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サッカー中継で用いられる外来語

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サッカー中継で用いられる外来語
サッカー中継で用いられる外来語
渡遺ゆかり
1 はじめに
スポー ツの分野では様々な外来語が多用されている 。 また,同じ形式の外
来語であっても,スポーツの種類により異なる意味で使われることも少なく
ボレー Jという語は,テニスでは,相手が打ってきた球を地
ない。例えば.I
面に落とさず,返球することを意味するが,サ ッカーでは,ボレーキ ック,
ボレー シュートの略語として,浮き球を直接蹴ることを意味する 。 さらに,
サボーター 」のよ
「応援者」という同 ーの漢語に言い換え可能な「ファン JI
うに,使用するスポーツの種類が異なるものも存在する 。 このように,スポー
ツの分野では,様々な外来語が氾濫しているのみならず,使用法も多種多様
である 。
本稿では,このようなスポーツ分野における外来語の使用状況を示す基礎
資料としてサッカー中継で用いられる外来語の調査結果を提示すると共にそ
出現頻度の高い
こで用いられた外来語について 「
延べ語数と異なり語数JI
品詞別に見た語の意味的特徴JI
外来語を
語ならびに形態素の意味的特徴JI
構成要素として含む混種語名調の語構成」の四つの観点から分析を行う 。 な
お,本稿は,静岡県立大学国際関係学部の水野かほるとの共同研究において ,
稿者が担当した調査の結果をまとめたものである 。稿末には調査結果の基礎
データを参考資料として添付した 。
2 調査方法
以下に . I
(
A)調査対象」 と
I
(
B)外来語の採取方法」を記す。
(
A
) 調査対象
0
0
6年 FIFAワールドカップドイツ大
調査対象は. NHKで放映されていた 2
会の以下の表 lの試合中継のうち ,前半戦の試合開始のホイッスル直後から
後半戦の試合終了のホイ ッスル直前までの生中継の部分に相当する 。途中の
ニュースの部分,延長戦の生中継の部分は含めない。
1
表 1 調査対象となった 2
0
0
6年 FIFAワールドカップドイツ大会の試合
(
B
)
2
0
0
6年 6月2
5日
アルゼンチン
X メキシコ
(
グループリーグ)
6日
2
0
0
6年 6月2
エクアドル×イングラ ンド (
グループリーグ)
7日
2
0
0
6年 6月2
スイス×ウクライナ(グ?ループリ ーグ)
2006年 6月3
0日
ド
イ ツ×アルゼンチン (
決勝トーナメント )
2
0
0
6
年 7月 2日
ブラ ジル×フラ ンス (
決勝トーナメント )
外来語の採取方法
DVD-Rに録画した表 Iの試合から外来語な らびに外来語を含む混種語を抽
出した。 なお ,本調査においては,外国語から借用した日本語のうち ,漢 語
を除くものを外来語としたほか,和製英語などもこれに含めた。 また ,外来
語が語の構成要素として含まれている混種語についても外来語として調査対
象に含めた。
3
調 査 結 果
3
.1 延べ語数と異なり語数
ここでは,本調査で採取した外来語 (
外来語を構成要素として含む混種語
も含む)の延べ語数と異なり語数について見ていく 。
表 lに 挙 げ た 全 試 合 か ら 採 取
表 2 全試合の延べ語数と異なり語数
した語の延べ語数,異なり語数
①延べ語数
は右の表 2の通りであった 。
3
.
91
8
言
普
②異なり語数
また, 各 試 合 の 延 べ 語 数 , 異
な り 語 数 は, 以 下 の 表 3の通り
477語
8
③延べ語数異なり語数
であった。
(
③は小数点第一位以下四捨五入)
表 3 各試合の延べ語数と異なり語数
6/25 6/26 6/27 6/30 7/2
1試合平均
①延べ語数
7
0
3
語 8
1
3
語 8
8
0
語 7
9
0言
吾 7
3
2言
苦
784
語
②異なり語数
1
8
8
語
1
7
3
語
1
9
6
語
1
9
7
語
1
8
7語
1
8
8
語
4
5
4
4
4
4
③延べ語数異なり語数
(③は小数点第一位以下四捨五入)
- 2
表 3より,
1試合あたりの延べ語数?異なり語数の値は , 4もしくは 5で
あり,試合間で大きな差が見られないことがわかる 。
次に , 出現試合数の多い語と少ない語とで,延べ語数と異なり語数にどの
ような相違が見られるのかについて調べた 。結果は以下の表 4の通りである 。
表 4 出現試合数ごとに見る延べ語数と異なり語数
①延べ語数 ②異なり語数 ③延べ語数異なり語数
出現試合数 5回の語
2
,
4
6
9
8
苦
5
4
語
4
6
出現試合数 4図の語
5
3
9諾
3
1語
1
7
出現試合数 3回の語
2
6
0
誇
3
8諸
7
出現試合数 2回の語
3
0
5
言
者
7
9語
4
出現試合数 l回の語
初語
2
7
4
語
1
│
(
③は小数点第一位以下四捨五入)
469語と最も多く ,
表 4より,延べ語数については ,出現試合数 5回の語が2,
出現試合数 3回の語が 260語と最も少なかった。次に,異なり語数については,
出現試合数 l回の語が274語と最も多く,出現試合数 4回の語が31語と最も少
なかった。最後に,延べ語数ム異なり語数の値については, 出現試合数 5回
の語が46と最も大きく , 出現試合数 1回の語が 1と最も小きかった。
出現試合数 5回の語の延べ語数が他の語より格段に多い理由については,
この語の延べ語数÷異なり語数の値が同様に他の語よりも際立つて大きいこ
とから , 出現頻度が際立つて高い語が比較的多く含まれていることが原因と
考えられる 。
また,延べ語数÷異なり語数については出現試合数が多い語ほどその値が
大きいことから , 出現試合数が多い語ほど出現頻度が高い,換言すれば出現
頻度が高い語ほど出現試合数が多い傾向にあることがわかる 。
以上, 3
.1では本調査で採取した外来語の延べ語数と異なり語数について
分析してきた 。次の 3.2では ,出現頻度の高い語ならびに形態素の意味的特
徴について分析する 。
3.
2 出現頻度の高 い語ならびに形態素の意昧的特徴
まず,出現頻度の高い語 1
0
位は表 5の通りであった。
表 5に見るように,
1位は「ボール」である 。 これは,サ ッカーが球技の
- 3一
表 5 出現頻度の高い語1
0位
順位
出現数
出現の割合
ボール
2
3
3
5
.
9
%
2 デイフェンス
1
8
0
4
.
6%
3 ファ ール
1
3
7
3
.
5
%
4 シュ ー ト
1
3
2
3
.
4
%
5 サイド
8
8
2
.
2%
6 フリーキ ック
8
7
2
.
2
%
7 セットプレ ー
8
3
2
.
1
%
8 チャンス
8
2
2
.1
%
9 コーナーキ ック
8
0
2
.
0
%
国名〉ボール
1
0 〈
7
7
2
.
0
%
1
0 両チ ーム
7
7
2
.
0%
l
具
体例
(
1
出現の割合」は小数点第二位以下四捨五入)
一つであることを象徴 している 。
また , 2位の 「デイフェンス Jは,I
攻撃を防御する行為 Jならびに 「
攻撃
を防御する選手jがサッカ ー という競技において重要な役割を果たしている
ことを示唆している 。事実, サ ッカ ーにおいては,デイフェンスの選手は,
ただ単に相手の攻撃を防御するだけではなく,相手のボールを奪うインタ ー
セプ トという行為に よ り,試合の流れを切り替える重要な役目を担っている。
また,サッカ ーの重要なル ールの一つであるオフサイドの定義とも関わって
いる 。このオフサイドという用語は,攻撃側の選手がボールより前にいてデイ
フェンスの最後尾の選手が二人以上いない位置や,このような位置にいる攻
撃側の選手がプレ ーに関与してはいけないというルールや, このルールを破
るという反則 に対して用いられる 。
さらに,
3位以下の語については , 3位の「ファ ールj, 4位の 「シュ ー
トj, 6位の 「フリ ーキック j, 7位の 「セッ トプレ ーj, 8位の 「チャンス j,
9位の「 コーナー キック」の 6語が得点チャンスと結びつく行為を表 してい
た。 このように, サ ッカ ー中継においては,視聴者の期待感あるいは緊迫感
が高まる局面を表す語も比較的多用されている 。
またさらに,
5位には,位置を表す 「サイド」が存在した。 これは,試合
- 4
表 6 出現頻度の高い形態素 1
0
位
順位
出現数
出現の割合
サイド
3
7
8
7
.
5%
2 ボール
3
5
7
7
.
0
%
3 デイフェンス
2
1
2
4
.
2
%
4 キック
2
0
2
4
.
0%
5 プレー
2
0
0
3
.
9
%
6 シュ ート
1
8
3
3
.
6
%
7
ノ〈ック
1
6
8
3
.
3%
8 ゴール
1
6
4
3
.
2%
9 ファール
1
4
5
2
.
9
%
1
2
5
2
.
5
%
l
1
0
具体例
ライン
,
(出現の割合」は小数点第二位以下四捨五入)
表7
順位
rJを構成要素とする語で異なり語数の多いもの 10位 1)
語
の
種
類
異なり語数
1
「サイド」を構成要素として含む語
1
9
語
2
「ゴール」を構成要素として含む語
1
7
語
2
「ボール」を構成要素として含む語
1
7
語
4
「プレー Jを構成要素として含む語
1
6
語
5
「シュ ート」を構成要素として含む語
1
2
語
6
「パス」を構成要素として含む語
m苦
7
「キック」を構成要素として含む語
1
0
語
8
「デ イフェンス」を構成要素として含む語
9
韮
ロ
口
9
「バッ ク」を構成要素として含む語
8
語
9
r
<英語読みの数>Jを構成要素として含む語
8
語
9
「メンバー」を構成要素として含む語
8
語
9
「ライン」を構成要素として含む語
8
三
日
五
口
9
「
リ ーグ」を構成要素として含む語
8
語
1
) 9位が複数存在したので 1
0
位は存在しない 。
5-
中のフィールド内においてボールがセンターよりもサイドを通過することの
方が多いことや,センターからの攻撃よりもサイドからの攻撃の方が多いこ
となどが関係していると考えられる 。
次に,異なり形態素数2
9
0のうち出現頻度の高い形態素 1
0位は,表 6の通り
。なお,‘i
n
g
'や‘e
どといった名詞化機能を持つ英語の接辞に由来す
であった 2)
る「ーング」や 「一一」 を伴った「語基+ング JI
語 基 +ー 」は,語基と
. I一一」を分けず,この形で一つ の形態素として扱った。また,複
「ーン グJ
数や所有格を表す英語の接辞 V に由来する「
ズ」を伴った「語基+ズ」
ーズ」の有無は形態素の相違に関与しない
も,この形で形態素として扱い. I
ものとした 。
表 6のうち. 7位の「パック」と 1
0位の「ライン」を除く. I
サイド」
「ボール JI
デイフェンス JI
キ ック JI
プレー JI
シュート JI
ゴール JI
ファ ー
ル」の 8形態素は,表 5に挙げた出現頻度の高い語を構成する形態素として
も用いられている 。
7位の「パック 」 と1
0位の「ライン」は,いずれも表 7に挙げる I Jの
形態素を構成要素とする語で異なり語数の多いものの 9位に入っていること
から,これらを構成要素とする語の異なり語数の多さが出現頻度の高さに影
響していると見ることができる 。
以上,出現頻度の高い語ならびに形態素の意味的特徴について見てきた。
次の 3
.
