...

発掘!あるある大事典「サプリメント」

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

発掘!あるある大事典「サプリメント」
発掘!あるある大事典「サプリメント」
2003.10.12放送
●サプリメントの現状
・ サプリメントの需要は、ここ5年で50%も増えている。
・ サプリメント市場は、1兆円産業。もの凄い勢いで普及している。
・ 日本人全員がなんらかのサプリメントを摂っていると言っても過言ではな
い。平均1万円以上の購入(年間)。
・ 調査の結果、女性の場合200人中160人(80%)がなんらかのサプリ
メントを常日頃から愛用していた。
●サプリメントとは
サプリメントは、アメリカでは
DIETARY
SUPPLEMENT (栄
養補助食品という意)と表記されている。
・ DIETARY=食品
・ SUPPLEMENT=補助
●サプリメント先進国アメリカの状況
アメリカは、
「マクガバンレポート」で知られているが普段摂取している食事か
らでは栄養分が充分に補給できないという状況を認識して、サプリメントで不
足している栄養を補うという考え方が社会的に浸透している。
街のあちこちで、サプリメントの専門店があり、病気予防のためと高額な医療
費問題もその背景にあり、国民が積極的にサプリメントを取り入れている。
アメリカでは、1998年から全ての穀類の中に食生活では不足しがちな葉酸
を添加することを義務づけている。また企業も自主的にコーンフレークなどに、
カルシウム、亜鉛、ビタミンB群などをシリアルに添加している。
このことからアメリカはサプリメント先進国と言える。
(日本はサプリメント関
係については後進国)
●日本におけるサプリメント
日本では、昔、子供の成長のための栄養補給として肝油ドロップを飲んでいた。
この中には、ビタミンAやDが豊富に含まれていた。
高度経済成長期以降は、栄養ドリンクがブームとなり多くの人が愛用している。
厚生労働省の調べでは、日本には約2600種類のサプリメントが市場に出回
っている。しかし、サプリメントについての知識が追いついていないのが現状
である。
●サプリメントの摂取
サプリメントは、きちんとした食事を摂った上での補助的なものとして利用す
るべきである。食事代わりにはならない。
☆サプリメントは次の二つに大きく分けられる
● ベースサプリメント
人体に必要不可欠なビタミン、ミネラル類などの摂取を目的としたサプリメ
ント。
・ 糖質、タンパク質、脂肪などエネルギーになる栄養素を、効率良く人体に働
かせるためには、補酵素としてのビタミン・ミネラルがとても重要。
・ 現代日本人の食生活(主食、主菜、副菜)を調べると、必要な栄養分が不足
している。その主な理由として次の3点が上げられる。
① 食事の欧米化(肉類中心で野菜不足の傾向)
② 紫外線やストレスなどによる栄養が消耗してしまう環境の悪化
③ 化学肥料等の使用による土壌の栄養分低下(ミネラル不足を招く)
20年前と比べて、ビタミン・ミネラルが平均50%栄養が低下してい
る。
・ 現代人の食生活で指摘されている主な点としては、ビタミンB群のバランス
が崩れている。魚や乳製品の摂取不足、たばこなどによりビタミンCの消耗
(1本あたり、25mg)が著しい。アルコールはビタミン、ミネラル(亜
鉛など)の欠乏を招き易い。
