...

基 礎 科 学 分 野

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

基 礎 科 学 分 野
基 礎 科 学 分 野
自然の成り立ち
科目責任者
授業科目
物理学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
三石 孟
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
自然科学の基礎学問としての物理学の基本を理解する。物理法則に基づく自然理解の方法を把握する。
到達
目標
1.基本的な物理学の項目について現象、理論、法則性を学ぶ。
2.生命現象と物理法則の関わりの例示や医療機器との関連を理解する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
簡単な例示実験等も織り込む。身近な現象や医療機器の動作につ
いて物理学の法則に則して考える。
1
波動のしくみ、光と音
[講義]干渉回折、全反射、ドップラー効果、レーザ、電磁波、
超音波、現代物理学と先端医療
三石
2
熱と温度
[講義]物質の相と熱、分子の熱運動と分子結合、不可逆現象、
体温制御の物理
三石
3
電気と磁気
[講義]基本粒子と電荷、超伝導、感電、電磁相互作用、ローレ
ンツ力
三石
電子、原子核、素粒子
[講義]原子のエネルギー準位、発光、元素の起源、放射性崩壊、
核反応、素粒子の階層構造、高エネルギー粒子
三石
6
力学
[講義]円運動、運動量・力学エネルギーの保存、血圧測定の物
理、介護動作の物理
三石
7
現代物理と最先端医療
[講義]粒子加速器利用の最先端医療、電離放射線被爆
三石
4・5
教科書
「シップマン自然科学入門増補改訂版 新物理
学」シップマン著、勝守寛監訳、学術図書
参考書等
「物理学への誘い」大貫惇睦編、大阪大学出版会
「新目で楽しむ量子力学の本」大場一郎訳、丸善
「医歯薬系の物理学」林一他著、丸善
履修条件
なし
評価方法
小レポート
定期試験レポート
参加態度
備考
例示実験等から数式をあまり使わないで物理のおもしろさの一端を実感することができる。物理と看護・医療との密
接な繋がりも俯瞰できる。オフィスアワーも適宜設ける。最先端の物理学の一端に触れるため、高エネルギー加速器
等を備えた研究所の見学等も可能である。予習・復習を十分行って臨むこと。
科目責任者
授業科目
化学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
二瓶 賢一
学習目的と
到達目標
目的
物質や分子、原子の担う現象、つまり物質のありかたと化学反応について理解する。
到達
目標
1.原子と分子の構造、分類、性質と化学反応との関係を理解する。
2.酸−塩基反応と化学平衡を理解する。
3.基本的生体構成成分を理解する。
回数
学習課題
(1回90分)
1
毒ガスの化学
2
日焼けの化学
3
温泉の化学
4
お菓子の化学
5
点滴の化学
6
消毒の化学
7
高山病の化学
8
試験
履修条件
なし
学習内容並びに方法
担当教員
[講義]毒ガスの話を通して、原子と分子の構造、分類、性質お
よび化学反応性について学ぶ。キーワードは原子価、パ
ウリの排他原理、塩素。
[講義]日焼けの話を通して、原子と分子の構造、分類、性質と
化学反応性および生体構成成分について学ぶ。キーワー
ドは紫外線、ラジカル、光合成。
[講義]温泉の話を通して、化学反応、化学平衡、熱力学および
生体構成成分について学ぶ。キーワードはエントロピ
ー、ラドン、タンパク質の変性。
[講義]お菓子の話を通して、化学平衡、酸化還元、熱力学およ
び生体構成成分について学ぶ。キーワードは熱量、甘味
料、ビタミン C。
[講義]点滴の話を通して、原子と分子の構造、性質、酸−塩基
反応および溶液の性質について学ぶ。キーワードはイオ
ン、pH、緩衝液。
[講義]消毒の話を通して、原子と分子の構造、性質および生体
構成成分について学ぶ。キーワードは石けん、界面活性
剤、抗生物質。
[講義]高山病の話を通して、原子と分子の性質、生体構成成分
