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子どもに甘い今どきパパと、しつけに厳しいママ

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子どもに甘い今どきパパと、しつけに厳しいママ
2013年5月
象印調査シリーズ『新米パパ・ママの幼児のしつけに関する実態調査』
子どもに甘い今どきパパと、しつけに厳しいママ
~ 「自分は子どもに甘いと思う?」 パパは79.5%、ママは53.0%が“甘い”と回答。イクメンパパは89.0%が“甘い”~
~ 一方で、“子どもに対してしつけができている”と考えているのはパパ ~
~ 子どもの“公共マナー”に厳しいワーキング・ママと“礼儀・挨拶”に厳しい非ワーキング・ママ ~
~ “しつけの一環として幼児をたたく?”パパ・ママの約6割が「必要」と答える ~
~ 「両親からたたかれた経験がある親」は子どもをたたくことに対して“肯定派”が多い ~
象印マホービン株式会社では、第1子が3歳以上6歳未満の子どもを持つ男女400名を対象に、幼児期の
子どものしつけに関する調査を実施しました。
少子化、核家族化、地域コミュニティの希薄化が進み、子育てに関する身近なモデルケースが少なくなる
中、今どきの子育て世代は、子どものしつけについてどのような基準を見出し、子どもを叱っているのか、また、
今般、増え続ける“イクメンパパ”は、子どものしつけにも高い意識を持っているのか、子育て真っ只中の新米
ママとパパの実像が見える興味深い結果がまとまりましたのでご報告します。
■
当調査について
当調査では、第1子が3歳以上6歳未満の既婚男女400名を「イクメン」、「非イクメン」、「ワーキング・ママ」、
「非ワーキング・ママ」の4つの属性に分類し、その違いを見ました。各属性の抽出条件は以下の通りです。
『イクメン』
[100名]
『非イクメン』
[100名]
「妻以上、或いは妻と同じくらい育児に関わっている」、もしくは「平日 6 時間以上、或
いは休日のほぼ終日子どもと一緒に過ごしている」と回答した男性。
「育児について妻に任せている部分がかなり多い、或いは育児に全くかかわっていない」、
もしくは「平日、休日とも子どもと一緒に過ごす時間が 1 時間未満」と回答した男性。
『ワーキング・ママ』
[100名]
「週に 5 日以上、フルタイム(7 時間以上)働いている」と回答した女性。
『非ワーキング・ママ』
[100名]
「専業主婦」もしくは「週に数回、時間を限定して働いている」と回答した女性。
≪調査概要≫
調査方法:インターネット調査
調査地域:首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)、関西圏(大阪府・京都府・兵庫県)
調査対象者:第1子が3歳以上6歳未満の子どもを持つ既婚男女400名
調査期間:2013年4月5日~2013年4月20日(スクリーニング調査・本調査)
1
【Summary】
☆子どものしつけに関する意識と実態

新米パパ・ママの97.1%が“幼児期のしつけは重要”と認識。

パパは“自分は子どもに甘い”と認識しており、特に子育てに積極的な『イクメン』はその傾向が強い。

子どものしつけに熱心なのはママ。実際に注意する頻度が多いのもやはりママ。

一方で、“子どもに対して十分なしつけができている”という考えはパパの方が強い。

イクメンパパは“両親ともに子どものしつけについて熱心”と答えているが、実際の注意の頻度はその突
出度合と比較すると少ない。
☆子どものしつけに関する情報について

身の周りに子育てについて相談できる人がいると答えた割合は73.0%で、その相手は「自分やパート
ナーの両親」、「保育園・幼稚園の先生」、「保育園・幼稚園のパパ・ママ友」の順。子どものしつけにつ
いて参考にする情報も同じ回答が上位に入る。

女性は“働く時間の長さ”によって子育て・しつけに関する相談相手・情報源が異なる。
☆子どもの叱り方について

子どもを叱る際の留意点のトップは「叱った後に必ずフォローする」。

母親は、日中<働いている/子どもと過ごす>の違いによって叱るときの留意点が異なる。

イクメンパパは“子どもを叱りすぎた”と反省する機会が非常に多く、非イクメンパパは非常に少ない。
☆注意する場面と注意の度合いについて

けがや事故の恐れがあるもの、著しく他人に迷惑をかける行為が上位を占める。

全体的にパパよりママの方が「厳しく注意」の回答が多い。

“行為から危険が予想される事柄”において、特に男女間の「厳しく注意」の差が大きい。

『ワーキング・ママ』は“公共のマナー”、『非ワーキング・ママ』は“挨拶や礼儀”を重んじる傾向がある。
☆他人の子どもに対する注意と他人から自分の子どもを注意された際に思うこと

「他人の子どもを注意する」と回答したパパ・ママの割合は49.6%。

他人から子どもの行動を注意された際に思うことのトップは「気づかせてもらったことに感謝する」。

「お礼を言うが内心はムッとする」の回答は男女間で約2倍の差で女性が多い。
☆自分が両親から受けたしつけと、子どもを“たたく”ことの是非

自分が両親から受けたしつけについては、77.1%が「満足している」と回答し、その割合はイクメンパパ
が最も高い。

男女とも同性の親から受けたしつけの方が記憶に残っている。

回答者の52.0%が“しつけの一環として両親からたたかれた経験がある”と答える。

“しつけの一環として子どもをたたくこと”については61.5%が「必要」と回答。

両親から「たたかれた経験」がある層は、しつけの一環として子どもをたたくことを肯定する傾向がある。
☆子どもの頃に他人から受けた注意と、今と昔の子どものしつけについて

