...

2008年10月1日 - 大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部

by user

on
Category: Documents
265

views

Report

Comments

Transcript

2008年10月1日 - 大阪大学 大学院薬学研究科・薬学部
2008年(平成20年)10月1日 第11号
薬友会会長ご挨拶
このところ、世界的な経済の変動が日本にも
波及して来て何か落ち着かない雰囲気になって
きましたが、薬友会会員の皆様にはお健やかに
お過ごしのことと拝察いたします。今年も本誌
薬友会会長
萬年 成泰
を発行することができましたが、ここに薬友会
(9期) の状況を報告いたします。
まず、薬友会名簿ですが、昨年の本誌においてその発行につき理事会で検討し、プライバ
シー問題等の調査を行うことになった旨報告いたしましたが、本年6月28日に開かれた理
事会で、集められた情報が検討されました。問題の個人情報保護法ですがこの一年間で政府
の動向もはっきりして参りました。内閣府等ほとんどの省庁が、本法は、集積された情報の
悪用を禁止することによって、より多くの情報の集積と利用を図るものであることをホーム
ページ等に掲載して誤解の払拭や過度の警戒行為の自粛を訴えています。また、阪大の他部
局の同窓会も多くは名簿の発行を行っておりますし、同窓会連合会が発足したことからもお
判りのように、今大学は、学内外の総力を結集して、その地位を高めていかねばならない状
況にあり、そのためにも各学部・研究科同窓会組織の整備と協力が求められています。この
ような状況から、薬友会名簿は、予定通り発行することが決議されました。すでに皆様のお
手元に名簿作成のための案内状と返信用葉書が届いていることと思います。9月30日が返
送締め切りとなっていますので、お送りいただいていると存じますが、未だご返送いただい
ていない方は、至急お送りいただきますようお願い申し上げます。名簿作成の趣旨をご理解
いただき、完成、発行にご協力いただきたく、お願い申し上げます。
今年の薬友会だよりには、もうお気づきになられたかと思いますが、薬学研究科のニュー
スのほかに学外で活躍しておられる方々の近況報告や同期会の報告等が載せられています。
また、昨年秋には関東支部会が再開され、幅広い層から卒業生が集まり、縦の会話も弾ん
で非常に楽しい雰囲気でした。今年度も鶴田副会長(関東支部長)や大江副会長のご尽力で
開催される予定です。
これからも、会員諸氏のお力を借りながら薬友会の活動をさらに高めていけたらと願って
おります。ご協力をお願いいたします。
1
研究科長ご挨拶
薬学研究科長・薬学部長
学しておりますが、5年生になる平成 22 年度に実施される 6ヶ月
小林 資正(22期)
間にわたる実務実習(病院実習、薬局実習)に送り出すために、
薬友会会員の皆様におかれましては、
(Computer Based Testing) や OSCE (Objective Structured
ますますご清祥のことと存じます。今年4
Clinical Examination) といった共用試験や第3者評価の実施
月、薬学研究科長・薬学部長を拝命し、
に向けた準 備が進められております。また、これから 6 年 制の
また同 時に、 役 職 指 定で薬 友 会 幹 事 長を仰 せ つかりました。
薬 学 科を卒 業した学 生が進 学できる 4 年 制 大 学 院の新 設も含
何 分 不 慣れなところが多く、 皆 様のご期 待に十 分 沿えることが
めて、大学院組織の再編成の準備を始めるところであります。
出来るかどうか不安ですが、何とぞよろしくご指導ご協力のほど
薬学研究科では、ご定年退職されました田中慶一先生の毒
お願い申し上げます。
性 学 分 野の後 任 教 授に堤
平成 18 年度に大阪大学薬学部は、社会の要請に応えるべ
岩手医療大学薬学部に転出されました前田正知教授の分子生
く高 度な薬 剤 師の養 成を目指した6年 制 学 科 ( 薬 学 科 : 定 員
物学分野の後任教授として水口裕之氏が選考されました。また、
2 5 名 )と、 薬 学 研 究 者 、 薬 学 ・ 環 境 衛 生 技 術 者の養 成を目
この 3 月に定年退職されました北 泰行先生の分子合成化学分
指した 4 年制学科(薬科学科:定員 55 名)の 2 学科制に再
野の後任は藤岡弘道氏が、今西 武先生の生物有機化学分野
編 成されました。この 4 月に第1期の薬 学 科 学 生が3年 生に進
の後任は小比賀聡氏がそれぞれ選考されました。
新任教授紹介
康 央 氏が選 考された他 、 新たに、
大阪大学大学院薬学研究科毒性学分野
堤 康央 (39期)
本年 4 月 1 日付をもちまして、独立行政法人医薬基盤研究所
ミクスプロジェクトをリーダーとして主宰さ
創薬プロテオミクスプロジェクトより、大阪大学大学院薬学研究科
せて頂く機会に恵まれました。この創薬
毒性学分野に赴任致しました。ご承知のように、本学名誉教授・
プロテオミクスプロジェクトでは、サブリー
大阪大谷大学薬学部長 田中慶一先生(13 期)の後任であり、
ダーの角田慎一君(42 期)および主任研究員の鎌田春彦君(43
重責をひしひしと感じると共に、母校で研究室を主宰させて頂ける
期)、研究員の阿部康弘君(52 期)の激烈なまでの奮闘で、プ
ことに熱い思いを馳せています。着任に際しまして、この場をお借
ロテオミクスを駆使し、がんや糖尿病、認知症、高血圧、免疫
りし、薬友会の皆様に一言ご挨拶申し上げます。
疾患といった種々疾患の発症や悪化に関わる創薬バイオマーカー・
私は平成 2 年に、本学名誉教授・神戸学院大学薬学研究科
たんぱく質の探索を行うと共に、疾患の発症・悪化のメカニズム
教授の眞弓忠範先生(12 期)が主宰されていた薬剤学講座に
解明、治療法の開発を進めてきました。また昨今台頭してきたナ
分属し、学部と大学院生(修士課程・博士課程)、博士課程
ノマテリアルの安全性予測・評価研究を、トキシコキネティクスやト
中退後の助手と、14 年間、眞弓忠範先生・中川晋作先生(現
キシコプロテオミクスといった手法で推進しています。
薬剤学分野教授)を初めとする諸先生方・諸先輩方にご指導
本年 4 月に母校へ戻る機会を賜り、毒性学分野では前述のナ
を賜り、また同輩・後輩諸君に多大なサポートを頂き、大阪大学
ノマテリアルの安全性(Nanotox)研究を含めて、種々プロテオミ
薬学部・大学院薬学研究科で過ごしました。この間、国立循環
クス技術を導入し、高機能化医薬品や化粧品、食品、アスベスト・
器病センター研究所や米国国立保健研究所に国内および海外留
