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第3次男女共同参画計画
はじめに 近年、私たちを取り巻く環境は急速に変化してきており、特に少子化の進行は、社 会の活力を維持していく上で大きな課題となっております。こうした変化に対応し、 活力ある社会をつくるためには、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合 い、性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮することのできる男女共同参画社会 の実現がとても重要になります。 本市では、平成18年に「湯沢市男女共同参画計画」、平成23年に「湯沢市第2次男 女共同参画計画」を策定し、更には、平成25年に「湯沢市男女共同参画推進条例」を 制定し、男女共同参画社会の実現に向け様々な取り組みをして参りました。本市が男 女共同参画計画を策定してから10年を迎えますが、男女共同参画に対する認識が若年 層では定着しつつあるものの、依然として、性別的役割分担意識が残っていることや 地域や職場における女性の方針決定の場への参画があまり進んでいないといった実 態があります。 このたび、第2次計画が終了することから、第2次計画での施策を更に推進し、男 女共同参画に対する意識をそれぞれの分野で活かすことができるよう、「湯沢市第3 次男女共同参画計画」(平成28年度~平成32年度)を策定いたしました。 本計画には、平成27年9月に施行された女性の職業生活における活躍の推進に関す る法律(平成27年法律第64号。以下「女性活躍推進法」という。)に基づく、本市に おける女性活躍の推進に関する施策についての計画としての位置付けも含んでおり ます。 男女共同参画社会を実現するためには、市民、企業・関係団体など多くの皆様のご 協力と連携が必要であり、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。 本計画の策定にあたり、熱心にご審議いただきました湯沢市男女共同参画推進協議 会の委員の皆様に厚く御礼申し上げます。 平成28年3月 湯沢市長 齊 藤 光 喜 目 第1章 次 計画の概要 1.計画策定の目的及び基本理念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.計画の位置付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.計画の期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.計画の目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.計画の体系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第2章 1 2 2 2 3 施策の内容 基本目標Ⅰ あらゆる分野における男女共同参画の推進 ・・・・・・・・・・ 1.男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍推進 ・・・・・・・・・・ 2.政策・方針決定過程への女性の参画促進 ・・・・・・・・・・・・・ 3.雇用等における男女共同参画の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・ 4.地域における男女共同参画の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ※基本目標Ⅰの用語解説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※男女共同参画指標と目標値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 5 5 6 7 7 8 基本目標Ⅱ 安全・安心な暮らしの実現 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.生涯を通じた男女の健康支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.男女間のあらゆる暴力の根絶 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.ひとり親、高齢者、障がい者等への支援 ・・・・・・・・・・・・・ ※男女共同参画指標と目標値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※基本目標Ⅱの用語解説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 10 11 12 13 13 基本目標Ⅲ 男女共同参画の実現に向けた基盤の整備 ・・・・・・・・・・ 8.男女の人権の尊重 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9.教育を通じた意識改革、理解の促進 ・・・・・・・・・・・・・・・ 10.男女共同参画の視点に立った防災体制の確立 ・・・・・・・・・・・ 11.国際的取組への理解の促進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※男女共同参画指標と目標値 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 15 15 16 16 16 第3章 計画の推進体制 1.計画の推進体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 2.計画の進行管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 【参考資料】 1.第2次男女共同参画計画推進状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.第3次男女共同参画計画策定の経過 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.湯沢市男女共同参画推進協議会委員名簿 ・・・・・・・・・・・・・・ 4.湯沢市男女共同参画推進条例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.男女共同参画の関する国際的な動き、国の動き、県の動き ・・・・・・ 6.男女共同参画に関する市の取組 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.女性の活躍推進に関するアンケート・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 24 24 25 29 30 31 第1章 計画の概要 1.計画策定の目的及び基本理念 この計画は、本市における男女共同参画社会の実現に向けて、具体的な施策や事業を総 合的かつ計画的に推進するために策定するものです。 本市における男女共同参画を推進していく上での基本とする考え方や視点、すなわち基 本理念は、次のとおりです。 (湯沢市男女共同参画推進条例第3条) 1.男女の人権の尊重 男女の個人としての尊厳が重んじられ、性別による差別的取扱いを受けること なく、個人としての能力を発揮する機会が確保されることその他の人権が尊重さ れること。 2.男女の固定的役割分担意識の改革 男女が、性別による固定的な役割分担意識に基づく社会制度又は慣行にとらわ れることなく、多様な生き方を選択することができるよう意識の改革が進められ ること。 3.あらゆる分野における方針の立案決定への共同参画 男女が、社会の対等な構成員として、市の施策又は家庭、職場、学校、地域そ の他の社会のあらゆる分野における方針の立案及び決定に共同して参画する機会 が確保されること。 4.家庭生活と家庭生活以外の活動の両立 男女が、家庭の重要性を認識し、子育て、介護その他の家庭生活における活動 について、互いに協力し合い、家庭生活と家庭生活以外の社会における活動との 両立ができるよう配慮されること。 5.人権の尊重を基本とした教育 学校教育、社会教育、家庭教育等のあらゆる教育が、男女の人権の尊重を基本 として行われること。 6.生涯にわたる健康生活への配慮 男女が互いの身体的特徴及び性についての理解を深め、尊重し合うことにより、 生涯にわたり心身共に健康な生活を営むことができるようにすること。 7.性別による不利益な取扱いの排除 働く男女が、性別による不利益な取扱いを受けることなく、安心して働き、及 び生活できるようにすること。 8.国際社会の動向を踏まえた推進 男女共同参画の推進が、国際社会における取組と密接な関係を有していること を考慮し、男女共同参画は、国際社会の動向を踏まえながら推進すること。 1 2.計画の位置付け ⑴ 市町村男女共同参画計画としての位置付け この計画は、男女共同参画社会基本法第14条第3項に基づく「男女共同参画社会の 形成の促進に関する施策についての基本的な計画」として位置づけるものであり、本市 における男女共同参画社会の実現に向けた総合的な施策の指針とするものです。 ⑵ 法令及び関連計画との整合性 この計画は、男女共同参画社会基本法、秋田県男女共同参画推進条例、湯沢市男女共 同参画推進条例、国の男女共同参画基本計画、及び県の男女共同参画推進計画を踏まえ、 平成28年度策定予定の湯沢市総合振興計画とも整合性を図ってまいります。 ⑶ 女性活躍推進法に基づく市町村推進計画としての位置付け この計画における基本目標Ⅰ「あらゆる分野における男女共同参画の推進」を、女性 の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)第6条第2項に基 づく「市町村推進計画」として位置付けます。 ⑷ 配偶者暴力防止(DV)法に基づく基本計画としての位置付け この計画における基本目標Ⅱ「安全・安心な暮らしの実現」の施策の方向6「男女間 のあらゆる暴力の根絶」を、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律 (平成13年法律第31号)第2条の3第3項に基づく「市町村基本計画」として位置付け ます。 3.計画の期間 この計画の計画期間は、平成28(2016)年度から平成32(2020)年度までの5年間と し、社会情勢の変化や計画の推進状況等に応じて必要な見直しを行います。 4.計画の目標 多様性に富んだ活力ある社会を実現するために、すべての市民が、個性と能力を十分に 発揮できるとともに、人権が尊重され、尊厳を持って生きることができる社会や、男女が 共に充実した職業生活、家庭生活を送ることができる社会を目指して、本市の男女共同参 画社会が実現した姿、すなわち将来像は「すべての人を大切にし、心豊かに暮らすまち」 とし、第3次計画においては3つの基本目標を設定します。 2 5.計画の体系 将来像 【基本目標】 あらゆる分野における男女共同参画の推進 Ⅰ Ⅱ すべ ての 人を 大切 に し、 心豊 かに 暮 らす まち 【施策の方向】 【基本施策】 1.男性中心型労働慣行等 の変革と女性の活躍推 進 ①固定的な役割分担意識をなくした男女共同参画の推進 ②男性の家事・育児・介護等への参画促進 ③女性の活躍推進 2.政策・方針決定過程 への女性の参画促進 ①審議会等への女性の参画促進 ②事業所等における女性の参画の拡大 3.雇用等における男女共 同参画の推進 ①M字カーブ問題の解消等に向けたワーク・ライフ・バランス等の実現 ②雇用の分野における男女の均等な機会と待遇の確保対策の推進 ③多様な生き方、働き方を可能にするための支援 ④能力開発・発揮のための支援 ⑤起業に対する支援 安全・安心な暮らしの実現 4.地域における男女共同 参画の推進 ①地域活動における男女共同参画の推進 ②農林業における女性が働きやすい環境の整備 ③男女共同参画の視点に立った環境問題への取組の推進 5.生涯を通じた男女 の健康支援 ①生涯を通じた男女の健康支援 ②妊娠・出産等に関する健康支援 ③スポーツ分野における男女共同参画の推進 6.男女間のあらゆる 暴力の根絶 ①男女間の暴力の防止と根絶のための基盤づくり ②関係機関等と連携した相談体制の充実 ③被害者の保護等の推進 ④子どもに対する暴力・虐待の根絶に向けた対策の推進 ⑤セクシャル・ハラスメント防止対策の推進 7.ひとり親、高齢者、 障がい者等への支援 ①生活上の困難に直面する男女への支援 ②高齢者、障がい者、外国人等が安心して暮らせる環境の整備 8.男女の人権の尊重 ①男女の人権尊重に関する啓発活動の推進 ②人権を尊重した表現の推進 9.教育を通じた意識改 革、理解の促進 ①多様な選択を可能にする教育・学習の充実 Ⅲ 男女共同参画の実現に向けた基盤の整備 10.男女共同参画の視点 に立った防災体制の確 立 11.国際的取組への理解 の促進 ①防災分野における女性の参画拡大 ①国際的な動きの情報収集と提供 3 第2章 施策の内容 基本目標Ⅰ あらゆる分野における男女共同参画の推進 一人ひとりが個人として尊重され、性別にかかわりなく個性と能力を発揮 して、自分らしく生きることができる地域社会を作ることは、私たち市民の 共通の願いです。