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参考資料4(PDF:1086KB)

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参考資料4(PDF:1086KB)
社会動向と将来の動き
時代の潮流
〇少子化・高齢化
・出生数の減少などによる人口減少
・高齢者人口の大幅な増加
・生産年齢人口の減少
〇災害に対する不安の高まり
・南海トラフ巨大地震への不安
・豪雨災害への不安
〇リニア中央新幹線の開業
・東京-名古屋間が 40 分
・首都圏とのつながりが深まる期待感
・愛知県内の観光交流拡大の期待感
〇価値観・ライフスタイルの多様化
・高齢単身世帯の増加
・人と人とのつながりの希薄化
・コミュニティ機能の低下
〇グローバル化の進展
・人・物・資金・情報の移動の拡大
・企業の海外進出や多国籍化
・国境を超えた都市間競争
〇公共施設の老朽化
・高度経済成長期に建設された多くの公
共施設が一斉に老朽化
〇行政課題の広域化・多様化
・広域で取り組む行政課題が顕在化
・地方分権進展による自治体役割の拡大
・新たな担い手が公的役割機会増加
〇環境問題の多様化
・環境の持続可能性への懸念
・都市化の進展による環境への影響
・省エネルギーや再生可能エネルギーの
重要性の高まり
2050 年までの動き
H26
2014
H32
2020
H39
2027
東京オリン
ピック
リニア中央
新幹線開通
換
団塊世代が
後期高齢者
訪日外客
1000 万人超
H52
2035
H62
2045
リニア中央
新幹線全通
換
65 歳以上
人口ピーク
H67
2050
人口
1 億人割れ
75 歳以上
人口ピーク
長久手市
区画整理事業・都市再生事業
イオン リニモテラス イケア
市人口
62,000 人
Expo40 年
木望の森構想
古戦場駅前交流施設
ながくてアクティブ構想・スポーツターミナル
モリコロパーク整備・イベント開催等
名古屋市
本丸御殿完成
名古屋都心再開発とリニア開通
大学の名古屋市への移転が続く
市人口
64,000 人
市人口
減少転換
観光事例について
◇観光立国の基本理念
「住んでよし、訪れてよし」
観光の原点回帰、現在の「観光」の革新。
「自らの地域を愛し、誇りを持って暮らしいるならば、
おのずと誰もが訪れたくなる」
アクションプログラム 2014
訪日外国人 2000 万人時代と受入環境整備・オリンピックを見据えた観光振興・
インバウンドの拡大・世界に通用する観光地づくり等
先進事例調査
・地域の特性や地域独自のブランド化、ニューツーリズム、観光イノベーションなど
の視点から先進的取り組み事例を調査。
・全国各地で観光振興に取り組む中で、地域の特色を活かした個性的な取り組み、小
さくてもキラリと光る取り組みなどを調査。
しまなみ海道サイクリング-国際的評価が高い、体験交流型観光
秩父サイクルトレイン-官民連携、環境を視点に展開
越後妻有アートツーリズム-国際的野外アートの祭典に発展
堺市産業観光-農林水産業、環境産業、伝統産業などを融合した観光
内子リフレッシュパークからり-農業と歴史的町並みを活かした観光
岐阜県飛騨市観光まちづくり-まちづくり運動から観光への市民団体
フォーミュラーE(電気自動車の F1)-市街地をコースに開催
びわ湖サイクルツーリズム
シクロツーリズム
台湾
GIANT
宇都宮
スポーツツーリズム
調査項目
・取組概要(主旨・目的、取組経緯、統計データ-来訪者数、イベント状況等)
・イベント、事業実施における課題と解決方策
・官と民の役割・連携状況、課題と解決方策
・地域住民との連携状況、課題と解決方策
・事業・イベントの効果等
施設観光から体験型観光
単なる体験観光からツーリズム型観光
見る観光から、地域特性を活かした
「食べる、味わう、丸ごと地域を楽しむ複合型ツーリズムへ」
ニューツーリズムの概要
〇ニューツーリズム市場は、発展途上であり、認知度が低いため、一般ツアーとの違
い、魅力の分かりやすい発信が重要
〇モニターツアーでは、高齢者が多いものの、20~40 歳代も一定規模は参加してい
る。
〇参加者の居住地は、県内や近隣が多く7割程度占め、少人数の参加がほとんどであ
る。
〇参加者の魅力的だと感じた情報としては、ツアーのテーマや、プログラム内容、地
域の人達との交流、地域資源、自然に関する内容等、ニューツーリズムならではの
情報。
〇参加者による「体験プログラム」「地域のおもてなしの姿勢」の事後評価が高く、
他の要素(「地域との交流」「食事」「宿泊施設」)よりも高くなっている。
