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全 市 連 時 報 - 社団法人全日本木材市場連盟

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全 市 連 時 報 - 社団法人全日本木材市場連盟
カ被害対策緊急捕獲等事業) 億円)
報の収集・蓄積を図るほか合法木材の普
⑬森林整備事業〈公共〉
( 年度当初1、
及を促進。
203億円、 年度補正予算171億
(新たな木材需要創出総合プロジェク
円)
トで実施 0・4億円)
( 年 度 当 初597
⑦違法伐採緊急対策事業[TPP対策] ⑭ 治 山 事 業〈 公 共 〉
億円、 年度補正予算 億円)
合法木材の利用促進や現地の違法伐採
情報の収集等。( 年度補正予算 億円) ■「主要木材の需給見通し
⑧木材製品輸出特別支援事業
(平 成 年 第 四 半 期 及 び 第
新 た な 木 材 製 品 仕 様 の 作 成 等 を 支 援。
■平成 年度林野庁等予算 した森林情報のICT活用による共有化
」について
を支援するとともに、低コスト化や花粉 ( 年 度 補 正 予 算( 輸 出 促 進 緊 急 対 策 で 四 半 期)
案決定
症対策の推進のため、成長に優れた品種 実施) 億円)
林野庁は、平成 年 月 日(金曜日)
や花粉の少ない品種等を対象として、採 ⑨ 森 林・ 山 村 の 多 面 的 機 能 の 発 揮 対 策 に「平成 年度第 回木材需給会議」を
1.林野庁関連
開 催 し、「 主 要 木 材 の 需 給 見 通 し( 平 成
( 年度当初 億円)
平成 年度林野庁予算案が、 月 日 種園等の造成・改良、コンテナ苗の生産
年 第 四 半 期 及 び 第 四 半 期 )」 を 策
閣 議 決 定 さ れ た。 概 算 決 定 額 は2、
93 技術研修を支援するほか、花粉症対策苗 ⑩森林・林業人材育成対策( 年度当初
定・公表した。
億円、 年度補正予算 億円)
3億 円( 対 前 年 度 比1・0 % 増 )。 こ れ 木 へ の 植 替 え を 促 進。( 年 度 当 初 億
概要は、以下のとおり。
⑪山村活性化支援交付金
( 年度当初
(農
に先駆けて編成された今年度補正予算案 円)
山漁村振興交付金で実施) 億円)
を あ わ せ る と 総 額3、
525億 円 と な っ ④新たな木材需要創出総合プロジェクト
Ⅰ.見通しの要点
た。林業の成長産業化・森林吸収源対策
中高層建築等に活用できるCLT・耐 ⑫シカによる森林被害緊急対策事業(
( ) 平 成 年 第 四 半 期( ~ 月 )
年度当初 億円、 年度補正予算(シ の需要は、国産材製材用丸太、輸入丸太、
の推進を目指すもので、概要は以下の通 火部材など新たな製品・技術の開発・普
り。
及の加速化、地域材の利用拡大を支援す
る。( 年 度 当 初 億 円、 年 度 補 正 予
①次世代林業基盤づくり交付金
需要に応じた低コストで効率的な木材 算 億円)
うちCLT等新たな製品・技術の開発
の生産・供給を実現するため、間伐・路
網整備やCLT等を製造する木材加工流 ( 年度当初 億円)
うち地域材利用促進 ( 年度当初
通施設、木材バイオマス関連施設、苗木
生産施設等の整備など地域の実情に応じ 億円)
た 川 上 か ら 川 下 で の 取 組 を 総 合 的 に 支 ⑤木質バイオマスの利用拡大
援。( 年度当初 億円)
木質バイオマスの利用促進を図るた
②合板・製材生産性強化対策事業[TP め、エネルギー利用拡大に向けた全国的
な調査、相談窓口の設置、セルロースナ
P対策(基金化)]
大規模・高能率の加工施設の整備、当 ノファイバー等のマテリアル利用の促進
該 施 設 へ の 原 料 の 安 定 供 給 の た め の 間 に 向 け た 技 術 開 発 等 を 支 援。( 新 た な 木
伐・ 路 網 整 備 等 を 支 援。( 年 度 補 正 予 材需要創出総合プロジェクトで実施
億円)
算290億円)
③林業の低コスト化と花粉症対策の推進 ⑥違法伐採対策の推進
施業集約化に向け航空レーザーで取得
違法伐採対策の体制整備に向け関連情
(単位:千㎥、%)
(括弧内は前年比又は前年同期比)
1
540
1,515 1,460
925
750
3,100
28年第 2 四半期
2
(105) (89)
(105) (95)
(106)(106)
1
全市連のホームページアドレス http.//www.zennichiren.com