「子どものころ近所の方や見知らぬ人に怒られた経験がある」と回答したのは全体の46.1%。

「過去に他人から怒られた経験がある」という回答者は、現在、「他人の子どもを注意する」傾向がある。

新米パパ・ママは、「自分が子どものときの方が、しつけの良い子が多かった」と感じている。

“自分はしつけに厳しい”と考えるパパ・ママは、「自分が子どものときの方が、しつけが良い子が多い」
と考えている。
2
1.子どものしつけに関する意識と実態
<トピックス>
■ 新米パパ・ママとも、ほぼ全員が「幼児期のしつけは重要である」と認識。
■ パパは自分の子育てを「甘い」と自覚。その割合はイクメン層では約9割。
■ 子どものしつけに熱心なのはママで、実際に注意する頻度もママの方が多い。
■ 一方で、“子どもに対してしつけができている”という意識はパパの方が強い。
■ イクメン層は「自分も妻も子どものしつけに対して熱心である」が 41.0%と突出しているが、「両親ともに
注意する」の割合は著しく減少し 14.0%にとどまっている。
第1子が3歳以上6歳未満の子どもを持つ、子育て初心者のパパ・ママに「幼児期のしつけは重要だと思う
か」について聞くと、全体の97.1%が「重要」(「非常に重要」と「重要だと思う」の合計値)と回答しました。各
カテゴリー別にみると、「非常に重要」はイクメン層が50.0%と最も高く、反対に子どもと一緒に過ごす時間が
長いと思われる非ワーキング・ママ層が35.0%と低い値となっています。(表1)
表1.あなたは幼児期のしつけは重要だと思いますか[n=400]
n
カテゴリー
性別
非常に重要
重要だと
あまり重要 まったく重
思う
ではない 要ではない
重要
重要では
ない
全体
400
42.8%
54.3%
3.0%
0.0%
97.1%
3.0%
イクメン
100
50.0%
46.0%
4.0%
0.0%
96.0%
4.0%
非イクメン
100
43.0%
55.0%
2.0%
0.0%
98.0%
2.0%
ワーキング・ママ
100
43.0%
54.0%
3.0%
0.0%
97.0%
3.0%
非ワーキング・ママ
100
35.0%
62.0%
3.0%
0.0%
97.0%
3.0%
男性
200
46.5%
50.5%
3.0%
0.0%
97.0%
3.0%
女性
200
39.0%
58.0%
3.0%
0.0%
97.0%
3.0%
「あなたは同世代の子どもを持つ他の親に比べて子どもに甘いと思うか」という質問では、全体の約3分の2
に当たる66.3%が「甘い」(「とても甘いと思う」と「甘い方だと思う」の合計値)と回答しました。男女別に比較
すると男性は79.5%、女性は53.0%となっており、男性の方が“自分は子どもに甘い”という認識があり、特
にイクメン層においては、「とても甘いと思う」が31.0%と突出しています。
また、「厳しい」の値が最も高いのは、今回分類した4つの属性の中で最も子どもと過ごす機会が多いと思
われる非ワーキング・ママ層で50.0%となっています。(表2)
表2.あなたは同世代の子どもを持つ他の親と比べて子どもに甘いと思いますか[n=400]
とても甘い 甘い方だと 厳しい方だ とても厳し
n
カテゴリー
性別
と思う
思う
と思う
いと思う
甘い
厳しい
全体
400
10.8%
55.5%
31.8%
2.0%
66.3%
33.8%
イクメン
100
31.0%
58.0%
11.0%
0.0%
89.0%
11.0%
非イクメン
100
3.0%
67.0%
29.0%
1.0%
70.0%
30.0%
ワーキング・ママ
100
5.0%
51.0%
44.0%
0.0%
56.0%
44.0%
非ワーキング・ママ
100
4.0%
46.0%
43.0%
7.0%
50.0%
50.0%
男性
200
17.0%
62.5%
20.0%
0.5%
79.5%
20.5%
女性
200
4.5%
48.5%
43.5%
3.5%
53.0%
47.0%
3
また、「子どもに対して十分なしつけができていると思うか」と聞くと、全体では53.8%が「できている」(「十
分にできている」と「できている方だと思う」の合計値)と答え、男女別では、男性の方が10ポイント以上「でき
ている」の値が高いという結果になりました。中でも、前出の質問で“子どもに対してとても甘いと思う”の割合
が最も高かったイクメン層が、“子どものしつけができている”と考えているようです。
反対に、“子どものしつけができていない”と感じているのは、毎日、フルタイムで働いているワーキング・マ
マ層で仕事と子育ての両立の難しさが垣間見える結果となりました。(表3)
表3.子どもに対して十分なしつけができていると思いますか[n=400]
十分にでき できている あまりでき まったくで
n
カテゴリー
性別
ている
方だと思う
ていない きていない
できている できていない
全体
400
1.8%
52.0%
44.0%
2.3%
53.8%
46.3%
イクメン
100
4.0%
62.0%
34.0%
0.0%
66.0%
34.0%
非イクメン
100
2.0%
51.0%
47.0%
0.0%
53.0%
47.0%
ワーキング・ママ
100
1.0%
42.0%
51.0%
6.0%
43.0%
57.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
53.0%
44.0%
3.0%
53.0%
47.0%
男性
200
3.0%
56.5%
40.5%
0.0%
59.5%
40.5%
女性
200
0.5%
47.5%
47.5%
4.5%
48.0%
52.0%
「パパとママのうち、子どものしつけについて熱心な方はどちらか」と聞くと、全体では、「父親」(「父親」と
「どちらかというと父親」の合計値)が15.1%、「母親」(「母親」と「どちらかというと母親」の合計値)が57.5%
で、半数以上が“母親の方が子どものしつけに熱心”と答えています。属性別にみると、毎日働いているワー
キング・ママ層は、「父親」の回答が他層より若干高く、子どもと一緒にいる機会の多い非ワーキング・ママ層
は「母親」の回答が高いという結果となりました。また、イクメン層は、「両親とも熱心である」の割合が41.0%と
突出しています。(表4)
この傾向は、「実際に子どもを注意するのはどちらか」という質問でも同様で、ワーキング・ママ層は「父親」
の回答が全体より10.2ポイント高く、また、非ワーキング・ママ層は「母親」の回答が全体より10.9ポイント高く
なっています。この結果からは、共働き世帯では、父親が積極的に子育てに参加しており、かつ、母親もその
働きを評価している様子がうかがえます。
また、イクメン層は「両親とも注意する」の値が14.0%にとどまっており、子どものしつけに対する意識は高
いが、実際には母親の方が注意する頻度が高いという様子がうかがえます。(表5))
表4.あなたのご家庭において、子どものしつけに熱心なのは「父親」と「母親」のどちらですか[n=400]
n
カテゴリー
性別
父親
どちらかと どちらかと
いうと父親 いうと母親
母親
両親とも熱 両親とも熱
心である
心ではない
父親
母親
全体
400
3.3%
11.8%
29.5%
28.0%
25.3%
2.3%
15.1%
57.5%
イクメン
100
4.0%
12.0%
21.0%
21.0%
41.0%
1.0%
16.0%
42.0%
非イクメン
100
5.0%
9.0%
32.0%
34.0%
18.0%
2.0%
14.0%
66.0%
ワーキング・ママ
100
2.0%
16.0%
30.0%
29.0%
22.0%
1.0%
18.0%
59.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
10.0%
35.0%
28.0%
20.0%
5.0%
12.0%
63.0%
男性
200
4.5%
10.5%
26.5%
27.5%
29.5%
1.5%
15.0%
54.0%
女性
200
2.0%
13.0%
32.5%
28.5%
21.0%
3.0%
15.0%
61.0%
4
表5.実際に子どもを注意する・叱る頻度が高いのは「父親」と「母親」のどちらですか[n=400]
父親の方が どちらかと どちらかと 母親の方が 両親とも注 両親とも注
n
カテゴリー
性別
注意する いうと父親 いうと母親
注意する
意する
意しない
父親
母親
全体
400
4.5%
12.3%
29.3%
44.8%
9.0%
0.3%
16.8%
74.1%
イクメン
100
4.0%
13.0%
34.0%
35.0%
14.0%
0.0%
17.0%
69.0%
非イクメン
100
5.0%
9.0%
25.0%
49.0%
11.0%
1.0%
14.0%
74.0%
ワーキング・ママ
100
6.0%
21.0%
31.0%
37.0%
5.0%
0.0%
27.0%
68.0%
非ワーキング・ママ
100
3.0%
6.0%
27.0%
58.0%
6.0%
0.0%
9.0%
85.0%
男性
200
4.5%
11.0%
29.5%
42.0%
12.5%
0.5%
15.5%
71.5%
女性