〇モニターツアーでは 80%弱の人が「新しさ」を感じており、「新しさ」を感じた情
報としては、ニューツーリズムのテーマ性に関するものが多い。
〇なお、モニターツアーに見られるように、ニューツーリズムでは、特別な観光地や
景勝地ではなく、地域や生活体験が中心となる。
〇全体としては、ニューツーリズムに新しさを感じ、
「体験」
「おもてなし」などが重
要視される。また、認知度が低いため、的確でわかりやすいプロモーションなどが
重要になる。さらに、ターゲットは、県内や近隣にも気を配るべきである。
〇外国人については、名古屋市の隣接性と県の観光施策から配慮の対象とすべきと考
えられ、
自転車利用による観光振興(広域ルート設定と都市間連携サービス体制)
事業
しまなみ海道 サイクリングロード活用による観光展開
地域
広島県尾道市・愛媛県今治市
ポイン
●しまなみ海道に併設された自転車歩行者道を観光資源として活用
ト
●沿線自治体がレンタサイクルの広域利用につき連携
概要
〇日本初の海上サイクリングによるしまなみ海道沿線の地域・観光振興の向上
・広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道には、自転車歩行者道が併設
されているため、自転車で海上を渡ることができる特徴がある。海峡を横断する壮大
さ、そこから眺望する多島美の美しさは多くの観光客を魅了している。また自転車を
利用することで各島に点在する歴史文化の観光をゆっくり楽しむことが可能である。
全長約 70km のサイクリングロードにおいて本格的にサイクリングを楽しむ人から、
観光コースを中心に家族づれで楽しむ人まで、様々な楽しみ方ができ、全国に多くの
リピーターを有している。
・このような特徴ある地元資源を活用した観光施策として、尾道市と今治市が実施主体
となり、しまなみ海道レンタサイクル事業(GIANT)を展開している。
・また、瀬戸内しまなみ海道振興協議会と一体となった広報も展開。
経緯
【しまなみ海道開通までの背景】
・合併前は各自治体が個別に自転車貸出事業を実施。
・広域的な利用がなされ始め、返却方法等の課題が発生。
課題解決のため広域的な仕組みづくりの必要性が高まる。
【しまなみ海道開通】
・合併前 10 市町の沿線自治体がレンタサイクル事業協定を
締結、料金、ターミナル間の乗り捨ての統一運用を実現。
・平成 11 年5月1日しまなみ海道が開通。
・乗り捨て運用の充実のため、各島ターミナルの拡充を図る。
開通効果もあり、年間約7万人の利用者を記録。
【しまなみ海道開通後】
・尾道、今治全体で年間約3万人の利用で推移する。
・平成 19 年4月市町村合併を経て、現在は尾道市、今治市の2市で事業継続している。
自転車ブーム、しまなみ海道への注目が高まることで利用者数は増加傾向。
統計
○レンタサイクル貸出件数
平成 11 年度(開通年)70,010 人
平成 17 年度 29,896 人(前年比 98%)
平成 18 年度 35,478 人(前年比 119%) 平成 19 年度 39,034 人(前年比 110%)
平成 20 年度 41,926 人(前年比 107%) 平成 23 年度約 61,000 人
課題
(基盤)しまなみ海道開通により、レンタサイクルの利用範囲が拡大したことで、返却
(乗り捨て)や料金差異が問題となった
(運営)協定による尾道市・今治市の運営ルールは確立されたが、実質の自転車の購入
や保守、運営に係る回送、予約については各自治体運営であり、運営コストや運
営作業は効率が悪く、繁忙期の運営に弊害が生じている。利用者増加対策として、
回送、予約体制の集約を中心とした自転車の効率運営を課題として捉えている。
解決策 (基盤)しまなみ海道沿線市町(一部事務組合)による協定締結で、料金の統一、各タ
ーミナルでの乗り捨てが実現されることで利用しやすい環境が整備され、しまなみ海
道全体での地域振興のツールとしてレンタサイクル事業が確立された。
(運営)現状運営に関しては、運営の1本化は調整できていないが、個別の課題につい
ては尾道市、今治市の各ターミナル担当を交えた協議を定期的に開催し、運営方法等
の統一化を図っている。
考察
広域展開で確実に拡大を図る。展開が多方面であり地域の連携と民間事業者の連携。
起点・終点で総合的サービスの拠点化を図る
シクロツーリズム(自転車旅行)
事業
地域
ポイン
ト
概要
経緯
統計
課題
考察
シクロツーリズムしまなみ
広島県尾道市・愛媛県今治市
〇しまなみ人の日々の営みの中へ飛び込み、遊び、学ぶ新しい旅のスタイル「シクロツ
ーリズム(自転車旅行)」プログラムを提案
しまなみへは自転車で行こう!
