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第9回 - 練馬区

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第9回 - 練馬区
第九回(仮称)「ふるさと文化館」建設準備委員会議事録
1.日時
平成 19 年 3 月 23 日(金)
2.場所
練馬女性センター
3.出席者
委員 11 名
4.議事等
(1)議事録について
14:30∼16:00
視聴覚室
(2)総合基本設計について
(3)次年度の予定について
(4)その他
5.公開対応
公開(傍聴者2名)
6.配付資料
1.第八回(仮称)
「ふるさと文化館」建設準備委員会議事録
2.(仮称)ふるさと文化館総合基本設計概要 (施設運営計画・展示基本
計画・建築基本設計)
3.次年度の予定について
7.会議の概要
事務局
出欠のご報告をさせていただきます。大村委員・佐藤委員より欠席の連絡がご
ざいました。また本日2名の傍聴がございます。委員会に先立ちまして、生涯学
習部長よりご挨拶をさせていただきます。
生涯学習部長
3月も半ばを過ぎまして、年度末も近くなりました。お忙しい中お集まり
いただきましてありがとうございます。昨年の5月から視察を含めまして、これ
まで8回にわたり委員会を開催いたしました。おかげをもちまして、運営・展示
計画、建築の基本設計を合わせた総合基本設計を仕上げることが出来ました。当
初の目論見どおり、ソフトとハードの連携を図りながら設計が概ね出来たのでは
ないかと思います。前回までご議論いただきました内容につきまして、3月6日
に区議会へ、13 日に教育委員会へ、案ということで報告いたしました。その中で
例えば体験学習とはどんなことをやるんですかとか、展示での音声案内はどのよ
うに考えているんですかなど、いくつか質問は出ましたけれど、おおむね議員の
方々、教育委員の方々にご理解を得られたのではないかと思っております。さて、
本日は総合基本設計をご報告申し上げたいと思っています。それとともに、この
計画に基づきまして、4月以降の計画について、ご説明をさせていただく予定で
す。特に、展示構成の詳細につきましては、この施設の大切な核となる部分でご
ざいます。基本設計で煮詰め切れなかった部分につきましては、4月以降の実施
設計で決めていくことになると思います。本日は 18 年度の最後となります。報告
が中心となりますけれども、よろしくお願いいたします。
品田委員長
本日は年度末のお忙しいところありがとうございます。今日で9回というこ
とで、この1年間ご検討いただきましてありがとうございます。では、建設準備
委員会を始めさせていただきます。まず資料の確認をお願いします。
1
■
資料の確認について
事務局
(資料の確認)
なお、お手元に「お花見散歩まっぷ」を置かせていただきました。所管の商工
観光課長が委員でいらっしゃいますので、説明も含めまして、宣伝をさせていた
だきたいと思います。
商工観光課長
「お花見散歩まっぷ」につきましては、桜やカタクリなど季節の花を見な
がらお散歩していただければと思っております。また、合わせまして区内の商店
街でお買い物をされた方には、レシートを貼ってご応募いただくと、プレゼント
が当たります。練馬区・練馬区観光協会がタイアップしておりますので、後ほど
お目通しいただければと思います。また、このマップの中にも紹介されておりま
すが、本日3月 23 日より『るるぶ練馬区』完全改訂版が売り出されております。
今回も総力をあげての取材ということでございます。ぜひお買い求めいただけれ
ばと思っております。よろしくお願いいたします。
品田委員長
■
ありがとうございました。それでは議事録についてお願いします。
議事録について
事務局
(資料 1 の説明)
品田委員長
委員の皆さんには事前にご覧いただいていると思います。特になければこの
まま公開ということで、事務局にお願いいたしますが、いかがでしょうか。
(委員了承)
品田委員長
では、次に移りたいと思います。総合基本設計についてですが、今までの意
見が反映されたものとなっていると思います。この計画を基に具体化をしていい
ものを作り上げていくということになると思います。資料2のとおり概要が出て
おりますので、説明をお願いします。
■
総合基本設計について
事務局
私の方からは資料2の「施設運営計画説明書‐概要版」および「展示基本計画
説明書‐概要版」の説明をさせていただきまして、その後所管として今回の設計
の方を担当していただいております営繕課の池上主査より「建築基本計画説明書
および基本設計図‐概要版」をご説明させていただきたいと思います。
(資料2「施設運営計画説明書‐概要版」
「展示基本計画説明書‐概要版」の説明)
営繕課建築主査
(資料2「建築基本計画説明書および基本設計図‐概要版」の説明)
また、6ページに「総合的有害生物管理(IPM)」とございますが、先の建設
準備委員会では書かれていない目新しい言葉なので、トータルメディア開発研究
所より説明させます。
2
トータルメディア開発研究所
この施設は、設計に向けての基本方針として「環境に優しく、人に優しい建築」
とあるのですが、収蔵庫は資料保全をやっていかなければなりません。害虫駆除
などはこれまでどうしても有害な薬品等でしてきたのですが、この施設はなるべ
く最低限に抑えて、建築の材料や防虫しやすい施設の配置をしていこうというこ
とを設計プランに入れております。例えば一般来館者の動線と収蔵庫は画して
別々の区分けとしていく。今後の検討課題となってまいりますけれども、運営す
る際にIPMをやりやすい床材を考慮して選んでいくなどということを、今回の
設計の中に入れさせていただいております。
品田委員長
ありがとうございました。今までですと建物が先に計画されて、運営や展示
は後からどうやって中に入れようかという話になることが多かったのですけれど、
今回は総合設計ということで、比較的早い段階で展示の構成が考えられ、さまざ
まな要素が入れられていると思います。必ずしも理想的とはいえなかったかもし
れませんけれど、この種の設計では初めてではないかという評価が出来るのでは
ないかと思います。これから具体化に向けて実施設計の段階で調整したりすり合
わせたりする必要があるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
今日は報告ということですが、何かご質問やご意見がございましたらお願いしま
す。
前田副委員長
委員会での討議がかなり反映されていると思います。厳しいことを申し上
げましたけれど、やはり区民による区民のためのものでございますから、何をや
ろうとしているか区民の方に分かる表現でなければなりませんということを、私
は一貫して申し上げてきました。今日ご説明を伺ったところで、今後詰めていた
だきたいことと、関係部局に十分に対処してほしいことを申し上げたいと思いま
す。一つは施設運営計画でご説明いただきましたけれど、用語の中であいまいさ
が残っている表現があると思います。今後非常にかかわってくる問題です。「施設
運営計画説明書‐概要版」の 10 ページ、区民組織立ち上げのところで、「主体的
に館を支える地域のリーダー(区民学芸員)を発掘する」
、その次の行に「サポー
ターづくり活動」と書いていらっしゃる。その下にいきますと、「ボランティアス
タッフ」という言葉を使っている。9ページの「区民組織・民間団体運営段階」
では「区民学芸員(サポーター)」と書いてあります。その上のところでは、「(一
部委託)(ボランティア)」とあります。使っている言葉が必ずしも明確になって
いない。ボランティアという概念には、それなりのルールと約束があると私は思
っているのです。ボランティアは本来の意味的に言って報酬とは関係ないんです
ね。自発的であって、それを業としていないのが基本でして、一番大事なのは自
発性です。それに生じた当然の対価を支払うということとボランティアというの
は、何ら関係ないわけです。サポーターはちょっと違いまして、現在は必ずしも
いい意味では使っておりません。半分組織化されたファンとして使います。ここ
3
でもそういう意味で使っていらっしゃると思います。前はこの言葉を過激に使っ
ていらっしゃいましたが、このへんはもう少し明確にしなければいけないんじゃ
ないかと思います。それからこれは今後の問題ですけれど、区民学芸員というこ
とを打ち出していらっしゃいますけれども、これについてどういう方に、どうい
った研究等をしていただくのか、どういう活動をしていただくのかというイメー
ジを明確にしていかないといけないんじゃないか。区民参加ということを言って
いるのですから、もう少し詰めていただくことをお願いしたいと思います。
品田委員長
これについては後ほど、今後の予定のところで考えていくことだと思います。
前田副委員長
品田委員長
そうですね。
解釈の問題は、あいまいなところのないようにお願いしたいと思います。
前田副委員長
もう一つは、展示・基本計画の説明のところで、観光向け展示はある意味
非常に画期的です。最近はぼちぼちは言われていますけれど、省庁の関係から言
って、観光というのはこういう文化施設とは全くかかわりがないという扱いをさ
れていたのに、この施設は観光という意味を広くとらえて文化活動を包含する概
念だとしていただいたのは、私としても大変うれしいところでございました。観
光という視点を入れていくことで、非常に魅力ある施設になるのではないかと思
います。今度は観光系展示ということですが、8ページの「わがまち練馬情報コ
ーナー1(観光産業コーナー・ビジターセンター)」というところで、
「ねりコレ、
名品 21、風景 100 選を紹介」となっております。今後取組んでいただかなければ
困るのは、ミュージアムの展示に求められている、信頼性と妥当性を果たして持
っているのかということを絶えずチェックしなければならなということです。も
ちろん歴史的な展示物は確かであるという、専門性を持った、そのために学術的
なチェックが必要でありまして、それを学習した生徒さんが間違えて理解しては
とんでもないわけですから、信頼性の高いものにしなければならないということ
があります。一方で練馬を知っていただくために必要なことは、信頼性だけでは
なくて、それを代表性あるものとして展示することの妥当性があるのかというチ
ェックをしておかなければ、間違った情報を出すことになってしまうことになる
わけです。この点を考えなければいけないと思います。現在担当されているのは
商工観光課でいらっしゃると思いますけれど、
「ねりコレ」
「名品 21」
「風景 100 選」
というのは同じではないのです。そのことを皆さんにもご理解をいただくととも
に、担当部局におかれまして、ふるさと文化館の重要な展示とするのにふさわし
いものにしていくということをしなければなりません。と申しますのは、
「名品 21」
は 2001 年に作った制度であります。本当に練馬の名品がこれだけなのかというこ
とは、判断は出来ません。しかし、継続性・再現性、これはチェック条件に入っ
ていましたので、再現性はある。それから代表性もある程度あると私は思います。
「ねりコレ」は現在も続いていますが、区民による練馬のものを育てようという
運動なんですね。そういうことの基本的な条件を満たしているものは、
「ねりコレ」
4
に該当しますので、その意味で言うと、再現性と代表性についてのチェックはな
いというべきです。それは明確に理解しておかなければいけない問題です。「風景
100 選」はついこの間自薦・他薦でやりましたが、これも厳重な審査をしました。
同じ風景が見られないのはだめなんですね。あるとき突然しか見られないものは
風景ではないんです。再現性というのは十分にチェックした。ただ何十年もした
ら都市景観などは変わるでしょうけれど、ある程度は持ちます。代表性もある程
度あると思っています。こういうように代表性・再現性のあるものかどうかとい
うことは、絶えずチェックしていく必要がある。練馬を紹介するコーナーを常に
ライブなものにしておかなくてはならない。こういう努力を関係部局を始めご関
係の皆さまにおきましても、継続的にご協力いただきたいと思っております。
品田委員長
展示そのものがまだまだ固まっていないということもありますけれども、常
時入れ替えるということもあると思います。それにしても最初の段階で慎重にこ
したことはないと思いますので、ご検討をお願いいたします。他にございますか。
石塚委員
建物についてですが、和風モダンは分かりました。緑の景観、
「みどり 30」も大
切です。ただこれを見て話題性が感じられないんですよね。何か練馬の特徴が現
れている外観があるんですか。特にないですよね。和風モダンも緑を取り入れる
のも、一般的な話ですよね。特に練馬だけの特徴ではないですよね。ですから、
アニメや漫画家のオブジェとか、壁面に絵を描いてもらうとか、地方のニュース
で取り上げられるような話題性を持ったものがあったほうがいいんじゃないかと
思うんですね。プレ段階の集客の話題性がないわけですね。そこをもう一考され
た方がいいですね。ただイメージを壊すものであっては困りますね。調和という
ものがありますから。それと民の団体で心配するのは、多目的会議室 108 名、そ
れはいいんですが、集客の話題で協力したいわけです。区内の民間団体に総会を
やってくださいよと声を掛けたとしますが、総会の後は必ず飲食がつきものです。
総会をやって他のところへ行くのはもったいないじゃないですか。2階の「わが
まち練馬情報コーナー2」でも立食パーティーが出来るというお考えをお持ちで
すか。また、古民家の移築はどうなりましたか。古民家を利用するのは非常に特
徴がありますよね。それがいろいろな集客につながっていきますよ。そうすると
キッチンについても考えなければいけませんよね。
事務局
産業団体の総会・飲食等についてですけれども、まずこの施設の目的に沿った
使い方があるかどうか。集客のためにそういった団体に来ていただいて使えるよ
うにしたらどうかというご提案だと思います。喫茶コーナー以外、例えば多目的
会議室などで飲食を可能に出来ることを運営で考えていきたいと思います。その
ために設計もIPMという考え方で、資料を保存するところの動線を完全に分け
ていく、そういう意味では飲食を可能とする諸室配置となっているところです。
品田委員長
事務局
用意はされているということですね。
はい。あと、古民家についてですが、具体的には中村に茅葺(かやぶき)の民
5
家が、明治 20 年頃の建築あるいは幕末ぐらいに建築され明治 20 年頃に大きく改
造しているというものがございます。それについて交渉をしております。4月に
取り壊しをしたいという話がございまして、調査をきちんとかけて、再築出来る
ようにお願いをしたところです。本計画に整合した建築だと思っております。
品田委員長
かなり広い民家で、障子などもきれいに残っています。非常に珍しいことだ
と思います。先ほどの石塚委員のご意見にございました、特徴になるかもしれな
いという気がいたします。
石塚委員
石神井公園からの動線の問題が一番重要になってくるので、サインボードとか
ですよね。
品田委員長
初期の段階ですと、工事中の壁面にアニメの方にご協力いただいてふるさと
のイメージの絵を描いてもらうという案もありますよね。
石塚委員
ヨーロッパなどはみんなそうです。工事中でも明るい絵を描いて、センスがあ
ふれていますね。ぜひ取り入れていただきたいですね。
品田委員長
なるべく取り入れていただければと思います。
前田副委員長
建築物の外観等で、非常に珍奇さで話題性を取るという時代は、過去にな
ったと思います。有名建築家が造って、それ自体が話題になった、例えば山梨県
立美術館などもその一つでした。ここでは展示の仕方や活動などが重要視されて
いると思います。最近話題になったのは、葛飾区のプラネタリウムですね。これ
などは、それほどの規模ではないです。
品田委員長
今度『るるぶ練馬区』を改訂するときには、表紙を飾るようなふさわしいも
のにしていただきたいですね。
