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第1節 基本方針(PDF:518KB)

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第1節 基本方針(PDF:518KB)
第2章
全
体
-5-
構
想
第1節
基本方針
1.まちづくりの将来像
わたしたちの住む室蘭市は、天然の良港を有する独特な地形により、古くから鉄鋼や造船を始め
とした工業を中心に発展してきたまちです。また、絵鞆半島の切り立った断崖の原始的な自然地形
や、内陸部の緑豊かな丘陵地帯などがあり、自然色にあふれています。
近年の少子高齢化・地球環境問題等の社会情勢の変化や、安定・成熟した「※都市型社会」への
転換が進む中で、室蘭市は豊かな自然や高度な技術の集積、道路や公園などの豊富な社会資本※ス
トックなどの特徴を生かし、新時代の到来に向け新たな一歩を踏み出しています。
そのような中、長い間の夢であった白鳥大橋の完成によって、「馬蹄形状」から「サークル状」
の都市構造へと生まれ変わった室蘭市は、各市街地間の機能連携の可能性が飛躍的に高まりました。
これからの室蘭のまちづくりは、この「サークル状の都市構造」を十分に生かし、多様な機能を
集中させるのではなく地区特性や役割を踏まえた機能分担を図り、互いに連携していくことが重要
と考えられます。また、これからは人口減少を踏まえるとともに、高齢社会を迎えることから、子
供から高齢者まで、ゆとりをもって安心して暮らせる豊かな地域社会の形成を目指し、市民一人一
人がまちづくりに取り組んでいくことが必要です。
「室蘭市都市計画マスタープランの
以上より、※第4次室蘭市総合計画における将来像を踏まえ、
将来像」を次のように設定します。
∼第4次室蘭市総合計画における将来像∼
海と科学技術のサークル都市 むろらん
∼室蘭市都市計画マスタープランの将来像∼
「奏でよう
人と地域が響き合う
サークル都市
むろらん」
◆この将来像には、次のような思いが込められています◆
★子供から高齢者まで、みんなが共に安心して生活できるまちにしたい
★それぞれの地域の個性が響き合うようなまちにしたい
★そして、私たち市民みんながまちづくりの主人公です
都市型社会:市街地を拡大していくのではなく、これまで整備された道路・公園等の社会資本を最大限活用していく社会
ス ト ッ ク:蓄え、在庫 ここでは道路・公園等の社会基盤を指す
第 4 次室蘭市総合計画:平成 10 年∼19 年の 10 年間における、室蘭市全体のまちづくりの指針となる計画
-6-
■サークル都市を形づくる市内各地区の連携イメージ
伊達市
白鳥台
本輪西
港南
中島
中央
東明
蘭中
東
登別市
輪西
工場群
中島中央通
白鳥大橋周辺
フェリー埠頭
旧室蘭駅舎
室蘭工業大学
輪西中核施設
-7-
函館方面
国
室蘭市都市計画マスタープラン
伊達市
道
37
号
将来都市構造イメージ図
室蘭 I.C
白鳥台地区
凡 例
香川工業団地
行政区域
大黒島
観光交流の拠点
登別市
祝津絵鞆
交流拠点
本輪西地区
商業の拠点
港南地区
工業の拠点
室蘭港
北
行政・文化の拠点
海
道
縦
貫
臨海部物流・工業
・環境産業拠点
室蘭工業大学
住宅を主体とするエリア
動
車
道
中央地区
港と
まちとの
交流拠点
自
中島地区
東明地区
登別室蘭
I.C
工業を主体とするエリア
文化女子大学
室蘭短期大学
つくり育てる・
ふれあい漁港
豊かな自然を保全するエリア
高速道路のネットワーク
札幌方面
東地区
中央地区
広域行政拠点
(行政・業務・商業)
地球岬
国道等のネットワーク
蘭中地区
国道36号
輪西地区 イタンキ浜
サークル構造を踏まえた
地区間のネットワーク
中島・東地区
広域生活交流拠点
(交通・商業・交流)
- 8 -
■室蘭市都市計画マスタープラン
娯楽施設な
ど市民が楽
しめる場所
が少ない
民
新たな産業
おこしが必
要
まちなかに花
や緑が少ない
自然を生かし
ていない
空き地、空き
家、路上駐車
が多い
既存公園は雰
囲気が暗い、
寂しい
海や川の護
岸や人工物
はふさわしく
ない
公 共施設・空
間の利用目的
や管理の仕方
が不明確
休日に市民が
のんびりでき
る大きな公園
が少ない
公共施設が中
央町周辺に集
中しすぎてい
る
古い市街地は
道が狭く、わ
かりづらい
既存施設の設
備 ・機能が不
備、中途半端
高齢者等に対
応した都市機
能整備が遅れ
ている
環状を生かし
た公共交通が
ない
市民のまちづ
くり提案を実
現させたい
●観光面の特徴が必
要
●魅力的な街の景
観、街並みにした
い
●もっと親しみやす
い公園にすべき
●利用しやすい配
置・設備の公共施
設整備が必要
●便利で安全な道路
※
整備・ アクセス
の充実が必要
●高齢者や障害者等
の視点での生活環
境整備が必要
●市民意見を反映で
