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2015年度環境レポート
2015年度環境レポート 株式会社 2016年6月1日 1 ページ ごあいさつ 2015年度は、2014年度環境負荷実績に基づいて立てた中期目標の 削減計画の開始年度にあたり、3ヶ年の取組開始のスタートダッシュとなる 重要な年でした。この環境負荷軽減については、中期目標の達成だけでなく、 行政目標を含めて長期的に取り組みを継続して参ります。 この環境レポートは、弊社がスーパーマーケット業を通じて、一企業市民として 環境負荷低減・環境保全に取り組むあらゆる事項をまとめたものです。 環境問題については食品リサイクル率の向上・環境にやさしいエネルギーの 活用を始め、多角的な取組を通じ社会的責任を果たしていく所存でございます。 ご高覧の上、ご意見を賜れれば幸いです。 株式会社 とりせん 代表取締役会長 前原 章宏 代表取締役社長 前原 宏之 目次 1.組織の概要 2P 2.対象範囲 3P 3.環境方針 4P 4.環境目標 5P 5.環境活動計画 8P 6.環境目標の実績 10P 7.環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取組 11P 8.環境関連法規の遵守 12P 9.経営者による全体の評価と見直し 13P 2 ページ 1.組織の概要 (1) 事業所名及び代表者名 株式会社 とりせん 代表取締役会長 前原 章宏 代表取締役社長 前原 宏之 (2) 所在地 〒374-8512 群馬県館林市下早川田町700番地 (3) 環境保全関係の責任者及び担当者連絡先 環境管理責任者 森 克洋 (専務取締役 管理本部長) 環境委員会事務局長 原島 正明 (取締役 営業サポート本部長) 連絡先 電話 0276-74-2128 FAX 0276-74-0959 (4) 事業の概要 スーパーマーケットの経営(主な取扱品:生鮮食品、加工食品、日用雑貨、米、酒、他) (5) 事業の規模 スーパーマーケット 59店舗(2016年2月29日時点) 資本金 10億4,300万円 ホームページ http://www.torisen.co.jp 売上高と従業員数 期間 売上高 総従業員数 (期末現在) 売場面積(㎡) 第68期 第69期 第70期 2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 2013年3月1日~ 2014年3月1日~ 2015年3月1日~ 2014年2月28日 785億円 2015年2月28日 2016年2月29日 801億円 822億円 4,974 4,831 4,633 114,776 118,146 119,864 3 ページ 2.対象範囲 認証店舗一覧 開店年月日 床面積(㎡) とりせん本社 1975年 3月 5日 11,734 とりせん石原店 1975年11月28日 1,449 とりせん新前橋店 1976年 9月30日 1,575 とりせん助戸店 1977年 7月 9日 2,848 とりせん豊岡店 1978年10月19日 1,830 とりせん田沼店 1979年10月13日 1,409 とりせん栃木店 1980年 9月26日 2,011 とりせん小鳥店 1981年 2月11日 1,365 とりせん藤岡店 1982年 6月17日 1,703 とりせん加須浜町店 1987年11月12日 1,483 とりせん佐野西店 1991年 4月 3日 2,010 とりせん朝日町店 1991年11月28日 987 とりせん成島店 1992年12月27日 1,881 とりせん小山東店 1994年 4月 8日 1,965 とりせん葉鹿店 1994年10月26日 1,780 とりせん渋川店 1994年12月 1日 1,781 とりせん大平店 1995年 8月25日 2,558 とりせん氏家店 1995年 9月22日 1,929 とりせんFL藤岡店 1995年10月19日 2,397 