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阪神高速道路技術センターの仕事 - tech

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阪神高速道路技術センターの仕事 - tech
阪 神 高 速 道 路 の ネ ッ ト ワ ー ク
阪神高速道路技術センターの仕事
京都縦貫自動車道
中国自動車道
京都線
舞鶴若狭自動車道
六甲北道路
新名神高速道路
第二京阪道路
神戸
六甲道路
京奈和自動車道
池田線
名神高速道路
神戸線
守口線
新神戸トンネル
山麓バイパス
湾岸線
神戸山手線
東大阪線
淀川左岸線
環状線
大阪港線
ハーバーハイウェイ
西船場 JCT 改良
(工事中)
明石海峡大橋
大阪
西大阪線
松原線
堺線
近畿自動車道
第二神明道路
名神高速道路
中国自動車道
北神戸線
第二神明道路北線
TECHNOLOGY
京都
箕面グリーンロード
山陽自動車道
EXPRESSWAY
京滋バイパス
新名神高速道路
山陽自動車道
HANSHIN
第二阪奈有料道路
湾岸(垂水)線
神戸淡路鳴門
自動車道
大和川線
(工事中)
堺泉北
有料道路
湾岸線
阪和自動車道
空港連絡橋
関西空港
自動車道
西名阪自動車道
南阪奈道路
営業区間
建設区間
建設区間(合併施工区間)
他高速道路等
計画路線(都市計画済)
計画路線
平成 28 年 10 月現在
有資格者
工学博士/技術士(建設部門・総合監理部門)/
RCCM/測量士/1級土木施工管理技士/
コンクリート診断士
[建設コンサルタント登録番号:建 25-9156]
一般財団法人 阪神高速道路技術センター
〒 541-0054 大阪市中央区南本町 4 丁目 5 番 7 号・東亜ビル内
Tel: 06-6244-6060
URL: http://www.tech-center.or.jp/
N
中央大通
御堂筋線 本町
信濃橋入口
阪神高速技術︵株︶
四つ橋線 本町
(一財)阪神高速道路
技術センター
中央線 本町
阪神高速道路
西船場 JCT
阪神高速道路(株)
環状線
この印刷物は環境に優しい
「植林木使用紙」
「植物油インキ」を使用しています。
御 堂 筋
信濃橋出口
四ツ橋筋
阪神高速技研︵株︶
大阪港線
一般財団法人 阪神高速道路技術センター
201610-ACC-J3rd-300
CENTER
COMPANY
PROFILE
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
ごあいさつ
組 織
理 事 長
一般財団法人 阪神高速道路技術センター
理事長
中林 正司
総 務 課
企 画 課
理 事 会
調査研究第一課
技術委員会
調査研究第二課
共 済 部
共 済 課
それらの研究成果は、開業50年を迎えて老朽化対策が喫緊
一貫して阪神高速道路の建設・管理にかかる調査・研究を行っ
の課題になっている阪神高速道路の大規模修繕・更新事業に生
てまいりました。
かされ、事業推進の一翼を担っているところです。
高速道路の建設・管理には高度な技術と蓄積した経験が必要
平成 25 年 4 月、阪神高速道路技術センターは一般財団法人
です。技術センターはその要請に応えるべく、建設・管理の現場
に移行し、再出発することになりました。一般財団法人としての
情報を蓄積し、培った豊富な経験と学識経験者や専門技術者の
技術センターの使命は、従来の調査・研究事業を継続しつつ積
博識・技術力を結集して課題解決を図るシンクタンクの役割を
極的に公益事業を展開することにより、人や環境に優しい高速
果たしてまいりました。とりわけ、近年大きな社会問題になって
道路を実現させ、関西都市圏の発展に寄与していくことだと考
いる道路構造物の老朽化問題に関しましては、単に老朽化した
えています。
構造物の修繕対策に留まらず、構造物の耐久性や健全度評価、
企画研究部
評議員会
共済運営委員会
阪神高速道路技術センターは昭和53年に設立されて以来、
理 事
私たち技術センターは日々弛まぬ創造と革新を続け、阪神高
さらにはアセットマネジメントの分野にまで調査・研究の域を広
速道路および地域社会の期待に応えることができるよう今後と
げ、進展する道路構造物の老朽化対策を総合的見地から取り組
も更なる努力を重ねてまいりますので、皆様のご支援、ご協力の