200
4.5%
13.5%
29.0%
47.5%
5.5%
0.0%
18.0%
76.5%
2.子どものしつけに関する情報について
<トピックス>
■ 子育てについて相談相手が「いる」と回答した割合は 73.0%。カテゴリー別ではワーキング・ママ層が
90.0%と最も高く、非イクメン層は 48.0%と半数以下。
■ 具体的な相談相手は「自分やパートナーの両親」がトップで、中でもイクメン層は 75.0%と最も高い。
■ 全体の 9 割以上が「相談相手がいると安心する」と回答。
■ 子どものしつけの参考にしているものベスト 3 は、全体では「保育園・幼稚園の先生方のアドバイス」「自分や
パートナーの両親の意見」「保育園・幼稚園のパパ友ママ友の情報」。
新米パパ・ママに「子育てや子どものしつけについて身近な相談相手がいるか」と聞くと、全体では73.
0%が「いる」と答えました。カテゴリー別では、ワーキング・ママ層が90.0%と最も「いる」の回答が多く、反対
に最も少ないのは非イクメン層の48.0%で半数以下となりました。(表6)
次に、“身近な相談相手がいる”と答えた方に、「その具体的な相手」を挙げてもらうと、全体では、「自分や
パートナーの両親」が66.4%となり、次いで「保育園・幼稚園の先生」が43.5%、「保育園・幼稚園のパパ・
ママ友」が41.8%でした。この質問は、属性によって大きくその相談相手が変わっており、イクメン層は「自分
やパートナーの両親」が、ワーキング・ママ層は「保育園・幼稚園の先生」と「上司・同僚など職場の方々」が、
非ワーキング・ママ層は「町内に住むご近所さん」の割合が高くなっています。特に女性においては、<毎日
働いている/働いていない>という違いが、相談相手の違いにつながっているという結果が見えてきます。(表
7)
また、「子育てや子どものしつけについて相談できる方がいると安心しますか」という質問では、「安心する」
の回答が全体の91.8%で、子育てに興味関心が低い非イクメン層以外のすべての層で約95%が「安心す
る」と回答しています。(表8)
表6.あなたの夫婦の周りには、子育て全体について相談できる相手がいますか[n=400]
n
全体
いない
73.0%
27.0%
100
68.0%
32.0%
非イクメン
100
48.0%
52.0%
ワーキング・ママ
100
90.0%
10.0%
非ワーキング・ママ
100
86.0%
14.0%
男性
200
58.0%
42.0%
女性
200
88.0%
12.0%
カテゴリー イクメン
性別
いる
400
5
表7.相談相手を具体的に教えてください。(頻度が高い順に最大3つ)[n=292]
自分やパー
n
トナーの両
親
全体
カテゴリー
性別
保育園・幼
自分の友
稚園の先生
人・知人
保育園・幼
パートナー
上司・同僚
稚園のパ
の友人・知
など職場の
パ・ママ友
人
方々
町内に住む
ご近所さん
その他
292
66.4%
43.5%
38.7%
41.8%
8.2%
15.8%
8.9%
2.4%
イクメン
68
75.0%
41.2%
26.5%
35.3%
8.8%
17.6%
11.8%
4.4%
非イクメン
48
70.8%
22.9%
33.3%
37.5%
14.6%
10.4%
6.3%
2.1%
ワーキング・ママ
90
53.3%
58.9%
45.6%
48.9%
3.3%
25.6%
3.3%
1.1%
非ワーキング・ママ
86
70.9%
40.7%
44.2%
41.9%
9.3%
7.0%
14.0%
2.3%
男性
116
73.3%
33.6%
29.3%
36.2%
11.2%
14.7%
9.5%
3.4%
女性
176
61.9%
50.0%
44.9%
45.5%
6.3%
16.5%
8.5%
1.7%
表8.子育てや子どものしつけについて身近に相談できる方がいると安心しますか[n=400]
n
カテゴリー
性別
安心する
安心しない
全体
400
91.8%
8.3%
イクメン
100
94.0%
6.0%
非イクメン
100
85.0%
15.0%
ワーキング・ママ
100
94.0%
6.0%
非ワーキング・ママ
100
94.0%
6.0%
男性
200
89.5%
10.5%
女性
200
94.0%
6.0%
「子どものしつけについて参考にしている情報」を尋ねると、全体では、「保育園・幼稚園の先生方のアドバ
イス」がトップで38.3%、2位が「自分やパートナーの両親の意見」で36.0%、3位が「保育園・幼稚園のパ
パ友ママ友の情報」で30.8%となり、前出の「子育てに関する具体的な相談相手」と同じ項目が上位に入り
ました。
カテゴリー別でも前出の質問とほぼ同様の傾向が見られ、イクメン層は「自分やパートナーの両親の意見」
が、ワーキング・ママ層は「保育園・幼稚園の先生方のアドバイス」「職場の人々の情報」が、非ワーキング・マ
マ層は「ご近所さんの情報」が他より高い値を示しています。
男性では、イクメン層では「インターネット・SNSなどの情報」が全体より約10.2ポイント高く、自分から積極
的に情報を入手している様子がうかがえる一方、非イクメン層は「特に何も参考にしていない」が全体より14ポ
イント高く、子どものしつけにかかる意識の差がわかる結果となりました。
また女性は、前述の通り、環境によって相談相手が異なっているという状況が見て取れます。(表9)
6
表9.子どものしつけについて参考にしている情報を下記選択肢の中から最大3つまで選んでください[n=400]
自分やパー
n
トナーの両
親の意見
全体
稚園の先生
方のアドバ
テレビや雑
誌などの情
ネット・
報
SNSの情報
イス
保育園・幼
インター
友人・知人 稚園のパパ
の情報
友ママ友の
情報
400
36.0%
38.3%
15.3%
26.8%
27.8%
30.8%
100
45.0%
27.0%
15.0%
37.0%
20.0%
31.0%
非イクメン
100
31.0%
25.0%
11.0%
20.0%
19.0%
26.0%
ワーキング・ママ
100
30.0%
57.0%
16.0%
24.0%
40.0%
35.0%
非ワーキング・ママ
100
38.0%
44.0%
19.0%
26.0%
32.0%
31.0%
男性
200
38.0%
26.0%
13.0%
28.5%
19.5%
28.5%
女性
200
34.0%
50.5%
17.5%
25.0%
36.0%
33.0%
カテゴリー イクメン
性別
保育園・幼
ご近所さん
の情報
両親の自分
に対するし
職場の人々
つけの体験
の情報
特に何も参
その他
考にしてい
ない
6.8%
29.0%
10.3%
1.8%
14.0%
8.0%
33.0%
7.0%
4.0%
14.0%
7.0%
31.0%
9.0%
0.0%
28.0%
2.0%
29.0%
20.0%
1.0%
3.0%
10.0%
23.0%
5.0%
2.0%
11.0%
7.5%
32.0%
8.0%
2.0%
21.0%
6.0%
26.0%
12.5%
1.5%
7.0%
3.子どもの叱り方について
<トピックス>
■ 子どもを叱る際の留意点は「叱った後に必ずフォローする」が 46.5%でトップ。
■ 母親は、日中、<働いている/子どもと過ごす>によって叱るときの留意点が異なる。
■ “子どもに対して甘い”という自覚を持つイクメン層は 77.0%が“子どもを叱りすぎた”と反省する頻度が多い。
一方、非イクメン層は 28.0%と非常に少数。
新米パパ・ママに「子どもを叱る際の留意点」を挙げてもらうと、46.5%が「叱った後に必ずフォローする」と
回答し、次いで「自分の不満やイライラをぶつけない」が35.0%、3位が33.3%で「人格を否定するような言
葉を使わない」という結果となりました。属性別にみると、男性では、イクメン層が「叱った後に必ずフォローす
る」(49.0%)、「人格を否定するような言葉を使わない」(37.0%)、非イクメン層は「自分の不満やイライラを
ぶつけない」(36.0%)が比較的高い値となっています。
一方女性は、日中外で働いているワーキング・ママ層は「自分の不満やイライラをぶつけない」(44.0%)、
「人格を否定するような言葉を使わない」(40.0%)、「子どもをたたかない」(34.0%)、「感情的にならない
(怒鳴らない)」(31.0%)が高い値を示しており、また、日中、子どもと一緒にいる機会が多い非ワーキング・
ママ層は「叱った後に必ずフォローする」(60.0%)、「あまり口うるさく言いすぎない」(28.0%)が高いという
結果となり、環境によって叱る際の留意点が異なる結果となりました。(表10)
7
表10.子どもの叱り方について心がけていることを最大3つまで教えてください[n=400]
同年代の子 感情的にな
n
どもと比較 らない(怒
しない
全体
かない
叱った後に あまり口う
必ずフォ るさく言い
ローする
すぎない
自分の不満
やイライラ
をぶつけな
い
400
22.0%
28.3%
30.0%
46.5%
17.5%
35.0%
100
18.0%
30.0%
27.0%
49.0%
10.0%
33.0%
非イクメン
100
24.0%
28.0%
30.0%
32.0%
16.0%
36.0%