3では,品詞別に見た語の意味的特徴について分析する 。
3
.
3 品詞別に見た語の意味的特徴
まず,品詞別に見た異なり語数とその割合は ,グラフ Iの通りであった。
グラフ 1が示すように名詞の出現比率が 89%と最も高く,動詞,ナ形容詞
(
副詞的用法を含む)の 出現比率は,各々 6%. 5%で,名詞と比べるとかな
り低い 。
次に,以下,動詞,ナ形容調,名調の順に,それぞれの語の意味的特徴に
ついて分析していく 。
まず,動詞については,共起する 必須成分の格と意味の相違から ,表 8に
K) の1
1種類に分類することができる O
示す (A)一 (
この 1
1種類のうち. (B) (
D)一 (
K) の 9種類は「選手」を必須成分とし
2
) 延べ形態素数は 5
.
0
6
7であった。
6
動 詞 ,3
1,6%
ナ形容詞,
25,
5
%
名詞,
421,
8
9%
グラフ 1 品詞別に見た異なり語数とその割合
表 8 ~,、須成分の格と意味の相違に基づく動詞の種類とその具体例
動詞の種類
具
イ
本
伊l
異なり語数
(
A) [チームが] 自動詞
リードする
1
韮
ロロ
(B) [選手が]自動詞
エキサイトする ,オーバーラ ップする ,
ショートコーナーする,ステートする ,
スリップする ,ターンする,チャレンジ
する。ハードワークする , プレ ーす る
9五口口
(C) [ボールが]自動詞
ノtウンドする
l
三
口
口
五
(
D) [選手が] [選手に] 自動詞
アプローチする
1
盟
関口
(E) [
選手が] [
ボールに] 自動詞
タッチする
l
苦
闘口
(F) [ボールが][
選手に]自動詞
ヒットする
1
耳
目口
(G) [選手が] [選手を]他動詞
カバーする,サポートする,フォローす
る,マークする
4三阿口五
(
H) [選手が][
ボールを]他動詞
カットする,キープする,クリアする,
クリックする , シュ ート する , ピック
アップする,ワンツ ーする,スルーする
8三ロ口五
(I) [
選手が] [
チ ームを ]他動詞 コントロールする
1
五
日口
(J) [選手が] [攻撃を ]他動詞
ガードする ,デイフェンスする
2
舌
ロ
ロ
五
(K) [選手が] [
審判に] [ファール アピ ールす る, リクエストする
を]他動詞
2
韮
ロ口
一一
- 7一
合 計I 3
1
ており,このうち (
B)(
D) (E) (G)-(
K)の 8種類は「選手Jを主語と
E) (
F) (
H) の 4種類は「ボール」を必須成分と
している 。 また (C) (
している 。 このように,表 8からは,選手やボールの動きを捉えた動詞がサッ
カー中継で使用される動調の大部分を占めていることがわかる 。
また . I
オーバーラ ップする JI
ショートコーナーする JI
ワンツーする」と
いったサッカ ーの専門用語も比較的多く含まれている 。
さらに.
(
G)の「カバ ーする」と「フォ ロー する J
.(
J)の 「 ガードす
る」 と 「デイフェンスする J
. (K)の「アピ ールする」と「リクエストする」
のように, 同じ知的意味で使用されている対語も存在した。
以上,動詞の意味的特徴について見てきた。 次に,ナ形容詞の意味的特徴
について分析する 。 ナ形容詞は,意味的に以下の表 9に示す
(
A
)-(
C)の
3種類に大きく分類することができる 。
表 9 ナ形容詞の意味的特徴
形容詞の種類
(
A)チームや選手の動作の様子
具
イ
本
伊l
異なり語数
アグレッシブ,ウィ ーク,エネルギッ
シュ,オーノ fー,クリーン,コン
ノ Tク
ト,シンプル,ストロング,スベクタブ
ル,スロー,ダイレクト,タフ ,フ ラッ
ト.フレ ッシ ユ.スピーテrイー,ワイ
1
6
語
ド
(
B)選手の役割
カウンター的,ジョーカ ー的,ター
ゲット役的,ボランチ的,マンツーマン
的.(英語読みの数〉ボランチ的
6~
開口
(C)チームや選手の動作のー観点 コンディション的,システム的,スター
3
苦
l
1
ト
的
三
E〉
3
‘
言
十
2
5
語
表 9より,ナ形容認には「アグレ ッシブJI
ウィーク JI
エネルギッシュ J
のように, チー ムや選手の動作の様子を表すものが多いことがわかる 。
また.
I
カウンタ ー的 JI
ボ ランチ的」といった選手の役割を 表すものや ,
スタ ート的」 のようにチームや選手の動作の一観点を
「コンデイション的 JI
表すものも用いられている 。
的j という 漢語系形態素を 伴うものと伴わないものとがあり ,
さらに . I
名調的性格が強い外来語には「的」 が伴う傾向にあった。
8
以上,ナ形容調の意味的特徴について見てきた 。次に,名詞の意味的特徴
について分析する 。
名詞は,意味的に以下の表 1
0に示す (A)一 (S) の1
9
種類に分類することが
できる 。 なお,表中の囲みは,多義的に使用されている語であることを示す。
表1
0 名詞の意味的特徴
名詞の種類
具
体
例
コ ンディション│,
(
A)時 期 や 時 間 ア行アデイショナルタイム,カ行今シ ーズン, │
や気候
6証ロ口
タ
行 タイム ,ラ行 ロス, 1
ロスタイム │
(B)スポーツ
カ行現代サッカー,サ行サッカー,ハ行ボクシング
(C)
試合や試合
O(国名 〉リ ー グ, (国名 〉ワ ー ル ド カ
方式
異なり語数
ップ, <
地 名 〉オ リ ン
ピック, <日本語読みの数〉次リーグ, (
年号 )
FIFAワールド
カップ (
国名〉大会, カ行グ ループリーグ,ゲーム,決勝トー
ナメント , 決勝トーナメント 〈日本語読みの数〉回戦,コン
フイギユレーションズカップ,サ行世界ユース ,タ行チャンピ
オンズリーグ, トーナメント,ナ行ノックアウト方式, ハ
行プ
レミア, プレミアリーグ,ラ行リ ー グ,ワ行ワールドカップ s
3
誼
ロ
ロ
2
0
語
ワールドカ ップ(
国名 〉大会,ワールドユース
(
D)
試合会場や
その位置
(E)試 合 の 局 面
や様子
O(地名 〉オリンピックスタジアム, (地名 〉スタジアム, (地
名)ワールドカップスタジアム,ア行アウェイ,サ行スタジア
ム,セントラルスタジアム,ワ行ワ ールドカ ップスタジアム
O(国名 〉ベ ース,
(国名 〉ボール, カ
行キーポイント,キック
オフ , ケース,ゲーム展開, ゲーム運び,ゲームプラン通
り,サ行シーン,タ行タイムア ップ,得点シーン,ナ行何シーン ,
7語
1
8
語
ハ行ハ ーフタイム , プレーオン , ピーケー戦,ペナルテイ
キック戦, プレー再開,ラ行│ロスタイム│
O(日本語読みの数〉チーム,ア行相手チーム,
カ行クラブ, ク
ラブチーム , グ ル ー プ 〈アルファベット ),サ行サ ッ カ ー 王
国,タ行チ ーム ,ヤ行ユース連盟,ラ行両チーム
9三ロ五
日
(
G)チ ー ム の 順 カ行グループ〈アルファベット )(日本語読みの数)位,ナ行ナン
3
言
昔
(F)チ ー ム や
チームと関
わる集団
位
(
H)チ ー ム の 構
成員 (
選手,
監督,スタッ
フ)やその
役割
パー (日本語読みの数),ハ汀ベスト (
英語読みの数〉
Os
英語読みの数〉トップ1. 1
(
英語読みの数〉パ ック1
. (
国名 〉
デイフェンス,ア行│アウトサイド│
,ア ンダー 〈日本語読みの
数),カ行キ ーパ ー
, キッカー,キャプテン.グループ, 好
調ツートップ.ゴールキーパー, コンダクター , コンビ,
サ行サイドアタッカ -Jサイドパック│,サボ ー タ ー 選 手,
│サポート │
,スタ ッ フ,ストライカー,スロアー,
│セン ターパック│,先発メンバー,タ行タ ー ゲ ッ ,
ト タレン
ト チームメイト , ティーンエイジャー, │
デイフェンス│,
デ イ フェンス陣,デイフェンダー, │
トフイアングル│,
圧~ヨ. | トップ下|, ドリブラー, ハ行│左サイド│,
9
5
7語
名詞の種類
具
体
{
列
異なり語数
フォワ ー ドl プ
佐サイドパ ック l フィ ールドプレーヤ -J
レーメ ー カー,プレ ー ヤー,ベテラン,ベテラン同士,
, ボランチ,マ行マ ー カ一役,
ボール保持者, │
ポジション│
匝王-11'1
.陥 サイドパック│,ミッドフィルダー.メンバー,
ヤ行優勝メンバ .
│ユニフ ォ ム│,ラ行両エース. │
両サイド│,
l レギュラー, レギュラーメンバー, レフ
│両サイドバック.