長坂委員
練馬らしさって、この立地条件で、三宝寺池があって石神井池があって、この
自然の中にあるというのは東京都の中ではない大きな特徴だと思います。例えば
練馬区内の団体だけで総会をやるのではなくて、都の人も集めて、三宝寺池を散
策していただいたりするといいですよね。
石塚委員
夢が広がりますよね。まちづくりの再開発も控えていますし。すばらしい可能
性がありますよね。
長坂委員
本当に練馬にしかない立地条件だと思いますので、そこを損なわないよう、し
かもモダンにしていただきたいですね。
品田委員長
総合基本設計の区民に対する公開についてご説明いただけますか。
生涯学習部長
一番大きなPRは区報でございますが、5月1日号でふるさと文化館の総
合基本設計が出来たということをお知らせしたいと思います。また、練馬区のホ
ームページで閲覧をしていただきたいと考えております。基本設計まで出来まし
たので、今後は周辺の区民の方、また、地元商店街の方々につきましても説明会
を開催したいと考えております。
品田委員長
事務局
ホームページですと図面や外観など全部見られるようになりますか。
概要版については全部見られるようにしたいということで考えております。
6
品田委員長
文字が並んでいるだけのものよりも、絵がある方が分かりやすいですね。ボ
リュームが大きくなるのかもしれませんがご検討をお願いいたします。
前田副委員長
区報に載せるといいますと、先ほどの「区民学芸員」というのはある程度
お示しになるでしょうか。
品田委員長
■
では、その件も含めて、次年度の予定についてご説明をお願いいたします。
次年度の予定について
生涯学習部長
品田委員長
(資料3の説明)
一つお願いがございます。ワークショップでふるさと文化館の展示を作って
みようということで参加者を募集しますが、全くの素人が展示の具体案を作ると
きに参加していただくわけですから、基本設計に至るまでの検討内容について十
分説明をしていただいて、ばらばらな内容が出てこないように、展示というもの
はどういうものか、その方法論はどうしたらいいのかということも数時間かけて
講義をした上で、展示をみんなで作りましょうとした方がいいと思います。
事務局
そのあたりのところはこれから決めていきたいと思います。以前よりご意見が
ございましたが、特に大学生など若手に声をかけながら、なおかつ平成 15 年から
議論をしてまいりました流れをきちんと理解をしたうえで作業に入るということ
をしてまいりたいと思います。また、前田副委員長からお話がございました「ボ
ランティア」、「サポーター」、「区民学芸員」という言葉の使い分けが出来ていな
い部分がございます。ただイメージとしては、ボランティアからサポーターへ入
る、そこから区民学芸員へ入るケースと職員へ入るケースとになろうかと思いま
す。そういう段階的な言葉の使い方が分けられるように整理した上で最終的に出
したいと思います。
品田委員長
他に来年度のことについてございますか。よろしければその他についてお願
いします。
■
その他
生涯学習部長
議題としては特にございません。平成 18 年度につきましては今回が最後に
なります。ほぼ1か月に1回というペースでお集まりいただきまして本当にあり
がとうございました。改めて御礼を申し上げたいと思います。
品田委員長
それではこれで、今年度の委員会を終了させていただきます。ありがとうご
ざいました。
7
(仮称)
「ふるさと文化館」
施設運営計画 説明書−概要版
平成 18 年 3 月
練馬区
Index
Ⅰ . 施設の事業方針 ………………………… 1
1. 施設の基本理念
2. 施設の目的
3. 施設機能とテーマ
(1)施設機能
(2)施設のテーマ
Ⅱ . 施設の活動計画 ………………………… 4
1. 施設の活動目的
2. 施設の活動と構成諸室について
3. 施設の活動について
(1)目的とターゲット
(2)各プログラムの種別と役割
(3)当館のプログラムの特徴
Ⅲ . 施設の運営計画 ………………………… 8
1. 運営理念
2. 運営組織について
(1)運営主体
(2)運営組織
3. 区民参加について
(1)区民組織の立ち上げ
(2)人材育成について
4. 情報計画
(1)施設の情報体系
(2)情報システムについて
6. 広報計画
(1)特徴
(2)目標
(3)広報展開について
Ⅳ . 建築計画 ………………………………… 14
1. 建設地与件
2. 建築計画の基本的な考え方
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅰ . 施設の事業方針
Ⅰ . 施設の事業方針
1. 施設の基本理念
伝統文化を継承し、地域文化を創造する拠点として、練馬区の独自性を打ち
出し、話題性に富んだ施設づくりを行います。(仮称)「ふるさと文化館」は、
区民や観光客、子どもから高齢者までだれもが集い、交流と学びあいができ
る場とします。そのために「区民が創り、活発に活動する」練馬区が提案す
る新しい姿の〈生涯学習施設+観光交流センター〉として、まちの魅力を引
き出し、新たな練馬区の地域文化創造を担う施設とします。
1 目指す方向
練馬区には「伝統的な近郊農村の生活文化」と「首都東京の住宅都市としての
文化」が息づいています。(仮称)
「ふるさと文化館」では地域文化としての「農」、
「食」、「職」、「歴史」や「自然」をはじめ「くらしの工夫」を軸に、生活やま
ち中にある練馬区の文化を特徴づける一つひとつの「もの」や「情報」を発見し、
紹介します。
体験、交流、参加、観光活動などを通して、発見や感動、学びあう楽しさを地
域への関心へと結びつけ、「わがまち練馬」の文化の再発見と創造に寄与する
ことを目指します。
2 基本的な役割
目的を実現するため、
「展示・教育」、
「収集・保管」、
「調査・研究」機能を基礎に、
「知
らせる」
(情報発信する学習の場)、
「発見し発掘する」
(価値を見出し、誇る)、
「継
承する」(人々の交流の場)、「創造する」(活力と広がりある活動の場)という
四つの活動を軸として、
「生涯学習の推進」、
「ふるさとが感じられる文化の交流・
継承・創造」、「学校教育との連携」、「観光・レクリエーション活動の振興」の
四つの役割を担います。
【『(仮称)「ふるさと文化館」建設基本構想』より】
−1−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅰ . 施設の事業方針
2. 施設の目的
練馬区の伝統文化を生かし、
新たな地域文化を創造していく拠点づくり
練馬の新たな地域文化の創造のために、練馬の「伝統文化」を生かして、区民のさまざま
な「文化活動」「文化交流」が活性化する施設を目指します。
3. 施設機能とテーマ
(1)施設機能
(仮称)
「ふるさと文化館」
(以後、
「当館」および「ふるさと文化館」とよぶ)、練馬の歴史・民俗・
文化、自然等を伝え、区民の自発的な活動を促進する「生涯学習機能」と地域資源や人材を活
用しまち歩きへ誘い、区の活性化に寄与する「観光機能」という 2 つの大きな機能を持ちます。
この 2 つの機能は、それぞれが独立して存在するのではなく、それらが融合して、ひとつの施
設としてまとまりのあるものでなくてはなりません。
このため、当館は 2 つの機能に、これらを融合し、さらにはそれぞれの魅力と可能性を広げる「交
流機能」を加え、施設の3大機能として位置づけます。
観光機能:練馬区の観光情報発信の場
練馬区には、さまざまな地域資源が存在します。自然・史跡・産業・工芸などの、情報を発信し、
まち歩きへ誘います。
生涯学習機能: 区民の学びあいの場
区民の知的好奇心、知的探求心を満足させ、それぞれの興味に応じて、調査・研究やまち歩き
という活動へ人々を誘います。
また当館では、子どもから高齢者までの多様な興味に対応するとともに、今までに興味がなか
ったものにも興味を持ってもらえるように、楽しみながら学べる場を提供します。多くの区民
が生きがいをもって、活発に活動をする「区民の学びあいの場」を目指します。
交流機能:世代を超えた交流の場づくり
当館は、子どもから高齢者の利用を促す活動を行っていくと同時に、その活動をとおして様々
な人と出会い、交流できる場づくりを目指していきます。普段の生活圏では出会えない人やも
のに接し新たな交流の輪が生まれるようなことを目指します。
そしてここから、練馬の魅力を楽しみ、発見し、学び、新たな練馬の文化を創造する施設とし
ます。
※ふるさと文化館における「観光」とは、練馬の地域資源を内外に発信することに留まらず、さらに練馬
ならではの豊かな暮らしを提案することまでを含みます。
−2−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅰ . 施設の事業方針
(2)施設のテーマ
「魅力あるくらしの発見と創造」
わたしたちは、古くから、恵まれた自然環境と様々な文化資源を有する「練馬」に、四季折々
の自然と折り合いをつけながら暮らし続けてきました。その生活の歴史の中で鍛えられ、育ま
れた知恵や技(商・農・工など)は、「くらしの文化」として、現在も継承され、発展しよう
としています。
ふるさと文化館では、いまも色あせずに受け継がれる「くらしの文化」の価値を発見し、学び、
世代を超えた人々の交流を通して新しい「くらしの文化」の創造をはかります。
多様な人々の知的探求心を喚起させる展示と区民参加による多彩な交流活動を通じ、練馬の魅
力を発見・学び・創造する施設とします。
[特徴及び役割]
観光機能
生涯学習機能
練馬区の観光情報発信の場
まち歩き情報
ねりコレなど
+
区民の学びあいの場
学びの情報
伝統文化の保存・継承
交流機能
世代を超えた交流の場づくり
区民、来訪者の様々な関心を呼び起こし、
知的探究心を満足させる展示と多彩な講
座などの事業の実施を通じ、練馬区の魅力
を発見、学び、文化創造活動へと広げてい
くために、多くの人々が参加する場づくり
が必要。
[施設の全体テーマ]
魅力あるくらしの発見と創造
「くらしの工夫」を軸とする
統一性のとれた展示演出を展開する
−3−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅱ . 施設の活動計画
Ⅱ . 施設の活動計画
1. 施設の活動目的
当館では、施設のテーマとして掲げている「魅力あるくらしの発見と創造」を実現するた
めに、3 つの機能から導きだされる 4 つの活動目的を定めます。これらの 4 つの目的は、
「魅
力あるくらしの発見と創造」への道筋を示します。
ふるさと文化館の4つの活動目的
観光振興
(文化発展)
練馬区を知り、
好きになる
学校連携
(文化伝承)
地域住民の
相互理解
文化継承
(文化保存)
文化振興の
機運を醸成
区民活動支援
(文化創造)
まち歩き観光の
活性化
練馬の新しい
地域文化の創出
1)観光振興…文化の発展に寄与
観光機能を掲げる当館では、施設活動をとおして、練馬の良さ・楽しさ・すばらしさをより多
くの人に伝えていきます。一見しては観光と結びつかない活動テーマであっても、まち歩きの
きっかけとなるような要素を取り込んでいきます。
また、施設テーマの実現を目指すプロセスとしては、まずはより多くの人に練馬のファンとな
ってもらうことが重要です。区民にとって身近で、見た目にも楽しい観光資源を利用した活動
は、文化の発展の入口となります。
2)学校連携…文化の伝承に寄与
当館では、練馬の歴史、文化、民俗、自然、産業、くらしの工夫などをテーマとした活動をと
おして、練馬がこれまでに培ってきた文化や伝統を次代に伝えていきます。練馬の文化を担う
人材として、子ども達に文化伝承の機会を多く用意することは重要なことです。教育委員会所
管の施設にあっては、そのメリットを生かして学校が利用しやすい環境と活動を提供していき
ます。
3)文化継承…文化保存に寄与
練馬区内に残る貴重な資料やデータを調査・整理、保存・管理していくことは、生涯学習機能
を掲げる施設の重要な役割です。ただし、この収集・蓄積された資料やデータはただ保管をす
るだけではなく、広く区民の活動やまち歩きの活動に利用していきます。
4)区民活動支援…文化の創造に寄与
当館の最終目的である「文化の創造」を達成するには、区民活動が活発となり、多様な区民の
交流をとおして、新たなものを生み出していくことが重要です。この区民活動をより活性化し
ていくために支援し、区民交流の場を提供する活動を行います。
上記の 4 つの目的をもった活動が、繰り返し行われることにより「魅力あるくらしの発見
と創造」を達成していきます。
−4−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅱ. 施設の活動計画
2. 施設の活動と構成諸室について
4つの活動目的を達成するため、その活動に必要な諸室をここに掲げます。当館では、各
活動毎に占有の諸室を定めるのではなく、既成概念に囚われずに、目的達成のために効果
的な場所を、活動プログラム毎に検討して行きます。(ただし、資料保護活動など、占有
場所が絶対条件として必要なものはこの限りではありません。)
■機能別活動
∼魅力あるくらしの発見と創造∼
観光機能
交流機能
・地域資源紹介活動
・体験教室活動
・区民創作作品展示活動
・講座・講演活動
・まち歩き推進活動
・喫茶等提供活動
生涯学習機能
・常設展示活動
・企画展示活動
・総合学習支援活動
・資料収集・保護活動
・ボランティア支援活動
■構成諸室
観光・交流機能
○わがまち練馬情報コーナー
練馬の見所、特産品、工芸品などを来館者に紹介し、まち歩きへのきっかけとする他、まち散
策の相談や提案を行います。また、隣接している石神井公園の紹介も行います。
その他、絵画や写真など、区民の作品発表の場、区民活動、区民交流を深める場としていくと
ともに、「区民の目から見た練馬」を紹介していく場とします。
主な内容:ねりコレ、名品21、風景100選、石神井公園紹介、区民作品紹介など
○喫茶コーナー
区民の憩いと交流活動を深める場所です。講座やワークショップ、会議の前後での話し合いや、
観覧途中の休憩、石神井公園の散歩の途中など、気軽に利用できる場所とします。グループ利
用にも考慮し、20人が1度に利用できるスペースとします。ここでは、休憩と簡易な話し合い
がメインのため、軽食と飲み物程度の提供とします。
またこのスペースを利用して、区民作品の展示や頒布などを行います。
○多目的会議室
さまざまな区民活動を支援、促進する場です。区民の活動発表から、会議室利用までと幅広い
目的に対応します。学校団体利用とこれまでの区内活動での集客数等より、最低100名の収容
が可能な場所とします。
主な内容:講演、講義、伝統芸能鑑賞会、音楽会、映画会、会議
○交流ライブラリー
区民の個人研究やグループでの調べもの、情報交換の場です。
−5−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅱ . 施設の活動計画
○ロッカー室(会議室)
夏期はプール利用者のロッカールームです。プール運営時以外は、学校団体利用、及び会議室と
して活用します。夏期以外も、一部のロッカーを開放し、一般来館者が利用できるようにします。
主な内容:学校団体利用時の荷物置き場・昼食場所、工作等のものをつくるワークショップ、
会議室など
生涯学習機能
○活動展示室(常設展示室)
練馬の歴史、文化、民俗を紹介し、まち歩きへのきっかけを提案します。また、小中学校の活
動に対応する展示を用意し、学校連携を促進します。
主な内容:学校連携展示、歴史・民俗資料展示、アニメーション資料展示、昔のくらし再現など
○企画展示室
活動展示室、わがまち練馬情報コーナーなどでは語りきれないテーマなどを展開し、区民によ
り深い活動を提供します。また、区民作品の発表の場としても活用します。
さらに、多くの人に館に訪れてもらうために、重要文化財も展示できる設備とします。
主な内容:区民作品展、練馬の文化財展など
○収蔵庫
館の所有の資料を保管する場。民具、農具類、文書、絵図、セル画など、区民の財産を保護・