んでいるところです。
程、宜しくお願い申し上げます。
1
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
大和川線シールドトンネル(建設中)
技術センターの目的と事業
設立目的
技術センターは、阪神高速道路およびその他の道路の建設・
管理に関する総合的な調査研究および技術開発を行うととも
に技術者の養成を行うことにより、道路事業の発展と都市機
能の維持および増進に寄与することを目的とし設立されてい
ます。また、阪神高速道路事業に従事する関連法人共済会員
(以下「会員」という)などへの福利厚生事業も行っています。
経営理念
[創造的先進技術への挑戦]
創造的先進技術に挑戦し、阪神高速道路を含む関西を中心
とした道路ネットワークの発展、良好な維持に貢献します。
事 業
技術センターは、道路等の建設・管理に関して下記の事業を
実施しています。
1. 調査研究および技術開発
2. 調査研究等に関する業務の受託
3. 研究発表会、講演会の開催
4. 技術図書の刊行
5. 道路等事業の推進のための啓蒙、宣伝、協力等
6. 土木構造物点検診断技術者資格の認定
7. 会員に対する福利厚生に関する事業
中期経営計画
10 年後の技術センターのあるべき姿を見据え、平成 28 年
度からの3ヶ年間に為すべき施策を中期経営計画として、定
めています。
●中期経営計画(平成 28 年度~平成 30 年度)による重点的な取り組み
(1)技術力の強化
(2)公益事業の推進
(3)経営基盤の安定化
2
3
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
東大阪線フレッシュアップ工事法円坂付近
調査研究および技術開発
技術委員会
技術センターには、常設の技術委員会が設置されています。
技術委員会には、鋼構造、コンクリート構造、基礎構造、アセッ
トマネジメントなどの分野に精通した6名の学識経験者が在
籍しており、技術的な課題解決のための相談、継続的な勉強
会などを実施し貴重なアドバイスを受けることができる体制
を整えています。
個別の研究課題に対しては、学識経験者と経験豊富な実務
者からなる鋼構造、PC構造、RC構造、基礎・地下構造、耐震、
舗装の6分野の専門委員会を設置し、技術委員会の統括の
もとに検討を実施しています。
大学などとの共同研究
大学や企業との共同研究では道路構造物の維持管理に関す
る新技術開発に取り組んでいます。長大橋梁の耐風安定性に
関する研究、鋼製橋脚隅角部や鋼床版の疲労損傷に関する
調査研究、排水性舗装や高耐久性舗装の開発研究など広範
囲な開発研究を行っています。
阪神高速道路の大規模更新事業に係る技術的検討
阪神高速道路は、昭和39年に供用を開始して以来既に50
年が経過し、老朽化が進行しており、重大な損傷が顕在化し
ています。そのような箇所は、繰り返し補修を実施しても構
造物の健全性を引き上げることが難しく、致命的な損傷に発
展する恐れがあることから、大規模更新、大規模修繕が必要
となっています。
一方、阪神高速道路は、1 日約74 万台が利用する京阪神の
大動脈で、その機能を一刻たりとも止めることができません。
供用中の路線の大規模更新や大規模修繕の実施にあたって
は、通行止めなどの影響を最小限にするためには、最新技術
や新工法の導入など多くの技術的課題を解決していく必要が
あります。
技術委員会
4
5
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
調査研究等に関する業務の受注
道路構造物の損傷劣化に関する検討
解析を用いた新構造・設計法に関する検討
技術センターが保有する道 路構造物に関する専門的な
技 術力を生かし、阪神高速グループや国、地方公共団
コンクリート構造物や鋼構造物など、道路構造物に生じた
鋼管集成橋脚をはじめとする道路構造物の地震時挙動のシミュ
体 などから維 持 管 理 の 諸 課 題 解 決 の 検 討 業 務を 受 注
さまざまな損傷劣化に関する検討業務を実施しています。
レーションや耐荷性能評価のための解析技術を有しており、解
析を用いた新構造・システムの提案や設計法の合理化検討等に
し、効率的な維持管理に貢献しています。
積極的に取り組んでいます。
