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KOYO STYLE BOOK
KOYO STYLE BOOK い つ も あ な た の そ ば で つつがない営み。さり気ない、いつもの暮らし。 想像してください、 「制御」のない世の中を。 ある日、突然、機器にまつわる「制御」の働きがすべて失われてしまったら? 当たり前に動くはずのあれこれが一斉に止まってしまい、スムーズだった暮らしのあちらこちらに歪みが生じてしまうことをご存知でしょうか。 意識的に、冷静に視点を変えて日常を振り返らなければ、生活インフラの混乱を思い描くことはできないでしょう。 なぜなら、あらゆる機器の「制御」は、暮らしのなかで控えめな存在だからこそ、その役目を全うできているのです。 あえて制御のない世の中を想像することは、いかに日々の営みと密接に関わっているかを、じっくり再認識できるキッカケになるといえます。 光洋電子のミッションは、 「制御」という働きを世の中に提供することによって、より円滑で、より平穏な世界を築いていく一翼を担うことなのです。 子どもたちなら、きっと、こんな質問をするかもしれません。 「ねぇねぇ、この箱のなかで誰が働いてるの?」って。 答えるなら、便利な箱や道具に住んでいる多くの働き者たちのうちの一人に、光洋電子もいるんだよ、と。 つねに時代の半歩先を読み、時代とともに歩んできた光洋電子は、出会うすべての人たちに一歩一歩近づきたいと願っています。 ! ! う よ み が 目 て 役 。 んな う 覗い ど ろ 、 なのだ な場面 どん 子の働き 光洋電 ほら! こんなトコロにも! えっ? コレもそうなの? 誰もが食事をしますが、 たとえば食品がキッチンに届く たまには日常から離れて心身くつろぐことも大切です。家 までには多くの手間がかかっています。精米したり、野菜を 洗ったり、包装したり。食品が多くの人の手元に届くまでには、 じ つはFA 機器なくしては完了できないのです。 また仕事やプライベー トに欠かせない携帯電話。通話するには通信局や基地局が必要で、 本体はもちろん、 それ以外にもFA 機器が活躍中。他にも、 日々利用す る電車やオフィスビルの空調、地方の非電化区間の列車エンジン にも使われている、多種多様なFA 機器。 クルマはFA 機器の集大 成といっても過言ではなく、高速道路や橋といった交通環境 でも活躍しています。どうでしょう? 身の回りをザッと 見渡しただけでも、 じつは一日に何度もKoyo の働きに出会っているのです。 族の行き先候補には遊園地があげられることでしょう。健康 やお付き合いでゴルフをたしなむ大人たちは、 きっと子供から見 れば頼もしい姿に映るに違いありません。人々が憩うテーマパーク やゴルフ場にもKoyoのFA 機器が働いています。 どこの街角にもある、 見上げるビル建築。土木に使われるクレーン車、 ブルドーザは厳しい 作業環境にあり、精度を落とさず稼動するFA 機器の開発は、Koyo の得意分野の一つです。 ビル内で利用されるエレベータやエスカ レータ、 セキュリティのシステム管理などにもFA 機器は必須。 例をあげれば切りがありません。 どうでしょう? ちょっ と遠くを見つめてみても、 やっぱり一日に何度も Koyoの働きに出会っているのです。 つねに 全体像を意識して。 Koyo が、未来を見つめてビジョンを描こうとす るときに思い浮かぶのは、 こんなたとえ話です。 ある子どもが大工さんたちに「何してるの?」 と質問する と、返ってきた答えはそれぞれ違いました。 ひとり目は「窓 を作ってるんだ」、 ふたり目は「壁を塗ってるんだよ」。 そ して最後の屋根をつくっていた大工さんは 「家を作って るんだよ」 と答えました。Koyo は最後の大工さん のように、 どんな時も、 つねに全体像を意識し た大きな視点でのモノづくりを心掛 けています。 クルマにも、 暮らしにも息づいて。 光洋電子が生まれて約50年。その間、世の中にはFA制 御というシステムが発達し、便利な生活をそっと支えています。 