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HP Systems Insight Manager 4.2のシステム名の変更
HP Systems Insight Manager 4.2のシステム名の変更 概要 ....................................................................................................................................................... 2 はじめに ................................................................................................................................................ 2 作業を開始する前に ................................................................................................................................ 2 対象読者............................................................................................................................................. 2 CMSのIPアドレスのみの変更後 ................................................................................................................ 2 CMSのホスト名のみの変更後 .................................................................................................................. 3 変更されたHPSIMシステム名からの新しい証明書によるシステムの管理.................................................. 5 CMSのIPアドレスとホスト名の変更後 ...................................................................................................... 5 変更されたHPSIMシステム名からの新しい証明書によるシステムの管理.................................................. 7 詳細情報の入手先 ................................................................................................................................... 8 Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition ......................................................................................... 8 HP Systems Insight Manager 4.2............................................................................................................ 8 概要 このWhite Paperは、IT担当者がHP Systems Insight Manager(HPSIM)4.2環境に変更を加える際に役立つよ うに作成されています。同じ内容が、次の3つの状況に対して説明されています。 • 中央管理サーバ(CMS)のIPアドレスの変更 • CMSのホスト名の変更 • CMSのIPアドレスとホスト名の変更 はじめに HP Systems Insight Manager 4.2の機能は、このソフトウェアがインストールされているシステムのIPアドレ スおよびホスト名と緊密に統合されています。このIPアドレスおよびホスト名のいずれかまたは両方を変更 する場合は、HP Systems Insight Manager 4.2を正常に機能させるために、このWhite Paperで説明されてい る問題回避手順を実行する必要があります。 作業を開始する前に 対象読者 このWhite Paperは、読者が、次の概念およびサービスを十分に理解していることを前提としています。 • Microsoft® Windows® 2000の基本的なサービス • Microsoft Windowsの基本的なホスト設定 • ODBCの基本的な設定 • TCP/IPおよびDNSネットワークの概念 さらに、読者が、次の製品のインストールおよび管理について習熟していることも前提としています。 • Microsoft Windows 2000 Server/Advanced Server、Microsoft Windows Server 2003 Standard/ Enterprise Edition • Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition • HP Systems Insight Manager 4.2 CMSのIPアドレスのみの変更後 CMSのIPアドレスのみを変更した後は、以下の手順を実行してください。 [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを再起動します。 • HP Systems Insight Managerサービス • HP Virtual Machine Managementサービス • HP Virtual Machine Management Webサービス • HP Performance Management Packサービス • HP PMP Toolsサービス CMSのホスト名のみの変更後 CMSのホスト名を変更した後は、以下の手順を実行してください。 1. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、HP Systems Insight Manager サービスを停止させます。 2. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを停止させます。 o HP Virtual Machine Managementサービス o HP Virtual Machine Management Webサービス 注記:手順3は、SQL Serverがローカルで動作している場合またはSQL Serverの名前が変更された 場合にのみ実行する必要があります。 3. 次のMicrosoft社のWebサイトに記載されている手順を実行します。 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/instsql/in_afterinstall_5r8f.asp 注記:手順3~10は、HP Systems Insight ManagerがインストールされているマシンでSQL Server が動作している場合にのみ実行する必要があります。SQL Serverがリモート マシンで動作してい る場合は、これらの手順は不要です。 注記:リモートSQL Serverの名前を変更した場合は、新しいリモートSQL Serverの名前を反映する ために手順3~10を実行する必要があります。 4. [メモ帳]を使用して<HPSIMインストール フォルダ>¥config¥フォルダにあるdatabase.props ファイルを開き、hp.Database.hostNameエントリを編集して新しいホスト名を反映させます。 5. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[データ ソース(ODBC)]の順に選択して、[システムDSN] タブをクリックします。 6. [Insight_v1_master DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 7. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト名を 選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 8. [Insight_v42_0 DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 9. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト名を選択 し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 10. [PMP_V3_0 DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 11. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト名を 選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 12. [vmm_db_v1 DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 13. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト名を 選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 14. <HP SIMインストール フォルダ>/configフォルダにあるglobalsettings.propsファイルを開き、 CMSDeviceKeyというキーに関連付けられている値をメモします。 15. [SQL Query Analyzer]を開き、HPSIMデータベースに対して次のSQLクエリを実行します。 o Update devices set name=’<新しいホスト名>’ where devicekey=<CMSDeviceKey’s value> o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\administrator’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\administrator’ o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\mxadmin’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\mxadmin’ o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\handyman’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\handyman’ 必要に応じて、<ユーザ名>がHPSIMで作成される各ローカル ユーザのユーザ名である他のす べてのローカル ユーザについて、次のクエリを繰り返し実行します。 o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\<ユーザ名>’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\<ユーザ名>’ 注記:上記のクエリは、ドメイン ユーザについては不要です。 o Update tasks set createdbyuser=replace(createdbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) o Update tasks set modifiedbyuser=replace(modifiedbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) o Update tasks set ownedbyuser=replace(ownedbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) 16. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを起動します。 o HP Systems Insight Managerサービス o HP Performance Management Packサービス o HP PMP Toolsサービス 17. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、[HP Virtual Machine Management ServiceおよびHP Virtual Machine Management Web Service]を起動します。 18. CMSがVMMによって管理される仮想マシン ホストの場合は、古いホスト名を使用して仮想マシン ホストの登録を解除し、新しいホスト名を使用して登録しなおします。 登録を解除して登録しなおすには、コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。 C:\>cd <VMMインストレーション パス>\bin C:\<VMMインストレーション パス>\bin>vmcli –unregisterAgent vmm://<古いホスト名> C:\<VMMインストレーション パス>\bin>vmcli –registerAgent vmm://<新しいホスト名> 変更されたHPSIMシステム名からの新しい証明書によるシステムの管理 変更されたシステム名によるHPSIMの新しい証明書によってノードを管理したい場合にのみ、以下の手順を 実行してください。 1. 管理者権限を持つアカウントでHP Systems Insight Manager 4.2にログインし、[オプション]、[セ キュリティ]、[証明書]、[サーバの証明書]の順に選択して、[新規]をクリックします。 2. 新しいサーバ証明書を作成するページで、新しいホスト名を含む有効な詳細情報を入力し、[OK] をクリックします。新しい証明書が作成されます。 3. [設定]、[エージェントの設定および修復]の順に選択します。 a. ステップ1で、このCMSを使用して管理するすべてのWindowsシステムを選択します。 b. ステップ2で、ログイン証明書を提供します。 c. ステップ3で、[信頼関係の修復]だけを選択し、[証明書による信頼]を有効にして、[すぐ に実行]をクリックします。 注記:手順3は、Linuxで動作する管理対象ノードには適用されません。個々のシステムを 手動で設定する必要があります。 CMSのIPアドレスとホスト名の変更後 CMSのIPアドレスとホスト名を変更した後は、以下の手順を実行してください。 1. 2. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを停止させ ます。 o HP Systems Insight Managerサービス o HP Performance Management Packサービス o HP PMP Toolsサービス [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、[HP Virtual Machine Management ServiceおよびHP Virtual Machine Management Web Service]を停止 させます。 注記:手順3は、SQL Serverがローカルで動作している場合またはSQL Serverの名前が変更さ れた場合にのみ実行する必要があります。 3. 次のMicrosoft社のWebサイトに記載されている手順を実行します。 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/enus/instsql/in_afterinstall_5r8f.asp 注記:手順3~10は、HP Systems Insight ManagerがインストールされているマシンでSQL Serverが動作している場合にのみ実行する必要があります。SQL Serverがリモート マシンで動 作している場合は、これらの手順は不要です。 注記:リモートSQL Serverの名前を変更した場合は、新しいリモートSQL Serverの名前を反映 するために手順3~10を実行する必要があります。 4. [メモ帳]を使用して<HPSIMインストール フォルダ>\config\フォルダにあるdatabase.props ファイルを開き、hp.Database.hostNameエントリを編集して新しいホスト名を反映させます。 5. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[データ ソース(ODBC)]の順に選択して、[システ ムDSN]タブをクリックします。 6. [Insight_v1_master]を選択して、[構成]をクリックします。 7. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト 名を選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 8. [Insight_v42_0]を選択して、[構成]をクリックします。 9. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト 名を選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 10. [PMP_V3_0 DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 11. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト 名を選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 12. [vmm_db_v1 DSN]を選択して、[構成]をクリックします。 13. [Microsoft SQL Server用のDSNの設定]画面で、ドロップダウン リストから新しいホスト 名を選択し、それ以外の変更は加えずに設定を完了します。 14. <HP SIMインストール フォルダ>/configフォルダにあるglobalsettings.propsファイルを開 き、CMSDeviceKeyというキーに関連付けられている値をメモします。 15. [SQL Query Analyzer]を開き、HPSIMデータベースに対して次のSQLクエリを実行します。 o Update devices set name=’<新しいホスト名>’ where devicekey= <CMSDeviceKeyの値> o Update ipaddress set ipaddress=’<新しいIPアドレス>’ where devicekey= <CMSDeviceKeyの値> and ipaddress=’<古いIPアドレス>’ o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\administrator’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\administrator’ o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\mxadmin’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\mxadmin’ o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\handyman’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\handyman’ 必要に応じて、HPSIMで作成される他のすべてのローカル ユーザについて、次のクエリを繰 り返し実行します。 o Update hpmxuser set PersistedName=’<新しいホスト名>\<ユーザ名>’ where PersistedName= ’<古いホスト名>\<ユーザ名>’ 注記:上記のクエリは、ドメイン ユーザについては不要です。 o Update tasks set createdbyuser=replace(createdbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) o Update tasks set modifiedbyuser=replace(modifiedbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) o Update tasks set ownedbyuser=replace(ownedbyuser,’<古いホスト名>’,’<新しいホスト名>’) 16. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを起動します。 o HP Systems Insight Managerサービス o HP Performance Management Packサービス o HP PMP Toolsサービス 17. [コントロール パネル]、[管理ツール]、[サービス]の順に選択して、次のサービスを起動します。 o HP Virtual Machine Managementサービス o HP Virtual Machine Management Webサービス 18. CMSがVMMによって管理される仮想マシン ホストの場合は、古いホスト名を使用して仮想マ シン ホストの登録を解除し、新しいホスト名を使用して登録しなおします。 登録を解除して登録しなおすには、コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力します。 C:\>cd <VMMインストレーション パス>\bin C:\< VMMインストレーション パス>\bin>vmcli –unregisterAgent vmm://<古いホスト名> C:\< VMMインストレーション パス>\bin>vmcli –registerAgent vmm://<新しいホスト名> 変更されたHPSIMシステム名からの新しい証明書によるシステムの管理 変更されたシステム名によるHPSIMの新しい証明書によってノードを管理したい場合にのみ、以下の手順を 実行してください。 1. 管理者権限を持つアカウントでHP Systems Insight Manager 4.2にログインし、[オプション]、 [セキュリティ]、[証明書]、[サーバの証明書]の順に選択して、[新規]をクリックします。 2. 新しいサーバ証明書を作成するページで、新しいホスト名を含む有効な詳細情報を入力し、 [OK]をクリックします。新しい証明書が作成されます。 3. [設定]、[エージェントの設定および修復]の順に選択します。 a. ステップ1で、このCMSを使用して管理するすべてのWindowsシステムを選択します。 b. ステップ2で、ログイン証明書を提供します。 c. ステップ3で、[信頼関係の修復]だけを選択し、[証明書による信頼]を有効にして、[すぐ に実行]をクリックします。 注記:手順3は、Linuxで動作する管理対象ノードには適用されません。個々のシステムを 手動で設定する必要があります。 詳細情報の入手先 このWhite Paperで説明されている内容について詳しくは、以下の資料を参照してください。 Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition システム要件 http://www.microsoft.com/sql/evaluation/sysreqs/2000/default.asp SQL Server 2000に関するWhite Paper http://www.microsoft.com/resources/documentation/sql/2000/all/reskit/en-us/default.mspx SQL Serverの名前の変更 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/instsql/in_afterinstall_5r8f.asp HP Systems Insight Manager 4.2 概要と特長 http://www.hp.com/jp/hpsim HP Systems Insight ManagerのQuickSpecs http://h50146.www5.hp.com/products/software/management/hpsim/spec.html © 2004,2005 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書の内容は、予告なしに変更されることがあります。HP製品およびサービス に対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定書に記載されて います。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。 本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の技術的あるいは 校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。 Javaは、Sun Microsystems, Inc.の米国における商標です。MicrosoftおよびWindows は、Microsoft Corporationの米国における登録商標です。 本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用され る場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。 本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含ま れている場合があります。 5983-1650JAJP、2005年3月