黄砂といった環境物質の安全性予測・評価研究に取り組んでおり、
学させて頂きました。平成 16 年 4 月に、大阪府茨木市彩都の国
薬学における毒性学研究に、独自の新たな風を吹かせ、国民の
立医薬品食品衛生研究所医薬基盤研究施設第二プロジェクトチー
健康の向上や産業界の進展に貢献したいと思っています。微力
ムの副プロジェクト長として異動し、当時の国立医薬品食品衛生
ではありますが、大阪大学薬学部・大学院薬学研究科のさらな
研究所副所長の早川堯夫先生(院 13 期:現 独立行政法人
る発展に寄与できるよう邁進する所存です。また私がこれまで過分
医薬品医療機器総合機構顧問)、プロジェクト長(部長)の谷
にも頂戴してきました諸先生方、諸先輩方、同輩・後輩諸君の
本 剛先生(院 17 期:現 同志社女子大学薬学部教授)に
ご厚情を、そのまま熱い思いに変え、後輩達の育成に全力を尽く
ご指導賜りました。平成 17 年 4 月に、国立医薬品食品衛生研
す決意であります。私はまだまだ若輩者であります。薬友会の皆
究所医薬基盤研究施設が独立行政法人化され、医薬基盤研究
様方におかれましては、今後とも何卒よろしくご指導・ご鞭撻を賜
所に移行するに伴い、本学名誉教授・元医学部長の山西弘一
りますよう、お願いを申し上げまして、ご挨拶とかえさせて頂きます。
先生(医薬基盤研究所理事長)のご支援のもと、創薬プロテオ
2
現 在 、 薬 学 部 における事 前 実 習 の 他 、 全 国 的 に C B T
受賞 の 喜び
濱 堯夫先生(2期)瑞宝中綬章を受章
山元 弘 (18 期)
このたび濱先生は、瑞宝中綬章をお受けになりました。
1 0 0 名 近くの門 下 生が相 集い、 新 大 阪ワシントンホテルプラ
濱 先 生は昭 和 2 9 年に大 阪 大 学 医 学 部 薬 学 科 ( 当 時 )
ザにおいて叙 勲 祝 賀 会を開 催しました。 祝 賀 会には先 生の
をご卒業のあと、大学院薬学研究科にご進学され薬学博士
教え子のみならず谷口弘 行 先 生 ( 神 戸 学 院 大 学 元 学 長 )、
の称号を取得され、続いて昭和 34 年から 43 年まで阪大薬
川崎紘一先生(神戸学院大学元薬学部長、川崎近太郎
学部微生物薬品化学講座(現細胞生理学分野)の助手、
先生のご子息)、岡本 博先生(神戸学院大学元薬学部長、
助教授をお勤めになりました。
16 期)も駆けつけてくださり、和やかななかに、濱先生のま
その後昭和 43 年から神戸学院大学教授にご着任のあとは、
すますのご健勝を願いました。
川崎近太郎先生(阪大元薬学部長、衛生化学講座教授)
(写真:川崎紘一先生ご撮影)
を助けられて、栄養学部の充実とともに薬学部の創設にまい
進され、 薬 学 部 長 ( 昭 和 5 8 年∼平 成4年 )、 神 戸 学 院 大
学学長(平成4年∼9年)を勤められ、神戸学院大学の発
展に貢献されました。
このたびの叙勲は、大学での教育研究、後進の指導と育
成、さらには大学運営へのご貢献が評価されたものであります。
濱 先 生のご経 歴からわかりますように先 生には3つの同門
の仲間をお持ちです。これら3つの同窓会、微生同窓会(阪
大 ): 田中( 1 3 期 )、 山 元 ( 1 8 期 )、 栄 養 化 学 同 窓 会 :
玉木(13 期)、薬学部7研同窓会:眞弓(12 期)、三宅(16
期 )、中川( 現 薬 剤 学 教 授 )が協 力して、 去る5月 3 1 日、
「平成 18 年日本細菌学会賞(浅川賞)」を受賞して
徳島文理大学 薬学部 教授
櫻井 純 (14 期)
薬 学 部を昭 和 4 1 年 卒 業 後 、 大 学 院
会賞は、北里柴三郎先生が、当時、優秀で若くして亡くなっ
修 士 、 博 士 課 程を修 了し、 昭 和 4 6 年
た細 菌 学 者 、 浅 川 範 彦 先 生を惜しみ、 明 治 4 1 年 、 赤 痢
大 阪 大 学 微 生 物 病 研 究 所の助 手として
菌 発 見 者 志 賀 潔 先 生 、 梅 毒の治 療 薬サルバルサンを見出
採用され、病原菌に関する研究をスター
した秦 佐 八 郎 先 生らと共に創 立された我 国で最も歴 史のあ
トしました。 昭 和 5 0 年ウイスコンシン大
る賞で、 細 菌 学の分 野で優 秀な研 究 業 績を修めた研 究 者
学でウエルシュ菌と出 会い、 昭 和 5 3 年から徳 島 文 理 大 学
に贈られるものであります 。この賞は、 約 1 0 0 年の歴 史 が
薬 学 部において、 一 貫してウエルシュ菌 感 染 症の治 療と予
ありますが、 受 賞 者のほとんどが医 学 部出身者もしくは関 係
防を目的として病 原 性 発 現 機 構について生 化 学 、 分 子 生
者であり、 薬 学 部 出身 者が受 賞することは極めて希 有なこ
物 学 、そして、 薬 理 学 的 手 法 、さらに、 X 線 解 析による構
とであり、この度 、 私が受 賞しましたことは、 晴 天の霹 靂で
造 解 析 法を用いて研 究してきました。 職 員、 院 生 、 学 生の
ありますが、身に余る光 栄であり、 大 変 名 誉なことと感 激し
協 力の成 果として、 平 成 1 8 年 「ウエルシュ菌 主 要 毒 素の
ております 。この 受 賞を励みにさらに努 力し、 細 菌 感 染 症
構 造と機 能 及び 活 性 発 現 機 構に関 する研 究 」と言う研 究
治療のモデルを示すため頑張りたく思っている次第です。
題目で日本 細 菌 学 会 賞 ( 浅 川賞 )を受 賞しました。この学
3
「第 57 回日本薬学会近畿支部大会・奨励賞」を受賞して
大阪大学大学院薬学研究科 特任助教
向 洋平 (50 期)
この度、「新規抗体医薬の開発を目指し
補の数は多く、これらに対する抗 体を一つ一つ樹 立するの
た乳がん細胞特異マーカーの探索とそれら
には多大な時間、労力を費やしてしまいます。本観点から我々
に対する網羅的抗体創製法の開発」に関
は、理論上いかなる抗原に対する抗体をも単離可能なファー
する研 究を日本 薬 学 会 近 畿 支 部 奨 励 賞と
ジ抗体ライブラリを応用することで、これら探索研究を通じて
いう形で評価していただくこととなりました。
得られる微 量 蛋白質から直 接 抗 体を単 離 可 能な、 抗 体 医
近年のがん治療薬開発は、抗体医薬の台頭に伴いその
薬開発の高速化に叶う新規技術の開発に成功いたしました。
精度を飛躍的に増しており、新規の治療標的の探索とそれ
本研究は、大阪大学大学院薬学研究科教授:中川 晋
らに対する抗体医薬の開発が世界的に試みられております。
作 先生、同教授:堤 康央 先生のご指導、ご協力のもと