しまなみ海道沿線地域には、年間約 200 万人の観光客が訪れているものの、大手旅行
会社の団体パッケージツアーは、景観を楽しむ通過型のもので、地域の魅力を十分に伝
えていない。点在する島々の様々な体験メニューは、島間、メニュー間の連携の弱さ、
地元観光事業者とのタイアップの希薄さにより、島ごとの個性化、地域を周遊する観光
行動の促進につながっていない。
従来型の観光行動とは一線を画す自転車旅行(シクロツーリズム)に着眼し、シクロツ
ーリズム文化の啓発・普及と当地域の自転車旅行地としての受入の強化を図る。そのた
め、島の豊かな自然と、その自然に支えられた地域の暮らしが形成する風景を「風景ア
ート」と捉え、「風景アート」を自転車で楽しむプログラムを企画、販売すること等を
通して、島を周遊する観光スタイルの定番化、滞在型の旅行者誘客を目指す
・ガイドツアー例
オーダーメイドツアー
例:【自転車で行く! しまなみ
水軍潮流とおいしい島ごはん】
イベントツアー
例:タンデム自転車まつり、伯方島スペシャル「畑 de カフェ」
大山祇の神が告げる五穀豊穣「石窯クッキングツアー」
2輪4脚でGo!タンデム自転車ポタリング
夏こそ島遊びにチャレンジ「潮流に乗る大島エンジョイツアー」
でべそおばちゃんの店でゆったり「レモンの島・岩城一周ツアー」
自転車ライフをスキルアップ 輪行で行こう! 等々
コラボツアー
オプション体験
ポタリングガイド3人衆がコーディネイト、ガイド、問い合わせに応じる
自転車旅行者のおもてなしを充実あせる強い志をもった地域の人々のネットワーク組
織「しまなみスローサイクリング協議会」が母体となって 2009 年 4 月 24 日、特定非
営利活動法人シクロツーリズムしまなみ設立
2008 年 6 月 地域密着型エージェント設立の検討
2008 年 10 月 法人格取得についての検討
2008 年 11 月 地域密着型エージェントの情報収集
・パートナーツアー4回事業 25 名参加(2012 以下同)
・オーダーメイドツアー2 事業 27 名参加
・パッケージツアー3事業 10 名参加
・パイロットツアー4事業各 10~40 名の参加
・地元受けれ企画・研修・体験事業、講座等多数
50~250 名、1,000 名参加も
・レンタサイクル年間利用 6 万人、MY 自転車計 10 万人
外部観光客の誘致が苦戦中
シクロツーリズムは、取り組みが新しく、しまなみ海道自転車利用者に対して普及に至
っていないが、地元民の参加や取り込みには成功しており基盤づくりが進んでいる段階
サイクルトレイン(イベント対応)と自転車による観光振興
事業
地域
秩父サイクルトレイン
埼玉県秩父市
ポイン
●自転車をそのまま携行して乗車できる電車を運行させるユニークな取組
●観光振興を図りたい行政と公共交通機関利用促進等を目指す民間がタイアップ
〇そのまま電車に乗れる「イージー・ECO・トレイン・ツアー」
・秩父市と西武鉄道他関係団体が『秩父サイクルトレイン実行委員会』を設立し、秩父
地方の自然と歴史を感じていただくサイクリングイベントを開催、参加者には都心か
ら秩父地方へ臨時電車に自転車をそのままの形で持ち込んで乗車していただくサー
ビスを提供。これは秩父市内の観光の活性化と観光需要の拡大、および公共交通機関
の利用促進を目的とし、自治体と民間企業が「共生」した取組である。
・自分の自転車で各コースを楽しんでいただくことや、自動車を使わず自転車でそのま
ま乗車できる臨時電車を運行することにより二酸化炭素の排出量が削減されるなど、
環境にも優しい取組である。
・平成 19 年7月に秩父のサイクリングによる観光振興に賛同す
る 13 団体の参加者で秩父サイクルトレイン実行委員会を組織、
自転車を分解、折りたたんで輪行袋に収納することなくそのま
ま乗車できる臨時列車を運行するサイクルトレインを開催。