アイ ー
(1)観客
O(国名 〉ファン,サ行サボーター
2
三
ロ
五
ロ
(J)審判
ア行アシスタントレフ リー ,ハ行 レフリー
2
韮
ロ口
E
行イメー ジ
, エンジン,オプション,カ行巨 三
(
K)
チ ー ムの構 ア
成員(選手,
監督,スタッ
フ)の 所 持
物
キープ
力.キャプテンマ ー ク,ゲーム プラン , コールドスプレ ー,
コンビネーション.サ行ス コア,スタミ ナ,スタミナ面,ス
タンス,ス トッキング,ストロングポイント スパイク,ス
ピード,タ 行タ イトル,ダイナミックさ, タイミング. タイ
プ,ダメージ.テク ニ ツク,テク ニ ックカ,ナ
行ニュ アンス,
ハ行パスペ ース.バランス,バランス力,パンチカ , ヒール,
ポイント│,ボール.
プラス,プラン,プレ ー機会,ベ ース
, l
マ行メ リット,メンタ リテ ィ,ヤ行│ユーフ ォ ム│
,ラ行リスク,
リズム, リズム感,ル ーツ
4
3
語
行 イエロー, イエロ ー カード, カ行巨三三回,ハ行フラッグ,
(
L)
審判 の 所 持 ア
│ホイッスル1
.ラ行レッ ド, レッ ドカード
物
7五口口
行 タオル, データ
(
M)
観 客 や 実 況 サ行サンパ, タ
者の所持物
3
韮
ロ口
(
N)チームの構
成員(選手,
監督,スタッ
フ)の動き
や状態
O(英 語 読 み の 数〉タッチ,│〈
英 語 読 み の 数〉トッ升,
(日本語
読み の数〉点リード,ア行匡豆ゴ
日
, アクシデント。アクセン
,
ト アシス ト
. アタック,ア ピール,アプローチ,イ ン
ターセプト, ウ ォー ミングアップ, ウォームアップ.オウ
ンゴール, オーバ ー ラップ,オ ープニングゴール。圧互
匠 亙 オ フ サ イ ド ト ラ ップ, オリジナル, カ行カウンタ ー,
カッ ト,カバー,カバーリング,匠三三百,キ ー プ率,キッ
ク,キャッチ,クリア,ク ロス, クロスボール. ケア,決
勝ゴール.決勝トーナメント進出,攻撃モード,好セーブ,
好 ディフェンス,コーナー,コ ーナーキ ック,ゴ ール,
ゴールイン , ゴールキック, コミュニケーショ ン, コンタ
ク,
ト │
コンデイ ション│, コントロ ール,コント ロール ミス,
コンピネーションプレー ,サ行サイドチェンジ,サイドプ
レー,サ インプレ ー,
│サポート│,システム,システム変更,
ジャフ¥ジャンプ,シュ ート,シュートチ ャンス,省エネ,
ショートコーナー,ショートパス,スタート。スタイル,
スタメン出場,ステップワーク .スピード アップ,スピ ー
ド系,スプリント,スライデイング, スライデイングタッ
クル,ス トップ,ス ルーパス,ス ロー イン,ス ロー ダウン.
接触プレー,セットプレー ,先制ゴー ル
, タ
行 タックル,
l
(
英語読みの数〉パック │
.(
英語読みの数〉ボフンチ.
E
-10
1
9
0
諾
名詞の種類
具
イ
本
伊l
異なり語数
タッチ , タ ッ チ 数 , タッチング,ダブルボランチ,
チームスタイル,チ ャンス ,チャンピオンリーグ優勝,
匡 1 7王:z?;J.デイフェンス畳録,デイフェンスバトル
デイフェンダ 一堂録.同点ゴ ール, トップスピード,
│トライアングル 1
. トラ ップ, ドリブル, ドリプルシュー
,
ト ドリプル突破, トレーニング,ナ行ナイスセーブ,
ノーファール,ノ ーマーク
, ハ
行パス,パスペース.パス
まわし,ノ fスミス,パスワ ーク,ノ〈ックパス ,ハットト
リック,パフォ ーマンス,パワープレ ー ぎみ,パンチ,
ハンド, ピーケー . ピッグチャンス,ピンチ, ピンポイ
ント,ファーストタ ッチ, ファ ール, ファインセーブ,
ファインプレー,フィールドアップ,フィニッシュ,
フェイント,フォーメーション , フォワード登録,フ
リー, フリーキック, フリック, フル出場, プレ ー,プ
レースタイル,プレス.プレスボール,プレッシャ ー,
プレッシング,プレッシングベース,ブロック ,ベス ト
(
英語読みの数〉入り,ヘディング,ヘディングシ ュート ,
ペナルティキック。ベンチスタート,ポ ーカー , ポール
キープ,ボールキープ率,ボールキック,ボール支配率,
ボールタッチ,ボールつなぎ,ボールヘディング,ボー
ルまわし,ポジショニング,ポジション取り , ポストプ
レー,ボレー,ボレ ー シュ ート ,マ行マーク ,マッサ ー
ジ,マンツー , マンツーマン,マンマ ーク,マンマーク
ぎみ, ミス, ミスキック, ミスキックぎみ, ミスパス , ミ
ドルシュート,メンバー入り , メンバ ーがえ,メンバ ー
交替,メンバ ーチェンジ,ヤ行横パス,ラ行ラインデイフェ
ンス, ラストパス , リー グ優勝, リード, リスクマネ ー
ジメント, リスタート , リター ン, リベンジ,ル ーズ
,
レシ ープ,連続ゴール,ロングシュ ー ト,ロングスロー,
ワ行ワンクッション , ワンチャンス,ワンツー , ワントッ
プぎみ,ワンプレ ー
(0)ボールの動│カ行カーブ,グラウンダー,サ行シ ュート回転,シュ ート ぎ
きや状態
│み,セカンドボール, タ
行チャンスボール,ハ
行ハイボ ー
ル, ヒッ ト,ラ行ループ,ループぎみ, ロングボール
1
1語
(
p)
審判の動き
ア行ア ドバンテ ージ,タ行遅延コール,ハ行匡 1
'
/A Jl.
I
.ラ
行
レフリン グ
4語
(
Q)
観客の動き
サ行ジェスチャ ー,スタンデイングオベーション ,ハ行ブー
イング
3革
(
R)ピッチ内の
ア
行1
771
J
t1 1
.
:
r
.1) 7
1
. エンド. l
:
t7至iJ:J.オフサ
イドポジション,カ行逆サイ ド,クロスバー,コース。
ゴール,ゴ ー ルエリア.ゴール中央,ゴ ー ルネット ,
ゴール方向, ゴールポスト,ゴール前, ゴールライン,
サ行最終ライン,サイド,サイドネット,恒 1FJ豆~.
シュ ート コ ー ス , シ ュ ー ト レ ン ジ, スペース,
│センターパック 1
.ゾー ン,タ行デイフ ェンスライ ン
,
場所.位置,
線,方向,軌
道
F
I
.
- 1
1一
回目
5
3
諾
名詞の種類
具
体
例
異なり語数
圧三ヨ, │トップ下│,ナ行ーアサイド,ハ行ハーフウェイフイ
ン . バ イ タ ル エ リ ア , パ ッ ク ラ イ ン , 陸 サ イ ド│
,
佐 サ イ ド バ ッ ク │, ピッチ , ファー,ファーサイド,
フォワ ー ド│,ペナルテイ
ファ ーポスト ,フィ ールド, l
ア ー ク , ペ ナ ル テ イ エ リ ア , ベナルアイスポット,
.1
ポジション│,ポスト,ホットライン,マ行
│ポイント 1
防サイド│,陥サイドバック │
, ミドルレンジ,ラ
行1
'
71
/
1
.
岡 サ イ ドl岡サイドバック │
(5)ピッチ外の
場 所,位置
O(国名〉ベンチ,タ行テクニカルエリア, ハ行パックスタン
5
語
ド側,ベンチ,マ行メインスタンド側
I
(
N
)チームの構成員 (選手,監督,スタッフ)の動きや状態」
(
H)チームの構
の異なり語数が1
9
0語と際立つて多いことがわかる また. I
(
R) ピッチ内の場所, 位置,
成員(選手,監督,スタッフ)やその役割 JI
(
K)チームの構成員(選手,監督,スタッフ)の所持物」
線,方向,軌道 JI
上記より.