しかしながら、このような探索研究で見出される治療標的候
成し得たものであり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
受賞者紹介
他の受賞について紹介させていただきます。
大阪大学大学院薬学研究科
講師
岡田 直貴 (40 期)
東京大学医科学研究所
講師
國澤 純 (44 期)
大阪大学大学院薬学研究科
特任助教
向 洋平 (50 期)
神戸薬科大学・助手
沖津 貴志 (院 50 期)
4
学
課
会
題
賞 の 名 前
受 賞 日
: 第 23 回日本 DDS 学会
: 「貼るワクチン」により誘導した体液性免疫応答の
ウィルス感染阻止効果
: 優秀ポスター賞
: 2007 年6月
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
財団法人 花王芸術・科学財団
粘膜表層を介した粘膜免疫制御機構の解明と
免疫療法への応用
花王研究奨励賞
2008 年 6 月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
名
名
前
日
:
:
:
:
日本ビフィズス菌センター(腸内細菌学会)
スフィンゴシン1リン酸を介した腸管免疫制御機構の解明
JBF 研究奨励賞
2008 年6月
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
第 57 回日本薬学会近畿支部大会、総会
新規抗体医薬の開発を目指した乳がん細胞特異マーカーの
探索とそれらに対する網羅的抗体創製法の開発
奨励賞
2007 年 10 月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
:
:
:
:
第 92 回有機合成シンポジウム
新規オキソニウムイオン等価体への求核種導入反応
ポスター賞
2007 年 11 月8日(木)∼9日(金)
会
題
会
題
名
名
名
名
前
日
小野薬品工業株式会社
衛藤 佑介 (51 期)
理化学研究所 研究員
川D 俊之 (院 51 期)
摂南大学薬学部 助教
桜井 晴奈 (院 51 期)
大阪大学大学院薬学研究科
博士後期課程3年
松尾 圭祐 (院 52 期)
大阪大学大学院薬学研究科
博士後期課程2年
嶋田 健 (53 期)
大阪大学大学院薬学研究科
博士後期課程2年
香田 健 (53 期)
学
課
会
題
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
遺伝子・デリバリー研究会第7回シンポジウム
全身投与による癌遺伝子治療の最適化を目指した高分子バイ
オコンジュゲート化アデノウィルスベクターの創製
奨励賞
2007 年5月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
名
名
前
日
:
:
:
:
第6回ファーマ・バイオフォーラム 2007
パーキンソン病モデル動物に対するエダラボンの神経保護作用
優秀発表者賞
2007 年 12 月
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
ファーマバイオフォーラム 2007
Suppressor of cytokine signaling-1(SOCS1) はアデノ
ウィルスベクターにより活性化される自然免疫応答を抑制する
最優秀発表者賞
2007 年 12 月
学
課
: 遺伝子・デリバリー研究会第7回シンポジウム
: γ-PGA ナノ粒子の抗原送達キャリアー特性と
その癌免疫療法への応用
: 準奨励賞
: 2007 年5月
会
題
会
題
名
名
賞 の 名 前
受 賞 日
学
課
会
題
名
名
賞 の 名 前
受 賞 日
: 第 16 回日本がん転移学会総会
: γ-PGA ナノ粒子を抗原送達キャリアーとして用いた
癌免疫療法の肺転移抑制効果
: 優秀演題賞
: 2007 年7月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
名
名
前
日
:
:
:
:
ファーマバイオフォーラム 2007
ES 細胞からの新規神経細胞分化誘導系の確立
優秀発表賞
2008 年 12 月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
名
名
前
日
:
:
:
:
生体機能と創薬シンポジウム 2007
ガランタミンの大脳皮質細胞外アセチルコリン量増加作用
優秀ポスター発表賞
2007 年9月
5
大日本住友製薬株式会社
有川 申祐 (54 期)
大阪大学大学院薬学研究科
博士後期課程1年
亀井 数正 (54 期)
大塚製薬
菅谷 建作 (54 期)
JT
中村 玲子 (54 期)
エーザイ株式会社
柳川 達也 (54 期)
大阪大学大学院薬学研究科
博士前期課程2年
石井 裕美子 (55 期)
6
学
課
会
題
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
第 27 回有機合成若手セミナー
糖部をS型に束縛した架橋型人工核酸 2-deoxy 型 trans3',4'-BNA の合成とその機能性評価
優秀研究発表賞(ポスター賞)
2007 年 11 月 15 日
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
名
名
前
日
:
:
:
:
日本薬理学会第 81 回年会
概日リズムの光誘発位相前進に特異的な新規シグナル系の固定
優秀発表賞 2008 年3月 18 日
学
課
名
名
:
:
賞 の 名 前
受 賞 日
:
:
ファーマバイオフォーラム 2007
腫瘍血管を標的とする細胞傷害性T細胞の創製と
養子免疫療法への応用
優秀発表者賞
2007 年 12 月
学 会
課 題
賞 の 名
受 賞
:
:
:
:
ファーマバイオフォーラム 2007
親水性ゲルパッチを用いた非侵襲的経皮ワクチンの開発
優秀発表者賞
2007 年 12 月
会
題
会
題
会
題
名
名
前
日
第6回ファーマ・バイオフォーラム 2007
メタンフェタミンの中枢興奮作用における視床下部―下垂体―
副腎皮質系の関与
優秀発表者賞
2007 年 12 月
ファーマバイオフォーラム 2007
金磁性ナノ粒子を応用した新規遺伝子導入法の
確立と特性評価
優秀発表者賞
2007 年 12 月
大 阪 大 学 大 学 院 薬 学 研 究 科
創 立 50 周 年 記 念 国 際 交 流 事 業
大学院生海外派遣
創立50周年記念国際交流事業の援助により国際学会に参加した大学院生 (学年は参加時の学年)