・募集定員は 250 名で、臨時列車「CYCLE SPORTS(サイク
ルスポーツ)号」の乗車とサイクリングを希望する 200 名、
サイクリングイベントのみ参加希望の方 50 名。
・第1回は平成 19 年 11 月 18 日(日)、第2回は平成 20 年5月
18 日(日)、第3回は平成 20 年 11 月 16 日(日)に実施し、
過去3回とも募集定員をはるかに超える応募があり大変好評、
第4回を平成 21 年 11 月 15 日(日)に開催。
○参加状況 第1回:応募総数 1,032 人、参加者数 249 人
第2回:応募総数 716 人、参加者数 249 人
第3回:応募総数 933 人、参加者数 212 人
・予算0円からのスタート → スポンサーの募集、雑誌社の協力
・募集方法が旅行業法に抵触しないか → 旅行業法に則り第1回は「電車申込(西武
鉄道)」と「サイクルイベント申込(秩父サイクルトレイン実行委員会)」に分け
て募集。第2回以降は、旅行企画実施会社のツアー旅行として実施。
・電車への円滑な乗車方法等 → 電車内の安全確保(参加者の乗車位置、自転車の固
定方法、車内の避難誘導通路の確保)には、事前に実車で試験し万全の体制で対
応。
・コース策定及び地域との連携 → 地元サイクルショップの協賛を得て、サイクリン
グに適したコース設定(見所、道路状況考慮)、地元コーススタッフも協力。
・サイクリング時の安全対策 → 地元コーススタッフが誘導、小グループで走行させ
ることにより安全対策の指導と迷子対策を行う。また、各コースにサポートカー
を伴走させ、走行時のトラブル対応によるスムーズなイベント運営を図る。
・継続的実施のための予算等確保 → 環境配慮イベントとして継続開催に向け企業等
に呼びかけ、12 社から協賛を得た。
鉄道会社との連携によるサイクルトレインの運行、ただし臨時列車のイベント対応であ
り
日常化が課題。また、地域を巻き込んだ仕組み作りに成功しているが、これについても
日
常化の可能性があるかの検討が必要。
その他
秩父鉄道 秩父本線が 2010 年 1 月~3 月の試行期間を経て 2011 年 1 月からは通年実施
ト
概要
経緯
統計
課題と
解決策
考察
サイクルトレイン(日常的な自転車の電車への乗車)
事業
地域
ポイン
ト
概要
経緯
考察
サイクルトレイン
滋賀県 近江鉄道
〇電車内への自転車の持ち込みが可能なサイクルトレインを実施
〇自転車持ち込み料無料(運賃のみ)で、サイクリングや買物利用にも活用可能
・持込可能区間
近江鉄道本線(米原~貴生川間)および多賀線(高宮~多賀大社前間)
但し、彦根・水口石橋・八日市線の各駅は除く。
・利用日 毎日乗車可能(年末年始を除く)
・利用時間 平日は 9 時~16 時。土・日・祝日は終日可能。
・乗車車両 利用時間内のすべての列車で利用可能。
2 両編成時:後部車両、1 両:車両後方部。
・自転車持込み料 無料(運賃のみで乗車)
・その他 5 人以上で乗車の場合は事前に連絡。
・自動車に頼らない、自然と人に優しいエコ交通の推進を目的として、鉄道に自転車を
持ち込める「サイクルトレイン」を運行し、滋賀らしいエコ交通を推進する。
・近江鉄道では平成 14 年から本線と多賀線で実施(彦根、水口石橋駅は除く)。
駅構造の対応も必要
その他サイクルトレイン
・豊橋鉄道渥美線 2011 年 9 月より実施。土休日のみ終日全線利用可。持込料は 100
円
・長良川鉄道
平日・土日1本、定員5台、事前申込み、通常料金のみ
・養老鉄道
土日祝日全列車と春夏冬休平日 2両目 無料 事前
・伊賀鉄道伊賀線 新居駅-比土駅。平日 9 時~16 時頃と土休日終日 無料。4 人~事
前
・一畑電車(出雲)終日、全区間。持込料 300 円(5 枚綴回数券あり)
・関東鉄道
