基 礎 能 力 検 査 化 学

平 成 26 年 度
現 代 ラ イ フ 学 部
健康メディカル学部
（臨床心理学科・言語聴覚学科・医療科学科）
地 域 医 療 学 部
（医療スポーツ学科）
基 礎 能 力 検 査
化
学
試験開始の合図があるまでに、次の注意事項をよく読んでください。
１．試験開始の合図があるまで、問題冊子を開かないでください。
２．机の上には、受験票・鉛筆・シャープペンシル・消しゴム・鉛筆削り（電動式は除く）・腕時計（計時
機能だけのもの）・眼鏡以外のものは置かないでください。
３．問題用紙・解答用紙の両方に必ず受験番号・氏名を記入してください。提出の前には記入漏れがない
か再度確認してください。
４．問題は３問全問必須です。
５．試験中に問題冊子の印刷不鮮明・ページの落丁・乱丁に気付いた場合、また問題の内容について質問
などのある場合には、手を挙げて監督者に知らせてください。
６．問題冊子の余白等は適宜利用して構いません。
７．解答はすべて解答用紙の所定欄に記入してください。
８．配布された問題・解答用紙は試験終了後回収しますので、持ち帰らないでください。
◇携帯電話は、電源を切った上で鞄等の中にしまってください。
志望学科・コースの左枠に○をつけてください
地域医療学部
救急救命士コース
トレーナー・スポーツコース
アスリートコース
氏 名
志望学科・コース 受験番号
現代ライフ学部
健康メディカル学部
小学校・特別支援コース
経営マネージメントコース
臨床心理学科
保育・幼稚園コース
トレーナー・スポーツ経営コース
言語聴覚学科
社 会 福 祉 コース
情報システムコース
救 急救 命 士コース
メディア文化コース
観光経営学科
臨 床 工 学 コース
グローバルコミュニケーションコース
現 健（心理・言語・医療） 地（医ス）　1130　化 （ 1 ／ 7 ）
必要があれば、次の数値を使いなさい。
C ＝ 12　H ＝ 1 . 0　N ＝ 14　O ＝ 16　Na ＝ 23　Cl ＝ 35 . 5　Fe ＝ 56　Cu ＝ 63 . 5
Ag ＝ 108　log 10 2 ＝ 0 . 30　log 10 3 ＝ 0 . 48　√￣
2 ＝ 1 . 41　√￣
3 ＝ 1 . 73
［問題１］
次の問の空欄に入る適切なものを各問の選択肢から選び、解答欄に番号を記入しなさい。
問１　化学式が組成式として表される物質は
である。
１　二酸化炭素　２　二酸化ケイ素　３　硫化水素　４　一酸化窒素　５　塩素
問２　①
の数が同じでも
③
なかには
②
が異なる原子を互いにアイソトープという。アイソトープの
が壊変して放射線を放ち、他の原子に変化するラジオアイソトープも存在
する。
１　原子量　２　質量数　３　原子核　４　電子　５　陽子　６　単体の結合
①
問 ３　電 気 分 解 で 電 子 が 流 れ 出 す 電 解 質 水 溶 液 中 の
（
③
やすい
では最も
②
されやすい物質
剤）が優先的に反応する傾向がある。このため水溶液の電解では、水より
④
などは優先的に反応し、水より
が存在する場合は、水分子が反応し
⑥
②
されにくい
⑤
②
され
のようなイオンのみ
が発生する。
１　酸化　２　還元　３　負極　４　陰極　５　酸素
６　水素　７　硝酸イオン　８　臭化物イオン　９　陽極　10　正極
問４　0 . 10 mol/L 酢酸水溶液 20 . 0 mL に水を加えて全量を 50 mL に希釈した溶液の pH は
る。希釈した酢酸水溶液 15 . 0 mL を完全に中和するには
②
①
であ
mol/L 水酸化ナトリウム溶液
10 . 0 mL が必要である。ただし、酢酸の電離定数 K a ＝ 2 . 5 × 10 －5 mol/L とする。
１　2 . 5 ２　2 . 7 ３　3 . 0　４　3 . 3　５　0 . 04　６　0 . 05
７　0 . 06　８　0 . 08
現 健
（心理
・言語
医療）
地（医ス）
薬 ヒ 健（栄養・作業・
理学）
地（柔整
・・
作業
・理学
・看護）　1130　化 （ 2 ／ 7 ）
問５　分子式 C 4 H 10 O の化合物について、構造異性体数だけを考えると
①
であるが、それらのなか
の不斉炭素を有する構造をもつものの鏡像異性体をも含めると総異性体数は
②
となる。
１　4 個　２　5 個　３　6 個　４　7 個　５　8 個　６　9 個
問６　次の１～５に示す化合物を含む混合エーテル溶液を、希塩酸、炭酸水素ナトリウム飽和溶液およ
び水酸化ナトリウム水溶液で順次抽出処理した。エーテル溶液に残った化合物をスズ Sn と
濃塩酸で処理すると
の塩酸塩が生成する。
１　安息香酸　２　フェノール　３　ニトロベンゼン　４　アニリン
５　サリチル酸
現 健
（心理
・言語
医療）