博士後期課程 3年
目
的
:
会 議 期 間
派
遣
先
的
:
:
2007.7.15 ∼ 7.20
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
:
オーストラリア
派
:
オーストラリア
:
会 議 期 間
派
先
和 田 康 史 (合成)
遣
先
博士後期課程 3年
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
村 井 健 一 (合成)
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
目
的
:
:
2007.7.15 ∼ 7.20
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
:
オーストラリア
派
:
オーストラリア
博士後期課程 3年
目
小 坂 昇 平 (製造)
目
的
遣
博士後期課程 3年
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
博士後期課程 1年
目
岩 崎 宏 樹 (製造)
丸 山 明 伸 (合成)
遣
先
博士後期課程 2年
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
森 本 功 治 (合成)
的
:
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
目
的
:
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
派
:
オーストラリア
派
:
オーストラリア
遣
先
博士後期課程 3年
目
山 口 卓 男 (薬化)
遣
先
博士後期課程 3年
常 深 智 之 (薬化)
的
:
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
目
的
:
21st International Congress
for Heterocyclic Chemistry
参加、ポスター発表
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.20
派
:
オーストラリア
派
:
オーストラリア
遣
先
博士後期課程 3年
目
清 田 浩 平 (分析)
遣
先
博士後期課程 3年
浜 上 堅 一 (薬理)
的
:
第13回生物無機化学国際会議参加、
発表
目
的
:
第8回VIP/PACAP関 連ペプチド
国際シンポジウム参加、ポスター発表
会 議 期 間
:
2007.7.15 ∼ 7.21
会 議 期 間
:
2007.9.3 ∼ 9.8
派
:
オーストリア共和国
派
:
アメリカ合衆国
遣
先
遣
先
7
1 6 期クラス会
原田 昌弘
昨 年 、 平 成19年10月20日( 土 ) 大 阪アクティ大 阪にて16期
のクラス会が例年どおり開かれました。
1カ月 半 前にこの 世を逝った 南 君に黙 祷を捧げ て 会 は 始まり
ました。
当日の参加者は
前列左より青山、山中すみえ、雑喉、岩田、原田、米虫
後列 山中芳夫、山田、宝居、西條、真野、相坂、藤井
の皆さんです。岩崎、八田、木島、大江の合計1
7名でした。
本年もこの便りが届く10月18日(土)を予定しております。
1 7 期 生 同窓会報告
馬場 明道
「オォッー!!、元気かぁー!!」
参加者の受付時から、パーテイーの開始の世話人(私)
の挨拶が始まっても、相当に、雑然、かつ、ハイテンショ
ンの雰囲気の中で、頓着無く会場に飛び交っていた多くの
会話は、冒頭の言葉でした。なんと、十一年振りの同窓会
でした。中には、卒業以来、四十年振りの同窓生も何人か
いました。それぞれが各様に興奮していました。
四月十九日、中之島センター、九階交流サロンにて、十
七期生の同窓会を開きました。大半の同窓生が定年を迎え、
新たな道を歩み始めたこの時期をねらって開きました。隠
岐島を未明に発ち、飛行機に乗り継ぎ、来てくれたヒトを
はじめ、関東、中四国など広範な処から、計四十一名の参加がありました。男女半々ぐらいで、十一年前に比べ、
女性の参加が多いことが特徴でした。準備として、世話人を中心に手持ちの住所録の確認・訂正を行い、ごく一部
を除いて正確な住所録を確定することから始めました。どれだけの人数が集まるのか、ドタキャンをどの程度見てお
くかなど、色々と考えることもありましたが、結果的に、予想外の人数が集まり、しかも、ノーキャンセルということ
で、世話人として感激しました。
8
参加者全員の近況報告に、卒業以来のそれぞれの日々が凝縮
されているようで、本当に懐かしく、感慨深く、濃密な時間でし
た。いずれの同窓会もそうであるように、卒業以来の長い時間が、
消え去ったような印象でした。三時間あまりが、あっという間に
過ぎ、後は、三々五々、適当なグループごとに二次会から、四
次会まで延々と再会を満喫した次第です。
中之島センターを初めて経験するヒトも多く、皆さん、大変、
感動されていました。二年後に、再び、その地で再会すること
を決め、散会しました。
同窓生というものは、懐かしくも良いものだなあと云う思いを、全員に再認識させてくれた会となりました。
1 8 期 同 窓会
山元 弘
今年も阪大中之島センターで同窓会を開いた。この会は 18 期と一緒に入学した仲間と 18 期として卒業した
仲間の集団である。したがって入学年と卒業年で7∼8年の開きがあるが、年をとって円熟したせいか仲がよく、
10 年ほど前からは毎年集まっている。多いときで 50 名以上、少ないときでも 30 名近くが集まる。
最近は、誰かが話題提供することが恒例になっており、今年は友井正明君にお願いした。というのも、藤沢薬
品工業を退職後、最近は俳句に「のめり込んで」いるらしいからである。彼の句は、なんと最近2度続けて朝日
俳壇に掲載されたという(下記)。高名な先生の師事を得ているらしいが、先生が作ってくれるわけでもなく、ま
さに友井君の「感性」の鋭さの賜物である。風景や草花や風の香の中に友井君の「感性」を沸き立たせる何か
が潜んでいるらしい。「少しは友井君に学べば?」といいたい輩も多い仲間の楽しい集まりである。
池上和子 (旧姓竹村)
5 月 24 日(土)、滝のような雨の中、無事今年も懐かし
い方々とお会いすることができました。あの雨が前哨戦の
ように、日本列島は梅雨に突入。しばらくはうっとうしいお
天気が続くようです。せっかくの二次会、30 階から見える
はずの夜景が大雨に邪魔されたのも残念でした。来年に期
待しましょう!