・ 不足しがちな、β―カロチン、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カ
ルシウム、鉄、亜鉛、葉酸などを補給する目的のサプリメントをベースサプ
リメントという。
・ 劇的な変化はあまり認められない。栄養摂取の補助としての機能。
※ 6歳以下の子供については、サプリメントよりも食生活の改善から見直すべ
きと言える。身体機能がまだ不完全なうちからサプリメントを摂取すると消
化のメカニズムが狂ってしまうかもしれないためである。
※ 私の個人的な考えとしては、マキシモルについては、不足している栄養素の
単体摂取ではなく総合的な栄養補給であり、飲む野菜としての性質が強く6
歳以下の子供でも問題はないと思います。この点についてはニューウェイズ
製品を勧めている多くのドクターが認めています。
● オプショナルサプリメント
身体機能の維持、向上を目的としたサプリメントであり、通常は必要に応じ
て摂取する性質のもので、ある程度の薬理効果が期待できるサプリメント。
・ オプショナルサプリメントは局部型と全体型に分けられる。
・ 局部型サプリメント(身体の特定の臓器や器官に働きかける性質のもの)
例えば・・・
○ 目・・・ブルーベリー(アントシアニンが疲れ目の軽減など)
○ 脳・・・DHA(神経細胞の膜を柔らかくし、伝達物質の流れをスムー
ズにする働き、物忘れ、脳の疲れに効果)
○ 肝臓・・・ウコン(クルクミンがアルコール分解酵素の働きを助け肝機
能に良い)
○ 腸・・・乳酸菌・食物繊維(腸の働きを助ける)
○ 関節・・・コンドロイチン・グルコサミン(多糖類が結合組織の材料に
なる)など
・ 全体型サプリメント(身体全体のバランスを整える栄養素)
例えば・・・
○ 更年期・・・イソフラボン(女性ホルモンと似た働き)
○ 抗酸化・・・CoQ10(活性酸素からDNAを守る)
○ 美肌・・・コラーゲン(ハリを持たせる成分)
○ ダイエット・・・カプサイシン(交感神経を刺激して脂肪を燃焼)、キト
サン(脂肪の吸収を阻害)など
○ 免疫力(風邪・アレルギー)
・・・フコイダン(海藻のぬるぬる成分:多
糖類が腸管免疫に働きかけリンパ球を活性化)
○ 抗うつ(ストレス)
・・・セントジョーンズウオート(脳内ホルモンのセ
ロトニンの量を調整)
● サプリメントの摂取の仕方
・ 一緒に飲むと効果が半減してしまう組み合わせがあるので注意が必要。
例えば・・・
○キトサンとビタミンA、β―カロチン、ビタミンE、EPA、DHAな
ど・・・
キトサンは脂肪分を吸着する働きが強いため、脂溶性ビタミンなどと一緒に
飲むとその成分を吸着し、体外に排出させてしまう。この場合、一緒に飲ま
ないように、タイミングをずらすことが大事!
※ ニューウェイズ製品で言えば、キトソルブとオメガ3EPAやリカバリープ
ラス、プロテクティバーなど。またマキシモルやオラケル製品にも脂溶性ビ
タミンが含まれているので一緒には飲まない方が良いと思われます。
○ 食物繊維とミネラル類
食物繊維がミネラル類の成分を吸収して、体外に排出させてしまう。
※ ニューウェイズ製品で言えば、フィーリングッドとマキシモル、ミネラルソ
リューション、オステオソリューション、オラケル製品など。
● サプリメントの賞味期限及び品質保持期限
通常、製品の容器に明記している。
・ 酸化や湿気による劣化のため、開封後は2∼3ヶ月以内が目安。
・ 携帯ケースに入れておく場合は、1日分が理想。
● サプリメントは何で飲むと良いか?