FA 機器の進化の歴史とぴったり重なるのがクルマです。走る、運ぶ、 乗せる、遊ぶ、働く、魅せる、楽しむ。1台で何役も果たし、 しかも操作は 簡単。誕生から約120 年を経た今も進化し続け、多様さは広がるばか り。人命をあずかる重責を担っているため、今も昔も安全・安心はクルマに 欠かせない基本基準です。昨今では地球温暖化対策への配慮も求められ、 機能性と環境性を両立しながらも技術は確実に進化しています。 これか らも可能性を広げ続ける自動車産業において、車載部品の品質はクル マの生命とも言えるほど。 ハードルの高い要求をつねにクリアし、高 品質を維持・管理しなければ自動車産業にかかわることはでき ません。光洋電子が提供する制御システムの技術力はこ れら数々の厳しい基準をクリアし、JTEKT のサプ ライヤーとして、 クルマを通して暮らし に息づいています。 光洋電子は、株式会社ジェイテクトを中心と する企業グループ (JTEKTグループ) の一員です。 JTEKTは、 ステアリング・駆動系部品・ベアリ パーツです。 クルマとしての主要な働きを発揮す る部品同士のコネクションを担ってそれぞれが スムーズに稼動し、 クルマ全体の負荷も最低限 ング(軸受)・工作機械のメーカで、 「ステアリング」 に抑えられるよう多数の箇所を支えています。 「ベアリング」 の分野では五指に入るシェアを占 めていることはご存じでしょうか。 工作機械は、各種の製品や部品を工場で生産 するために用いられる大型機械です。最新の製 ステアリングは、近年、革新的な業績をおさめ 造現場では、高度なFA機器の導入が必要不可 て自動車業界全体から注目されています。従来 欠になっていますが、そのFA機器の多くはオー の油圧式パワーステアリングから、電動式パワー ダーメイド。 お客様の要望に可能な限りお応えす ステアリングへ。 これはJTEKTが独自に開発し ることで、大きな満足と信頼を頂戴すべく、光洋 た技術です。 「 走る」 「 曲がる」 「 止まる」 といった 電子をはじめとした各分野のスペシャリストが 基本機能のうちの 「曲がる」機能がステアリング 相互協力しています。 装置にあたり、電動式の新技術によって操作性 長年、業界上位を維持し続けるには、 こうした が格段によくなりました。安全性と快適性を高め 高品質・高性能だけではなく、 スピードや価格も たうえにコンパクト化、低燃費化がすすみ、環境 含めたトータル・バリューを提供しなければなり 保全への配慮も認められています。 ません。世界的なニーズ、高品質なニーズへの対 駆動系部品は、エンジンの出力をタイヤに伝 応を可能にしているのは、 グループとして堅く結 えるパーツです。最新のクルマでは、振動や騒音 集しているからです。大きな需要に高い品質で供 の少ない快適な車内空間と、燃費向上のためエ 給できる力を持ったグループ各企業とのパート ネルギーロスを抑えるなど環境性能の高さが求 ナーシップがあるから実現できることです。 められています。 また、安全性や走行性に優れた 光洋電子はJTEKTグループの一員として、 プ 4WD車に欠かせない 「カップリング」 と呼ばれる ロフェッショナルな集団であり続け、革新性と信 部品の性能でも、世界的に大きな注目を集めて 頼性に満ちた製品づくりで社会に貢献していき います。 ます。 ベアリング (軸受) 工作機械 ベアリング (軸受)は汎用性があり、車載部品 にとどまらず、生活に密着した場面でも活躍する JTEKT 名古屋本社 JTEKT 大阪本社 幸せのカタチ。あなたの思いや願いから。 創造しています、暮らしにかけがえのない「制御」を。 誰もが憧れる 「幸せ」 って、 どんなカタチであらわすことができるでしょう。 一人ひとり、答えは違ってくるはず。 心の奥底に流れる思いや願いは、万人に通じる 「何か」 がありながらも、 個性は隠しきれずに顔を出し、 その人の独自性がかもし出されてくるものです。 もしも、~がもっと便利になったら? できれば、~をもっと簡単にしたい、喜んでもらえそうだから。 Koyoにとって、幸せを考えるときに外せないのは 「想像力」 と 「創造力」 です。 