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CAM操作マニュアル
GOelan 用カム点群作成ソフト G0elan CAM V1.3 取扱説明書 株式会社 セイロジャパン GOelan_CAM 1 概要 Goelan CAM は、板カム形状の点群を作成するソフトです。この点群ファイルは GOelan の点群読み込み用の ファイルとなっているので、GOelan で読み込み図形化することができます。 2 インストールとアンインストール GOelan_CAM はレジストリの書込みは行いません。このため、インストールが単純にソフトの入ったフォル ダーを PC の適当な場所へコピーすることで終了です。通常は CNI フォルダへ入れるのがよいでしょう。この ためアンインストールもフォルダーごと削除することでできます。 なお、GOelan_CAM は.NET framework2.0 以上が必要です。GOelanV5 がインストールされている PC では問題あ りませんが、それ以外の PC で使用する場合はこのインストールが必要となります。 Goelan_CAM のフォルダ内には初期の状態では3種類のファイルが入っています。この中の “GOE_CAM.exe” が実行ファイルです。このショートカットを適当な場所に配置するか、GOelan のメニューに組み込んで使用 してください。 1 GOelan_CAM 3 画面まわり Goelan_CAM を起動すると下の画面が表示されます。 ① セット内容リスト:「開始角度」から「停留角度」までのサイクルをリスト表示します。 ② カム曲線の種類:カム曲線の種類を「単弦」、「等加速度」、「サイクロイド」、「変 形正弦」の4種類の中から選択します。各サイクル毎に設定できます。 ③ カムパラメータ:カムのパラメータを設定します。 ④ 角度ステップ:点群データを作成するステップを角度で設定します。なお、切替り点は これに関係なく点が作成されます。なお、この値は 0.04 以上、5.0 以下に制限していま す。 ⑤ 一周への残り角度:「セット」を実行した時、一周への残り角度が表示されます。 ⑥ セットボタン:これをクリックすることで1つのサイクル(開始角度から停留角度ま で)が設定されリストに入ります。 ⑦ クリアボタン:設定されたカムサイクルをすべてクリアにします。間違えて設定した時 はこれをクリックし、最初から設定し直します。 ⑧ 点群ファイル作成:カム形状の点群を pts ファイルで保存します。 ⑨ 終了:GOelan_CAM を終了します。 2 GOelan_CAM 4 操作例 下のカム曲線で定義されるカムを作成してみます。 カム曲線の種類を”変形正弦”に設定し、各パラメータを下のように設定します。数値パラメータ入力は 「Enter」キーを押します。ここで、割付角度=120-60、リスト量=45-30、停留角度=45-30 の値となります。 「セット」キーをクリックします。リストに1サイクルのデータがセットされます。 次の開始角度は決まっており、基礎円半径は変わらないので、この2つのパラメータは設定できなくなりま す。「一周への残り角度」が”220”を示しています。一周のカムを作成するには、この角度すべての設定が 必要です。 3 GOelan_CAM 次のサイクルのパラメータを下のように設定します。「リスト量」は”-15”を設定します。「停留角度」 を”120”にすることで一周のカム定義が完了します。 「セット」をクリックすることで、2サイクルの内容が設定され、残り角度は”0”となりました。 「点群ファイル作成」ボタンをクリックし、適当な名称(拡張子は”pts”)で保存します。 このファイルの中身は以下のようになっています。 15.00000,25.98076 14.77276,26.11076 14.54468,26.23929 14.31605,26.36689 14.08714,26.49406 13.85818,26.62132 13.62938,26.74916 13.40091,26.87806 13.17291,27.00847 ・・・・・・・・ 4 GOelan_CAM 5 カム点群データの GOelan への取込み この点群を GOelan で点として取込んだ場合は下のようになります。 加工の為には、点群では後作業が生じますので円弧直線近似の図形として取込みます。 この為の手順は以下となります。 ① インターフェイス環境で「ファイル」から「読み込み」を選択します。 ② ファイルの種類を「点ファイル(*PTS)」に設定し、保存したカム点群ファイルを選択し ます。 5 GOelan_CAM ③ 「処理要素」で「点」は外しておきます。 ④ 「確定」をクリックすると、円弧と直線に近似されたカム形状が取り込まれます。 点群では、基礎円および停留部の円弧部も細かな点群となっていましたが、この図形ではそれ ぞれ1つの円弧図形で作成されています。 6