および気体の性質について学ぶ。キーワードは理想気
体、分圧、麻酔。
二瓶
二瓶
二瓶
二瓶
二瓶
二瓶
二瓶
参考書等
教科書
なし
二瓶
M. M. Bloomfield 著「生命科学のための基礎化学 無機
物理化学編」丸善
J. McMurry 他著「有機化学概説」東京化学同人
下井守他著「化学入門」東京化学同人
備考
講義の予習・復習を行ってください。
評価方法
履修条件
なし
参加態度、小テストおよび試験などを総合して評価する。
科目責任者
授業科目
生物学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
長野 敬
学習目的と
到達目標
目的
生命体としての生物のあり方を細胞レベルから個体レベルに関して学び、理解する。
到達
目標
1.細胞を基本単位とする生物の成り立ちを理解する。
2.生命の原理であるホメオスタシスを理解する。
3.生殖、形態形成、遺伝という生命特有の現象と法則を理解する。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
履修条件
なし
担当教員
1
細胞と生命
[講義]細胞の構造と機能。生体構成の基礎としての細胞。
長野
2
生体物質
[講義]生体の構成元素。主要な生体化合物の役割。
長野
3
生命活動の基礎
[講義]酵素と酵素反応。生物のエネルギー利用。
長野
4
個体の統一と調節
[講義]恒常性とフィードバック。神経とホルモン。
(免疫)
長野
5
細胞と個体の増殖
[講義]細胞分裂と生物の増殖。
長野
6
形態形成と遺伝
[講義]有性生殖、分化、形態形成。遺伝と遺伝子概念。
長野
7
遺伝の分子的な仕組み
[講義]遺伝情報と核酸。遺伝情報の発現。
長野
8
評価
教科書
指定しない。毎回、要約を配布する。
参考書等
『生物総合資料』(実教出版)2015 年版(または、ほぼ同
レベルの生物学図録・資料集)
。
履修条件
なし
評価方法
学期末にレポート提出。
各時間冒頭に随時、小テストを行うこともある。
学習態度も加味する。
備考
高校において生物を履修していることが望ましい。履修してこなかった者に対しては、補充的な勉強の相談に応ずる。
毎回の講義に対して予習・復習して、臨むこと。
科目責任者
授業科目
環境学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
2年次
前学期
長野 敬
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
生物と生命活動を個体より上のレベルの現象について学ぶ、特に、地球環境と生物との相互作用(特に人間の活
動との関わり)についての理解を深める。
到達
目標
1.生態学の体系を理解する。
2.地球生態系の視野を理解し、人間活動との関わりを理解する。
3.生物の進化と人類の出現、進化を理解する。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
生命活動と環境
[講義]環境への違う視点(生態学は生物の立場、環境
学は生命を支える支持基体の立場)
。特に前者
では人間、人類社会を特別視しない。
長野
2
砂漠環境の生命活動
[ビデオ]砂漠の環境に適応した生物とその生活。
長野
3
基本としての生態学
[講義]生態学の概説。
長野
[ビデオ]熱帯雨林の豊かな生態系と、その問題点。
長野
[講義]二つの環境(砂漠と熱帯雨林)の対照の整理。
日本の環境を重ねたときの位置づけ。
長野
[講義]江戸時代の節約的対応。
長野
[講義]今後の展望と方針。環境資源(エネルギーと物
的資源)の維持可能性。過剰排出(汚染)と過
剰使用(涸渇)
。基本としての人口問題。自然
環境の保全と改善。自然災害への備えと対策。
長野
4
熱帯雨林の生態系
5
日本での環境を考える
6
環境への対応、ひとつの事例
7
これからの環境対応
8
評価
なし
参考書等
教科書
1)サイエンスビユー・生物総合資料、実教出版 2015 年
度版.
2)赤祖父俊一:正しく知る地球温暖化、誠文堂新光社、
2008.