O
の異なり語数も,順に 5
7語. 5
3語. 4
3語と比較的多い。 さらに,動詞と同様,
サッカーの専門用語が数多く含まれている 。
0において囲みのあった語,すなわち多義的に使用されている語
次に,表 1
の意味的特徴について分析する。
まず, どのような点で多義的なのかという観点からこれらの語を分類する
A)と(
N)の解釈があるもの JI(
H)
と I(A)と(E) の解釈があるもの JI(
と(K) の解釈があるもの JI
(
H)と(
N)の解釈があるもの JI
(
H)と(
R)の
(
K)と(L) の解釈があるもの JI
(
K)と(
R) の解釈があ
解釈があるもの JI
るもの JI
(L)と(p)の解釈があるもの JI
(N)と(
R) の解釈があるもの」
I
(
N) の中にあって二つの解釈があるもの JI
(
R) の中にあって二つの解釈
があるもの」の 1
1に分類することができる 。各々に該当する語は,表1
1の通
りである 。
1からは. I
(H) チームの構成員(選手,監督,スタッフ)やその役割」
表1
(R) ピッチ 内の場所,位置,線,方向,軌道」の解釈がある語類の異な
とI
り語数が一番多いことがわかる 。 これは,サッカ ーでは,野球などと同様,
パック JI
サイド」といった位置を
選手や選手の役割を表すのに「トップJI
表す形態素が多く使用される傾向にあることに起因する。また,二番 目に多
H
) チームの構成員(選手,監督,スタッフ)やその役割」と I(N)
い I(
チームの構成員(選手,監督,スタッフ)の動きや状態Jの解釈があるもの
1
2
表1
1 多義的に使用されている名詞
解釈の種類
体
具
例
異なり語数
(A)と(
E)
ロス タイム
l
語
(
A)と(
N)
コンデイ ション
H吾
(
H)と(
K) ユニフォーム
詩
1
(
H)と(
N)
(
英語読みの数〉トップ. (
英語読みの数〉バック, サ
ポート,デイフェ ン
ス
, トライアングル
諾
5
(
H)と(R)
アウトサイド,サイドパック, センターパ ッ
ク
, トッ
プ, トップ下,左サイド,左サイドパ ッ
ク
, フォワー
ド,ポジション ,右サイド,右サイドバック,両サイ
ド,両サイドパ ック
1
3
語
(
K)と(L)
カード
l
g
ロロ
(
K)と(
R)
ポイント
l
語
(L)と(P)
ホイッスル
H否
(N)と(
R)
オフサイド
l
語
(
N)
アウト,キープ
2
語
(R)
エリア ,ライン
2
語
r
は,さ らに 「
選手」 と 「
選手の動き 」の解釈があるものと . 選手Jと 「選手
r
<英語読みの数〉トップJr
<英語読みの数〉ノ Tック Jr
ト
ポート 」が前者に. r
の状態」の解釈があるものとのこつに下位分類できる 。「デイフェンス J サ
ライアングル」が後者に相当する 。 なお,後者のタイプの「選手の状態」は,
特に試合体制を表して いた。
次に,表 1
1に挙げた語の意味的な結びつきについて述べると. <メタファ ー
的な結びつき 》 と 《メ トニ ミー的 な結びつき 》 と 〈シネクド キー的な結びつ
き》の 3種類が存在 した。次の(1)一 (6)は,メタファ ー的な結びつきの
例に . (7)一 (
12) は, メトニミー的な結びつきの例に . (
13) は,シ ネクド
キー的な結びつきの例に相 当する 。
〈メタ ファー的な結びつき 》
(
1
)a
. 早くも交替のカードを一枚切りました。 (
6/27
前半戦)[下線部
は「切り札」の意
〕
-1
3-
b. 一つ間違えればマニヤンにカードが出てもおかし くないシーン
後半戦) [
下線部は「警告カード」の意〕
でしたね。 (6/27
(
2
)a
自分たちのストロングなポイントを前面的に出してる気がしま
すね。 (6/25
前半戦) [
下線部は 「
特性」の意〕
b. シュナイダーがボールのポイントから少し離れました 。 (6/却
の前半戦) [
下線部は「位置」の意〕
(
3)a
. 3
0歳を過ぎてなおも好調をキープ。 (7/2の前半戦) C
下線部は
「維持」の意〕
b まだフランスキープ。 (7/2の前半戦) [
下線部は「ボール保
持」の意〕
(
4)a
コンデ イシ ョンもあがってきてるってことですよね。
(6/26の後半戦) [
下線部は「選手の状態」の意〕
b
. 試合前のコンデイションは気温が2
6度というワールドカ ップス
タジアム 。 (7/2の前半戦) [下線部は「会場の状態」の意〕
(
5)a
. ただ今リケルメ,テデスのライ ンでいい形が作れましたね。
(6/30の前半戦) [
下線部は「パスライン Jの意〕
b
. さかんにイングランドはラインの裏をねらってきますね。
(6/26の前半戦) [下線部は「デイフェンスライン」の意〕
C.
ラインを割 ったという判定か。 (6/30の前半戦) [
下線部は
「タッチライン jの意〕
(
6)a
. 人につかないでそのエリアを守っているということですね。
(6/26の前半戦) [下線部は 「デイフェンスゾーン」の意〕
b 奪 ってから相手のエリアがゴールエリアが近くなるわけですけ
ども (6/27の前半戦) [
下線部は 「ゴールエリア」の意〕
《メトニミー的な結びつき 〉
(
7)a
. 今のデイフェンスはファールです (6/26の前半戦) [
下線部は
「デイフェンスという動作Jの意〕
b
. 4人のデイフェンス 。 (6/26の前半戦) [
下線部は 「デイフエ
ンスの役割を持った選手jの意〕
(
8)a
. 緑のユニフ ォームを着て (6/25の前半戦) [
下線部は「ユニ
フォームという服」の意〕
1
4
b
. 4人の黄色いユニフォームがいました。 (6/27の後半戦) C
下線
部は「ユニフォームを着た選手」 の意〕
(
9)a
. 左のアウトで強烈なシュ ート回転のたまも持っています。
(7/2の前半戦) C
下線部は 「アウトサイドキ ック」の意〕
b
. フランスはリペリーがアウトです。 (7/2の後半戦) C
下線部は
「ピッチ内の選手が選手交代で退場すること」の意〕
(
10)a
. フォワードのフライがサポートに行きました。 (6
/27の前半戦)
〔
下線部は「ボールを持っている味方を援護すること」の意〕
b. ルーニーのサポートが近くにしっかり来てないと (6/26の前半
戦) C下線部は「ボールを持っている味方を援護する選手」の
意
〕
(
l
l)a ロスタイム の目安は 3分という場内アナウンス 。 (7/2の後半
下線部は 「
選手交替や選手の負傷などの理由で試合が中断
戦) C
した時間」の意〕
b
. ロス タイムに入り ます。 (7/2の前半戦) C
下線部は 1
4
5分の試
合時間に追加された,試合が中断した時間分の延長時間」の意〕
(
12
)a 今ホイッスルを吹いて前半が終りました 。 (6/27の前半戦) C下
線部は 「
審判の笛」の意〕
b. ピエラが倒れたところではホイ ッスルなし。 (7/2の前半戦)
(下線部は「審判が笛を吹く行為」の意〕
〈シネクドキー的結びつき 〉
(
13)a
. 自分がいるエリアとパスで狙っている エリアが全く違うロナウ
ジーニョ 。 (7/2の前半戦) C
下線部は 「
場所」の意〕
b 本稿の (
6
a
)
C
.
本稿の (6b)
また ,表 I
Iの語の中には, どの意味で使用されているかが前後の表現から
明 らかなものと,そうでないものとが存在した。次の(14) は前者の表現例
に相当し
(
1
5)は後者の表現例に相当する 。 (
14)の下線部は「で」 という
) の下線
助詞の働きにより「位置」 を表していることが明確であるが, (
15
部は「位置」 を表しているともとれるし 「
役割」を表しているともとれる 。
- 1
5一
(
14
) 右サイドパックで待っていたのはヘラクレス 。 (6/26の後半戦)
(
15
) 右 サ イ ド パ ッ ク の へ ラ ク レ ス 。 (6/26の後半 戦)
以 上, 多 義的 に 使 用 さ れ て い る 語 の 意 味的 特 徴について見てきた。
次に, 言 及 対 象 が同 じ 対 語, す な わ ち 知 的 意 味 が同じ対語の形態的特徴に
ついて分析する O
次 の 表1
2は,知的意味が同じ対語を形態的特徴ごとに分類したものである 。
表1
2 知的意味が同じ対語の形態的特徴
省略が関与する対語
1
7組
「イエロー」と「イ エローカード J
.I
エリア」と「ペナルテイエリア J
.I
クロス」と
「クロスボール J
.I
コーナー」 と「 コーナーキ ックJ
.I
ゴール」 と 「ゴールイ ンJ
.
「
スライデイング」と 「
スライデ イングタックル J
.I
ピーケー」 と「ペナルテイキッ
クJ
. ピーケ一戦j と「ペナルテイキック戦 J
. ファ ー」と 「ファーサイド J
.I
プレ
ス」と 「プレスボール J
.I
プレミア」と 「プレミアリ ーグJ
.I
ポスト 」と「ゴールポ
スト J
.I
マンツー」と「マンツーマン J
. ライン 」と「デイフェンスライン J
.I
ライ
ン」と 「
パスライン J
.Iレッド Jと「レッドカード J
.I
ロス」と「ロスタイム」
r
r
r
英語の接辞が関与する対語
6組
r
「ウォ ームアップ」 と「ウォーミングアップ J
. カバー Jと 「カバーリング J
.I
プ
. タッチ」 と 「タッチング J
.I
ディフェンス」と
レッシャー」と 「プレッシング J
「デイフェンダーJ
.I
デイフェンス登録」と「ディフェンダー登録」
r
語種の相違が関与する対語
6組
r
「好セ ーブ」と 「ナイスセー ブJ
.I
バックライン」と「最終ライン J
. ボールキープ
率」と「ボール支配率」と 「ボール保持率 J
.I
ポジショニング」と「ポジシ ョン取
りJ
.I
メンバーチェンジ」と「メンバーがえ J
.I
パスワ ーク」と 「
パスまわし」
外来語の種類が異なる対語
9組
r
「アデイショナルタイム 」と 「ロスタ イムJ
.I
アピ ールJと 「リクエスト J
. エリア」
と「ゾーン J
.I
ガード」と「デイフェンス J
. ダブルボランチ」と 「ツーボラ ン
チJ
. トップ」 と「フォワード J
.I
ペナルテイスポット 」 と 「
ペナルテイア ークJ
.
「
マンツーマン j と 「
マンマーク J
.I
ナイスセーブ」と「ファインセ ーブ」
r
r
上記の要因が複合している対語
1組
「サポート」と 「
サポーター選手」
2が示すよ うに,省略が関与する対語が一 番多 い。 これら の う ち 「 ライ
表1
i
デイフェンスライン Ji
パスライン 」 の 2語と対応している 。先 の
多義的に解釈される語のところでも . (
5)の ように 「ライン 」 に 「デイフェ
ンス ライ ンJi
パスライン Ji
タッチライン」の三つの解釈が存在することを
ン」は.