アルカリシリカ反応による損傷
中心核になる反応性骨材の
周囲が膨張を始める
反応性骨材が膨張を続け
内部から亀裂が発生
周囲が膨張
亀裂発生
アセットマネジメント
[解析検討事例 -1]
※1
既設橋梁の耐震性能向上を目的とした対震橋脚システムの提案
(対震橋脚:杭基礎一体型鋼管集成橋脚を使用)
※1 既設橋梁を補強する「耐震」と鋼管集成橋脚のせん断パネルにより地震エネルギーを吸収
させる「制震」の組み合わせによる総合的な耐震性能向上策を「対震」と呼んでいます。
●鋼管集成橋脚 複数本の既製鋼管を履歴型ダンパー機能を有するせん
断パネルによりひとつの柱とした構造。
解析事例
阪神高速道 路は総延長約 260km におよぶネットワークを
活用して、ライフサイクルコスト(LCC)が最小になるような
有しており、その維持管理に関する膨大なデータは保全情報
補修計画の提案や大規模修繕・更新計画を策定するアセット
管理システムに納められています。そのシステムとデータを
マネジメントシステムの検討を行っています。
管理・サービス
水準の把握
総合
投資判断
維持修繕
計画
防 災 シ ス テム
保全情報
管理システム
Check
点 検
Do
補修工事
機能の回復
健全度の把握
打替(計画管理費)
打替(修繕費)
平均
対震橋脚(西船場 JCT 完成イメージ)
H21年管理水準
30.0
1.00
27.0
0.90
24.0
0.80
21.0
0.70
18.0
0.60
15.0
0.50
12.0
0.40
9.0
0.30
6.0
0.20
3.0
0.10
0
0.00
対震橋脚システムとは
既設橋梁の橋脚の中間に橋脚を新設することによ
り、地震時の作用力を負担させる。
対震橋脚として鋼管集成橋脚を適用するメリット
MCI≧5.6 の割合
Check
アウトカム指標
H-BMS
維持費
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
アセット
マネジメント
の見直し
Plan
費用(円) ×100,000,000
中期的な維持
管理費と
健全度
評価検証
鋼 管
反応性骨材
舗装の維持管理費用と≧ MCI5.6 の割合推移
Plan
予 測
Action
せん断パネル
・狭隘な都市空間での施工が可能
・せん断パネルの修復による迅速な復旧が可能
・想定外地震に対する落橋防止機能を保有
[解析検討事例 -2]
立体骨組解析を使用した鋼管矢板基礎の設計法の合理化検討
舗装の劣化モデル
H
-BMS とは? 阪神高速道路の維持管理計画を策定するために開
発されたブリッジマネジメントシステムです。阪神高速道路の資産
健全度分布
の推移
解析事例
鉄筋破断をもたらしたアルカリシリカ反応による損傷
0.0 - 3.0
3.0 - 4.0
4.0 - 5.0
5.0 - 6.0
6.0 - 7.0
7.0 - 8.0
8.0 - 9.0
情報、点検情報、補修情報を管理する保全情報管理システムを活用し
U リブ鋼床版補修の一例(たて桁の増設・モルタル充填)
90
80
て構造物の劣化予測を行い、長期の維持管理費用の推計と、補修箇所
Co 床版
健全度割合
抽出のための短期劣化予測を行う機能を備えています。
頂版
9.0 - 10.0
(%) 100
モルタル充填
60
50
鋼管矢板基礎打設状況(阪神高速大和川橋梁)
40
鋼管
20
経過年数
(年)
10
0
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
90
95 100
継手
9
鋼管矢板基礎の構造
8
7
MCI=5.9
MCI
6
鋼管矢板基礎とは
鋼管矢板を継手により閉合し、頂版により杭頭部を剛結する井筒形状の基礎構造を指
します。
5
4
鋼管矢板基礎を適用するメリット
3
2
20年
1
経過年数
(年)
0
0
6
継手
70
30
劣化曲線
鋼管
5
10
15
20
25
30
35
40
45
たて桁増設
3 次元立体骨組解析では、従来から使用されている 2 次元解析では評価できない井
筒断面形状の変化や継手の 3 次元的な挙動を評価することにより、鋼管矢板基礎の
基礎構造・設計法の合理化検討を行っています。
50
7
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