ワーキング・ママ
100
24.0%
31.0%
34.0%
45.0%
16.0%
44.0%
非ワーキング・ママ
100
22.0%
24.0%
29.0%
60.0%
28.0%
27.0%
男性
200
21.0%
29.0%
28.5%
40.5%
13.0%
34.5%
女性
200
23.0%
27.5%
31.5%
52.5%
22.0%
35.5%
カテゴリー イクメン
性別
鳴らない)
子どもを叩
人格を否定 パートナーと
するような
言葉を使わ
ない
選択肢の中
違うことを言
わない(一貫
その他
性のない叱り
に心がけて
いることは
ない
方をしない)
33.3%
22.0%
2.0%
4.5%
37.0%
27.0%
4.0%
4.0%
23.0%
23.0%
1.0%
5.0%
40.0%
21.0%
2.0%
2.0%
33.0%
17.0%
1.0%
7.0%
30.0%
25.0%
2.5%
4.5%
36.5%
19.0%
1.5%
4.5%
「子どもを叱りすぎたと反省することはあるか」を聞くと、全体では半数強の53.1%が「反省する」(「かなり
高い頻度で反省する」と「度々反省する」の合計値)と答えました。属性別に見ると、前出の「あなたは同世代
の子どもを持つ他の親と比べて子どもに甘いと思いますか」という質問(3頁,表2)において、“子どもに対して
甘い”という認識があるイクメン層は、「反省する」の割合が77.0%と極めて高い割合を示している一方、非イ
クメン層は、子どもを叱る機会が少ないためか28.0%と極端に低い値となりました。
また、女性では、子どもと接する機会の多い非ワーキング・ママ層の方が、ワーキング・ママ層と比較して
「反省する」の値が9ポイント高くなっています。(表11)
表11.子どもを叱りすぎたと反省することはありますか[n=400]
かなり高い
n
頻度で反省
する
全体
る
ともある
あまり反省 まったく反
することは 省すること
ない
反省する 反省しない
はない
400
13.8%
39.3%
35.3%
9.5%
2.3%
53.1%
100
23.0%
54.0%
22.0%
1.0%
0.0%
77.0%
1.0%
非イクメン
100
4.0%
24.0%
41.0%
24.0%
7.0%
28.0%
31.0%
ワーキング・ママ
100
8.0%
41.0%
41.0%
9.0%
1.0%
49.0%
10.0%
非ワーキング・ママ
100
20.0%
38.0%
37.0%
4.0%
1.0%
58.0%
5.0%
男性
200
13.5%
39.0%
31.5%
12.5%
3.5%
52.5%
16.0%
女性
200
14.0%
39.5%
39.0%
6.5%
1.0%
53.5%
7.5%
カテゴリー イクメン
性別
度々反省す 反省するこ
8
11.8%
4.注意する場面と注意の度合いについて
<トピックス>
■ 「厳しく注意する」の割合が最も高いのは、「ほかの子どもにけがをさせる」で 89.0%。
■ ほとんどの項目でママの方が「厳しく注意する」の値が高い。
■ “行為から危険が予想される事柄”において、特に男女間の「厳しく注意」の差が大きい。
■ ワーキング・ママ層は“公共でのマナー”、非ワーキング・ママ層は“挨拶・礼儀”を重視する傾向がある。
次に新米パパ・ママに、下表の18項目の場面で子どもをどの程度の度合いで注意するのか、<「ほうって
おく」「非常に優しく注意する」「優しく注意する」「厳しく注意する」「非常に厳しく注意する」>の中から選んで
もらいました。
その結果、「厳しく注意」(「厳しく注意する」と「非常に厳しく注意する」の合計値)のトップ3は、「ほかの子ど
もにけがをさせる」(89.0%)、「交通量の多い道路に飛び出そうとする」(88.8%)、「スーパーなどで購入前
の商品を開ける」(83.8%)で、けがや事故の恐れがあるものや著しく他人に迷惑をかけるものが上位となり
ました。
また、ほとんどの項目で男性より女性の方が「厳しく注意する」の割合が高く、『外出時にひとりでどこかに行
こうとする』『道路で遊ぶ』など、行為そのものより、“行為から危険が予想される事柄”で男女間に大きな差が
出ています。
さらに、「厳しく注意する」の回答が多いママたちの中でも、ワーキング・ママ層は『公共交通機関で騒ぐ』
『ファミレスなどできちんと座らない』などの“公共におけるマナー”を、非ワーキング・ママ層は『乱暴な言葉づ
かい』『挨拶をしない』などの“挨拶や礼儀”を重んじている様子がわかります。(表12)
表12.以下の場面において、あなたは自分の子どもに対してどの程度の度合いで注意することが多いですか。過去の経験から最
も頻度が高いものを選んでください[n=400]
①ほかの子どもにけがをさせる
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
2.8%
8.3%
36.5%
52.5%
11.1%
89.0%
イクメン
100
0.0%
5.0%
11.0%
38.0%
46.0%
16.0%
84.0%
非イクメン
100
0.0%
1.0%
13.0%
34.0%
52.0%
14.0%
86.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
5.0%
5.0%
36.0%
54.0%
10.0%
90.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
0.0%
4.0%
38.0%
58.0%
4.0%
96.0%
男性
200
0.0%
3.0%
12.0%
36.0%
49.0%
15.0%
85.0%
女性
200
0.0%
2.5%
4.5%
37.0%
56.0%
7.0%
93.0%
②交通量の多い道路に飛び出そうとする
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
2.3%
9.0%
31.8%
57.0%
11.3%
88.8%
イクメン
100
0.0%
4.0%
11.0%
34.0%
51.0%
15.0%
85.0%
非イクメン
100
0.0%
2.0%
18.0%
32.0%
48.0%
20.0%
80.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
3.0%
6.0%
28.0%
63.0%
9.0%
91.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
0.0%
1.0%
33.0%
66.0%
1.0%
99.0%
男性
200
0.0%
3.0%
14.5%
33.0%
49.5%
17.5%
82.5%
女性
200
0.0%
1.5%
3.5%
30.5%
64.5%
5.0%
95.0%
9
③スーパーなどで購入前の商品を開ける
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
3.3%
13.0%
36.3%
47.5%
16.3%
83.8%
イクメン
100
0.0%
5.0%
17.0%
36.0%
42.0%
22.0%
78.0%
非イクメン
100
0.0%
4.0%
22.0%
33.0%
41.0%
26.0%
74.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
1.0%
7.0%
41.0%
51.0%
8.0%
92.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
3.0%
6.0%
35.0%
56.0%
9.0%
91.0%
男性
200
0.0%
4.5%
19.5%
34.5%
41.5%
24.0%
76.0%
女性
200
0.0%
2.0%
6.5%
38.0%
53.5%
8.5%
91.5%
④遊具などほかの子が並んでいる列に割り込む
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.3%
2.5%
32.5%
50.5%
14.3%
35.0%
64.8%
イクメン
100
0.0%
4.0%
37.0%
47.0%
12.0%
41.0%
59.0%
非イクメン
100
1.0%
1.0%
30.0%
53.0%
15.0%
31.0%
68.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
4.0%
28.0%
55.0%
13.0%
32.0%
68.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
1.0%
35.0%
47.0%
17.0%
36.0%
64.0%
男性
200
0.5%
2.5%
33.5%
50.0%
13.5%
36.0%
63.5%
女性
200
0.0%
2.5%
31.5%
51.0%
15.0%
34.0%
66.0%
⑤ほかの子のおもちゃを取り上げる
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.8%
4.8%
30.8%
