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中国の情報・通信関連機器市場調査を実施

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中国の情報・通信関連機器市場調査を実施
富士経済 GROUP
第06089号
PRESS RELEASE
株式会社 富士経済
2006年12月19日
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町
2-5 F・Kビル
TEL.03-3664-5811 FAX.03-3661-0165
URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
URL:http:s//www.fuji-keizai.co.jp/
広報部 03-3664-5697
中国の情報・通信関連機器市場調査を実施
世界への供給が拡大する中国電子機器産業
携帯電話機
LCDモニター
DVD記録型ドライブ
デジタルカメラ
2006年(見込)の輸出台数
2億6,720万台
9,560万台
7,660万台
5,940万台
前年比17%増
前年比32%増
前年比39%増
前年比18%増
総合マーケティングビジネスの㈱富士経済( 東京都中央区日本橋小伝馬町
代表取締役
阿部英雄
03-3664-5811)は、このほど中国におけるパソコン(3品目)及び周辺機器(6品目)
、映像情報機器(2品目)
、
通信機器(3品目)の生産、国内販売・輸出、部品供給状況などの調査を実施した。その結果を調査報告書「2
006年 中国電子機器産業・市場の展望 下巻(PC・周辺機器、映像情報機器、通信機器編)
」にまとめた。
<2005/2006年 中国PC、PC周辺機器、映像情報機器、通信機器産業の特徴>
PC、PC周辺機器、映像情報機器、通信機器は、台湾企業や欧米、日系、韓国系の企業が世界市場に供給する
ために中国を生産拠点としており、輸出を中心に生産台数は年々急増している品目が多い。特にノートPC、LC
Dモニター、DVD記録型ドライブ、デジタルカメラ、携帯電話機などで外資企業による輸出が増えた。中国国内
市場では、ノートPC、LCDモニター、DVD記録型ドライブ、デジタルカメラなどが急増しており、高付加価
値の製品が徐々に浸透し始めている。一方、携帯電話機は国内メーカーの生産過剰が続き、事業整理に入った企業
が多く、2005年、2006年と調整が行われている。
2007年以降も引き続き世界市場への供給のための生産は増え続けると見られる。
<調査結果の概要>
1.中国国内市場
調査対象の中で最も市場規模が大きいのは携帯電話機であるが、2005年は前年の1億1,100万台強から
8,700万台と大きく減少した。2006年はやや持ち直し9,100万台が見込まれ、2007年には1億台、
2008年には2004年並に回復すると予測される。
2006年以降高成長が予測されるのは、PC関連では、携帯情報端末機、周辺機器では、LCDモニター、D
VD記録型ドライブ、映像情報機器では、デジタルカメラである。携帯情報端末はPDA、PDA携帯電話機、移
動式GPS、電子辞書などであるが、中国国内市場ではノキアやモトローラなど外資のPDA携帯電話機が中心で
ある。今後は移動式GPSが増加していくとみられる。LCDモニターは価格の低下からCRTに取って代わり、
オフィス・家庭を問わずモニターの主流となっている。Samsung がトップで Philips が続いているが、BenQ、AOC
の台湾勢が急追している。DVD記録型ドライブも価格の低下、メーカーの積極的な販売策から市場は拡大してい
る。デジタルカメラは500万画素以上が主流となっており、ソニー、キヤノンの2強に、コダック、オリンパス、
ニコン、Samsung が続いている。外資6社のシェアは2006年で80%を超える。ソニー、キヤノンのシェアは
CCD品質が騒がれたことから2006年はやや落ち込んでいる。
2.生産動向
2006年の生産台数が1億台以上となるのは、携帯電話機、固定電話機、LCDモニターである。携帯電話機
は2005年に3億台を超えており、2008年には4億台を超えると予測される。また、ノートPC、DVD−
ROMドライブ、DVD記録型ドライブ、プリンター、デジタルカメラが5,000万台を、デスクトップPC、
携帯情報端末機が3,000万台を超えている。
世界の工場としての中国は健在である。
2008年にかけて30%
以上生産台数の増加が予測されるのは、携帯情報端末機、LCDモニター、DVD記録型ドライブ、デジタルカメ
ラ、データプロジェクター、無線LANである。
3.国内向け、輸出別出荷動向
パソコン、周辺機器、映像情報機器、通信機器は輸出がメインで、2006年の見込では、ノートPC、DVD
記録型ドライブ、レーザープリンター、デジタルカメラ、固定電話機の輸出ウエイトは90%を超えている。また、
LCDモニター、DVD−ROMドライブ、プリンター、インクジェットプリンターが80%を、携帯電話機、無
線LANが70%を超えている。国内向けが50%を超えるのはデスクトップPCだけとなっている。
4.国内・外資企業生産シェア
外資が中国を生産拠点としていることから、
全体的に外資の生産ウエイトが高い。
特に、
DVD記録型ドライブ、
デジタルカメラは90%以上が外資の生産によるものである。
中国国内企業の生産ウエイトが高い品目はデスクト
ップPC、固定電話機でそれぞれ国内企業の生産ウエイトは80%を超える。国内企業の生産ウエイトが50%を
超えるものは前記の2品目にLCDモニターを加えた3品目にとどまる。
<調査対象>
分野
PC 関連
PC 周辺機器
映像情報機器
通信機器
品目
デスクトップ PC
ノート PC
携帯情報端末機
LCD モニター
DVD-ROM ドライブ
DVD 記録型ドライブ
プリンター
インクジェットプリンター
レーザープリンター
デジタルカメラ
データプロジェクター
携帯電話機
無線 LAN
電話機
種類
デスクトップ PC、PC サーバー
オールインワン型、ポータブル型
PDA、PDA 携帯電話機、移動 GPS
15、17、19 インチ
8、16 倍速
DVD-R、DVD-RAM、DVD-RW
ドット、インクジェット、レーザー式
モノクロ、カラー
モノクロ、カラー
100 万、200 万、300 万以上画素
LCD 式、DLP 式
GSM、GPRS、CDMA
アクセスポイント、無線 LAN カード
普通電話機、コードレス電話機
主要部品ユニット動向
マザーボード
―
携帯情報端末用マザーボード
モニター用 TFT-LCD モジュール
DVD-ROM ドライブ用光ピックアップ
DVD 記録型ドライブ用光ピックアップ
―
インクカートリッジ
トナー
CMOS、CCD
プロジェクターエンジン
中小型 LCM、携帯電話機用 PCB
―
電話機用回路基板
<調査方法>
関係各機関の統計・推定を基に中聯富士経済咨詢有限公司調査員による主要企業への取材
<調査期間>
2006年9月∼11月
以上
資料タイトル:
「2006年 中国電子機器産業・市場の展望 下巻(PC・周辺機器、映像情報機器、通信機器編)
」
体
裁 :A4判 239頁
価
格 :100,000円(税込み105,000円)
調査・編集 :富士経済 東京マーケティング本部 第四事業部 海外開発グループ
TEL:03-3664-5821 (代) FAX:03-3661-9514
発 行 所 :株式会社 富士経済
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町2−5 F・Kビル
TEL03-3664-5811 (代) FAX 03-3661-0165 e-mail:[email protected]
この情報はホームページでもご覧いただけます。URL:http://www.group.fuji-keizai.co.jp/
URL:https://www.fuji-keizai.co.jp/
本件に関するお問合せ:広報部 (Tel.03-3664-5697 Fax.03-3664-5842またはmail address:[email protected]
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