きるまちづくりの
仕組みが必要
《まちの将来像》
《施策の体系》
「海と科学技術のサークル都市
自 然環境 の保
全・生活環境の
向上
歴史・文化の活用 観光客の
誘致 若者が集まる場所 高
齢者が憩える場所 海と港の
まち 街並み・景観 白鳥大
橋 商業の活性化 にぎわい
性の創出 遊休地の活用 都
市防災 まちのPR
まちの顔・魅力
○白鳥大橋へ対応したまちづくり
づくり
拠点都市機能
の向上
○港・海へ対応したまちづくり
サー クル 都市
むろらん」
自然・港との触れ合い 自然
景観 親しみやすい公園 利
便性高い道路・交通体系 充
実した公共サービス
身近な緑 冬の生活 ゴミ処
理 自然環境の保全 安心・
安全 歴史の長い市街地
広域連携 広域行政機能の集
積 医療機関の充実 環状市
街地を生かしたまち 西胆振
圏 物流 工業・流通拠点港
第4次室蘭市総合計画
まちづくりの
主要テーマ
○科学や工業技術へ対応したまちづくり
○安心・安全で豊かな地域社会へ対応した
ものづくりのマチ 環境産業
高度な技術集積の活用 まち
の活気づくり 若年層の増加
定住促進 産学官民の連携
室蘭工業大学の活用 工業・
流通拠点港 ※ リサイクルポ
ート
まちづくり
○地方の時代へ対応したまちづくり
の展開
<まちの課題>
<まちの特性・資源>
蘭
の
姿︼
・郊外丘陵地に住宅地
市街地形成
・2極化された拠点市
街地の形成
・環状道路網が形成
・海・山の観光・レクリエ
ーションポイントが点在
・医療機関が充実
・高齢化率が高い(H12
現在で 21.4%)
・環境産業の動き
・ものづくりのマチ
・文化女子大学室蘭短
期大学
・人口減少
・少子高齢化の進行
・西胆振地域における拠
点都市としての都市
機能の向上
・山林・海岸環境の保全、
緑地の再生
・遊休地の点在
・中心部商業機能の空洞
化
・環境産業への取り組み
・港湾機能の充実
・交流人口の拡大促進
・登別市や札幌圏への購
買層の流出
・斜面に広がる住宅地で
の防災対策と福祉対
策
・人口規模に応じた適切
な施設の統廃合及び
既存施設の効果的な
転用活用
・隣接都市との連携を踏
まえた効率的な公共
サービスの提供
アクセス
:ある所へ行く手段
リサイクルポート:広域的なリサイクル施設の立地に対応した、リサイクルに関する物流の中心となる港
環境産業
:廃棄物の処理、リサイクル等の技術の研究・開発、また地球環境に配慮した製品の導入などに関する産業
人口減少 交通機能の利便性
高齢者の増加 ※ バリアフリ
ー 起伏のある地形条件 福
祉教育
市民参加 地域 ※ コミュニテ
ィ 来訪者のもてなし ボラ
ンティア活動 交流活動の場
室蘭工業大学・文化女子大学
室蘭短期大学との連携
む ろら ん﹂
︻室
・歴史ある鉄鋼生産を主
とする工業都市
・特定重要港湾である物
流拠点
・風光明媚な海岸環境・
丘陵地
・広域生活圏を構成、広
域行政の中核都市
・山と海に囲まれ湾岸・
沢地に古くからの市
街地形成
※
・ リサイクルポート
・室蘭工業大学
・白鳥大橋
新たな産業
ひとにやさしい
まちづくり
市民と行政の
協働
バリアフリー:障害者や高齢者の生活や活動に不便な障害・障壁(段差など)を取り除くこと
コミュニティ:町内会ほか、近隣住民などで構成される地域社会
-9-
6 つ の 基 本 目 標 の 設 定
声︼
●まちに活気が欲し
い
室蘭のまちづくりのキーワード
人と 地域 が響 き合 う
の
市民の思い
・期待
海岸部の観光
ルートはわか
りづらい
∼室蘭市都市計画マスタープランの将来像∼
︻市
市民意見に
よる主なま
ちの課題
白鳥大橋周
辺で室蘭を満
喫できる機能
がない
﹁奏 でよ う
中央町は特
に寂しい
主要テーマ・将来像設定までのプロセス
■
室蘭市都市計画マスタープラン基本目標の設定
「室蘭のまちに求められる課題」、
「市民の思い・期待」、
「※第4次室蘭市総合計画」の内容を踏
まえ、6つの主要テーマを基に、将来像を実現するための都市計画の進むべき6つの基本目標
を設定しました。
まちづくりの
主要テーマ
自然環境の保
全・生活環境の
向上
まちの顔・魅力
づくり
拠点都市機能
の向上
新たな産業の
展開
ひとにやさしい
まちづくり
市民と行政の
協働
まちづくりの基本目標
①自然と親しみ生き生きと暮らせる、快適で潤いのある
まち
②港、まちの歴史を大切にした個性豊かでにぎわいあふ
れるまち
③西胆振の暮らしと行政・教育・高度医療など多様な活
動を支える広域拠点機能を担うまち
④「ものづくりのマチ」として高度な技術資源を生かし
た※環境産業拠点の形成をはじめ個性ある産業を支え、
世界に発信するまち
⑤いつでも、どこでも、だれもが助け合う人にやさしい
まち
⑥活力あるまちづくりのため市民と行政の協働を推進す
るまち
第 4 次室蘭市総合計画:平成 10 年∼19 年の 10 年間における、室蘭市全体のまちづくりの指針となる計画
環境産業