男女がともに暮らしやすい社会の実現を図るためには、固 定的な性別的役割分担意識の解消をはじめ、男女共同参画について市民一人 ひとりが正しく理解することが重要です。 また、本格的な少子高齢化が進む中で、将来にわたって多様性に富んだ持 続可能な経済社会を実現するためには、その能力の担い手として女性の役割 を認識し、活躍の機会を推進していくための施策が重要となっています。 ◆現状と課題 ◎平成 27 年7月に実施した「おらえのめんこアンケート」によると、子育てをしながら 仕事をしている母親が育児と仕事の両立の観点から困ったことは、「子どもとのふれあ いや家事がおろそかになる」が最も多く、次いで、 「肉体的疲労が大きい」 「子育てに関 する職場の理解や協力が得られない」「自身の自由時間が持てずストレスがたまる」の 順に続いています。また、父親の育児参加については、「仕事に支障のない範囲で関わ っている」が最も多く、次いで「頼めば手伝うが、頼まなければ手伝わない」「お風呂 や遊びなど部分的に分担している」が続き、父親が積極的に関わっているとの回答は、 わずか 5.9%にとどまっています。この調査からも、若い世代の男女共同参画意識が高 まりつつあるといえど、依然として家庭での女性の役割分担が大きいことがうかがえま す。更に、父親の育児参加を高めるために重要と思われることは、 「育児に関する休暇 制度の改善・取得促進」が最も多く、次いで、「育児期間中の労働時間の短縮等に取り 組む企業等への行政からの支援や優遇」「育児休業取得者への支援や優遇」となってお り、男女がともに働き方・暮らし方・意識を変革し、男性中心型労働慣行を見直し、責 任を分かち合いながら家事・育児・介護等へ参画していく必要があることがうかがえま す。 ◎本市の審議会等への女性の参画率は、平成 27 年4月現在、全体で 37.7%となっており ますが、中には女性委員がまったくいない審議会等もあり、男女がバランスよく参画で きるような委員構成にしていく必要があります。 ◎平成 27 年 10 月に市内の事業所を対象に実施した「女性の活躍推進に関するアンケート」 では、 「勤務時間の柔軟化」 「残業縮減」 「業務改善」 「時間管理意識の向上」等何らかの 形でワーク・ライフ・バランスの推進につながる取り組みをしていると答えた事業所が 90%を占めました。一方、働く女性を対象にしたアンケートでは、ワーク・ライフ・バ ランスという言葉を知っていると答えた人は 44%にとどまっており、事業者側と働く 人の意識に隔たりがあることが分かりました。仕事と生活の両立のために、多様なニー ズに対応した更なる取り組みが必要です。 ◎地域活動の基盤となる町内会のリーダー、役員が男性で構成されているところが多く、 女性の目線やアイディアが取り入れられた事業が展開されていないといった状況にあ ります。特色ある地域活動を推進する上で、男女両方の視点を取り入れることは大事な ことであり、地域活動等への女性の参画を促進する必要があります。 4 ◆施策の方向と基本施策 1.男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍推進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①固定的な役割分担意識をなくした男女共同参画の推進 男女共同参画に関する意識やその意義に 対する理解を深め、定着させるための広 報・啓発活動に努めます。 ◇男女共同参画宣言の実現 ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 企画課 生涯学習課 1 ◇講座等の実施 ②男性の家事・育児・介護等への参画促進 家事・育児・介護等に積極的に取り組んで いる男性の事例紹介などを通して、男性自 身や周囲(家庭、地域、職場等)の意識を 変革し、男性が前向きに参画できるよう啓 発活動に取り組みます。 ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 ◇男性のための家事・育児講座 企画課 生涯学習課 2 等の実施 ③女性の活躍推進 女性の視点によるアイディアの採用や方 針決定過程での女性の参画拡大を図るた め、それぞれの分野で働く女性の情報交 換・スキルアップを目的としたネットワー クの構築に取り組みます。 ◇女性ネットワークづくり ◇女性活躍推進フォーラムの 開催 企画課 ◇女性交流会・学習会等の実施 2.政策・方針決定過程への女性の参画促進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①審議会等への女性の参画促進 政策・方針決定過程において、性別により 参画する機会の格差が生じないよう、市の 審議会等の委員は、男女とも4割未満とな ◇各審議会等例規の見直し らないよう努めます。 ◇審議会等委員数の公表 あらゆる分野で女性の意見が施策に反映 ◇女性人材リスト登録制度 関係各課 3 総務課 4 される必要があることから、女性委員のい ない審議会等の解消を目指します。 市役所における女性管理職の登用を促進 するため、性別に関わらず、能力と適性に 応じた人事管理を行います。また、研修等 を通じて人材育成を図ります。 ◇研修への参加促進 ◇公平な人事評価のための評 価者研修の実施 ②事業所等における女性の参画の拡大 事業所等において男性中心の組織体制や 役割分担意識の見直しを促進し、意思決定 における女性の参画拡大や管理職登用を 進めるための啓発活動に努めます。 ◇経営者や人事管理部門を対 象とした研修等の実施 ◇啓発物や講座等による事業 所等への働きかけ 5 企画課 まるごと売る課 5 6 3.雇用等における男女共同参画の推進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № (※1) ①M字カーブ 問題の解消等に向けたワーク・ライフ・バランス(※2)等の実現 仕事と子育て・介護等の二者択一に捉われ ◇市広報やホームページ・SN ることなく働き続け、その能力を十分発揮 できるよう、ワーク・ライフ・バランスに S等を活用した啓発 ◇ワーク・ライフ・バランス講 ついての考え方を広く市民に周知します。 男女がともに働きやすい職場づくりを推 進するため、ワーク・ライフ・バランスの 向上や育児休業取得、時短勤務等に積極的 に取り組んでいる企業を広く紹介し、模範 企画課 演会等の実施 ◇啓発物や講座等による事業 所等への働きかけ ◇市広報やホームページ・SN 企画課 S等を活用した事業所紹介 となる効果的な取組を支援します。 ②雇用の分野における男女の均等な機会と待遇の確保対策の推進 性別を理由とする採用、配置、昇格等にお ける差別的取扱いやセクシュアル・ハラス メント(※3)やマタニティ・ハラスメント (※4) 等がない職場づくりの啓発に努めま ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 ◇啓発物や講座等による事業 企画課 まるごと売る課 所等への働きかけ す。 ③多様な生き方、働き方を可能にするための支援 子育てをしながら就業を目指す市民を対 象に職業紹介をするなど、再就職等に向け た支援に努めます。 ◇ハローワークと連携した就 業情報の提供 ◇パソコン講座等の実施 ◇テレワーク等の環境整備 企画課 福祉課 まるごと売る課 ◇延長保育、一時保育、障害児 男女ともライフスタイルを柔軟に選択で きる社会の実現に向け、子育て支援の一層 の充実に努めます。 保育、病児・病後児保育事業 ◇ファミリーサポートセンタ ー事業 福祉課 ◇子育てシェアリング事業 ◇放課後子どもプラン事業 ◇子育て支援センター事業 子育て支援に関する相談・交流・情報交換 の提供の充実に努めます。 ◇ライフイベントサポートフ ェスタの実施 ◇カンガルースクールの実施 企画課 福祉課 生涯学習課 ④能力開発・発揮のための支援 職業能力の開発や向上のため、講座等の開 催や関連団体が実施する研修・セミナー等 ◇企業説明会・面接会の実施 まるごと売る課 の情報提供に努めます。 ⑤起業に対する支援 起業に向けたセミナーを開催するととも に、民間団体等が取り組む多面的な支援等 についての情報提供に努めます。 ◇セミナー「起業のミカタ」の 実施 ◇チャレンジ補助金事業 ◇きらめき女子会応援事業 6 まるごと売る課 7 4.地域における男女共同参画の推進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①地域活動における男女共同参画の推進 男女共同参画の視点が反映された地域づ くりが進められるよう、地域活動に男女と も多様な年齢層の参画を促進します。 ◇地域で活躍する女性や若者 の紹介 ◇出前講座等による啓発事業 企画課 くらしの相談課 8 ②農林業における女性が働きやすい環境の整備 女性による経営や技術向上を目的とした 研修等の情報を提供するとともに、女性同 ◇担い手育成確保対策事業 士のネットワークづくりを推進し、新たな ◇フロンティア農業育成事業 チャレンジによる経営の発展に取り組み ◇新規就農者経営開始事業 農林課 ます。 農林業と家事・育児・介護等との両立やラ イフスタイルの確立を支援するためのワ ーク・ライフ・バランスや健康管理への配 慮を含む家族経営協定(※5)の締結に努め ます。 男性の家事・育児・介護等への参画の理解 促進のための啓発に努めます。 ◇家族経営協定締結のための 学習会開催 ◇男性のための家事・育児講座 等の開催 農林課 企画課 9 ◇団体会報誌等への啓発記事 掲載の働きかけ ③男女共同参画の視点に立った環境問題への取組の推進 自然環境の保全やごみの減量、地球温暖化 等の環境問題について認識を深め、地域に おける環境保全に向けたさまざまな取組 への男女の参画を促進します。 ◇クリーンアップ活動の支援 ◇再生可能エネルギーに関す る出前講座等の実施 企画課 くらしの相談課 基本目標Ⅰの用語解説 ※1 M字カーブ 日本の女性の労働力率を年齢階級別にグラフ化したとき、30歳代を谷とし、20歳代後半と40歳代後半が山 になるアルファベットのMのような形になることをいいます。これは、結婚や出産を機に労働市場から退 出する女性が多く、子育てが一段落すると再び労働市場に参入するという特徴があるためです。 ※2 ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和) 仕事と生活の調和が実現した社会とは、国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上 の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に 応じて多様な生き方が選択・実現できる社会のことをいいます。 ※3 セクシュアル・ハラスメント 相手の望まない性的な言動により、相手に不快感若しくは不利益を与え、又は生活環境を害することをい います。 ※4 マタニティ・ハラスメント 働く女性が妊娠・出産を理由として解雇・雇い止めをされることや、職場で受ける精神的・肉体的なハ ラスメントのことです。 ※5 家族経営協定 家族経営が中心の日本の農業が、魅力ある職業となり、男女を問わず意欲をもって取り組めるようにする ためには、経営内において家族一人一人の役割と責任が明確となり、それぞれの意欲と能力が十分に発揮 できる環境づくりが必要です。これを実現するために、農業経営を担っている世帯員相互間のルールを文 書にして取り決めたものです。 7 ◆男女共同参画指標と目標値 目標値 現状値 (平成27年度) (平成32年度) № 男女共同参画指標 1 「男女共同参画社会」を「知っている」又は 「聞いたことがある」市民の割合 2 男性の育児休業取得率(※①) 3 市の審議会等の委員が、男女とも4割以上任 命又は委嘱されている審議会等の割合(※②) 4 市の管理職に占める女性の割合 5 事業所等の管理職に占める女性の割合 6 7 - 80%以上 1.1% 3%以上 15.7% 100% 3.8% 15% 19.0% 20%以上 女性管理職登用に取り組む事業所の割合(※③) 5.8% 40%以上 「ワーク・ライフ・バランス」の推進に取り 組んでいる事業所等(※④) 70.3% 80% 9.3% 40% 39 戸 50 戸 各地域自治協議会の役員に占める女性の割合 8 (※⑤) 9 家族経営協定の締結数 ≪※① 男性の育児休業取得率≫ 平成25年11月に実施した「子ども・子育てニーズ調査」 (小学生以下の子どもを持つ親1,952世帯 を対象、回答率53.8%)では、育児休業を取得した父親は、981人中11人で1.1%、母親は、1,041 人中326人で31.3%でした。 ≪※② 市の審議会等委員における男女の割合≫ 本市の男女共同参画推進条例では、 「市長その他の執行機関は、附属機関等として設置する審議会 等の委員を任命し、又は委嘱するときは、男女いずれか一方の委員の数が委員の総数の4割未満と ならないよう努めるものとする。 」と規定しています。 ≪※③ 女性管理職登用に取り組む事業所の割合≫ 市内事業所を対象に実施した「女性の活躍推進に関するアンケート」 (平成27年10月実施、回答数 209事業所)では、今後、「独自の目標を設定して取り組む」と回答した事業所が34.9%、「30%を 目標に取り組む。 」と回答した事業所が3.4%ありました。現状値の5.8%は、 「既に30%を達成して おり、更に登用を増やしていく」と回答した事業所の割合です。 ≪※④ 「ワーク・ライフ・バランス」の推進に取り組んでいる事業所等≫ 市内事業所を対象に実施した「女性の活躍推進に関するアンケート」 (平成 27 年 10 月実施、回答 数 209 事業所)では、188 事業所で、 「勤務時間の柔軟化」や「残業縮減」 、 「業務改善」など何ら かの取り組みを実施していました。現状値の 70.3%は、「勤務時間の柔軟化」や「残業縮減」、又 は両方取り組んでいると回答した事業所の割合です。 ≪※⑤ 各地域自治協議会の役員に占める女性の割合≫ 平成 27 年度における地域自治協議会の役員総数は 538 人で、うち女性の役員は 50 人で 9.3%に 当たります。女性の役員がいない協議会は、23 協議会中5協議会、また、女性の役員が 30%を超 える協議会は 23 協議会中1協議会となっています。 8 基本目標Ⅱ 安全・安心な暮らしの実現 男女が互いの身体的特徴及び性についての理解を深め、尊重し合うことに より、生涯にわたり心身ともに健康な生活を営むことができる社会が、男女 共同参画社会の形成の基盤となります。特に、女性は妊娠・出産や女性特有 の更年期疾患を経験する可能性があるなど、生涯を通じて男女は異なる健康 上の問題に直面することに留意する必要があり、 「リプロダクティブ・ヘルス (※6) /ライツ」 (性と生殖に関する健康と権利) の視点が重要になります。 女性に対する暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、暴 力を生まないための予防教育をはじめ、暴力を容認しない社会風土の醸成等 暴力根絶のための基盤づくりを進めます。 非正規雇用労働者やひとり親など、生活上の困難に陥りやすい男女が増加 しています。貧困、高齢、障がい等により様々な困難な状況に置かれている 男女が安心して暮らせる環境づくりを進めます。 ◆現状と課題 ◎子宮がん、乳がんの検診受診率 50%を目指し取り組んできましたが、平成 26 年度の受 診率は子宮がん検診が 20%、乳がん検診が 21.3%にとどまっています。特に、若年層 の検診に対する意識が低いため、健康教育等を通じて検診の重要性を啓発していく必要 があります。また、糖尿病や高血圧、喫煙等については、高齢期の健康教育を主に実施 してきており、今後、自殺予防も含め、働き盛りである 40 代から 50 代を対象とした健 康に関する情報提供や正しい知識の普及についての取組を進めていく必要があります。 ◎市に寄せられたDVに関する相談件数は年に2、3件と少なく、実際は悩みを抱えてい る方が潜在的にいるのではないかと推測されます。そうした方が安心して相談できる体 制を整備するとともに、母子生活支援施設が平成 25 年度をもって廃止となったことか ら、緊急に一時保護が必要となった場合の対応と関係機関等とのより一層の連携が求め られています。 ◎認知症サポーターについては、平成 26 年度末までに 3,805 人を養成してきましたが、 目的は人数を増やすことではなくいかに認知症の人や家族を応援できるかであり、今 後、実践につながるような取組が必要です。介護予防サポーターについても平成 26 年 度末で 76 人養成しましたが、養成後の活動の場がないことが課題となっています。平 成 26 年度には「まめで元気塾」を立ち上げ、2団体が活動を始めておりますが、参加 団体を増やし地域住民による自主的な介護予防活動の定着を目指していくことが必要 です。 ◎母子・父子自立支援員に寄せられる相談は経済的なものが最も多くなっています。ひと り親、高齢者、障がい者、生活が困窮している方のそれぞれの状況に応じて適切な対応 をしていくことが求められています。 9 ◆施策の方向と基本施策 5.生涯を通じた男女の健康支援 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①生涯を通じた男女の健康支援 性別や年代で変化する健康問題に対応で きるよう、健(検)診の受診を勧めるとと もに、保健指導を通じて、生活習慣病やが ん予防のための健康教育を実施します。 心の健康づくり、自殺予防に対しての啓発 活動を実施し、相談体制の充実を図りま す。 10 ◇健康教育事業 ◇健康相談事業 健康対策課 11 ◇各種健(検)診事業 ◇自殺予防啓発事業 ◇自殺予防人材育成研修会の 開催 健康対策課 ◇自殺予防講演会の開催 ②妊娠・出産等に関する健康支援 ◇妊娠 11 週までの妊娠届の促 妊婦等に対する早期の妊娠届出の勧奨を 進 行い、妊娠・出産期の健康管理の充実に努 ◇妊婦への情報提供・相談事業 めます。 ◇妊産婦訪問事業 健康対策課 ◇新生児訪問指導事業 不妊治療に係る経済的負担の軽減や相談 体制を確保するとともに、妊婦や子育てに 優しいまちとして、母子保健サービスの充 実を図ります。 ◇一般・特定不妊治療費助成事 業 ◇子育て支援センター事業 健康対策課 福祉課 ③スポーツ分野における男女共同参画の推進 女性が参加しやすいスポーツの振興を図 ◇チャレンジデーの実施 るとともに、スポーツ推進委員における女 ◇スポーツを始める動機づけ 性の参画拡大に努めます。 普及啓発 10 生涯学習課 12 6.男女間のあらゆる暴力の根絶 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①男女間の暴力の防止と根絶のための基盤づくり 暴力を容認しない社会風土を醸成するた め、ドメスティック・バイオレンス(DV) (※7) に関する啓発活動と情報提供に努め ます。また、中・高校生を対象としたデー トDV(※8)の予防啓発に努めます。 ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 ◇学校でのデートDV予防等 の学習機会の確保 企画課 福祉課 学校教育課 ②関係機関等と連携した相談体制の充実 庁内でDV被害者のワンストップ相談窓 ◇市広報やホームページ・SN 企画課 口を構築するとともに、警察や婦人相談所 S等を活用した相談機関等 くらしの相談課 等、関係機関との連携を図ります。 の情報提供 福祉課 ③被害者の保護等の推進 配偶者等からの暴力などで深刻な状況に ある被害者に対し、一時保護や自立への支 ◇緊急時の安全確保 福祉課 援を行います。 ④子どもに対する暴力・虐待の根絶に向けた対策の推進 子どもの人権や虐待問題についての啓発 活動を行うとともに、関係機関と連携し子 どもへの暴力を未然に防止します。 ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 ◇要保護児童対策地域協議会 福祉課 学校教育課 でのケース検討会の実施 ⑤セクシャル・ハラスメント防止対策の推進 広報紙やホームページ等を活用し、セクシ ャル・ハラスメント防止に関する啓発活動 に努めます。 ◇市広報やホームページ・SN S等を活用した啓発 ◇市職員に対する啓発 11 企画課 総務課 13 7.ひとり親、高齢者、障がい者等への支援 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 ①生活上の困難に直面する男女への支援 生活困窮者のそれぞれの状況に応じ、生活 困窮者自立支援法や生活保護法、児童福祉 法その他関連する法律・制度の情報提供を 行い、内容や手続き等を分かり易く説明し ます。 ひとり親世帯の実情に応じ、就業・生活の 安定を通じた自立に向けた取組を進めま す。 ◇生活困窮者自立支援相談 ◇庁内関係課との連携体制の 強化 ◇相談員のスキルアップ等研 修等への参加促進 ◇市営住宅入居抽選時の当選 確率引き上げ実施 くらしの相談課 福祉課 長寿福祉課 健康対策課 都市計画課 ◇ハローワークと連携した就 業情報の提供 ◇母子・父子自立支援相談 福祉課 まるごと売る課 ◇各種制度の情報提供 若者が充実した生活を歩んでいけるよう、 中途退学や非正規雇用で働く若者の支援 や、ニート、ひきこもりなど困難を有する 企画課 ◇若者を対象とした相談窓口 の整備 若者への支援に向けた取組を進めます。 福祉課 健康対策課 まるごと売る課 ②高齢者、障がい者、外国人等が安心して暮らせる環境の整備 ◇ディサービス事業 高齢者が、社会から孤立することなく住み 慣れた地域で暮らし続けられるよう取り 組みを進めます。 ◇はり・きゅう・マッサージ施 術費助成事業 長寿福祉課 ◇ふれあい安心電話設置事業 ◇敬老会事業 介護保険制度の適切な利用と地域包括ケ アの実現に向けて取り組み、各種介護サー ◇外出サービス支援事業 長寿福祉課 ビスの充実に努めます。 第4期障がい福祉計画(H27~H29)の推進 と、障がい福祉サービス及び地域生活支援 事業の安定した提供の確保に努めます。 行政情報等に関する外国語での情報提供 の充実を図ります。日本で暮らす外国人の ための日本語教室を実施します。 ◇地域生活支援事業 ◇障がい者自立支援給付事業 福祉課 ◇各種案内等の外国語表記 関係各課 ◇日本語教室の開催 生涯学習課 ◇相談窓口の周知 くらしの相談課 日本語の理解が十分でない方からの相談 に対し、外国人相談センター等との連携を 図り、相談等が円滑に進むよう努めます。 12 指標 № ◆男女共同参画指標と目標値 № 目標値 現状値 (平成27年度) (平成32年度) 男女共同参画指標 10 乳がん検診の受診率 20.0% (H26 現状値) 50% 11 子宮がん検診の受診率 21.3% (H26 現状値) 50% 12 妊娠 11 週以下での早期の妊娠届出率 83.8% (H26 現状値) 100% 13 市内の中学校・高校におけるDV防止講座の 実施率 30.0% 100% 基本目標Ⅱの用語解説 ※6 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利) 1994年にカイロで開催された国際人口・開発会議において提唱された概念で、今日、女性の人権の重要な 一つとして認識されるに至っています。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの中心課題には、いつ何人子ど もを産むか産まないかを選ぶ自由、安全で満足のいく性生活、安全な妊娠・出産、子どもが健康に生まれ育 つことなどが含まれており、また、思春期や更年期における健康上の問題等生涯を通じての性と生殖に関す る課題が幅広く議論されています。 ※7 DV(ドメスティック・バイオレンス) 配偶者や恋人・パートナーなど親しい関係にある者からの暴力のことをいい、人権侵害にあたります。 暴力の形はさまざまで、 「殴る、蹴る」などの身体的暴力、 「無視する、ののしる、おどす」などの精神的暴 力、 「生活費を渡さない、金銭的な自由を与えない」などの経済的暴力、 「行動を監視する、人とのつきあい を制限する」などの社会的暴力のほか、性的暴力や子どもに暴力を加えたり、見せたりすることもあります。 ※8 デートDV 高校生や大学生のカップル間でも、親密な関係になると、大人の DV と同じことが起きています。平成 26 年に内閣府が実施した調査によると、女性の5人に1人、男性の 10 人に1人が、10 代から 20 代の頃の交際 相手から、 「身体に関する暴力」 「精神的な嫌がらせや恐怖を感じるような脅迫」 「性的な行為の強要」 「デー ト代を支払わないなどの経済的圧迫」のいずれかの被害を経験したことがあると回答しています。 13 基本目標Ⅲ 男女共同参画の実現に向けた基盤の整備 「男女の人権の尊重」は、男女共同参画社会を形成する上でその根底を成すも のとして、男女共同参画基本法の5つある基本理念の最初のものとして掲げられ ており、人権教育・啓発活動を促進することで、人権に関する正しい理解の普及 を進める必要があります。 また、男女共同参画の理解を促進していくためには、一人ひとりの生涯の 中で、職場、家庭、地域、学校などあらゆる場面での教育・広報・啓発活動 が総合的に実施される必要があります。 東日本大震災においては、様々な意思決定過程への女性の参画が確保され ず、男女のニーズの違い等に配慮されないなどの課題が生じました。災害時 には、平常時における社会の課題が一層顕著になって現れることから、平常 時からの男女共同参画社会の実現が、防災・復興を円滑に進める基盤となり ます。 ◆現状と課題 ◎本市の全ての小・中学校では、生命の尊さやいじめ問題を人権教育の重要な柱として位 置づけ、人権問題の正しい理解や認識の基礎を培うよう指導しています。一方、男女共 同参画の意識醸成のため、教職員に対して研修を行っている学校は、小・中学校ともに 28.6%にとどまっています。教職員自身が男女共同参画の意識を持ち、人権問題をはじ め、子ども達の多様な選択が可能となるよう、教育・能力開発・学習機会の充実を図る ことが必要です。 ◎これまで女性委員のいなかった防災会議において、女性の視点を地域防災計画に反映さ せるべく、平成 27 年度に女性委員の割合を 41.9%まで引き上げましたが、女性消防団 員については、家族の理解を得ることが難しい面もあり、この4年間で5人の増にとど まっています。女性と男性では災害から受ける影響に違いがでることに配慮し、事前の 備え、避難所運営、被災者支援等のあらゆる場で活躍できる女性消防団員の育成が必要 です。 14 ◆施策の方向と基本施策 8.男女の人権の尊重 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①男女の人権尊重に関する啓発活動の推進 ◇市広報やホームページ・SN 広報紙やホームページを活用し人権尊重 に関する理解の促進に努めます。関係機関 等と連携し、人権啓発活動に取り組みま す。 S等を活用した啓発 ◇人権パネル展・街頭キャンペ ーン等の実施 企画課 福祉課 ◇人権擁護委員協議会と連携 した啓発活動 ②人権を尊重した表現の推進 ◇市が発信する情報の表現チ 市が発行する刊行物等は、人権を尊重した 表現とするよう適正化に努めます。 ェック強化 ◇市職員を対象とした公文書 関係各課 総務課 作成研修会の開催 9.教育を通じた意識改革、理解の促進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 担当部署 指標 № ①多様な選択を可能にする教育・学習の充実 ◇子育て教育支援事業 ◇ブックスタート事業 乳幼児期から子どもの発達の段階に応じ、 男女共同参画の視点を取り入れた教育を 推進します。 ◇子育て支援センター事業 ◇副読本を使った「男女の協 力」「家族愛」等に関する学 習 健康対策課 生涯学習課 学校教育課 ◇かがやきサポーター配置事 業 子ども達が、固定的性別的役割分担意識に 捉われず、主体的に人生を設計できるよ う、男女共同参画の視点に立った進路指導 に努めます。 ◇ふるさと教育を基盤とした 校種間を貫くキャリア教育 の推進 ◇インターシップ受け入れ事 関係各課 学校教育課 業 男女共同参画の意識を持った教育を実現 ◇校(園)内研修の支援 するため、保育・教育関係者に対する研修 ◇団体等が実施する研修機会 機会の確保に努めます。 の情報提供 生涯を通じた多様なニーズに対応した学 習機会の提供を図ります。また、生涯学習 学校教育課 ◇出前講座・生涯学習人材バン ク等の周知 に関する出前講座等の情報提供に努めま ◇市民大学の開催 す。 ◇地域スポーツクラブ事業 15 福祉課 関係各課 生涯学習課 14 10.男女共同参画の視点に立った防災体制の確立 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 ①防災分野における女性の参画拡大 市の防災会議に女性委員の参画を維持 するともに、女性消防団員の増員促進を 図ります。また、女性の視点に立った防 災備蓄品の確保や災害発生時における 避難所の運営等に努めます。 ◇女性消防団の入団促進 ◇防災訓練の実施 担当部署 指標 № 15 総務課 16 11.国際的取組への理解の促進 基本施策と施策の内容 主な事業及び取組 ①国際的な動きの情報収集と提供 国連の世界会議等国際的な動きや先進 ◇市広報やホームページ・SN 国の取り組み事例等の情報収集を行い、 S等を活用した情報提供 広く情報提供に努めます。 担当部署 指標 № 企画課 ◆男女共同参画指標と目標値 № 現状値 目標値 (平成 27 年度) (平成 32 年度) 男女共同参画指標 14 男女共同参画意識醸成のため教職員に対し研 28.6% (H26 現状値) 修を行っている小・中学校の割合 15 市の防災会議委員における女性の割合 16 女性消防団員増員の促進 16 100% 41.9% 40%~60%の 維持 14 人 20 人 第3章 計画の推進 1.計画の推進体制 ⑴ 庁内の推進体制 ①企画課男女共同参画・少子化対策室 計画に沿った事業展開のため、複数の部局にわたる事業の庁内の調整機能としての 役割を果たします。 ②湯沢市男女共同参画及び少子化対策推進委員会 男女共同参画社会の実現に向けた取組はあらゆる分野にわたることから、全庁的な 施策の展開を図ることが重要です。市職員で構成するこの組織を活用し男女共同参画 を推進します。 ③市役所内部の取組強化 市役所内部での取組みが市民や事業者の取組の参考事例となるよう、積極的な姿勢 が求められていることから、政策決定過程における女性の参画促進や、家庭生活等と の両立しやすい職場づくり等について、より一層の推進を目指し、施策を展開します。 ④男女共同参画センター 情報の収集・提供、相談、研修機能等を備えた男女共同参画センター「はあとぴあ」 を男女共同参画推進拠点と位置づけ、本計画の推進に当たり、一層の充実・強化を図 ります。 ⑵ 市民や事業者、民間団体、他自治体との共同と連携 ①湯沢市男女共同参画推進協議会 市長の諮問機関として、湯沢市男女共同参画推進条例に規定されている協議会です。 市が実施する男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について、必要に応じて調 査し、意見を述べることとしております。計画の進行管理におけるチェック機能を期 待するものです。 ② 本計画の推進を強化するために、市民や事業者の主体的な取組を支援し、ともに協 力し合うとともに、国や県、他自治体のほか、秋田県南部男女共同参画センターやあ きたF・F推進員(※9)等との連携を図ります。 湯沢市男女共同参画及び 湯沢市男女共同参画推進協議会 少子化対策推進委員会 男女共同参画・少子化対策室 庁内関係各課 市民・事業者・国・県 秋田県男女共同参画センター 湯沢市男女共同参画センター あきたF・F推進員 17 2.計画の進行管理 計画の進行管理は、PDCA(Plan Do Check Action)サイクルに基づいて行います。 Plan Do Check Action •各年度における事業計画を定めます。 •計画に基づいた施策を実施します。 •年度毎に、計画の体系に基づいた事業計画(事業内容一覧)を作成し、進行管理に活用します。 •事業の実績を確認するため、毎年度推進状況調査を行います。 •推進状況調査結果に基づき、庁内推進委員会において現状と課題について意見交換します。 •男女共同参画推進協議会では、施策の実績や指標の推移を確認するとともに、事業展開に必要な 点等について意見聴取します。 •実績の確認を踏まえて、改善点を次年度以降の事業展開に反映させます。 第 3 章の用語解説 ※9 あきたF・F推進員 仕事や家庭、社会へ男女が共に協力し合いながら参画しあうという意味を込めた『Fifty・Fift y』の略。具体的には、男女共同参画社会の実現に向けて各市町村での取組みや地域活動が活発に行われる よう、推進的な役割を担うリーダーです。 18 参考資料 1.第2次男女共同参画計画推進状況 平成 23 年3月に策定した「第2次男女共同参画計画」では、男女共同参画に関する施策 を効果的に推進するため、現状や問題点について把握し、計画の定期的な進行管理を行う こととしており、計画に登載されているすべての事業についてその推進状況をまとめ公表 しております。 ここでは、第2次計画策定時に「男女共同参画指標」を設定した41の事業について、 推進状況をまとめました。 第2次計画における総合的な評価は、計画期間が終了した後に行うこととしております。 基本目標Ⅰ 固定的な役割分担意識をなくした男女平等のまちづくり ①政策・方針決定過程への女性の参画の拡大 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 審議会委員の女性比率 ≪すべての部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 22.2% 30% 37.7% (平成27年度) 都市計画審議会委員の女性比 率 ≪都市計画課≫ 10% 30%以上 20.0% (平成27年度) 国民健康保険運営協議会委員 の女性委員の人数≪市民課≫ 3人(25%) 4人(33%) 3人(25%) (平成27年度) 女性管理職の占める割合 ≪総務課≫ 8% 15% 3.8% (平成27年度) 提案型補助金事業評価市民会 議における女性委員の人数 ≪くらしの相談課≫ 2人(20%) 4人(40%) 3人(30%) (平成27年度) ②男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 生命・人権・人格をテーマに道 徳や総合学習を実施 ≪学校教育課≫ 年1回 年1回以上 家事・育児に関する講座開催 ≪企画課≫ 年1回 年1回以上 男女共同参画講演会の開催 ≪湯沢生涯学習センター≫ 年1回 年1回 19 推進状況 小学校14校、中学校7 校全てで実施 (平成26年度) 子育て世帯への冊子配 布 (平成26年度) 講演会開催1回 (平成27年度) ③男性・子どもにとっての男女共同参画 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 ワーク・ライフ・バランスの情 報の発信 ≪企画課≫ 年1回 年1回以上 広報紙への記事掲載 1回 (平成27年度) 男性のための家事・育児に関す る講座開催(再掲)≪企画課≫ 年1回 年1回以上 子育て世帯への冊子配 布 (平成26年度) 児童に対する人権や児童虐待 の問題についての啓発のため 広報紙に特集記事を掲載 ≪福祉課≫ ― 年1回以上 広報紙への記事掲載 1回 (平成27年度) ④地域、防災等分野における男女共同参画の推進 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 消防啓発活動充実のための女 性消防団員増加の促進 ≪総務課≫ 基本目標Ⅱ 6人 目標値 (平成27年度) 10人 推進状況 14人 (平成27年度) 男女の人権が尊重され、尊厳を持って生きることのできるまちづくり ①人権の尊重に関する啓蒙 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 広報紙・ホームページへの人権 関連記事の掲載及び人権に関 する認識の徹底 ≪企画課≫ 男女共同参画に関する特集記 事を掲載し、意義、意識を啓発 ≪総務課≫ 男女共同参画出前講座を開催 し、意義、意識を啓発 ≪企画課≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 年1回 年1回以上 広報紙記事掲載1回 ホームページ掲載 人権パネル展開催 (平成27年度) 年5回 年5回以上 広報紙に関連記事掲載 10回 (平成27年度) 年1回 年5回 講座・セミナー開催3 回 (平成27年度) ― 年1回以上 特設人権相談会のお知 らせ (平成27年度) FMゆーとぴあ利用による人 権啓発機会の充実≪総務課≫ ②貧困など生活上の困難に直面する男女の支援 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 男女共同参画相談員を始めと した相談員の研修 ≪企画課・くらしの相談課・福 祉課≫ 1回 20 目標値 (平成27年度) 年1回以上 推進状況 消費生活相談員の講座 受講回数延べ26回 湯沢雄勝包括支援ネッ トワーク協議会自主研 修 (平成26年度) 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 3回開催 起業を支援するための講座等 への開催の協力 ≪まるごと売る課≫ 1回 家庭生活の中での男女共同参 画に関する情報の発信 ≪企画課≫ 1回 年1回以上 受講者:男性15人 女性7人 (平成26年度) 年1回以上 広報紙に関連記事掲載 10回 (平成27年度) ③高齢者、障がい者、外国人等が安心して暮らし、社会参画できる環境の整備 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 認知症サポーターの養成 ≪地域包括支援センター≫ 約1,000人 23年度まで 年1,000人の増 介護予防サポーターの養成 ≪地域包括支援センター≫ 184人 23年度まで 600人 25年度まで437人 22人 23年度まで 36人 共同生活援助60人 施設入所支援160人 (平成26年度) 51人 23年度まで 75人 26年度まで 145人 無し 年1回 新庁舎開庁に伴い、1 階窓口案内の英語表記 を行った。 (平成25年度) 25回以上 25回以上 55回 (平成26年度) 障がい者施設利用者の居住系 サービス移行への支援 ≪福祉課≫ 障がい者の居宅介護サービス 利用促進への支援、家事援助≪ 福祉課≫ 市行政に関する外国語パンフ レットの作成 ≪企画課≫ 日本語教室の開催 ≪生涯学習課≫ 26年度まで合計3,805人 ④女性に対するあらゆる暴力の根絶 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 市人権擁護委員会とあきた F・F推進員との協働による講 演会等の開催 ≪企画課≫ 年1回 年1回以上 広報紙を活用したDV防止に 関する啓発記事の掲載及び情 報提供の実施 ≪企画課≫ ― 年1回以上 中・高校生を対象としたDV防 止セミナーの実施≪企画課≫ ― 年1回以上 21 推進状況 F・F推進員による講 座開催1回 (平成26年度) 広報紙への啓発記事掲 載1回 ホームページ掲載 DV防止啓発キャンペ ーン (平成27年度) 高校生を対象に、デー トDV防止啓発リーフ レット配布 (平成27年度) ⑤生涯を通じた男女の健康支援 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 女性特有のがん検診をはじめ とした各種検診の受診の推進 ≪健康対策課≫ 子宮頸がんワクチンの無料接 種の推進(中学校1年生~高校 1年生) ≪健康対策課≫ 糖尿病、高脂血症、高血圧、喫 煙などについて保健師や栄養 士等が指導するなど健康教育 事業の実施 ≪健康対策課≫ 健康上の問題に関する知識に ついて、テーマごとの講演会等 の実施 ≪健康対策課≫ 心の健康づくり、自殺予防に関 しての啓発活動、講演会の開催 ≪健康対策課≫ 基本目標Ⅲ 現状値 (平成22年度) 子宮がん29.2% 乳がん26.3% 目標値 (平成27年度) 推進状況 子宮がん20.0% 受診率50%以上 乳がん21.3% (平成26年度) ― (平成23年度) 接種希望者 100% 全市合計100回 全市合計 100回以上 236回開催 参加人数延べ4,753人 (平成26年度) 全市合計188回 各担当区 年1回以上 157回開催 参加人数延べ2,895人 (平成26年度) 年7回 年7回以上 34回開催 (平成26年度) 接種希望者が年々減少 し、平成26年度は0人 それぞれが個性と能力を発揮することによる、活力あるまちづくり ①男女の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス) 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 延長保育事業 ≪福祉課≫ 9カ所 9カ所の維持 休日保育事業 ≪福祉課≫ 1カ所 2カ所 2カ所 2カ所の維持 10カ所 10カ所の維持 病児・病後児保育事業 ≪福祉課≫ 一時預かり保育事業 推進状況 9カ所 (平成27年度) 1カ所 (平成27年度) 3カ所 (平成27年度) 14カ所 (平成27年度) ②雇用等の分野における男女の均等な機会と待遇の確保 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 男女共同参画センター等にお ける、職業能力開発・向上の講 座開催への支援 現状値 (平成22年度) 年1回 22 目標値 (平成27年度) 年1回以上 推進状況 パソコン無料相談会を 通年実施 パソコン講座1回開催 (平成27年度) ③活力ある農林業・商工業等の実現に向けた男女共同参画の推進 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 湯沢地域雇用創造協議会と連 携による、能力開発(向上)等 研修機会の提供の実施 ≪まるごと売る課≫ 現状値 (平成22年度) 年1回 目標値 (平成27年度) 年1回以上 推進状況 実績なし(湯沢地域雇 用創造協議会は解散) ④男女共同参画を推進し、多様な選択を可能にする教育、学習の充実 男女共同参画指標 ≪担当部署≫ 県で作成の副読本を使った道 徳の授業を実施し、「男女の協 力」「家族愛」等の価値項目に よる意識の高揚を図る。 (再掲) ≪学校教育課≫ 男女共同参画の意識を持った 教育の実現のための教職員の 研修の実施(校内研修等) ≪学校教育課≫ 現状値 (平成22年度) 目標値 (平成27年度) 推進状況 年1回 年1回以上 小学校14校、中学校7 校全てで実施 (平成26年度) 年1回 年1回以上 小学校14校中4校、中 学校7校中2校で実施 (平成26年度) 23 2.第3次男女共同参画計画策定の経過 平成27年4月 第2次計画推進状況調査 7月 第3次計画事業調査 8月20日 第1回庁内男女共同参画及び少子化対策推進委員会 8月24日 内閣府主催「第4次男女共同参画計画策定に当たっての基本的な考え 方(素案) 」公聴会、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法 律(案)」説明会出席 8月26日 第1回湯沢市男女共同参画推進協議会 10月16日 ~10月28日 女性の活躍推進に関する事業所アンケート 10月26日 ~11月5日 第3次計画事業調査 11月10日 第2回庁内男女共同参画及び少子化対策推進委員会 11月26日 女性の活躍推進に関するアンケート(女性活躍推進フォーラム参加者) 12月9日 第2回湯沢市男女共同参画推進協議会 平成28年1月4日 ~1月25日 第3次計画(素案)に対するパブリックコメント募集(意見提出なし) 2月3日 第3回湯沢市男女共同参画推進協議会(原案了承) 3.湯沢市男女共同参画推進協議会委員名簿 分 野 氏 名 所 属 1 F・F推進員 和 賀 幸 雄 あきたF・F推進員 2 F・F推進員 高 橋 広 子 あきたF・F推進員 3 F・F推進員 永 井 信 行 あきたF・F推進員 4 経済団体 大 沼 健 一 湯沢商工会議所 5 経済団体 折 原 弘 子 ゆざわ小町商工会 6 関係機関 齋 藤 千鶴子 湯沢人権擁護委員協議会 7 地元企業 髙 久 臣 平 公益社団法人湯沢法人会 8 地元企業 9 教育関係者 石 川 陽太郎 10 市 民 草 彅 恵 子 11 市 民 簗 瀬 栄美子 12 市 民 佐 藤 千鶴子 近 野 功 24 社会福祉法人いなかわ福祉会 湯沢市小・中学校校長会 4.湯沢市男女共同参画推進条例 平成25年3月21日 条例第2号 一人ひとりが個人として尊重され、性別にかかわりなく個性と能力を発揮して、自分らしく生 きることができる地域社会を作ることは、私たち市民の共通の願いである。 少子高齢化の急速な進展や経済構造の多様化など、私たちを取り巻く社会環境が大きく変化し ている中において、社会のあらゆる分野で男女の人権を尊重し、平等な関係で互いに協力し合い、 それぞれの責任を果たしながらその成果を分かち合える男女共同参画社会を形成することが大切 である。 誰もが心の豊かさと生きがいを感じ、誇りを持つことができる男女共同参画社会の実現を 目指して、総合的かつ計画的に施策を推進するため、この条例を制定する (目的) 第1条 この条例は、男女共同参画の推進についての基本理念を定め、市、市民、事業者等 の責務を明らかにするとともに、男女共同参画の推進に関する施策の基本事項等を定める ことにより、男女共同参画社会の実現を総合的かつ計画的に推進することを目的とする。 (定義) 第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによ る。 ⑴ 男女共同参画 男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあら ゆる分野における活動に参画する機会が確保され、男女が平等に政治的、経済的、社会 的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うことをいう。 ⑵ 積極的改善措置 社会のあらゆる分野での活動に参画する機会における男女間の格差 を改善するため、必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、当該機会を積極 的に提供することをいう。 ⑶ 市民 市内に居住し、通勤し、通学し、又は滞在する者をいう。 ⑷ 事業者 市内において事業を行う個人及び法人その他の団体をいう。 ⑸ 教育に携わる者 市内において、学校教育、社会教育、家庭教育及び地域教 育にかかわる全ての者をいう。 ⑹ セクシュアル・ハラスメント 相手の望まない性的な言動により、相手に不快感若し くは不利益を与え、又は生活環境を害することをいう。 ⑺ ドメスティック・バイオレンス 夫婦又は恋愛関係その他の親密な関係にある者から の身体的、精神的、経済的及び性的暴力をいう。 (基本理念) 第3条 男女共同参画の推進は、次に掲げる基本理念に基づき行われなければならない。 ⑴ 男女の個人としての尊厳が重んじられ、性別による差別的取扱いを受けることなく、 個人としての能力を発揮する機会が確保されることその他の人権が尊重されること。 25 ⑵ 男女が、性別による固定的な役割分担意識に基づく社会制度又は慣行にとらわれるこ となく、多様な生き方を選択することができるよう意識の改革が進められること。 ⑶ 男女が、社会の対等な構成員として、市の施策又は家庭、職場、学校、地域その他の 社会のあらゆる分野における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保される こと。 ⑷ 男女が、家庭の重要性を認識し、子育て、介護その他の家庭生活における活動につい て、互いに協力し合い、家庭生活と家庭生活以外の社会における活動との両立ができる よう配慮されること。 ⑸ 学校教育、社会教育、家庭教育等のあらゆる教育が、男女の人権の尊重を基本として 行われること。 ⑹ 男女が互いの身体的特徴及び性についての理解を深め、尊重し合うことにより、生涯 にわたり心身共に健康な生活を営むことができるようにすること。 ⑺ 働く男女が、性別による不利益な取扱いを受けることなく、安心して働き、及び生活でき るようにすること。 ⑻ 男女共同参画の推進が、国際社会における取組と密接な関係を有していることを考慮 し、男女共同参画は、国際社会の動向を踏まえながら推進すること。 (市の責務) 第4条 市は、前条の基本理念(以下「基本理念」という。)に基づき、男女共同参画の推 進に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。 2 市は、男女共同参画の推進に当たっては、市民、事業者、教育に携わる者、国、 県等と連携しつつ、率先してこれに取り組まなければならない。 (市民の責務) 第5条 市民は、基本理念に基づき、家庭、職場、学校、地域その他の社会のあらゆる分野 において、それぞれが互いに協力し、男女共同参画を主体的かつ積極的に推進するものと する。 2 市民は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するものとする。 (事業者の責務) 第6条 事業者は、その事業活動を行うに当たっては、基本理念に基づき、男女が職場にお ける活動に対等に参画する機会の確保及び仕事と生活の両立に配慮し、男女共同参画の推 進に積極的に取り組むものとする。 2 事業者は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策に協力するものとする。 (教育に携わる者の責務) 第7条 学校教育、社会教育、家庭教育等のあらゆる教育の分野において、次代を担う子ど もの教育にかかわる者は、個々の教育を行う過程において、基本理念に基づいた教育を行 うものとする。 (性別による権利侵害の禁止) 第8条 全ての人は、社会のあらゆる分野において、次に掲げる行為をしてはならない。 ⑴ 性別を理由とする差別的な取扱い 26 ⑵ セクシュアル・ハラスメント ⑶ ドメスティック・バイオレンス ⑷ 前3号に掲げるもののほか、性別に起因すると認められる暴力行為等 (性別による権利侵害等に関する相談への対応) 第9条 市は、前条各号の規定に違反する行為その他の男女共同参画の推進を阻害する行為 について相談を受けたときは、関係機関等と連携して、適切に対応しなければならない。 (情報の適切な表示) 第10条 全ての人は、公衆に表示する情報において、差別的取扱い、暴力行為等を助長し、 又は連想させる表現その他の男女共同参画の推進を阻害するような表現を行ってはならな い。 (推進体制の整備) 第11条 市は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的に調整し、計画的に推進するた めに必要な体制を整備するものとする。 (積極的改善措置) 第12条 市は、社会のあらゆる分野における活動において、男女間に参画する機会の格差 が生じている場合は、市民、事業者等と協力し、積極的改善措置を講ずるよう努めるもの とする。 2 市長その他の執行機関は、附属機関等として設置する審議会等の委員を任命し、又は委 嘱するときは、男女いずれか一方の委員の数が委員の総数の4割未満とならないよう努め るものとする。 (家庭生活における活動と他の活動との両立支援) 第13条 市は、男女ともに育児、介護その他の家庭生活における活動と職業生活、地域生 活等における活動を両立することができるように、必要な支援を行うよう努めるものとす る。 (地域社会における男女共同参画の推進) 第14条 市は、地域社会における男女の固定的な役割分担意識及び慣行を是正し、男女共 同参画による地域社会づくりを推進するため、必要な措置を講ずるものとする。 (男女共同参画のための教育の推進) 第15条 市は、男女共同参画を推進するため、学校教育をはじめとするあらゆる分野の教 育において、必要な措置を講ずるものとする。 (基本計画の策定) 第16条 市長は、男女共同参画の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため の基本計画(以下「基本計画」という。)を策定するものとする。 2 市長は、基本計画を策定し、又は変更するに当たっては、あらかじめ、市民、事業者等 の意見を反映することができるよう必要な措置を講ずるとともに、第19条に規定する湯沢 市男女共同参画推進協議会(以下「協議会」という。)の意見を聴くものとする。 3 市長は、基本計画を策定し、又は変更したときは、これを公表するものとする。 (広報及び啓発) 27 第17条 市は、男女共同参画の基本理念に対する理解が深まるよう、社会のあらゆる分野 において広報及び啓発活動その他の適切な措置を講ずるものとする。 (施策に関する意見の申出への対応) 第18条 市長は、市が実施する男女共同参画の推進に関する施策又は男女共同参画の推進 に影響を及ぼすと認められる施策について、意見の申出があったときは、適切に対応する ものとする。 2 市長は、前項の申出があった場合において、必要と認めるときは、協議会の意見を聴く ことができる。 (湯沢市男女共同参画推進協議会の設置) 第19条 男女共同参画社会の形成の推進に資するため、協議会を置く。 2 協議会は、市長の諮問に応じ、次に掲げる事項を所掌する。 ⑴ 男女共同参画の推進に関する重要事項について調査し、及び協議し、必要と認める事 項について、市長に意見を述べること。 ⑵ 市が実施する男女共同参画の推進に関する施策の実施状況について、必要に応じ調査 し、市長に意見を述べること。 3 協議会は、委員12人以内で組織する。この場合において、男女のいずれの委員の数も、 委員総数の4割未満とならないものとする。 4 委員は、市民、事業者、関係機関の職員及び学識経験を有する者のうちから、市長が委 嘱する。 5 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。 6 委員は、再任されることができる。 7 前各項に定めるもののほか、協議会の組織及び運営に関し必要な事項は、規則で定める。 (委任) 第20条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に 定める。 附 則 (施行期日) 1 この条例は、平成25年4月1日から施行する。 (経過措置) 2 この条例の施行の際現に策定されている湯沢市第2次男女共同参画計画は、第16条第1 項の規定により策定された基本計画とみなす。 (湯沢市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正) 3 湯沢市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(平成17年湯沢市 条例第45号)の一部を次のように改正する。 別表第1総合振興計画審議会委員の項の次に次のように加える。 男女共同参画推進協議会委員 〃 5,000円 28 5.男女共同参画に関する世界、国、県の動き 年 1975年 (昭50年) 1977年 (昭52年) 1979年 (昭54年) 1980年 (昭55年) 世界の動き ○国際婦人年世界会議 世界行動計画採択 ○婦人問題企画推進本部設置 ○女子差別撤廃条約採択(第34回 国連総会 ○国連婦人の10年中間年世界会議 女子差別撤廃条約署名式 国連婦人の10年後半期行動プロ グラム採択 ○民生部青少年課に婦人対策担当 設置 ○婦人問題懇話会設置 ○国内行動計画後期重点目標策定 (婦人に関する施策の推進) ○国際婦人の10年最終年世界会議 婦人の地位向上のためのナイロ ビ将来戦略採択 1987年 (昭62年) ○西暦2000年に向けての新国内行 動計画(第1次改定)策定 1993年 (平5年) ○男女共同参画推進連携会議発足 ○男女共同参画2000年プラン策定 ○男女共同参画審議会設置 ○男女共同参画白書発表(総理府) 1999年 (平11年) ○男女共同参画社会基本法公布・ 施行 ○国連特別総会「女性2000年会議」 ○男女共同参画基本計画策定 ○男女共同参画会議設置 ○男女共同参画局設置 ○配偶者からの暴力の防止及び被 害者の保護に関する法律公布・ 施行 2001年 (平13年) 2002年 (平14年) 2003年 (平15年) 2004年 (平16年) ○女性行政推進計画あきた’女と 男のハーモニープラン策定 (平3~12年度) ○青少年女性課に改称 ○秋田県の委員会・審議会等への 女性委員の登用促進要綱制定 ○女性政策推進地域会議開催 ○第4回世界女性会議 北京宣言及び行動要領採択 1997年 (平9年) 2000年 (平12年) ○新しい男女共同社会をめざす婦 人のための県内行動計画策定 ○国連経済社会理事会 婦人の地位向上のためのナイロ ビ将来戦略に関する第1回見直 しと評価に伴う勧告及び結論採 択 1991年 (平3年) 1995年 (平7年) 1996年 (平8年) ○民生部青少年課を生活環境部青 少年婦人課に改称 ○秋田の未来をひらく婦人のため の県内行動計画策定 ○男女雇用機会均等法公布 ○女子差別撤廃条約批准 ○婦人問題企画推進本部拡充 ○婦人問題企画推進有識者会議開 催 ○西暦2000年に向けての新国内行 動計画策定 1986年 (昭61年) 1990年 (平2年) 県の動き ○国内行動計画策定 ○国立女性教育会館開設 1981年 (昭56年) 1985年 (昭60年) 国の動き ○第2回APEC女性問題担当大臣会 合 ○アフガニスタンの女性を支援す る懇談会開催 ○配偶者からの暴力の防止及び被 害者の保護移管する法律改正 29 ○女性行政推進計画あきた’女と 男のハーモニープラン」改訂 (平9~12年度) ○生活環境文化部県民文化政策課 に男女共同参画室を設置 ○秋田県男女共同参画推進計画策 定(平13~22年度) ○秋田県男女共同参画センター開 設 ○男女共同参画「あきたF・F推進 員」養成事業実施 ○秋田県男女共同参画推進条例施 行 ○男女共同参画審議会設置 ○生活環境文化部に男女共同参画 課設置 ○男女共同参画推進員を全課所に 配置 2005年 (平17年) ○第49回国連婦人の地位委員会 (国連「北京+10」世界閣僚 級会合) 2006年 (平18年) ○男女雇用機会均等法改正 2007年 (平19年) 2008年 (平20年) 2010年 (平22年) ○国連「北京+15」記念会合 2011年 (平23年) ○ジェンダー平等と女性のエンパ ワーメントのための国際機関発 足 2012年 (平24年) ○男女共同参画基本計画(第2次) ○秋田県男女共同参画推進計画改 策定 訂(平18~22年度) ○第56回国連婦人の地位委員会に おいて、 「自然災害にジェンダー 平等と女性のエンパワーメン ト」決議案採択 2013年 (平25年) 2014年 (平26年) ○仕事と生活の調和(ワーク・ラ イフ・バランス)憲章及び仕事 と生活の調和推進のための行動 指針策定 ○仕事と生活の調和推進室設置 (内閣府) ○女性の参加加速プログラム 男女共同参画推進本部決定 ○仕事と生活の調和(ワーク・ラ イフ・バランス)憲章及び仕事 と生活の調和推進のための行動 指針改訂 ○第3次男女共同参画基本計画策 定 ○全市町村における男女共同参画 計画の策定達成 ○男女イキイキ職場知事表彰 ○第3次秋田県男女共同参画推進 計画策定(平23~27年度) ○女性の活躍促進による経済活性 化行動計画策定 ○災害対策基本法改正(地方防災 会議における女性委員割合増 加) ○「東日本大震災からの復興の基 本方針」復興施策に女性の視点 を反映することを明記 ○若者・女性活躍推進フォーラム 開催・提言 ○すべての女性が輝く社会づくり 本部設置(内閣府) 6.男女共同参画に関する市の取組み 年 月 概 要 平成16年10月 旧湯沢市役所分庁舎2階に男女共同参画活動拠点センター機能の一部と して活動ルーム設置、施設名称は公募により「はあとぴあ」と決定 平成17年3月 男女共同参画活動拠点センターを湯沢生涯学習センター2階に移転 平成18年3月 男女共同参画計画策定(平成18年度~22年度) 平成18年4月 男女共同参画センター開所(柳町、空き店舗利用) 施設管理を「はあとぴあ連絡協議会」へ委託 平成19年4月 市民生活部生活環境課に「男女共生・市民生活支援班」設置 平成19年5月 男女共同参画センター相談窓口開設 平成22年4月 総務企画部企画課に「男女共同参画・少子化対策室」設置 平成23年3月 第2次男女共同参画計画策定(平成23年度~27年度) 平成25年3月 男女共同参画推進条例制定 平成25年7月 男女共同参画センター利用者アンケート実施 平成26年4月 男女共同参画センターの運営を市直営とする。 平成27年4月 男女共同参画センター内の一部に「子育て支援総合センター」開設 30 女性の活躍推進に関する事業所アンケート集計 1.アンケート送付事業所数 426事業所 2.アンケート回答事業所数 209事業所 (回答率49.1%) 3.アンケート集計結果 アンケート回答事業所区分 40 35 30 25 20 15 10 5 0 サ 未 ー 記 ビ 入 ス 業 (そ の 他) 鉱 建 製 電 情 運 卸 金 不 宿 業 設 造 気・ 報 輸 売 融 動 泊 、 業 業 ガ 通 業 業 業 産 業 ス・ 信 、 、 、 業 、 採 熱 業 郵 小 保 、 飲 石 便 売 険 物 食 供 業 業 業 業 品 サ 給・ 、 賃 ー 水 砂 貸 ビ 道 利 業 ス 業 採 業 取 業 0 0 10 0 0 4 12 6 0 0 医 療 、 福 祉 教 育 、 学 習 支 援 複 合 サ ー ビ ス 業 8 0 1 5 本社・単独事業所 4 2 31 26 4 2 7 18 0 0 4 31 1 4 22 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 支社・営業所 未記入 農 林 漁 業 0 0 男性 全従業員数(人) 管理職人数(人) 非正規従業員(人) 平均年齢 平均勤続年数 女性 4,129 750 612 46.2 15.5 3,919 176 1,615 44.2 13.6 計 8,048 926 2,227 45.2 14.6 ・全従業員のうち女性の割合 48.7% (3,919/8,048人) ・管理職のうち女性の割合 ・女性管理職がいない事業所の割合 19.0% (176/926人) 40.2% (84/209人) 31 6 <n=209> 【問1】女性従業員を増やしていく考えはありますか。 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 30.1% 増やしていく 68.9% 変わらない 減らしていく 0.5% 無回答 0.5% 【問2】女性の活躍を進めるうえでの問題点は何だと思いますか。(複数回答 可) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% <n=307> 40.0% 50.0% 43.7% 女性は家庭責任を考慮する必要がある。 24.1% 時間外労働、深夜勤務をさせにくい。 10.1% 一般に女性の職業意識が低い。 8.8% 管理職や同僚男性の認識、理解が不十分 顧客や取引先など社会一般の認識、理解が不 十分 6.5% その他 6.8% 【問2】その他 ・家庭内の意識、理解、協力不足 ・社会全体の考え方の問題 ・業種の都合上の問題(肉体労働・男性主体の職業) ・単に1名で充分なので ・適切な人材が不足している ・家庭の事情で急に休む ・それなりの責任と自覚を持ってほしい ・十分に活躍している ・希望者がいない ・育児休暇の取得 ・責任能力と判断力の向上 32 【問3】女性が能力を発揮するにあたって、どのような取り組みが必要だと思わ れますか。(複数回答可) 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% <n=417> 20.0% 25.0% 16.5% 女性の意識啓発のための研修等への参加 22.5% 性別にとらわれない公正・透明な人事管理制度、評価制度 18.7% 人材育成の機会を男女同等に付与 6.7% 男性従業員の意識啓発の実施 7.0% 時間外勤務の削減 23.5% 出産・育児休暇等からの職場復帰に関する支援 2.9% 必要性がないので、取り組む予定はない。 2.2% その他 【問3】その他 ・業種の都合上の問題 ・働く場の環境整備(一般的にあきらめムード)、能力の引き出し ・企業内で女性が管理職として働けるような人材育成 ・信頼し責任ある職務をしてもらう ・有休、欠勤などに対する寛容さ。しかし経営の余裕がないと・・・ ・社会人になる前の学生までの時点で社会人としての教育をしてほしい ・男女問わず社会人として意識の形成を学生時代に持ってもらいたい ・資格・運行管理 【問4】女性管理職の人数が0人と回答された事業所におたずねします。そ の理由は何ですか。(複数回答可) 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% <n=104> 20.0% 25.0% 21.2% 適当な職種、業務がない。 8.6% 管理職に対する女性の意識が低い。 