久留米市介護保険福祉用具購入費受領委任払いに関する要綱 （趣旨

久留米市介護保険福祉用具購入費受領委任払いに関する要綱
（趣旨）
第１条 この要綱は、介護保険法（平成９年法律第１２３号。以下「法」という。）第４４条に
規定する居宅介護福祉用具購入費及び法第５６条に規定する介護予防福祉用具購入費（以下
「福祉用具購入費」という。
）の支給に係る受領委任払いに関し、必要な事項を定めるものと
する。
（定義）
第２条 この要綱において使用する用語は、法において使用する用語の例によるほか、次の各
号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 受領委任払い
法に規定する居宅要介護被保険者及び居宅要支援被保険者（以下「被保
険者」という。）が特定福祉用具及び特定介護予防福祉用具（以下「特定福祉用具」とい
う。
）の購入を行った場合において、特定福祉用具の販売を行うサービス事業者（以下「事
業者」という。）であって、この要綱に基づく登録を受けた者（以下「受領委任払い取扱
事業者」という。）が、被保険者からの福祉用具購入費の請求及び受領の権限の委任に基
づき、当該被保険者に代わり市から福祉用具購入費を受領することをいう。
(2) 暴力団 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律（平成３年法律第７７号）第
２条第２号に規定する暴力団をいう。
(3)
暴力団員
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第２条第６号に規定する
暴力団員をいう。
（対象者）
第３条 受領委任払いを利用することができる者は、介護保険料の滞納がない被保険者とする。
（受領委任払い取扱事業者の登録）
第４条 受領委任払い取扱事業者の登録は、事業者からの申請により、事業所ごとに行う。
２ 受領委任払い取扱事業者として登録できる者は、次の各号に該当しないものとする。
(1) 不正の手段により登録の申請を行う者
(2) この要綱に定める所定の手続を行わない者
(3)
暴力団若しくは暴力団員である場合又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有す
る者
(4) 久留米市指名停止等措置要綱（平成６年久留米市庁達第６号）に基づく指名停止を受け
ている者
(5) 市長が登録を行わないことが適当と認める者
（受領委任払い取扱事業者の登録の申請等）
第５条 市長は、受領委任払い取扱事業者の登録を受けようとする事業所について、介護保険
福祉用具購入費受領委任払い取扱事業者登録・更新申請書（第１号様式）を提出させるもの
とする。
２ 市長は、受領委任払い取扱事業者の登録の申請を受け付けたときは、その内容を確認し、
登録の可否について、介護保険福祉用具購入費受領委任払い取扱事業者登録結果通知書（第
２号様式）により、当該事業者にその旨を通知するものとする。
（登録の有効期間）
第６条 登録の有効期間（以下「登録期間」という。
）は、受領委任払い取扱事業者の登録の申
請に基づき登録された日から登録の日の属する介護保険事業計画の計画期間の終了日までと
する。
（登録の更新）
第７条
市長は、受領委任払い取扱事業者が登録期間満了後も引き続き登録を受けようとする
ときは、登録期間が満了する前に、登録の更新（以下「更新」という。
）をさせるものとする。
２ 第４条から前条までの規定は、前項の更新について準用する。
（変更の届出等）
第８条
市長は、受領委任払い取扱事業者において登録時における届出事項に変更があったと
きは、介護保険福祉用具購入費受領委任払い取扱事業者登録事項変更届出書（第３号様式）
を直ちに届け出させるものとする。
２ 市長は、受領委任払い取扱事業者が受領委任払いの取扱いを廃止し、休止し、又は再開す
るときは、介護保険福祉用具購入費受領委任払い取扱廃止・休止・再開届出書（第４号様式）
を直ちに届け出させるものとする。
（受領委任払い取扱事業者の登録の取消）
第９条
市長は、受領委任払い取扱事業者が次の各号のいずれかに該当する場合は、受領委任
払い取扱事業者の登録を取り消すことができるものとする。
(1) 不正の手段により第４条の登録又は第７条の更新を受けた場合
(2) 被保険者の求めにも関わらず、正当な理由なく受領委任払いの利用を拒否した場合
(3) 福祉用具購入費の請求に不正があった場合
(4) 受領委任払い取扱事業者の責めに帰すべき事由により、被保険者等の財産を破損し、又
は滅失したことによる損害賠償に応じない場合
(5) この要綱に定める所定の手続を行わなかった場合
(6)
暴力団若しくは暴力団員である場合又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有す
る場合
(7) 市長が登録の取消しについて必要と認めた場合
２ 市長は、前項の規定に基づき登録の取消しを行ったときは、介護保険福祉用具購入費受領
委任払い取扱事業者登録取消通知書（第５号様式）により、当該取消しを受けた事業者に通
知するものとする。
（登録内容の情報提供）
第１０条
市は、被保険者及び居宅介護支援事業者等に対し、受領委任払い取扱事業者の所在
地、名称、連絡先、業務概要及び受領委任払い取扱事業者の登録の取消理由等について情報
提供を行う。
（受領委任払いに係る必要書類の提出等）
第１１条
市長は、福祉用具購入費に関して受領委任払いを利用する被保険者に対し、福祉用
具購入費の支給申請に必要な書類に加えて、介護保険福祉用具購入費受領委任払いに係る委
任状（第６号様式）を提出させるものとする。
２ 市長は、受領委任払い取扱事業者から被保険者が特定福祉用具の購入を行ったときは、当
該被保険者からの委任に基づき、当該被保険者が支払うべき当該購入に要した費用について、
福祉用具購入費として当該被保険者に対し支払われる額の限度において、介護保険福祉用具
購入費受領委任払いに係る請求書（第７号様式）を市長に提出させることにより、当該被保
険者に代わり受領委任払い取扱事業者に対し支払をするものとする。
（その他）
第１２条 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。
附
則
この要綱は、平成２８年１月１日から施行し、第１１条の規定は平成２８年４月１日以後の
特定福祉用具の購入について適用する。