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MediCap® USB300

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MediCap® USB300
MediCap®
USB300
高画質
医療用ビデオ・レコーダー
ユーザー・ガイド
ファームウェア 110701
およびそれ以降に適用されます
USB300-UG01-JA-130815-MC
MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
使用上の注意
警告:
火災または感電のリスクを減らすため、本機器を雨または湿気にさらさないでください。
注意:
火災または感電および煩わしい電波妨害の発生リスクを減らすため、推奨する付属品のみを使用してく
ださい。
注意:
画像を診断または評価目的で使用しないでください。圧縮した写真は情報が損なわれるため、診断には
適していません。
注意:
MediCap 医療用ビデオ・レコーダーは、クラス I 能動型医療用機器(医療用機器指示書 93/42/EEC)
です。本機器のオペレーターとして、運用の安全性遵守義務を守り、患者、使用者、第三者に危害が及
ばないようにします。適用される地方法が存在しない場合、EN62353 に従い、最低 2 年に一度は安全
性と文書試験を行うことを推奨します。安全性のチェックは、資格要件を満たす人員が行うようにして
ください。
米国 FCC クラス A:
本機は、FCC 規則の第 15 章に従い、クラス A デジタル装置に関する規制要件に基づいて所定の試験が実施さ
れ、これに適合することが認定されています。これらの規制要件は、本機を商業環境で使用する際に、有害な電
波妨害を妥当に回避するよう設定されています。全類似機器と同様、本機はラジオ周波エネルギーを発生、使用
し、また放射することがあり、操作手引きに従って据付工事を行い使用しない場合には、ラジオ通信に有害な電
波妨害を来たす可能性があります。住宅地域における本機の使用は、有害な電波妨害を引き起こすことがあり、
その場合ユーザーは、自己負担で電波妨害の問題を解決しなければなりません。
処分方法: 地元の規制にしたがって処分してください。
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
目次
クイックスタート ............................................................................................................. 5
正面パネル ........................................................................................................................ 6
裏面パネル ........................................................................................................................ 6
一般的な接続形態 ............................................................................................................. 7
MediCap USB300 を接続する........................................................................................... 8
USB フラッシュメモリーを挿入する................................................................................ 8
画像を録画する ................................................................................................................. 8
ビデオを録画する ............................................................................................................. 9
ビデオおよび画像を閲覧する ........................................................................................... 9
患者フォルダーの作成 .................................................................................................... 10
メニューを使用する ........................................................................................................ 10
キーボードの操作 ........................................................................................................... 10
メインメニュー ............................................................................................................... 11
設定メニュー................................................................................................................... 12
イメージ選択メニュー .................................................................................................... 13
ビデオ選択メニュー ........................................................................................................ 13
高度な設定メニュー ........................................................................................................ 14
患者情報機能................................................................................................................... 14
録画宛先 .......................................................................................................................... 15
USB フラッシュメモリーに録画する.............................................................................. 15
USB ハードドライブに録画する ..................................................................................... 15
ハードドライブのフォーマット .................................................................................. 16
画像を USB ドライブからコンピューターへ転送する ................................................ 16
内蔵ハードドライブに録画する ...................................................................................... 16
ネットワーク経由でハードドライブにアクセスする .................................................. 16
ネットワークドライブに録画する .................................................................................. 17
記憶管理 .......................................................................................................................... 17
ビデオを内蔵ハードドライブから USB ドライブへコピーする.................................. 17
内蔵ハードドライブを初期化する ............................................................................... 17
USB ドライブを初期化する ........................................................................................ 17
患者の閲覧................................................................................................................... 17
コンピューターで静止画像を閲覧する ........................................................................... 18
コンピューターで静止画像を閲覧する ........................................................................... 18
内蔵モニター................................................................................................................... 18
その他の機能................................................................................................................... 18
ビデオの録画中に画像を録画する ............................................................................... 18
足スイッチおよびカメラトリガー ............................................................................... 18
印刷 ............................................................................................................................. 18
付録 A: MediCap USB300 仕様....................................................................................... 19
付録 B: MediCapture 限定的保証 .................................................................................... 20
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
重要な安全性の手引き
1.
使用説明書をすべてお読みください。
2.
使用説明書は保管してください。
3.
この使用説明書にあるすべての警告に従ってください。
4.
使用説明書のすべてに従ってください。
5.
この装置を誤用しないでください。
6.
掃除に乾いた布以外は使わないでください。
7.
換気口のどれも塞がないでください。メーカーの説明仕様書に従って取
り付けてください。
8.
ラジエーター、熱レジスタ、ストーブその他の発熱装置などの熱源の近
くには取り付けないでください。
9.