51.0%
12.8%
35.6%
63.8%
イクメン
100
1.0%
6.0%
33.0%
47.0%
13.0%
39.0%
60.0%
非イクメン
100
1.0%
5.0%
22.0%
59.0%
13.0%
27.0%
72.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
6.0%
37.0%
50.0%
7.0%
43.0%
57.0%
非ワーキング・ママ
100
1.0%
2.0%
31.0%
48.0%
18.0%
33.0%
66.0%
男性
200
1.0%
5.5%
27.5%
53.0%
13.0%
33.0%
66.0%
女性
200
0.5%
4.0%
34.0%
49.0%
12.5%
38.0%
61.5%
⑥電車などの公共交通機関で騒ぐ
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
4.5%
32.5%
47.0%
16.0%
37.0%
63.0%
イクメン
100
0.0%
5.0%
41.0%
42.0%
12.0%
46.0%
54.0%
非イクメン
100
0.0%
4.0%
36.0%
43.0%
17.0%
40.0%
60.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
6.0%
19.0%
61.0%
14.0%
25.0%
75.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
3.0%
34.0%
42.0%
21.0%
37.0%
63.0%
男性
200
0.0%
4.5%
38.5%
42.5%
14.5%
43.0%
57.0%
女性
200
0.0%
4.5%
26.5%
51.5%
17.5%
31.0%
69.0%
⑦道路で遊ぶ
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
2.0%
4.8%
32.0%
41.0%
20.3%
36.8%
61.3%
イクメン
100
3.0%
10.0%
34.0%
35.0%
18.0%
44.0%
53.0%
非イクメン
100
3.0%
5.0%
41.0%
37.0%
14.0%
46.0%
51.0%
ワーキング・ママ
100
1.0%
3.0%
25.0%
44.0%
27.0%
28.0%
71.0%
非ワーキング・ママ
100
1.0%
1.0%
28.0%
48.0%
22.0%
29.0%
70.0%
男性
200
3.0%
7.5%
37.5%
36.0%
16.0%
45.0%
52.0%
女性
200
1.0%
2.0%
26.5%
46.0%
24.5%
28.5%
70.5%
10
⑧外出時にひとりでどこかに行こうとする
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
1.8%
8.0%
36.0%
41.3%
13.0%
44.0%
54.3%
イクメン
100
4.0%
11.0%
43.0%
32.0%
10.0%
54.0%
42.0%
非イクメン
100
1.0%
11.0%
41.0%
35.0%
12.0%
52.0%
47.0%
ワーキング・ママ
100
1.0%
6.0%
32.0%
47.0%
14.0%
38.0%
61.0%
非ワーキング・ママ
100
1.0%
4.0%
28.0%
51.0%
16.0%
32.0%
67.0%
男性
200
2.5%
11.0%
42.0%
33.5%
11.0%
53.0%
44.5%
女性
200
1.0%
5.0%
30.0%
49.0%
15.0%
35.0%
64.0%
⑨ファミレスなどできちんと座らない
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.5%
6.3%
46.0%
42.0%
5.3%
52.3%
47.3%
イクメン
100
1.0%
11.0%
46.0%
39.0%
3.0%
57.0%
42.0%
非イクメン
100
1.0%
8.0%
46.0%
37.0%
8.0%
54.0%
45.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
4.0%
41.0%
52.0%
3.0%
45.0%
55.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
2.0%
51.0%
40.0%
7.0%
53.0%
47.0%
男性
200
1.0%
9.5%
46.0%
38.0%
5.5%
55.5%
43.5%
女性
200
0.0%
3.0%
46.0%
46.0%
5.0%
49.0%
51.0%
⑩乱暴な言葉づかいをする
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
1.5%
8.0%
45.0%
39.3%
6.3%
53.0%
45.6%
イクメン
100
3.0%
13.0%
45.0%
35.0%
4.0%
58.0%
39.0%
非イクメン
100
0.0%
11.0%
59.0%
26.0%
4.0%
70.0%
30.0%
ワーキング・ママ
100
1.0%
3.0%
43.0%
48.0%
5.0%
46.0%
53.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
5.0%
33.0%
48.0%
12.0%
38.0%
60.0%
男性
200
1.5%
12.0%
52.0%
30.5%
4.0%
64.0%
34.5%
女性
200
1.5%
4.0%
38.0%
48.0%
8.5%
42.0%
56.5%
⑪おもちゃ屋などでだだをこねる
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
6.3%
5.8%
44.0%
37.8%
6.3%
49.8%
44.1%
イクメン
100
2.0%
15.0%
52.0%
26.0%
5.0%
67.0%
31.0%
非イクメン
100
2.0%
4.0%
53.0%
35.0%
6.0%
57.0%
41.0%
ワーキング・ママ
100
6.0%
2.0%
37.0%
51.0%
4.0%
39.0%
55.0%
非ワーキング・ママ
100
15.0%
2.0%
34.0%
39.0%
10.0%
36.0%
49.0%
男性
200
2.0%
9.5%
52.5%
30.5%
5.5%
62.0%
36.0%
女性
200
10.5%
2.0%
35.5%
45.0%
7.0%
37.5%
52.0%
⑫挨拶をしない
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
9.5%
52.3%
28.5%
9.8%
61.8%
38.3%
イクメン
100
0.0%
14.0%
46.0%
29.0%
11.0%
60.0%
40.0%
非イクメン
100
0.0%
10.0%
54.0%
28.0%
8.0%
64.0%
36.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
7.0%
58.0%
29.0%
6.0%
65.0%
35.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
7.0%
51.0%
28.0%
14.0%
58.0%
42.0%
男性
200
0.0%
12.0%
50.0%
28.5%
9.5%
62.0%
38.0%
女性
200
0.0%
7.0%
54.5%
28.5%
10.0%
61.5%
38.5%
11
⑬返事をしない
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
0.0%
8.8%
53.8%
28.0%
9.5%
62.6%
37.5%
イクメン
100
0.0%
16.0%
46.0%
30.0%
8.0%
62.0%
38.0%
非イクメン
100
0.0%
7.0%
60.0%
24.0%
9.0%
67.0%
33.0%
ワーキング・ママ
100
0.0%
6.0%
56.0%
31.0%
7.0%
62.0%
38.0%
非ワーキング・ママ
100
0.0%
6.0%
53.0%
27.0%
14.0%
59.0%
41.0%
男性
200
0.0%
11.5%
53.0%
27.0%
8.5%
64.5%
35.5%
女性
200
0.0%
6.0%
54.5%
29.0%
10.5%
60.5%
39.5%
⑭言い訳や口答えをする
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
3.5%
8.5%
51.3%
31.8%
5.0%
59.8%
36.8%
イクメン
100
4.0%
9.0%
57.0%
28.0%
2.0%
66.0%
30.0%
非イクメン
100
3.0%
11.0%
53.0%
26.0%
7.0%
64.0%
33.0%