常総線の水海道駅 - 大田郷駅間。9 時~14 時 30 分で実施
竜ヶ崎線全線。竜ヶ崎駅 9 時 11 分発 - 佐貫駅 15 時 21 分発で実
施
・熊本電気鉄道
全線。平日・土は 9 時~15 時 30 分まで、日祝日終日。無料
・三岐鉄道三岐線 大矢知駅-三里駅間は土休日の終日と春夏冬休みの 9 時~16 時
・上信電鉄上信線 高崎、吉井、上州福島、上州富岡、下仁田駅で指定列車のみ実施
・小湊鐡道・いすみ鉄道(市原市) 土日祝日 2本/日 無料 事前
・上毛電鉄上毛線 2004 年 4 月 1 日より開始
・北陸鉄道
石川線 2010 年 10 月より開始、浅野川線北鉄金沢と内灘駅のみ利
用
・松浦鉄道西九州線 伊万里駅-佐世保駅間。 土休日と春夏冬休、GW 期間の指定列車
イベント・サイクルトレイン
・JR 四国予讃線 2010 年 4、5 月及び 10、11 月の数日に松山駅 - 波止浜駅間で「サ
イクルトレインしまなみ」号を 1 往復運転。
「自転車のまち うつのみや」(自転車によるまちづくりと経済効果)
事業
地域
ポイン
ト
概要
観光推進計画、自転車のまちうつのみや
栃木県宇都宮市
宇都宮市観光振興計画(平成 25 年 4 月)の中で、リーディングプロジェクトとして「自
転車で愉快」プロジェクトを立ち上げ、スポーツツーリズムの推進としての自転車活用
と受け入れ基盤としての自転車を位置付ける
ジャパンカップサイクルロードレース開催や、自転車プロスポーツチームの活躍などを
通した「自転車のまち」を目指す。
【実現するための事業】
スポーツを活用した観光促進
自転車の活用
イベントを活用した観光促進(ジャパンカッフサイクルロードレース,クリテリウム,サイクルピクニック等)
うつのみや百景の活用
二次交通アクセスの充実(宮サイクルステーション,観光レンタサイクル,自転車の駅等)
ジャパンカップクリテリウム
(市街地や公園などに設定された短い
距離の周回コースを走るレース)
宇都宮市内
経緯
ジャパンカップサイクルロードレースの開催地
国内最高峰の自転車競技カテゴリー「J プロツアー」を主戦場としたプロレーシングチ
ームの拠点など3つの地域密着型チームの拠点となる宇都宮市
大学との連携によるスポーツツーリズムの推進
統計
課題
解決策
考察
今後のスポーツツーリズムとしての展開
「愉快なまち宇都宮」
(シティプロモーションで「住めば愉快だ宇都宮」)を基本イメー
ジとしてプロモーションから観光、まちづくりへ総合的に展開、地域の資源(市民・大
学・各活動母体)を総合的にネットワークし活用する姿勢がうかがえる
宇都宮スポーツツーリズム
「栃木」のサイクルイベント一覧(2014)
①小山市制 60 周年・小山スポーツ都市宣言記念 第 1 回ツール・ド・おやま 2014
②第 11 回もてぎ 7 時間エンデューロ 2014 Powered by in ゼリー
③世界遺産「日光の社寺」登録 15 周年記念 TOUR・DE・NIKKO 2014 ツール・ド・日光 with
宇都宮ブリッツェン
④やいた八方ヶ原ヒルクライムレース 2014
⑤第 4 回那須高原ロングライド with 那須ブラーゼン&宇都宮ブリッツェン
⑥第 2 回那須岳ヒルクライムレース in 那須ブラーゼン&宇都宮ブリッツェン
⑦第 2 回もてぎ 7 時間エンデューロ GW powered by ウイダーin ゼリー
⑧第 6 回うつのみやサイクルピクニック with 宇都宮ブリッツエン~満喫!まるごと宇都
宮
⑨第 2 回もてぎ 7 時間エンデューロ GW powered by ウイダーin ゼリー
⑩第 2 回もてぎママチャリ 4 時間耐久レース
ツアー・オブ・ジャパン(国際規格のロードレースをまちづくりにいかす)
事業
地域
ポイン
ト
概要
ツアー・オブ・ジャパン美濃ステージ
岐阜県美濃市
(NPO 法人 美濃うだつアップクラブ事務局)