分極またはアースプラグをいじらないでください。分極プラグは一方が
他方より幅広い二種類のブレードからなり、アースプラグは2つのブレ
ードと三つ目のアース極からなります。幅広ブレードまたは3つ目の極
は安全のために提供されています。提供されるプラグがお使いのコンセ
ントに適合しない場合は、電気技師に旧式のコンセントを新式のものと
交換してもらってください。
10. 電源コードは、特にプラグ、コンセントの近くや装置からのコードの出
口を踏みつけたり挟んだりしないようにしてください。
11. メーカーが指定する留め具/付属品のみを使ってください。
12. メーカー指定か装置に付随するカート、スタンド、三脚またはテーブル
のみを使用してください。カートを使う際には、カートが転倒して怪我
をしないよう、カート/装置組合せの移動には注意が必要です。
13. 落雷・暴風雨の最中または長期間使用しない場合は、装置のプラグを抜
いてください。
14. 切断方法: 裏面パネルのロッカースイッチで AC 電源を切り、電源コード
を切断します。
15. 水その他の液体を含む容器 (花瓶など) を装置の上に置かないでください。
装置の上で水を飛ばさないようにしてください。
16. 修理はすべて資格要件を満たした業者に相談してください。電源供給コ
ードまたはプラグの損傷、装置上への液体流出、装置内への物体落下、
雨や湿気への装置の露出、または正常に稼動しない場合、落とした場合
などにより、装置が何らかの損傷を負った場合、修理を必要とします。
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クイックスタート
MediCap® USB300 は、ほぼすべてのビデオ機器からのビデオや
画像を録画します (内視鏡、関節鏡、手術用顕微鏡、超音波など)。
高画質 (HD) または標準画質 (SD) で録画できます。録画画像は、
USB ドライブ、内蔵ハードドライブまたはネットワークドライ
ブに保存が可能です。はじめに:
1. USB300 を接続します。一般的な設定を 7 ページに示します。. ユ
ニットの電源を入れます (裏面の電源スイッチ (Power Switch) と正
面の電源 (Power) ボタンを使います)。モニターにライブビデオが
表示されます。
2. 付随する MediCapture USB フラッシュメモリーを正面パネルに挿入
します。1
3. 通常行うように撮像機器を使いますが、この機器では画像やビデオ
を録画することができます。画像を録画するには、写真の録画
(Record Photo) ボタンを押します。ビデオの録画を開始するには、
ビデオの録画 (Record Video) ボタンを押し、停止するには再度その
ボタンを押します。
4. 現在の患者用の録画を終了したら、新しい患者 (New Patient) ボタ
ンを押します。これで次の患者の画像は新しいフォルダーに保存さ
れます。
5. USB300 からフラッシュメモリーを取り出し、コンピューターの
USB コネクタへ挿入します。録画したばかりの画像やビデオを、
閲覧やアーカイブ等用にコンピューターに移動できます。
注記: モニターの画像が
「伸張して」いる場合、
適切な解像度を選択して
あるか確認してください
(「メニュー (Menu) 」を
押し、矢印を使って「選
択 (Select) 」ボタンで
「設定」>「出力」へ行
きます。」
重要: 録画画像に正確な
時間が表示されるよう
に、時計を設定します。
「メニュー (Menu) 」を
押し、設定、日付/時間の
設定へ行きます。時計を
正確に維持するには、裏
面パネルのマスター電源
スイッチ ( Master Power
Switch) を常にオン (ON)
のままにします。正面パ
ネルの電源 (Power) ボタ
ンを使うと、時計に影響
することなく、本機を
日々利用する際に電源ス
イッチを入/切することが
できます。
重要な注記: この文書は、ファームウェア 110701 版かそれ以降を起動している USB300 ユニッ
トに適用されます。この文書が USB300 に付随して出荷された場合、お使いのユニットに適用さ
れます。この文書をオンラインで閲覧している場合、お使いのファームウェアバージョンを調べ
てください (「高度な設定」の「現在の設定」を使います)。それ以前のファームウェアに適用さ
れる文書については、medicapture.com/support を参照してください。ファームウェアアップグレ
ードに関するヘルプは、[email protected] まで電子メールをお送りください。
注文に関する情報
MediCapture は MediCapture® 商標の USB フラッシュメモリーを推奨します。フラッシュメモリーの購入法
に関しては、medicapture.com をご覧ください。
技術サポート
技術サポートおよびその他のご質問は、medicapture.com をご覧になるか、888-922-7887 (米国内フリーダ
イヤル) または 503-445-6935 (米国外) におかけください。
®
MediCapture Inc.
580 West Germantown Pike, #103
Plymouth Meeting, PA 19462 USA
1
初めてご使用になる場合、まず USB フラッシュメモリーに録画してください。このユニットを使
い慣れてから、内蔵ハードドライブまたはネットワークドライブに録画してください。録画の宛
先についての情報は、ページ 15 をご覧ください。
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正面パネル
裏面パネル
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一般的な接続形態
注記: USB300 の接続に関する詳細は、medicapture.com/support をご覧ください。
本機は、患者の環境における IEC60601 認定された機器および患者環境外での IEC 60XXX 認定された機器との相
互接続専用のユニットです。
本機には、認定された電源コードセットを使用する必要があります。据付および/または機器に関連する国内規制
を考慮する必要があります。電源コードは、IEC60245 (指定 53 番) に準じた通常の頑丈なゴム被覆コードまたは
IEC 60227 (指定 53 番) に準じた通常のポリ塩化ビニル被覆で柔軟性のあるコードに等しい強度でなくてはなりま
せん。
電源コードセットには、最低 3 x 0.75mm2 の断面積を有する導体の電力供給コードが必要です。
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MediCap USB300 を接続する
MediCap USB300 を接続するには、7 ページの図を参照してください。本ユニットは、モニターと