1
6
見たが,視覚的な情報がなければいずれの意味で用いられているかは判別し
難い。実況では,試合の流れや選手の動きの速度に合わせた短縮表現が多用
される傾向にあるが,視覚障害を持った視聴者やサッカーに関する知識の浅
い視聴者を配慮するのであれば,場面に依存しすぎる略語の使用はできるだ
け控えることが好ましいと言えよう 。
また表 1
2に見るように ,英語の接辞が関与する対語,語種の相違が関与す
る対語,外来語の種類が異なる対語も少なくない。 この種の対語の多くは,
場面の相違に基づき使い分けられているというよりは,むしろ実況者や解説
者により使用する語が異なっていた。言語使用面における実況者,解説者の
個性は,個々の番組のオリジナリティを形成する重要な要素のーっと言えよ
う。 しかしながら ,視聴者にとっての情報のわかりやすさを重視するのであ
れば,情報の伝達者である実況者,解説者間で,ある程度の用語の統ーを図
ることが求められる 。以上,知的意味が同じ対語の形態的特徴について見て
きた。
次に,類義語について分析する 。
以下に挙げる 〈味方を助ける行為 >(
相手の攻撃を阻止する行為〉 は, そ
の具体的な内容の相違により,使用する語が異なっている 。
〈味方を助ける行為〉
カバー (
カバーリング) :味方のデイフェンスを援護すること 。
サポート.ボールを持っている味方を援護すること 。
アシスト・味方のゴールキ ックの援助をすること 。
《
相手の攻撃を阻止する行為〉
デイフェンス :相手の攻撃を封じること 。
ブロック:相手のパスを封じること 。
好セーブ:ゴールキーパーがシュートをうまく封じること 。
好デ イフェンス・相手の攻撃をうまく封じること 。
これらの語は他のスポーツ分野でも使用されているが,サッカーの分野で
は,その分野特有の使い方がなされており,専門知識がなければ,細かな意
味の区別を行うことは難しい 。
また. {味方を助ける行為〉 を表す語として挙げた 「
サポート 」 は,次の
- 17-
(
16) のように,サッカー以外の分野(スポ ーツ以外も含む)では,本調査で
採取された 「ケア」 とほぼ同じ知的意味で使用されることがある 。
(
16)a あの庖は消費者に対する購入後のサポ ート がしっかりしている 。
b. あの庖は消費者に対する購入後のケアがしっかりしている 。
なお,本調査で採取された「ケア」は. I
相手の特定の動きに特に注意を
ナ
ム って対応す ること」を表して いた 。
.3では,品詞的に見た語の意味的特徴について分析してきた。次
以上. 3
の3
.
4では,外来語を構成要素として含む混種語名詞の語構成につい て分析
する 。
3
.
4 外来語を構成要素として含む混種語名詞の語構成
本調査で採取した外来語4
77
種のうち ,外来語を構成要素として含む混種語
名詞は. 8
7
種存在した 。 このうち,外来語を前項要素として含むものは 5
5
種
,
後項要素として含むものは 3
2
種存在した。
次の表l3は,外来語を前項要素として含む混種語名詞の例とその出現数を
示している 。
表1
3 外来語を前項要素として含む混種語名詞
}
I
I
買
位
具体例
出現 数
( 割 合)
1 ゴール前
5
5(
3
8
.
5
%)
2 キープ率
7(4.9%)
グループ〈
アルファベ ッ
3 ト)(日本語読みの数〉位
4(2.8%)
1
0 ゴール方向
2(1
.4%)
1
0 スピ ード系
2(1
.4
%)
1
0
スまわし
2(1
.4%)
1
0 ピーケ一戦
2(1
.4%)
1
0 メンバー交替
2(1
.4%)
ノf
3 ゲーム展開
4(2.8%)
3 決勝トーナメント進出
4(2.8%)
3 トップ下
4(2
.
8%)
1
7 ゲーム通り
1
0
ワールドカップ〈
国名〉
大会
2(1
.4
%)
l
(0
.
7
%)
4(2
.
8%)
1
7
ゲーム運び
l
(0
.
7
%)
3 ボールま わし
4(2
.
8
%
)
1
7 ゴール中央
1(0
.
7
%
)
9 ワントップぎみ
3(2
.
1%)
1
7 サ ッカー王国
1
(0
.
7%)
1
7 サボーター選手
l
(0
.
7
%
)
1
7
l
(0
.
7%)
3 ボールキープ率
1
0
決勝ト ーナメント 〈日本
語読みの数〉回戦
2(1
.4%)
1
8
システム変更
1
7 シュ ート回転
l
(0
.
7%)
1
7 シュー トぎみ
l
(0
.
7%)
1
7 スタミナ面
l
(0
.
7
%
)
1
7 スタメン出場
l
(0
.
7%)
1
7 タッチ数
1(0
.
7%)
チャンピオンリーグ優
1
7 プレ ー再開
1
7
1
7勝
1(0
.
7%)
1
7 デイフェンス陣
l
(0
.
7%)
l
(0
.
7
%
)
ベスト〈英語読みの数〉
入り
l
(0
.
7
%
)
1
7 ベテラン同士
l
(0
.
7%)
1
7 ペナルティキック戦
l
(0
.7%)
1
7 ボール支配率
l
(0
.7%)
1
7 ボールつなぎ
l
(0
.
7%)
1
7 ボール保持者
l
(0
.
7%)
1
7 ディフェンス登録
l
(0
.
7
%
)
1
7 ポジション取り
l
(0
.7%)
1
7 デイフェンダー登録
l
(0
.
7
%
)
1
7 マンマークぎみ
l
(0
.
7%)
1
7 テクニ γ ク力
l
(0
.
7
%
)
1
7 ミスキックぎみ
l
(0
.
7%)
1
7 ドリプル突破
l
(0
.
7%)
1
7 メインスタンド側
l
(0
.7%)
1
7 ノックアウト方式
l
(0
.
7
%
)
1
7 メンバ ー入り
l
(0
.7%)
1
7 パックスタン ド倶u
l
(0
.
7
%
)
1
7 メンバ ー替え
l
(0
.
7
%
)
1
7 パック面
l
(0
.7%)
1
7 ユース連盟
l
(0
.
7%)
1
7 バランス 力
l
(0
.7%)
1
7 リーグ優勝
l
(0
.
7
%
)
1
7 パンチ力
l
(0
.7%)
1
71 リズム感
1
7 フォワード登録
l
(0
.7%)
1
7 フル出場
l
(0
.
7%)
l
(0
.
7%)
三
E2
込
言
十
1
4
3(
10
0%)
(
f出現数の割合jは小数点第二位以下四捨五入)
また,次の表 1
4は,外来語を前項要素として含む混種語名詞の前項要素の
具体例とその 出現数を示して いる 。
表1
4 外来語を前項要素として含む混種語名詞の前項要素
順
具体例
f
立
出現数
(
割合)
6 トップ
4
(2
.
8
%
)
6 ボールキープ
4(2.8%)
l ゴール
5
8
(
4
0
.
6
%)
6 メンノ¥-
4
(2.8%)
2 キープ
7(4
.
9
%
)
1
0 ワントップ
3
(2.1%)
3 ゲーム
6(4
.
2
%
)
1
1 シュート
2
(1
.4
%)
3 決勝ト ーナ メント
6
(4
.
2
%
)
1
1 スピ ード
2
(1
.4
%)
5 ボール
5
(3
.
5
%
)
1
1 デイフェンス
2
(1
.4%)
4(2
.
8
%
)
1
1 パス
2
(1
.4
%)
6 グループ(アルフアベツ
ト〉
1
9一
1
1 ピーケー
2(1
.4
%)
1
7 フォワード
l
(0
.
7%)
1
1 ワールドカップ
2
(1
.4
%)
1
7 フJレ
l
(0
.
7
%
)
1
7 サッカー
l
(0
.
7%)
1
7 プレ ー
l
(0
.
7%)
1
7 サボーター
1
(0
.
7%)
1
7 ベス ト〈英語読みの数〉
l
(0
.
7
%)
1
7 シス テム
l
(0
.
7%
)
1
7 ベテラン
1(0
.
7
%)
1
7 スタミナ
l
(0
.
7%)
1
7 ペナルティキック
l
(0
.
7
%)
1
7 スタメン
l
(0
.
7%)
1
7 ボール支配
l
(0
.
7
%)
1
7 タッチ
l
(0
.7%)
1
7 ボール保持
l
(0
.7%)
1
7 チャンピオン リー グ
1(0
.
7
%
)
1
7 ポジション
l
(0
.
7%)
1
7 ディフ ェン ダー
1(0
.
7
%
)
1
7 マ ンマ ーク
l
(0
.
7%)
1
7 テクニック
l
(0
.
7
%
)
1
7 ミスキ ック
l
(0
.
7%)
1
7 ドリプル
l
(0
.
7
%
)
1
7 メインスタンド
l
(0
.
7%)
1
7 ノックアウト
l
(0
.
7%)
1
7 ユース
l
(0
.
7%)
1
7 ノTック
l
(0
.
7%
)
1
7 リー グ
l
(0
.
7
%)
1
7 ノ'>'クスタンド
l
(0
.
7
%)
1
7 リズム
1
7
l
(0
.
7%)
ノ〈ランス
l
(0
.7%)
1
7 パンチ
l
(0
.
7%)
ぷ
Eふ
Z
言
十
1
4
3(
1
0
0%)
(
f出現数の割合」は小数点第二位以下四捨五入)
表1
4に挙げた前項要素 は, 8位の「フ ル」を除き ,いずれも 独立性が高く ,
5に挙げる外来語を前項要素とし
語基的な役割を担 っている 。一方,次の表 1
優 勝Ji
再開」 とい った独立性の高い語
て含む混種語名詞の後項要素 には , i
基 的なものと,
i
者 Ji
陣」とい った独立性が低く従属性の高い接辞的なもの
とが出現頻度の如何に関わらず偏りなく存在した。
表1
5 外来語を前項要素として含む混種語名詞の後項要素
}
I
慎
位
具体例
出現数
(割合)
5 進出
4(2
.
8
%
)
5 展開
4
(2
.
8%)
l 前
5
5
(
3
8
.
5
%
)
9 戦
3(2
.1
%)
2
1
2(8
.
4
%
)
9 力
3
(2
.1
%)
9 登録
3
(2
.
1
%)
率
3 ぎみ
6
(4
.
2%)
3 まわし
6
(4
.
2
%
)
1
1 〈国名 〉大会
2(1
.4
%)
5I<日本語読みの数〉位
4
(2
.
8
%
)
1
1 (日本語読みの数)回戦
2(1
.4
%)
5下
4
(2
.
8
%)
1
1
-2
0一
侭l
~1. 4% ) I
1
1 系
2
(1
.4
%)
2
0
進出
l
(0
.
7%)
1
1 交替
2(1
.4
%)
2
0
数
l
(0
.
7%)
1
1 出場
2(1
.4%)
2
0
選手
l
(0
.7%)
1
1 方向
2(1
.4%)
2
0
中央
1l
(0
.7%)
1
1 商
2
(1
.4
%)
2
0
つなぎ
l
(0
.
7%)
1
1 優勝
2(1
.4
%)
2
0
同士
l
(0
.7%)
l
(0
.7%)
2
0 通り
l
(0
.7%)
2
0
王国
l
(0
.
7
%
)
2
0
突破
1l
(0
.7%)
2
0
回転
l
(0
.7%)
2
0 取り
l
(0
.7%)
2
0
替え
1(0.7%)
2
0
運び
1
(0.7%)
2
0感
l
(0
.
7
%
)
2
0
変更
l
(0
.
