額)+人件費(平均給与で算出) 投入資源(千円) 総事業費※ 事業費 人件費 総 事 常 平均給与 人数 業 勤 費 計 内 非 平均給与 訳 常 人数 勤 計 財 源 内 訳 20 21 22 23 24 73,974 80,360 30,148 27,615 33,198 43,826 52,745 8,944 8,955 4.90 5.89 43,826 52,745 3,302 3,082 0.00 0.00 0 0 国負担金・補助金 0 0 0 都負担金・補助金 0 0 0 受益者負担金 0 0 0 その他特定財源 0 0 0 基金 0 0 0 起債 0 0 0 一般財源 73,974 80,360 33,198 常勤の平均給与=枠内示の際の行政系職員の給与額 非常勤の平均給与=枠内示の際の再任用と再雇用の平均 視点別事業点検表(担当者・課長評価) 点検項目 ランク 区民ニーズの把握 2 事業の必要性 2 重点項目への貢献度 3 事業主体の妥当性 3 受益者負担の適切さ 3 事業の周知度 1 区民ニーズの把握 3 2 事業の周知度 事業の必要性 1 0 受益者負担の適切さ 重点項目への貢献度 事業主体の妥当性 184 平成22年度重点プロジェクト事業評価調書(裏面) 【担当部における評価(部長評価)】 1)事業の達成状況とその原因の分析 指標1については目標を達成したが、単に数値を向上させ るだけでなく、さらに個々の職員の職務遂行能力を高めなけ ればならない。 そのため今年度から、職員の意欲と能力の向上を図る目 安として指標2の1を新設した。 今後とも、職員の能力開発・人材育成の強化を図るため、 効率的効果的な研修事業を展開し、また、職員の参加を進 めていく。 2)社会環境の変化を踏まえた今後の事業の方向 定数適正化が進む一方で区の人口は増加傾向にあり、求 められる行政サービスの質も一層高まっている。少数精鋭 で区民の声に応えるためには、「最高の行政サービスを追 求し続けるプロフェッショナル職員」の育成が不可欠である。 具体的には、区民第一主義の徹底を目的とした接客力向 上や若手職員のキャリアデザインを意識した研修等の充実 を図り、職員の意欲向上を促進していく。 また、職場研修や目標による管理制度の活用により、職 場における人材育成機能の強化充実を図り、職員一人ひと りのさらなる能力開発・意識改革を推進していく。 また、平成21年度に実施した職員意識調査の結果を踏ま え、人事管理制度の運用や人材育成施策に取組み、組織 の活性化、昇任意欲向上等の課題に対応していく。 【庁内評価委員会の評価】 【目標・成果の達成度への評価】 区の人口は増加傾向にあり、行政需要も多様化・増大傾向にあ る中、指標の目標を達成できたことは評価できる。また、職員の能 力向上を図り、行政サービスの質の向上を図ることを目的として、 研修制度をはじめとした人材育成策に力を入れていることは評価 できる。 【目標・成果の達成度への評価】 指標1では「職員一人当たりの区民の数」は185名 で、定数適正化の今年度の目標を達成出来たことは評 価したい。その反面で業務負担増による勤労意欲や、 アウトソーシングの現状がどのようなものかの判断材料 がなく気になるところである。 少数精鋭化が進む中で、職員に求められる業務の高 度化、広範囲化に対応するための職員の質の向上を支 えるものとして、指標2「職員一人当たりの年間研修受 講時間数」が示され今年度は8.5時間である。研修内 容の充実度や業務への実効性などが重要であるが、質 的な指数化が出されていないため評価がむずかしい。 【今後の事業の方向性への評価】 今後も行政需要の増大化・多様化傾向は続くものと思われ、少 数精鋭の組織体制の中で職員の能力向上を図ることは必要不可 欠である。今後は、人事制度の運用を踏まえた育成策への取り組 み、キャリアデザインを意識した研修の充実を図るなどにより、昇 任選考受験への意欲を高められるよう努力して欲しい。 【今後の事業の方向性への評価】 67万区民を支える正職員の、区民からみた満足度、 また職員自身の働きの満足度など質的な数値化は難し いと思われる。研修内容も職務能力向上に結びつく実 効性の高い内容になっているとのことであるが、これを 指標化することも難しいようだ。平成21年度に全職員 に実施した「職員の意識調査」の結果は、その難しいと される質的な内容の数値化にヒントを与えるものと期待 している。今後はそのような方向性で区民に説明できる 指標化をお願いしたい。 【区民評価委員会の評価】 点検項目 ランク 区民ニーズ の把握 区民ニーズ の把握 3 2 事業の 必要性 2 重点項目 への貢献度 3 事業主体の 妥当性 3 受益者負担 の適切さ 3 事業の 周知度 1 2 事業の 周知度 1 事業の 必要性 0 受益者負担 の適切さ 重点項目 への貢献度 事業主体の 妥当性 全 体 評 価 評価の反映結果 185