ビデオソース (内視鏡、手術用ビデオカメラ、超音波カメラなど) の間に「一列に」接続されます。
1. すでに使用している撮像装置に USB300 を追加する場合は、まずモニターとビデオソースを接続
する既存のビデオケーブルのプラグを引き抜きます。
2. ビデオソースの「ビデオ出力 (Video Output) 」と USB300 裏面パネルの適切な「ビデオ入力
(Video Input) 」の間にケーブルを接続します。次に、USB300 の「ビデオ出力 (Video Output) 」
とモニターの「ビデオ入力 (Video Input) 」の間を別のケーブルで接続します。お使いのビデオ
機器によっては、接続にアダプターを使う必要がある場合もあります。
3. 電源コードのプラグを差し込みます。
4. また標準足スイッチまたはカメラトリガーを、裏面パネルに接続することもできます。「静止画
(Still) 」コネクタに接続された足スイッチまたはトリガーで、正面パネルの写真の録画 (Record
Photo) ボタンを押すのと同じ機能を行います。「動画 (Motion) 」コネクタは、ビデオの録画
(Record Video) ボタンと同じ機能を行います。足スイッチはオプションとして medicapture.com
でお求めになれます。カメラトリガーが USB300 との互換性を有するためには、「プログラム可
能な」タイプのトリガーでなく、単純な「閉接点」タイプでなければなりません。
USB フラッシュメモリーを挿入する
最も簡単な開始方法は、付随する USB フラッシュメモリーを使って録画することです。1 メモリーを示す
ように挿入します。MediCapture 商標のフラッシュメモリーを推奨します。
画像を録画する
画像を録画するには、正面パネルの写真の録画 (Record Photo) ボタンを押します。次の二点から、画
像が録画できたことを確認できます:
• 二つの録画ボタンの間にある「録画ライト」が、短い間グリーンに点滅します。
• 録画インジケータが、モニターの左上角に短い間表示されます。このインジケータには、カメラ
アイコン、画像番号およびドライブのスペース残量が含まれます (ただしネットワークドライブ
に録画する際は例外です)。
写真の録画 (Record Photo) ボタン
1
代替策として、内蔵ハードドライブ (16 ページ) またはネットーワークドライブ (17 ページ) にも
録画できますが、既定の録画先として、まず USB フラッシュメモリーに録画することを推奨します。
録画の宛先は設定メニュー (page 12 ページ) で変更できます。MediCapture 商標のフラッシュメモ
リーは様々な型があります。USB300 に付随するフラッシュメモリーは、ここで示すものとは外観が
異なるかもしれませんが、同じように機能します。
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ビデオを録画する
ビデオの録画を開始するには、正面パネルのビデオの録画 (Record Video) ボタンを押します。そのボ
タンを再度押すと、録画を停止します。次の二点から、ビデオを録画中であることを確認できます:
• 二つの録画ボタンの間にある「録画ライト」が、グリーンに点滅し続けます。
• 録画インジケータが、モニターの左上角に表示されます。
録画のヒント:
• ビデオの録画中に、静止画を録画できます。ビデオ録画が進行中に写真の録画 (Record
Photo) ボタンを押すだけです。
• モニターの左上角の録画インジケーターを消すには、選択 (Select) ボタンを押し、再度表示
するには選択 (Select) ボタンをもう一度押します。
• 長時間録画すると、ファイルは自動的に 2GB ずつに分割されます。こうすることで、ファイ
ルは扱いやすいサイズに保たれます。この過程は「継ぎ目なく」行われ、長時間の録画にお
いても、新しいファイルが自動的にスタートすることに気づくことはありません。「継続的
再生」を使って長時間の録画を再生する際には (大抵のメディアプレーヤーで利用できる機
能) 、再生の際にギャップは生じません。
ビデオの録画 (Record Video) ボタン
ビデオおよび画像を閲覧する
録画した内容を閲覧するには – 選択 (Select) ボタンを押して、「閲覧モード
(review mode) 」に入ります。次に「戻る」 (Back) および「次へ」 (Next) ボ
タンを使って、現在の患者で録画したビデオと画像を表示します。ビデオを表
示すると、自動的に再生がスタートします。プログレスバーが現在の位置を示
します。
ビデオを早送りまたは巻き戻しするには – ビデオの閲覧中に選択 (Select) ボ
タンを押して「スキップモード (skip mode) 」に入り、このモードで「戻る
(Back」および次へ (Next) ボタンを使って、ビデオの約20分の一の早送りお
よび巻き戻しをします。
ビデオを一時停止して、少しづつ巻き戻したり早送りするには – 「スキップモ
ード (skip mode) 」で 選択 (Select) ボタンを押して「一時停止モード (pause
mode) 」に入ります。 このモードでビデオは一時停止され、戻る (Back) ボタ
ンで 5 秒ほど巻き戻しし、次へ (Next) ボタンで約 1 秒先送りします。選択
(Select) ボタンを再度押して「閲覧モード (review mode) 」に戻ります。
画像またはビデオを削除するには – 「閲覧モード (review mode) 」で削除
(Delete) ボタンを押し、「はい (Yes) 」を選びます。
前の患者を閲覧するには – 「高度な設定」から「記憶管理」へ行き、次に
「患者の閲覧」へ行きます。詳細は 17 ページを参照してください。
ヒント: 「一時停止モー
ド (pause mode) 」の
間に「写真の録画
(Record Photo"」ボタ
ンを押して、表示画像
を「キャプチャ」する
ことができます。画像
は現在のフォルダーに
保存されます。
注記: 「閲覧モード
(review mode) 」で録画
ボタンを押しても 画像
またはビデオは録画さ
れませんが、そこで閲
覧モードを終了し、次
に録画ボタンを押した
ときに録画されます。
閲覧を終了するには – 「録画 (Record) 」ボタンの内の一つを押します。
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選択、戻る、次へ、削除 (Select, Back, Next
and Delete) ボタンは 画像の閲覧に使います。
患者フォルダーの作成
新しい撮像セッションを始めるたびに、新規患者 (New Patient) ボタンを押
します。これで、このセッションで録画した画像やビデオを保存するための
新しいフォルダーが作成されます。フォルダーは順に番号が付けられます
(CASE001、 CASE002 等) .