:廃棄物の処理、リサイクル等の技術の研究・開発、また地球環境に配慮した製品の導入などに関する産業
- 10 -
基本方針
・ 室蘭らしい貴重な自然資源を大切に保全していきます
・ 自然との親しみや触れ合いを促進していきます
・ 快適で潤いのある生活環境を維持向上していきます
・ 自然を大切にする心を育てていきます
・ 個性豊かで特色のあるまちづくりを進めていきます
・ 港を生かしたまちづくりを進めていきます
・ 中心部における拠点性を高めていきます
・ 便利で機能的な魅力のあるまちにしていきます
・ 胆振圏における広域行政拠点の形成を進めます
・ 西胆振圏をつなぐ、広域交通ネットワークを強化していきます
・ 西胆振圏全体を支える中核都市機能を強化していきます
・ サークル構造を踏まえながら様々な中核都市機能を分担していきます
・ 地域の個性ある産業を強化していきます
・ 社会ニーズを踏まえた※環境産業等、新たな産業への対応を進めていきます
・ 各分野のネットワークを強化していきます
・ 室蘭の高度な技術、産業等を世界に広く発信していきます
・ まちなかの※バリアフリーを促進していきます
・ 医療・福祉・保健サービスの充実のためのバックアップを行っていきます
・ ひとにやさしいまちづくりについての意識を広げていきます
・ 地域が主体になって取り組んでいきます
・ 市民と行政が共に考えてまぢづくりを進めていきます
・ 市民参加のまちづくりについての意識を向上していきます
・ まちづくりの連携を強化していきます
・ 市民活動をサポートしていきます
バリアフリー:障害者や高齢者の生活や活動に不言な障害・障壁(段差など)を取り除くこと
- 11 -
2.室蘭市都市計画マスタープラン基本目標の内容
断崖海岸の写真
知利別川の写真
《基本目標 ―1》
自然と親しみ生き生きと暮らせる、快適で潤いのあるまち
<基本目標の目指すもの>
港北町の住宅地の写真
市街地の周囲を取り巻き、生活に潤いをもたらす山や海などの貴重な自然を大切にする
イルカ・クジラウォッチングの写真
とともに、それらと親しめる環境の形成や、水と緑を積極的に市街地に取り込むことによ
り、快適で潤いのある生活環境を維持向上するまちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「自然環境の保全・生活環境の向上」
室蘭らしい貴重な自然資源を
自然との親しみや
快適で潤いのある生活環境を
自然を大切にする心を
大切に保全していきます
触れ合いを促進していきます
維持向上していきます
育てていきます
海岸・河川などの水辺環境、森林・丘陵
地の緑や農地、貴重な動植物の生息域など
室蘭らしい特色ある自然環境の保全に努め
ていきます。
水辺・海辺で遊べる親水空間、身近な自
然に親しめるエリアを創出していきます。
また、イルカ・鯨ウオッチング、室蘭岳
などの室蘭特有の自然動植物とのふれあい
の促進やレクリエーションゾーンの活用に
努めていきます。
また、市民が身近に港とふれあえるよう※
臨港地区内の緑化を進めていきます。
中心部の拠点における緑化の推進や身近
な公園等の活用、※ガーデニングなどによる
住宅地における緑化の促進など緑豊かな潤
いのある都市環境の整備を進めていきま
す。
市民参加の緑化や公園づくりと自然に関
する総合的な保全・再生活動、室蘭らしい
自然資源を活用した環境学習などを進めて
いきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
4.緑の方針
5.都市景観形成方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
4.緑の方針
3.港湾整備方針
6.その他の都市施設整備方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
4.緑の方針
6.その他の都市施設整備方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
4.緑の方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
<主なキーワード>
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
持続可能な
社会の形成
※
自然環境の保全
地球環境への配慮
臨港地区:港湾における、円滑な管理や運営のために定められる地区
環境負荷の低減
ガーデニング:庭などを花や緑で飾ること
ゆとり
潤い
持続可能な社会:有限な地球環境の中で、環境負荷を最小にとどめ資源の循環を促していく会
- 12 -
丘陵地の写真
エンルムマリーナの写真
《基本目標 ―2》
港・まちの歴史を大切にした個性豊かでにぎわいあふれるまち
<基本目標の目指すもの>
港まち・鉄のまち・技術のまち・観光のまち・商業のまちなど地区ごとのまちの個性や歴