保存します。また、一般収蔵庫の他に集客に資する企画展示の開催を考慮し、重要文化財を収
蔵できる特別収蔵庫を用意します。
管理機能
○事務室
事務室は、当館の活動内容より必要と思われる人数6∼7人が執務できるスペースを確保しま
す。また当館をサポートする区民ボランティアのスタッフルームも、意志疎通などの点から事
務室に隣接させます。この事務室は、来館者のコミュニケーションがとりやすい場所、および
ボランティアの活発な活動が、来館者にアピールできる配置とします。
○館長室
館長の執務の他に、来客の場合の応接や講師の控え室等にも利用します。
[プール諸室]
○プール専用エントランス
プール利用は有料のため、専用のエントランスを設けます。
○ロッカー室
プールは入場制限を 1000 人としていることにより、1000 人の利用者を見込んでのロッカー数
とします。
○身障者用更衣室
身障者の方が利用できる更衣室を設置します。これはエントランスから直ぐに入れ、職員が対
応しやすい場所に配置します。
○事務室兼休憩室
プール開催時のスタッフ事務室兼休憩室。夏期以外も休憩室、講師控え室等として利用します。
○医務室
医務室の他に授乳室としても利用します。職員が対応しやすい場所に配置します。
○監視員室
プールが監視しやすく、すぐに対応できる場所とします。
○プール専用のトイレ、シャワー室、強制シャワー
←
→
←
→
←
→
←
→
衛生管理等から、
プール 強制シャワー トイレ シャワー室 ロッカー室という動線とします。
−6−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅱ . 施設の活動計画
3. 施設の活動について
様々な趣味・趣向をもち、生活環境、生活サイクルの違う世代を超えた区民や来訪者が、
練馬の文化に触れ、楽しく活動に参加するためには様々なテーマで、様々なレベルの活動
プログラムを展開する必要があります。
(1)目的とターゲット
多様な区民や来訪者に対応するために、活動プログラムを以下のように分類し、企画する上で
の基準とします。活動プログラムを企画する際には、そのプログラム毎に目的とターゲットを
定め、年間を通して各分類がバランスよく組み合わされていることが望まれます。
■年齢層別分類
■利用目的別分類
目的系分類
ターゲット系分類
・学習を重視したプログラム
・楽しむことを重視したプログラム
・交流のためのプログラム
■興味別分類
・歴史・民俗系プログラム
・自然系プログラム
・創作系プログラム
・幼児連れ親子向けプログラム
・主婦層向けプログラム
・定年後向けプログラム
・児童・生徒向けプログラム
・大学生向けプログラム
・勤労者向けプログラム
■利用形態別分類
・観光系プログラム
・学校団体利用プログラム
・交流系プログラム
・高齢者団体向けプログラム
・ファミリー向けプログラム
(2)各プログラムの種別と役割
当館の館主催プログラムは、以下の種類とそれぞれの特徴を持ちます。
分類
展示
プログラム
ワークショップ
プログラム
企画展示
プログラム
概要
人数
いつ来ても見られる練馬の基礎情報知識とし
料金
基本は無料
て、学習がメインとなる場所。ただし、展示室
常時 2 ∼ 3 人
(ワークショップ時
内でのワークショップなどにより、楽しむ、交流
解説 1 ∼ 2 人
には材料費の徴収は
するという要素を盛り込んでいく。
あり)
ターゲットと目的をしぼり行うものだが、能動性
が強く、創作活動など、成果が得られるので、
参加者の交流が起きやすい。基本的には定
事業ごとに設定
材料費のみ徴収
常時 1 ∼ 2 人
企画内容により
員制で、事前申し込みが必要。
集客に寄与するもの。
一般受けをするテーマと専門性の高いテーマ
をバランスよく行う。
(混雑時には増員)
有料の場合あり
その他
・土・日はファミリー層中心
・平日午前は学校団体、高齢者団
体及び、幼児連れ親子
・平日午後は主婦、大学生。金
曜夜などに特別にサラリーマン、
OL 向けのものを行う
(月 1 回)
・土・日はファミリー層中心
・平日午前は学校団体、高齢者団
体及び、幼児連れ親子
・平日午後は主婦、大学生。金
曜夜などに特別にサラリーマン、
OL 向けのものを行う
(月 1 回)
・年 2 回
集客に寄与するもの。
イベント
一般受けするもの、多くの人が参加し、楽しめ、
プログラム
毎年恒例のものと、1 回限りのものを組み合わ
区民の交流を主軸とする。
イベント毎に設定
無料
・月 1 回を目標とする
・大型イベント 1 ∼ 2 回
・ミニイベント 10 ∼ 11 回
事業ごとに設定
有料
適宜
せていく。
講演・講座
プログラム
ひとつのテーマを深く掘り下げていくためのもの。
知識等を増していくための受動的な活動。
(3)当館のプログラムの特徴
多くの公共施設、サービスがある中で、多くの人々に当館を利用してもらうためには、当館独
自の視点、特徴を出してプログラムを企画する必要があります。
当館は、区内外の多くの人々を施設のターゲットと捉えています。このことから、観光と学び
あいに特化したプログラムはもちろんのこと、日常では出会うことのない、交流の機会のない
人々を結びつけることが、当館の特徴であり、役割といえます。
そして、このような活動が当館の目的でもある、新しい練馬文化の創造へと繋がって行きます。
−7−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ. 施設の運営計画
Ⅲ.施設の運営計画
1. 運営理念
●幅広い区民の参画と柔軟な運営
ふるさと文化館は幅広い層の区民や大学等の参画・連携を図り、区民が主体的で活発に、創造
的な活動に取り組めるよう、区民に喜ばれる柔軟な運営を、練馬区と共に行うことを目標にし
ます。
●経営資源の戦略的運用
施設の経営資源である、人・企画・資金の効果的な投入と獲得を目指し、施設の話題づくり
(広報・周知計画)を戦略的に展開し、永続し、成長し続ける施設づくりを行います。
2. 運営組織について
(1)運営主体
当館は、基本構想に設定されているとおり、「区民が創り、活発に活動する」施設として、区
民が施設運営に参画し、民間のノウハウを生かし、その活動の幅を広げていくことを目指しま
す。そのため、開館以前より、区民との交流を図り、開館から3年間は、区民組織の訓練期と
して、区が直営で運営を行い、開館4年目より、指定管理者制度を導入し、区民組織が運営の
主体となることを目指します。
(2)運営組織
当館は、前述のとおり、開館から3年間を区の直営、4年目から区民組織へ運営主体を移行して
いくことを目指しています。そのため、ここでは、その組織形態の推移を建設工事段階、行政
直営段階、民間団体運営段階に分けて表します。
組織作りに際しては、「観光交流」「生涯学習」活動を活性化させ、戦略的に事業運営を展開し
ていくために、施設の話題づくりを担う、「広報戦略部門」を加えた、運営組織づくりとしま
した。
■建設工事段階[組織育成期 2008.4∼2010.2]
区民、学校、連携団体
運営、広報検討部門
建設準備委員会
展示検討部会
建築検討部会
練馬区
展示会社
(建設準備室)
・運営、
広報、
組織づくり部門
・展示、
事業部門
・サポーター養成部門
サポーター育成協議会
建設会社
施行管理会社
区民参加者
−8−
【行政の役割】
・アドバイザー・有識者等を介して、
主体的に館を支える地域のリーダー
(区民参画者)を発掘する。
・将来の館を支える区民組織の核とな
る前組織を立ち上げ(サポーター育
成協議会)、サポーターづくり活動
を展開する。
※平成21年(2009)4月開設準備室発足
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ. 施設の運営計画
■行政直営段階[組織訓練期 2010.3∼2013.3]
【行政の役割】
・評価システムの確立(モニタリング
の基礎づくり)
・運営費の適性判断
区民、学校、連携団体等
運営協議会
学校連携連絡協議会
(練馬区)
館長
(非)
教育連携・学習企画部門
【運営を担う組織の役割】
・助走期間中の問題点、改善点抽出
・業務内容の把握・サービスの訓練
(OJT)
観光企画部門
副館長
広報戦略部門
施設運営管理部門
(一部委託)
(ボランティア)
運営を担う組織
役員会
代表
事務局長
各部門の職員
■区民組織・民間団体運営段階[指定管理者移行期 2013.4∼]
区民、学校、
連携団体等
練馬区
運営協議会
学校連携連絡協議会
(委託)
指定管理者
教育連携・学習企画部門
代表
事務局長
役員会
(館長) (副館長)
観光企画部門
広報戦略部門
施設運営管理部門
【行政の役割】
・モニタリングシステムの始動による運営委託業務の評価
・委託運営内容の精査と区内連携施設とのマッチング模索
【指定管理者の役割】
・施設運営マニュアルづくり
・連携団体・個人の拡充/収益向上策の模索
−9−
区民学芸員
(サポーター)
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ. 施設の運営計画
3. 区民参加について
(1)区民組織の立ち上げ
当館は、これまでも述べたとおり、運営について幅広い区民の参画を図り、主体的で、活発な
館の運営を目指し、創造的な活動を行政とともに行うことを目標としています。開館3年後に
運営主体として活躍するために以下のようなステップで区民組織を立ち上げます。
【区民組織立ち上げのステップ】
※1
1.主体的に館を支える地域のリーダー(区民学芸員)を発掘する。
※2
2.行政、区民学芸員と共に、館に関わってもらう「サポーターづくり活動」
を展開する。
3.助走・準備期間を経て中核となるスタッフを養成する。
4.開館1年前から各種イベント・活動プログラムづくりを行う。
5.開館と同時に行政・民間組織が一体になって運営する。
(2)人材育成について
当館は、幅広い層の区民交流を目指しています。そのため館の特徴として、交流機能を大切に
していく館です。当館に関わるボランティアスタッフは、来館者とのコミュニケーションに長
け、楽しい提案をしていけるスキルが必要となります。
また、一方では生涯学習機能、観光機能を補完できるスキルをもっていることが望まれます。
このように多彩なスキルをもったボランティアスタッフとなっていただくために、開館前より
必要なスキルを段階的に身につけてもらうための育成プログラムを用意し、実践していく必要
があります。そして認定制度(区民学芸員登録など)を館独自に設け、当館で誇りと自信をも
って活動してもらうようなしくみをつくっていきます。
※1 「区民学芸員」は、職員と共に館の学芸系活動を支えるボランティアスタッフです。
※2 「サポーター」は館の活動に直接的、日常的に関わる以外の区民等です。
−10−
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ . 施設の運営計画
4. 情報計画
「練馬の伝統文化を活かし、新たな地域文化を創造する拠点づくり」を目指す当館では、
収蔵されている練馬に関する資料・地域観光資源情報ならびに、館内の掲示板や口コミな
どのアナログ情報を体系的に捉え、区民活動に役立つ情報として、区民に提供することが
望まれています。
これらの情報は、Web 上のホームページ、一般来館者に対する情報、施設活動情報、施
設運営情報について、公開/非公開の区分を行い、情報の管理を徹底する必要があります。
(1)施設の情報体系
当館で管理する情報は、施設活動の内容から、以下のように分類します。
開館∼3年
(直営段階)
練馬区役所内
データベース
館内情報
生涯学習施設予約システム
(仮称)
ふるさと文化館
データベース
施設管理系
デ
ジ
タ
ル
情
報
展示管理系
経理・総務
・人事管理
(出退勤、
勤務計画等)
・運営予算
・収支計画
施設予約管理
・施設貸出情報
・施設使用情報
経理・総務
・人事管理
(出退勤、
勤務計画等)
・運営予算
・収支計画
施設維持管理
・設備メンテナンス情報
・保安・保全情報
備品・在庫管理
・什器・備品系在庫管理情報
・使用情報
図書管理
・所蔵図書情報
収蔵資料管理
・収蔵資料情報
地域資源管理
・自然系情報
・歴史系情報
・産業系情報
非
公
開
情
報
・映像等展示コンテンツ
展示系コンテンツ管理 ・展示資料情報
システム構築
データ処理・加工
職員活動管理
・各種活動スケジュール
・館の活動記録
・活動申込み
・活動スケジュール
ボランティア活動管理 ・ボランティア情報
館内外情報
館内情報
情報提供系
・図書情報(区立図書館ホームページへのリンク)
・展示解説情報(練馬区ホームページへのリンク)
・収蔵資料情報
・広報・普及情報
・掲示板
Web、ホームページコンテンツ ・学校利用情報
・まち歩き情報
施設予約
ア
ナ
ロ
グ
情
報
館内外情報
来訪者
掲示板
広報紙
口コミ
−11 −
公
開
情
報
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ . 施設の運営計画
(2)情報システムについて
本館が管理・運営するデジタル情報のデータベースは、施設活動を考慮し、利用者に使いやす
い情報システムとする必要があります。
[情報システムの機能]
・形式の異なるデータを一元管理し、受発信できる拡張性や運用性に優れたシステム。
・動画、静止画、音声、文字情報まで、形式の異なる様々なデータの入力、編集機能。
・専門技術者なしに館職員が容易に編集できる機能。
・プロジェクター、モニター、携帯端末などへの、データの出力機能。
・登録利用者に対する施設情報発信機能(メールなど)。
■情報システムイメージ
施設管理系
展示管理系
情報提供系
収蔵管理利用端末
動 静
止
画 画
像
テ
音 キ
声 ス
ト
所蔵図書情報
管理
収蔵資料情報
管理
各種地域情報
管理
各種活動情報
管理
データ
マネージメント
システム
館内情報端末
Web
サーバー
展示系端末
管理・運営情報管理
館内情報端末
家庭
学校等教育機関
まち中利用
(QRコードなどで観光情報を
街中で取り出せる)
WWW
地元商店街
その他文化施設館 ボランティア
Webを通じての公開情報
−12 −
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅲ . 施設の運営計画
5. 広報計画
当館は、「区民が創り、活発に活動する」ふるさと文化館の活動を広めるために、当館の
特徴を活かした広報活動を展開します。
(1)特徴
1.将来的に、区民組織・民間団体が運営主体となること
当館は、運営主体が区の直営から区民組織に移行していくことを目標に計画を進めています。
区から区民に運営主体が移行したとしても、館のイメージや活動に大きな変化が生じず、開
館当初より区民が関わっている施設であることをメッセージしていきます。
2.組織に広報戦略部門をもつこと
当館では、館が永続的に成長し続けるために、広報活動を重視しています。区民の活動が活
発になり、この広がりが区外にも波及していくことを目指します。
(2)目標
当館の広報は、「区民が主役・区民が創る施設」であることを訴求していきます。
練馬区は「広聴広報」という形で、広く区民意見を取り入れてきましたが、区民からの意見や
アイデアを取り入れるだけではなく、考える・創るプロセスを共にし、当事者意識、参加者意
識を高めていきます。このことにより、当館を自分の施設、自分の居場所がある施設と捉えて
もらい、区民による積極的な当館の広報活動が行われていくことを目標にします。 (3)広報展開について
当館の広報展開は、開館前と開館後の 2 つに大別できます。
開館前の広報は、「共に創り上げる」という意識を醸成し、開館時点で既にふるさと文化
館のファンができているような展開を目指します。開館後は、館の活動が活発となり、そ
の輪が区内外に広がっていくような広報展開をします。
開館前…区民からの意見、アイデアを吸収する広報
開館後…区民の交流を促すために、区民の活動を発信し、参加者やファンを増やしていく広報