電子の分野で役立つことを思い描き、考え、作り、世に問う、 というプロセスを発展させてきたら 「制御」 にたどりつきました。 Koyoは、今や暮らしに欠かせない制御の分野で、Koyoの独自性をプラスして、幸せを提供し続けています。 万人に通じる 「何か」 は、作り手も使い手も幸せにしてくれるのです。 JAPAN Koyo Electronics Industries Co., Ltd. 青きハート に込めて 伝わる思い。 一人ひとりのハートには、限りないチカラが秘 て一人ひとりのハートがもたらすチカラは、大き それぞれがチカラを発揮して共栄しています。 そ くKoyoを変えています。営業・開発・製造の3つ の結果、 「Koyo」 というまた一つの大きなハート のステージが織り成すハーモニーで、各部門の が、社会の中の見えるところ、見えないところ、 さ ハートの個性が調和し、 また世界に響くハーモ まざまな場面で輝いているのです。 ニーは、 日本、 アメリカ、 中国においてもそれぞれ 光洋電子工業株式会社 常務取締役 営業本部 本部長 未来予想図は夢から始まり、 現実で着地する。 光洋電子工業の前身である 「光洋電器」は、 1955年に創立されました。 50年代といえば日本全体が情報に飢えてい の魅力的なハートで共栄しています。 役割は、確かに 「縁の下の力持ち」的な印象はあ FA制御は、場面を選ばず世の中のあらゆると るかもしれませんが、視野を地球的に広げてみ ころで関われるので、Koyoが社会に貢献できる ると、生活の隅々のいたるところでパワフルに活 Takeshi Nakayama ます。一人ひとりの向上は、企業の向上。 こうし められています。光洋電子という一企業の中で、 淡々と、 そして粛々と日々の営みを支えている 中山 岳 出来事は限りなく存在しています。 どんな時も、 た時代。情報入手のおもな手段は新聞からラジ オへ、 テレビへ、 とダイナミックに変遷する時代で 御の製品の開発・製造を開始。 トランジスタ技術 を駆使した斬新さは業界でも話題になり、電子 制御専門メーカーとして再スタートしました。 昨今ではJTEKTグループのメンバーとしての もありました。そんな流れを敏感にキャッチし、 役目を担い、 また日米中を軸にした光洋電子グ 創業当時からメイン製品だった真空管ラジオを ループ (ADC・KEW・YKEなど) を確立。 ワールド 躍しています。 けっして声高に言わなくても、 そっ 「お客様の喜びは何か?」 というクエスチョンを ポータブルトランジスタラジオに移行。70年代 ワイドに営業・開発・製造の連携とレベルアップ とつぶやくだけで十分伝わります。 「えっ?!こんな 心に持つことを大切にして、青きハートで応えて に入ると、 ご存知のように日本全体がめざましい を図って、 いつもお客様の視点に立ち、環境への ところに光洋製品が、 あんな場面にも、 そんな場 いけるよう努力し続けています。 開発風景 高度成長を遂げます。家電製品も自動車も一気 配慮や 「安心・安全・省エネ」 という経営姿勢を 所にも」、 と、 まるでゲームのように探し出すこと に普及した当時の状勢は、 まだ数十年前とはい 実践してまいります。 ができるでしょう。 え遠い昔話しのようです。 クルマ社会が一般化す 昔、 マンガやテレビでみたような光景が、次々 ると、産業界は次に半導体という新しい市場草 と実現される現代。 いつの時代も小さな夢が種 創へと突入。家電製品やクルマの成功で自信を となり、 それを花開き実らせるために全力を尽く 得た日本の産業界は、製造過程での自動化や電 す日本の一つの企業として、 これからも全社員一 そんなFA業界の一端を担うKoyoの理想は、 青きハート。静かな情熱と思いを実現していく のは、底知れぬ探究心と忍耐と信念の積み重ね ※画像はイメージです。 が成せるワザ。 こんな素敵な出来事に自らが目 覚め、未来の発展の原動になりたいと考えてい 10 年代後半からは技術力UPにつながる電機・制 化を旺盛に試み始めるのです。 