道路管理者支援
MEC 活動/自治体支援活動の概要
技 術センターでは、道 路・橋 梁管 理者のためのメンテ
ナンス 実 務 者コミュニティ(MEC)を立ち上げ、阪神
道路・橋梁管理者のための
メンテナンス実務者コミュニティ
Maintenance Engineer Community
高 速 道 路 の 維 持 管 理 で 培った 先 進 的 な 技 術を 阪神 高
主催:一般財団法人 阪神高速道路技術センター
速グル ープとともに関西地区を中心とした自治 体 の 維
MEC
(Maintenance Engineer Community)
問い合わせ:[email protected]
持管理担当者に講習会などを通じて技術支援を行って
います。
取り組み 1
現場見学/点検・調査実習などの実施
取り組み 2
会員自治体への業務支援
通行止め工事を利用した補修現場の見学会、阪神高速道路
一部の自治体では、橋梁点検をMECで実施し、点検調書
を活用した点検の実習を行うとともに、意見交換を行い、
を作成するなど自治体の維持管理業務を支援しました。
管理者としての悩みや疑問の解決と維持管理に関する情報
共有を行っています。
[設立主旨]
▶
管理実務者同士で気軽に話し合う機会の提供
▶
管理実務者の皆が主役となって課題を共有
▶
予算・人材制約下の維持管理手法・技術の模索
[テーマ]
▶
損傷事例および点検・診断方法・補修・補強方法
▶
データベースおよびアセットマネジメント
▶
長寿命化計画・予算・沿道対策など
フレッシュアップ工事の現場見学
目視点検実習
橋梁点検の実習
橋桁裏面の目視点検
[MEC の活動記録]
(平成)
◉
18年 10月
第1回
通行止め
◉
19年 1月
第2回
座 学
5月
第3回
点検実習
9月
第4回
座 学
被災構造物見学、ミネアポリス橋梁落橋報告、MEC 会員の維持管理取組状況紹介、他(10 団体)
20年 1月
第5回
座 学
道路・橋梁維持管理に関する動き、MEC 会員の維持管理取組状況紹介(10 団体)
6月
第6回
通行止め
10月
第7回
座 学
MEC 会員の維持管理取組状況紹介、他(13 団体)
◉
21年 6月
第8回
座 学
青森県維持管理取組状況紹介、他(20 団体)
◉
22年 1月
第9回
座 学
特別講演 - 橋梁の長寿命化について - ( 近畿地方整備局道路保全企画官 )(13 団体)
◉
23年 6月
第 10 回
座 学
特別講演 - 橋梁維持管理と地域連携 -(( 株 )BMC)、パネルディスカッション、他(37 団体)
10月
第 11 回
点検実習
疲労き裂現場見学、疲労き裂概要説明、他(17 団体)
24年 4月
第 12 回
点検実習
橋梁点検実習、MEC 会員の維持管理取組状況紹介、他(16 団体)
10月
第 13 回
点検実習
橋梁点検実習、他(12 団体)
11月
第 14 回
通行止め
阪神高速フレッシュアップ工事現場見学、他(10 団体)
25年 8月
第 15 回
座 学
アンケート調査報告、阪神高速の損傷・補修事例紹介、意見交換、他(11 団体)
11月
第 16 回
通行止め
阪神高速フレッシュアップ工事現場見学、意見交換、他(17 団体)
26年 6月
第 17 回
11月
第 18 回
通行止め
阪神高速フレッシュアップ工事現場見学、意見交換、他(17 団体)
◉
27年 5月
第 19 回
通行止め
阪神高速フレッシュアップ工事現場見学、意見交換、他(19 団体)
◉
28年 6月
第 20 回
座 学
◉
◉
◉
◉
8
第 20 回 MEC 会議
現場見学、意見交換(13 団体)
道路・橋梁維持管理に関する動き、阪神高速道路点検業務概要、他(10 団体)
現場視察・実習、MEC 会員の維持管理取組状況紹介、他(12 団体)
阪神高速道路通行止め現場見学、他(15 団体)
座 学 MEC 会員の維持管理取組状況紹介、意見交換、他(17 団体)
アンケート調査報告、意見交換会、熊本地震被災状況調査報告 (12 団体)
9
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
歴史を後生に伝える仕事
平成7年に発生した阪神淡路大震災は、阪神高速道路3号神
戸線および 5 号湾岸線に多大の被害をもたらしました。
その被災状況を保管した震災資料保管庫では、実際に被災