−13 −
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅳ . 建築計画
Ⅳ . 建築計画
1. 建設地与件
建築の計画を進めるにあたり、ここに(仮称)「ふるさと文化館」の立地における諸条件
を整理します。
建設予定地
建設予定地は、基本構想にもうたわれているとおり、石神井公園に隣接する現区立石神井
プールの敷地とします。この場所は、石神井城跡、池淵史跡公園などが近接し、歴史的価
値の高い場所であるとともに、石神井公園という集客力のある公園のほぼ中央に位置して
いることから、多くの区民に開かれ、活用してもらう施設として最も相応しい場所です。
住所 : 東京都練馬区石神井町五丁目 12 番 敷地面積 :14,377.43 m2
地域・地区
第一種中高層住居専用地域(1,819.02 m2)
建ぺい率 60%・容積率 200%
第一種高度 準防火地域
第一種低層住居専用地域(12,558.41 m2)
建ぺい率 30%・容積率 60%
第一種高度 防火無指定
許容建ぺい率 33.8%
許容容積率 77.7%
改修条件
・50m プール、子供プールは現状維持
・プール管理棟および駐輪場を含めた
敷地に、当館を新規建設
・棟内にプール用設備を設置(夏期の
みの利用)
立地における状況
・練馬区のほぼ中央西よりに位置する。
・大規模都市に直接繋がる西武池袋線の石神井公園駅を最寄り駅とする。
・石神井公園のほぼ中央に位置し、石神井公園来訪者が利用しやすい。
・石神井図書館が近接しており、活動連携が可能。
・南側に旧早稲田通りが通り、駅からバスの利用が可能。
周辺・利用状況
・石神井公園駅の1日の乗降人数約 65,000 人。
・三宝寺池、ボート池、池淵史跡公園等、自然豊かな公園に囲まれている。
・石神井公園は、釣りやボート、自然観察、散歩、写真や写生など、自然散策や文化的楽しみ
方が主流。
・石神井公園は、休日には 70 万人が訪れる、集客力のある公園。
・周囲に歴史的に由緒のある寺院等が数多くある。
・歴史的価値の高い、史跡がある(池淵史跡公園、石神井城跡)。
・テレビ・映画等のロケ地としても多く利用されている。
−14 −
(仮称)
「ふるさと文化館」施設運営計画 説明書−概要版
Ⅳ . 建築計画
2. 建築計画に向けての基本的な考え方
(仮称)「ふるさと文化館」の建設計画にあたっては、前述の建設予定地の周辺条件と敷地
状況を踏まえるとともに、施設の目的を実現するための運営面からの条件を考慮にいれた
計画とします。以下に、
(仮称)「ふるさと文化館」建築計画の基本的な考え方を示します。
建築計画のテーマ
「多様な人々の、多彩な活動と表現の場」
観光機能 : 地域の資源を生かし、周辺地域へと誘う場
交流機能 : 多様な活動を受け入れることのできる空間
生涯学習機能 : 多様な人々が学びあえる場
3. 施設構成の考え方
当館は、施設活動の考え方を踏襲し、交流機能が観光機能、生涯学習機能を結ぶ構造とし
ます。この交流機能によって展開される様々な施設の活動は、館外へ、将来的には練馬区
周辺地域まで波及させていくことを目指していきます。
交流機能
・まち歩き推進
・頒布・喫茶提供
・体験教室
観光機能
・地域資源紹介
・区民創作作品展示
・講座・講演
石神井公園への
活動の広がり
地域資源への
活動の広がり
〈ふるさと文化館〉
〈石神井公園〉
まちへ
生涯学習機能
・常設展示
観光機能エリア
・企画展示
交流機能エリア
・総合学習支援
・資料収集・保護
生涯学習機能エリア
〈練馬区〉
来館者主動線エリア
・ボランティア支援
−15 −
(仮称)
「ふるさと文化館」
展示基本計画 説明書−概要版
平成 18 年 3 月
練馬区
Index
Ⅰ . 展示の考え方 …………………… 1
1. 展示全体構成概念図
2. 展示諸空間の基本構想
3. 展示観覧の基本動線
4. 展示のゾーニング構成
5. 企画展示室等について
Ⅱ . 展示基本デザイン ……………… 6
1. 展示デザインの考え方
2. わがまち練馬情報コーナー 1 平面図
3. 活動展示室(常設展示室) 平面図
4. 活動展示室 展開図
5. 体験キット図
1
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
I. 展示の考え方
1. 展示全体構成概念図
「学びと発見、交流の場」としての基本的な 3 つの機能により、
展示を通して、人々を「練馬のまち歩き」に誘う全体構成とします。
【展示の 3 つの機能】
「学びと発見、交流の場」
観光機能
交流機能
練馬の資源を発見する
(地域情報受発信)
練馬の魅力を創造する
(体験交流)
○観光機能 - 練馬の資源を発見する展示 区内外からの来館者に対して練馬のさまざまな資源を発見してもら
生涯学習機能
い、練馬をより深く知ってもらうために知的探求心を満足させるフ
ィールド活動や、区内観光の充実度を深めてもらう展示を用意しま
練馬の文化を学ぶ
(地域文化紹介)
す。具体的には、館や周辺の「案内、催事」などのリアルタイムな
情報から、「練馬の自然」「練馬の人と産業」など、“練馬の現在”が
分かる内容の展示とします。これまで開発されてきた“ねりコレ”
などの現代的な名品、名産情報やまちの回遊ツアーのインフォメーシ
練馬をより深く知ってもらうための知的探究やまち歩きの深まりに応じた展示
を用意する。
全館 外展示
導入・導出 周辺地図、館内施設概要、石神井公園情報等、館の導入と周辺への導出を案内する。
手法:グラフィック、サイン(情報の入れ替え可能)
練馬の
全容
練馬の
自然
練馬の
練馬象徴展示
練馬区の現代から区の始まったころまでの様子を人形模型で再現して展示する。
手法:シンボル人形模型
自然系展示
・石神井公園AtoZ
か
石神井公園情報の紹介。区民との交流ツールとして利用。区民
区民か
らの情報で新たな情報の交流が生まれる展示。
手法:PC検索、グラフィック(情報が増やせるシステム)
・石神井公園今昔
石神井公園の移り変わりを紹介。
手法:映像、グラフィック等
・区の自然紹介
区内の公園や散策スポット、みどころを紹介
手法:グラフィック、PC検索、配布ツール等
・レファレンス
散策、様々な
石神井公園、区内の自然に関する様々な質問の受付、
区民活動へのアドバイスを行う。
手法:人的対応、
PC検索、
散策ツアーの開催、
散策グッズの貸出、
ワークショップ・ミニ講座等の開催
観光系展示
人と産業 ・ねりコレの紹介
・区内観光スポット紹介
・レファレンス
体験交流に寄与する項目
ねりコレ商品・店の紹介と販売。分野毎や地域毎に交替紹介。
手法:陳列、人的対応、実演や製作体験等
区内の観光スポットを紹介。
手法:PC検索、グラフィック、配布ツール
情報紹介、散策ルートの提案などを行う。
手法:人的対応、PC検索、回遊ツアーの開催、ねりコレ製作実演、
伝統工芸実演、
伝統 芸実演 観光施設出張展示等
観光施設出張展 等
区民による絵画や写真などの作品を
2Fわがまち練馬情報コーナー2: 展示する。
ョンなど、練馬の情報を集積して伝達できるようにします。
2F 活動展示(常設展示室)
1F わがまち練馬情報コーナー1 (観光産業コーナー・ビジターセンター)
練
馬
の
ま
ち
人と
を文
介化
し館
たを
体つ
験な
交ぐ
流
活
動
練馬区のあゆみに共通する風土的特徴が「江戸との関係」「東京圏・全国との関
係」で変貌して来た道筋を示し、くらしの工夫を紹介する展示を用意する。
常設 練馬の歴史/みんなでしらべるいまの練馬(小学校連携)
導入
練馬の通史:
(原始、古代、中世、近世、近代)、小学校調べ学習:まちをしらべよう他。
手法:実物、模型、レプリカ、模造、グラフィック等
練馬の近郊農村文化と都市
練馬の農と食
農村からまちへ
近郊の農村文化
練馬の水辺
練馬と都市を
つなぐ
鉄道の開通と
くらしの変化
練馬と
アニメーション
練馬に広がる都市文化
体験コーナー
活動展示
企画展示室:
練馬の
伝統文化
さまざまな
くらしの工夫
体験
練馬の
多様な近代文化
近郊のまち文化
まちへの
第一歩
導出展示
館の自主事業のみにとどまらず、区民作品の展示など、
多くの人々が利用できる場所とする。
→ 1F・2F「わがまち練馬情報コーナー 1・2」で展開
○生涯学習機能 - 練馬の文化を学ぶ展示 練馬の歴史・民俗から特徴のあるトピックスを抽出して、誰もが練
馬区域の成り立ちや特徴を学ぶことが出来る場とします。トピック
スの抽出にあたっては、大枠に「近郊の農村文化」から「練馬と都
市をつなぐ」鉄道開設などを経て「近郊のまち文化」へと変化した
流れを位置付けます。各トピックスは、それぞれの「くらしの工夫」
「くらしの知恵」が読みとれるような構成として、練馬の文化の背景
にある練馬の人々のくらしのあり様を伝えていきます。長く練馬に
住んでいる方ばかりでなく、新しく住民になった方も、区外から来
た人も、練馬が歩んできた中で育まれた“練馬らしさ”をつかむこ
とのできる展示内容とし、まちに伝わる練馬の文化を探訪する動機
付けとします。
→ 2F「活動展示室(常設展示室)」で展開
○交流機能 - 練馬の魅力を創造する 展示で、練馬の資源と文化に触れた方や、練馬のこれからを担って
いく区民の方々とともに、1F、2F の展示等を活用して、さまざま
な体験交流活動を行います。区民のボランティアを中心に「人」を
介した多彩な体験活動キットやプログラムを用意して、単に「観覧」
して終わるのではなく、能動的に館の活動に参加し、“練馬の新しい
魅力を創造する”活動へと発展させます。この機能は、従来の「見る」
ことを中心とした「展示」の概念をあえて拡大し、資料や空間(環境)
が一体化した体験プログラムとして提供されます。
練馬のまち歩き
知的探求心をまちへとつなぎ、ひろげていく
→ 1F / 2F「わがまち練馬情報コーナー 1,2」
「活動展示室」。特に、
「活動展示室」内の体験コーナー、史跡公園(移築民家)で展開。
(仮称)
「ふるさと文化館」
2
展示基本計画説明書−概要版
I.展示の考え方
展示は「練馬区のあゆみに共通する風土的特徴が「江戸との関係」「東京圏・全国との
関係」で変貌して来た道筋を示し、くらしの工夫を紹介します。」
2.展示諸空間の基本構想
◆展示のストーリーライン
「現代の練馬」を出発点に、
「近郊の農村文化」
から「近郊のまち文化」への変貌を知らせ、人びとを練馬のまち歩きに誘う展示
◆わがまち練馬情報コーナー展示の特徴 練馬の見所、名産など全容を映像等で印象的に伝えること
◆活動展示
(常設展示)
の特徴
江戸東京博物館や江東区深川江戸資料館等の、
江戸の都市がテーマの既存博物館とは異なり、
“近郊地域”の変遷をテーマとすること
来館者の活動と興味を惹きつけるよう、
体験活動を主体とした新しいタイプの更新性のある展示としたこと
◆企画展示の特徴
他館との連携や区民の自主企画展も視野に入れ、
重要文化財の展示が可能な設備と、小割りが可能な空間を用意すること
◆展示の目玉
(活動展示の導入)
現代の練馬
「人形模型」 近郊の農村文化
の工夫」や「生活の様子」を表します。
練馬の自然
○1Fから2Fの動線は、
現代から区のはじ
まりまで練馬区の変貌を遡るシンボル
練馬の全容
の人形模型(1/10程度等/写真、イラスト
→
練馬の歴史
練馬の
人と産業
練馬の農と食
みんなで調べる
いまの練馬展示
や生活風景を取り込み、親しみやすい
ものとし、活動展示室・中項目コーナー
の目印とします。
方法、作家の起用方法等を検討します。
練馬の多様な
近代文化
常設展示室で
は語りきれな
い、
より深い
テーマを展開
文化住宅
の台所と
居間
区民作品、
活動
成果を発表
↓
(農業学校など)
↓
ねりコレ
開発風景
↓
大江戸線
開通風景
↓
豊島園全盛期
の頃の風景
↓
↓
(昭和40年代)
光が丘の
昭和30年代
くらし 子ども達の遊び風景
↓
まちへ
→
商店の店先
と商店街
練馬と
アニメーション
(小学校連携展示)
ショップ
◆シンボル模型の 新たに住民とな
テーマ(案)
った方との交流
練馬と
都市をつなぐ
練馬の水
まちへ
(昭和30年代)
体験コーナー
アニメ
工房
↓
↓
↓
↓
↓
↓
初期の区内の 近代芸術家の アニメ制作
昭和22年 江戸の大根生産 江戸の千川上水 お囃子
練馬区誕生の日 農家の様子
の風景
創作風景
風景
上演風景 駅とまちの風景
(町並、
道行く大根
のまちの風景
運搬の大八車含む)
→
シンボル化も視野に入れ、表情やデフォルメ
練馬の
伝統文化
農家の
お勝手
導出展示
○シンボルの人形模型は、
「家族」の様子
○人形は、館の将来にわたるキャラクター
(さまざまな練馬)
近郊のまち文化
練馬
象徴展示
1F∼2Fへと続く流れで、練馬の「くらし
も含む)の風景を追いながら移動します。
2F
わがまち練馬情報コーナー1展示
企画展示室
わがまち練馬
情報コーナー2
→
1F
2F
活動展示室
(常設展示室)
まちへ
3
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
I. 展示の考え方
3. 展示観覧の基本動線
1 Fへと来館者を誘い、さらに、1F から 2F へと続くシンボル人形によるストーリー
で現在から過去の練馬へと向かう展示動線とし、さらに屋外へと展開していきます。
展示観覧動線の基本的考え方
○ 1F への誘い
建物内部の人の動きや、「ねりコレ」「特選 21」「風景 100 選」などのビジュアル、石神井公園の今昔の映像などが、来館者のわくわ
くする期待感を高めながら、1 Fわがまち練馬情報コーナーへと誘う様に工夫します。そのために 1 Fのわがまち練馬情報コーナー展
示の配置を前面のガラス越しに奥行きのある眺望を確保するように配慮します。
○ 1F ∼ 2F の動線
エントランス周辺とわがまち練馬情報コーナー展示から「練馬象徴展示」であるシンボル模型 6 体を、2F に至る道筋に配置。シンボ
ル人形のストーリーを追いながら、2F へと誘い、人々の意識を練馬の過去へと向かわせる動線とします。
1F
2F
(仮称)
「ふるさと文化館」
4
展示基本計画説明書−概要版
I.展示の考え方
わがまち練馬情報コーナーの展示は、外部からのアクセスと室内動線に配慮した配置で展開。
活動展示室は、近郊の農村から近郊のまちへの変化を明確にできる配置により展開。
4.展示のゾーニング構成
展示の項目構成
1F わがまち練馬情報コーナー1
まち.A
外展示
ふるさと文化館の周辺
まち.A-1
ふるさと文化館案内
まち.A-2
石神井公園案内
まち.B
練馬の全容
●練馬の全容
わがまち練馬情報コーナー1展示
ゾーニングについて
●(練馬の自然)
わがまち練馬
情報コーナー
ミュージアムショップ
検索PC、配布物
エントランス
●(練馬の人と産業)
UP
し、室内からは石神井公園の緑を
眺められ、解放的なスペースを創
り、内部の人の動きが外からも分
かるような配置とします。
このことにより、来館者の1F展
示への期待感を高めます。
シンボル人形模型
練馬象徴展示
まち.D
練馬の自然
外からはガラス越しに展示を見渡
練馬象徴展示
練馬の位置、
自然、
歴史文化、
観光資源、
石神井の変遷
まち.C
まち.E
練馬の人と産業
導入
活.A
練馬の歴史
(中学校連携展示)
まち.C-1
まち.C-2
石神井公園今昔
まち.C-3
ねりコレ紹介、
ねりまの名品21
まち.D-1
区内の観光資源紹介
区内の催し
まち.D-2
練馬区のあけぼの
豊島氏の興亡
活.A-f
地域の歴史
練馬の地形と原始/古代
照姫伝説
宿場の表情
お鷹場と村
練馬の近現代物語
練馬と戦争
練馬・江古田・光が丘地域
石神井・関町地域
活.B-a
わたしたちのまち
2F 活動展示室
活.B-b
まちのひとびとのしごと
ハイケース
展示スペース
(シンボル)アニメ製作風景
(シンボル)アニメ
ニメ製
製 風景
製作風景
E-a-1.アニメの歴史と
練馬での発展
屋外機置場
活.B-e
まちのうつりかわり
(シンボル)江戸の千川上水の風景
景
C
C-b-3.