ワーキング・ママ
100
2.0%
8.0%
52.0%
34.0%
4.0%
60.0%
38.0%
非ワーキング・ママ
100
5.0%
6.0%
43.0%
39.0%
7.0%
49.0%
46.0%
男性
200
3.5%
10.0%
55.0%
27.0%
4.5%
65.0%
31.5%
女性
200
3.5%
7.0%
47.5%
36.5%
5.5%
54.5%
42.0%
⑮スーパーなどで勝手にお菓子を持ってくる
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
3.5%
12.5%
57.0%
19.0%
8.0%
69.5%
27.0%
イクメン
100
4.0%
12.0%
62.0%
17.0%
5.0%
74.0%
22.0%
非イクメン
100
4.0%
13.0%
58.0%
19.0%
6.0%
71.0%
25.0%
ワーキング・ママ
100
4.0%
11.0%
51.0%
22.0%
12.0%
62.0%
34.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
14.0%
57.0%
18.0%
9.0%
71.0%
27.0%
男性
200
4.0%
12.5%
60.0%
18.0%
5.5%
72.5%
23.5%
女性
200
3.0%
12.5%
54.0%
20.0%
10.5%
66.5%
30.5%
⑯外出時につないだ手を離す
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
11.3%
16.3%
48.8%
19.5%
4.3%
65.1%
23.8%
イクメン
100
16.0%
14.0%
55.0%
11.0%
4.0%
69.0%
15.0%
非イクメン
100
15.0%
23.0%
47.0%
13.0%
2.0%
70.0%
15.0%
ワーキング・ママ
100
7.0%
14.0%
51.0%
23.0%
5.0%
65.0%
28.0%
非ワーキング・ママ
100
7.0%
14.0%
42.0%
31.0%
6.0%
56.0%
37.0%
男性
200
15.5%
18.5%
51.0%
12.0%
3.0%
69.5%
15.0%
女性
200
7.0%
14.0%
46.5%
27.0%
5.5%
60.5%
32.5%
⑰いつまでも泣き止まない
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
21.3%
12.0%
43.3%
21.3%
2.3%
55.3%
23.6%
イクメン
100
22.0%
21.0%
39.0%
17.0%
1.0%
60.0%
18.0%
非イクメン
100
17.0%
11.0%
50.0%
19.0%
3.0%
61.0%
22.0%
ワーキング・ママ
100
24.0%
13.0%
46.0%
17.0%
0.0%
59.0%
17.0%
非ワーキング・ママ
100
22.0%
3.0%
38.0%
32.0%
5.0%
41.0%
37.0%
男性
200
19.5%
16.0%
44.5%
18.0%
2.0%
60.5%
20.0%
女性
200
23.0%
8.0%
42.0%
24.5%
2.5%
50.0%
27.0%
12
⑱本屋で絵本を読み続ける
ほうってお 非常に優し 優しく注意 厳しく注意 非常に厳し
n
カテゴリー
性別
く
く注意する
する
する
く注意する
優しく注意 厳しく注意
全体
400
12.3%
16.0%
56.8%
13.5%
1.5%
72.8%
15.0%
イクメン
100
11.0%
25.0%
56.0%
8.0%
0.0%
81.0%
8.0%
非イクメン
100
15.0%
17.0%
59.0%
8.0%
1.0%
76.0%
9.0%
ワーキング・ママ
100
10.0%
8.0%
54.0%
28.0%
0.0%
62.0%
28.0%
非ワーキング・ママ
100
13.0%
14.0%
58.0%
10.0%
5.0%
72.0%
15.0%
男性
200
13.0%
21.0%
57.5%
8.0%
0.5%
78.5%
8.5%
女性
200
11.5%
11.0%
56.0%
19.0%
2.5%
67.0%
21.5%
5.他人の子どもに対する注意と他人から自分の子どもを注意された際に思うこと
<トピックス>
■ 「他人の子どもを注意するか」については、全体では「注意する」49.6%、「注意しない」50.6%とほぼ半数
で、「注意する」の回答者のうち、約半数が“保護者がいても他人の子どもを注意する”と回答。
■ 属性別では、非ワーキング・ママ層が「他人の子どもを注意する」の割合が最も高く 59.0%
■ 一方、「注意する」の割合が最も低いのは、非イクメン層の 37.0%
■ 子どもと一緒にいるときに他人から子どもの行動を注意されたらどう思うかを尋ねると、「気づかせてもらった
ことに感謝する」が 49.0%で最も多い。
■ 「お礼を言うが内心はムッとする」という回答は男女間で約 2 倍の差で女性が多い。
次に、「公共の場所で周りに迷惑をかけている他人の子どもを注意するか」を尋ねると、全体では、「注意す
る」(「絶対に注意する」と「よく注意する」と「注意することもある」の合計値)は49.6%、「注意しない」(「ほとん
ど注意しない」と「まったく注意しない」の合計値)は50.6%となり、ほぼ半数という結果となりました。
男女別にみると、「注意する」の割合は男性が44.5%、女性が54.5%と女性の方が10ポイント高くなって
いますが、これは、男性の非イクメン層の「注意する」の割合が37.0%と極めて低いことが要因で、自分の子
どもの子育てに関心が低い非イクメン層は、他人の子どもに対する興味も低いことがわかります。
一方で、「注意する」の回答が最も多いのは、“自分は子どもに厳しい”(3頁,表2)という答えが最も多かっ
た非ワーキング・ママ層で59.0%でした。(表13)
また、「注意する」の回答者に対して「その子どもが保護者同伴でも注意するか」を聞くと、57.1%が“保護
者がいても注意する”と答えています。(表14)
表13.あなたは公共の場所で周りに迷惑をかけている他人の子どもを注意しますか[n=400]
絶対に注意 よく注意す 注意するこ ほとんど注 まったく注
n
全体
る
ともある
意しない
意しない
注意する 注意しない
400
3.0%
8.8%
37.8%
36.3%
14.3%
49.6%
50.6%
100
5.0%
8.0%
39.0%
33.0%
15.0%
52.0%
48.0%
非イクメン
100
1.0%
8.0%
28.0%
47.0%
16.0%
37.0%
63.0%
ワーキング・ママ
100
4.0%
7.0%
39.0%
39.0%
11.0%
50.0%
50.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
12.0%
45.0%
26.0%
15.0%
59.0%
41.0%
男性
200
3.0%
8.0%
33.5%
40.0%
15.5%
44.5%
55.5%
女性
200
3.0%
9.5%
42.0%
32.5%
13.0%
54.5%
45.5%
カテゴリー イクメン
性別
する
13
表14.その子どもが保護者同伴でも注意しますか[n=198]
絶対に注意 注意すると おそらく注 絶対に注意
n
全体
カテゴリー イクメン
性別
する
きもある
意しない
しない
注意する 注意しない
198
6.1%
51.0%
40.9%
2.0%
57.1%
42.9%
52
7.7%
55.8%
30.8%
5.8%
63.5%
36.6%
非イクメン
37
5.4%
59.5%
35.1%
0.0%
64.9%
35.1%
ワーキング・ママ
50
8.0%
36.0%
54.0%
2.0%
44.0%
56.0%
非ワーキング・ママ
59
3.4%
54.2%
42.4%
0.0%
57.6%
42.4%
男性
89
6.7%
57.3%
32.6%
3.4%
64.0%
36.0%
女性
109
5.5%
45.9%
47.7%
0.9%
51.4%
48.6%
おそらく注 絶対に注意
保護者同伴で
<参考> 表13において、「注意しない」を含めた割合
表15.その子どもが保護者同伴でも注意しますか[n=400]
絶対に注意 注意すると
n
カテゴリー
性別
する
きもある
意しない
しない
も注意する
保護者同伴
だと注意し
ない
そもそも注
意しない
全体
400
3.0%
25.3%
20.3%
1.0%
28.3%
21.3%
50.6%
イクメン
100
4.0%
29.0%
16.0%
3.0%
33.0%
19.0%
48.0%
非イクメン
100
2.0%
22.0%
13.0%
0.0%
24.0%
13.0%
63.0%
ワーキング・ママ
100
4.0%
18.0%
27.0%
1.0%
22.0%
28.0%
50.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
32.0%
25.0%