新規患者 (New Patient) ボタン
メニューを使用する
MediCap USB300 用の設定およびオプションは、メニュー (Menu) からアク
セスできます。メニュー (Menu) ボタンを押して、メインメニューを表示し
ます。次に戻る (Back) および次へ (Next) (矢印) ボタンを使って、メニュ
ー選択を移動します。選択 (Select) ボタンを使って選びます。メニューを終
了するには、メニュー (Menu) ボタンを再度押します。
選択、戻る、次へ (Select, Back, Next) ボタ
ンを、メニューを移動するのに使います。
重要: USB ドライブに既
存のフォルダーがない
場合は、写真の録画
(Record Photo) または
ビデオの録画 (Record
Video) ボタンを初めて
押す際に、新規患者フ
ォルダーが自動的に作
成されます。USB ドラ
イブに既存のフォルダ
ーがある場合は、新し
いフォルダーを作成す
るために新規患者 (New
Patien) ボタンを押す必
要があります。
注記: 「患者情報」の機
能がオンになっている
と、新しいフォルダー
が作成されるたびに、
患者情報の画面が表示
されます。ここで患者
の名前などを入力する
機会が与えられます。
詳しい情報は、14 ペー
ジをご覧ください。
メニュー (Menu) ボタン
キーボードの操作
裏面パネルに差し込まれた USB キーボードを、USB300 の操作に使います。例えば、キーボードの
「ホーム (Home) 」を押すと、正面パネルの 写真の録画 (Record Photo) ボタンを押すのと同じく、
画像が録画されます。次が USB300 ボタンの一覧と、キーボードの対応キーです。
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USB300
キーボード
USB300
キーボード
写真の録画 (Record Photo)
ホーム (Home)
選択 (Select)
入力 (Enter)
ビデオの録画 (Record Video)
終了 (End)
メニュー (Menu)
上へ (page Up)
削除 (Delete)

削除 (Delete)

新規患者 (New Patient)
下へ (Page Down)


メインメニュー
メインメニューには次の追加メニューが含まれます:
• 設定: このメニューでビデオの入力タイプ、出力解像度、日付/時間、言語および録画先を設
定します。また「患者情報」機能をオンにして設定し、各撮像セッションの初めに患者の情報
を入力できます。
• イメージ: このメニューを使って画像のフォーマット (JPG、TIFF など) を選択します。
• ビデオ: このメニューを使って録画の質と制限時間を選択します。
• 高度な設定: このメニューで、ビデオを内蔵ハードドライブから USB ドライブへコピーでき
ます。また、ネットワーク接続の設定、現在の全設定の閲覧、および最新のファームウェアに
よる USB300 の更新が行えます (MediCapture で入手可能な、特別な「USB フラッシュメモリ
ーのアップグレード」が必要です)。
• 終了: メニューを終了し、画像やビデオを録画できます。このオプションは正面パネルのメニ
ュー (Menu) ボタンを押すのと同じ機能を果たします。
これらのメニューは、次の項で説明します。
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USB300-UG01-JA-130815-MC
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設定メニュー
これらの設定に設定メニューを使います:
• 入力: このオプションを使ってビデオ入
力の種類を選択します (DVI、HD SDI な
ど)。複合または S-ビデオなどの標準定義
入力を選択する場合、正確なビデオシス
テムの種類 (NTSC または PAL) が自動的
に選択されます。
• 出力; お使いのモニターに送られる出力
解像度を設定します。
• カメラが標準画質の場合: USB300 の
出力を PAL 用に 800x600 または
NTSC 用に 640x480 に設定します。
設定
 入力
 DVI、HD SDI、複合、
S-ビデオ、RGB、PbPr
 出力
 1920x1080、1280x1024、1280x720
1024x768、 800x600、640x480
 録画先
 外付け USB ドライブ、内蔵ハードドラ
イブ、ネットワークドライブ
 患者の情報、日付/時間、言語
• カメラが高鮮明度の場合: 高鮮明度用モニターを使います。 推奨する USB300 出力解像度は
1280x720 です。これとお使いのカメラに互換性がない場合、画像が外付けモニターの画面い
っぱいに広がるように USB300 出力解像度を調節します。1
注記: 高解像度では、USB300 の正面パネルにある小さいモニターは黒くなります。これは正常で
す。外付けモニターの画像は大丈夫です。18 ページの「内蔵モニター」の項を参照してください。
• 録画先: 録画内容の宛先を設定します。USB ドライブ、内蔵ハードドライブまたはネットワーク
ドライブに録画できます。ネットワーク接続設定のため、高度な設定メニューを使うまで、ネッ
トワークドライブオプションは表示されませんので注意してください (14 ページ参照)。
• 患者情報 : この機能で、各撮像セッションの初めに患者の情報を入力することができます。この
情報は画像のファイル名に組み入れられ、画像やビデオに「スタンプ」されます (14 ページ参照)。
USB キーボードが必要です。
• 日付 / 時間: このメニューを使って内蔵クロックを設定します。また、画像およびビデオに表示
される日付/時間の「スタンプ」をオンにすることができます。スタンプの位置を変更するには、
患者情報メニューを使います。画像ファイルに適切な日付と時間が付くよう、時計を設定するこ
とが大事です。時計設定を維持するには、裏面パネルのマスター電源スイッチ (Master Power
Switch) を常にオンのままにします。電源の入/切には、正面パネルの電源 (Power) ボタンを使い
ます。
• 言語: このメニューを使ってメニュー用の使用言語を選択します。
1
特定のカメラの種類には、適合性のために「YPbPr」サフィックスのついた特別な解像度が含まれ
ています。これらはまれにしか使われません。詳細は、medicapture.com/support のよくある質問項
をご覧ください。
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イメージ選択メニュー
イメージ選択メニューを使って USB300 による画像
録画の方法を設定します。
イメージ選択
 フォーマット
 JPG, TIFF, BMP, DICOM