お茶やコーヒーは基本的に避けるべき。(タンニンやカフェインが栄養素と
くっついてしまい吸収を阻害してしまう。)
☆基本はどのサプリメントも水
・ 水溶性ビタミン(ビタミンC、イソフラボン、アントシアニンなど)
・・・水に溶けやすい性質のため、水が良い。
・ 脂溶性ビタミン(DHA、ビタミン E など)
・・・牛乳が一番吸収率が高い。
アルコールが2番目、水は3番目の吸収率。(乳脂肪が脂溶性ビタミンと相
性が良く吸収を高める。)
※ 多くのドクターが指摘しているとおり、加工乳は極力避けた方が良いと思い
ます。市販されている牛乳で安全なものとしてお勧めできるのは、松田牛乳
と小布施牛乳です。(ダウンジングによる波動測定による)
・ ミネラル類(亜鉛、鉄、カルシウムなど)
・・・1番吸収率が高かったのがオレンジジュース。
(クエン酸
やビタミンCがミネラルを包み込みキレート作用として吸収率を高める)次い
で牛乳、水は3番目。
※ 意外なのは、アルコールと一緒にサプリメントを飲むのも良いという結果が
ありました。これは、アルコールが血管を拡張させ、血流量が増えるので吸
収力を高めるということらしいのです。アルコールが好きな私としては嬉し
いです・・・ハイ!しかし、基本は水です。未解明のサプリメントには水で
飲んでいた方が無難です。
● サプリメントを摂るタイミング
・ 一番良いのは、食後。満腹時は、空腹時の1.6倍の吸収力がある。
・ 空腹時は、サプリメントによっては胃を荒らす可能性もなきにしもあらず。
● サプリメントの摂りすぎにる過剰症
・ ビタミンCについては、問題ない。
・ 結石はカルシウムの過剰摂取からおこるのではなく、カルシウム不足が原因
と指摘されている。
・ 脂溶性ビタミンについては気をつけるべき!?
※マキシモルに含まれるビタミンAの過剰症について調べてみましたので参考
にしてください!
以下は、日本栄養科学研究所所長玉村一郎氏の説明を参考にしてまとめました。
日本では、ビタミンAの所要量を成人男性は2000IU(国際単位)、成人女
性を1800IUと定めています。でもこれを越えたら即過剰症になるわけで
はありません。 ただし、一つの目安として1万5000IUを越えたら中毒症
のおそれありと言われています。
ところが、アメリカでは、ビタミンAの理想摂取量を1万IUから3万500
0IUとしています。いくら日本人の体格がアメリカ人より小さいからといっ
て、半分ってわけでもないのですから、この1万5000IUで中毒というの
は大げさです。
ビタミンの世界的な権威のアール・ミンデルはその著書「ビタミン・バイブル」
の本の中で、
「成人の場合、一日に5万IU以上を何ヶ月にもわたって、とり続
けていたとしたら毒性効果が生まれうる。」としています。一日に5万IU以上
というのは、実はとってもすごい量なんです。
また日本ビタミン学会編「ビタミンと栄養」には、こう書かれています。
「ビタミンAの中毒量には個人差が大きく、3日間に130万IUのビタミン
Aを接種して急性中毒が発生した例があるが、毎日125万IUのビタミンA
を5年間摂取し続けても無症状の場合がある。」
そこで、マキシモルに含まれるビタミンAはというと、1リットル中では4万
5425IUとカタログにあります。ということは1本ではこの半分の量、2
万2712IUです。仮に一日に、1本マキシモルを飲んだとしてもビタミン
の権威アール・ミンデルが言っている5万IUの半分ですから、まったく心配
はいりません。アメリカの理想摂取量の範囲に入っていますから、理想的な含
有量なのかもしれませんね。ちなみに、30CC飲んだ場合は、1362IU
になります。
以上から結論としては、マキシモルによるビタミンAの過剰摂取はまったく心
配いりません!
「ビタミンA過剰症が発生する原因としては、自然食品中にビタミンAを大量
に含有するものがあり、このような食品を摂取することによりビタミンA過剰
症が発生する場合と、ビタミAを含有する薬剤を誤って大量に摂取したために
発生する場合がある。」(日本ビタミン学会編「ビタミンと栄養」
つまり健康補助食品のビタミンAではなく、動物の肝臓などの「食品」をたべ
ることによる方がよほどビタミンA過剰症になる確率が高いわけです。
これまでの「ビタミンA過剰症が怖い」という世間の常識は、大きく間違って
いたと言えます
以上、個人的な見解もまじえてまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです!
Fly UP