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「第 10 回キッズデザイン賞」が発表されました
平成 28 年 9 月 5 日 「第 10 回キッズデザイン賞」が発表されました 本年度の「キッズデザイン賞」が決定されました。第 10 回となる今回は、過去最多となる 503 点の 応募の中から、最優秀賞(内閣総理大臣賞)として、「東京ゆりかご幼稚園+里山教育」(学校法 人東京内野学園 東京ゆりかご幼稚園/渡辺治建築都市設計事務所/リズムデザイン=モヴ/三 高設計)が選出されました。8 月 29 日(月)に六本木ヒルズで開催された表彰式には安倍総理か らのメッセージも寄せられました。経済産業省からは中川大臣政務官が出席し、10 年目という節 目を祝うと共に、キッズデザインの更なる発展へ期待を述べました。 1.概要 キッズデザインとは、次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出の ために、デザインの力を役立てようとする考え方及び活動です。 キッズデザイン賞は、「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産 み育てやすい社会をつくる」という理念を実現し普及するため、製品・空間・サービスで優れたもの を顕彰する制度です。受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。 主催するキッズデザイン協議会(内閣府認証NPO、事務局:東京都港区、会長:和田勇(積水ハ ウス会長))は、様々な業種の企業・団体によって平成 18 年 5 月に設立されました。(現在、一般企 業 68 社、自治体 23、その他アドバイザー等、計 108 団体が参加) 2.第 10 回キッズデザイン賞 本年度のキッズデザイン賞は、過去最高となる 503 点の応募から 297 点が受賞作品として選出さ れました。その中から最優秀賞として「内閣総理大臣賞」1 点、優秀賞として「経済産業大臣賞」4 点が選出されました。その他、「少子化対策担当大臣賞」2 点、「消費者担当大臣賞」1 点、「男女 共同参画担当大臣賞」1 点、さらに本年度新設された「東京都知事賞」1 点も選出されました。 開式にあたっては安倍総理からのメッセージも寄せられました。経済産業省からは、中川経済産 業大臣政務官が表彰式挨拶およびメッセージの代読を行いました。 経済産業省としては、子どもたちの感性や創造性を豊かにし、親たちが安心して子どもを産み、育 てられる社会づくりを支えられるよう、キッズデザインの普及促進を今後も応援してまいります。 3.受賞作品 ※作品の詳細は別紙 内閣府総理大臣賞(1 点) 東京ゆりかご幼稚園+里山教育 学校法人東京内野学園 東京ゆりかご幼稚園(八王子市)/渡辺治建築都市設計事務所(川 崎市)/リズムデザイン=モヴ/三高設計 経済産業大臣賞(4 点) ①子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン (子ども部門) ダイヤ ベビーベッドかや 株式会社ダイヤコーポレーション(東京都中野区) ②子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン(一般部門) 防災ファニチャーによる啓発活動への取り組み 株式会社コトブキ(東京都港区) ③子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン (クリエイティブ部門) MaBeee(マビー) ノバルス株式会社(東京都千代田区) ④子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン(リテラシー部門) 和食給食応援団 合同会社五穀豊穣(東京都中央区) 消費者担当大臣賞(1 点) ⑤子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン(消費者育成部門) JUNIOR SAFE (じゅにあ せーふ) 株式会社三井住友フィナンシャルグループ(東京都千代田区) 少子化対策担当大臣賞(2 点) ⑥子どもたちを産み育てやすいデザイン(個人・家庭部門) 孫育て専用ほ乳瓶「ほほほ ほにゅうびん」 BABA ラボ(シゴトラボ合同会社)(埼玉県さいたま市) ⑦子どもたちを産み育てやすいデザイン(地域・社会部門) TSURUMI こどもホスピス 一般社団法人こどものホスピスプロジェクト/大成建設株式会社一級建築士事務所(東 京都新宿区) 男女共同参画担当大臣賞(1 点) ⑧子どもたちを産み育てやすいデザイン(男女共同参画部門) はぐくみプログラム 凸版印刷株式会社/株式会社芸術造形研究所(東京都千代田区) 本年度より新設 東京都知事賞(1 点) RK – Chair 株式会社アボード ) 表彰式での総理メッセージの代読(中川政務官) 内閣総理大臣賞の授与(東京ゆりかご幼稚園+里山教育 (一般の方からのお問い合わせ先) キッズデザイン協議会 http://www.kidsdesign.jp (本発表資料のお問い合わせ先) 商務情報政策局生活文化創造産業課長 西垣 担当者: 藤原、松島 電 話:03-3501-1511(内線 3651~3654) 03-3501-1750(直通) 03-3501-6782(FAX) (別紙) <最優秀賞「内閣総理大臣賞」(1点)> 東京ゆりかご幼稚園+里山教育 学校法人東京内野学園 東京ゆりかご幼稚園(八王子市)/渡辺治建築都市設計事務所 (川崎市)/リズムデザイン=モヴ/三高設計 風の強い厳しい環境にある 17m の高台の敷地に道をつくり、治水し、畑と棚田をつくる ことで環境を整備した。