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東大和市橋梁長寿命化修繕計画
東大和市 橋梁長寿命化修繕計画 平成 27 年 3 月作成 東大和市が管理する橋梁 ライフサイクルコストの比較とその効果 東大和市が管理する橋は、全部で 52 橋あります。 今後 60 年間を対象にしたライフサイクルコストの試算では、 「予防保全型」は「事後保全型」に比べて、 これらの多くは、高度経済成長期に建設され、半数は建設から 30 年以上が経過しています。最も古い 約 1.3 億円の縮減効果が見込めます。 「予防保全型」は「更新(架替え) 」に比べて、約 29 億円の縮減効果が見込めます。 橋(本村橋)は、建設後 80 年以上が経過しています。 これらの中には、コンクリートのひびわれや鉄筋の露出、腐食などの損傷が見られる橋があり、安全性 この結果、東大和市では「予防保全型」の維持管理を基本に「長寿命化修繕計画」を策定しました。 は確保されていますが、修繕が必要です。 60 6 高度経済成長期 55 建設橋梁数 建 設 橋 梁 数 3,000,000 50 5 4 3,500,000 予防保全 45 累計橋梁数 事後保全 40 2,500,000 累 35 計 橋 30 梁 25 数 3 年代別の割合 累 計 額 更新(架替え) 2,000,000 縮減額 約 29 億円 20 2 千 円 15 10 1 1,500,000 5 0 1931 1934 1937 1940 1943 1946 1949 1952 1955 1958 1961 1964 1967 1970 1973 1976 1979 1982 1985 1988 1991 1994 1997 2000 2003 2006 2009 2012 0 西 1,000,000 暦 橋長別の割合 道路橋の建設年次と橋梁数 500,000 縮減額 約 1.3 億円 0 11 2 3 4 556 7 8 9101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 年 次 ※予防保全型の維持管理を基本としますが、定期点検及び計画見直し時に架替えの必要性を検討します。 長寿命化修繕計画の概要と今後の予定 今回策定した「長寿命化修繕計画」に基づき、補修工事を行います。 昭和 6 年に建設した古い橋 (清水 1 丁目「本村橋」 ) 橋長 30.2m の大きな橋 (狭山 5 丁目「上砂一の橋」) 鉄筋が露出・腐食した橋 (高木 3 丁目「宮前二の橋」) 修繕計画の概要 年度 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37 H38 H39 H40 H41 H42 H43 H44 H45 合計 修繕する橋梁数 3 点検 3 3 4 4 点検 3 4 4 4 点検 3 3 3 3 点検 44 長寿命化修繕計画とは 今後、計画的に修繕を行わなかった場合、橋梁の老朽化に伴い、一斉に「補修」や「架替え」の時期を ※残り8橋については、H46年度以降の補修となります。 5 年に 1 度、橋梁の定期点検を行います。その結果に基づき、修繕計画の見直しを行います。 迎え、多額の費用が一度に必要となります。 そのため「長寿命化修繕計画」を策定して、修繕に係わる費用の縮減や時期の平準化を行います。 以下の 3 ケースのライフサイクルコストを比較検討し、最も経済的な計画を策定します。 ■「予防保全型」・・・・・大きな損傷が発生する前に早めに補修を行うケース ■「事後保全型」・・・・・損傷がある程度大きくなった時点で補修を行うケース ■「更新(架替え)」・・・ 補修を行わず、寿命が来た時に架け替えるケース 計画策定にご意見を頂いた学識経験者および計画策定担当部署 計画の策定には、溝渕 利明教授(法政大学 デザイン工学部 都市環境デザイン工学科)に助言を頂い ております。 計画の策定担当部署は、東大和市 都市建設部 土木課です。 (東京都東大和市中央 3 丁目 930 番地 TEL042-563-2111 内線 1214)