とりせん大泉店 1995年11月22日 2,064 とりせん岡本店 1996年 9月 5日 2,382 とりせん大間々店 1997年11月28日 1,986 とりせん上里店 1998年 4月 8日 1,981 とりせん結城店 1998年 4月23日 2,644 とりせん東矢島店 1998年11月18日 1,986 とりせん栃木駅南店 1999年 4月21日 1,744 とりせん黒磯店 2000年 4月13日 1,683 とりせん総和店 2000年 4月26日 1,652 とりせん玉村店 2000年12月20日 1,840 とりせん真岡店 2002年 3月20日 2,135 とりせん下館店 2002年 4月24日 2,558 とりせん美しが丘店 2002年 8月28日 2,185 とりせん岩井店 2003年 6月 4日 2,482 とりせん富士見町店 2003年 7月15日 2,173 とりせん平和町店 2003年11月19日 2,477 とりせん羽川店 2004年 9月 7日 2,037 認証店舗一覧 開店年月日 床面積(㎡) とりせん下田島店 2004年12月21日 2,075 とりせん茂呂店 2005年11月15日 2,384 とりせん下妻店 2005年12月14日 2,251 とりせんみらい平店 2006年 1月17日 2,306 とりせん研究学園店 2006年 6月14日 2,188 とりせん子持店 2006年 8月 4日 2,424 とりせん時沢店 2006年11月22日 2,324 とりせんローズタウン店 2006年12月13日 2,376 とりせん北本店 2007年 6月13日 2,284 とりせん城西の杜店 2007年10月 5日 2,343 とりせん細谷店 2008年 4月16日 2,024 とりせん東光寺店 2008年 6月13日 1,997 とりせん木田余店 2008年11月 5日 2,317 とりせん高根沢店 2009年 8月 5日 1,997 とりせん大原店 2009年 9月18日 2,006 とりせん箕郷店 2009年11月18日 2,290 とりせん大沢店 2010年 4月 6日 1,829 とりせん菅谷店 2010年12月 1日 2,136 とりせん邑楽町店 2011年 4月12日 1,965 とりせん太田新井店 2011年 7月26日 1,993 とりせん前橋駒形店 2014年 8月 6日 1,754 とりせん太田八幡町店 2014年12月 5日 1,786 とりせん小堤店 2015年 8月 5日 1,783 とりせん群馬町店 2015年12月 4日 2,064 計 60 事業所 3.環境方針 環 境 理 念 私たちは、お客様の豊かな暮らしを創造するために、安全で良質な商品・サービスを 提供し、ご満足いただくことが第一の役割と考えます。同時に、私たちを取り巻く 環境問題についても、企業市民としてふさわしい責任と行動力を持って柔軟に対応し、 地域のお客様とともに環境保全に努力し、住み良い街づくりに貢献いたします。 環 境 方 針 1. 環境マネジメントシステムにより、企業活動における各分野の環境負荷低減のために 定期的な見直しと継続的な改善を図ります。 ①環境に配慮した商品の開発と販売、普及に取り組みます。 ②省エネルギー、省資源を推進し環境に配慮した店舗づくりを行います。 ③廃棄物を削減するために3R(リデュース=発生抑制、リユース=再利用、 リサイクル=再生利用)を推進します。 ④お客様とともに環境保全に努力し容器包装等の店頭回収とリサイクルに取り組みます。 ⑤地球温暖化防止のため、上記施策を推進し、CO2換算による売場面積、営業時間 あたりのCO2排出量削減に取り組みます。 2. 企業活動に関わる環境関連の適用可能な法的要求事項及び当社が受け入れを決めた 要求事項を遵守します。 3. この方針を全従業員に周知・徹底し、企業や地域社会の中で、主体的に環境保全活動に 取り組みます。 4. この方針を社内外に広く公表し、積極的な広報活動に努めます。 