地（医ス）
薬 ヒ 健（栄養・作業・
理学）
地（柔整
・・
作業
・理学
・看護）　1130　化 （ 3 ／ 7 ）
［問題２］
次の文章を読んで、以下の問に答えなさい。
下記のように実験１で溶液
（Ａ）および溶液
（Ｂ）を調製し、それらについて実験２を行った。
実験１　常温で 50 mL の蒸留水に 0 . 5 mol/L 塩化銅（Ⅱ）水溶液を 1 mL 加え、よくかき混ぜた溶液（Ａ）と
50 mL の沸騰水に 0 . 5 mol/L 塩化鉄（Ⅲ）水溶液を少しずつ滴下して得た溶液（Ｂ）を調製した。
実験２　溶液
（Ａ）
、溶液（Ｂ）
をセロハン袋に包み、各々50 ℃の蒸留水を入れたビーカーに浸して透析を十
分に行った。透析後、溶液
（Ａ）を透析した後のセロハン袋内の溶液（Ｃ）とビーカー内の溶液（Ｄ）、
また溶液
（Ｂ）を透析した後のセロハン袋内の溶液（Ｅ）とビーカー内の溶液（Ｆ）を得た。
問１　①
～
⑩
に入る適切な語句を答えなさい。
実験 1 でコロイド粒子を形成するのは溶液
①
のほうである。この溶液に強い光線を当て
ると、光の通路が輝いて見える。この現象を
②
という。これは、溶液中のコロイド粒子が
大きく、光を
③
するために起こる現象である。また、限外顕微鏡を用いてコロイド粒子を
観察すると、光った粒子が不規則に振動しながら移動していく様子が見られる。この現象は
④
とよばれ、コロイド粒子に
⑤
が衝突するために起こる。一般に、コロイド粒子は
正または負の電荷を帯びている。そのため、溶液中では同種の電荷をもつ粒子間で電気的な反発
が生じ沈殿が起きにくい。また、コロイド粒子は溶媒（水）との親和性の違いにより
ロイド、
⑧
⑦
⑥
コ
コロイドに分類できる。前者のコロイドは少量の電解質の添加で沈殿を生じ、
を起こしやすいが、後者のコロイドでは、コロイド粒子に多数の水分子が
⑨
して
いるので、沈殿を起こすために多量の電解質を必要とする。多量の電解質によりコロイド粒子が
沈殿する現象は
⑩
とよばれる。
問２　実験 2 の透析実験で得た溶液（Ｃ）、溶液（Ｄ）、溶液（Ｅ）、溶液（Ｆ）のうち、硫酸ナトリウム
（ Na 2 SO 4 ）水溶液を加えて沈殿を生じる溶液はどれか。溶液の記号で答えなさい。（複数解答可）
現 健
（心理
・言語
医療）
地（医ス）
薬 ヒ 健（栄養・作業・
理学）
地（柔整
・・
作業
・理学
・看護）　1130　化 （ 4 ／ 7 ）
問３　溶液
（Ｃ）
、溶液
（Ｄ）、溶液
（Ｅ）、溶液（Ｆ）のうち、硝酸銀（ AgNO 3 ）溶液を加えて沈殿を生じる
溶液はどれか。溶液の記号で答えなさい。（複数解答可）
問４　溶液
（Ｃ）
、溶液
（Ｄ）
、溶液
（Ｅ）
、溶液（Ｆ）のうち、メチルオレンジ指示薬を変色させるものは
どれか。溶液の記号で答えなさい。
（複数解答可）
現 健
（心理
・言語
医療）
地（医ス）
薬 ヒ 健（栄養・作業・
理学）
地（柔整
・・
作業
・理学
・看護）　1130　化 （ 5 ／ 7 ）
［問題３］
次の文章を読んで、以下の問に答えなさい。
Ⅰ）エステル化合物 X
（１）エステル化合物 X 3 . 48 mg を完全に燃焼させると、二酸化炭素 7 . 92 mg、水 3 . 24 mg が得られた。
（２）エステル化合物 X の分子量は 116 である。
（３）エステル化合物 X は、炭素、水素、酸素からなる化合物 A に酢酸を作用させると生成する。
Ⅱ）不飽和炭化水素 Y
（１）不飽和炭化水素 Y の分子式は C 4 H 8 である。
（２）不飽和炭化水素 Y の分子中には二重結合が 1 個存在する。
（３）不飽和炭化水素 Y の異性体は一つを除き、分子内に含まれる炭素原子がつねに同一平面内に存在
する。
（４）二重結合に臭素を付加させて得られる化合物は、一つを除き、不斉炭素原子が存在する。
問１　エステル化合物 X の分子式を答えなさい。
問２　化合物 A について、次の（１）
、（２）に答えなさい。
（１）化合物 A の分子式を答えなさい。
（２）化合物 A の候補となる化合物の構造式をすべて書きなさい。
問３　不飽和炭化水素 Y の異性体について、次の（１）～（３）に答えなさい。
（１）単結合における回転により、分子内に含まれる炭素原子が同一平面内におさまらなくなる
異性体の構造式を書きなさい。
（２）二重結合に臭素を付加させて得られる化合物が不斉炭素原子を持たない異性体の構造式を
書きなさい。
（３）前項
（１）
、（２）
以外の異性体の構造式をすべて書きなさい。
現 健
（心理
・言語
医療）
地（医ス）
薬 ヒ 健（栄養・作業・
理学）
地（柔整
・・
作業
・理学
・看護）　1130　化 （ 6 ／ 7 ）
現 健（心理・言語・医療） 地（医ス）　1130　化 （ 7 ／ 7 ）