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堺市産業振興アクションプラン改定版(案)に対する パブリックコメントの

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堺市産業振興アクションプラン改定版(案)に対する パブリックコメントの
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)に対する
パブリックコメントの実施結果について
社会情勢の変化や新たな産業振興の課題に対応するため、堺市産業振興アクションプラン改定
版(案)について、パブリックコメント制度に基づき市民の皆さんからご意見を募集しました。
このたび、お寄せいただいたご意見の要旨と本市の考え方をまとめましたので、お知らせしま
す。ご意見の内容は整理し、要約しています。また、お寄せいただいたご意見は、今後の施策の
参考とさせていただきます。
貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
1 意見の募集期間
平成25年12月18日(水)~平成26年1月17日(金)
2 意見募集資料の配架場所
市政情報センター(高層館3階)、各区役所市政情報コーナー(6施設)、図書館(12施設)、
産業政策課(高層館7階)、本市ホームページ
3 意見提出方法
産業政策課へ郵送、窓口持参、ファックス、電子メール
4 集計結果
意見提出人数 4人
意見項目数 8件
5 ご意見の要旨と本市の考え方
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)についてご意見の要旨と本市の考え方
6 堺市産業振興アクションプラン改定版(案)の内容
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)【概要版】
問い合わせ
堺市 産業振興局 商工労働部 産業政策課(高層館7階)
〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号
電 話:072-228-7629 FAX:072-228-8816
E‐mail:[email protected]
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)についての
ご意見の要旨と本市の考え方
ご意見の要旨
市の考え方
○第1章 堺市産業振興アクションプラン改定の前提

【第1章 1ページ】
1
計画の実施に当たっては、産業分野の
計画改定のねらいに、
「堺市産業の将来像の実
みならず、多様な分野の市民や事業者
現に向けて、産業全般における各主体自らが積
極的な発意のもと、それぞれ取組を後押しし、
など、堺市産業の将来像の実現を実施
する各主体が一体となり事業を遂行
地域経済の持続的発展を促しながら、雇用創出
することが必要です。
や税源涵養に資するように改定する」とあるが、 
本市においても、目的達成に向けて
計画の実施については、行政が行うだけでは、
実現は難しいと考える。計画を推進する体制に
本計画に関係する庁内の関係部局との
連携はもとより、産業支援組織や
ついてどのように考えているのか。
大学等関係機関と一体となって、広域
自治体や国とも適切な連携を図って
推進してまいります。

【第1章 2ページ】
2
広域行政と基礎自治体の関係や役割に
本計画改定の前提に、広域行政と基礎自治体
との関係や役割についての視点を入れている
が、産業振興は、広域行政と基礎自治体が重複
ついては、多様化しており、産業振興
政策においても、最適な実行主体や
体制を見極める必要があると考え
することなく、一体となって政策を実行するこ
ます。

とが重要ではないか。
このような状況を踏まえ、産業振興を
行う上では、国や広域自治体と連携
できるところは連携し、政令指定都市
として、かつ基礎自治体として重点的
に行うべきことを的確にとらえ、地域
産業の維持・拡大に向けて積極的に
取り組んでまいります。
【第1章 3ページ】
計画期間を改定案では「平成 26 年度から平成
29 年度までの 4 年間(当初の予定から 2 年間延
3

長)
」としているが、
「平成 26 年度から平成 32
年度までの 7 年間
(当初の予定から 5 年間延長)」 
とし、10 年間ぐらいの期間で取組む方が、技術
面や資金面等からみても PDCA マネジメントサ
イクルの効果が得やすいのではないか。
1
長期的な取組みの方向性は本プランの
上位計画である「堺市マスタープラン」
に掲げていることから、連動を図りな
がら取り組んでまいります。
本市を取り巻く社会経済情勢は刻々と
変化しています。その変化に柔軟に
対応し、効果的なプランとするため
には、概ね 4 年間とすることが適切で
あると考えています。
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)についての
ご意見の要旨と本市の考え方
ご意見の趣旨
市の考え方
○第3章 堺市産業のあるべき姿から導く『将来像』と『戦略』
【第3章 39ページ】
堺市には、刃物や線香などの伝統産業がある
が、価格競争や人々のライフスタイルの変化な

どにより、大変厳しい環境に置かれていると思
う。堺市では、今後どのように伝統産業の振興
伝統産業は大変厳しい環境にあり
ます。

を図っていこうと考えているのか。
ご指摘の通り、国内市場の縮小や
ライフスタイルの変化、さらに産地の
事情として後継者不足などにより、
そのような中、伝統産業の振興は、
まさに基礎自治体がしっかりと支援
し、関西広域連合など広域自治体とも
連携して支援することが重要です。
4