7%)
2
0
l
(0
.7%)
2
0 方式
l
(0
.7%)
2
01者
l
(0
.
7
%
)
2
0
2
01陣
l
(0
.7%)
再開
1l
(0
.7%)
連盟
ぷ
口λ
計
I
1
4
3
(
1
肌)
(
f
出現数の割合J
は小数点第二位以下四捨五入)
次に,外来語を後項要素として含む混種語名調について見ていく 。
以下の表 1
6は,外来語を後項要素と して含む混種語名詞の具体例とその出
現数を示している 。
表1
6 外来語を後項要素として含む混種語名詞
順
位
具体
例
出現数
(
割合)
1
0 l次リー グ
1
8
(4
.
4
%
)
1
1 同点ゴール
8
(1
.9
%)
1 両チーム
7
7(
1
8.
6%)
1
2
5(1
.2%)
2 右サイド
6004.5%)
1
3 横パス
4
(1
.0%)
31
最終ライン
3
6
(8
.
7%)
1
4
3
(0
.
7%)
3
左サイド
3
6
(8
.
7
%
)
1
4 接触プレー
3
(0
.
7
%
)
3
右サイドバック
3
6
(8
.
7
%
)
1
6
省エネ
2(0.5%)
6
決勝トーナメント
3
4
(8.2%)
1
6
世界ユース
2(0.5%)
7 左サイドパック
3
3(8
.
0
%
)
1
6
先 制 ゴール
2(0.5%)
8
2
0
(4.8%)
1
6
先発メンバ ー
2(0
.
5
%
)
1
9(4
.
6
%
)
2
0
相手チーム
l
(0
.
2
%
)
逆サイド
91; 日 本 語 読 み の 制
リード
2
1-
両サイド
今シーズン
2
0
決勝ゴール
l
(0
.
2%)
2
0
優勝メンバー
l
(0
.
2%)
2
0
現 代 サ ッカ ー
l
(0
.
2%)
2
0
好ディフェンス
l
(0
.
2%)
2
0
攻撃モード
l
(0
.
2%)
2
0
両エース
l
(0
.
2%)
2
0
守備的ミッドフィルダー
l
(0
.
2%)
2
0
両 サ イ ド パ ック
l
(0
.
2%)
2
0
遅延コール
1(0.2%)
2
0
連続ゴール
l
(0
.
2%)
尋点シーン
2
0f
l
(0
.
2%)
2
0
l
(0
.
2%)
何シーン
ぷ
E〉
3
、
計
41
3
(
1
0
0
%
)
(
1出現数の割合」は小数点第二位以下四捨五入)
また,以下の表 1
7は,外来語を後項要素として含む混種語名詞の前項要素
の具体例とその出現数を示している 。
表1
7 外 来 語 を 後 項 要 素 と し て 含 む 混 種語 名 詞 の 前 項 要 素
1
頂
出現数
(
割合)
具体例
位
1
3
世界
2(0.5%)
1
3
先制
2
(0
.
5%)
1
右
9
6
(
2
3
.
2
%
)
1
3
先発
2
(0.5%)
2
両
8
4
(
2
0
.
3
%
)
1
7
相手
l
(0
.
2
%
)
3左
6906.7%)
1
7
現代
l
(0
.2%)
4
最終
3
6
(8
.
7
%
)
1
7
攻撃
l
(0
.
2%)
5
決勝
3
5
(8
.
5%)
1
7
好
l
(0
.
2%)
6
逆
2
0
(4
.
8%)
1
7
守備的
l
(0
.2%)
7I (日本語読 み の 数〉点
1
9
(4
.
6
%
)
1
7
遅延
l
(0
.
2%)
8
一次
1
8(4
.
4
%
)
1
7
得点
l
(0
.
2%)
9
同点
8(1
.9
%)
1
7
何
l
(0
.
2%)
1
0
横
4(1
.0%)
1
7
優勝
l
(0
.2%)
1
1
メ
-〉
7
、
3
(0
.
7%)
1
7
連続
l
(0
.
2%)
1
1
1 接触
3
(0
.
7%)
1
3
2
(0
.
5%)
省
i
i
計
4
1
3
(
1
0
0
%
)
(
1出現数の割合」は小数点第二位以下四捨五入)
表1
7より,前項要素として用いられている和語,漢語には. i
相手Ji
攻撃」
のように語基的に使用されているものも存在するが,出現頻度の高いものに
は,接辞的なものが多いという特徴が見られた。具体的に示すと,出現頻度
の最上位 1位から最下位 1
7
位までのうち I位の「右」から 4位の「最終」ま
ではいずれも接辞的に使用されている 。 また,これらはいずれも位置や方向
2
2
表1
8 外来語を後項要素として含む混種語名詞の後項要素
)
1貢
位
具体例
出現数
( 割 合)
1
0
3(0
.
7%)
メンノ, ~
2
(0
.
5%)
1
サイド
1
2
1(
2
9
.
3
%)
1
3
ンーン
2(0
.
5%)
2
チー ム
7
8
(
1
8.
9%)
1
3
ユース
2
(0
.
5%)
1
6
エース
1(0
.
2%)
31サイドパック
7
0(
16
.
9
%
)
4
ライン
3
6(8
.
7%)
1
6
コール
l
(0
.
2
%
)
5
トーナメント
3
4(8.2%)
1
6
サッカー
l
(0
.
2%)
6
リード
1
9(4
.
6%)
1
6
テごイフェンス
l
(0
.
2%)
7
リーグ
1
8(4.4%)
1
6
モード
1(0
.
2%)
8
ゴール
1
2(2.9%)
1
6
ミッドフィルダ ー
9
パス
4(1
.0%)
1
01シーズン
3(0.7%)
メ
仁
ミ
1
l
(0
.
2%)
計
4
1
3(
10
0%)
(
1出現数の割合jは小数点第二位以下四捨五入)
3(0.7%)
を示すという共通の特徴を有している。 4位の「最終」 は,通常は時間的な
最終ライン」という語の構
位置を表すの に使用されるがサ ッカ ー中継では . I
成要素として「最後方」という意味で使用されている 。 さらに位置を表す接
辞は,これら以外にも第 6位の「逆」と第 1
0位の 「
横」が存在する 。
一方,外来語を後項要素として含む混種語名詞の後項要素は,表 1
8が示す
ように,出現頻度の如何に関わらず語基的に使用されている 。
以上,外来語を後項要素として含む混種語名詞について見てきた。
次の 4では,本調査結果の まとめと今後の課題を提示する 。
4 まとめと今後の課題
以上,本稿では. 2
0
0
6年 FIFAワールドカップサッカー中継から採取した
外来語について . I
延べ語数と異なり語数JI
出現頻度の高い語ならびに形態
素の意味的特徴 JI
品詞 別に見た語の意味的特徴 JI
外来語を構成要素として
含む混種語名詞の語構成 Jという四つの観点から分析を行ってきた。
その結果,主に次の① 一⑧のことが明らかとな った。
① 出現試合数が多い語ほど出現頻度が高 い,換言すれば出現頻度が高い語
ほど,出現試合数が多い傾向にある 。
- 23-
② サ ッカーが球技の一つであることを象徴する 「ボール」やサ ッカーの試
合 において重要な意味を担う 「デイフェンス jや視聴者の期待感あるい
r
は緊迫感が高まる局面と関係する「ファール J シュート 」 といった語が
多用されている 。
③ 出現頻度の高い語に使用されている形態素や使用されている語の種類が
多い形態素は,出現頻度が高い 。
レの動きを捉えた動詞がサ ッカー中継で使
④動詞については,選手やボー l
用される動調の大部分を占めており,専門的な意味が付与されているも
のが多い。
⑤ ナ形容詞については,チームや選手の動作の様子を 表すものが,種類が
多 い。
r
⑥名調については , チームの構成員 (
選手,監督,スタ ッフ)の動きや状
態」を表すものが最も種類が多く,
r
r
チームの構成員
(
選手,監督,ス
r
タッフ)やその役割 J ピッチ内の場所,位置,線,方向,軌道 J チー
ムの構成員 (
選手,監督,スタ ッフ)の所持物」 を表すものも比較的種
類が多い。 また ,多義的に使用されているものもいくつか存在しその
中では,
r
チームの構成員 (
選手,監督,スタ ッフ)やその役割」の解釈
と 「ピッチ内の場所,位置
, 線,方向,軌道jの解釈を持つものが最も
種類が多い。 さらに,知的意味が同じ対語については,省略が関与する
対語が最も種類が多い 。その他の対語については ,場面の相違に基づき
使い分けられているというよりは,むしろ実況者や解説者 により使用す
る語が異なっている 。
⑦外来語を前項要素 として含む混種語名詞の場合,前項要素 として用いら
れる外来語は,語基的に使用される傾向にあり ,後項要素 として用いら
れる和語 ・漢語は,語基的にも接辞的にも使用される 。
③外来語を後項要素として含む混種語名詞の場合,前項要素 として用いら
れる和語 ・漢語は,位置・方向を表し,接辞的な役割を果たすものの使
用頻度が高く,後項要素 として用いられる外来語は,前項要素 として用
いられる外来語と同様, 語基的に使用される傾向にある 。
サ ッカー中継では,
r
プレ ッシャ ーJr
クリアする」など,サ ッカー以外の
領域でも使用 されるが,サ ッカー独自の意味で使用されている 語が少なくな
い。 こういった用語の意味の理解度がサ ッカー観戦に及ぼす影響性について
- 2
4
は , 今 後 の 研 究 課 題 と す る 。 ま た , サ ッカ ー 中 継 に お け る 外 来 語 の 使 用 と 他
のスポーツ中継における外来語使用の類似点と相違点についても今後の研究
課題とする。
参考文献
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6
0) r
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言語生活J1
09
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2
0
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1
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石綿敏雄
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2) スポー ツ用 語
」立命館アジア太平洋大学
言語教育センター編 『
ポリグロシア J5
参考資料 (
サ ッカー中継で用いられる外来語の基礎デー夕 刊
.
2
7 ④6
.
3
0 ⑤7
.