0.0%
34.0%
25.0%
41.0%
男性
200
3.0%
25.5%
14.5%
1.5%
28.5%
16.0%
55.5%
女性
200
3.0%
25.0%
26.0%
0.5%
28.0%
26.5%
45.5%
また、「子どもと一緒にいるとき、他人にあなたの子どもの行動について注意を受けたらどのように感じるか」
を聞くと、全体の1位は、「気づかせてもらったことに感謝する」の49.0%で、中でも、“他人の子どもでも周り
に迷惑をかけていれば注意する”(13頁,表13)という回答が高かった非ワーキング・ママ層は56.0%と最も
高い値となりました。
興味深いのは、「お礼を言うが内心はムッとする」という回答で、男性は18.0%に対して、女性は35.0%
と17ポイントの差がつくという結果となりました。(表16)
14
表16.子どもといるときに、他人にあなたの子どもを注意されたらどのように思いますか。最大3つまでお答えください[n=400]
自分の家の
親のメンツ
n
をつぶされ
たと思う
しつけや考 気づかせて
子どものせ え方がある もらったこ
いにする
のでほうっ とに感謝す
ておいて欲
無視する
る
しいと思う
カテゴリー
性別
全体
400
5.3%
1.8%
11.8%
49.0%
5.0%
イクメン
100
5.0%
2.0%
8.0%
51.0%
4.0%
非イクメン
100
4.0%
2.0%
13.0%
45.0%
6.0%
ワーキング・ママ
100
7.0%
3.0%
13.0%
44.0%
7.0%
非ワーキング・ママ
100
5.0%
0.0%
13.0%
56.0%
3.0%
男性
200
4.5%
2.0%
10.5%
48.0%
5.0%
女性
200
6.0%
1.5%
13.0%
50.0%
5.0%
選択肢の中
お礼を言う どこがいけ
が内心は
ないのか尋
ムッとする
ねてみる
その他
にあてはま
るものはな
い
26.5%
13.8%
7.8%
14.3%
19.0%
14.0%
8.0%
17.0%
17.0%
18.0%
7.0%
18.0%
32.0%
11.0%
7.0%
11.0%
38.0%
12.0%
9.0%
11.0%
18.0%
16.0%
7.5%
17.5%
35.0%
11.5%
8.0%
11.0%
6.自分が両親から受けたしつけと、子どもを“たたく”ことの是非
<トピックス>
■ 自分が両親から受けたしつけについては、77.1%が「満足している」と回答。
■ 最も「満足している」の回答が多いのはイクメン層。
■ 男女とも同性の親から受けたしつけの方が記憶に残っている。
■ 回答者の半数強が、「子どもの頃にしつけの一環としてたたかれたことがある」と回答。「頻繁にあった」の割
合はイクメン層が最も低い。
■ しつけの一環として子どもをたたくことについては 61.5%が「必要」と答え、その割合はイクメン層が最も高
い。
■ 両親から「たたかれた経験」がある層は、しつけの一環として子どもをたたくことを肯定する傾向がある。
ここからは、自分が子どもの頃に両親から受けたしつけについての調査結果を報告します。
始めに「自分が両親から受けたしつけに満足しているか」を聞くと、全体の77.1%が「満足している」(「とて
も満足している」と「ある程度満足している」の合計値)と答えており、「とても満足している」の回答はイクメン層
が最も高い値となっています。前出の“自分やパートナーの両親が子育ての相談相手”(6頁,表7)、また、
“自分やパートナーの両親の意見や自分が受けたしつけが子どもに対するしつけの参考”(7頁,表9)というイ
クメン層の考え方は、“両親から受けたしつけの満足度が高い結果”と捉えることができそうです。
(表17)
15
表17.あなたは両親から受けたしつけに満足していますか[n=400]
とても満足 ある程度満 あまり満足
n
カテゴリー
性別
している 足している していない
まったく満
足していな
い
満足してい 満足してい
る
ない
全体
400
16.8%
60.3%
18.0%
5.0%
77.1%
23.0%
イクメン
100
21.0%
63.0%
10.0%
6.0%
84.0%
16.0%
非イクメン
100
10.0%
63.0%
22.0%
5.0%
73.0%
27.0%
ワーキング・ママ
100
19.0%
59.0%
20.0%
2.0%
78.0%
22.0%
非ワーキング・ママ
100
17.0%
56.0%
20.0%
7.0%
73.0%
27.0%
男性
200
15.5%
63.0%
16.0%
5.5%
78.5%
21.5%
女性
200
18.0%
57.5%
20.0%
4.5%
75.5%
24.5%
次に、「あなたは両親のうち、どちらから叱られたことがより記憶に残っているか」と尋ねると、属性別では特
に傾向は見られませんが、男女別にみると、“男性は父親、女性は母親から叱られたことの方が鮮明に覚えて
いる”と回答しており、同性の親から怒られたことの方が、記憶によく残っているという結果となりました。
(表18)
表18.あなたは父親と母親のうち、どちらから叱られたことが、より鮮明に記憶に残っていますか[n=400]
父親の方が
鮮明に記憶
n
に残ってい
る
カテゴリー
性別
どちらかと どちらかと
いうと、父 いうと、母
親の方が鮮 親の方が鮮
明に記憶に 明に記憶に
残っている 残っている
母親の方が
鮮明に記憶
に残ってい
る
全体
400
21.5%
13.8%
16.5%
27.8%
イクメン
100
19.0%
21.0%
18.0%
19.0%
非イクメン
100
30.0%
12.0%
16.0%
22.0%
ワーキング・ママ
100
22.0%
11.0%
14.0%
37.0%
非ワーキング・ママ
100
15.0%
11.0%
18.0%
33.0%
男性
200
24.5%
16.5%
17.0%
20.5%
女性
200
18.5%
11.0%
16.0%
35.0%
両親とも鮮 両親とも記
父親の方が
母親の方が
明に記憶に 憶に残って
記憶に残っ
記憶に残っ
ている
ている
残っている
いない
12.3%
8.3%
35.3%
44.3%
14.0%
9.0%
40.0%
37.0%
13.0%
7.0%
42.0%
38.0%
10.0%
6.0%
33.0%
51.0%
12.0%
11.0%
26.0%
51.0%
13.5%
8.0%
41.0%
37.5%
11.0%
8.5%
29.5%
51.0%
続いて、「子どもの頃、しつけの一環として両親からたたかれた経験はあるか」を聞いてみると、全体で52.
0%が「たたかれた経験あり」(「頻繁にあった」と「あった」の合計値)と回答しました。男女別にみると男性が5
5.0%、女性が49.0%と、どちらも5割前後と大きな差は見られませんが、非ワーキング・ママ層は他と比較
して若干「たたかれた経験あり」の回答が低くなっています。また、イクメン層の「頻繁にあった」の割合が他より
もやや低いという結果となりました。(表19)
16
表19.あなたは子どもの頃、しつけの一環として両親からたたかれた経験はありますか [n=400]
頻繁にあっ
n
カテゴリー
性別
た
あった
あまりな
まったくな
かった
かった
答えたくな
い・覚えて
いない
叩かれた経
験あり
叩かれた経
験なし(あま
りない)
全体
400
13.5%
38.5%
24.5%
22.3%
1.3%
52.0%
46.8%
イクメン
100
8.0%
46.0%
27.0%
19.0%
0.0%
54.0%
46.0%
非イクメン
100
16.0%
40.0%
21.0%
22.0%
1.0%
56.0%
43.0%
ワーキング・ママ
100
18.0%
35.0%
25.0%
20.0%
2.0%
53.0%
45.0%
非ワーキング・ママ
100
12.0%
33.0%
25.0%
28.0%
2.0%
45.0%
53.0%
男性
200
12.0%
43.0%
24.0%
20.5%
0.5%
55.0%
44.5%
女性
200
15.0%
34.0%
25.0%
24.0%
2.0%
49.0%
49.0%
また、「たたかれた経験あり」と回答した方に「両親のうち、どちらにたたかれることが多かったか」との質問で
は、表18と同様、男性は父親から女性は母親からと答えており、やはり自分と同性の親から受けたしつけの
方がより強く印象に残っている様子がうかがえます。(表20)
表20.両親のうち、どちらにたたかれることが多かったですか [n=208]
どちらかと どちらかと
父親の方が いえば、父 いえば、母 母親の方が
n
多かった
親の方が多 親の方が多
かった
全体
カテゴリー
性別
多かった
かった
208
32.7%
13.5%
11.5%
30.8%
イクメン
54
27.8%
24.1%
13.0%
20.4%
非イクメン
56
46.4%
12.5%
8.9%
21.4%
ワーキング・ママ
53
32.1%
9.4%
9.4%
41.5%
非ワーキング・ママ
45
22.2%
6.7%
15.6%
42.2%
男性
110
37.3%
18.2%
10.9%
20.9%
女性
98
27.6%
8.2%
12.2%