3)EIC ネット(www.eic.or.jp)
4)山崎友紀:地球環境学入門、講談社、2010
5)石川英介:大江戸えねるぎー事情、講談社
備考
毎回、要約/資料を配布。必要に応じてビデオや internet 資料を活用する。予習・復習を十分行って臨むこと。
評価方法
履修条件
なし
レポート
科目責任者
授業科目
食糧論
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・4年次
後学期
開講せず
学習目的と
到達目標
目的
人類の生存を支えるものとしての食糧について理解する。
その種類、生産、消費をグローバルな視点でとらえる。
到達
目標
1.食糧生産の種類と特徴を理解する。
2.食糧の流通と需給を理解する。
3.世界の人口動態、生活様式の変化による食糧事情の変動を理解する。
4.食糧安全保障の考え方を理解する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
1
世界の食糧生産-、
農業、 [講義]食糧とは人間の生存にとって必要不可欠な主食及びそれ
農学
に準ずる食料である。
食糧を生産する産業が農業それを学
ぶのが農学である。
2
世界の食糧生産と需要 [講義]世界の食糧として最も重要なのは小麦と米、その生産量は
供給、飽食と飢餓
増加を続ける世界人口を賄うだけ現在は生産されている。
しかし今、世界は飽食と飢餓の時代と言われるのは何故
か。
3
世界の主要作物の国別、 [講義]世界各国の食糧生産は天候や社会情勢による変動が大き
年次別生産状況
くそれにより国際価格も大きく変動している。
4
日本の食糧生産技術の [講義]食料自給率40%の日本農業、日本人の主食である米の生
特徴
産も、最大生産時(約 40 年前)の約半分に減少している。
1.稲(品種、栽培法、
日本の食糧生産の現状と米を生産する稲につき作物学的
生理生態、収量)
に理解する。食糧生産能力のきわめて高い稲、作物生産の
特徴につき生理生態と栽培技術の関係でみる。
5
2.麦、大豆、その他
6
食糧生産と環境、
食糧と [講義]農業は自然環境との相互作用である。農地の開発、維持や
人間の健康と医療
大規模な食糧生産技術が環境に与える影響を学ぶ。
医食同源、食育、食農を食糧生産から考える。
7
今後の食糧生産
試験
8
評価
履修条件
なし
担当教員
[講義]米以外の重要食糧である麦、大豆も現在は、ほとんど外国
依存である。国内生産の現状と生産技術を学ぶ。
[講義]今後の世界人口増加、資源(石油、肥料)の枯渇と地球温
暖化に伴って、最も問題となる食糧生産につき、環境保
全・持続的農業、有機農業から考える。
教科書
なし
参考書等
関連する資料に付き、その都度提示。
履修条件
なし
評価方法
前回の講義のうち、自分の興味のある関連項目に付き調
べたこと、自分の意見、感想、疑問等をA4、1頁以内
のレポート提出。
試験、レポート、出席状況
備考
食糧を生産面から考える食糧論であり、生産の場である水田、畑を年間を通して観察することが重要と考える。残念
ながら水稲の栽培期間は、水田で5月上旬から9月下旬であり、10月には収穫が終わっている。水田で生育中の水
稲を観察し、注目点、疑問点等々何らかの意見を、最初の講義までに纏めて持ってきて貰いたい。
科目責任者
授業科目
災害学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
山下 圭輔
学習目的と
到達目標
目的
災害の概念と関連する法、防災とまちづくり、災害医療、看護について理解を深める。
到達
目標
1.災害の定義と類型を理解する。
2.自然災害や人災の代表的な事例を理解し、関連法の基本を理解する。
3.防災とまちづくりについて理解する。
4.災害医療・看護の基本を理解する。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
履修条件
なし
担当教員
1
災害とは
[講義]災害の定義や災害の種類や外傷・疾病構造について学ぶ。
山下
2
災害と医療
[講義]災害時の医療従事者としての活動について学ぶ。
阿野
3
災害看護の実際
[講義]看護師として災害に対応した体験をもとに、実災害時の被災
者・病院・地域の役割ならびに活動について学ぶ。