憩いと祈り
∼水遊び、弁財天信仰、雨乞∼
遊
大泉地域
学校のまわりを歩いてみよう
練馬区のようすをしらべよう
商店のしごとをしらべよう
農家のしごとをしらべよう
工場のしごとをしらべよう
火事をふせぐ人のしごとをしらべよう
けいさつの人のしごと
ごみのしまつと再利用
わたしたちのくらしと水
わたしたちのまちの昔さがし
玉川上水物語をつくろう
文化財、年中行事のガイドブックをつくろう
(シンボル)区内最初
最初
の駅
駅とまちの風景
Gケース
活.B-d
健康なくらし
C-b.練馬の水
C-b-2.水車のある風景
∼湧水、千川上水∼
湧水 千川上水
C-c-2.今に残る伝統
∼講・庚申講∼
E-a.練馬とアニメーシ
練馬とアニメーション
シ ン
(小学校連携展示)
(シ
シンボル)お囃子上演風景
C-c.練馬の伝統文化
E.練馬に広がる
都市文化
活.B-C
安全なくらし
C-b-1.水を利する
C-c-1.練馬の伝統的な
くらしと文化
E-a-2.アニメーションを
つくる人と現場
展示スペース
活.B
みんなでしらべる
いまの練馬
C-a-2.江戸・東京と練馬の循環
馬
環
屋敷林のリサイクル
アニメ工房
D-aD
a-2.鉄道とまちの移り変わり
変わり
活動展示
C-a-5.
草履づくり,ほうき
づくり
D.練馬と都市をつなぐ
∼土の道から鉄の道へ∼
E-a-3.練馬と漫画家たち
E-b-1.練馬の文化人たち
たち
展示スペース
D-a-1.鉄道の通った日
a-1.鉄
E-b.練馬の多様な近代文化
C-a.練馬の農と食
C-a-4.豊かな土地の恵み
ハイケース
E-b-2.描かれ表現された練
描かれ表現された練馬
練
練馬
E-b-3.文化人を育む大学
F.体験コ
体験コーナー
体験
コーナー
C-a-3.練馬大根
馬大根
C-a-1.屋敷林のリサイクル
F-b.さまざまなくらしの工夫体験
さまざまなくらしの工夫体験
工夫体
F-b-1.練馬の農家
家
F-b-2.練馬の近代住
住宅
M
F-a.体験コーナー
(シンボル)江戸時代
の大根生産農家の様子
地域の歴史
F-a-1.体験コーナー
練馬各地域の歴史
(豊玉・練馬・開進・石神井・大泉地区)
G-a.まちへの第一歩
G-a-1.見どころ口コミ案内
練馬の近現代
練馬と戦争
練馬区の近現代物語
屋上部機械置場
まちのうつりかわり
健康なくらし
G.導出展示
G
G.導
導出展示
出展示
F-b-3.練馬の商店の店先と商店街演出
綱吉と鷹場
安全なくらし
B. みんなでしら
みんなでしらべるいまの練馬
でしら
でし
しら
らべるいまの練馬
ら
お鷹場と村
まちのひとびとのしごと
街道と宿場(江戸時代)
宿場の表情
わたしたちのまち
準備室
補足展示ケー
ース
豊島氏の時代(中世)
時代( 世
照姫伝説
豊島氏の興亡
練馬区の地形と原始時代
練馬区のあけぼの(旧石器)
土の中にあったくらし
A.練馬の歴史
A
A.練
練馬の歴史
歴史
交流ライブラリー
活.C-a
練馬の農と食
(常設展示)
C.都市と練馬の農村文化
と練馬
D-a.鉄道の開通とくらしの変化
化
活動展示室
ゾーニングについて
2Fの活動展示室は、「導入」を
経て、「近郊の農村文化」から
「近郊のまち文化」に至る大き
な時間の流れを中核として配置
します。この2つのゾーンを、
近代に練馬のくらしに大きく影
響した鉄道などによる都市との
連絡を置き、絶えず都市近郊に
立地した練馬の変化を流れの中
で理解できるゾーン配置としま
す。
江戸、
東京と練馬の循環
練馬大根
豊かな土地の恵み -練馬の農が生んだ食生活草履づくり、
ほうきづくり
近郊の農村文化
活.C
練馬の近郊農村
文化と都市
活.C-b
練馬の水
∼くらし、
憩い、
祈り∼
活.B-C
練馬の伝統文化
農村からまちへ
活.D
練馬と都市を
つなぐ
活.D-a
鉄道の開通とくらしの変化
水を利する-湧水、千川上水、田柄用水水車のある風景
憩いと祈り-水遊び、弁才天信仰、雨乞練馬の伝統的なくらしと文化
今に残る伝統-神楽・講・庚申講、etc...-
鉄道の通った日
鉄道とまちの移り変わり
アニメの歴史と練馬での発展
近郊のまち文化
活.E-a
練馬とアニメーション
アニメーションをつくる人と現場
活.E-b
練馬の多様な近代文化
練馬の文化人たち-近世文人から近代文化人へ-
活.E
練馬に広がる
都市文化
練馬と漫画家たち
アニメ工房
描かれ、
表現された練馬
文化人を育む大学
体験活動
活.F
活動展示
エピローグ
活.G
導出展示
活.F-a
体験コーナー
活.F-b
さまざまな
くらしの工夫体験
活.G-a
まちへの第一歩
活.G-b
新着資料コーナー
まち.B-1
石神井公園AtoZ
活.A-b
豊島氏の時代
活.A-e
地域の近現代
まち.B-1
練馬区の自然紹介
活.A-a
土の中にあったくらし
活.A-c
宿場と街道
活.A-d
綱吉と鷹場
まち.A-3
体験コーナー
練馬の農家-おカッテ練馬の近代住宅-台所と居間練馬の商店の店先と商店街演出
見どころ口コミ案内
新着資料コーナー
まち.D-3
(仮称)
「ふるさと文化館」
5
展示基本計画説明書−概要版
I.展示の考え方
重要文化財を展示できる機能に併せて、区民の参加する小規模展覧会への対応まで幅広い
機能をもつ企画展示室とします。
5.企画展示室等について
可動仕切りパネル
ウォールケース
(エアタイトケース)
2
2
2
ウォールケース
(エアタイトケース)
2
壁下2口コンセント
2
2
天井配線ダクト
天井配線ダクト
2
天井配線ダクト
部屋仕切りパネル
ウォールケース
(エアタイトケース)
ハイケース
W1800XH2400XD900
可動間仕切レール
自立展示什器
W900XH2250XD450
天井配線ダクト
フロアーコンセント
フロアーコンセント
ハイケース
W1800XH2400XD900
2
アイランドタイプ
W900XH2050XD900
2
企画展示室
のぞきケース W1500XH950XD750
可動間仕切りパネル
アイランドタイプ
W900XH2050XD900
のぞきケース W1500XH950XD750
のぞきケースW1500XH950XD750
可動間仕切レール
アイランドタイプ
W900XH2050XD900
のぞきケースW1500XH950XD750
企画展示室
常設展示室同タイプ
システムステージ
W900XD900
常設展示室同タイプ
システムステージ 自立展示什器
W900XD900
W900XH2250XD450
可動間仕切りパネル
可動間仕切りパネル
2
2
2
2
2
2
タイトルパネル
タイトルパネル
受付テーブル
受付テーブル
DN
1室全面利用の場合
2分割利用Aタイプ
ウォールケース
(エアタイトケース)
天井配線ダクト
自立展示什器
W900XH2250XD450
天井配線ダクト
フロアーコンセント
のぞきケースW1500XH950XD750
可動間仕切レール
アイランドタイプ
W900XH2050XD900
のぞきケースW1500XH950XD750
企画展示室
部屋仕切りパネル
常設展示室同タイプ
システムステージ
W900XD900
可動間仕切りパネル
受付テーブル
タイトルパネル
受付テーブル
DN
2分割利用Bタイプ
DN
企画展示室には、年に数回の館の企画展や巡回展等の「特別展示」を開催できる
ように、企画展示室を全面利用する展開と、区民企画の練馬のふるさと文化に関
わるミニ企画展等の小規模な展開に合わせて、空間を2分割利用できる様に可動
タイプの間仕切り壁を設けます。
2分割利用Aタイプの場合は、ウォールケースを2つの企画展示で分け合って利用
できます。
2分割利用Bタイプの場合は、ウォールケースを利用する展覧会と、区民利用等の
小規模展覧会を併設できます。
また、常備されるウォールケースは、重要文化財の展示に備えて、エアタイトケ
ースを設置します。ウォールケースを用いない展示企画の場合は、ケース前面に
壁体の展示壁ボードを設置することで、ケースのガラス面を覆い、展示に対応で
きるようにします。
(仮称)
「ふるさと文化館」
6
展示基本計画説明書−概要版
II.展示基本デザイン
1.展示デザインの考え方-1
■ わがまち練馬情報コーナー1の展示基本構造
幾何学パターンによる動きのあるガラス面と、グリッ
ドで構成する展示壁面を基本システムとします。
■ わがまち練馬情報コーナー1の基本デザイン
練馬の全容
検索テーブル
1800R
練馬情報グラフィック
配線ダクト内蔵化粧ルーバー
グラフィック/解説パネル
演出照明
3000
化粧フック
φ700,H800検索テーブル
34インチ
液晶モニ
ター
800
50
グリッドにグラフィックや実物を配置。動
きのある映像モニターの画像と組み合わせ
て、展示壁面全体に躍動感を創ります。
床下配線
周辺機器
SUS幅木
フットレスト
2250
資料什器
■立面図
ベンチパイプシート
520
カタログケースなど
陳列什器
カラー写真展示(内照式)
環境表示スペース
B5
1250
B5
182X257 182X257
450
450
950
1350
500
下部-ストック
37
1350
B5
182X257 182X257
1800
32
5
両面使用棚
B5
情報表示スペース
21インチ液晶モニター
1250
石神井公園今昔
(アニメ)
65
0
映像モニター
0
2225.4
幾何学パターン壁面
65
実物展示
450
450
資料収納スペース
7
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
II. 展示基本デザイン
1. 展示デザインの考え方 -2
■ 活動展示室(常設展示室)の展示基本構造
■活動展示室(常設展示室)の基本展示システムデザイン
常設展示システムイメージ(グリッド壁面マルチシステム)
展示資料の可変性や活動利用での移動に対応し、資料活用の自由度を重視した
基本展示システムとします。
箱階段展示
天井照明ボーダー
展示ケース
活動資料展示
機能フック付き展示壁
展示台
ステージトップ
ステージトップ
ケースカバーはベースプレートにボルト固定
ケースカバーはベースプレートにボルト固定
解説パネル
t12木下地カーペット敷/
木目シート貼り
固定金具4~6ケ所
ケースカバー
ベースプレート
ケースカバー
大型展示ケース
ベースプレート
固定ボルト
t12木
木目シ
固定金
固定ボルト
W850XD850XH300・450・600
W850XD850XH300・450・600
木製ス
(スタ
木製ステージ幕板折畳み式
(スタッキング)
サインパネル
可動
カラー写真展示(内照式)
W850XD425XH300・450・600
映像モニター
環境表示スペース
可動
幾何学パターン壁面
実物展示
W850XD425XH300・450・600
引き戸収納展示
引出し収納展示
1800
W425XD425XH300・450・600
システム展示台
展示パーテーション
大型展示ケース
グラフィック絵巻(内部に活動資料展示ストック)
システム展示ステージ
リッド(格子状)のモジュール(規格倍数)も、日本の伝統的な尺寸
4000
規格を基本に、1 尺の約 30cm を 2 倍した 60cm を基準とします。
練馬の農と食
大項目サイン
都
市
と
練
馬
の
農
村
文
化
屋敷林のリサイクル
解説パネル
システム展示ステージ
箱階段展示
引出し収納展示
(シンボル)
引戸展示
600
600
■展開イメージ
を収蔵しながら展示活用することができます。
活動展示室の基本展示システムは日本住居などに見られる伝統的な
資料収納スペース
450
グリッド展示壁面
収納も兼ねた展示システムをとることによって、分量の多い実物資料
「くらしの工夫」を取り入れます。そのため、基本的に構成されるグ
W900xD900xH
(300・450・600
W900xD900xH150
(300・450・600)
450
可動
システム展示台
情報表示スペース
W425XD425XH300・450・600
展示ケース
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
ふるさと文化館
X1
Y
Y
X4
62,200
3,737
8,263
X5
21,600
6,400
X6
X7
5,400
5,400
5
A.練馬象徴展示
わがまち練馬
情報コーナー
作業
搬入口
身障者駐車スペース
B.練馬の自然
シャッタ
C.練馬の人と産業
AHU
AHU
UP
DN
DN
DN
雨水貯留槽(地中)
UP
多目的会議室
(108席)
DN
導入
前庭テラス
土の中にあったくらし
豊島氏の時代
A.練馬の歴史
(練馬の通史)
宿場と街道
石神井公園今昔
風除室
綱吉と鷹場
石神井公園今昔
検映像(アニメ)
検索PC
地域の歴史
風除室
石神井公園A to Z
A.練馬象徴展示
B.練馬の自然
わたしたちのまち
DN
近郊の農村文化
UP
B.みんなでしらべる
いまの練馬
(小学校連携展示)
ポ
ス
タ
ー
ケ
ー
ス
わがまち練馬情報コーナー1
(観光産業コーナー・ビジターセンター)
まちのひとびとのしごと
安全なくらし
喫茶コーナー1
A.練馬象徴展示
C.都市と
練馬の農村文化
A.練馬象徴展示
A.練馬象徴展示
収納
収納
エントランスホール
UP
検索PC、配布物
健康なくらし
C.練馬の人と産業
まちのうつりかわり
カウンター
一般倉庫-1
ねりコレ、名品21、風景100選
を紹介。
グラフィック(写真一部実物)
カタログ立て
展示ケース
カウンター
A.練馬象徴展示
喫茶コーナー2
来館者用エレベーター
UP
練馬の農と食
活動展示
練馬の全容
(ガイダンス)
・練馬の位置
・歴史と文化
・自然
・観光資源
・石神井の変遷
(移り変わり)
廊下-1
ロールブラインド
キッチン
機械室
収納
13人乗
練馬の水∼くらし、憩いと祈り∼
壁面展示コーナ
EPS
事務室-1
練馬の伝統文化
作業室
館長室
ロッカー
医務室
事務室-2/休憩室
だれでも
トイレ
農村からまちへ
D.練馬と都市を
つなぐ
鉄道の開通とくらしの変化
∼土の道から鉄の道へ∼
便所
エントランス
近郊のまち文化
練馬とアニメーション
練馬の多様な近代文化
▼▼▼
E.練馬に広がる
都市文化
▼▼
Y
X3
2. わがまち練馬情報コーナー 1 平面図
1,812
3,400
1,826
2,500
2,086
Y
X2
II. 展示基本デザイン
Y8
Y
8
A.練馬象徴展示
9
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
わがまち練馬
情報コーナー
B.練馬の自然
C.練馬の人と産業
II. 展示基本デザイン
3. 活動展示室(常設展示室) 平面図
展示スペース
ハイケース
展示スペース
導入
土の中にあったくらし
(練馬の通史)
(シンボル)アニメ製作風景
綱吉と鷹場
C-b.練馬の水
C-b-2.水車のある風景
-湧水、千川上水-
C-c-2.今に残る伝統
-講・庚申講-
E-a.練馬とアニメーション
宿場と街道
練馬の近現代
(シンボル)お囃子上演風景
C-c.練馬の伝統文化
E.練馬に広がる
都市文化
豊島氏の時代
A.練馬の歴史
C-b-1.水を利する
C-c-1.練馬の伝統的な
くらしと文化
E-a-2.アニメーションを
つくる人と現場
展示スペース
E-a-1.アニメの歴史と
練馬での発展
(シンボル)江戸の千川上水の風景
C-b-3.憩いと祈り
-水遊び、弁財天信仰、雨乞(シンボル)区内最初
の駅とまちの風景
Gケース
C-a-2.江戸・東京と練馬の循環
地域の歴史
わたしたちのまち
B.みんなでしらべる
いまの練馬
(小学校連携展示)
アニメ工房
まちのひとびとのしごと
D-a-2.鉄道とまちの移り変わり
C-a-5.