中島中央通の写真
室蘭駅周辺の写真
史を大切にし、個性ある街並み景観やスポーツ・買い物・憩い・生きがい活動等の場などを、
サークル構造を踏まえながら効果的に配置しネットワーク化することにより、魅力的で人々
が活発に活動するまちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「まちの顔・魅力づくり」
個性豊かで特色のある
港を生かした
中心部における拠点性を
便利で機能的な魅力のある
まちづくりを進めていきます
まちづくりを進めていきます
高めていきます
まちにしていきます
歴史や資源の活用、文化・伝統の継承を
進め、また、水辺や丘陵地などの地形特性
を生かし、個性豊かで誰もが住みたくなる
まちづくりを進めていきます。
海からの来訪者を迎える交流拠点、海洋
性レジャー基地づくりなど、港を生かした
まちづくりを進めていきます。
中央地区における広域行政拠点としての
役割や中島・東地区における広域生活交流
拠点としての役割を中心として、各地区の
連携を図りながら拠点性を高めていきま
す。
街並みや景観に配慮した賑わいあふれる
まちにしていきます。また、サークル構造
を踏まえ、各市街地間に様々な都市機能を
効果的に配置し、ネットワークの強化によ
る魅力あるまちづくりを進めていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
2.交通体系整備方針
6.その他の都市施設整備方針
7.災害に強いまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
3.港湾整備方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
2.交通体系整備方針
6.その他の都市施設整備方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
3.交通体系整備方針
4.緑の方針
5.都市景観形成方針
<主なキーワード>
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
港を生かした
まちづくり
歴史の有効活用
都市再生
※
美しい景観
の形成
便利で快適な
まち
都市再生:限られた資金や資源を都市部に投入し、これまでの都市の蓄積と民間の力によって都市の活力を回復し、地域発展の牽引力にしようとするもの
- 13 -
まちの個性の
創出
《基本目標 ―3》
西胆振の暮らしと行政・教育・高度医療など
多様な活動を支える広域拠点機能を担うまち
官公庁群の写真
<基本目標の目指すもの>
室蘭工業大学の写真
白鳥大橋のライトアップの写真
中島地区の商業地の写真
西胆振圏の中核都市として、サークル構造を生かし、行政、商業、物流、教育、医療等、
圏域の中心となる都市機能の効果的な連携を図り、広域拠点都市としての役割を都市全体で
機能的に担うまちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「拠点都市機能の向上」
サークル構造を踏まえながら
胆振圏における
西胆振圏内をつなぐ、広域交通ネ
西胆振圏全体を支える
広域行政拠点の形成を進めます
ットワークを強化していきます
中核都市機能を強化していきます
様々な中核都市機能を分担
していきます
胆振圏全体の発展に資する広域行政拠点
の形成に向け、国・北海道などの関連機関
との連携のもと、多様な行政機関の集積促
進と周辺環境整備を行っていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
<主なキーワード>
拠点性の向上
広域拠点機能の向上のための環状交通体
系も含め、西胆振圏内の移動の円滑化と、
様々な都市活動を支える広域交通網の形成
を進めていきます。
また、公共交通の結節点機能の強化と
※
アクセスの利便性向上に向けて公共交通
機関との連携を進めていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
2.交通体系整備方針
地区ごとの特性を生かしながら、様々な
中核都市機能の適切な分担を進めていくと
ともに、サークル構造を踏まえた各地区間
のネットワークの強化を図ります。
物流拠点としての室蘭港の機能強化、室
蘭工業大学や文化女子大学室蘭短期大学な
どを中心とした文化・学術拠点の充実とと
もに、多様な活動の拠点となる場の創出に
努めていきます。
また、高度医療施設を核とした医療サー
ビス・商業機能・レクリエーション機能ほ
か、様々な中核都市機能の充実に向け、都
市基盤整備を進めていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
2.交通体系整備方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