28
18
525
1,495 1,450
890
740
3,100
28年第 1 四半期
(104) (90)
(108)(103)(98)(112)
見通し
28
49
2
(97)(102)(81) (96)(90) (96)
27年計(見通し)
一般社団法人
12
27
1
11,892
3,240 3,293
6,152 5,637
2,056
1
3 27
12
(102) (97)(94)(113)(96)(106)
見込み
発 行 所
4
27
28
27
28
535
1,567 1,432
835
795
3,200
27年第 4 四半期
1
(97)(104)(88) (97)(91)(109)
実績
28
1
545
1,532 1,345
755
782
2,747
27年第 3 四半期
(95) (97)(79) (89)(82) (90)
実績
28
508
1,599 1,375
878
844
2,956
27年第 2 四半期
2
(96)(110)(67) (88)(90) (83)
実績
27
2
28
3
8
468
1,454 1,484
824
819
2,989
27年第 1 四半期
28
(101)(106)(91) (84)(97) (95)
26年計(実績)
12,211
3,191 4,086
6,430 6,297
2,137
27
27
(107)(116)
(104) (96)
(106)(110)
25
2,254
7,703 6,462
3,016 4,517
12,058
25年計(実績)
1
国産材丸太
輸入 輸入
構造用
合板
集成材
製材用 合板用 丸太 製材品
3
見通し
9
27
28
59
主要木材の入荷量等の概要
毎月 1 回 1 日発行
定価・年 3,000 円
(会員は会費に含まれています。)
13
5
全日本木材市場連盟
編集・発行人 小 合 信 也
東 京 都 文 京 区 後 楽 1-7-12
〒112-0004 林友ビル 6 階
電 話 0 3( 3 818 )2906
F A X 0 3( 3 8 1 8 )2 9 0 7
28
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28
18
28
28
28
28
(第694号)
全 市 連 時 報
(1)平成28年 2 月 1 日
61
27
12
24
28
輸入製材品、構造用集成材は前年同期に ・平成 年度の新設住宅着工戸数(見通 期、第 四半期は前年比で減少の見通し。 ・製材向けの需要は、大幅な振れはなく
低位安定した見込み、平成 年第 四半
比べ増加、合板は前年同期と同程度、国 し)は、対前年比105・7%の 万戸 (2)米材
期、第 四半期ともに前年同程度で推移
①丸太
産材合板用丸太は前年同期に比べ減少の と想定。
・平成 年度の新設住宅着工戸数(見通 ・需要は、平成 年第 四半期は不需要 の見通し。
見通し。
期で前年同期並み、第 四半期は需要期 ・合板向けの需要は、平成 年第 四半
( ) 平 成 年 第 四 半 期( ~ 月 ) し)は、対前年比102・6%の 万
でプレカット需要増も期待され、前年同 期、第 四半期ともに、国産針葉樹合板
の需要は、国産材製材用丸太、輸入丸太、 千戸と想定。
期より増加の見通し。円安は続くものと へのシフト傾向、円安による南洋材丸太
合板、構造用集成材は前年同期に比べ増 3 木材輸出動向
の高騰により、前四半期よりも減少の見
加、国産材合板用丸太、輸入製材品は前 ・平成 年の 月~ 月累計の木材輸出 思われ、採算は厳しい。
額は、約186億円(対前年同期比12 ・供給は、平成 年第 四半期には夏場 通し。
年同期に比べ減少の見通し。
のファイヤクロージャの影響が完全にな ・供給は、先行きの見通しは不透明、現
( )平成 年度の新設住宅着工戸数は、 8%)。引き続き高い伸びを持続。
景気の緩やかな持ち直しを反映して前年 ・品目別には、丸太約 億円(対前年同 くなり、出材・需要ともに多少の回復が 地での伐採環境の影響が緩和し大幅な増
期 比134 %、 構 成 比 %)、 製 材 品 約 見込まれ、第 四半期は需要期で一定の 減 は な く、 平 成 年 は 通 年 で 前 年 並 み、
度に比べ増加と見込まれる。
億 円( 同109 %、 同 %)、 合 板 約 需要が見込まれることから、ともに前年 四半期平均 ~ 千㎥で推移の見通し。