41.8%
どちらも同
じくらい多
かった
覚えていな
い
父親
母親
8.7%
2.9%
46.2%
42.3%
13.0%
1.9%
51.9%
33.4%
7.1%
3.6%
58.9%
30.3%
3.8%
3.8%
41.5%
50.9%
11.1%
2.2%
28.9%
57.8%
10.0%
2.7%
55.5%
31.8%
7.1%
3.1%
35.8%
54.0%
次に、「子どものしつけにおいて、“たたく”という行為は必要か」について尋ねると、全体の61.5%が「必
要」(「必ず必要である」と「必要な場合もある」の合計値)と回答しました。男女別にみると、男性が64.5%、
女性が58.5%で、男性の方が6ポイント高く、また、カテゴリー別では、最も「必要」の割合が高いのがイクメ
ン層の68.0%で最も「必要」の割合が低いのが非ワーキング・ママ層という結果となりました。
また、“自分の子どもに甘い”(3頁,表2)という自覚があり、“子どもを叱りすぎたと反省する機会が多い”(8
頁,表11)という傾向がうかがえるイクメン層ですが、“しつけの一環として子どもをたたくこと”には肯定的とい
う結果となりました。
17
また、“自分の子どもに厳しい”(3頁,表2)と考えており、“他人の子どもでも注意する機会が多い”(13頁,
表13)という傾向が見える非ワーキング・ママ層は、自分も子どものしつけの一環として子どもをたたくことに対
して一番懐疑的な考え方を持っているようです。
(表21)
これを「自分が子どもの頃に両親からたたかれた経験の有無」と「しつけの一環として子どもをたたくことの
必要性」とでクロス集計すると、「たたかれた経験あり」の層は「必要」が74.5%に対し、「たたかれた経験な
し」の層は「必要」が47.6%となっており、26.9ポイントの差がでるという結果となりました。(表22)
表21.あなたが子どもを育てるようになり、しつけの一環として子どもをたたくことを必要だと感じますか [n=400]
n
カテゴリー
性別
必ず必要で
必要な場合
必ずしも必
まったく必
ある
もある
要ではない
要ではない
必要
不要
全体
400
3.5%
58.0%
28.8%
9.8%
61.5%
38.6%
イクメン
100
4.0%
64.0%
25.0%
7.0%
68.0%
32.0%
非イクメン
100
4.0%
57.0%
31.0%
8.0%
61.0%
39.0%
ワーキング・ママ
100
4.0%
60.0%
24.0%
12.0%
64.0%
36.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
51.0%
35.0%
12.0%
53.0%
47.0%
男性
200
4.0%
60.5%
28.0%
7.5%
64.5%
35.5%
女性
200
3.0%
55.5%
29.5%
12.0%
58.5%
41.5%
表22.「あなたが子どもを育てるようになり、しつけの一環として子どもをたたくことを必要だと感じますか」×「両親からたたかれた
経験の有無」のクロス集計 [n=395]
n
必要
不要
全体
395
61.8%
38.2%
叩かれた経験あり
208
74.5%
25.5%
叩かれた経験なし
187
47.6%
52.4%
18
7.子どもの頃の他人からの注意の頻度と、今と昔の子どものしつけについて
<トピックス>
■ 全体の 46.1%が「近所の方や見知らぬ人から怒られた経験がある」と回答し、その割合は男性の方が高い
■ 「近所の方や見知らぬ人から怒られた経験がある」と回答した方は、現在、「迷惑をかけている他人の子ども
を注意する」傾向がある。
■ 新米パパ・ママの約 7 割は「自分が子どもの頃の方が、しつけの良い子が多かった」と考えている。
■ イクメン層は「今の子どもの方が、しつけの良い子が多い」の割合が他カテゴリー回答者より多い。
■ “自分はしつけに厳しい”と考えている回答者は、「自分が子どもの頃の方がしつけの良い子が多い」の値が
高い。
「自分が子どもの頃、近所の方や見知らぬ人から注意されたこと・怒られたことはあるか」を聞くと、全体では
46.1%が「怒られた」(「よく怒られていた」と「たまに怒られていた」の合計値)と答えました。男女別では、男
性が50.0%、女性が42.0%と、男性の方が怒られた経験が多いようです。(表23)
これを「他人の子どもを注意するか」(13頁,表13)とクロス集計すると「怒られた経験あり」の層は「注意す
る」の割合が59.8%に対して、「怒られた経験なし」の層は40.7%となっており、前出の「たたかれた経験」と
ともに、両親や周りの両親から受けたしつけを、大人になった今、子どもに実行している様子がわかります。
(表24)
表23.あなたが子どもの頃、近所の方や見知らぬ人から注意されたこと・怒られたことはありますか [n=400]
よく怒られ たまに怒ら
n
カテゴリー
性別
ていた
れていた
めったに怒
られること
はなかった
怒られた記
憶はない
怒られた
怒られてい
ない
全体
400
5.3%
40.8%
40.0%
14.0%
46.1%
54.0%
イクメン
100
5.0%
44.0%
39.0%
12.0%
49.0%
51.0%
非イクメン
100
9.0%
42.0%
36.0%
13.0%
51.0%
49.0%
ワーキング・ママ
100
5.0%
34.0%
42.0%
19.0%
39.0%
61.0%
非ワーキング・ママ
100
2.0%
43.0%
43.0%
12.0%
45.0%
55.0%
男性
200
7.0%
43.0%
37.5%
12.5%
50.0%
50.0%
女性
200
3.5%
38.5%
42.5%
15.5%
42.0%
58.0%
表24.「あなたが子どもの頃、近所の方や見知らぬ人から注意されたこと・怒られたことはありますか」×「公共の場所で周りに迷惑
をかけている他人の子どもを注意しますか」クロス集計 [n=400]
n
注意する
注意しない
全体
400
49.5%
50.5%
怒られた経験あり
184
59.8%
40.2%
怒られた経験なし
216
40.7%
59.3%
最後に、「自分が子どもの頃(昔)と今の子どもを比較すると、一般的にどちらの方がしつけの良い子どもが
多いと感じるか」と聞くと、全体で69.3%が「昔の方がしつけの良い子が多い」と回答しました。男女別にみる
と、「昔の方がしつけの良い子が多い」と答えた割合は男性が66.5%、女性が72.0%と女性の方が5.5ポ
イント高くなっております。
19
「今の方がしつけの良い子が多い」という回答は全体で15.1%にとどまりましたが、イクメン層は24.0%で、
各カテゴリーの中で最も高くなっています。(表25)
また、この質問を、「あなたは同世代の子どもを持つ他の親と比べて子どもに甘いと思いますか」(3頁,表
2)とクロス集計すると、「自分は子どもに甘い」と考えている層は、「昔の方がしつけの良い子が多い」の割合
が66.0%に対して、「自分は子どもに厳しい」と考えている層は、75.6%にのぼりました。(表26)
表25.自分が子どもの頃(昔)と今の子どもを比較すると、一般的にどちらの方がしつけの良い子どもが多いと感じますか[n=400]
昔の方がし
つけの良い
n
子どもが多
かった
カテゴリー
性別
どちらかと どちらかと
いうと、昔 いうと、今 今の方がし
の方がしつ の方がしつ つけの良い
けの良い子 けの良い子
が多かった
子が多い
どちらの時
どちらの時
代も、しつ
代も、しつ
けの良い子
けの悪い子
が多い
が多い
が多い
昔の方がし
つけの良い
子が多い
今の方がし
つけが良い
全体
400
25.3%
44.0%
9.3%
5.8%
8.3%
7.5%
69.3%
15.1%
イクメン
100
26.0%
37.0%
14.0%
10.0%
8.0%
5.0%
63.0%
24.0%
非イクメン
100
31.0%
39.0%
7.0%
7.0%
6.0%
10.0%
70.0%
14.0%
ワーキング・ママ
100
27.0%
49.0%
7.0%
2.0%
10.0%
5.0%
76.0%
9.0%
非ワーキング・ママ
100
17.0%
51.0%
9.0%
4.0%
9.0%
10.0%
68.0%
13.0%
男性
200
28.5%
38.0%
10.5%
8.5%
7.0%
7.5%
66.5%
19.0%
女性
200
22.0%
50.0%
8.0%
3.0%
9.5%
7.5%
72.0%
11.0%
表26.「自分が子どもの頃(昔)と今の子どもを比較すると、一般的にどちらの方がしつけの良い子どもが多いと感じますか」×「あ
なたは同世代の子どもを持つ他の親と比べて子どもに甘いと思いますか」[n=400]
昔の方がし 今の方がし
n
つけの良い つけが良い
子が多い
子が多い
どちらも良 どちらも悪
い
い
全体
400
69.3%
15.0%
8.3%
7.5%
子どもに甘い
265
66.0%
17.0%
9.1%
7.9%
子どもに厳しい
135
75.6%
11.1%
6.7%
6.7%
以上
20
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