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地質学的痕跡を用いた先島諸島の歴史・先史時代の津波履歴と規模の推定

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地質学的痕跡を用いた先島諸島の歴史・先史時代の津波履歴と規模の推定
沖縄防災環境学会
ご訪問研究者による最近の研究成果発表
講師:後藤和久
東北大学 災害科学国際研究所 准教授
地質学的痕跡を用いた先島諸島の
歴史・先史時代の津波履歴と規模の推定
私は,2004 年インド洋大津波により運搬されたタイ西部
の津波石の調査をきっかけに,沿岸巨礫群の研究を行うよ
うになりました.そして,津波と台風の高波起源の巨礫を
どのように識別するかという研究を,琉球列島を主なフィ
ールドとして行ってきました.先島諸島では,1771 年明和
大津波など過去の津波の履歴や規模を,歴史・地質学的痕
跡から推定する研究を 2007 年ごろから行っています.
後藤和久氏
本発表では,現地調査や数値計算の結果明らかになりつ
つある 1771 年明和大津波の遡上高や波源モデルと今後の研究課題を紹介するとともに,津
波石の年代測定の再検討結果など,先島諸島の先史時代の津波の履歴と規模に関する最新
の研究成果を紹介いたします.また,明和大津波の浸水域推定や先史時代の津波履歴と規
模を推定するために,石垣島などで今後行うべき砂質津波堆積物の調査候補地や調査方法
について,意見交換をさせて頂ければと考えております.
日時:2013 年 2 月 7 日(木) 17:00-19:00
場所:工学部1号館 3F 環境建設工学科会議室
連絡先:沖縄防災環境学会事務局
098-895-8673(仲座)
Email: [email protected]
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