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バッハ講習会 概要:

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バッハ講習会 概要:
バッハ講習会 概要:
http://qcpages.qc.cuny.edu/music/summer2014/bach/
バッハの研究は現在最も興味深い分野であり、特に 1989 年にベルリンの壁の崩壊以降、旧東ドイツから多くの未発見の文献や楽譜
が出土し、バッハの世界の真実により近づくことが可能になった。現在でも、クリストファー・ヴォルフやレイモンド・エリクソンな
どの研究チームにより、分析活動が続けられている。音楽史の理解の発展に伴い、ここ数十年で過去の音楽の演奏法が大いに研究され、
新たな情報として理解をされるようになってきた。しかし、そのような演奏法は若い演奏家を養成する音楽大学などでの教育現場には
浸透されているとは言えない。この 5 日間の講習会では、集中的にバッハの演奏法を再考し、新たな視点でバッハの音楽の演奏習慣を
習得し、音楽表現の手段として取り入れることを目的としている。米国ニューヨーク市立大学クイーンズ校アーロン・コープランド音
楽院にて過去 3 年間行われた同講習会では、全米、アジア各国など様々な地域から、学生、プロ演奏家、教育者、大学教員、研究者な
ど、高水準の音楽家が集まった。受講者からの評価は好評であり、以下のようなコメントを残している。
「教授陣は大変な博識、寛容で大いに協力的!」「ダンス実践を始めユニークなプログラムの講習!」
「すべての音楽が今までと違って聴こえる!」「バッハの作品への見方が変わった!」etc
.
「講師陣プロフィール」
◎レイモンド・エリクソン (アーティスティック・ディレクター、ピアノ、チェンバロ)
国際的に認知されているバッハ研究の第一人者であり、米国では 1970 年代から古楽奏法を指導している、これまでにニューヨー
ク市立大学クイーンズ校アーロン・コープランド音楽院院長、同大学大学院センター博士課程教授、ラトガース大学、ジュリアード
音楽院古楽科、オーストリアのモーツァルテウム音楽院などを歴任。ピアニスト、チェンバロ奏者、音楽学者として、イェール大学
にて博士課程を修了。ニューヨークにおいてブランデンブルク協奏曲を古楽器で演奏した初めての奏者であり、米国人で初めて古楽
器で同協奏曲全曲を録音した。アストン・マグナ・フェスティヴァルの音楽監督(1978-97)として、四半世紀に渡り、米国と欧州
の名だたる団体と演奏してきた。 また、歴史的な即興演奏の習慣の復興をしており、ロバート・シューマンの住居での演奏会では、
シューマンの曲に対して前奏曲を即興で演奏し、ドイツの音楽誌にて「クララ・シューマンの演奏習慣に則った天才的な演奏」と評
された。最近ではバッハに関する最新の研究論文をライプツィヒ、オクスフォード、ハーバードから出版。これまでに「The World of
Johann SebastianBach」 (Amadeus Press, 2009)を含む 4 冊の本の執筆を行う。米国バッハ協会からの研究活動支援の他、2012 年の
大規模なバッハ研究は、アンドリュー・W・メロン基金によって個人研究者に与えられる世界最高額で支援された。
◎牧 真之
(アシスタント、チェンバロ、オルガン、伴奏法)
武蔵野音楽大学卒業。2005 年インディアナ大学ジェイコブス音楽院古楽科に進学、後年アソシエイト・インストラクターとしてチ
ェンバロおよび通奏低音を指導。バロック・ヴァイオリン教授スタンリー・リッチーや、リコーダー教授エヴァ・レジェーヌのスタ
ジオ伴奏者として、学内で年間 50 公演近くのリサイタルに出演。その後ニューヨーク市立大学クイーンズ校アーロン・コープラン
ド音楽院と同大学大学院センターにてバロック・オルガン奏法を学び、北ドイツ・オルガン楽派の研究を行なう。
現在、コープランド音楽院講師、またニューヨーク州立ストーニー・ブルック大学助手として古鍵盤楽器、室内楽などを指導。ま
た、リコーダー奏者エヴァ・レジェーヌの伴奏者として世界各地で演奏会を行い、アメリカ、日本の他、特に中国では「歴史的な情
報に則した演奏習慣」の普及を、中央音楽学院、北京大学、紫禁城中山音楽堂などに定期的に出演し精力的に行なっている。さらに、
アモイ・コロンス島の音楽祭とピアノ博物館研究所など世界各地で積極的な教育・演奏活動をし、その活動は北米の音楽誌「Early
Music America」で紹介された。これまでに「16 世紀鍵盤音楽即興演奏法」
、
「17 世紀リューベックにおける社会と音楽」等研究発表。
チェンバロとオルガンの専門技術者として、カーネギーホール、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク市立歌劇場などに専属。
◎ユアン・シェン (ピアノ)
国際派ピアニストのユアン・シェンはこれまでに 20 ヵ国以上の国々でソロ・リサイタルや、室内楽、協奏曲のソリストとして、
演奏を行ってきた。ニューヨーク・タイムズでは「シェン氏の音のバランス感覚は間違いがない。直感的に魅了された。
」と、ニュ
ーヨーク・コンサート・レヴューでも「シェン氏は最高水準の芸術家である」と評され、名音楽評論家のダヴィッド・デュバルが「彼
の演奏を聴いていると、感動の幸せが訪れる」と評した。また、インターナショナル・ピアノ・マガジンは、中国人初のバッハ演奏
の第一人者と位置付け、さらにニューヨークで毎年開催のバッハプログラム演奏会では、ニューヨーク・タイムズが「明瞭、均衡、
調和のモデル、別世界の悦楽」と評するなど、数々の好評を得ている。
シェンはこれまでに中国各地はもとより、世界各国で演奏するだけでなく、米国ラジオ局の WQXR、WGBH、NPR、スペイン国営放送、
フランス国営放送、ポーランド国営テレビ、中国中央放送、北京音楽局などの放送に出演。教育者としては、中国北京の中央音楽学
院ピアノ科教授であり、ニューヨーク国際ピアノ・フェスティヴァルの教授陣でもあり、米国、カナダ、クロアチア、ドイツ、韓国、
フィリピンの国々で講義。紫禁城中山音楽堂ではバッハの鍵盤曲全曲シリーズを行い、現在鍵盤曲全曲を録音中。
Executive Committee in Japan, Bach Workshop at Aaron Copland School of Music, Queens College, CUNY
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