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税制改正により昨年と変わった点
税制改正により昨年と変わった点 給与所得控除の改正 今回の改正で、その年中の給与等の収入金額が1,500万円以上の場合の給与所得控除額については、 245万円の上限が設けられました。 上記の改正は所得税は平成25年分から、住民税は平成26年度から適用されます。 復興特別所得税の創設 平成23年12月2日に東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する 特別措置法(平成23年法律第117号)が公布され、「復興特別所得税」が創設されました。 個人の方で所得税を納める義務のある方は、平成25年から平成49年までの各年分において復興特別所得 税も併せて納める義務があります。 復興特別所得税の課税標準は、その年分の基準所得税額です。 復興特別所得税額は次の算式で求めることになります。 【算式】 復興特別所得税額 = 基準所得税額 × 2.1% 源泉徴収義務者の方は、給与その他源泉徴収をすべき所得を支払う際、その所得について所得税及び復興 特別所得税を徴収し、その法定納期限までに、これを納付することになります。 詳しくは、お近くの税務署にお問い合わせください。 個人住民税均等割税率の改正(平成26年度から平成35年度までの10年間の臨時的措置) 東日本大震災からの復興を図ることを目的として、東日本大震災復興基本法(平成23年法律第76号)第2条 に定める基本理念に基づき、平成23年度から平成27年度までの間において実施する施策のうち全国的に、か つ、緊急に地方公共団体が実施する防災のための施策に要する費用の財源を確保するため、臨時の措置とし て個人住民税の均等割の標準税率について、地方税法(昭和25年法律第226号)の特例が定められました。 (東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方 税の臨時特例に関する法律(平成23年法律第118号) 平成26年度から平成35年度までの10年間、県民税均等割と市民税均等割のそれぞれに500円が加算され ます。福島県の場合、県民税均等割2,500円(※うち森林環境税1,000円)+市民税均等割3,500円の合 計6,000円が個人住民税均等割額になります。 ※森林環境税の課税期間は平成27年度まで 電子データによる給与支払報告書の提出の義務化について 平成23年度の税制改正により、税務署に提出する「給与所得の源泉徴収票」の前々年の提出枚数が1,000枚 以上である場合については、平成26年1月1日以降、e-Taxまたは光ディスク等の電子データによる提出が義務 化されます。 これに伴い、「給与所得の源泉徴収票」の電子データによる提出が義務付けられた年分については、平成26年 1月1日以降に市役所に提出する「給与支払報告書(及び公的年金等支払報告書)」についても、eLTAXにまたは 光ディスク等よる電子データの提出が義務化されます。 eLTAXについては、社団法人「地方税電子化協議会」のホームページ(http://www.eltax.jp/)をご覧ください。 提出の際の留意点 震災・原子力災害により住民票の異動せずに避難生活をされている従業員の給与支払報告書について 東日本大震災・原子力災害により、やむをえず避難元の市区町村から住民票の異動をせずに避難生活をされ ている方の市県民税は、避難先の市区町村ではなく、避難元の市区町村での課税となります。該当される従業 員がいる場合の給与支払報告書の提出先は、避難元の市区町村になりますのでご注意ください。