2.交通体系整備方針
3.港湾整備方針
7.災害に強いまちづくりの方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
中心市街地の
活性化
効率的な
機能分担
広域とのネット
ワーク形成
地区間の
連携強化
アクセス:ある所へ行く手段
- 14 -
生活サービス
の向上
バイオガス発電システムの写真
《基本目標 ―4》
「ものづくりのマチ」として高度な技術資源を生かした
※
環境産業拠点の形成をはじめ個性ある産業を支え、世界に発信するまち
<基本目標の目指すもの>
室蘭工業大学
地域共同研究開発センターの写真
廃プラリサイクル施設の写真
転炉の写真
「ものづくりのマチ」として、高度な技術集積・多様な産業の蓄積等を生かしながら、これか
らの※リサイクル社会のニーズに対応した環境産業拠点の形成をはじめ、個性ある産業を支える
とともに、サークル構造による機能的な物流体系の強化や、室蘭工業大学を生かした産学官民の
ネットワークの強化を図り、世界に発信するまちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「新たな産業の展開」
社会ニーズを踏まえた
環境産業等
新たな産業への対応を
進めていきます
地域の個性ある産業を
強化していきます
各分野のネットワークを
強化していきます
室蘭の高度な技術、産業等を
世界に広く発信していきます
産業の活発化を促す機能的な道路交通網
の整備を進めていきます。
また、産業活動のニーズに対応した適切
な土地利用に努めていきます。
室蘭港においては、※静脈物流に対応した
リサイクルポートとして、高度な技術の集
積を生かした環境産業の展開を支援してい
きます。
また、環境産業の展開に向け、室蘭工業
大学を生かした調査・研究体制の強化に努
めていきます。
高度な技術・人材の集積を活用し、幅広
い分野にわたる連携・交流を進めていくと
ともに、室蘭工業大学を生かした研究、支
援等、産学官民の連携を強化していきます。
多様な手段や機会を活用し、室蘭市が誇
る高度な技術や、これを集積している産業
などの情報を、広く発信していきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
1.土地利用の方針
2.交通体系整備方針
3.港湾整備方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
3.港湾整備方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
3.港湾整備方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
3.港湾整備方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
※
<主なキーワード>
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
高度技術の
活用
環境産業
リサイクル社会
国際化
リサイクル
社会への対応
環境産業の
推進
:廃棄物の処理、リサイクル等の技術の研究・開発、また地球環境に配慮した製品の導入などに関する産業
:これまで廃棄物とみなしていたものを再利用することや、廃棄物の発生そのものを抑えることに取り組む社会
産学官民の
連携
静脈物流への対
応(リ サイクルポ ート )
室蘭工業
大学の活用
静脈物流:廃棄物の処理やリサイクルに関する物流
リサイクルポート:広域的なリサイクル施設の立地に対応した、リサイクルに関する物流の中心となる港
- 15 -
ものづくり
のマチ
多目的トイレ(室蘭市市民会館)
高齢者の交流の写真
《基本目標 ―5》
いつでも、どこでも、だれもが助け合う人にやさしいまち
の写真
<基本目標の目指すもの>
高齢者や障害者、子供たちなど、誰もが利用しやすい都市基盤施設の整備を進めるととも
市立室蘭総合病院の写真
高齢者の交流(囲碁大会)の写真
に、サークル構造を生かした医療・福祉機関等による支援体制の強化を図り、高齢者や障害
者、子供達の交流を含めて日常的な助け合いの心が育まれる、安心・安全な人にやさしいま
ちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「ひとにやさしいまちづくり」
まちなかの※バリアフリー
を促進していきます
公共施設・空間、交通基盤等及び公共住
宅について、高齢者や身体障害者など、す
べての人が使いやすいバリアフリーを含め
た※ ユニバーサルデザインによる環境整備
を進めていきます。
また、外出しやすいよう公共交通ごとの
連携を進め、乗り降りや乗り換えなどの円
滑化など、施設の充実や交通結節機能を高
めていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