 フリーズ・オン・キャプチャ
 はい / いいえ
• フォーマット: このメニューを使って、写真を
保存する画像フォーマットを選択します。JPG
が最も一般的で広く互換性のあるフォーマットで
す。TIFF および BMP も一般的なフォーマットで
あり、より高度な画質を提供しますが、ファイル
のサイズが大きくなります。DICOM は専門化し
た医療用画像フォーマットです。DICOM を選択し、患者情報機能をオンにすると (14 ページ) 、
それぞれの撮像セッションで入力した患者のデータは DICOM のヘッダに保存されます。このフ
ォーマットは経験ある DICOM のユーザーのみが選択するべきで、コンピューターのサードパー
ティ閲覧用ソフトを必要とします。
• フリーズ・オン・キャプチャ 「はい」を選択すると、静止画を録画するたびに、モニター上に表
示されたライブビデオを約2秒間「フリーズ」 (一時停止) します。これによって、必要な画像が
録画されたことを確認できます。
ビデオ選択メニュー
ビデオ選択メニューを使って、USB300 によるビデ
オ録画の方法を設定します。
• 画質: 録画するビデオの画質を選択します (普通、
高い、低い)。画質が高いほど、ファイルのサイ
ズは大きくなります。
• 時間制限: ビデオクリップの最大長を設定しま
す。ビデオクリップは、指定した制限時間後に自
動的に停止します。手動で停止するまで録画を継
続したい場合は、「無制限」を選択します (ビデ
オの録画 (Record Video) ボタンを押す)。
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ビデオ選択
 画質
 普通
 高い
 低い
 時間制限
 無制限、5 秒など
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高度な設定メニュー
高度な設定メニューには次のような設定があ
ります:
• ネットワーク設定: USB300 の内蔵ハ
ードドライブ用に共有ネットワークを設定
します。また、直接ネットワークドライブ
に録画できるよう USB300 を設定できます。
ユニットをネットワークに接続しない場合
は、このオプションは適用されません。
• 初期化: このオプションで、全選択を工
場出荷時の設定に初期化します。
高度な設定メニュー
 ネットワーク設定
 内蔵ドライブ用の共有設定
 ネットワークドライブへの録画設定
 初期化
 アップグレード
 現在の設定
 記憶管理
 内蔵ドライブからビデオをコピーする
 内蔵ドライブを初期化する
 USB ドライブを初期化する
 前の患者の閲覧
• アップグレード: お使いのシステムのフ
ァームウェアアップグレードに使います。
jこれで新しい機能やオプションを
USB300 に追加することができます。
アップグレードオプションを使うには、特別な「アップグレード用 USB フラッシュメモリー」を
正面パネルに挿入します。MediCapture の販売員に連絡を取り、入手可能なアップグレードのリ
ストと「アップグレード用 USB フラッシュメモリー」の注文方法についてお尋ねください。
• 現在の設定: 現在の設定すべての概略を表示します。
• 記憶管理 次の作業を行う支援をします (17 ページを参照) :
• 録画を内蔵ハードドライブから外付けの USB ドライブへコピーします。
• すべての録画を内蔵ハードドライブから削除します。
• USB300 と互換性を持たせるため、外付け USB ドライブを初期化します。
• 前の患者のセッションを閲覧します。
患者情報機能
この機能で、各撮像セッションの初めに患者の情報を入力することができます。その情報は、静止画
像およびビデオクリップのファイル名に組み込むことができます。この情報は、画像やビデオと同じ
フォルダーにテキストファイルで保存されます。この機能を使うには、USB300 の裏面に USB キー
ボードを差し込む必要があります。ほとんどのメーカーのキーボードがこの製品に適応します。
患者情報機能の設定
この機能をオンにするには、正面パネルのメニュー (Menu) ボタンを押して、メインメニューを表示
します。次に「設定」を選択して、「患者情報」を選びます。患者情報メニューが表示されます。
「患者情報を集める」を「はい」にして、以下のオプションを設定します。
• 情報をファイル名に追加しますか? - 患者に関する情報が存在する場合、どの情報を自動
的にフォルダーおよびファイル名に取り込むかを特定することができます。以下を選択で
きます:
• なし - 患者に関する情報はフォルダーやファイル名に取り込まれません。
• 名前 - 患者の名前が取り込まれます。
• 身元 - 患者の身元が取り込まれます。
• 名前+身元 - 患者の名前と身元が取り込まれます。
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患者情報機能を使う
この機能をオンにした後は、患者情報の画面が各撮像セッションの初めに表示されます (新規患者
(New Patient) ボタンを押すかフラッシュメモリーを挿入する都度) . ユニットの後ろに差し込んだ
USB キーボードを作って、患者の名前、苗字、身元、出生日および性別を入力します。「その他」
フィールドで、主治医の名前などの情報を入力できます。
次のフィールドに移行するには、キーボードのタブキーを使います。前フィールドに戻る必要がある
場合、タブを数回押すだけで、カーソルが画面の一番上に飛びます。
情報を入手し終わったら、キーボードのエンターキーを押します。情報を入手したくない場合、患者
情報画面が表示されたらすぐに、エンターキーを押します。
患者情報へのアクセス
各撮像セッションに対する患者の情報は、画像と同じフォルダーに Patient_Info.txt という名前で、
テキストファイルとして保存されます。このファイルは、患者情報機能が使われていない場合でも存
在することに注意してください。このファイルは、問題解決 (トラブルシューティング) の目的で
USB300 に関する情報の保存にも使われるからです (シリアル番号など)。
さらに、一部の画像フォーマットでは、患者情報をイメージヘッダに保存します (画像フォーマット
は 13 ページの画像選択メニューで選択します) :
• JPG および TIFF – 患者情報は交換可能画像ファイルフォーマット (EXIF) ヘッダーの「詳細」
フィールドに保存します。この標準画像ヘッダーは、カメラの製造業者によって広く使われ
ています。ヘッダーを読むには、コンピューターにサードパーティ EXIF 閲覧ソフトが必要で
す。また、画像閲覧プログラムによっては、EXIF ヘッダーを損傷することが判明してます。
お使いの画像閲覧ソフトと EXIF との互換性に関して仕様を調べてください。
• DICOM – 患者情報は、DICOM ヘッダーの適切なフィールドに保存されます。このフォーマ