日本一のツアーロードレース(2-1)。(2-1 クラスは、アジア全体で 6 レースのみ)
国内のトップチームや海外チームが参加する自転車ロードレースで集客性も高い
美濃ステージは、うだつの上がる町並みをパレード走行した後、藍見から大矢田、半道、
上牧、下牧、前野を通るコースを 7 週半(160.7 キロメートル)走行
・レースには本場ヨーロッパなどを転戦しているプロ選手と国内のプロや実業団所属の
トップ選手が出場します。競輪選手とは異なる持久力のある、マラソン選手のような
タイプの選手が一堂に集まり、6 人で一つのチームを作り、チーム内から総合優勝を
排出するため、綿密な組織プレーと役割分担を演じられます。
・レースは約 4 時間。コース上には緊急時などを除き通行が禁止。スタートは、うだつ
の上がる町並み旧今井家住宅前、ゴールは美濃和紙の里会館前。
・レース当日は、ゴール地点の美濃和紙の里芝生広場で、特産品やうまいものを販売す
る「おもてなしコーナー」11 店が出店。出店者による無料サービスと抽選会。
・美濃ステージを撮るフォトコンテスト開催
経緯
美濃市は平成 19 年に参加、第 11 回ツアーオブジャパン「美濃ステージ」が開催
第 16 回(2013)から 2-1 来栖となり日本一のツアーロードレースとなる
2014.5.18 堺 20 美濃 21 南信州 23 富士山 24 伊豆 25 東京開催
統計
2014 年、6 つのステージあわせて 278,200 人の観客、美濃は 23,000 人
課題
国際的なイベント誘致に成功し、今後いかに観光・交流・まちづくりにつなげていくか
新たな資源(ツアー・オブ・ジャパン)と既存の資源との相乗効果の発揮
NPO 法人の 美濃うだつアップクラブの活動が今後のポイントになると思われるが、
展開の母体が明確にして、キーになる団体、人が明確にいる
考察
奈良県自転車利用促進計画(自転車の広域ルートづくり)
事業
地域
ポイン
ト
概要
サイクリストにやさしい奈良
奈良県
〇2010 年 12 月「奈良県自転車利用促進計画」策定、「サイクリストにやさしい奈良」を
目指す
〇自転車道 600km の広域ネットワークの整備を進め、併せて広域のレンタサイクルシス
テムやサイクリングマップ(奈良京都マップ・ならクル)を作成
・環境整備 〇自転車道の整備
〇統一デザインによる案内誘導・注意喚起サイン整備
〇中長期的に道路改築や道路空間の再配分を伴う自転車走行空間の整備
・サービス 〇パークアンドライドの推進
〇始終点となる複合機能拠点施設「ならクルターミナル」
(自転車メンテナンススペース、更衣室、シャワー、宿泊室)
〇自転車の休憩所の設置(駐輪、トイレ、空気入れ無料貸出等)
〇サイクリストにやさしい宿(屋内駐輪、自転車搬送・手荷物配送サービス)
※自転車搬送・手荷物配送サービスは、ヤマト運輸(株)と連携協定を締結
〇サイクリストにやさしい観光施設(駐輪、トイレなど)
〇まちの自転車屋さんの検索機能
〇レンタサイクル
・マップ
〇ならクルマップ、奈良京都マップ、奈良和歌山マップを作成+Web 版。
・総距離約 600km に及ぶ 31 のルートを紹介。
・大和平野に 17 の「幹線ルート」、山間地域に
14
の「高原ルート」設定し、サイクリストによ
るおすすめルートや自転車イベントなど、多
彩な楽しみ方を提案。
「自転車搬送サービス」も。
・その他
経緯
・県内 10 地域にレンタサイクルポートを設置
広域でレンタサイクルが可能
地域の店舗、施設、団体等が連携しておもてなし
サービス(特典)を提供
土日祝は設置ポートどこでも返却可(300 円)
〇広域型乗り捨てレンタサイクル社会実験「古都りん」の実施
地域活性化を目的に、秋の観光シーズン(2014 年は 9/13~12/14)に実施。