2008年11月17日 制定 株式会社とりせん 代表取締役社長 前原 宏之 6 ページ 4.環境目標 Ⅰ.第72期までの主要な環境目標 環境目標については、第69期2014年度(2014年3月から2015年2月迄)の 実績を基準とし、全社合計実績を指標とします。新店舗の出店・閉店が期中に発生した 短期目標として年1%、中期目標3年で2%を削減する。 (1)二酸化炭素排出量の削減は、短期目標として年3%削減、中期目標3年で6%以上の 削減を目標とします。 (2)廃棄物排出量削減は、3R活動の推進により、各廃棄物の熱回収量の削減を実施します。 短期目標は、年1%削減、中期目標の3年で3%削減を目標とします。 食品リサイクル率も同様に、短期目標を1%アップ、中期目標を3%アップを 目標とし、2019年度までの食品リサイクル率を農林水産省からの目標の55%を 達成します。 (3)総排水量の削減は、短期目標として年1%、中期目標3年で2%以上の削減を 目標とします。 (4)グリーン購入、自らが生産・販売・提供するサービスに関する項目については、 レジ袋削減に取組み、2014年度レジ袋辞退率26.5%を、短期目標として 年2%改善、中期目標3年で6%の改善を目標とします。 4-1.環境目標一覧 環境目標 2014年度 CO2排出 43,804,586 削減率目標 2015年度 2014年度 中期目標 2017年度 3% 42,490,448 43,804,586 6% 41,176,310 3,355 1% 3,321 3,355 3% 3,254 133 1% 132 133 3% 129 食品廃棄物 1,865 1% 1,847 1,865 3% 1,809 リサイクル 53.2% 1%アップ 54.2% 53.2% 3%アップ 56.2% 排水量 447,935 1% 443,455 447,935 2% 438,976 レジ袋 26.5% 2%アップ 28.5% 26.5% 6% 32.5% 一般廃棄物 産廃棄物 7 ページ 4-2.環境目標達成に向けての組織体制 【最高責任者】 代表取締役社長 前原 宏之 【環境管理責任者】 環境委員長 管理本部長 森 克洋 【環境委員会】 営 業 企 画 部 第 二 商 品 部 店 舗 運 営 部 第 一 商 品 部 【事務局長】 営業サポート本部長 原島 正明 経 営 企 画 室 部 財 開 人 事 総 務 部 経 部 発 部 第1ブロック 第2ブロック 第3ブロック 第4ブロック 第5ブロック 第6ブロック 第7ブロック 各 店 各 店 各 店 各 店 各 店 各 店 各 店 職 名 最高責任者 役 割 【代表取締役 前原 宏之】 ①環境管理責任者をはじめ、必要な責任者を任命する。該当責任者には、現在の責務に関わりなく、 兼任で責任と権限を明示する。 ②エコアクション21の構築・運用・維持に必要な経営諸資源(人材・資金・機器・設備・技術・技能を 含む)を準備する。 ③環境方針を制定する。 ④エコアクション21の構築・運用に関する情報を収集し、環境方針・環境目標をはじめシステム全体 の見直しを行い、必要に応じ改訂を指示する。 環境管理責任者 【管理本部長 森 克洋】 ①エコアクション21に関する経営諸資源の合理的・効果的な運用を図り、目的を達成するために環境 委員会を運営する。 ②エコアクション21の構築と運用を円滑に行い、最高責任者による見直しのための情報として、 構築・運用に関する情報を最高責任者に提供する。 事務局長 【営業サポート本部長 原島 正明】 ①事務局を統率し環境管理責任者を補佐しエコアクション21に関する実務全般を所管する。 環境委員会 ①最高責任者・環境管理責任者・事務局・部門長で構成し、環境管理責任者が召集する。 ②環境目標の設定、環境活動計画の策定及び進捗管理について協議する。環境管理責任者が必要 と認めた者は出席することができる。 環境活動推進委員会 ③経営幹部会で報告し決定事項は決裁する。 ①環境管理責任者・事務局・関係部署で構成し、環境管理責任者が召集する。 ②環境目標、環境活動計画を具体的に実行するために、主管部署及び関係部署でテーマ別に次の 通り取り組み内容の企画立案と実行を行う。 ・省エネ推進活動 (開発部、店舗運営部、営業企画部) ・社会貢献活動 (経営企画部、営業企画部) ・教育・監査活動(人事総務部、監査室、店舗運営部、営業企画部) 環境に関する教育活動、内部監査の実施、環境法令への対応に関する事項 ③営業戦略会議内で報告し組織全体の情報を共有する。 4-3.環境目標達成に向けての運用・推進 1.幹部会 環境委員会の実施・環境についての決定事項 (1)環境についての取組報告 (2)取組事項の進捗状況 (3)法的遵守・行政動向 2.営業戦略会議 環境推進委員会の実施 (1)環境についての指示事項 (2)マニュアル変更の承認 (3)目標の進捗状況 (4)行政からの案内 3.副店長会議 環境担当者会議の実施 (1)実施事項 (2)徹底事項 (3)改善事項 (4)指導事項 4.店舗クリニック 環境方針等の実施事項のチェック指導 (1)チェック項目を基に指導及び情報の共有による水平展開 (2)チェック項目を基に教育及び情報の共有による水平展開 5.改装会議 環境の取組事項のリセット (1)不足什器の購入 (2)5Sのリセット (3)本部スタッフの指導 6.内部監査、品質管理課との連携 7.エコアクション21審査によるリセット (1)店舗チェック (2)店舗指導 8.店舗運営部 5Sの実施 (1)年間での計画 (2)個店別実施 9 ページ 4-4.環境目標達成に向けての担当部署・責任者 Ⅰ.環境目標の担当部署及び責任者 (1)二酸化炭素排出量の削減 目標項目 電気使用量の削減 設備・運用 ガス使用量の削減 設備・運用 担当部署 責任者 開発部建設課 高橋課長 店舗運営部各店舗店長 阿部副部長 開発部建設課 高橋課長 店舗運営部各店舗店長 阿部副部長 (2)廃棄物排出量削減計画 目標項目 一般廃棄物の削減 運用・システム 産業廃棄物 運用・システム 食品廃棄物 運用・システム 資源センター 運用・システム 担当部署 責任者 営業企画部企画課 飯塚課長 店舗運営部各店舗店長 ブロックM(1~7B) 営業企画部企画課 飯塚課長 店舗運営部各店舗店長 ブロックM(1~7B) 営業企画部企画課 飯塚課長 店舗運営部各店舗店長 ブロックM(1~7B) 営業企画部企画課 飯塚課長 資源センター 企画課 廣瀬課長代理 (3)総排水量の削減実施計画 目標項目 水使用量の削減 設備・運用 担当部署 責任者 開発部建設課 高橋課長 店舗運営部各店舗店長 阿部副部長 (4)グリーン購入についての計画 目標項目 レジ袋辞退率向上 運用・啓発 担当部署 営業企画部企画課 飯塚課長 店舗運営部各店舗店長 阿部副部長 エコアクション21実施店舗の責任者 目標項目 全店 責任者 責任者役職 推進者役職 店長 副店長 10 ページ 5.環境活動計画 Ⅰ.環境負荷を軽減するための設備変更計画 2015年度 冷蔵設備 ○ フロン変更 ○ 天井照明 ○ 庫内照明 ○ セラミック ○ 10月度 改装 みらい平店 ○ ○ ○ ○ ○ 11月度 改装 豊岡店 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 改装 茂呂店 ○ ○ ○ ○ ○ 1月度 改装 藤岡店 ○ ○ ○ ○ ○ 2月度 改装 成島店 ○ ○ ○ ○ ○ 改装 羽川店 ○ ○ ○ ○ ○ 8月度 実施店舗 新店 小堤店 改装 研究学園店 12月度 新店 群馬町店 ※セラミック床にすることで、床清掃の効率化(電気及び水の使用量削減)をします。 ※衛生設備のピュアスターの導入を実施し、既存の酸性水設備は、オーバーホールします。 Ⅱ.実施計画事項 (1)二酸化炭素排出量の削減計画 ①エスコ事業による省エネ冷凍冷蔵設備の導入を実施します。 ②フロンR-22の使用撤廃を推進します。 ③店内照明のLED化を実施します。 ④冷蔵ケース内のLED化を実施します。 ⑤デマンドコントロールを中心とし、電気使用量の削減を実施します。 (2)廃棄物排出量削減計画 ①3R活動により廃棄物排出量の削減を全店で実施します。 ②廃棄物のリサイクルへのシステム改善を実施します。 ③食品リサイクル実施店舗の拡大を実施します。 ④食品リサイクル率の平準化を実施します。 ⑤食品廃棄金額(重量ではない)の削減により廃棄量を削減します。 ⑥食品リサイクルマニュアル等による指導を行います。 (3)総排水量の削減実施計画 ①水の有効活用として衛生管理使用水の削減として、弱酸性水機器の導入を実施します。 ②実績異常についての漏水点検、ムダな水使用の啓発を行います。 ③インストア作業の軽減を実施します。 ④営業に伴う水道使用量の削減を実施します。 (4)グリーン購入についての計画 ①レジ袋有料化対象店舗の拡大に努力します。 ②マイバスケットの店内啓発を実施します。 ③消費者団体等と連携し、マイバスケット運動を実施します。 11 ページ Ⅲ.実施計画事項の具体的取組み内容 (1)二酸化炭素排出量を削減するための電気使用量削減行為計画 店 舗 照明 本 社 ①開店準備作業中は必要箇所のみ点灯する。 ①出社時は必要な箇所のみ点灯する。 ②作業場、冷凍・冷蔵庫、食堂、事務所、 ②退社時は不要な照明は消灯する。 トイレ等は不使用時はこまめに消灯する。 ③応接室、商談室、会議室等は ③階段、通路の照明は通行時のみ点灯する。 使用者が使用後に消灯する。 ④軒先、看板塔、駐車場の点灯は季節ごとに ④更衣室は退出時、消灯する。 確認、変更し、閉店10分以内に消灯する。 ⑤昼食休憩時は消灯する。 冷凍庫 ①ドアを開放して作業を行わない。 冷蔵庫 ②庫内の整理整頓で冷気の循環を良くする。 作業機器 ③製氷機のフィルター清掃をこまめに実施する。 ④冷ケース吹き出し口をこまめに清掃する。 冷暖房 ①空調機の温度設定は、夏26℃、冬20℃ ①空調機は室温が夏28℃以下、 に設定する(生鮮作業場を除く)。 冬20℃以上の場合は ②売場により不要なエアコンは使用しない。 使用しない。 ③外気温の変化に応じてスイッチを切る。 ②室温に応じてこまめに ④空調機のフィルター清掃の実施。 スイッチを切る。 ⑤休憩は2時間以内に交代で実施する。 その他 ①社員は退社時に下記内容を実施すること ①1時間以上の外出時は ・テレビの主電源を切る。 パソコンをオフにする。 ・換気扇、電気ポットはスイッチを切る。 ・パソコン、事務機器・什器等の スイッチを切る。 ②閉店時に下記の作業を必ず実施すること。 ・ナイトカーテン、ナイトカバーの装着。 ・コピー、ゲーム機等のコンセントを抜く。 ③その他 ・温水洗浄便器の未使用時は蓋を閉める。 ・暖房式便座の未使用期間は電源を抜く。 (2)-1 廃棄物排出量を削減するための行為計画 ①無駄な廃棄を無くすために、適正発注並びに早期の値下げ販売、バラ販売等の実施。 ②廃棄物の分別の実施。(紙類・プラスチック類・再生利用生ゴミ・可燃物等) ③廃棄物の一時保管場所を整理整頓し、保管方法を明確にする。 12 ページ (2)-2 省資源のためのリサイクルを推進するための行為計画 ①ダンボールは分別して100%リサイクルを実施します。 ②POP用紙、ボウル紙、OA用紙等は雑紙として分別してリサイクルを実施します。 ③発泡スチロールは物流センターへ回収して、自社処理施設で減容してリサイクルします。 ④野菜くず、惣菜・ベーカリーのバラ販売商品は分別して堆肥化リサイクルします。 ⑤魚腸骨、廃食用油、肉脂は飼料、肥料、油脂原料としてリサイクルします。 ⑥店頭での資源回収のため食品トレー、牛乳紙パック、アルミ缶、ペットボトル、使用済み レジ袋の専用回収ボックスを設置してお客様の協力により回収とリサイクルを実施します。 ⑦新たに使用済み蛍光管のリサイクルを実施します。 (3)水道使用量を削減するための行為計画 店 舗 水道の節水 本 社 ①流水解凍作業は所定時間を守ること。 ①手洗いの際は水道水を ②洗浄作業、清掃時は水道水を流したままで 流したままにしない。 作業を実施しない。 ②女子トイレは擬音装置を ③手洗いの際は水道水を流したままにしない。 使用すること。 ④女子トイレは擬音装置を使用すること。 (4)レジ袋の使用量削減を推進するための行為計画 ①マイバスケット、マイバッグの販売と利用促進を呼びかけます。 ②店内放送、リーフレットの設置、ポスターの掲示を行い、利用促進を呼びかけます。 ③レジ袋辞退率を高める為に、新たに2円引きのキャッシュバック方式を2011年 7月より導入し、今後も店内放送、販促での促進を図ります。 ④ノーレジ袋運動を推進するため、当社が加盟する日本チェーンストア協会と共同で 「毎月5日をノーレジ袋の日」としてお客様にお買物袋持参運動を呼びかけます。 ⑤県、市町村で実施するレジ袋削減に関するキャンペーンに共同してお買物袋持参運動を 実施します。 ⑥使用済みレジ袋を回収する専用ボックスを店頭に設置して焼却されるレジ袋の削減と リサイクルに取り組みます。 ⑦行政、消費者団体、事業者との合意に基づくレジ袋の無料配布中止に取組みます。 13 ページ 6.環境目標の実績 環境への負荷状況 ※全社合計は2014年度実績に対し、前橋駒形店・太田八幡町店が追加されます。 全社合計 環境への負荷 単位 14年度実績 ①温室効果 ガス排出量 二酸化炭素 kg-CO2 ( kg-CO2 ) ②廃棄物 排出量 及び 廃棄物 最終処分量 一般廃棄物 再生利用 43,804,586 42,490,448 t 7,067 熱回収 t 排出物合計 7,995 113.1% 112.0% 3,355 3,321 3,288 t 10,422 10,459 t 380 384 347 91.2% 90.3% 熱回収 t 133 132 132 99.4% 100.4% 排出物合計 t 513 515 479 92.9% 88.7% t 1,865 1,847 1,792 96.1% 97.0% 発生抑制量 t 0 再生利用量 t 993 94.4% 93.4% 熱回収量 t 0 0 減量量 t 0 0 排出物合計 t 2,859 廃棄物と t しての処分量 0 産業廃棄物 再生利用 42,272,531 目標比 7,138 98.0% 99.0% 11,283 107.9% 105.4% 0 1,003 937 2,850 2,730 95.5% 95.8% % 53.2% 54.2% 52.3% 98.2% 96.5% 公共用水域 m3 192,409 190,485 189,158 98.3% 99.3% 下水道 m3 255,526 252,971 247,342 96.8% 97.8% 上水 m3 436,154 431,792 429,230 98.4% 99.4% 11,781 11,663 7,270 61.7% 62.3% MJ 868,143,299 842,099,000 823,555,513 94.9% 97.8% 化石燃料 MJ 12,241,985 11,874,725 11,793,933 96.3% 99.3% 新エネルギー ※城西の杜店 MJ 0 63,910,020 その他 MJ 0 0 資源使用量 t 循環資源使用量 t ③-2水使用量 工業用水 m3 地下水 m3 kg ④化学物質使用量 ⑥原材料等使用量 前年比 99.5% 再生利用等 の実施率 ⑤エネルギー 使用量 15年度実績 96.5% 食品廃棄物 発生量 ③-1総排水量 15年度目標 購入電力 (新エネルギー を除く) 6-1.第63期から第70期までのCo2排出量推移 Ⅲ.2008年度からCO2排出係数を0.496kg-CO2にて 算出した場合の二酸化酸素排出量の推移 排出係数 kg-CO2*0.496 kg-CO2*0.496 期年度 全事業所実績 既存事業所実績 63期08年度 62,462,348 59,923,725 64期09年度 63,881,387 62,657,933 65期10年度 64,398,343 63,611,005 66期11年度 52,712,569 51,608,483 67期12年度 49,925,266 49,925,266 68期13年度 49,605,011 49,605,011 69期14年度 43,804,586 43,439,002 70期15年度 42,272,531 40,795,039 CO2排出量の推移(2014年度排出係数にて) 70,000,000 60,000,000 50,000,000 40,000,000 全事業所実績 既存事業所実績 15 ページ 7.