Ⅱ.平成 年度第 回木材需給会議の意
②製材品
同期より増加の見通し。
億円(同224%、同 %)等。
見等の概要
・需要は、住宅着工数からも手堅い需要
・国別には、中国約 億円(対前年同期 ②製材品
1 経済情勢
・実質GDP成長率は、平成 年度は公 比124 %、 構 成 比 %)、 韓 国 約 億 ・需要は、為替の影響で現地価格高が続 あるが、他樹種の製品へ転換する動きが
共 投 資、 輸 出 等 が プ ラ ス に 寄 与 し た が、 円( 同138 %、 同 %)、 フ ィ リ ピ ン き、販売減は当面続くものと思われ、年 あり、平成 年第 四半期、第 四半期
消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反 約 億 円( 同180 %、 同 %)、 台 湾 初から夏までは消費税増税の駆け込み需 ともに前年同期比では減少の見通し。
要 も 期 待 で き ず、 平 成 年 第 四 半 期、 ・ 供 給 は、 重 量 梱 包 材 の 需 要 が 低 調 で、
動による個人消費等の冷え込みが大きく 約 億円(同113%、同 %)等。
第 四半期ともに需要増はあまり期待で 他の材料にシェアを奪われているケース
4 主要木材需給動向
影響し、△1・0%(実績)の成長。
もあり、平成 年第 四半期、第 四半
きない。
・平成 年度は消費税率引き上げの影響 (1)国産材(需要(工場入荷))
・ 供 給 は、 需 要 を 見 込 ん だ も の と な り、 期ともに急激に数量が回復する見通しは
も薄らぎ、基本的には緩やかな持ち直し ①製材用丸太
が続くと予想され、1・0%の成長が見 ・ 月に入り、材に動きが出てきており、 各社とも米マツ製品の在庫削減のため仕 ない。
プレカット工場の受注も回復の動きが見 入れを絞る傾向、平成 年第 四半期は (5)北洋材
込まれる。
られる。平成 年第 四半期、第 四半 前期より減少、第 四半期には 月以降 ①丸太
2 住宅着工
・平成 年度の新設住宅着工戸数は、全 期とも、このままの動きが続けば、前期 の市況回復に向けて各社ともに購入を増 ・需要は、好材料なく、今後も低位安定
体 で 約880千 戸( 前 年 同 期 比 ・ 並みの需要が期待できるのではないか。 やし始め、第 四半期よりやや回復する 状態が続く見通し。
・供給は、合板用米材丸太の価格・出材
2 %)、 持 家 が 約278千 戸( 同 ・ ・木質バイオマス原料の供給に関する動 見通し。
次第、平成 年第 四半期、第 四半期
9 %)、 貸 家 が 約358千 戸( 同 ・ きがさらに活発になっている中、A材に (3)欧州材(製材品供給)
・平成 年第 四半期は、クリスマス休 ともにほぼ前年同期並みの見通し。
9 %)、 分 譲 一 戸 建 が 約124千 戸( 同 ついては不透明感が根強い。
暇 の 影 響 で 前 四 半 期 よ り も 減 少 の 見 通 ②製材品(供給)
・8 %)、 分 譲 マ ン シ ョ ン が 約110 ②合板用丸太
千 戸( 同 ・0 %)。 持 家 の 着 工 数 が か ・円安の影響により外材から国産材への し。第 四半期は、第 四半期のラミナ ・日本以外のロシア材マーケットも軒並
シフトが進んでおり、平成 年第 四半 の成約率及び船積み遅れの解消がどの程 み弱含み、低級材の需要が落ち込んでい
なり低調。
る。国内需要もスチール(軽天)等への
・ 平 成 年 月 の 新 設 住 宅 着 工 戸 数 は、 期は前年同期比で増加。今後は冬期に入 度進むかによる。
代替が進み、平成 年第 四半期、第
約 万 千 戸 で 前 年 同 月 比 ・5 % と り出材が減ること、バイオマス発電燃料 (4)南洋材
四半期ともに前年同期を下回る見通し。
との競合が懸念され、平成 年第 四半 ①丸太
ヶ月ぶりのマイナスに転じた。
4
2
1
28
1
1
1
2
2
28
2
6
96 78 89
28
1
60 28
1
1
28
55
28
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2 1
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3
2
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27
28
27
93
95
4
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1