千島
4
防災と街づくり
[講義]防災のための街づくり・システムづくりについて学ぶ。
小林
5
NBC 災害
[講義]NBC 災害、特に化学災害時の除染と防護について学ぶ。
米川
6
災害と広域医療 [講義]災害現場の実際について。
体制
市原
7
防災と自治
近藤
[講義]わが国の災害医療体制について。
講義配布資料
参考書等
教科書
国際災害看護マニュアル:国際看護交流協会災害看護研修運営委員会、
2000 年
災害看護 改訂 2 版:小原真理子 酒井明子、南山堂、
グローバル災害看護マニュアル― 災害現場における医療支援活動: 災
害人
道医療支援会災害看護研修委員会、2007 年
災害看護学習テキスト 概論編:南 裕子・山本あい子、日本看護協会出版
会、2007 年
石巻赤十字病院の 100 日間:由井りょう子、小学館、2011 年・内閣府 防
災情報のページ:
http://www.bousai.go.jp/keikaku/disaster_management_plan.html
・河田惠昭著:津波災害 減災社会を築く、岩波書店、2010 年
備考
頻発する災害発生時にどのように対応すべきかの基本を学ぶ科目である。予習・復習を十分行って臨むこと。
評価方法
履修条件
なし
全体のレポート、実習レポート、参加態度
科目責任者
授業科目
宇宙学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
大森 理恵
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
宇宙の生成と現状についての理論と観測結果を理解し、私たちが置かれた宇宙空間について把握する。
到達
目標
1.人類が歩んできた宇宙探求の歴史と今を理解する。
2.恒星と惑星、太陽系を理解する。
3.銀河宇宙の成り立ちを理解する。
4.宇宙の誕生とその後の変化についての理論を理解する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1・2
現代の宇宙の姿
[講義]古典宇宙論:天動説と地動説、ケプラーの法則とニュー
トン
宇宙のスペック:大きさ、密度、温度、形、エネルギー、
年齢 …
宇宙の階層構造:恒星、銀河、銀河団、超銀河団、惑星、
衛星、小惑星、太陽系
大森
3・4
宇宙からの信号と宇宙 [講義]宇宙からの信号:電磁波、ニュートリノ、(重力波)
の探査
ガンマ線バースト、クエーサー、宇宙
背景放射、超新星爆発、宇宙線
宇宙探査:赤外線望遠鏡すばる、ハッブル宇宙望遠鏡、
火星探査、マイクロ波天文衛星コービー、宇
宙ステーション …
大森
5・6
宇宙のはじまりと進化
[講義]ビックバン宇宙、膨張宇宙、4つの基本的な力、相対性
理論
星の進化:原始星、主系列星、赤色巨星、白色矮星、超
新星爆発、中性子星、ブラックホール
大森
7
物質、生命の誕生
[講義]恒星内部での核融合、超新星爆発、中性子陽子捕獲、星
間ガス、宇宙の元素分布、水、生体高分子、地球外の生
体関連分子
大森
8
試験
大森
教科書
指定しない
参考書等
「宇宙に果てはあるか」
、吉田伸夫、新潮社
「星と宇宙」
、黒星瑩一訳、共立出版
「宇宙は何でできているのか」
、村山斉、幻冬舎新書
履修条件
なし
評価方法
1.意欲・態度
2.レポート
3.定期試験
備考
宇宙への知見を紹介する。関連する基本的事項も交えて解説し理解しやすいように心がける。また、身近な天文ニュ
ース等もトピックスとして取り上げてゆきたい。特に予習は必要としないが、授業中に自分ノートを作るよう心掛け
てほしい。能動的に宇宙観をはぐくめるよう補充的な勉強の相談にも応じる。
基 礎 科 学 分 野
人間の本質の理解
科目責任者
授業科目
哲学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
稲垣 諭
学習目的と
到達目標
目的
人間、身体、精神、存在、自己、世界、宇宙などの意味について考察する。
到達
目標
1.目的に記したようなキーワードを検討し、その意味するところを考える。
2.哲学的な物事の捉え方、思考のすすめ方を、事例を通して学ぶ。
回数
学習課題
(1回90分)
履修条件
なし
学習内容並びに方法
担当教員
1
哲学とは何か(1)