ットは DICOM の経験あるユーザーのみが選択できます。コンピューターにはサードパーティ
DICOM 閲覧ソフトが必要です。
録画宛先
ビデオおよび画像を以下の宛先の一つに録画できます:
• ユニットに差し込まれる USB ドライブ – 付随する USB フラッシュメモリーまたは USB ハー
ドドライブを使えます。ドライブをユニットの前か後ろに差し込むことができます。
• ユニット内に位置する内蔵ハードドライブ – 16 ページを参照。
• ネットワークドライブ – 17 ページを参照。
ビデオと画像は USB ドライブに録画されるよう初期化されています。録画の宛先を変更するには、
設定メニューを使います (12 ページ)。録画は 一つの 宛先のみ指定できます。例えば、内蔵ハードド
ライブと USB ドライブに同時に録画できません。
USB フラッシュメモリーに録画する
USB300 の使用開始には、付随する MediCapture USB フラッシュメモリーに録画するのが最も簡単
な方法です。録画し終えた際には、フラッシュメモリーを取り出してどこへでも持参できます。
USB ハードドライブに録画する
USB ハードドライブへの録画は、USB フラッシュメモリーへの録画と大変似通っています。USB ハ
ードドライブを使う得点は、USB フラッシュメモリーよりも大きい保存容量を提供できることです。
USB300 で USB ハードドライブを使う前に、次のことに注意します:
• ドライブは FAT32 フォーマットが必要です。詳細は次の項をご覧ください。
• ドライブに事前に組み込まれていたソフトを削除します (USB300 に適応しない場合があります)。
• 画像やビデオを保護するには、それらを外付けのハードドライブからコンピューターまたは
ネットワークに転送して、バックアップすることが重要です。
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
ハードドライブのフォーマット
USB ハードドライブには次の二つの異なる「フォーマット」が供給されます: FAT32 および NTFS。
USB300 には、FAT32 フォーマットのドライブが要求されます。USB ハードドライブの梱包には、
FAT32 と NTFS のどちらにドライブが初期化されているか多くの場合示してありません。たとえ
NTFS ドライブを購入した場合でも、USB300 にそれを使えるので大丈夫です。USB300 に内蔵され
た初期化機能を使って、ドライブを FAT32 に再フォーマットするだけです (17 ページを参照)。
USB ハードドライブのフォーマットを断定するには二通りの方法があります。1) ドライブを
USB300 に挿入します。それに録画ができない場合 (録画ボタンの隣のライトがオレンジ色) 、ドラ
イブはおそらく NTFS に初期化されています。または 2) ドライブをウィンドウズのコンピューター
に挿入します。ドライブアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。一般タブで、ファ
イルシステム (フォーマット) が FAT32 または NTFS と記載されています。
画像を USB ドライブからコンピューターへ転送する
1. USB フラッシュメモリーまたは USB ハードドライブにビデオを録画する場合は、撮像セッシ
ョンの最後にそれを USB300 から引き抜きます。そのドライブをお使いのコンピューターの
USB コネクターに挿入します。
2. USB ドライブは、コンピュータによってその他のドライブと同様に扱われます。ドライブへ行
き、開けて中にあるフォルダーを閲覧します。
3. ドライブの中の画像とビデオをクリックして閲覧するか、それらをコンピューターのハードド
ライブに移動させて閲覧および保存できます (これを薦めます)。コンピュータードライブへの
アクセス方法およびファイルの扱い方に関する情報は、ウィンドウズまたはマック OS の操作
説明書を参照してください。
内蔵ハードドライブに録画する
USB300 の内蔵ハードドライブに録画するには、設定メニューへ行き、「内蔵ハードドライブへの録
画」を選択します。
内蔵ハードドライブは永久的なビデオアーカイブとしての使用を意図してい
ません。内蔵ハードドライブは、一時的な保管用途のみに使います。録画セ
ッションを終えたら速やかに、録画を永久的ビデオアーカイブに保存してく
ださい。こうしてビデオをバックアップし、患者データの喪失予防を確実に
します。
USB300 の内蔵ハードドライブから録画をコピーするには次の二つの方法があります:
• USB300 に差し込まれた USB ドライブに録画をコピーできます (17 ページを参照)。
• ネットワーク接続を使って、ネットワークのハードドライブへ録画をコピーできます (次の項
を参照)。
全ての録画を削除するには、「内蔵ハードドライブの初期化」オプションを使います (17 ページを参
照)。まず、内蔵ハードドライブのすべての録画をコピーします。
ネットワーク経由でハードドライブにアクセスする
USB300 は、裏面パネルの LAN コネクター経由でネットワークに接続することができます。次に、お
使いのコンピューターから USB300 の内蔵ハードドライブにアクセスし、録画をコンピューターのド
ライブまたはその他ネットワークドライブに転送できます。この機能を設定するには、コンピュータ
ーネットワークに関する高度な知識を必要とするため、ネットワーク管理者またはコンサルタントが
設定を行うべきです。設定方法は、medicapture.com のサポート項で入手可能な、MediCap USB300
ネットワーキングガイド に説明されています。
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
ネットワークドライブに録画する
USB300 がネットワークに接続されている場合、ビデオをネットワークドライブに直接録画できます。
サイトによっては、内蔵ハードドライブに録画してからビデオをネットワークドライブへ転送するよ
りも、このほうが便利だとしています。この機能を設定するには、コンピューターネットワークに関
する高度な知識を必要とするため、ネットワーク管理者またはコンサルタントが設定を行う必要があ
ります。medicapture.com のサポート項で入手可能な、MediCap USB300 ネットワーキングガイド
を参照してください。ネットワークドライブへ録画する際には、現在の患者のセッションのビデオや
画像は閲覧できますが、前の患者のセッションは閲覧できないので注意が必要です (17 ページの「患
者の閲覧」を参照。)
記憶管理
記憶管理メニューは高度な設定メニューにあります (14 ページ) 、このメニューで、ビデオを内蔵ハ
ードドライブから USB ドライブへコピーできます。また、内蔵ハードドライブの初期化、USB ドラ
イブの初期化、および前の患者のセッションのビデオを表示できます。