今年は友井氏の俳諧の世界のお話もあり、自然に親しむ
ご様子、羨ましく聞かせていただきました。毎日、パソコンと向かい合って、IT だの、JAVA だの、ウイルス
だの etc. 硬くなった頭にはなかなか理解しがたい言葉と目には見えない環境に身を置いている私には、とて
も羨ましい世界でした。お話の中に出てきた残りの人生 10 万時間。俳諧が徘徊にならないよう、これからも頭
と体を使って過ごしていきたいと思います。
春暁の空の生まるる早さかな (朝日俳壇、4月7日)
薔薇の園彩押し寄せて香も寄する (朝日俳壇、6月8日)
9
近況報告
卒業生の方々の近況を
ご紹介させていただきます。
中村三孝 (19 期)(薬理)
講 座 対 抗のソフトボール大 会と学 生に混じって参 加して
約 35 年間勤めた製薬企業を定年退
いますが、学生がいろいろ気付かってくれているのが良
職しました。会社生活を終えた後は、
くわかり、うれしいやら、かなしいやら・ ・ ・ ・ 。 担当
教 育 関 係の仕 事をしたいとの思いは
講義も始り、90 分授業のあまりの長さに少し疲れますが、
心の中でずっと持っておりましたが 、
講義内容の作成には、今までにない斬新な刺激があり、
この度馬場先生の御支援もあり、摂南大学薬学部に勤
頭も体も活 性 化された気 分になっています。日ごろ学 生
めることになりました。 今までの製 薬 企 業の新 薬 開 発 業
達と接触する中で、石橋時代の学生気分も思い出され、
務で得てきた経験、知識、技術などを薬剤師教育に生
2 時間かけての出勤も気にならなく、楽しく充実した毎日
かせたいと思っております。2008 年 4 月に赴任し、約 4
を送っております。
か月が過ぎようとしています。新入生歓迎のスポーツ大会、
名古屋市立大学 理事(研究担当)
・副学長・
大学院薬学研究科教授
今川正良 (院 23 期)(衛生)
ます。桜の名所として名高い山崎川の隣に薬学部のキャ
ンパスがありますが、現在校舎の新築が急ピッチで進ん
平 成12年から名 古 屋 市 立 大 学に勤
でいます 。 今 秋には新 実 習 棟 、 来 夏には新 研 究 棟 が
務しています。 他 大 学の薬 学部と同
完成する予定です。薬学部6年制の開始に合わせて校
様に、薬学教育改革の真只中におり、
舎の全 面 改 築が行われるのは全 国の国 公 立 薬 学 部の
雑 用に追われながらも教 育 研 究に励んでいます。 本 学
中でも本 学が最 初であり、 大 変 恵まれた環 境を整えつ
薬学部は、6年制の薬学科(60名)と4年制の生命薬
つあります。国立大学に2年遅れて平成18年度に法人
科学科(40名)からなり、阪大とは定員の比率が異な
化しましたが、運営費交付金の減額に喘ぎながらも、良
りますが、 医 療と創 薬の二 本 柱を共に推 進すべく、 両
い人材を送り出すことを楽しみにしながら、私自身も楽し
学 科の特 色を打ち出す独自のカリキュラムを設 定してい
んでいます。
( 株)デンソー 基礎研究所
10
藏野憲秀 (26 期)(工学)
かと思っていたら MBI 業務終了。面接の前に SPI に似
3 月 31 日に新日鐵の退社式を終え
た試験を受けさせられるという、50 過ぎの親父にはつら
て 、 4 月 2 日にデンソーの 入 社 式 。
い壁を乗り越えて、 幸いにもデンソーで職を得て、 名 古
海洋バイオテクノロジー研究所(MBI)
屋へ 。
の業務終了を受けて、わが身の上に
皆さん、ご存知でしたか?自動車部品メーカー、そう、
も大 激 変が起きました。 学 部を卒 業してから 3 0 年 。 院
あの「プラグのデンソー」 がバイオもやっていることを。
に進み、助手、スイスでのポスドクを経て MBI にもぐりこ
実はわたしも知りませんでした。 去 年の今 頃までは。 面
むために新日鐵に就職したのが 1990 年 7 月。翌年4月
白いもので、これだけ職場を転々としながらも、やってい
には無 事 M B I へ 出 向し、そのまま岩 手 県 釜 石 市に居
ることは学部 4 年のときに習った微生物の培養。今も同
座ること 17 年。庭付き一戸建ても購入し、このまま行く
じことを飽きずにやっています。
アスビオファーマ株式会社 生物医学研究所
創薬化学研究部長
案浦 洋一 (院 31 期)(合成)
さて、メガファーマに見られる縦 割りの機 能 別 組 織 体
サントリー株 式 会 社 医 薬 事業部→
究所は小さいながらも university(総合大学)のように
第一サントリーファーマ株式会社→第
機能の異なる集団が一箇所に集まって協同して活動して
一アスビオファーマ株式会社→アスビ
おり、往年のサントリー時代からの自由闊達な研究風土
オファーマ株式会社と社名はこの 20 年間で何回か変わり
が保持されています。現在、私自身は化学部門の活動
ましたが、 場 所も建 物も変わらずに今 年 3 月に開設され
方針・計画の立案とその運営・実行等に携っていますが、
た J R 島 本 駅に程 近い研 究 所で日々創 薬 研 究に励んで
最新の知識・技術を積極的に取り入れつつ、「質」重
います。この間、阪大(薬)の多くの先生方、同窓生
視の規模に支配されない創力戦(>総力戦)で研究所
の皆様には色々な面で御尽力頂き、深く感謝しております。
の更なる発展に貢献して行きたいと考えています。
帝京大学薬学部生物薬剤学教室
准教授
宇都口直樹 (38 期)(薬剤)
系を college(単科大学)の集合体に譬えると、弊社研
60 兆個もの細胞の生死を極めて高度に制御しながら生
きており、この生命の進化によって得た高度な生体制御
私は薬剤学講座(真弓忠範教授・
システムである「免疫機構」を利用し、これをがん治療
12 期。現阪大名誉教授、神戸学
に利用するという戦略です。
院 大 教 授 )の博 士 課 程 修了後、昭
具 体 的には、がん細 胞そのものではなく、がん組 織
和薬科大学薬剤学研究室(松本光雄教授・2 期。現
の栄 養 供 給 路となっている血 管を細 胞 傷 害 性T細 胞に
昭和薬大名誉教授)の助手となり、途中、米国カンザ
より破綻させ、がんを兵糧責めにするといったものです。
ス大 学に留 学し、 2 0 0 2 年 4 月に帝 京 大 学に異 動いた
この研究はベンチャー企業と共同で進めており、将来的
しました。
には臨床で役立つ療法となることを夢見ています。
現在は、がん免疫療法の研究に従事しています。免
教育に関しては、手探り状態ではありますが、6 年制
疫系は、外来の病原微生物から防御する生体機構とし
の第 一 関 門である、 O S C E 、 C B T 質の高い薬 剤 師の
て進 化した一 方で、 生 体 内に存 在するがんのような不
輩出を目指し、日夜、教育、研究に励んでおります。
要な細胞除去という役割も担っています。すなわちヒトは
Associate Professor of Medicinal Chemistry
Department of Pharmaceutical Sciences