[講義]問いを立てることは何をすることなのか。確証バイアス、
認知バイアスを超えて考える。
稲垣
2
哲学とは何か(2)
[講義]経験を動かすこととは何をすることなのか。片麻痺患者
の手はなぜ動かないのか。
稲垣
3
身体とは何か(1)
[講義]身体のアスペクト。看護が働きかける身体はどのような
身体か。
稲垣
4
身体とは何か(2)
[講義]他者と他者の身体。まなざしと身体、情動と身体。
稲垣
5
精神・心とは何か(1) [講義]神経系と心の進化、クオリアと認知科学。
心や意識はどのような機能をもつのか。
稲垣
6
精神・心とは何か(2) [講義]統合失調症、人格障害では何が問題になっているのか。
稲垣
7
経験を拡張する
稲垣
8
評価
[講義]講義を通して、自分の経験を拡張すること。医学にとっ
て哲学は何をなしうるのか。
教科書
そのつどレジュメを配布
参考書等
稲垣諭『リハビリテーションの哲学あるいは哲学のリハ
ビリテーション』
(春風社、2012)
その他、講義時に紹介、提示する。
履修条件
なし
評価方法
1.授業時ミニレポートの提出
2.授業時ミニレポートの内容
3.授業での学習態度
備考
哲学は、知識を詰め込むタイプの学問ではなく、どれだけ自分が経験を拡張して豊かになれるか、そのために自分か
ら問いを立てることができるかを磨く営みです。そのため講義形式ではありますが、体験型、議論型で講義をすすめ
ます。予習復習は特にありませんが、講義に参加し、普段は使わない頭の使い方をすることを心がけてください。
科目責任者
授業科目
倫理学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
1年次
後学期
大塚 公一郎
学習目的と
到達目標
目的
社会的規範(ルール)や道徳的判断、道徳的価値について考察する。
到達
目標
1.社会的規範や道徳の意味を考え、それらの必要性を理解する。
2.道徳的価値判断ができる能力を身につける。
回数
学習課題
(1回90分)
履修条件
なし
学習内容並びに方法
担当教員
1
倫理学とは何か?
[講義]職業倫理や医療倫理の根底にある「人間らしさ」として
の倫理とは何か、倫理学を学ぶ意義について考える。
大塚
2
徳倫理
[講義]ソクラテスにはじまる西洋倫理学の源流を辿りながら人
間にとっての「善」
「幸福」
「真理」について考える。
大塚
3
義務論
[講義]
「道徳法則」
「自由・自律」
「義務・責任」などについて
のカントの考えを学び、
「人格の尊厳」について考える。
大塚
4
功利主義
[講義]ベンサム、ミルなどの考え方に代表される「最大多数の
最大幸福」原理とそれが含意する行為の価値、正・不正
の基準について考える。
大塚
5
実存と自由
[講義]かけがえのない一回限りの人生を生きる人間が「限界状
況」と対峙し引き受けることの意味について考える。
大塚
6
正義論
[講義]ロールズなどの考え方を学びながら、社会における正
義・不正義、平等・不平等とは何かを考える。
大塚
7
日本人の倫理観
[講義]
「自己と世間」
、
「罪と恥」
、
「義理と人情」
、
「人と人の間
柄」といった概念をとおして、わが国の伝統的倫理観を
学ぶ。
大塚
8
評価
教科書
「現代倫理学入門」加藤尚武、 講談社学術文庫
参考書等
「倫理学案内―理論と課題 」小松光彦他編、
慶應義塾大学出版
履修条件
なし
評価方法
1.授業時ワークシートの提出
2.授業時ワークシートの内容
3.授業への出席状況と学習態度
備考
「看護倫理学」をはじめ生命倫理や医療倫理を扱う科目の基礎となる科目です。倫理学では、既成の道徳の知識の習
得よりも、自ら何が正しいのかを考える態度を身につけることが重要です。そのための機会としてもうけた授業中の
ワークシート課題などへの真摯な取り組みを期待します。各学習課題について教科書や参考書での復習を勧めます。
科目責任者
授業科目
歴史学
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
余語 琢磨
履修条件
なし
学習目的と目標
目的
地域に暮らす人々の生活・意識の特性と変容を、歴史的な視点から理解する。
目標
ある時代、ある場所に暮らす人々が、生活を大きく左右する地域の自然・環境、生業形態、社会組織・制度