環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取組 Ⅰ.第70期の目標結果と取組事項 環境負荷を軽減するための設備変更計画は、エスコ事業が全て採択されましたので、 改装計画は全て計画通りに実施しました。 2015年度 冷蔵設備 ○ フロン変更 ○ 天井照明 ○ 庫内照明 ○ セラミック ○ 10月度 改装 みらい平店 ○ ○ ○ ○ ○ 11月度 改装 豊岡店 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 改装 茂呂店 ○ ○ ○ ○ ○ 1月度 改装 藤岡店 ○ ○ ○ ○ ○ 2月度 改装 成島店 ○ ○ ○ ○ ○ 改装 羽川店 ○ ○ ○ ○ ○ 8月度 実施店舗 新店 小堤店 改装 研究学園店 12月度 新店 群馬町店 ※セラミック床にすることで、床清掃の効率化(電気及び水の使用量削減)をします。 ※衛生設備のピュアスターの導入を実施し、既存の酸性水設備は、オーバーホールします。 (1)二酸化炭素排出量の削減は、前年比96.5%と3%削減を達成できました。 ①温室効果ガス排出量削減は、エスコ事業による冷凍設備更新を8店舗で実施したほか、 LED照明設備の変更を10店舗実施しました。その他、2013年度末には本社棟の LED照明の変更及び、物流センター内も同時にLED照明変更による削減が計画通り 実施されました。店舗の設備については、2013年度より、最新の省エネレジスターを 全店にて入替を実施したことも含め、目標の削減ができました。尚、新店の前橋駒形店・ 太田八幡町店の2店舗が12ヶ月実績が上乗せしても全体としての 温室効果ガス排出量は、目標内に納めることが出来ました。 (2)廃棄物排出量の削減は、一般廃棄物が前年比105.4%と新店の出店で 増加しましたが、リサイクルへの取り組みで熱回収としてのゴミは、前年比98.0%と 達成できました。一方産業廃棄物排出量は、全体で前年比92.9%と目標を 達成できましたが、熱回収としての産廃は、99.4%と課題が残りました。 食品廃棄物は、全体で前年比98.2%と1%削減はできましたが、リサイクル率は、 目標の54.2%に対し、52.3%と前年から0.9%ダウンしました。 (3)総排水量の削減は、目標の1%削減はできました。取り組みの衛生設備である 弱電解水機器は、改装8店舗(オーバーホール含む)と新店2店舗に導入しました。 室外機の水散布設定温度の変更(26℃から28℃)を実施したことや、フィンの 水腐食の弊害から水散布型室外機導入を止めたことによります。 (4)レジ袋辞退率については、マイバスケット運動の実施により、前年の26.5%から 3.1%の上昇により、29.6%に改善することが出来ました。 新店小堤店については、レジ袋有料化店舗にしました。 16 ページ 第71期の目標と取組事項 環境負荷を軽減するための設備変更計画 2016年度 実施店舗 冷蔵設備 フロン変更 ○ ○ 天井照明 ○ 庫内照明 ○ セラミック ○ 3月度 改装 下妻店 4月度 新店 小山土塔店 ○ ○ ○ ○ ○ 5月度 新店 下館店 ○ ○ ○ ○ ○ 6月度 改装 細谷店 ○ ○ ○ ○ ○ 7月度 改装 高根沢店 ○ ○ ○ ○ ○ 8月度 改装 大原店 ○ ○ ○ ○ ○ 9月度 改装 菅谷店 ○ ○ ○ ○ ○ 10月度 改装 黒磯店 ○ ○ ○ ○ ○ 11月度 改装 ローズタウン店 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 12月度 改装 真岡店 ○ ○ ○ ○ ○ 1月度 改装 渋川店 ○ ○ ○ ○ ○ 2月度 改装 結城店 ○ ○ ○ ○ ○ 改装 小山東店 ※セラミック床にすることで、床清掃の効率化(電気及び水の使用量削減)をします。 ※衛生設備のピュアスターの導入を実施し、既存の酸性水設備は、オーバーホールします。 ①温室効果ガス排出量削減及び、エネルギー使用量は、3%削減を目標とし、 引き続き冷蔵設備更新を7店舗、照明器具のLED化を3店舗計画する他、新たに、 庫内照明(ケース内)のLED照明変更を4店舗を計画します。店内の取組については、 閉店後のナイトカーテンを徹底し冷気漏れ防止を実施します。 ②廃棄物については、削減率1%を目標とし、改装による廃棄物増の防止、 本部スタッフの分別、既存店の生ゴミリサイクル指導を行います。 ・ゴミの分別として、PPバンドの分別回収と有価物での売却を全店実施します。 ・資源センターの作業改善として、ペットボトルキャップの分別を簡略化します。 ③総排水量・水使用量は、衛生管理の向上を目標にし、今期の目標は、 前年比100%とします。但し、老朽化店舗の漏水の防止、スプリンクラ―の誤作動、 冬場の水道管凍結による破損チェックを実施します。 ④レジ袋辞退率は、31%を目標にし改装店舗でのマイバスケット無料配布や、 消費者団体とのマイバスケット運動の推進に協力します。 その他、商品部へのグリーン購入の啓発を実施します。 8.環境関連法規制の遵守 Ⅰ.適用となる主な環境関連法規 法規制等の名称 遵守状況 下水道法 遵法 浄化槽法 遵法 群馬県生活環境を保全する条例、同施行規制 遵法 水道法 遵法 ビル管理法 遵法 悪臭防止法 遵法 PCB廃棄物特別措置法 遵法 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 遵法 労働安全衛生法 遵法 消防法 遵法 容器包装リサイクル法 遵法 食品リサイクル法 遵法 省エネ法 遵法 地球温暖化対策の推進に関する法律 遵法 群馬県温暖化防止条例 遵法 Ⅱ.環境関連法規への違反、訴訟等の有無 2015年2月28日の環境関連法規遵守状況の確認において、環境関連法規への 違反及び訴訟はありません。 尚、関係当局よりの違反等の指摘は過去3年間ありません。 18 ページ 9.経営者による全体の評価と見直し 1.2010年11月にエコアクション21の全事業所での認証取得を行い、環境管理 責任者のもとで、環境目標の達成のために努力した結果、先述の結果が得られた。 関係する法律の遵守はもとより、地球温暖化防止の為の二酸化炭素の排出量削減は 重要であり、一層の省エネ・節電への取組みを全社に徹底させ、 目標達成するよう努力すること。 2.第70期の結果については、ほぼ達成したものの、食品リサイクル率については、 前期同様に未達となりました。3R運動を推進し、廃棄物を削減するだけでなく 店舗の廃棄ロスゼロを目標に分別を徹底し、リサイクル率を改善することで 毎年の目標・中期目標を達成し、2019年度の農林水産省の目標である 食品リサイクル率55%を達成すること。 3.新店舗出店や環境負荷軽減の改装を急速に進めることで、環境への取組水準の レベルが下がらないようにすること。そのために、取組み目標に向けての 具体的なマニュアルの作成更新と教育指導をすることで、従業員一人一人が 自発的に活動が進められ、持続的に成果が得られるよう取組みを進めること。 4.国の各省庁より発せられた環境目標に取り組むこと。 ①経済産業省のCO2排出量目標、2013年度比で2030年度までに 26%の排出量削減に向けて具体的施策を構築し、取り組むこと。 ②環境省フロン等対策推進室によるフロンR-22使用冷蔵ケースの 2020年度までの撤廃を目標とする。 ③お客様へのサービスレベルの向上と行政の連携により、資源物の 店頭回収を推進すること。 2016年6月1日 株式会社 とりせん 代表取締役社長 前原 宏之 19 ページ