Oregon State University
Taifo Mahmud (院 40 期)(生薬)
2003 年よりオレゴン州立大学薬学部に移動し、研究室
を立ち上げ現 在に至ります。オレゴン州 立 大 学のあるオ
レゴン州コーバリスは人口 6 万 人 程 度で大 阪やシアトル
速いもので私 が 大 阪 大 学 大 学 院 薬
に比べるとの小さな街ですが、治安もよく自然に恵まれた、
学 研 究 科 ( 生 薬 学 講 座 )を修 了し
住むにも研 究するにも環 境のよいところです。 現 在は阪
て 11 年がたちました。しかし、学生時代に阪大で過ご
大時代とは少々異なる研究フィールドではありますが、微
した 5 年 間は今でも鮮 明に思い出されます。 卒 業 後は
生物由来の生理活性物質、特に二次代謝産物の生合
幸 運にも小 林 資 正 先 生の紹 介により米 国ワシントン大 学
成 経 路の解 明を中心に研 究をおこなっております。 近く
にポスドクとして留 学する機 会に恵まれ、 研 究の場を米
までこられることがございましたら、 ぜひ遠 慮なくお立ち
国 へと移すこととなりました。ワシントン大 学では 3 年 間
寄りください。
ポスドクとして、さらに 3 年間助手として経験を積んだ後、
11
近況報告
兵庫医療大学薬学部医療薬学科
教授
青木 俊二 (院 40 期)(生薬)
ていることに喜びを感じつつ、日々仕事に励んでおります。
昨 年 3 月に大 阪 大 学 薬 学 研 究 科
ことで臨床現場を意識させられる場面も格段に増えました。
を辞し、 4 月より神 戸のポートアイラン
自分の視野が広がったという実感とともに、これまで自分
ドに新 設されました兵 庫 医 療 大 学 薬
がやってきた基礎研究と臨床現場との距離を実感させら
看 護 、リハビリ両 学 部が併 設される本 学に勤 務する
学部に赴任して 1 年余りが経ちました。新設大学ゆえの
れる毎日です。
困 難かつ迅 速な対 応を求められる様々な問 題に直 面し
窓から海が望めるすばらしい環境のキャンパスで、「頼
ながらも、それらを解決することで大学が少しずつ " らし
りなくも素直で可愛い」学生たちと共に本学の礎を築い
く" なっていく過程を肌で感じています。そして、新しい
ていけたらと思っております。
大学を軌道にのせるという大きな事業に微力ながら関わっ
マックスプランク研究所
川上 直人 (44 期)(微生)
2 0 0 1 年に細 胞 生 理 学 分野博士
己責任の国。ここで自分を見せるということを学びました。
課 程を卒 業しました 。 卒 業 後 、
よく働き、よく遊 べもモットーに、 夏は地中海 、 冬はアル
ドイツのミュンヘン近 郊のマックス
プス、もちろん仕事も楽しんでいます。ミュンヘンの名物
プランク研 究 所で T 細 胞 性自己
は森の中のビアガーデン。木陰で生ビールとソーセージを
免疫の研究をしています。目下の目標は蛍光標識した T
日本 人の妻と、ミュンヘン生まれの四歳の子 供と一 緒に
細 胞が中枢 神 経に侵 入していく過 程を、 顕 微 鏡を用い
楽しんでいます。こちらにこられる際には、ぜひご連絡を。
て生体内で視覚的に観察することです。ドイツ人だけで
http://www.neuro.mpg.de/english/rd/ni/research/
なくイタリア人 、ロシア人 、インド人などと国 際 的な環 境
Live_imaging_of_CNS_autoimmunity/index.html
株式会社アクア製薬
前田 收 (47 期)(蛋白)
りました。そこからは企業の運営企画、特に企業再生・
大学生活は長くかかってしまいました
ことになりました。在籍中で一番時間を費やしたことは人
が、そこからの人 生は今までとまった
に出会うことであり、日々人と会話することが仕事の一貫
く逆の方向に転換していきました。卒
となり、少しながら人脈が出来た気がします。現在、35
業してからは、外資系の製薬会社でMRになり、外回り
歳を向かえビジネスマンとしては一 番 油の乗っている時
の営業をするようになりました。今まで対人関係が苦手だっ
期と考えますが 、 現 在は、 会 社 運 営と企 業コンサル、
た私にとって服装から言葉使い、礼儀作法そういった基
学校講師を兼任でこなしております。日々時間に追われ
本的な事を徹底した研修制度で改善していただきかなり
た人 生になりますが、自分で試 行 錯 誤しながらビジネス
コミュニケーション能 力が向 上したと思います。4年目に
を創 造して、 将 来 大 学でアントレプレナーを講 義するの
ようやく成果も出てきた時にちょうど医療法人の理事長か
が現在の私の夢です。
ら声がかかり、学校法人の立ち上げを実施することにな
12
の中で働いています。ドイツは良くも悪くも自己 主張、自
ベンチャー立ち上げに興 味を持ち、 大 学 院で勉 強する
財団法人日本食品分析センター
彩都研究所
新留 洋子 (53 期)(衛生)
の中でこっそり応援をしています。
就職してからの 1 年 3 か月は本当にあっという間でした。
2 0 0 7 年 3 月、 6 年 間 過ごした大
仕事や新しい環境に慣れるのに一生懸命で、気持ちに
阪 大 学を去り、 社 会 人としての生 活
余裕がない時もありましたが、先輩、同期そして友人に
が新たに始まりました。職場が吹田キャ
助けられこれまでやってきました。 今では仕 事にも慣れ、
ンパスに近かったため、 学 生 時 代に
自分の仕事だけでなく周りの様子にも目を配る余裕もでて
住んでいたマンションから引っ越すこともなく、 新たな生
きました。また仕事以外でも、会社のレクリエーション係
活が始まる実感がわかないまま入社式を迎えたのを覚え
になり、人前で司会をする等、今まで苦手で避けてきた
ています。 毎 朝モノレールの中から吹田キャンパスを見
ことを経 験する機 会も増え、いい経 験をさせていただい
ながら通勤していますが、阪大病院前で降りていく学生
ていると思います。これからも周りの人に感謝をする気持
を見ては懐かしく思い、テスト勉強をしていると思われる
ちを忘れずに、仕事に励んでいきたいと思います。
人を見ては学生時代の自分を重ねて「頑張って!」と心
武田薬品工業株式会社
大場伸紘 (54 期)(分析)
学生時代に感じていた以上に自らの仕事内容が多方面、
私 はこの 4 月から社 会 人になり、
大 人 数の方々に影 響を与える事 実を感じています。け
弊社において医薬品原料などの分析・
れども、私はその中で仕事への一層の責任を感じること
研究を行う部署に配属されています。
で社 会 人を満 喫できています。また、 学 生 時 代に研 究
新人教育を終え、社会人としての行
室で学んだ研 究に対する姿 勢や実 験を行う上での考え
動や考え方から、配属先における種々の分析機器の使
方などは、 現 在も含め今 後とも研 究に携わっていく上で