本社営業部 1959年に社名を光洋電子工業に改名し、60 丸となって、未来に貢献していきたいと考えてい ます。 11 UNITED STATES OF AMERICA Automationdirect.com,Inc 揺るぎない 信頼が生んだ 本当の自由。 広大な国土を擁するアメリカでの暮らしは、 買 ドの信用を礎に、 ADCというインターネット販売 い物一つにも遠くへ出かけていくシーンはよく知 専門の会社を販路とした戦略が成功し、次いで られています。通信販売というスタイルが早くか ADC独自の販売サポート体制がアメリカビジネ ら定着したのも当然のことで、 同じ事情から 「クル ス業界全体で評価され話題になりました。 マ社会の国」 「 、パソコン普及率が高い国」 ともい われます。 Tim Hohmann ティム ホーマン Automationdirect.com,Inc. (オートメーションダイレクト ドット コム) President 会社も社員も、 視線はつねにお客様に向けて。 Automationdirect.com社、略して 「ADC」は “Two for One”をキャッチフレーズに掲げた、 1994年に設立されました。 1個おまけのアイデアでお客様を確実につかみ、 当初の社名はPLCDirect社で、 光洋電子のPLC ポートの電話対応」 といった3つの柱を中核に、 顧 客サービスを最優先にするのは、 制御機器業界に インターネットによる通信販売の黎明期、 その さらにカスタマーサポート体制の質の高さで新 製品を販売する米国現地法人として、 PLCだけを 可能性にいち早く着目したADC*は、今まで企業 規ユーザーもリピーターも着実に取り込んでいく 扱う小さな会社でした。 しかし、 すぐに業界初の通 当社はジョージア州にあり、 オフィスや倉庫な 対企業 (BtoB)の取り引きが中心だった制御部 ADC。講演やセミナーで引く手あまたのティム社 信販売が注目を集め、 会社は急成長。 産業用オー ど社屋の全空間を、 スタッフが最高のパフォ-マ トメーションで名前が知られるようになりました。 ンスを生み出せるよう設計しています。販売チー 品の販売対象をあらゆる分野に広げ、その読み 長が主張するのは 「お客様第一主義」 です。 どん が時代のニーズに見事にマッチしました。企業は な問い合わせにも素早く対応できる徹底した体 もちろん個人も簡単に購入できるので、 ターゲッ 制で、 創業以来他社の追随を許しません。 カスタマーサポートのイメージ おいて初めての戦略だったようです。 GE、 TI、シーメンスといった有 名ブランドの ムは1カ月に何千件もの問合わせに対応しており OEMから、 自社ブランドKoyoPLCの提供へ。 さら ますが、礼儀正しさ・的確な製品知識で多くのお トの裾野が広がったこと、そしてインターネット 先見の明と質の高いサービスを提供するADC に時代や顧客ニーズの変化に伴い、 思いきってビ 客様の好評を頂いております。 また技術サポート 上でも企業取引を成立させるだけの商品力を は、 光洋電子の子会社でありつつ、 自由に、 そして ジネスモデルを全面的に再構築しました。 1999 チームは、業界雑誌社が独自に実施する読者調 持ったことが成功の大きな要因になります。 オリジナリティを持って成長し続けています。 年に現社名に変更。 産業用制御製品をトータルに 査によって7年連続でNo.1サービスの評価も頂き 扱えるサービス体制づくりに奔走します。 6,500種 ました。 いうまでもなく、 その商品力を担ってきたのが 光洋電子です。歴史と革新で世界的に有名な GE*と関わり始めた1985年を皮切りに、約10年 以上もの製品を取り扱うには、完璧にシステムを *ADCは、 Automationdirect.com,Incを略した愛称です。 *GEは、 General Electric(ジェネラル・エレクトリック社) の 世界的な通称、 愛称です。 整えなければなりませんでした。 間の地道は販売活動によって全米に光洋電子の 商品力が知れ渡ることになります。 「Koyo」 ブラン 12 ンラインショップ」 「直販カタログ」 「販売・技術サ ※画像はイメージです。 