2合 計
調査対象とな った全試合の総話実リスト ① 6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
〈
英語読みの数〉トップぎみ
〈
英語読みの数〉ボラ ンチ的 (
な/に)
〈
国名〉ファン
〈
国名〉
ベース
〈
国名〉
ベンチ
〈
国名〉ボール
〈
国名〉リー グ
〈
国名〉ワールドカ ップ
〈
国名〉デイフェンス
〈
地名 l
)ワー ル ド
カ ップスタ ジア ム
〈
地名〉オリンピ ック
〈
地名〉オリンピ ックスタジアム
〈
地名)
スタジアム
〈
年号 l
FIFAワールドカ ップ(国名 〉
3) ①
。 。 。。
。 。 。。
。
。。
。。
。
。。。
。。。 。
。 。 。。
。。。 。
。。。。
。。。 。
。。。 。
。 。 。。
。。。。
3
3
l
l
1
I
1
l
1
1
I
l
2
2
7
77
5
l
1
6
出現
試合数
8
1
3
4
3
1
2
1
2
l
l
2
l
l
l
2
1
4
4
1
3
3
1
1
l
l
l
⑤ の日付は試合の種類を ,①列ー ⑤ 列の数字は各語の延べ語数を表している 。
25
調査対象となった全試合の総語義リスト ① 6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③ 6.
2
7 ④6
.
3
0 ⑤ 7.
2 合計
4
。
〈
英語読みの数〉タッチ
9
〈
英語読みの数〉トップ
。
。
。。
。
。。 。
。。。 。
。。。。
。。。。
。。。。
。。。。
。
。
。
。。
。 。。
。。 。。
。。。
。
。。。。
。。 。
。。 。
。
。
。。 。。
。。
。
。。。。
。。 。。
。。 。
。。。
。
。 。。
。。 。。
。。。
。
。。。。
。。。
。
。。。。
。
。
。。。。
。。
〈
英語読みの数〉バック
〈
英語読みの数〉ボランチ
(日本語読みの数〉次 リー グ
(日本語読みの数〉チーム
(日本語読みの数〉 点リード
相手チーム
アウェイ
アウ ト
アウトサイド
アクシテ'ント
アクセント
アグレッシブ(な/に)
アシスタントレフリ ー
アシスト
ア タック
アディショナルタイム
ア ドノ
〈
ン テー ジ
アピール
アピ ールする
アプロ ーチ
アプロ ーチする
アンダー〈日本語読みの数〉
イエロー
イエローカード
イメ ー ジ
インタ ーセプト
ウィーク (な/に)
ウォーミングアップ
ウォ ームアップ
エキサイトする
エネルギッシュ (
な/に)
エリア
エンジン
エンド
l
7
2
0
9
l
5
4
l
l
5
l
5
0
5
2
1
5
4
2
l
4
1
8
4
l
2
2
2
l
1
l
l
1
l
4
4
l
2
I
6
2
2
4
6
l
8
3
l
l
1
1
3
1
1
2
3
l
l
3
7
3
1
l
3
2
I
l
I
l
l
1
l
8
38
5
2
l
3
2
l
l
2
l
1
l
1
l
8
3
l
1
l
2
2
l
2
l
1
26
1
2
2
2
l
3
2
4
l
1
l
2
1
1
l
1
1
1
4
l
1
I
l
1
4
6
2
8
1
8
出現
試合数
2
l
調査対象となった全試合の総語葉リス ト ① 6.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
.
2
7G
2 合計
)
6
.
30 ⑤ 7.
。
出 現
試合数
カバーリング
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。。。
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。。。
。。
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。。
。。
。。
。。。
。。
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。。
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。。
キーパー
I
7
5
6
キープ
2
4
7
3
9
2
5
5
6
1
0
3
3
2
2
4
1
6
3
I
l
1
オウンゴール
オーバー (な/に)
オーバー ラップ
オーバ ー ラップする
オープニングゴール
オフサイド
オフサイドトラップ
オフサイドポジション
オプション
オリジナル
カード
ガー ドする
カープ
カウンター
カウンター的 (な/に)
カット
カットする
カバー
カバーする
キープする
キー プ率
キー プ力
キーポイント
キッカ ー
キック
キックオフ
逆サイド
キャッチ
キャプテン
キャプテンマーク
グラウンダー
クラフ'
クラブチ ーム
l
2
2
2
2
l
7
1
1
I
。
。
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4
l
1
1
3
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1
I
- 27-
3
3
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I
3
5
5
3
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2
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1
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2
2
4
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l
1
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I
2
1
5
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2
2
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7
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7
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0
4
I
l
l
3
1
1
5
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5
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1
l
3
3
l
l
1
1
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6
.
2
6 ③6
調査対象とな った全試合の総語葉リスト ① 6
.
2
5(
.
2
7 0)
6
.
3
0 @7
.
2 合計
クリア
ク リアする
クリ ー ン(
な/に)
クリックする
グループ
グループ(
アルフ アベ ッ ト〉
グル ープ(
アルフアベット ><日本語
読みの数〉
位
グループ〈アルファベ ッ ト〉トップ
グループリ ーグ
クロス
クロス ノfー
クロスボール
ケア
ケース
ゲーム
ゲーム展開
ゲーム運び
ゲームプラン
ゲームプラン通り
決勝ゴール
決勝 トーナ メント
決勝トーナメント (日本語読みの数)
回戦
決勝 トー ナメ ン ト進出
現代サ ッカー
攻撃モ ード
好調 (
英語読みの数〉トップ
コース
コーナー
。
。。
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2
2
4
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3
1
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3
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0
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0
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1
1
1
l
1
2
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0
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8
3
3
1
1
7
2
54
5
12
2
l
1
2
2
3
2
5
3
1
l
2
3
2
l
l
l
8
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l
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1
6
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34
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2
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2
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l
1
1
1
1
2
l
1
7
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1
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0
80
5
3
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3
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4
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28
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。。
。。
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4
5
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1
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1
3
2
3
l
1
2
l
7
1
1
0
1
l
1
0
ゴールキック
6
2
1
4
ゴール
ゴールキーパー
2
l
l
1
9
ゴールエリア
l
1
コーナーキック
ゴールイ ン
1
3
1
2
出現
試合数
2
l
1
l
4
5
9
7
3
2
5
3
l
2
4
1
0
4
調査対象となった全試合の総語蒙リスト C
.
2
6 ③6
.
2
7C
主7
.
2
D
6.
3
0 (
D
6.
2
5 ②6
ゴール中央
コールドスプレー
ゴールネット
ゴール方向
ゴールポスト
ゴール則
ゴールライン
コミュニケーション
今シーズン
コンダクター
コンタクト
コンデイション
コンデイション 的 (な/に)
コントロール
コントロ ールする
コントロ ールミス
コンパクト (
な/に)
コンピ
コンピネー シ ョン
コンビネ ー シ ョンプレー
コンブイギュレ ー ションズカ ップ
最終ライ ン
サイド
サイドアタッカ ー
サイドチェンジ
サイドネ ッ ト
サイドバック
サイドプレー
サインプレー
サ ッカ ー
サ ッカ ー王国
サポーター
サボー ター選手
サポート
サポートする
サンパ
メ
ロ
ミ
。
。。。
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1
l
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2
6
1
1
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2
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3
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2
5
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3
1
l
l
4
6
2
4
8
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7
l
l
1
l
2
l
1
1
l
5
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7
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l
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1
1
l
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1
1
0
l
l
2
3
i
1 試合数
ド
三ト
l
l
2
2
1
1
1
l
調査対象となった全試合の総語裳リスト (
i
)
6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
.
2
7 ④ 6.
30 ⑤ 7
.
2合計
シー ン
ジェスチャー
システム
システム 的 (
な/に)
システム変更
ジャブ
ジャンプ
シュ ート
シュ ート回転
シュートぎみ
シュ ートコー ス
シュートする
シュ ー トチャンス
シュ ー トレンジ
守備的ミッド フィルダー
省エネ
ジョーカー的 (
な/に)
ショー トコーナ ー
ショ ートコーナーする
ショ ート パス
シンプル(な/に)
ス コア
スタート
スタ ート的 (
な/に)
スタイル
スタジアム
スタッフ
スタミナ
スタミナ面
スタメン出場
スタンス
スタンデイングオベーション
ステートする
ステップワ ー ク
ストッキング
ストップ
。
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7
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2
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l
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l
l
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2
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l
1
2
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1
2
I
1
l
1
l
l
l
l
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l
1
l
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30
I
1
1
l
l
l
5
l
1
1
6
1
5
出 現
試合数
調査対象となった全試合の総話案リス ト ①6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
.
2
7(
1
)
6.
3
0 ⑤7
.
2 合計
ス トライカ ー
ス トロ ング(な/に)
ス トロ ングポイン ト
スパイク
スピ ーディ ー (な/に)
スピ ー ド
スピ ー ドアップ
スピード系
スプリン ト
スペース
スベクタプル(な/に )
スライデ'
イング
スライテ'
イングタックル
スリップする
スルーする
スルーパス
スロアー
スロ ー (な/に)
スロー イン
スローダウン
世界ユース
セカンドボー ル
接触プレ ー
セ ッ トプ レー
先制ゴール
セ ンタ ーノTック
セントラルスタジアム
先発メンバー
ゾーン
ターゲッ ト
ターゲット役的 (な/に)
ター ンする
タイ トル
ダイ ナ ミ y クさ
タイプ
タイミング
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出現
試合数
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3
2
l
1
3
3
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l
l
I
l
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9
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2
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l
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3
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8
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l
l
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8
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9
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1
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l
4
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l
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- 31ー
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1
1
3
2
7
3
調査対象とな った全試合の総語嚢リスト ① 6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③ 6.
2
7 @)
6.
3
0 ⑤7
.
2 合
タイム
タイムアップ
ダイレクト (
な/に)
タオル
タック J
レ
タッチ
タ ッチ数
タ ッチする
タッチング
タフ (
な /に)
ダブルボランチ
ダメ ージ
タレン ト
チーム
チームスタイル
チームメイト
遅延コール
チ ャ レンジする
チャンス
チャンスポール
チャンピオ ンズリ ー グ
チャンピオ ンリー グ優 勝
ティ ー ンエイジャー
テf イフェンス
ディフェ ンス 陣
デイフ ェ ンスする
デイフェンス登録
テrイフ ェ ンスノ fトル
テ'
イフェン ス ライン
デ ィフェ ンダー
デイフェンダー登 録
テ'ー タ
テクニカルエリア
テクニ ック
テクニ ックカ
同点ゴー ル
。。。。
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。。
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1
1
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1
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B
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2
1
2
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1
5
1
5
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1
27
l
2
6
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l
1
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1
l
l
21
1
1
1
l
l
2
2
l
1
0
1
2
2
l
l
l
出現
試合数
1
l
1
計
1
1
3
3
1
l
1
l
2
3
5
25
5
1
l
1
l
1
1
l
l
3
3
1
l
8
2
2
6 ③ 6.