用方 法やその評 価 方 法まで、 多 分 野に渡り多くの事 柄
重要であり、自らの基盤となると感じています。そのため
を学んできました。しかし全てが新しく覚えるべき事ばか
学んだ事を忘れず、 今 後の仕 事でそれらを目一 杯 生か
りで、まだまだ毎日が 勉 強という日々を過ごしています。
していこうと考えています。
学 生 時 代と同 様に研 究 施 設での仕 事ではありますが 、
13
平 成20年 度
2006 年度から薬学部 6 年制教育がスタートし、薬学部出身者に寄せられる
大 阪 大 学 薬 学 部
期待は益々大きくなってきております。本研修会では薬学関係者として各方面で
卒後研修会
のご案 内
活躍しておられる卒業生に、最先端の医薬・医療情報を提供することを目的とし
ております。日常生活や仕事の面で本研修会が皆様のお役に立てれば幸いです。
多数のご参加をお待ちしております。
回
日 時
1
5月24日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
上島悦子(大阪大学大学院薬学研究科・教授)
感染制御とチーム医療
2
7月26日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
木曽良信(サントリー ( 株 ) 健康科学研究所・所長)
食と健康のサイエンス
3
8月30日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
小山 豊(大阪大谷大学薬学部・教授)
依存性薬物−脳研究の視点から
4
9月27日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
堤 康央(大阪大学大学院薬学研究科・教授)
医薬品・化粧品中のナノマテリアルの安全性
5
11月22日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
永田泰造(東京都桜台薬局)
薬剤師が果たすべき今後の役割
−医療制度改革が示すもの−
6
1月31日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
田熊一敞(大阪大学大学院薬学研究科・准教授)
認知症治療の最前線
7
2月28日 ( 土 ) 午後2:30∼4:30
林 辰弥(三重看護大学・教授)
抗凝固薬 −その歴史と最近の話題−
会
場
講 師
演 題
: 大阪大学中之島センター7階(http://www.onc.osaka-u.ac.jp/)
参 加 費 : 無料(直接会場へお越し下さい)
*日本薬剤師研修センター認定集合研修(1単位)
*大阪府薬剤師会薬剤師生涯教育認定研修(認定ご希望の場合は新薬剤師章をご持参下さい)
世 話 人 : 木村 以都美(hercule-122-kikk.02@m7.dion.ne.jp)、北沢 恵子(k.ki
tazawa@osaka-fuyaku.jp)
照井 篤子(terui-ya@tcct.zaq.ne.jp)、平田 收正(大阪大学薬学研究科hirata@phs.osaka-u.ac.jp)
宇野 公之(大阪大学薬学研究科unoto@phs.osaka-u.ac.jp)
詳しくは大阪大学薬友会ホームページ(http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/yaku/)をご覧下さい。
平 成20年 度 大 阪 大 学 大 学 院 薬 学 研 究 科 公 開 講 座
「 く す り と 医 療 」 のご案内
目
的 2006年 度から薬 学 部6年 制が導 入され、薬 剤 師、薬 学 研 究 者の専 門 的かつ幅 広い知 識が益々必 要とされている。
本講座では、「くすりと医療」をテーマに、基礎から臨床までの最新の知見をもとに、現在の課題と将来への展望について、
それぞれ最先端の分野で活躍する研究者が講述する。
日
時
場
所
演題及び講師
平成20年11月29日(土)、12月6日(土)
大阪大学コンベンションセンター1階研修室(http://www.handai-kouenkai.org/convention/index.html)
○11月29日(土)
・13:00∼14:30
『和漢薬の多様性:品質と作用』 大阪大学総合学術博物館資料基礎研究系・准教授 高橋 京子
・14:40∼16:10
『薬食同源−食物にクスリのルーツを探る−』 京都薬科大学・教授 吉川 雅之
・16:20∼17:50
『健康食品の有効利用と健康被害の回避に向けて
−エビデンスと制度によって作用の有効性と安全性は確保されるのか?−』 神戸学院大学薬学部・教授 徳山 尚吾
○12月6日(土)
・13:00∼14:30
『遺伝子導入技術開発の生命科学研究への貢献』 医薬基盤研究所・チームリーダー 水口 裕之
・14:40∼16:10
『C 型肝炎に対する抗ウイルス治療』 大阪大学大学院医学系研究科・准教授 竹原 徹郎
・16:20∼17:50
『生体バリアを利用した創薬研究の新潮流』 大阪大学大学院薬学研究科・准教授 近藤 昌夫
申し込み方法等
14
詳しくは、大阪大学大学院薬学研究科ホームページ http://www.phs.osaka-u.ac.jp/welcome.html をご覧下さい。
大阪大学大学院薬学研究科主催
「キャリアアップレクチャー 2008」
開 講 のご 案 内
大 阪 大 学 大 学 院 薬 学 研 究 科 で は、平 成18年 度 から文 部 科 学 省 特 別 研 究 経 費( 教 育 改 革 経 費 )の 支 援 の もとに、「 高 度 専 門 薬
剤 師 教 育システム の 確 立 」と題した 新しい 教 育プログラムを 始 めております 。このプログラムは、臨 床 現 場 で 活 躍されている
薬 剤 師さんに最 新 の 知 識や 技 術を 修 得できるカリキュラム( 講 義 及び実 習・演 習 )を 提 供 することを目的としております。
会 場
大 阪 大 学 大 学 院 薬 学 研 究 科2号 館4階 特 別 講 義 室
時 間
13:00∼15:00(レクチャー の 内 容 によって 変 更 に な る 場 合 も あります )
平 成20年 度 開 講 予 定
日 時
講 師
演 題
7月12日( 土 )
統計学の基礎
高木 達也
7月19日( 土 )
薬剤師のための反応速度論
宇野 公之
8 月9 日( 土 )
臨 床 ゲノム 薬 理 学 特 論 』 − 循 環 器 疾 患 の 臨 床 薬 理 学 ① −
藤尾 慈
8月23日( 土 )
臨 床 ゲノム 薬 理 学 特 論 − 循 環 器 疾 患 の 臨 床 薬 理 学 ② −
藤尾 慈
9 月6 日( 土 )
移 植 医 療 薬 学 特 論 −移 植 医 療 に お け る 臨 床 薬 学−
上島 悦子
9月13日( 土 )
免疫調節薬
嶋 良仁
9月20日( 土 )
最新機器分析科学特論
宇野 公之
10月11日( 土 )
『 特 別 講 演 』 緩 和 ケ ア に 学 ぶ