2.交通体系整備方針
8.ひとにやさしいまちづくりの方針
医療・福祉・保健サービスの
充実のためのバックアップを
行っていきます
広域的な高度医療のサービスを効果的に
提供できる交通基盤の整備を進めていきま
す。
また、医療、福祉施設への移動の利便性
を高めるため、公共交通機関のあり方の検
討を進めていきます。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
2.交通体系整備方針
8.ひとにやさしいまちづくりの方針
ひとにやさしいまちづくりに
ついての意識を広めていきます
地域が主体になって
取り組んでいきます
民間住宅や施設のバリアフリー化に向け
ての意識を広めていきます。
また、高齢者や障害者、子供たちなどが
一緒に集える交流の機会の創出を進めてい
きます。
地域の人々が主体となって、高齢者や障
害者、子供達等への生活の手助けや声かけ
など、日常的な助け合いを率先して進めて
いきます。
また、地域による高齢者や障害者の社会
参加の機会の積極的な取り組みを促進しま
す。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
8.ひとにやさしいまちづくりの方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
8.ひとにやさしいまちづくりの方針
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
<主なキーワード>
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
※
ノーマライゼ
ーション
ユニバーサル
デザイン
人にやさしい
まちづくり
ユニバーサルデザイン:高齢者や障害者をはじめ、すべての人の使いやすい快適な環境をつくっていくという考え方
バリアフリー
:障害者や高齢者の生活や活動に不便な障害・障壁(段差など)を取り除くこと
歩いて暮らせ
るまちづくり
コミュニテ
ィの維持増進
※
多世代の交流
地域主体
ノーマライゼーション:障害者や高齢者などを含め、社会の中で皆が同じように生活し、活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方
コミュニティ
:町内会ほか、近隣住民などで構成される地域社会
- 16 -
《基本目標 ―6》
活力あるまちづくりのため市民と行政の協働を推進するまち
都市マス策定分科会の写真
都市マス・緑の基本計画策定委員会
の写真
<基本目標の目指すもの>
市民自らサークル状のまちの個性と魅力を共有し、地域ごとの個性や資源を大切にすると
出前ワークショップの写真
ともに、これらを生かした市民の主体的なまちづくり活動を支える支援体制や連携体制の強
市民による花壇づくりの写真
化を図り、市民の参画による活発な交流活動を促進するまちづくりを目指します。
⇒まちづくりの主要テーマ「市民と行政の協働」
市民と行政が共に考えて
市民参加のまちづくりについての
まちづくりの連携を
まちづくりを進めていきます
意識を向上していきます
強化していきます
公園や道路などの施設づくりについて
は、市民の意見・提言を広く募り、市民が
主体となったまちづくりを進めていきま
す。
また、公園や道路等の維持・管理につい
ても市民と行政が共に行っていきます。
市民参加の意識向上のため、情報の共有
を進めていきます。
また、多様な世代が参加できる活動の機
会づくりを行っていきます。
市民、各団体、企業、大学、行政などに
よるまちづくり活動全般について連携の強
化を進めていきます。
市民活動の拠点となる公共施設の活用を
促進していきます。
また、まちづくりに関する相談や対話の
機会を拡充し、活動の支援を進めていきま
す。
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
9 市民と行政の協働によるまちづくりの方針
【第 2 節 基本目標の実現】との主な関連
9.市民と行政の協働によるまちづくりの方針
市民活動をサポートしていきます
<主なキーワード>
この基本目標の実現に向けては、以下に示すキーワードを踏まえていくことが重要です。
市民主体の
まちづくり
市民との協働
(コラ ボレ ーション )
NPO:利益追求ではなく、公益の増進を目的として活動している団体
ボランティアの
促進
パブリック
コメント
※
NPOの活発化
※
パブリックコメント:行政が行おうとしている事業や計画の案を公表し、広く市民の意見を募ること
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多世代・多分野の
ネットワーク
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