2
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2
13 16
27
10 15
28
10
41 76
17 38 70
1
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10
24 30
18 28
10
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27
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89
7 27
4
26
97
2
27
3
92
7
8
平成28年 2 月 1 日(2)
全 市 連 時 報
(第694号) 2
ると考えられる。今後、輸入合板のシェ も盛り込まれた。具体化に関する検討は、 材 の 安 定 供 給 に 尽 力 し た い 旨 の 挨 拶 の
(6)ニュージーランド・チリ材
今後となっている。同協定は、批准国が 他、野村和弘茨城県農林水産部次長兼林
アは %を割り込むと考えられる。
①丸太
カ国以上となり、それらの国々の温室 政課長、石川多聞県茨城林業協会理事長
・需要は、梱包材需要の減少や原木価格 ・供給は、産地状況が改善し市場の需給
の 上 昇 に よ る 国 産 材 製 品 へ の シ フ ト か は正常化する見通し、国内の需要減から 効果ガス排出量が、世界全体の %以上 及び茨城県木材協同組合連合会生井邦彦
となった時に発効する。我が国は、温室 理事長から祝辞が述べられた。
ら、平成 年第 四半期、第 四半期と 輸入量は低位で推移の見通し。
昨年 月 日(木)に行われた茨城県
効果ガスの新たな目標として、2030
(8)構造用集成材(供給)
も前年同期より減少の見通し。
年度(平成 年度)に、
2013年度(平 木材まつりの表彰状受賞者は、次のとお
・供給は、国内需要に応じた入荷の見通 ①国内製造
し、 年第 四半期は四半期平均110 ・新設住宅着工戸数が堅調に推移し、需 成 度)比で ・0%減とすることを決 り。
▽農林水産大臣賞(下地用)豊田産業
千㎥のレベルに回復し、第 四半期は微 要 の 大 き な 落 ち 込 み は な い も の と 想 定、 定しており、その内、森林吸収源で2・
製材所(高萩市)▽林野庁長官賞(下地
平成 年第 四半期は工場稼働日数が少 0%を確保することとしている。
増の見通し。
用 )( 有 ) 鉾 田 製 材 所( 笠 間 市 ) ▽ 関 東
なく前四半期をやや下回り、第 四半期
②製材品
■
第
回
茨
城
県
木
材
ま
つ
り
森林管理局長賞(構造用)丸川木材(株)
・需要は、NZ原木価格の上昇により内 はこれをやや上回わる生産量を想定。
表彰式 1月 日(株)茨城木 (桜川市)▽茨城県知事賞(下地用)(有)
地挽き製品が値上げに動く中、平成 年 ②輸入
渡部製材所(笠間市)▽茨城県農林水産
第 四半期は値下げしたチリ製品が市場 ・欧州大手メーカーからの供給が安定化 材相互市場で開催
に出回りシェアを拡大し、NZ製品は原 す る と 想 定 さ れ、 平 成 年 第 四 半 期、 (株)茨城木材相互市場(茨城県水戸市、 部 長 賞( 構 造 用 )( 名 ) 皆 川 材 木 店( 常
木 高 騰 に よ る 値 上 げ の た め シ ェ ア が 減 第 四半期とも、輸入量は国内需要に応 益 子 壮 一 社 長 ) の 新 春 初 市 が1月 日 陸太田市)全木連会長賞(構造用)松川
少。第 四半期は低需要期のため減少の じて前年同期より増加の見通し。
( 水 ) に 開 催 さ れ、 併 せ て、 第 回 茨 城 製材所(北茨城市)▽全市連会長賞(下
見通し。
県木材まつり表彰式(茨城県木材協同組 地用)(有)森嶋林業(常陸太田市)
■COP パリ協定採択
初市のセリには、 人程度の買方様が
・供給は、中国向け輸出梱包の低迷や低
合連合会主催)が行われた。
価格な国産材製品との競合という需要側 昨年暮れ、フランスのパリで開催された
来賓として、茨城森林管理署安永正治 参加し、構造材から造作材まで幅広く買
の事情から、平成 年第 四半期、第
COP (国連気候変動枠組条約第 回 署長、茨城県農林水産部野村和弘次長兼 われた。
四半期ともに前年同期より減少の見通し。 締約国会議)において2020年(平成 林政課長、茨城県林業協会の石川多聞理
(7)合板