Automation Direct.com,Inc 本社 成功のポイントの一つは、ダイレクト・マーケ ティング戦略です。 「 年中無休24時間営業のオ 各チームがぞれぞれの任務と責任を果たせるよ う権限を与え、 つねにサービス・製品・価格への改 善策を追求し、 成功の喜びを全スタッフで共有す るのが、 成長し続ける鍵だと考えています。 13 PEOPLE'S REPUBLIC OF CHINA Koyo Electronics (Wuxi) Co., Ltd. 先駆けて 手に入れた 中国への路。 光洋電子の意気込みと有言実行の姿勢が、現 地と現場の人々との信頼を築いています。 「郷に入れば郷に従え」 ということわざを知る 人は多くても、 それを実行することは大変な労力 Yan Jin Rong 光洋電子(無錫)有限公司 総経理 「品質は、 会社の生命」 という企業理念を徹底させて。 Koyoは天安門事件をはじめとする国際事情に も信念を曲げず、 また、そんな風評などもろとも せず、現地の人々への信頼を胸に一路邁進し続 けました。 「光洋電子(無錫)有限公司」 は、2001年4月、 く守ってきた光洋電子とのパートナーシップが 中国大陸における光洋電子の製品開発・製造・ 実り、 マーケット拡大を担って、我々の公司が設 販売の拠点として設立されました。 立されました。 すでに制御機器市場では競争が の要ることです。 光洋電子がその困難さ大変さを 海外進出だけでなく、国内においても国籍・性 乗り越えてきたと自負できるのも、現在の中国法 別・年齢を超えた 「能力と人柄の最優先」 を実践 人・KEW*との良好なパートナーシップがあるから しているKoyoの姿勢は、 YKEの創業とそれ以降 ここでは、Koyoの主要製品である制御機器を です。 も息づいています。当たり前のことを当たり前に 日本とほぼ同じライン、同じ品質で開発・製造・ 実績と経験をもとに、研究・開発部門を再構築し できるか、 これもまたけっして簡単なことではあり 販売しています。国や地域ごとのニーズや事情に て新製品を製造、 また販売部門では大胆に販売 合わせるという光洋電子の企業姿勢を反映させ チャネルを強化しました。 1980年代後半、 日本国内の製造業界がこぞっ て中国進出を目指した様子は、 まだ記憶に新しい ません。 Koyoが示した現地の人々への信頼は、 ことでしょう。 服飾業界での中国進出の成功が脚 Koyoへの信頼の絆として返ってきています。 光を浴び、他の業界にも波及。 FA業界も早い時 期で進出機運が高まったといえます。 製造風景 企業という一社会組織の中での人格の尊重、 激化していたため、華光電子工業有限公司での ながら、細やかに幅広く対応しています。おかげ 我々の企業理念は 「品質は、会社の生命」で 様で制御機器の専門企業として国内外での信 す。 これをいかに確実に徹底し続けて行くかが成 中国という文化への歩み寄り、それらはパート 頼を頂いて、社員たちの働く誇りにつながってい 長の秘訣のひとつであり、 ひいては光洋電子グ 多くのメリットを考慮し、 Koyoブランドの中国 ナーシップを結び続けるためには欠かせない要 る現在です。 しかし今に至るまでは、けっして平 ループ全体への貢献度を高めます。お客様との 製造という一大プロジェクトが1988年に始まり 素であると同時に、企業としてあるべき姿だと確 坦な道のりではありませんでした。 共存共栄の精神をもって、高い品質でクリーンか ました。 Koyoは企業ポリシーの一つとして 「現地 信しています。 法人の現場トップは現地の人を、 そして雇用も現 地の人々を」 という体制を貫いています。中国進 出が華々しく報道される一方で、逆に不評を買う 日本企業もけっして少なくありませんでしたが、 14 厳 金栄 当社の前身は、1988年秋に設立された 「華光 電子工業有限公司 (光洋電子の中国での合弁 つ安全な制御機器を、 これからも世界へ提供し ていきたいと考えています。 会社)」 で、Koyoの中国進出第一歩です。 