15.4% 管理職への登用に十分な経験、能力を有する女性がいない。 1.0% 男性従業員の理解が進まない。 17.3% 女性従業員が希望しない。 25.0% 女性従業員が少ない、又はいない。 7.7% その他 3.8% 無回答 【問4】その他 ・当店はたまたまで、会社全体では多数いる ・管理職は経営者のみ ・家庭があるため緊急に対応できない ・規模が小さいためポストがない、必要がない ・管理職制度なし ・パートだから ・組合全体の意識が低い ・人事権は本社にあるため不明 33 【問5】今後、女性管理職の登用についてどのように取り組まれますか。 0.0% <n=209> 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 34.9% 独自の目標を設定して取り組む。 30%を目標に取り組む。 3.4% 5.8% 既に30%を達成しているので、更に登用を増やしていく。 33.0% 必要性がないので、取り組む必要はない。 19.1% その他 3.8% 無回答 【問5】その他 ・能力次第で区別はない ・必要に応じて ・目標設定はしないが対応する ・現段階では望ましい体制が遂行されている ・本店の人事による ・業種的に女性に不向きと思われる工場 ・事業内容から見て当面難しい ・規模拡大するまで予定なし ・管理職は1名と決まっている ・ほとんどが女性従業員。女性管理職は必然である。 ・考えていない ・現状人員と構成比を徐々に変えていく ・人員構成を変えて適齢なるまでの時間が必要 ・意欲の問題で登用 ・規定に沿って取り組んでいる ・本人の希望があれば ・組合で決めるので未定 ・適当な業務があれば考慮したいと思う 【問6】結婚、妊娠、出産等に関わりなく、女性が就業を継続することについて どう思いますか。 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 30.6% できれば進めた方が良いと思う その他 無回答 60.0% 70.0% 66.0% 進めた方が良いと思う 進めない方が良いと思う 50.0% <n=209> 0.5% 1.9% 1.0% 【問6】その他 ・どちらともいえない。個々で違うと思うから ・両立できればよいと思う 34 【問7】問6で「進めた方が良い」又は「できれば進めた方が良い」と回答された 事業所におたずねします。その理由は何ですか。(複数回答可) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% <n=340> 40.0% 50.0% 21.8% 会社にとってメリットがある。 52.3% 能力のある女性がやめてしまうのは損失である。 13.8% 経済の活性化など社会のため。 女性の管理職登用を進めるため。 2.1% 8.5% ダイバーシティ(多様性)を進めるため。 その他 60.0% 1.5% 【問7】その他 ・高齢化、少子化が進み労働力不足に対応 ・有資格者が必要のため 【問8】問6で「進めない方が良い」と回答された事業所におたずねします。 その理由は何ですか。(複数回答可) 問6で「進めない方が良い」と回答した事業所は1カ所でしたが、その理由についての回答はありませんでした。 【問9】ワーク・ライフ・バランスの推進につながる取り組みをしていますか。 (複数回答可) 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 26.6% 勤務時間の柔軟化 25.1% 残業縮減 18.8% 業務改善 15.2% 時間管理意識の向上 11.0% 特別休暇の制度拡充 その他 <n=335> 3.3% 【問9】その他 ・取組なし ・なるべく残業のない現場へ配置している ・休日希望を聞き、週の勤務表作成(週約40時間勤務) 35 【問10】年間の有給休暇の取得率は事業所全体でどのくらいですか。 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% <n=209> 20.0% 25.0% 30.0% 27.8% 10%未満 16.3% 10~19% 15.3% 20~29% 9.1% 30~39% 6.2% 40~49% 50~59% 60~69% 5.7% 4.3% 10.5% 70%以上 無回答 4.8% 【問11】有給休暇の取得を促進させるためにどのような取り組みをしています か。(複数回答可) 0.0% 10.0% <n=318> 20.0% 30.0% 時間単位、半日単位など柔軟な有給休暇取得 制度 29.2% 23.6% 職場での取得しやすい雰囲気づくり 8.2% 経営者による有給休暇の取得奨励 15.4% 業務の補完・協力体制の整備 21.4% 特に実施していない その他 2.2% 【問11】その他 ・取組なし ・人員不足のため休むことができない ・協力会社委託 ・法改正で休日を増やすことより、休日は全国民が休む日にする制度を考えるべき。 地域住民とのコミュニケーションが不足。 ・休みだけ増やしても民間企業にはメリットがない方が多いと思う。 36 【問12】平成27年9月1カ月間の従業員の平均的な残業時間は何時間ですか。 <n=209> 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% ほとんどなし 39.7% 15時間未満 39.7% 15~30時間未 満 14.8% 30~45時間未 満 3.8% 45~60時間未 満 1.0% 0.0% 60時間以上 1.0% 無回答 【問13】60時間以上残業している従業員は、全従業員の何%に当たりますか。 <n=209> 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 8.6% 1~4% 10~14% 15~19% 20%以上 無回答 60.0% 70.0% 80.0% 79.4% 0% 5~9% 50.0% 0.5% 1.9% 0.5% 1.9% 7.2% 37 【問14】残業を削減するために取り組んでいることはありますか。 (複数回答可) 0.0% 10.0% <n=251> 20.0% 30.0% 40.0% 10.0% ノー残業デーを設定している。 21.1% 残業の事前承認制を取っている。 長時間労働ではなく、時間効率を意識させる仕組みづく りをしている。 25.1% 2.8% 職場の消灯などを強制的に実施している。 37.8% 特に実施していない。 3.2% その他 【問14】その他 ・出勤時間を調整している ・残業はしません ・シフト勤務でのスムーズな交代 ・現在具体的方策を考えている ・1か月の残業が多くなる場合は残業の少ない人に配置換えしている ・協力会社委託 ・業務の効率化 ・時差出勤体制 <n=209> 【問15】過去3年間で育児休業制度を利用した従業員はいますか。 対象となる従業員 がいない 16.3% 「いる」内訳(利用人数) 無回答 1.4% 女 171 あり 27.3% いない 55.0% 男 3 38 【問16】育児休業制度を利用する際にどのような課題があると思いますか。 (複数回答可) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% <n=309> 50.0% 60.0% 53.4% 代替要員の人材確保が難しい。 17.2% 企業側の経済負担が大きい。 4.5% 上司や同僚の理解が得にくい。 3.2% 顧客や取引先の理解が得にくい。 11.3% 復職するかどうかの保証がない。 6.5% 復職した後、通常業務に戻るまで時間がかかる。 3.9% その他 【問16】その他 ・他職員の負担が大きい ・本人の賃金減の問題 ・育児休業を利用する年頃がいない ・子供のいる従業員がいない ・従業員の収入減少 ・出産後の子どもを見てくれる環境 ・国から援助、補助してほしい ・有資格者の代替要員の確保が非常に難しい 【問17】育児休業制度以外に従業員の育児に関する独自の支援制度はあり ますか。(複数回答可) 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% <n=266> 40.0% 50.0% 22.6% 始業時刻の繰り下げ、または終業時刻の繰り上げ 12.4% 配置転換の考慮 19.2% 時間休の取得 40.2% 特に実施していない 5.6% その他 【問17】その他 ・託児所の開設 ・子供同伴出勤 ・育児休業を利用する年頃がいない、例がない。 ・子育て手当の支給 ・介護短時間勤務 ・有休を取得させる ・短時間勤務制度、看護休暇、所定外労働の免除 ・授乳時間取得(休憩時間と合わせ利用可能) ・男性は重要ポストについている場合が多く、時期によっては取りたくても取れない場合が多い。 ・育休中の収入も労働保険上の助成金のみで家計的に苦しくなるため、取得に結びつかないケースが多い。 39 <n=209> 【問18】過去3年間で介護休業を取得した従業員はいますか。 その他 0.5% 「いる」内訳(利用人数) 無回答 2.4% 女 16 いる 5.7% いない 91.4% 男 6 【問19】介護の問題を抱えている従業員の把握はどうしていますか。 <n=209> 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 本人の申告のよる把 握 60.0% 70.0% 62.7% 18.6% 特に把握していない 無回答 50.0% 16.3% 面談による把握 その他 40.0% 0.0% 2.4% 40 【問20】仕事と介護の両立を目的として、現在取り組んでいることや今後取り 組みたいと考えていることはありますか。(複数回答可) 0.0% 10.0% 介護休業制度や介護休暇制度等に関する法定の制度 を整える。 20.0% <n=237> 30.0% 24.5% 20.3% 介護に関する相談窓口や相談担当者を設ける。 6.7% 介護の問題がある従業員に経済的支援を行う。 仕事と介護の両立に関する理解を深めるための研修等 に参加させる。 9.7% 31.6% 特に取り組む予定はない。 7.2% その他 【問20】その他 ・少人数の従業員なので本人の申告により対応したい ・介護休業を使わず出勤時間を遅らせるなど本人の望む対応はしました ・従業員と相談して出勤日等を決めていく ・すでに介護支援勤務制度あり ・いつでも相談にのる ・本人の申し出により時間を取っております ・個々に対応する ・介護休業・介護短時間勤務は本人の希望により実施 ・生きるか死ぬかの厳しい環境で考える余裕ない ・特に無いが有休は取得させている ・介護休暇制度で休暇を取りやすい方策等を検討している 41 40.0% 【女性活躍推進フォーラム参加者向け】 1.アンケート実施時期 平成27年11月26日 2.アンケート回答者数 62人 3.アンケート集計結果 【問1】は、同居しているご家族についておたずねしたものであり、本集計では割愛します。 【問2】あなたの就労形態についておたずねします。 4.自営業(農林業・家 族従事者・内職を含む) 19% 3.会社・団体の役員 3% 2.非正社員・非正職員 (パート、派遣、契約社 員等) 18% 1.正社員・正職員 60% 【問3】あなたは、自分自身が仕事を持つことについて、どう思いますか。 7.その他 2% 1.結婚前から仕事をせ ずに、ずっと家庭にいた い。 1% 2.結婚したら、仕事を やめてずっと家庭にい たい。 0% 3.子どもができたら、 仕事をやめてずっと家 庭にいたい。 2% 6.わからない。 8% 4.子どもができたら一 度仕事をやめ、子ども が大きくなったら再就職 したい。 20% 5.結婚や出産に関わら ず仕事をやめないで働 きたい。 67% 【問3】その他 ・4が理想だが、生活していくために辞められず続けている。 42 【問4】あなたは、男性が家事や育児を行うことについて、どう思いますか。 (複数回答可) 4.男性は、家事も育児 も不向きだと思う。 1% 5.その他 18% 3.男性が行うことに よって、自分が家事をし ないように思われるの が嫌だ。 2% 1.男性も家事・育児を 行うのは当然だと思う。 64% 2.男性が仕事も家事も 両立させるのは難しいと 思う。 15% 【問4】その他 ・家庭を支えながら仕事は大変だと思うが、強要ではないが家庭育児を手伝ってもらえれば助かるし、 夫婦間の関係も良くなると思う。 ・当然とは思わないが、しても良いと思う。 ・女性にしかできないこともあるので、出来る範囲で協力し合えばOKだと思う。 ・やれる時にやってもらえばいい。 ・当然とも難しいとも不向きとも思わないが、協力し合ってやるべきだと思う。 ・1だが、職場環境にもよると思う。すべて仕事で使い切ってから帰宅後、家のことも・・・はムリ。 ・お互いに助け合って両立させていくことが良いと思う。 ・やれる人がやればよい。 ・良いと思います。 ・やってもらってありがたい。 ・時と場合に応じて対応してほしいと思う。 ・その男性によると思います。家事・育児をやってほしいならば、かつ、これまで全くやってこない人な ら、できるように育てなければいけないかと。(意識そのものも) 【問5】あなたは、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という言葉 を知っていますか。 