・自立的・継続的なレンタサイクルの運営を見据え、レンタサイクルポート及び本部運営
は地域団体等が中心となって実施
統計
課題
県が主体であり、今後民間への移行が課題
考察
県境を越えた広域ルートを設定し、立ち上げは行政中心
サイクルツーリズム都市
びわ湖サイクルツーリズム
茨城サイクルツーリズム
天竜サイクルツーリズム
静岡サイクルツーリズム
サイクルツーリズム北海道
千葉サイクルツーリズム
青森サイクルツーリズム
観光の起点をつくる
パークアンドウォーク
事業
地域
小布施パークアンドウォーク
長野県小布施
ポイン
〇まち歩きに程よい規模という町の特性を活かし、郊外にマイカーを停め町中を散策す
る「パークアンドウォーク」を推進。
〇高速道路のパーキングエリア及び道の駅に併設した公園を整備。公園内施設を起点に
周遊バスを運行。
・町内を周遊するレトロなシャトルバス「おぶせ浪漫号」を運行し、歩いて楽しむまち
づくり「パークアンドウォーク」を進める。
・小布施町は、昔から豪農豪商の家が多く、独特の古い街並みを誇っている。そのため、
町内の道路や駐車場はそれほどの容量を持っていない。これまでは長野電鉄小布施駅
を利用するか、車等の交通機関で訪れるしか方法がなかった。
・町自体が徒歩や自転車で散策するのにちょうどよい規模であること、町のはずれを通
る高速道路の利用者が素通りしてしまう危惧などを考え、小布施ハイウェイオアシス
を設置。このハイウェイオアシスへは、上信越自動車道小布施パーキングエリアを通
じて、また一般道からも立ち寄ることが可能。
・ハイウェイオアシスからは、利用者がパークアンドライド形式で町の中心部へと気楽
に周遊を行うことができるように、同公園内の千曲川ハイウェイミュージアムから町
中心部等を結ぶレトロな周遊バス「おぶせ浪漫号」の運行を行う。
・上信越自動車道の小布施パーキングエリアか
らのお客様を町内にお迎えするという交通手
段として、また、長野県で一番小さな町の特
性を生かし、郊外に車を止め、町中を歩いて
散策していただくという「パークアンドウォ
ーク」運動を推進するための一つの柱として
運行。
・平成8年度から「おぶせ浪漫号」を運行。
・運行経費の一部を協賛金として企業から募っている。(広告ということで企業名をバ
ス内に掲示をし、さらにバス停案内看板の地図に表示している。)
・運行経路は町内の主な観光施設である。
・運行日は、12~3月を除く土曜・日曜・祝日および行楽期の平日運行。
○おぶせ浪漫号(シャトルバス)年度別利用状況
平成 17 年度 10,063 人
平成 18 年度 9,437 人
平成 19 年度 8,731 人
(利用客は減っているが、リピート率は高く、特に女性客が多く利用。)
・小布施スマート IC 近くにあるハイウェイミュージアムを起点に、町内主要施設を経
由。年々観光客は増えているが、中心部に駐車場ができるなどして利用客が減少。
・レトロでおしゃれなバスなのでリピート率は高く、小布施の観光スポットの交通手段
の一つとして活躍。春・秋の行楽シーズンは、乗りきれずバスを2台運行する日もあ
る。
・シャトルバスを利用してもらうために、町の中心部からはずれたところに駐車場をつ
くり、シャトルバスを利用してまちを歩いてもらうようにしている。
・小さなまちの規模と町並み、街並み景観への配慮、車での来訪、高齢者対応、環境配
慮などまちの特性と来訪者特性にあわせた対応と観光の起点にサービスを集積させ
対応。
・リニモテラス・古戦場公園を市内観光移動の起点、「まちの駅」として展開。マイカ
ー利用とリニモ利用者を取り込み、自転車利用を組み合わせたエコでやさしい観光回
遊利用に応用可能。
ト
概要
経緯
統計
課題
解決策
考察
その他資料(既存道路の活用による自転車道整備)
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