草履づくり,ほうき
づくり
安全なくらし
C.練馬の近郊農村文化と都市
D-a.鉄道の開通とくらしの変化
健康なくらし
まちのうつりかわり
D.練馬と都市をつなぐ
~土の道から鉄の道へ~
E-a-3.練馬と漫画家たち
E-b-1.練馬の文化人たち
展示スペース
近郊の農村文化
D-a-1.鉄道の通った日
E-b.練馬の多様な近代文化
練馬の農と食
C.練馬の近郊
農村文化と都市
活動展示
C-a.練馬の農と食
C-a-4.豊かな土地の恵み
ハイケース
E-b-2.描かれ表現された練馬
E-b-3.文化人を育む大学
練馬の水∼くらし、憩いと祈り∼
F.体験コーナー
練馬の伝統文化
C-a-3.練馬大根
C-a-1.屋敷林のリサイクル
F-b.さまざまなくらしの工夫体験
農村からまちへ
D.練馬と都市を
つなぐ
F-b-1.練馬の農家
F-b-2.練馬の近代住宅
鉄道の開通とくらしの変化
M
F-a.体験コーナー
∼土の道から鉄の道へ∼
(シンボル)江戸時代
の大根生産農家の様子
F-a-1.体験コーナー
近郊のまち文化
地域の歴史
E.練馬に広がる
都市文化
練馬とアニメーション
まちのうつりかわり
練馬各地域の歴史
(練馬・江古田・光が丘、大泉、石神井・関町)
練馬の多様な近代文化
健康なくらし
G.導出展示
体験活動
F.体験コーナー
F-b-3.練馬の商店の店先と商店街演出
体験コーナー
G-a.まちへの第一歩
G-a-1.見どころ口コミ案内
練馬と戦争
練馬区の近現代物語
屋上部機械置場
さまざまなくらしの工夫体験
練馬の近現代
綱吉と鷹場
安全なくらし
B. みんなでしらべるいまの練馬
お鷹場と村
導出展示
G.導出展示
まちのひとびとのしごと
街道と宿場(江戸時代)
まちへの第一歩
宿場の表情
わたしたちのまち
新着資料コーナー
準備室
補足展示ケース
豊島氏の時代(中世)
照姫伝説
豊島氏の興亡
練馬区の地形と原始時代
練馬区のあけぼの(旧石器)
※小項目レベルの内容及び資料構成については、設計段階で検討・
土の中にあったくらし
確定していきます。
A.練馬の歴史
※特に学校連携の部分の展示内容については、児童・生徒の抱く疑
問に応えられるものとします。
交流ライブラリー
10
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
II. 展示基本デザイン
4. 活動展示室(常設展示室) 展開図 -1
練馬の歴史は、原始・古代から現代までの練馬区の通史を概観する大
B'
型の年表形式の展示とします。たんなる言葉や図表による年表とする
のではなく、時間軸となる年表の回りに、実物資料の展示ケースを配
します。同時に一部の資料は「さわれる展示」として、実際に触れる
ことができます。
~
また、各時代の特徴的な出来事やエピソードなどの情報を配置し、よ
D'
り詳しく理解してもらいます。
B
M
A'
F-a-1.体験コーナー
C
C'
D
Keyplan
A-A'
補足展示ケース
A
A. 練馬の歴史
立体オブジェ
グラフィック/解説複合パネル
時代軸年表
M
M
M
900
2400
W1200XD750
解説グラフィックパネル
3300
さわれる展示ステージ
グラフィック/解説複合パネル
150
立体オブジェ
さわれる展示ステージ
複合立体年表
土の中にあったくらし
豊島氏の時代(中世)
街道と宿場(江戸時代)
綱吉と鷹場
練馬の近現代
地域の歴史
11
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
II. 展示基本デザイン
4. 活動展示室(常設展示室) 展開図 -2
B-B'
B'
~
D'
B
M
A'
F-a-1.体験コーナー
C
C'
D
C. 練馬の近郊農村文化と都市
Keyplan
4300
C-b.練馬の水
C-a.練馬の農と食
GP
GP
練馬の農と食
江戸東京と練馬の循環
ハイケース
補足展示ケース
A
大項目サイン
練馬の農と食
練
馬
の
近
郊
農
村
文
化
と
都
市
屋敷林のリサイクル
GP
GP
ジオラマ模型ステージ
模型ステージ
(シンボル)江戸の千川上水の風景
(シンボル)江戸時代
の大根生産農家の様子
(仮称)
「ふるさと文化館」
12
展示基本計画説明書−概要版
II.展示基本デザイン
4.活動展示室(常設展示室) 展開図-3
C-C'
F-b-3.練馬の商店の店先と商店街演出
B'
∼
D'
B
M
A'
F-a-1.体験コーナー
C
駄菓子や
D
Keyplan
D-D'
4200
F.体験コーナー
C'
補足展示ケース
A
13
( 仮称)「ふるさと文化館」 展示基本計画説明書−概要版
II. 展示基本デザイン
8. 体験キット図
樽ワゴン A(情報端末タイプ)
樽ワゴン B(体験キットテーブルタイプ)
体験キット
600
600
体験ワゴン(体験テーブル型)
体験ワゴン(体験テーブル型)
体験ワゴン(PC搭載型)
体験ワゴン(PC搭載型)
600
A3
ex:近代の練馬の住宅キット
体験ワゴン(体験テーブル型)
ワゴン(PC搭載型)
A3
420X295
420X295
解説シート
体験キット例
・昔のくらし回想キット
トランクケースに収納
A4
・ねりまガリバーマップ
A4
295X210
295X210
A3
・なりきり変身キット
420X295
・古文書解読キット(歴史人物体験)
・考古資料解説キット
A4
・くらしの工夫(民具)解説キット
295X210
ワークシート/解説シート
ワークシート/解説シート
・照姫伝説双六キット
・練馬の近代住宅キット
ICタグ用アンテナ
ICタグ用アンテナ
ワークシート
A4
A4
295X210
295X210
A4
A4
295X210
295X210
・江戸東京と練馬の循環すごろく
キット本体
ワークシート/解説シート
体験キットの基本構成
A4
A4
295X210
295X210
・昔のあそび体験キット
・鉄道物語紙芝居キット…など
120
キーボード
キーボード
120
ICタグ用アンテナ
・練馬大根カルタキット
※体験コーナー等で活用される「体験キット」は、「キット本体」「解説シート」
と利用者が書き込む「ワークシート(コピー利用)」を基本構成とします。
ロールスクリ
ロールスクリーンタイプ
120
ド
21インチワイドモニター
21インチワイドモニター
ねりまガリバーマップ キットイメージ図
2000
2000
・明治時代の地図を拡大し、タイル
に印刷してつなげた大きな地図。
ロールスクリーンタイプ
ワークシート等を使用して、昔の
町の様子を調べる活動等を行う。
昔のくらし回想キットイメージ図
トランク収納
トランク収納
21インチワイドモニター
1028.6
800
800
体験ワゴン(体験テーブル型)
体験ワゴン(PC搭載型)
800
800
ク
クロマキー用ブル
600
クロマキー用ブルーバックシート
A3
1028.6
420X295
600
295X210
600
600
垂直可動システムポール
ワークシート/解説シート
ICタグ用アンテナ
A4
600
2500
高齢者の認知症予防等のキットを用意します。
2500
600
A4
なりきり変身キット(歴史人物体験)
295X210
600
295X210
12
2500
120
キーボード
ロールスクリーンタイプ
21インチワイドモニター
変身衣
なりきり変身キットイメージ図
2000
1200
PC本体
600
PC本体
1028.6
各時代の歴史人物の衣装を用意。
クロマキー合成撮影の仕組みで、
歴史の風景の中の記念撮影も可能。
昔のくらし回想キット
キットBOX
1200
800
変身衣裳箱
PC本体
クロマキー用
ブルーシート
変身衣裳箱
垂直可動システムポール
600
2500
PC本体
クロマキー用ブルーバックシート
800
PC本体
800
800
トランク収納
800
垂
垂直可動システ
A4
800
PC本体
800
PC本体
PC本体
1028.6
2000
トランク収納
ビデオカメラ
( 仮称 )「ふるさと文化館」
建築基本計画説明書および基本設計図 - 概要版
平成 19 年 3 月
練馬区
はじめに
練馬は近世には、江戸の食を担う近郊農村として
発展してきました。近代から現代に至り、鉄道など
の交通機関の発達とともに、行政・業務の大集積地
東京都心部のベッドタウンとして年々変貌を遂げて
います。
( 仮称 ) ふるさと文化館は、大都市東京の一画に
あって発展を続ける練馬区を、ふるさとと位置づけ、
その歴史的風土と文化の魅力を展示物によって表現
し、観光と学習を両輪に、文化の担い手である区民
相互や来訪者の交流を目的として計画された建物で
す。
近接する石神井公園の豊かな緑や水の風景を生か
し、自然・環境と共生する、区民交流の場にふさわ
しい多様な形での施設需要に応えられる施設計画と
します。
観光機能
地域資源を生かし、
周辺地域へと誘う場
交流機能 生涯学習機能
多様な活動を受け入れ
ることのできる空間
多様な人々が
学びあえる場
INDEX
1−1.敷地概要
案内図/既存施設概要
計画概要
敷地条件/計画規模/法的与条件
1−2.設計基本方針
1−3.設計コンセプト
施設構成
デザインテーマ
環境配慮
1−4.諸室計画
1−5.配置計画 配置計画/動線計画
1−6.平面計画
各階平面図
1−7.立面計画
1−8.断面計画
1−9.仕上計画
外部仕上表/内部仕上表
1−10.各部計画
プール施設計画
企画展示室照明計画 2.構造計画概要
3.電気設備計画概要
4.機械設備計画概要
5.イメージ図
外観イメージパース
内観イメージパース
模型写真
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−1.敷地概要
4
案内図・既存施設概要
敷地は西武池袋線石神井公園駅から徒歩 10 分
程度の位置にあり、北側は都立石神井公園と接
しています。西側都道側の連続したヒマラヤス
ギとあわせ、良好な自然環境を形成しています。
石神井公園駅
石神井公園
既存建物外観
敷地内の西側には区立石神井プールがあり、夏
の期間は区民を中心に利用されています。プー
ル未利用時には、管理棟の一部の部屋を会議室
として区民に開放しています。また、東側には
区立池淵史跡公園があります。
今計画は老朽化したプール管理施設と池淵史跡
公園を施設に取り込む形で、練馬の歴史と文化
を伝える生涯学習・観光交流の複合施設である
(仮称)
「ふるさと文化館」を計画するものです。
都立石神井公園
池淵史跡公園
敷地(交差点より)
敷地
敷地(都道側より)
案内図
0
200m
敷地(区道側より)
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
5
1−1.計画概要
施設名称:(仮称)ふるさと文化館
計画敷地:東京都練馬区石神井町五丁目12番
敷地面積:14,377.43 ㎡
地域・地区:
第一種中高層住居専用地域(1,819.02 ㎡)
建ぺい率 60%・容積率 200%
第一種高度
準防火地域
第一種低層住居専用地域(12,558.41 ㎡)
建ぺい率 30%・容積率 60%
第一種高度
防火無指定
都市計画制限:
土地区画整理事業を施行すべき区域
第二種風致地区
都市計画公園(一部未開設)
許容建ぺい率:33.8%
許容容積率:77.7%
練馬区独自の与条件:
○バリアフリー対応
< 全ての来館者が利用しやすい施設づくり >
高齢者・障害者等の円滑な施設利用を確保するために、建築基準関係規定である「バリアフリー新法」
「建築物バリアフリー条例」
に適合することはもとより、「東京都福祉のまちづくり条例」「練馬区福祉のまちづくり整備要綱」へ適合させます。
○ みどり30推進計画
< 敷地面積の緑被率30% >
東京都の条例とは別に、練馬区独自の施策として「みどり30推進計画」があります。公共施設は、その多くが地域のランドマー
ク的存在であり、地域の方々にみどりの素晴らしさを伝える大きな役割を果たすことから、屋上・屋根・壁面緑化を中心に「敷
地面積の緑被率 30%」を目指すこととされています。本施設も屋上の緑化を積極的に推進します。
建築面積:1,849.95 ㎡
建ぺい率 :12.87%
延べ床面積:3,191.18 ㎡
○ 環境対策関連
1階:1,802.13 ㎡
2 階:1,389.05 ㎡
容積対象床面積:3,191.18 ㎡
容 積 率 :22.20%
駐車台数:身障者駐車場1台
業務用車両スペース2台
駐車場・駐輪場別途建設予定
建物高さ:9.8m
規模構造:地上2階 鉄骨造
※本施設概要の数字は実施設計及び設計審査時の指導により変更が生じる可能性あり
<「エネルギーの使用の合理化に関する法律」の基準以上の環境配慮 >
本年度、練馬区では「区立施設省エネルギー改修ガイドライン」について検討を行っています。平成 18 年度の作業はガ
イドラインの基本的な考え方を示すのみですが、平成 20 年度に工事着手する本施設に関しては、公共施設にふさわしい一定
程度以上の省エネ対策を求められると考えられます。そこで本施設の基本設計にあたっては、「エネルギーの使用の合理化に関
する法律」で求める基準は当然のこと、それ以上に環境に配慮した施設とすることを目標にします。
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−2.設計基本方針
6
ふるさと文化館設計に向けての基本方針:
「環境に優しく、人に優しい建築」
計画敷地
豊かな水と緑に恵まれた石神井公園に隣接して建設される本施設は、自然環境との調和は勿論のこと、この施設を訪れようとする様々な人々を、優しく迎
え入れる施設づくりが求められます。この為に、本施設の設計において下記基本方針を明示します。
[ 周辺環境 ]
公園から続く緑の環境を損なわないように配慮
・道路や公園に接する部分については、極力、建物のボリュームを抑えて周辺の緑と調和した計画とします。また、展示室や収蔵庫など窓のない大きな壁
面については敷地の奥になるように配置し、壁面の緑化にも努め、公園から連続する緑の環境を損なわないように配慮します。
敷地内樹木の保存
・敷地内の樹木については、一部移植の可能性も含め最大限、保存して行くことを前提に計画の検討を進めます。
[ 地球環境 ]
温熱環境性能の向上
・展示室/収蔵庫については外壁を二重化し外断熱の構成とするほか、原則として高性能熱線反射断熱ガラス(Low-E ガラス)を採用するなど、熱負荷の
軽減に貢献する設計とします。また併せて、高効率の設備機器の採用による温熱環境性能の向上に努めます。
環境に優しい設備や再生資源の利用
・太陽電池やコンポストの利用等、環境に優しい設備の導入を検討するとともに、再生木や再生アスファルト等、再生資源の利用を図ります。
壁面緑化や屋上緑化
・外構部の緑化はもちろん、壁面緑化や屋上緑化など、ヒートアイランド防止の為の工夫を積極的に進めます。
石神井公園の自然に恵まれた敷地周辺環境
[ ユニバーサルデザイン ]
ユニバーサルデザインの観点から誰もが使いやすい施設造り