アクションプランの施策においても
「伝統産業の情報発信・販売促進等
機能強化」として位置づけており、
競争力のある伝統産業へと育成する
ために、市場を見据えた販路開拓や
後継者育成などの支援、情報発信の
強化に取り組んでまいります。

【第3章 42ページ】
5
起業・創業の促進は雇用を生み出し、
本市産業支援の方向性を示す戦略の中に、
「新
事業創出に挑戦する企業や人を育み、新しい分
野やアセアンをはじめとする海外への展開を後
地域経済の発展に寄与することは論を
待ちませんが、中でも国内市場の
多様化や社会ニーズの変化に応じた
押しします。
」とあるが、今後国内市場の縮小や
社会ニーズの変化などを考えると、例えば、超
新たなビジネスの芽に対して機を
捉えた細やかな育成支援を講じること
高齢社会を担う、いわゆる「コミュニティビジ
ネス」への創業支援、振興等は今後の地域経済
の発展にも大いに寄与すると考える。
が重要であると認識しています。
「コミュニティビジネス」への支援は、
本計画の事業「起業・第2創業へ
向けた総合的な支援」の中に位置づけ
ており、基礎自治体として、関係部局

とも連携し積極的に取り組んでまいり
ます。
2
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)についての
ご意見の要旨と本市の考え方
ご意見の趣旨
市の考え方

【第3章 44ページ】
6
臨海部では、製造業を中心に事業所
堺はものづくりのまちであるとよく聞く。確
かに、臨海部には大手メーカーの工場が集積し
集積が進み、活発な生産活動が展開
されている一方で、内陸部では、
ているほか、最近では、阪神高速湾岸線の三宝
住工混在や土地利用上の制約等に
出入口から西側では、倉庫が多くなってきた。
一方で、内陸部では今まで工場であったところ
より、生産施設の拡張ができない、
あるいは規模拡大に伴う適当な移転
がなくなり、その後に、住宅や商業施設、駐車
用地がない等の課題を抱える事業所が
場になっているところがある。
存在しています。
そのような状況についてどのように考えてい
るのか。

そこでアクションプランでは、
「企業の
投資誘導や引き続き操業するための
環境を充実し、立地魅力を高める」
ことを戦略の1つとしています。

具体的には施設の更新やマザー工場化
の促進など、企業投資の促進に引き
続き取り組むとともに、法的な課題も
含めて庁内関係部局と検討を進める
ことにより、内陸部の産業用地の
維持・創出などについて、可能なもの
から取り組んでまいります。

【第3章 46ページ】
アクションプランの4つの戦略の1つ
大阪では、昨年のグランフロントやあべのハ
として、都市の賑わいを高め、国内外
ルカスのオープンなどで、繁華街の人通りも多
とのつながりを広げるため、地域
く、活気がある。一方で、堺の玄関口である堺
東は、人通りが少なく、活気が少しないように
感じる。まちの賑わいづくりに向けた取組みが
求められていると思う。
ニーズに応じた商業機能の充実を促進
するとともに、多様なビジネスを展開
する事業所の集積を図っていくことを
掲げています。
その戦略を踏まえ、中心市街地や
各地域拠点等で、エリアマネジメント

機能の強化や地域資源を活用した特色
ある商店街づくりを支援すると
7
ともに、都心地域をはじめとする特定
地域におけるオフィスなどの集積促進
を図るための補助制度を運用して

3
います。
今後とも、商業地やビジネスエリア
など人々が多く行き交う事業所集積地
としての魅力を高める取り組みを実施
していくことで、新たな人材や事業の
創出を図り、商業の活性化や賑わいの
創出へとつなげてまいります。
堺市産業振興アクションプラン改定版(案)についての
ご意見の要旨と本市の考え方
ご意見の趣旨
市の考え方
〇その他
世間では、
「アベノミクス効果で景気は上向い
ている」
、
「株価は上がっている」などの明るい
話をよく聞くが、中小・零細企業の経営は厳し

市内事業所の99%以上を占める
中小企業は、雇用の受皿など地域経済
のけん引役として重要な役割を担っ
く、知恵を絞り、いろいろな工夫や節約をしな
がら何とか乗り切っているような状況である。
ており、本市が将来にわたり持続的に
発展するためには、中小企業の振興を
このような状況をどのように考えているのか。
図ることが極めて重要であると認識
しております。

8
具体的には、産学連携や企業間連携等
により技術開発力、人材力、経営力の
強化を支援するとともに、新分野
進出、海外展開の支援などによる足腰
の強い経営体質への転換を促すこと

を戦略としてアクションプランに
掲げています。
市内中小企業の発展を通じて、地域
産業の維持・拡大、よりよい経済循環
を図ってまいりたいと考えており
ます。
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