Andrew Dickman/恒籐 暁
10月18日( 土 )
臨 床 医 薬 工 学 特 論 −臨 床 医 薬 工 学 の 薬 学 的 基 礎 ①−
中川 晋作
11月1日( 土 )
臨 床 医 薬 工 学 特 論 −臨 床 医 薬 工 学 の 薬 学 的 基 礎 ②−
中川 晋作
10月2日( 日 )
臨 床 医 薬 工 学 特 論 −臨 床 医 薬 工 学 の 薬 学 的 基 礎 ③−
中川 晋作
10月15日( 土 )
リス ク マ ネ ー ジ メント 特 論
上島 悦子
12月20日( 土 )
製剤学特論
相本 太刀夫
1月10日( 土 )
再 生 医 療 科 学 特 論 −再 生 医 療 の 薬 学 的 基 礎 ①−
八木 清仁
1月24日( 土 )
再 生 医 療 科 学 特 論 −再 生 医 療 の 薬 学 的 基 礎 ②−
八木 清仁
2 月7 日( 土 )
レ ギ ュラトリ ー サ イエ ン ス 特 論
伊藤徳夫/平田收正
2月21日( 土 )
『特別講演』
未 定
予 め 登 録 が 必 要 で す の で 、参 加 を 希 望 さ れ る 方 は 、薬 剤 師 キャリア アップレクチャー ホ ー ム ペ ー ジ
参加申し込み
h t t p : / / c a r r i e r u p . a c a d e m y . n e . j p から お 申し 込 み 下 さ い 。
詳 細 は 、担 当 教 員( 上 島 悦 子 u e j i e t s k @ p h s . o s a k a - u . a c . j p )まで お 問 い 合 わ せ 下 さ い 。
15
寄付および
終身会費
納入者一覧
薬友会では48期生以降については終身会費制をとっていますが、それ以前の卒
業生には、会費に代わってご寄付をいただくことにしております。下記の一覧は
2007年9月1日より2008年7月31日の間に終身会費とご寄付をいただ
いた方です。
ご寄付いただいた会員諸兄姉にお礼申し上げますと共に、引続き広くご協力をお
願いいたします。なお寄付は1口5,000円とし、同封の振込用紙でお送り下さ
いますようお願いいたします。また、終身会費をこれまで支払われていない方は、
この機会に是非お納め下さい。
終身会費納入者
伊藤 由樹(56 )
矯
捷(56 )
成松 翔伍(56 )
安田 匡志(56 )
伊藤 千瑛(60 )
下 剛 典(60 )
堀井 千明( 60 )
植村佳乃子(56 )
清水菜津子(56 )
原 敏 朗(56 )
山下 浩平(56 )
久保 輝佳(60 )
続木沙也加(60 )
渡邉 洋子( 60 )
大石 昇平(56 )
曽谷 亮友(56 )
房前 裕順(56 )
米 倉 聡(56 )
栗田 麻希(60 )
長瀬翔太郎(60 )
岩崎 宏樹( 院50)
亀 本 光(56 )
常本 芽衣(56 )
政井 聖子(56 )
須賀 友規(57 )
信貴奈緒子(60 )
上野 真希(60 )
河内 崇志(56 )
仲 谷 陵(56 )
森廣 邦彦(56 )
松本 麻希(57 )
渋谷 俊一(60 )
藤野 智大(60 )
寄 付 納 入 者
相 田 茂( 1 )
小花 常子( 6 )
南 郁 子( 9 )
中西 信子(14 )
寺田知津子(18 )
岡部まどか( 29 )
鍋島 俊隆( 院16)
辻本清日出( 1 )
深本 明子( 6 )
森 田 茂( 9 )
林 利江子(14 )
西田 春昭(18 )
森喜るみ子( 31 )
井上 俊光( 院19)
稲津 邦平( 2 )
田中 蔦子( 7 )
松本 成彦(10 )
古嶋 靖夫(14 )
重内 利明(19 )
柴山 朋子( 32 )
宮下 知幸( 院24)
入谷 信子( 2 )
西島 真森( 7 )
横尾 順子(10 )
森 下 孝(14 )
吉村 博子(19 )
山田 雅巳( 32 )
堀 一 之( 院31)
抱 忠 男( 2 )
河合 令子( 9 )
植木 久一(11 )
坂田寿々代(15 )
大塚 章子(20 )
鹿野 俊朗( 34 )
松岡 昌三( 院31)
小村 典子( 3 )
杉 本 和( 9 )
大久保隆志(12 )
樋口 幸雄(15 )
森 久美子(20 )
邑樂 泰一( 38 )
鈴 木 亮( 院44)
鳥居 昭道( 3 )
鈴木 幸子( 9 )
魚森 温子(12 )
青山 清美(16 )
西 川 修(21 )
田中 好幸( 39 )
柚山 幸子( 院46)
濱
一枝( 3 )
鳥内 淳子( 9 )
橋田 綾子(12 )
鶴田 康則(16 )
赤井 邦久(24 )
福山 秀宣( 39 )
沖津 貴志( 院50)
竹田イサ子( 4 )
中 西 勤( 9 )
真弓 忠範(12 )
米虫 和子(16 )
藤原 裕美(24 )
松浦 恒雄( 院 6 )
藤 山 朗( 4 )
西村 豊子( 9 )
真弓 邦子(12 )
植木 明廣(17 )
今西 一郎(25 )
溝 口 正( 院 6 )
山本 英樹( 4 )
藤井 悦子( 9 )
安本 禮子(14 )
中西 直子(17 )
西永こずえ(27 )
島本 隆光( 院 8 )
佐々木清司( 5 )
松本 弘子( 9 )
奥 村 一(14 )
西野 敦子(17 )
宮 坂 均(28 )
山脇 泰彦( 院 8 )
平成20年度薬学部および
薬学研究科学生在籍数(平成20年4月1日現在)
薬
学
1年生
部
薬友会役員名簿
薬 学 研 究 科
会 長
副 会 長
修士課程(博士前期) 博士課程(博士後期)
理 事
2年生 3年生 4年生 1年次 2年次 1年次 2年次 3年次
薬 学 科 26
90
83 84 97
( )
薬科学科 64
97
106
29
29
26
幹 事 長
幹 事
平成19年度卒業者の進路
卒業者総数
進学
企業
病院
官公庁
その他
学部学生
84
博士前期
98
67
12
0
0
5
21
69
0
0
8
博士後期
26
−
−
17
0
0
9
監 事
名誉会長
最高顧問
顧 問
名誉理事
萬年成泰(9)
真弓忠範(12) 鶴田康則(16) 大江方二(16) 馬場明道(17)
重内利明(19)
今西 武(15) 鍋島俊隆(16) 植木明広(17) 北澤恵子(17)
鈴木桂子(17) 掛樋一晃(18) 佐伯とも子(18) 向井睦子(18)
岡部 勝(19) 山村倫子(20) 米田真理子(20) 那須正夫(21)
西川 修(21) 小林資正(22) 上島悦子(25) 土井健史(27)
池渕佐知子(27) 水口裕之(38) 研究科長・学部長(役職指定,小林資正(22))
大阪大学薬学研究科・薬学部全専任教授
庶務担当:八木清仁(24)、会計担当:那須正夫(21)
名簿担当:高木達也(27)、広報誌担当:土井健史
(27)
田中慶一(13) 山下治夫(13)
林 信一(1)
近藤雅臣(2)
新田進治(2)
浜 堯夫(2) 抱 忠男(2) 藤井正美(2) 松本光夫(2)
岩田宙造(6) 奥田順三(9) 西原 力(12) (
)
( )内の数字は期数
16
Fly UP