・あらゆる世代の人々が利用する施設の性格上、単に高齢の方々や障害を持つ方々への配慮ということに留まらず、小さな子供から乳幼児を抱えた主婦、 外国人といった人々も含め、ユニバーサルデザインの観点から誰もが使いやすい施設づくりに努めます。
安全な建物づくり
・子供から高齢者まで、誰もが安心をして利用できる安全な施設づくりに心がけます。段差の解消、壁面コーナー部の処理など、日常利用における潜在的
危険の予防に配慮します。
[ 総合的有害生物管理(IPM)]
できるだけ薬剤に頼らない施設造り
・貴重な資料の保存環境の維持のため、建築材料から虫などの有害生物を排除するためには薬剤等が必要となりますが、それをできるだけ抑制するために、
有害生物の侵入を防ぐ区画や建築素材の活用に留意します。
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1− 3.設計コンセプト
7
施設構成
観光機能
( 仮称 ) ふるさと文化館建設に向け、設計基本方針にもとづき「環境に優しく、人に優しい建築」を追求するとともに、施設運営計画の考え方を受けて
本建物の基本計画を進めます。
観光機能 : 地域資源を生かし、周辺地域へと誘う場
交流機能 : 多様な活動を受け入れることのできる空間
生涯学習機能 : 多様な人々が学びあえる場
交流機能 生涯学習機能
地域資源を生かし、
周辺地域へと誘う場
多様な活動を受け入れ
ることのできる空間
多様な人々が
学びあえる場
メインテーマ
「環境に優しく、人に優しい建築」
観光エリア
1. 観光機能 :
生涯学習エリア
交流ライブラリー
交流ライブ
わがまち練馬情報コーナー2
企画展示室
企
室
2F
体験活動空間
・工作・調理
・学校利用
・ワークショップ・会議
・プール管理(夏期のみ)
史跡公園
古民家
ここでは“わがまち練馬情報コーナー”として、練馬の見どころや名産品を紹介し、多くの人々が気軽に立ち寄りたくなるような魅力ある空間とします。
併せて、周辺施設の緑と一体感を感じられる明るく開放的な空間とします。
プール
収蔵庫
倉庫
1F
交流活動空間
多目的会議室
事務室
・各種ワークショップ
・講演・講座
・区民活動発表
表
・会議
エントランス
会議室・多目的会議室など、人々の交流を促す空間は、区民の多彩な活動を受け入れることができるように、汎用性を持った構造とします。また、前
庭テラスを含めホールや交流ライブラリーなど、館内空間全体が人々の出会いや交流のスペースとして活発な利用が図られるよう、イベントや展示の
ための細かな配慮が行き届いた、使いやすく人々に親しまれる空間づくりに努めます。
3. 生涯学習機能 :
活動展示及び企画展示といった、地域文化を学び育てる場としての役割を担います。
活動展示室は、常設の展示スペースとして練馬の歴史・文化を学ぶに相応しく多様な展示が可能な空間とします。また、企画展示室は、国の重要文化
財の展示にも対応できる設備の整備と同時に、区民の様々な活動発表の場として活発な利用が図られるよう、可動の間仕切りと自由度の高い移動展示
壁によってフレキシビリティのある展示空間を実現します。施設配置としては静穏性が求められ落ち着いた雰囲気が必要なことから、建物二階奥の位
置に配置します。
わがまち練馬情報コーナー1
・地域資源情報
・名産・特産情報
・自然情報
自然情報
前
前庭
テラス
ラス
ス
石神井公園
ボート池より
2. 交流機能 :
事務・管理エリア
交流活動空間
ホール
収蔵庫
本施設の核となる機能のひとつです。隣接する石神井公園及び池淵史跡公園をはじめ、練馬区の観光資源のネットワークの要として機能するに相応し
い、人々の心を惹きつける、この地域のランドマークともなるシンボル性を持った空間づくりを目指します。
交流エリア
活動展示室
喫茶コーナー
石神井公園
三宝寺池より
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1− 3.設計コンセプト
8
デザインテーマ
デザインテーマとしての ”和風モダン ”+ ”自然との調和 ”
1
2
和風モダン
自然との調和
自然との調和: 都市化の中にも畑や屋敷森の緑が多く残される練馬の都市景観
のイメージを施設づくりに反映することで、他にはない練馬の歴史文化を語るユ
ニークな建物づくりを目指します。建築と自然との調和といった和の空間の精神
を視覚化するとともに、展示情報および施設を訪れる様々な人々の姿が幾重にも
重なって見える空間を実現します。
和風モダン: 日本の一都市の歴史・文化を学ぶ場所として、和風をベースにした
建物造りを考えます。また、その建物が持つ機能を優先し、合理的な形を与えて
いくというモダニズムの精神は、公共の建物を造る上で重要な要素であると考え
ます。和のもつイメージを現代建築のなかで実現することが、本計画でのひとつ
のテーマです。
資料4 建築基本設計について
10.参考資料
和風モダンイメージ
瓦屋根に調和した竪格子
人
竪格子
光
情報
水
木
木の床と雪洞状の間接照明
漆喰調の白い外壁
16
水平に広がった庇と壁面緑化
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1− 3.設計コンセプト
9
1
環境配慮
2
外壁の二重化と外断熱
POINT
環境配慮への取り組みは、この施設造りのなかで重要テーマとなりま
■環境対策<参考資料>
す。展示・収蔵スペースは、二層の外壁を巡らし高断熱の壁で構成す
ることに対し、空間として開放的なつくりが求められるエリアは、高
性能熱線反射断熱ガラス(Low-E ガラス)を利用するとともに、庇
やルーバー形状(検討中)の工夫により熱負荷の低減を図ります。
屋上緑化
展示室
外断熱
ルーバーによる日射の制御
1
POINT
2
展示室 / 収蔵庫まわりの外壁を二重化し、断熱性能
庇やルーバー形状(検討中)の工夫により、
を持った仕上げ材で包むことにより外断熱効果を持
夏の日差しをカットし冬の日射を室内に取
たせます。また屋上についても緑化を進めることで、
り込むことで、自然環境を生かし受熱量を
ヒートアイランド防止に貢献すると同時に、建物に
コントロールします。
対する断熱性能向上効果を併せ持たせます。
縦型ルーバーの適切な配置により室内への西日入射遮断を検討
夏
屋上の緑はホールに落ちる南側からの光を季節によりコントロール
太陽光パネルの利用を検討
冬
屋上緑化による断熱効果
庇により夏の日差しをカット
北側をガラス面で構成することにより安定採光を確保
展示室・収蔵庫の外壁は二重とし外断熱で構成
西側面は開口部を設けずに西日を遮断
エントランスホール
50Mプール
事務室
子供プール
石神井公園の樹木による蒸散効果
プールの水面による蒸散効果
壁面緑化による日影・涼風の創造
Low-Eガラス利用による冷暖房負荷低減
3
落葉樹による直達日射の調整
POINT
3
夏場、冬場の室内への日射による受熱量コ
ントロール及び、テラスなど快適な外部空
summer
夏場の強い日射は木々
が 遮 蔽 し、 建 物 外 部 だ
け で な く、 内 部 空 間 も
快適な環境がつくられ
ます。
winter
冬場の日射は葉の落ち
た木々を透過し、居室
内部まで届くことで暖
房による空調負荷を抑
制します。
間形成のため、敷地内の植栽には落葉樹の
4
外気取り入れによる空調負荷の抑制
POINT
4 公園の緑やプールの水面の存在による、蒸散効果を
意識し、中間期は喫茶コーナーやホール・事務室な
どで外気の取入れを積極的に活かし、空調負荷の低
採用も含め、環境に配慮した計画とします。
減に考慮した計画とします。
buffer zone
through
水面や緑による蒸散効果
緑
プール水面
涼
涼
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−4.諸室計画
10
諸室構成
活動展示室
交流ライブラリー
資料の閲覧や交流スペースとして活発な利
用が図られるよう、使いやすく人々に親し
まれやすい空間とするために、ホールに隣
接した配置とします。
活動展示室
交流ライブラリー
企画展示室
わがまち練馬情報コーナー2
わがまち練馬情報コーナー 2 は、1 階の喫茶
コーナーと階段で結ばれ、椅子に座りリラック
スした環境で観光情報等に接することができる
空間とします。
D N
企画展示室
わがまち練馬情報コーナー 2
U
P
D
D
U
N
D
N
P
N
企画展示室は、重要文化財の展示にも対応
できる設備を完備します。また、区民の様々
な活動の発表の場として、多彩な利用が図
られるよう、可動の間仕切りと自由度の高
い移動展示壁によってフレキシビリティの
ある展示空間を実現します。
・企画展示面積は、180 ∼ 200 ㎡を基本
とする
活動展示室は、常設の展示スペースとして練馬
の歴史・文化を学ぶに相応しく多様な展示が可
能な空間とします。
・活動展示室面積は、500 ㎡を基本とする(展
示による訴求内容や体験活動が充分行えるス
ペース)
2階
事務室
館の運営にあたるスタッフやボランティアが
常駐する事務室が建物の中心的場所に配される
ことで、館を訪れる人々と運営スタッフとのス
ムーズな触れ合いの機会を提供します。
・スタッフ 6 ∼ 7 名及びボランティア(常時
10 ∼ 20 人想定)の執務スペースを設ける
プール施設
夏期はプールの更衣室として利用し、通常
時は会議室等として利用します。
・ロッカー室…1000 人(定員)の利用者
を見込んでのロッカー数とする
▼
プール施設
▼
▼
▼
▼
P
わがまち練馬情報コーナー1
▼
わがまち練馬情報コーナー 1 は、石神井公園の
緑を眺めるに相応しい、天井の高い開放的なガ
ラス開口をもった空間構成とします。また、吹
き抜け南面の開口部からは、和をイメージする
縦型ルーバー(検討中)越しに、緑化施設の一
部を眺めることができます。
▼
▼
▼
ロッ
カー
収蔵庫
P
事務室
U
P
多目的会議室
U
▼
▼
U
P
多目的会議室
わがまち練馬情報コーナー 1
カウ
ンタ
ー
P
雨水
貯留
槽(
地中
)
1階
U
喫茶コーナー
喫茶コーナー
U P
N
石神井公園
D
多目的会議室は、100 席のホールとして利
用可能な広さとする一方、二つの部屋に分
割しての利用も可能とし、来館者の多様な
ニーズを受け入れることができるよう汎用
性を持たせます。
・収容人数 100 名以上
U
収蔵庫は、空調設備的に十分な性能を見込
んだ設計がなされているものの、万一、空
調が止まった場合でも、庫内環境が急激に
変化を起こさないように、温湿度の変化を
極力抑えた構造とします。
・一般収蔵庫の資料収納面積は 200 ㎡を基
本とする(現在収蔵している資料より算出)
・特別収蔵庫の資料収納面積は 15 ㎡を基本
とする
▼
収蔵庫
喫茶コーナーは、エントランスホール及びわが
まち練馬情報コーナー 1 と一体になった空間
で、人々の語らいのスペースです。
・15 ∼ 20 人が座れるスペースとする
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−5.配置計画
11
配置計画 / 動線計画
般
練馬一
石神井公園
石神井公園からのアプローチ
-2
区道21
57号線
N
屋上
身障者駐車スペース
職員用
駐輪スペース
DN
都道からのアプローチ
雨水貯留槽(地中)
前庭テラス
屋上
(屋上緑化)
プールへのアプローチ
機械
置場
屋根
屋上緑化
屋上緑化
屋根
屋根
池淵史跡公園への動線
屋上
屋根
業務用車両スペース
機械置場
植栽
壁面緑化スクリーン
特例都道下石神井大泉線
屋上
(屋上緑化)
子供プール
1mセットバック
屋外機置場
UP
池淵史跡公園
UP
ポンプ室
土塁復元
50mプール
駐車場 / 駐輪場からのアプローチ
駐車場
配置図 S=1:500
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
12
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1−6.平面計画
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1階平面図 S=1:250
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
13
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1−6.平面計画
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2 階平面図 S=1:250
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
14
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1−6.平面計画
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R 階平面図 S=1:250
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
15
1−7.立面計画
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a :押出成形セメント板下地 金属製断熱パネル貼り フッ素樹脂焼付塗装
b :押出成形セメント板下地 湿式断熱ボード貼り グラスメッシュ塗装仕上
c :押出成形セメント板(リブ付)塗装
d :アルミカットパネル フッ素樹脂焼付塗装
e :アルミ型材 フッ素樹脂焼付塗装(既製品型材)
f :押出成形セメント板下地 再生木ルーバー
g :防音タイプアルミルーバー(既製品型材)
h :設備目隠しルーバー(スチール製有孔折板)
i :設備目隠しルーバー(アルミ既製品)
j :フロートガラス
k :Low-E ペアガラス
l :フロートガラス タペストリー調フィルム貼り
m :壁面緑化ユニットパネル
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S=1:250
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
16
1−7.立面計画
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a :押出成形セメント板下地 金属製断熱パネル貼り フッ素樹脂焼付塗装
b :押出成形セメント板下地 湿式断熱ボード貼り グラスメッシュ塗装仕上
c :押出成形セメント板(リブ付)塗装
d :アルミカットパネル フッ素樹脂焼付塗装
e :アルミ型材 フッ素樹脂焼付塗装(既製品型材)
f :押出成形セメント板下地 再生木ルーバー
g :防音タイプアルミルーバー(既製品型材)
h :設備目隠しルーバー(スチール製有孔折板)
i :設備目隠しルーバー(アルミ既製品)
j :フロートガラス
k :Low-E ペアガラス