2 合計
調査対象となった全試合の総語蒙リスト ① 6
.
2
5 @6.
2
7@
)
6
.3
0 @7.
トーナ メン ト
得点シー ン
トップ
トップ下
トップスピ ード
トライアングル
トラップ
ドリプラー
ドリプル
ド
リ プルシュ ー ト
ド
リ プル突破
トレ ーニ ング
ナイスセーブ
イ可シーン
ナンバー〈
英語読みの数〉
ニアサイド
ニュア ンス
ノーファール
ノーマーク
ノックアウト方式
ハー ドワークする
ハーフウェイライン
ハーフタイム
パイタルエリア
ハイボール
バウンドする
パス
パスペ ース
ノTス まわし
パスミス
パスワーク
パックスタンド側
ノTックノ fス
ノ〈ァクライン
ハットトリック
パフォ ーマンス
。。。。
。。。 。
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I
1
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2
l
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1
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1
1
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l
2
2
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1
2
5
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I
2
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1
l
1
1
l
5
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1
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l
33
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l
5
1
4
1
2
2
8
2
l
8
l
l
1
2
l
2
1
8
1
出現
試合数
l
1
1
6
4
調査対象 となった全試合の総語集リス ト ① 6
.
2
5 ②6.
2
6 ①6.
2
7 ①6
.
3
0 ⑤7
.
2合
ヒール
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。
。。。
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。。。
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。。。。
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左サイド
9
左サイドパック
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ノ
〈 フンス
ノ〈ランスカ
パワープレ ーぎみ
パンチ
パンチ力
ハンド
ピーケー
ピーケ一戦
ピックアップする
ビッグチャンス
ピッチ
ヒット
ヒッ トする
ピンチ
ピンポイント
ファ ー
ファーサイド
ファ ース トタ ッチ
ファ ーポスト
ファール
ファインセーブ
ファインプレ ー
フィール ド
フィールドアップ
フィ ール ドプレーヤー
フィニ ッシ ュ
プーイング
フェイント
フォーメーション
フォローする
フォワード
フォワード登録
プラス
2
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3
5
3
1
l
1
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1
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8
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1
4
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0
1
3
7
5
l
3
3
1
5
1
l
2
1
7
1
2
6
1
l
2
2
5
2
1
l
9
2
4
3
6
2
2
2
4
4
1
1
1
4
8
5
1
3
4
3
1
4
1
l
l
l
l
l
5
l
1
2
2
1
l
1
9
出現
試合数
6
l
4
計
1
1
1
1
調査対象 とな った全試合の総語義リス ト ①6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
.
2
7 ④6
.
3
0 ⑤7
.
2 合計
フラッグ
フラット(な/に)
プラン
フリ ー
フリーキ ック
フリ ック
フル出場
プ レー
プレ ーオ ン
プレ ー機会
プレー再開
プレースタイル
プレーする
プレ ーメーカー
プ レーヤー
プ レス
プ レスボール
プ レッシャ ー
フレ ッシ ュ (
な/に)
プ レッシ ング
プレッシングベース
プレミア
プ レミア リーグ
ロック
7'
ベース
ベス ト〈
英語読みの数〉
ベス ト〈
英語読みの数〉入り
ヘディング
ヘディングシュ ート
ベテラン
ベテラン 同士
ペナルテ ィアー ク
ベナルティエリア
ペナルテ ィキック
ペナルテ ィキック戦
ペナルティスポット
。。
。。
。。
。。
。
1
2
l
1
0
2
3
3
7
2
1
2
3
2
2
2
5
8
7
5
7
1
0
1
2
8
2
7
1
1
1
0
1
7
1
3
7
2
0
2
2
1
1
l
1
1
7
6
1
1
7
2
2
l
1
l
1
l
l
5
1
l
1
l
1
1
1
1
4
0
4
1
l
1
5
5
I
1
l
l
I
l
5
4
1
l
4
6
7
I
2
2
1
5
4
1
l
l
l
1
7
l
2
1
3
1
l
l
6
2
2
2
1
1
1
1
4
1
l
1
5
1
2
3
1
8
l
I
1
- 35-
3
2
。
。。。
。。。
。
。 。。
。 。。。
。。。
。
。。。。
。。。。
。。。。
。。
。。
。。。
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。。。
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。。。
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。
。。
。。
。。
。
。。。。
。
。。
。。
。。。。
。。。。
。
。。
。。
。。。 。
。 。。
5
6
出現
試合数
1
8
4
l
1
8
3
5
7
3
l
l
I
l
l
l
3
1
6
4
l
l
l
1
2
2
調査対象となった全試合の総語業リスト ① 6.
2
5 ② 6.
2
6 ③6
.
2
7 G)
6
.
3
0 ⑤7
.
2合計
6
マーカ 1
支
マー ク
8
ホイッスル
ポイン ト
ポー カー
ボール
ボールキープ
ボールキープ率
ボールキ ック
ボール支配率
ボールタッチ
ボールつなぎ
ボールヘディング
ボール保持者
ボールまわし
ボクシング
ポジショニング
ポジション
ポジション取り
ボスト
ホ。
ス トプ レー
ホ ッ トライン
ボランチ
。
3
。
。
。
。。
。。
。
。。
。
。。
。。。。
。。
。。。
。。
。
。
。
。。。
。。
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。。
。。。。
。
。
。。
。
。。
。
。。
。。。
。。。
ベンチ
ベンチスタ ート
l
l
2
1
1
1
4
7
51
51
2
2
2
1
1
1
l
1
2
l
l
1
4
1
9
2
1
8
1
0
1
2
2
0
1
0
5
1
6
5
2
3
2
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
。
7
3
2
2
1
l
3
4
0
1
1
1
マッ サー ジ
マンツー
マンツーマン
マンツ ーマン的 (
な/に)
マンマ ーク
l
1
l
1
l
4
3
1
l
5
2
5
0
5
1
1
3
6
3
3
9
5
1
3
2
2
4
l
1
1
3
2
I
l
1
l
1
9
5
7
4
I
1
1
1
l
1
4
2
l
1
l
l
5
2
l
1
1
36
2
1
4
1
4
2
1
1
3
l
1
l
2
l
1
l
9
マークする
2
l
3
1
3
4
6
マ ンマークぎみ
ボレーシュー ト
2
l
右サイド
ボレ ー
5
3
I
。
。
。
。
。
。。。。
。
。。。
。
。。
。
。。。
。。。
。
。。
ボランチ的(な/に)
2
3
3
1
2
3
出現
試合数
1
8
1
0
1
l
6
0
5
調査対象となった全試合の総話実リス ト ①6
.
2
5 ②6
.
2
6 ③6
.
2
7 ④6.
3
0 ⑤7
.
2合計
右サイドパック
ミス
ミスキック
ミスキックぎみ
ミスパス
ミッドフィルダー
ミドルシュ ート
ミドルレンジ
メインスタン ド側
メリ ッ ト
メンタ リテイ
メンノ~ -
メンバ一入り
メンバーカ
蓄
え
メンバー交替
メンバーチェンジ
優勝メンバー
ユース連盟
ユニフオ ーム
横パス
好セー ブ
好デイフェンス
ライン
ラインテ・
イフェンス
ラストパス
リーグ
リーグ優勝
リー ド
リー ドする
リクエス トする
リスク
リスクマネージメン ト
リスター ト
リズム
リズム感
リターン
。。
。
。。
。
。 。。。
。。。
。
。
。
。
。。。
。
。。。。
。。。
。
。。。
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。。
。。。。
。。 。
。。。。
。。。。
。
。 。
。
。。。
。。。
。。。 。
。
。
。。。
。
。
。
4
2
6
6
3
7
l
1
l
I
l
3
3
1
1
1
3
6
1
l
3
6
3
1
2
4
l
l
l
l
l
1
5
3
2
3
4
l
1
l
1
I
l
1
2
2
l
1
3
5
1
l
6
4
l
l
l
3
4
l
2
2
1
l
5
3
2
1
I
3
7
l
1
0
3
1
6
8
1
1
2
l
3
l
1
1
1
1
1
5
5
4
2
1
l
l
l
4
2
5
l
l
3
2
1
1
l
1
1
9
3
1
l
1
1
l
l
l
2
2
1
3
l
1
2
9
4
2
3
3
3
4
l
2
3
l
1
l
l
出 現
試合数
l
2
3
1
l
-3
7-
l
1
2
2
調査対象となった全試合の総語嚢リス ト ①6
.
2
7 ④6
.
2
5 ②6
.
2
6 @6
.
30 ⑤7
.
2合計
リベンジ
。。。。
。。 。。
。
。。。 。
。。。。
。。。
。
。。。
。
。。
。。
。。
。。
。。。。
。。。 。
。。。
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。。。
。。。
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。。。。
。。。。
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。
。。
。
。。
。。 。
。。。。
。。。。
。。。
。
。。。。
。。
。
。。。。
。。。。
3
両エース
I
1
両サイド
両サイドバック
8
両チーム
ルーズ
1
9
2
l
ループぎみ
レギュラ ー
レッドカード
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
3
レフリー
1
3
l
l
l
1
2
l
1
l
l
2
3
2
5
4
1
6
5
l
レフティ
4
1
2
レッド
5
1
2
1
l
レシープ
I
5
1
8
1
レギュラ ーメ ンバー
1
1
7
7
2
1
1
ループ
3
1
l
ルーツ
1
レフリング
連続ゴール
ロス
8
ロスタイム
9
8
1
0
ロングスロ ー
ロングボー ル
ワールドカップ
l
ワールドカ ップ〈
国名〉
大会
ワールドカップスタジアム
ワー ルドユース
ワイド (な/に)
ワンクッション
2
2
2
2
1
5
1
1
1
2
4
7
5
2
l
1
4
会
l
"
メ
E
言
十
2
3
2
2
2
5
2
2
2
l
1
1
1
l
1
ワンプレー
3
l
5
1
ワンツーする
1
6
7
2
1
ワンツー
l
1
1
ワンチャン ス
1
l
1
l
1
l
1
ロングシュ ート
出現
試合数
7
0
3
8
1
3
8
8
0
7
9
0
1
1
I
1
2
2
1
1
1
7
3
2 3.
91
8
l
X
Fly UP