ビデオを内蔵ハードドライブから USB ドライブへコピーする
内蔵ハードドライブの内容を、正面パネルに差し込まれた USB ドライブにコピーできます。高度な
設定メニューへ行き、「記憶管理」を選択して、次に「コピー」オプションを選びます。注記:
• すべてのビデオおよび画像がコピーされます。コピーのために個別ファイルを選択すること
はできません。
• コピー先の USB ドライブに十分な空きスペースがあることを確認してください。これはコピ
ー画面でチェックできます。左側にはコピーされるデータの量が表示され、右側に USB の空
きスペース量が表示されます。
• 内蔵ハードドライブが満杯の場合、コピー過程が完了するのに数時間かかる場合があります。
このため、コピーは USB300 が長期間使用されていないときに行うことを薦めます。
• 「コピー完了」メッセージが表示され、進捗バーインジケーターが右端に移動するとコピー
過程が完了します。これで USB ドライブを安全に抜き取ることができます。
内蔵ハードドライブを初期化する
すべてのビデオや画像を内蔵ハードドライブから削除するには、高度な設定メニューへ行き、「記憶
管理」を選択します。次に「内蔵ハードドライブの初期化」オプションを選択します。ドライブを初
期化するとすべての録画が削除され、さらに録画ができるよう空きスペースを作ります。削除する前
に、ビデオと画像を必ずコピーしてください。
USB ドライブを初期化する
記憶管理メニューは、USB300 と適合する FAT32 で USB ハードドライブを初期化するための簡単な
方法を提供します (初期化すると、ドライブの全データは削除されます)。ハードドライブフォーマッ
トに関する情報は、16 ページをご覧ください。初期化機能は、破損した可能性がある USB フラッシ
ュメモリーを「クリーンナップ」するよい機会です。
重要な注記: 内蔵ハードドライブまたは USB ドライブを初期化する過程で
すべての録画は削除されるため、その前にドライブの全録画を必ずコピーし
てください。
患者の閲覧
前の患者のセッションを閲覧するには、高度な設定メニューへ行き、「記憶管理」、「患者の閲覧」
を選択します。これで現在の患者の「患者の閲覧」画面が表示されます。「前の患者」を選択してか
ら「表示」を選ぶと、前の患者のセッションの録画が表示されます。
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
患者の閲覧機能に関しては、次に注意してください:
• 録画を内蔵ハードドライブまたは外付けの USB ドライブへコピーする際に、前の患者のセッ
ションを閲覧できます。ネットワークドライブへ録画する際には、現在の患者のセッション
のみ閲覧できます。
• 前の患者のセッションの閲覧中は、ビデオや画像は削除できません (削除 (Delete) ボタンは無
効になります)。
コンピューターで静止画像を閲覧する
コンピューターに転送した録画された画像は簡単に閲覧できます。ウィンドウズおよびマックコンピ
ューターは、画像ファイルをダブルクリックすると自動的に開く、内蔵閲覧ソフトを提供します。ま
た、多くのサードパーティ業者から入手可能な、専門の医療用画像管理プログラムを使っても、静止
画を閲覧および編集することができます。
コンピューターで静止画像を閲覧する
USB300 は、時に MPEG-4 または MP4 と参照される、H.264 フォーマットで高鮮明度ビデオを録画し
ます。この広く使われるフォーマットは、最高品質の画像を小型ファイルサイズで提供できるため、
医療用のアプリケーションに理想的に適しています。新しいウィンドウズおよびマックコンピュータ
ーは、H.264 ビデオファイルをダブルクリックすると自動的に開く、内蔵閲覧ソフトを提供します。た
だし、一部の旧型コンピューターは、H.264 ビデオの再生に追加ソフトが必要な場合があります。例え
ば、ウィンドウズ XP およびビスタコンピューターでは、簡単な「アドオン」をウィンドウズメディア
プレーヤーにインストールするだけで、再生を可能にします。この「アドオン」のインストール方法
に関する情報は、medicapture.com/support をご覧ください。
内蔵モニター
正面パネルの小さい内蔵モニターは、操作支援のみで診断用を意図していません。診断用には、大型
の外付けモニターを使用してください。内蔵モニターは小型サイズのため、以下に気づく場合があり
ます:
• 解像度によっては (設定メニューで設定) 、大型の外付けモニターの画像は正常でも、小型の
内蔵モニターの画像が「圧縮されて」見えたり、黒く映る場合があります。これは内蔵モニ
ターが小型サイズのためですが、正常です。ビデオ画像を鮮明に表示するため、常に大型の
外付けモニターを参照してください。
• 設定メニューで最大の出力解像度に変更する際には (1920x1080 および 1280x1024) 、外付け
モニターに画像が表示されることを検証するため、一連のボタンを押すよう求められます。
最大解像度に変更した後、外付けモニターには画像が表示されますが、内蔵モニターには表
示されません (黒い画面が写ります)。これは、小型の内蔵モニターが最大解像度では表示で
きないからですが、外付けの HD モニターは画像を鮮明に表示します。
その他の機能
ビデオの録画中に画像を録画する
ビデオの録画中に静止画も録画できます。通常行うように、写真の録画 (Record Photo) ボタンを押
すだけです。
足スイッチおよびカメラトリガー
標準の足スイッチ/カメラトリガーのコネクターは裏面パネルに位置しています。それらは、正面パ
ネルのそれぞれ写真の録画 (Record Photo) およびビデオの録画 (Record Video) ボタンと同じ機能を
果たします。足スイッチ/トリガーのコネクターは簡単な「閉接点」に応答し、「プログラム可能」
ではないことに注意してください。
印刷
画像を USB300 で閲覧中に印刷する方法に関しては、medicapture.com のサポート項で入手可能な、
MediCap USB300 印刷ガイドを参照してください。
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MediCap® USB300 ユーザー・ガイド – 日本語
付録 A: MediCap USB300 仕様
機能
ビデオおよび静止画を、高鮮明度および標準画質で、医療用ビデオソースから
USB フラッシュメモリー、内蔵ハードドライブまたはネットワークドライブへ
録画します。
ケース
耐衝撃性プラスチック面板付きの頑丈な金属ケース
LCD モニター
2 1/2 インチ、フルカラー (ビデオ確認および操作目的のみ、非診断用)
ボタン
密封皮膜、抗液体
ビデオ解像度
高鮮明度:1080p、1080i、720p
標準画質:PAL, NTSC
録画フォーマット
ビデオ:H.264 / MPEG4