100m の幅の屋根と壁を持つ木造の建物は直射光を遮りつつ広 い空間を提供している。敷地の後ろには 47ha の森を有し、夜になると今でも動物が降 りてくる自然に溢れた環境が広がる。こどもたちは、里山文化と大自然を通じて、創造 性とチャレンジ精神をはぐくむ。 <優秀賞「経済産業大臣賞」(4点)> ①子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン (子ども部門) ダイヤ ベビーベッドかや 株式会社ダイヤコーポレーション(東京都中野区) 蚊などの虫やエアコンの冷風から、赤ちゃんを守るヘビーベッド専用のかや。ベッドの 脚までしっかりとガードし、虫の侵入を防ぐ。エアコンの冷風が赤ちゃんに直接あたる のをやわらげる。本品は蛍光染料不使用の赤ちゃんに優しいメッシュ生地を採用してい る。 ②子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン(一般部門) 防災ファニチャーによる啓発活動への取り組み 株式会社コトブキ(東京都港区) これまでの震災経験から、人と人のつながり「コミュ二 ティの力」が、いざという時の大きな支えになる事が知 られている。日頃子供たちが集う学校や公園で防災ファ ニチャーを通じて、生活の中で防災を意識し、安全な避 難場所、方法を確認。子供や親たちが地域と共に防災を 学び、災害を考える仕掛けづくりを行っている。 ③子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン (クリエイティブ部門) MaBeee(マビー) ノバルス株式会社(東京都千代田区) 乾電池で動くだけだった製品を、スマホを使ってコント ロールが可能となる IoT 製品。スマホを振る、傾ける、 声を出すなどによって、これまでは走るだけだった電車 玩具のスピードコントロールや、歌声に合わせたイルミ ネーションの点滅が可能になる。自分で作った工作物に 装着すれば、同様に操作できるようになり、創造性育成 に繋がる。 ④子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン(リテラシー部門) 和食給食応援団 合同会社五穀豊穣(東京都中央区) 和食文化継承に意欲をもった和食料理人が結集し 「和食給食応援団」を設立。和食料理人が全国の 小中学校を訪問し、和食給食献立の調理・提供や 食育授業を行っている。また、学校栄養職員を対 象とした調理実演会で、給食に取り入れやすい和 食献立を紹介。 これらの活動を通じて未来を担う 子供たちに和食の魅力を伝えている。 <優秀賞「消費者担当大臣賞」(1点)> ⑤子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン(消費者育成部門) JUNIOR SAFE (じゅにあ せーふ) 株式会社三井住友フィナンシャルグループ(東京都千代田区) 主に小学校高学年以上を対象に、地球の未来を変えるお金の 使い方が学べる環境情報誌。お小遣い 5 0 0 円の使い道とし て、カカオ農家の支援に充てられるチョコレートや再生紙の ノートを買う選択肢を示し、環境のための選択と行動、環境 と金融の関わりについて考察を促す。また、環境問題の解決 に取り組む人や企業の活動も紹介。 <優秀賞「少子化対策担当大臣賞」(2点)> ⑥子どもたちを産み育てやすいデザイン(個人・家庭部門) 孫育て専用ほ乳瓶「ほほほ ほにゅうびん」 BABA ラボ(シゴトラボ合同会社)(埼玉県さいたま市) メモリが見やすく、持ちやすい、「孫育て」におすすめな日本製のほ乳 瓶。花びら型のデザインは、指にフィットして扱いやすく、調乳時の落 下事故を防ぐ。また、メモリが大きいことで、老眼による調乳ミスや火 傷を防止することができる。孫育ての機会が増えるシニアの安全を考え た、初めてのほ乳瓶である。」 ⑦子どもたちを産み育てやすいデザイン(地域・社会部門) TSURUMI こどもホスピス 一般社団法人こどものホスピスプロジェクト/大成建設株式会社一級建築士事務所(東 京都新宿区) 入院治療を終え在宅看護へ移行した難病の子どもと家 族を支援する日本初の医療機関に併設しないこどもホ スピス。子どもには遊びや学びを、家族には日々の看護 からの一時的休息を提供。公園立地を活かし、地域や社 会から孤立しがちな子どもと家族の交流の場となり、地 域に開かれ地域全体で子どもと家族を支える拠点を目 指している。 <優秀賞「男女共同参画担当大臣賞」(1点)> ⑧子どもたちを産み育てやすいデザイン(男女共同参画部門) はぐくみプログラム 凸版印刷株式会社/株式会社芸術造形研究所(東京都千代田区) 育児休業中の社員とその子を対象にした、アート制作と対話からなるプログラム。親子 で一つのアート作品を制作しながら、親子の絆の醸成や心のリフレッシュを図るととも に、会社の制度や職場の状況、仕事と育児の両立ノウハウなどの情報提供を行い、他の 育児期社員と交流しながら復職に向けた前向きな気持ちを作る。