l :フロートガラス タペストリー調フィルム貼り
m :壁面緑化ユニットパネル
S=1:250
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
17
1−7.立面計画
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a :押出成形セメント板下地 金属製断熱パネル貼り フッ素樹脂焼付塗装
b :押出成形セメント板下地 湿式断熱ボード貼り グラスメッシュ塗装仕上
c :押出成形セメント板(リブ付)塗装
d :アルミカットパネル フッ素樹脂焼付塗装
e :アルミ型材 フッ素樹脂焼付塗装(既製品型材)
f :押出成形セメント板下地 再生木ルーバー
g :防音タイプアルミルーバー(既製品型材)
h :設備目隠しルーバー(スチール製有孔折板)
i :設備目隠しルーバー(アルミ既製品)
j :フロートガラス
k :Low-E ペアガラス
l :フロートガラス タペストリー調フィルム貼り
m :壁面緑化ユニットパネル
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
18
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1−8.断面計画
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
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S=1:250
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−9.仕上計画
20
内部仕上
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外部仕上
床仕上
外構床A :中国産花崗石 (外構一般部分)
外構床B :ウッドデッキ (前庭テラス・休息コーナー他)
外構床C :インターロッキング (歩道・車両乗入部分)
外構床D :アスファルト舗装 (南敷地駐車場・駐輪場部分)
外構床E :カラーアスファルト (プール部分)
外構床F :コンクリートコテ押さえ (ゴミ置き場)
屋上床A :アスファルト防水+コンクリートコテ押え 外断熱工法 (屋上部分)
屋上床B :アスファルト防水+コンクリートコテ押え 屋上緑化 (屋上部分)
屋上床C :ウッドデッキ (デッキ部分)
※外部床仕上材料の使用箇所詳細は各階平面図、外構計画図を参照して下さい
外壁
a :押出成形セメント板下地 金属製断熱パネル貼り フッ素樹脂焼付塗装
b :押出成形セメント板下地 湿式断熱ボード貼り グラスメッシュ塗装仕上
c :押出成形セメント板(リブ付)塗装
d :アルミカットパネル フッ素樹脂焼付塗装
e :アルミ型材 フッ素樹脂焼付塗装(既製品型材)
f :押出成形セメント板下地 再生木ルーバー
g :防音タイプアルミルーバー(既製品型材)
h :設備目隠しルーバー(スチール製有孔折板)
i :設備目隠しルーバー(アルミ製既製品)
j :フロートガラス
k :Low-E ペアガラス
l :フロートガラス タペストリー調フィルム貼り
m :壁面緑化ユニットパネル
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※外部壁仕上材料の使用箇所詳細は立面図を参照して下さい
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:アルミ笠木 アクリル焼付塗装 (笠木部分)
:アルミスパンドレル (軒天部分)
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1− 9.各部計画
21
プール施設計画
ロッカー室利用(プール利用時)
会議室利用(通常時)
エントランス
エントランス
身障者用更衣室
シャワー・便所
ロッカー収納時
シャワー室
強制シャワー
一般倉庫-2
ロッカー室
12×10人用=120個
15人用=180個
男子ロッカー室
トイレ(男)
トイレ(女)
強制シャワー
倉庫
一般倉庫-2
ロッカー収納時
シャワー室
監視員室
会議室
(47.83㎡)
会議室
(59.52㎡)
清掃員控室
女子ロッカー室
清掃員控室
プール機械室
プール機械室
ミニキッチン
男子ロッカー室
48×10人用=480個
15人用=720個
女子ロッカー室
48×10人用=480個
15人用=720個
※可動のロッカーシステムにより、夏期以外は
ロッカーを部屋の奥にコンパクトに収納すること
で、広がったスペースを会議室として利用します。
※ 900W×450D×1800Hがロッカーの標準的な
大きさとなっており、10人用、15人用の選択
により全体数(960個∼1,440個)を調整できます。
可動ロッカーシステムイメージ図
可動ロッカーシステム床埋め込みレール詳細図
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
1−10.各部計画
22
企画展示室照明計画
参考図
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
23
2.構造計画概要
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
24
3.電気設備計画概要
電気設備概要
1. 高圧受変電設備
2. 低圧幹線設備
・ 屋上階に屋外キュービクル型受変電設備を設置し業務用高圧電力(3φ3W6.6kV)を受電、低圧電
力(1φ3W210/105V・3φ3W210V)にて供給する。
・ 受変電設備より低圧電力を、各階 EPS 内の開閉器盤を経由し各電灯分電盤及び動力制御盤に CET
ケーブル+ケーブルラックにて布設する。
・ 想定変圧器容量は以下の通り
負荷名称
変圧器容量(想定)
合計
電灯負荷
100kVA×1
100kVA
動力負荷
200kVA×2
75kVA×1(既存用)
475kVA
・ 分電盤内予備ブレーカは実装の 20%を取付けるとともに、予備スペースも約 20%見込む。
・ 分電盤配線用遮断器は原則として 1P サイズ JIS 協約形とする。
幹線系統図
・ 1 階に東京電力高圧キャビネットを設置し、2 次側高圧ケーブルを屋上設置のキュービクルまで
布設する。
・ 高圧ケーブルは金属管にて布設する。
受変電設備 単線結線図
3. 動力設備
・ 屋上機械スペース及び 1 階、2 階機械室に動力制御盤を設置し、各動力負荷への電源供給及び制
御を行う。
・ 動力制御盤は更新性を考慮しユニット型を採用する。
・ 1 階事務室に警報盤を設置し、受変電設備及び各動力制御盤の諸警報を表示する。
4. 電灯・コンセント設備
<一般照明器具>
・ 共用部については、省エネを考慮して高効率である Hf 型蛍光灯、HID 器具を主体とし、合わせ
て意匠を考慮した光源を選定する。
・ 概ね共用各室の照明器具・目標照度については各室諸元表参照とする。
<非常照明・誘導灯>
・ 非常照明、誘導灯は建築基準法及び消防法に基づき設置する。
・ 非常照明器具及び誘導灯器具は蓄電池内蔵型とする。
<照明制御設備>
・ 1F 事務室に照明制御設備を設置し、共用部照明、演出用照明及び各サイン用照明のスケジュー
ル制御、個別制御を行う。
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
25
3.電気設備計画概要
<コンセント設備>
・ 必要個所にコンセントを設置する。また、屋上にも適宜防水型コンセントを配置する。
10. 監視カメラ設備
・ 不審者監視などの防犯目的として監視カメラ(ドーム型カメラ)を各所に設置する。
・ 屋内に設置する壁コンセントは原則として全て 2P+E とする。
・ 監視カメラモニター、制御架は 1F 事務室に設置する。
・ 事務室、活動展示室(常設展示室)における配置替えや負荷の増設に柔軟に対応できるよう、
・ 全カメラともモーションディテクション機能を有し、警報送出及び異常時の画面検索ができる
OAコンセントは利便性を考慮し、20A 分岐ケーブルによるOAフロア内ハーネス分岐とする。
・ 企画展示室は各所に床コンセントを設置する。
ものとする。
・ 録画は 24 時間 10 日間の自動更新録画機能を有するものとし、
画面検索中の録画も可能とする。
・ モニターは 19 インチ LCD とし、多画面同時表示機能を有するものとする。
・ システム機能維持(SW-HUB 類を含む)のため、UPS(10 分)を設置する。
5. 電話設備・LAN 用配管配線設備
・ 引込み管路はメタルケーブル用、光ケーブル用及び予備を見込むものとする。
・ 1F EPS に本配線盤を設置し、各階 EPS 内端子盤に至る配管(通信専用ケーブルラックセパレータ
付 W:600 程度)/配線を布設する。
・ 各端子盤は全てブロック形パッチパネルとする。
11. 駐車場管制設備
・ 駐車場の出入管理を目的として、駐車券を発行しゲートの開閉を可能とする駐車場管制設備を
設置する。
<主な仕様>
管理方式:車の入出庫数管理
6. 放送設備
・ 1階事務室に館内放送用アンプ架を設置し、業務放送(BGM含む)を行えるものとする。
・ 放送ゾーンは各エリアで分割し、個別(屋外プール含む)に放送可能とする。
車輌検知:赤外線検知方式
ゲート部:駐車券発券機・料金精算機・カーゲート
信号装置:出庫警告表示灯
アンプ容量:180W(想定)
放送系統 :階別及びエリア別
12. 自動火災報知設備
7. インターホン設備
・ 消防法に基づき自動火災報知設備を設置する。
・ メンテナンスを考慮し、自動点検機能付き感知器を採用する。
・ 時間外の入退館連絡用として、
最終退出口と 1F 事務室間にカメラ付きインターホンを設置する。
受信機:P型1級 壁掛型(1階事務室設置)
・ 管理用インターホンを、屋上及び各階の機械室(子機)
、1F 事務室(親機)に設置する。
感知器:煙感知器主体
・ ELV 用インターホン及び監視用として、ELV 制御盤から 1F 事務室設置の ELV 監視盤までの配管
配線を見込むものとする。
・ トイレ非常時呼出用として、1階だれでもトイレ及び多機能トイレに呼出ボタン、廊下表示灯
を設置し、スタッフへの救急を促すほか、1階事務室に警報表示可能な設備とする。
13. 多目的会議室AV設備
・ 1 階多目的会議室において、研修・講演・セミナー等の資料提示の支援ツールとして、PC画像
やDVD・VTR等の動画の再生等、マルチメディア再生可能な、AV装置(プロジェクター、
スクリーン、スピーカー、マイクロホン等)を設置する。
8. TV共聴設備
・ 屋上に VHF/ UHF(地上波デジタル兼用型)/SHF(BS-IF)アンテナを設置し、EPS 内端子盤(分岐分
配器)まで配管配線を布設する。
・ CS 放送はアンテナ基礎及び EPS までの管路を設置する。
9. セキュリティー設備
・ 主要出入口に非接触型カードリーダー、1F 事務室に主装置を設置し、入退室管理を行う。
・ カード形式:非接触型 IC カード(Felica)/ID カラー印字有り
・ 主装置、カードリーダーには機能維持のための UPS(10 分)を設置する。
・ 初期カード発行枚数は 50 枚とする。
・ 図書、資料の館外持出し監視のため、BDS アンテナを必要な出入口に設置する。
・ 夜間及び休日の無人時に外部からの侵入者に対して警備を行う機械警備設備用に空配管を行う。
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
26
4.機械設備計画概要
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
28
4.機械設備計画概要
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
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4.機械設備計画概要
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( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
8.イメージ図
30
外観イメージパース
北西側よりの眺め
南西側より見下ろし
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
8.イメージ図
31
内観イメージパース
2階ホール + 交流ライブラリー
エントランスホール + わがまち練馬情報コーナー1
わがまち練馬情報コーナー2
( 仮称)ふるさと文化館 建築基本計画説明書
8.イメージ図
32
模型写真
南側鳥瞰イメージ
俯瞰イメージ
西側よりのイメージ
北側見下ろしイメージ
資料 3
次年度の予定について
1
2
3
建築実施設計
平成 19 年 4 月∼5 月
9月
12 月
設計委託契約締結
建築工事費用概算(機械・電気・外構工事含む)
設計仕上がり
平成 20 年 2 月∼3 月
4月
工事契約について議会に提出
工事契約締結・着手
展示実施設計
平成 19 年 5 月
5 月∼9 月
平成 20 年 1 月
設計委託契約締結
展示計画ワークショップ開催
設計仕上がり
建設準備委員会
第1回 平成 19 年 5 月∼6 月
委託業者決定報告・ワークショップ開催状況報
告
※ 展示の詳細について、ワークショップ・設計の進捗により随時(8 回程度)開催
4
展示ワークショップについて(案)
総合基本設計における展示基本計画の展示構成について、骨格となる大項目、中項目が決
定した。基本構想、施設運営計画に基づき①区民参加・他団体との協働②若者のアイデア反
映③学校教育連携を図る具体的方策として、中項目内の小項目構成について資料等の存在情
報を加味し展示個々の目的(ねらいや効果)などの点を煮詰め、実施設計に反映させる展示構
成を策定する。
施設目的に沿ったより良い展示とすること及びボランティアリーダー養成(候補となる人
材発掘)のため、下記方法により実施設計での展示構成を策定する。
策定の原則
基本設計段階では、展示構成の中項目までは原則的に確定した。小項目以
下を実施設計に委ねるものとする。基本設計の「展示構成表」小項目以下
は経費算定の根拠であるため、原則的にこの経費内での展示構成を策定す
る。
策定方法
展示分科会に展示構成表作業班を設置し、実施設計者と協働により展示構
成案を策定し、展示実施設計に反映のうえ建設準備委員会で検討し展示小
項目、展示物を決定する。
区民募集
5 月 1 日号区報でワークショップ「(仮称)ふるさと文化館の展示を作って
みよう」として参加者を募集(展示に対する考え方やアイデアの作文により
選出、10 名程度)する。
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