画像: JPG、TIFF、BMP、DICOM
画像解像度
1920x1080、1280x1024、1280x720、1024x768、800x600、640x480
ビデオ接続
入力: DVI (アダプター経由 RGB/YPbPr) 、HD SDI、S-V ビデオ、複合
出力;DVI (アダプター経由 RGB/YPbPr、VGA)
ネットワーキング
直流的に絶縁された RJ45 10/100/1000 イサーネット
内部記憶装置
内蔵ハードドライブ、320GB
外部メディア
USB ドライブ (フラッシュドライブまたはハードドライブ) 、ネットワークドライブ
USB サポート
USB2.0、高速、1 つの正面コネクター、2 つの後部コネクター
プリンターサポート
ソニーUP-DR80MD 医療用カラープリンター
足スイッチ/トリガー
3.5mm ミニ端末 (一つは静止画用、もう一つはビデオクリップ用)。
標準足スイッチ (含まれない) および閉接点カメラトリガーに適合。
機械
サイズ: 240 x 211 x 63mm / 9.5 x 8.3 x 2.5” / 重量: 1.8kg / 3lb 15oz
環境
動作: 使用時温度 -20° から +40° C、
大気圧 700 から 1060hPa、湿度 30 から 75% (結露なきこと)
保管および輸送: 使用時温度 -40° から +85° C、
大気圧 700 から 1060hPa、湿度 0 から 93% (結露なきこと)
電源
AC 100-240V、50/60Hz、25W、3 極 AC 端末
ヒューズ
1A 250V
キットの内容
MediCap USB300、USB フラッシュメモリー、ビデオケーブル、電力ケーブル、
ユーザーガード
認証
医療用装置指示書 93/42/EEC に準拠
感電、火事、機械的危険性に関しては、IEC 60601-1:2005,
ANSI/AAMI ES60601-1:2005, CAN/CSA C22.2 No.60601-1:2008,
E361228, PSE のみに限定準拠の医療用機器。
本装置は FCC 規則の15章に準拠します。
RoHS 準拠
分類
クラス I 機器/運用モード: 継続的
非 AP/APG。非適用パーツ
注記: これらの仕様は、事前の通知なく変更される場合があります。
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付録 B: MediCapture 限定的保証
MediCapture Inc. (「MediCapture」) は、以下に挙げる製品の材料および仕上がりについて瑕疵がないこと
を一年間保証します。保証サービスが必要となる場合は、通常の作動復旧および製品の返送に要する日数
分、保証期間を延長することとします。
MediCapture MediCap® USB300 医療用画像キャプチャ装置
保証条件
購入日直後から一年の期間中に、本保証の範囲内である製品の材料または仕上がりに瑕疵があると判
明した場合には、MediCapture (または MediCapture が権限を与えるサービス施設) は部品費または労務費
を請求することなく、その製品を元の作動状態に復旧します。注記: MediCapture は、再生した予備組立て
品を保証の交換品として活用する権利を留保します。
本保証は、係る製品を販売する権限を MediCapture より与えられた小売業者による販売製品にのみ適
用され、また元の購入者によってのみ執行可能です。
本保証は、米国内50州 およびコロンビア特別区でのみ適用可能です。米国の所有国か領土、またはその他の国
においては適用されません。これは、上記に挙げる製品に関連して MediCapture が行う唯一の明示的保証です。これ
らの製品に適用されるいかなる黙示保証も、明示保証の期間内に限定されます。MediCapture は、収入または利益の喪
失、不都合、代用機器またはサービスの経費、保管費用、データの損失または破損、あるいは上記製品に挙げる製品の
使用か誤用、または使用不能に起因するその他のあらゆる特別、偶発的または結果的損害も、その請求の根拠となる法
的理論に関わらず、また MediCapture が係る損害の可能性を忠告されていたとしても、責任を負わないものとします。
MediCapture に対するいかなる種類の復旧も、上記に挙げる製品の金額および申し立てられた損害が購入金額を上回る
ことはありません。前記を制限することなく、Medicapture の過失に直接起因しない、上記に挙げる製品の使用または
誤用、あるいは使用不能から発生する、あなた自身とあなたの所有物、および他者と他者の所有物への、損失、損害ま
たは傷害の全ての危険性および責任をあなたは想定するものです (一部の州においては、黙示的補償の存続期間につい
ての制限を許可せず、または偶発的か結果的損害の制限を許可しないため、上記排除または制限があなたに適用されな
い場合があります)。
本保証はあなたに特定な法的権利を与えます。またあなたは、州によって異なるその他の権利を有す
る場合があります。本保証の条項のいずれかが執行不可能と判明した場合、その他すべての条項は有効に
存続するものとします。
所有者の責任
 ユーザーガイドを完全にお読みください。
 保証の登録は必要ありません。ただし、保証サービスが必要な場合、購入日の証明および販売した販
売業者の身元 (MediCapture または権限ある再販売業者) を提供できなければなりません。販売の領収
書と請求書を保存してください。
 保管している購入証明書には、シリアル番号が含まれており、購入したユニットの番号と一致するこ
とを確認してください。
 ユニットの購入場所によって、MediCapture または権限を有する再販売業者に、発見した際に機能不
良を速やかに通知してください。
 修理が必要な場合、権限ある MediCapture のサービスセンターに製品を返送してください。製品の発
送はすべて前払いとします。発送の受取り払いは認められません。MediCapture の保証下、または権
限あるサービスセンターによって修理される製品は、送り主により前払いで返送されます。
 修理のために返送された製品 (保証期間内か期間外) は、MediCapture または権限あるサービスセンタ
ー発行の返品権限番号を有する必要があります。
免責
重要: 以下の条件により、本保証は執行不可能に陥る可能性があります。




MediCapture から製品販売への権限を受けていない、再販売業者からの上記製品の購入
製品の商標、名称または識別番号かシリアル番号の変更または削除。
製品への破損の起因となる部品または供給品の使用 (MediCapture による販売品以外)。
不履行、悪用、誤使用、改良または偶発的な破損の結果発生する製品の故障。
© 2013 MediCapture, Inc.
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