年)以降の地球温暖化対策の枠組みを 事 長( 茨 城 県 議 )、 茨 城 県 木 材 協 同 組 合
①国内製造
定めた「パリ協定」が採択された。19 連合会の生井邦彦理事長、地元銀行関係
・ 需 要 は、 大 手 ハ ウ ス メ ー カ ー と プ レ 97年(平成 年)の「京都議定書」以 者ほか来賓等多数が出席した。全市連か
カ ッ ト 工 場 が 受 注 を 伸 ば し て い る こ と、 来 の 国 際 合 意 と な っ た。 協 定 に お い て、 らは小合専務が出席した。
フローリング台板や型枠合板が南洋材か
式 典 の 開 会 に 当 た り 益 子 壮 一 社 長 は、
世紀末までの気温上昇を、工業化以前
ら国産材にシフトし始め、前年同期より よ り 度 以 内(1・5度 以 下 も 目 指 す ) 世界の政治・経済の情勢、我が国の経済
増加の見通し。
という目標が示された他、発展途上国を 成長、原油価格、更なる消費税引き上げ
■第 回全市連国産材需要
・供給は、需要に応じた生産により、前 含む196カ国・地域が削減目標を 年 に伴う駆け込み需要といった状況にも言
拡大製材品特別展示会 年同期より増加となる見込み。
毎 に 提 出・ 更 新 す る こ と も 規 定 さ れ た。 及 し、「 茨 城 県 に お け る 中 大 規 模 木 造 建
②輸入
森林吸収源の位置づけは現行どおりとさ 築推進等新たな分野において取り組みを 1月 日 木曽官材市売(協)
・需要は、輸入合板が価格優位性を失い、 れ、吸収源については、その保全強化の 進めたい」旨、挨拶した。
全市連、木曽木材工業協同組合(勝野
国産材や繊維板へのシフトが進み、輸入 重要性に言及し、新たに、途上国の森林
来賓の安永正治茨城森林管理署長から 春喜理事長)及び木曽官材市売協同組合
合板需要は漸減していくものの、国産合 減少・劣化からの排出を抑制する仕組み CLT等新たな分野での技術開発・普及 (野村弘理事長)は、1月 日(土)、第
板で賄いきれない需要は継続して出てく ( R E D D +: レ ッ ド プ ラ ス:) の 推 進 等の林野庁施策や国有林として地域の木
回全市連国産材需要拡大製材品特別展
11
19
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5
(初市の様子)
40
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(式典の様子)
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(第694号)
全 市 連 時 報
(3)平成28年 2 月 1 日
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1
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5
示会を開催した。来賓は、中部森林管理 長野県議会副議長は、初セリ及び入賞者
局の桂川裕樹局長、村上淳長野県議会副 へのお祝いに加え、今年の長野県での植
議 長( 木 曽 官 材 市 売 協 同 組 合 顧 問 )、 長 樹 祭 開 催 に も 触 れ、「 当 地 は 国 有 林 地 帯
野県木曽地方事務所松原秀幸課長、細川 で国有林には局長始め大変お世話になっ
忠國長野県木連理事長、田上正男上松町 ている、県議会としても木材関係団体等
長、真島哲二八十二銀行上松支店長及び と共に木材産業を盛りあげて行きたい。」
松葉瀬裕之木曽森林管理署長ほか。
旨の御挨拶を頂いた。入賞者は以下の通
開会にあたり主催者を代表し、全市連 り。◆林野庁長官賞(天然木曽檜板目厚
の小合専務は、白書での木材産業の意義、 盤 )( 株 ) 勝 野 木 材 ◆ 長 野 県 知 事 賞( 天
木曽ヒノキ等優良な資源の最大価値の実 然木曽檜平割一式)滝正木材◆中部森林
現、新国立競技場「杜のスタジアム」等 管理局長賞(○
高 ○
国 木 曽ひのき柾盤一式)
○○
東京オリンピック・パラリンピック関連 のむら木材(株)◆全市連会長賞(天然
施設の具体化とそれに向けた業界一体で 木 曽 檜 柾 盤 一 式 )( 株 ) 野 尻 木 材 工 業 所
の 資 材 供 給 の 重 要 性 に 触 れ、「 本 日 は、 ◆長野県木連理事長賞(天然木曽檜節角
優良製材品等が多く出品されており、是 一式)志水林業製材。