それは *KEW は、光洋電子(無錫)有限公司 Koyo Electronics Wuxi Co.,Ltd. を略した愛称です。 ※画像はイメージです。 光洋電子(無錫)有限公司 本社 電子制御機器業界で先鞭をつけた出来事でも ありました。 どんな苦境にも長期的な視点を堅 15 。 へ 造 創 ら か 。 ジ 、 像 ー ラ カ テ 想 チ ス つ の 持 つ 3 の o る y せ o K さ 現 実 を 想 理 モデル: イメージ 部 社営業 東部支 営業2課 モデル: イメージ 部 テム技術 FA シス 課 術 PLC 技 モデル: イメージ 生産部 課 生産 1 Business Development Production Busi ness 様に 様に 様に お客 近い お客 近い お客 近い も Dev とも とも Buも っと e sinっ の Busもinっ es業 」 ess業」の 。も 業」の 。lopment s 。 て て 営 営 て 営 し 「 ンとし 「 ンとし 「 ンと ショ ショ ショ ジ ジ ジ ポ ポ ポ ちを ちを ちを 気持 気持 気持 の の の う人 いる 使う人 ている 使う人 いる て D使 D evel知 Prod って opっ の evelo知pっ uctio m発 」の 。 知 発」の 。 m発 en」 e 。 n n t 「開 ンとして 「開 ンt として 「開 として ン ショ ショ ショ ポジ ポジ ポジ チに チに チに カタ カタ カタ を を を る 思い する る 思い 思い Prod 実現す の Prod 実現す の 実現 の uctio 」 uctio造」 。 。 造 n 。 造」 n 「製 ンとして 「製 ンとして 「製 として ン ショ ショ ショ ポジ ポジ ポジ 「お客様の喜びは何か?」 。 これは、 営業・開発・製造の部門を問わず、 つねに意識しているテーマです。 3つのステージが持つ 独自のチカラを尽くすとき、 このテーマをKoyo全体で共有することが互いのパートナーシップの潤滑油になっています。 どんな 企業でも、各部門の主張が他部門と一致しないケースは、 けっして少なくないでしょう。 そんな時、企業の役目を原点から見つ め直せば、 おのずと答えが見えてくるでしょう。 より良いものを、 より早く、 より安く社会へ提供する経営が利潤を生み出す、 とい う企業の理想を実現させるために、 社内の連携は欠かせません。 [ 開 発 ] [ 製 造 ] 製品とお客様のあいだに立つ営業部門。 お客様へ モノづくりの要になる開発部門。永年にわたって培 製造部門で重要なのは仕事の質、そして何より製 品の質をつねに高く保つこと。機械・機器の管理、 FA業界に君臨するKoyoでは、 この3つの働きを社内で円滑にさせて社会にリターンし、 また社会のニーズをピックアップし の「販売」活動がもっとも大きな使命ですが、多彩 われ蓄積された多面的な要素技術や評価技術を な顔を使い分けるゼネラリストでもあります。お客 もとに、研究開発に取り組みます。 人材の確保、時間の調整など、 すべて滞りなく完成 て社内に提案するという企業活動を繰り返しています。 どのステージでも、 こうした日々の実践とたゆみない挑戦を積み重ねる 様の声を聞き出すマーケッターに、製品のよさを伝 熱き思いと豊かな発想により生み出された製品は、 させるには、 じつは甚大なマネージメント能力が問 ことによって、社会と会社の接点を的確に見出し、拡大していくわけです。 3つのステージの活性化は、 FA業界の一企業である Koyoの存在を活き活きとさせるだけでなく、 社会への貢献度を更に高めることにもつながっていきます。 小さな輪が大きな輪 を生み出す…、 つまり人も企業もおのおの個性の調和を積み重ねることで成り立っています。 16 [ 営 業 ] えたり販売促進を提案するアドマンに、 そして購入 実験と検証の繰り返しにより製品として完成。 リ われます。開発部門から販売部門への橋渡しとい 先との信頼関係を築くセールスマンに。開発・製 リースした時にようやく不屈の精神が報われます。 