した損傷構造物を見学していただくだけではなく、地震発生
から阪神高速道路の全線復旧までの 623 日間の緊迫した時
間と復旧の状況を広く一般市民にお伝えしています。
さらには、この震災を教訓にした新しい耐震技術ならびに防
災支援や防災教育の取り組みも紹介しています。
技術センターは、阪神高速道路株式会社と協力して震災資
料保管庫の運営を実施しています。
震災資料保管庫(神戸市東灘区深江浜)
被害状況模型
RC 橋脚主鉄筋段落とし位置での曲げせん断破壊
RC 橋脚のせん断損傷
鋼製橋脚における縦補剛材の座屈
プレゼンテーションルーム
鋼連続箱桁橋の主桁の座屈
鋼連続箱桁橋の中間支点部の変型
阪神淡路大震災で被害を受けた構造物の一部を、そのまま
の状態で多数保存・展示し、DVD の上映やパネル展示を交
えた館内の見学(予約制)を実施しています。
施設に関する詳しい情報は下記のホームページでご覧いただけます
▶ http://www.tech-center.or.jp/hokanko
10
11
HANSHIN EXPRESSWAY TECHNOLOGY CENTER COMPANY PROFILE
阪神高速道路技術センターの仕事
技術者の認定/講演会・講習会開催
土木構造物点検診断技術者資格認定制度
建設・維持管理技術の PR /出前講座/講演会・講習会の開催
技術センターでは、土木構造物の点検および診断業
務の技術水準と信頼性の向上を図り、阪神高速道路
などにおける土木構造物の保全に寄与するため、技
術者資格認定制度を設けています。
資格認定試験は「筆記試験」と「実地試験」を行い、
● 土木構造物点検診断技術者の認定
[点検診断講習会]
土木構造物の点検ならびに診断技術の向上を図るため、技術
者を対象とした点検・診断の手法および法令等の講習会を実
施しています。
● 建設・維持管理技術の PR
● 講演会・講習会の開催
展示会などにおいて、阪神高速グループと共に技術センター
が保有している最新技術を、パネルなどで一般の方に紹介し
ています。
道路の建設、維持管理、防災等に関して造詣の深い学識経験
者や技術者を招いて講演会や講習会を実施しています。
点検の実施、損傷程度の評価、健全性の診断などに
必要な知識および技術が認められた技術者対し、点
検診断技術者資格を認定しています。
[国土交通省の技術者資格として登録]
技術センターが資格認定している「主任点検診断士」
および「点検診断士」は「公共工事に関する調査 及
び設計等の品質確保に資する技術者登録規程(平成
技術講演会 平成 28 年 8 月 「次世代インフラと高速道路の未来」
● 出前講座
26 年国土交通省告示 1107 号)」に基づく技術者資
小学義務教育の総合学習の一環として、地域の小学校を訪問
し、阪神高速道路の事業や、地震防災などの講座を、定期的
に実施しています。
格登録簿に平成 28 年 2 月に登録されました。この
ため、国や地方公共団体などが行う点検・診断業務
などへの当資格の活用が見込まれます。
資格名称
「主任点検診断士」
及び
「点検診断士」
点検・診断
橋梁(コンクリート橋)
点検・診断
トンネル
点検・診断
◉維持管理
道路保全に関する技術講習会〜異分野技術が融合する最新建設
技術〜(平成 27 年 12 月)
◉交通・計画
情報化時代の都市交通計画 ( 平成 23 年3月 )
交通シミュレーション活用セミナー〜最新事例を踏まえた技術動
向の解説〜(平成 24 年 10 月)
次世代インフラと高速道路の未来(平成 28 年 8 月)
技術者資格登録簿における区分
施設分野
業 務
橋梁(鋼橋)
[講演会・講習会の開催事例]
◉地震・防災
東日本大震災被害調査報告会(平成 23 年4月)
これからの地震防災を考える(平成 23 年7月)
地震との戦い~なぜ橋は地震に弱かったのか~(平成 27 年4月)
◉設計不具合事例
道路インフラの設計品質向上に関する講習会
(平成 25 年2月、平成 26 年3月、平成 27 年6月)
[資格認定試験]
点検・診断に関する筆記試験や、実際の構造物にて行う実地試験など、取得する資格に応じた認定試験を定期的に実施しています。
12
筆記試験
実地試験
13
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