非、 全 量 の お 買 い 上 げ を 」 と 挨 拶 し た。
式典後の初市は、厳しい冷え込みの中、
続いて、木曽官材市売協同組合の野村理
人の買い方が参加。天然木曽桧(柾盤)
事 長 か ら 前 日 の 審 査 結 果 の 講 評 を 行 っ 4・9m×17・0㎝× ・0㎝に25
た。その中で、入賞製品毎に、ていねい 0万円/㎥、天然木曽桧(板目)3・0
な説明を行い、林野庁長官賞に決まった m× ・0㎝×9・5㎝に200万円/
「天然木曽檜板目厚盤」については、「樹 ㎥の高値がついた。最近の丸太事情もあ
齢300年 の 歴 史 か ら 作 り 上 げ ら れ た、 り、 板、 柾 を 含 め 全 体 に 良 材 が 少 な く、
長尺無地・色合い・年輪の目通りと重厚 あいにくの荒天予報で、早く帰る買方が
感のある木目が評価された」等と説明し 多く、売上、単価ともに前年より若干減
た。
少した。
来賓の桂川森林管理局長からは、日頃
の御礼と併せて、厳しい状況の中、木材
自給率は %に回復し、国産材供給量も
増加し、林業労働力の減少も下げ止まり
を示していること、林業の生長産業化も
政 策 目 標 と な っ て い る こ と に 加 え、「 国
有林には、木の文化・伝統を守る資源が
あり、地域振興のため、国有林材の安定
■平成 年度木材・木製品
供給等を通じて貢献して行きたい」旨の
製造業労働災害について
御挨拶を頂いた。
木曽官材市売協同組合特別顧問の村上
林業・木材製造業労働災害防止協会公
ること。
表の平成 年発生の木材製造業死亡災害
速報及びその傾向(一事例のみ掲載)は、 (荷役作業者の実施事項)
①安全衛生管理者に選任された者は、作
以下のとおり。
業方法の決定及び作業の指揮、器具及
1.災害発生状況
び工具の点検、作業前の安全確認等を
・災害発生日時 平成 年 月 日
励行すること。
・災害発生場所 山梨県
②作業計画及び作業手順書を作成し、遵
・被災者年齢
歳
守すること。
・発生状況 被災者は、製材工場におい
て、丸太 本を積んだ tトラックか ③フォークリフト運転技能講習、はい作
業主任者技能講習、荷の積み卸し作業
ら荷卸し作業をしていたところ、長さ
指揮者教育等を受講し、必要な資格を
約4m の 丸 太 本 が 荷 台 か ら 落 下 し、
取得すること。
丸太の下敷きとなった。
2.対策 トラック荷台への原木の積み ④リスクアセスメントに積極的に取り組
むこと。
卸しの注意点
上記災害に係る作業ついては、木材市
・最大積載量を超えて積載しないこと。
・たて木には、溝型鋼又は十分強度のあ 場等の業務においても類似の作業が想定
されますので、傾向と注意点等に御留意
る木材を使用すること。
・たて木に接するところには、通直で太 の上、災害未然防止にお役立てください。
当該記事は、林業・木材製造業労働災
い材を積み、曲がり材は走行中荷崩れ
の原因になるので、中側か上部に積む 害防止協会の承認を得て、同協会HOM
Eページ及び同協会発行の「林材安全2
こと。
・材の重ね積みは、走行中の振動でゆる 016年 月号」からの出典です。
むことがあるので、目落とし積みにす
■全市連の会議(予定)
ること。
・積荷の上部は、山形又は箱型にすると ◇3月 日(月) 時 平成 年度第3
走行中の振動で荷崩れを起こしやす
回理事会、第2回正副会長・支部長会
く、荷縛りも良く締まらないので、か
議ほか(日本森林林業振興会、林友ビ
まぼこ型に積むこと。
ル6階)。
・一つの荷の重量が100㎏以上のもの ◇5月 日( 月 ) 第 回 定 期 総 会・ 東
を貨物自動車に積み卸す作業(ロープ
京大会(ホテルイースト 、江東区東
掛 け 及 び シ ー ト 掛 け 作 業 を 含 む。) を
陽町:予定)
行うときは、当該作業を指揮する者を
■全市連HP御案内
定めること。(安衛則第151条の )
・ロープ解きの作業及びシート外しの作
当連盟HP「会員掲示板」に連絡事項・
業を行うときは、荷台上の荷の落下の 情報を適宜掲載しておりますので是非ご
危険がないことを確認した後に着手す 覧ください。
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平成28年 2 月 1 日(4)
全 市 連 時 報
(第694号) 30
90
45
27
(表彰の様子)
16
(初競りの様子)
73
2
27
6
2
27
17
9
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