う、単なる通過プロセスではありません。品質が最 造・販売といった各部門のパフォーマンスを引き出 海外企業との技術交流も盛んに行い、 また他部門 もシビアに問われるのは、実際にエンドユーザが製 すマネージャー的な役割も担い、 どの働きも相互に との協働も重視しつつ、創造的に技術の追求に励 品に接する瞬間ですから、製品を送り出した先の先 循環できる社内環境を整えています。 みます。 まで状況を見通す先見性も必要です。 17 WORLDWIDE 広 が り は 無 限 大 。 「信頼の絆があるから、 パートナーシップも自由自在につながっていく。」 世界地図に、 もはや国境は必要ありません。 それは、国籍・性別・年齢を超えた人材を「財産」 だと考えるKoyoの理 念のあらわれです。人と人のつながりや、個々の仕事が世の中に果たす役割を考えると、 この 「財産」は人類すべてに 共通する理念であり、全世界の理想でもあります。 たゆみない進化を遂げている世の中に対して、少しずつでも力にな りたいと考え行動する光洋電子です。 18 会社概要 国内営業所 国内代理店 会社名 :光洋電子工業株式会社 東 京 〒 187-0004 東京都小平市天神町 1-171 高洋電機株式会社 本社:東京都小平市天神町 1-171 Tel:(042)341-3112 Fax:(042)346-5428 Tel:(042)341-3111 名古屋 〒 461-0005 名古屋市東区東桜 1-3-7(ヒシタビル 2F) Fax:(042)343-0315 Tel:(052)963-5031 Fax:(052)963-5030 代表者:取締役社長 唯根 勉 大 阪 〒 556-0011 大阪市浪速区難波中 1-13-8(言美ニッセイビル 5F) 創業:昭和 30 年 11 月 Tel:(06)6647-2605 Fax:(06)6647-2609 設立:昭和 34 年 3 月 18 日 仙 台 〒 984-0002 仙台市若林区卸町東 3 -1- 41 資本金:15 億 9,320 万円 Tel:(022)287-8777 Fax:(022)390-5569 従業員数:450 名 甲 信 〒 409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出 1230-1 総従業員数(子会社含む):980 名 Tel:(0551)38-3818 Fax:(0551)38-3810 広 島 〒 732-0052 広島市東区光町 2-12-10(日宝光町ビル 6 F) Tel:(082)568-8251 Fax:(082)264-7611 四 国 〒 761-8071 香川県高松市伏石町795−1(丸忠第3ビル 1 F) Koyo Electronics Industries Co., Ltd. Automationdirect.com, Inc. Koyo Electronics(Wuxi)Co., Ltd. Yan Guang Electronics(Wuxi)Co., Ltd. Yan Guang Automotive Parts (Wuxi)Co., Ltd. Taiwan Koyo Electronics Industries Co., Ltd. Koyo Encoder, Inc. Koyo Sona Electronics Limited Win System Co., Ltd. Alliances Distributors Tel:(087)869-2211 Fax:(087)815-3306 株式会社サンナイオートメーション スズデン株式会社 株式会社成電社 株式会社高木商会 中央無線電機株式会社 明和商工株式会社 株式会社ライト 合資会社小高電友社 株式会社静岡制御 城東電機株式会社 株式会社電昭舎 株式会社光商会 六合エレメック株式会社 因幡電機株式会社 三光電業株式会社 四国ベアリング株式会社 新生電機株式会社 菅原電気株式会社 株式会社大電社 ニッコー電機株式会社 株式会社日本電商 株式会社山電器 19 JAN.08(1500/379)K003 1.0-S