4.その他 0% 3.聞いたことがな い。 20% 1.知っている。 44% 2.聞いたことはある が、内容はよく分から ない。 36% 43 【問6】あなたは今の職場での働き方に満足していますか。 3.どちらかというと 不満である。 12% 4.不満である。 0% 1.大いに満足してい る。 21% 2.どちらかというと 満足している。 67% 【問7】問6で「3・4」を選んだ方におたずねします。 不満だと思う理由は何ですか。(複数回答可) 1.有給休暇が思い どおりに取れない。 30% 4.その他 30% 3.残業が多すぎる。 0% 2.給与や待遇など 男性との扱いに差が ある。 40% 【問7】その他 ・子育てとの両立が大変 ・給料面について ・同族会社なので 【問8】あなたは、現在の職場でいずれは管理職に就きたいと思いますか。 5.その他 4.昇進制度や管理 10% 1.現在、管理職 に就いている。 21% 職のポストがない。 16% 3.管理職には就き たくない。 49% 2.管理職に就きた い。 4% 【問8】その他 ・どちらでも良い。 ・就きたいという以前に、これまでの与えられる仕事内容など管理職として下地ができていない。 ・そのように考えたことがない。 ・思いません。 ・分かりません。 44 【問9】一般的に女性管理職登用がなかなか進んでいないと言われますが その理由は何だと思いますか。(複数回答可) 6.その他 8% 5.夫や家族の協力・支 援が十分ではない。 17% 1.管理職とな るのに必要な 知識や経験な どを持つ女性 が少ない。 16% 2.職場の上司・同僚・ 部下等が女性の管理職 を希望しない。 20% 3.管理職になると、有 給休暇・育児休業・介護 休業等が取りにくくな る。 19% 4.女性自身が管理職 になることを望んでいな い。 20% 【問9】その他 ・管理職に就くと本人自身も家庭と仕事を両立できるか不安だから。 ・4も有かなと思いましたが、地方的なこと。都会は違うなと。どうしても昔からの男性上位的な思想が 根強い。社会のみならず。 ・いないではない、少ない!パーセンテージで人数合わせに登用するなど論外。 ・分かりません。 【問10】女性管理職の登用が進み、また、政治・経済の分野や地域でも女 性の参画が進んだ場合、どのような影響があると思いますか。(複数回答 可) 7.保育・介護などの公的 サービスの需要が増え、公 的負担が増える。 4% 8.その他 0% 1.女性の視点が反映さ れ、新たな価値や商品・ サービスが生まれる。 26% 6.男性のポストが減り、男 性が活躍しづらくなる。 3% 5.男性の家事・育児への 参加が増える。 11% 4.男女問わず、優秀な人 材が活躍しやすくなる。 26% 3.男女問わず、仕事と家 庭の両立ができやすくな る。 14% 2.女性の声が反映されや すくなる。 16% 【問11】女性管理職の登用を進めるためにはどんなことが必要だと思いま すか。(複数回答可) 1.女性の意識啓発の 6.家族の理解 14% 5.有給休暇・育児休暇 (休業)・介護休暇(休 業)等のとりやすい職場 づくり 19% 4.男性従業員の意識 啓発の実施 11% ための研修等への参加 11% 7.その他 0% 3.人材育成の機会を 男女同等に付与 17% 45 2.性別にとらわれない 公正・透明な人事管理 制度、評価制度 28% 【問12】あなたは育児休業を取得したことがありますか。 1.ある 33% 2.ない 67% 【問13】問12で「1」を選んだ方におたずねします。育児休業の期間はどの くらいでしたか。複数回取得した方は一番長い期間で回答してください。 5.1年以上 6% 1.1カ月未満 19% 4.6カ月以上1年未 満 25% 3.3カ月以上6カ月 未満 13% 2.1カ月以上3カ月 未満 37% 【問14】問12で「1」を選んだ方におたずねします。あなたの育児休業中に 代替要員の配置はありましたか。 3.わからない。 6% 2.なかった。 38% 1.あった。 56% 46 【問15】問12で「1」を選んだ方におたずねします。 復職したときの職場はどこでしたか。 3.会社の指示により 別の職場 7% 2.自分の希望により 別の職場 0% 1.育児休業前と同じ 職場 93% 【問16】問12で「1」を選んだ方におたずねします。 復職後に子どもはどうしていますか。(どうしていましたか。) 3.別居している親族 に預けている(預け た)。 0% 4.その他 0% 2.同居している親族 に預けている(預け た)。 58% 1.保育所に預けて いる(預けた)。 42% 【問17】今までにセクハラやマタハラを受けたことがありますか。 1.セクハラを受け たことがある。 30% 4.セクハラもマタ ハラも受けたことが ない。 64% 2.マタハラを受け たことがある。 6% 3.セクハラもマタ ハラも両方受けた ことがある。 0% 47 【問18】問17で「1・2・3」を選んだ方におたずねします。 セクハラ(又はマタハラ)を受けたとき、あなたはどうしましたか。 8.その他 7.公的機関の相談 5% 窓口に相談した。 0% 6.会社の上司、同僚 に相談した。 24% 4.友達に相談した。 29% 1.誰にも相談しな かった。 28% 2.夫に相談した。 9% 3.夫以外の親 族に相談した。 5% 5.会社の担当部署 に相談した。 0% 【問18】その他 ・大手企業で正社員で18年間勤務したが、マタハラを受けて辞めさせられた。 【問19】セクハラやマタハラをなくすためにはどんなことが必要だと思いま すか。(複数回答可) 4.事業所内での 相談窓口の設置 19% 5.その他 4% 3.広報やHP等に よる啓発記事の掲載 8% 1.経営者や人事管 理・総務担当者向け の研修 36% 2.一般従業員 向けの研修 33% 【問19】その他 ・研修うんぬんではなく、個人の資質の問題だと思う。 ・個人の意識改革 ・男性も女性も同じように働きやすい職場環境! 【問20】結婚・妊娠・出産などのライフイベントに関わらず、仕事を辞めるこ となく続けるために、職場や家庭、行政に期待するものは何ですか。(複数 6.家事や介 回答可) 護の支援サー ビスの充実 12% 5.保育所や学童クラブ など、子どもを預けられ る環境の充実 20% 7.その他 0% 1.男女とも長時間労働 の改善を含めた働き方 の改革 20% 2.職場における育児・ 介護との両立支援 15% 3.短時間勤務制度や 在宅勤務制度の導入 18% 4.男性の意識改革や 家事・育児への参加 15% 48 【問21】出産などで一度退職した女性が再就職するに当たり 行政や地域に望むことは何ですか。(複数回答可) 4.その他 2% 3.資格取得やスキ ルアップのための研 修支援 22% 1.保育所の途中入 所がいつでも可能な こと 2.学童クラブなどが 44% 充実していること 32% 【問21】その他 ・企業の雇用年齢の引き上げ ・雇用の場(特にパート以外で働けるところ) 【問22】自営業に就いたきっかけは何ですか。 5.その他 0% 1.結婚前から現在 の自営業(農林業含 む。)を続けている。 22% 4.起業した。 33% 3.妊娠・出産を機に 元の仕事をやめ、家 族が経営する自営業 (農林業含む。)に就 いた。 11% 2.結婚を機に、元の 仕事を辞め、家族が 経営する自営業(農 林業含む。)に就い た。 34% 【問23】自営業の働き方で大変だと思うことはありますか。 1.ほとんどない。 0% 4.ある。 22% 2.あまりない。 33% 3.どちらかと言えば ある。 45% 49 【問24】問23で「3・4」を選んだ方におたずねします。 その理由は何ですか。(複数回答可) 3.産前産後休暇・育 児休業・介護休業な どがない(取れな い)。 0% 2.給料制になってい ない。 29% 4.その他 0% 1.仕事と家事の区 別がつかない。 71% 【問25】家庭内で、働き方や経営についてのルールを決めることは 必要だと思いますか。 1.農家家族経営協定 を締結している。 0% 5.その他 0% 3.ルールを決めて も守れないと思うの でいらない。 20% 4.夫や家族の理解が 得られるのか分からな い。 60% 50 2.農家家族経営協定 に取り組んでみたいが どこに相談したらいいか わからない。 20% 【問26】最後に、女性活躍を進めるに当たってあなたが思うことやアイディアがありましたら、ご 自由にご記入ください。 ○ 女性活躍を進めるためには男性の理解も必要だと感じます。 ○ 前の職場にて転勤が多く、16年間で5回の移動があり、その間結婚、出産、子育てを行い 子供が就学目前で、通勤不可能な勤務地への勤務を命ぜられ退職いたしました。男性の場 合、単身赴任が可能ですが女性は無理でした。現在、その子供たちが結婚し共働きをして おります。二人とも転勤がある仕事をしており、子育てしやすい社会を希望しております。現 職場で若い職員(子育て中)に対して自分なりの配慮を心掛けております。 ○ 男性の料理や家事教室(女性活躍だけではなく、奥様に先立たれる方もいると思うので) ○ 私は結婚して子供が2歳5歳の時に家のローンを払うために自分で自営(好きな時間に)働 き始めました。夫は仕事帰りにスーパーで買い物したり、子供たちは学童保育でした。二人 の子供も大学を4年終え、二人とも私の仕事を継いでおります。今は二人の子供に仕事を継 がせて私はリタイアしています。全国の方々と交流していろいろなお話が聞こえてきます。4 0年間お客様のおかげさまで仕事を続けてきました。これからは皆さんに恩返しできるよう頑 張ります。 ○ 子育てをすることで人は成長することも多いので、企業は子育てをした人材や子育てをして いる人材の活用の仕方を考えれば(工夫すれば)企業にメリットが多いと思う。特に子育てを したことがある女性は時間の使い方が上手で、段取りが上手だと思う。そういう時間の使い方 段取りが上手な人が上司だと仕事がやりやすく、無駄も少なくなるとというメリットなど企業が 把握してほしい。 ○ 女性を活躍させるべきだと思う。見た目やポーズのために女子を管理職にするべきではない と思う。企業は育児休暇等もその社員が人間を成長させる機会ととらえるとよいと思う。 ○ 男性の家事・育児・介護への積極的な介入が最も必要であり、また、女性自身の意識。 ちょっとした勇気(チャレンジ)が必要でないか。 ○ このようなフォーラムがまた企画されることを願います。いろいろな職種において、女性が重 要視されることを願いたいです。 ○ 女性だけを特別扱いにしてもひがみができます。男性も女性も育児だったり介護だったり、 職場の仲間に助けてもらうことが少なからずあります。誰にとっても働きやすい職場の確立と 福利は中小企業には、行政・国の補助が必要かも。小さい会社でもいきいきした人材を育め るよう国でも考えていただきたい。ワークシェアの導入は進んでいませんが、そもそも正規雇 用が増えなければ変わらない。1人1人が活躍するには非正規の減を目指してほしい。 ○ コミュニケーション能力は必要だと感じております。私の勤める店もお客様が店内に入り玄関 を出るまで挨拶を欠かさず行っております。男女が共存しているのですから、女性も待つば かりでなく行動を起こさなければ。相手が何を求めているか引き出してあげるのも女性は得 意だと思います。 ○ 優秀な女性が管理職にいることは、男女どちらにしても働きやすい環境になると思います。 (細やかな気配りや環境づくりなど・・) ○ 育休の取りやすい環境づくりを、管理職の人が気づき配慮してくれると助かる。取りたくても 言い出せない場合もある。 ○ 湯沢は女性のくせに・・・という考えの男性が多すぎる。 ○ セミナー・講演・講習会の機会をふやしてもらい、参加する。 ○ 男性、女性共に性別が異なる以上、差別ではなく区別があることを前提として考えるべきだ と思います。 ○ 女性が働くことは賛成です。男女問わず働くことは一番と思います。常に働かないとは考え たことはありません。どのような方も元気で明るく頑張って動いていてこそ世の中なのです。 みんなで明るく頑張りましょう。良いお話でした。女性の細やかな性質を生かして男性よりも 又同じように頑張ってほしい。評価も平等に認めてほしいものです。 ○ 今日の講演内容は大変共感できました。実際に経験された方の言葉でしたので、どのお話 にもうなずきながら拝聴しておりました。吉川美代子氏の具体的な対処方法やひとつずつ重 ねられていった事なども大変わかりやすく理解できました。素敵な方をお招き頂いてどうもあ りがとうございました。女性自身がもっと学ぶ場・機会がまずはもっと必要に思います。今回 のような企画・講座を今後とも続けていくことだと思います。 ○ 女性が働きやすい、そして男性と同じように扱ってもらうことが大切です。外見じゃなくて仕 事のまじめさで決めてほしい。女性の産休や育児休暇はもちろん、不妊治療をしている女性 のための休暇も認めてほしい。 51 湯沢市総務部企画課 012-8501 秋田県湯沢市佐竹町1番1号 ℡ 0183-55-8274 FAX 0183-73-2117 E-mail [email protected] 市ホームページ http://www.city-yuzawa.jp/