などにどのように適応し、また改変を試みたか、その過程と意義を学ぶ。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
なぜ歴史を学ぶのか
[講義]人々の行動は、時間の流れとともに変化する。歴史を学
ぶことは、他者理解の方法のひとつであることを知る。
余語
2
病いと医療の地域史
[講義]医術・医学や関連する制度・資源と、健康・病いのイメー
ジや受療行動は、各時代における相互作用のなかで変わっ
ていく。医療と人間の関係を歴史的視点から考える。
余語
3
暮 ら し と 食 の 地 域 史 [演習]高度成長期以前の農業のように、化学肥料や農薬,ビニ
(1)
ールハウスなどを利用しない農家を訪問し、なぜ今、有
機栽培農法が必要なのか、お話をうかがう。
余語
4
暮 ら し と 食 の 地 域 史 [講義]高度成長期まで連綿と受け継がれてきた農村・山村の生
(2)
業形態や伝統的な食文化と、現代の農業・食生活を比較
し、現代社会の問題点について考える。
余語
5
差別の社会史
[講義]歴史のなかで差別はどのように描かれてきたのだろう
か。中世から近世における芸能民(被差別民)の生き方
を通して、社会と差別の関係を歴史的視点から考える。
伊藤
6
地域史と生活・信仰
[演習]下野薬師寺の遺跡を訪れ、地域における古代寺院の成
立・展開の歴史を中心に、地域生活や社会組織・制度の
なかの信仰や人生観について考える。
伊藤
7
「いのち」の社会史
[講義]近世から近代の出産・産育習俗と法制度の変遷を通観す
る。各時代の生命感・死生観・子ども観を通して、
「い
のち」の問題について考える。
伊藤
8
試験(レポート)
余語・伊藤
教科書
なし
参考書等
適宜、教室において指示する。
履修条件
なし
評価方法
1.各担当教員へのレポート(80点分)
2.学習態度・受講姿勢を中心とした平常点(20点分)
備考
人間(患者)理解の糸口のひとつとして、社会や価値観の変化および個々人の人生史を理解する視点の涵養に重きを
おく。また、学習内容並びに方法の欄に[演習]とある回は校外学習を設定し、下野薬師寺や近隣の有機栽培農家を
訪れフィールドから具体的に学ぶ経験を重視するので、自転車の往復を厭わない積極的な学生の受講を期待する。
予習・復習を十分行って臨むこと。
科目責任者
授業科目
心理学
単位数
2
必修選択別
必修
時間数
30
受講セメスター
2年次
前学期
大塚 公一郎
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
心とからだのつながり、ストレスの概念、心身の発達などを理解し、また、知覚、学習と記憶、知能、言語、
人格などの心理学の基礎的な知識を習得する。
到達
目標
1.心とからだのつながり、ストレス、心身の発達などを理解する。
2.知覚、記憶、学習などの基本テーマを理解する。
3.心理面接法・カウンセリングなどの技術を修得する。
4.看護の場面で起こる人間関係の問題に対処できるようにする。
回数
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
心理学概論
[講義]20 世紀以降の現代心理学の潮流を概括する。心理学の様々
な方法や実験心理学と臨床心理学の違いを理解する。
大塚
2~4
心理学の基礎知識Ⅰ
[講義]学習、記憶、知能についての基礎を学ぶ。
大塚
5
心理学の基礎知識Ⅱ
[講義]知覚についての基礎を学ぶ。ゲシュタルト心理学入門
大塚
6
心理学の基礎知識Ⅲ
[講義]欲求と感情についての基礎を学ぶ。
大塚
7
心理学の基礎知識Ⅳ
[講義]衝動と感情のコントロール、防衛機制について学ぶ
大塚
8
心理学の基礎知識Ⅴ
[講義]言語についての基礎を学ぶ。言語と思考、象徴機能の関係
大塚
9
心理学の基礎知識Ⅵ
[講義]性格についての基礎を学ぶ。類型論と特性論
大塚
10
心理学の基礎知識Ⅶ
[講義]ストレスの概念、ストレッサーに対する心身の防衛反応に
ついて学ぶ。
大塚
11
心理学の応用知識Ⅰ
[講義]ストレスへの対処能力について学ぶ。
大塚
12
心理学の応用知識Ⅱ
[講義]外傷体験、トラウマ反応と心の病気、外傷後ストレス障害
について学ぶ。
大塚
13
心理学の応用知識Ⅲ
[講義]マインドコントロールやカルト問題について学びつつ、
現代社会における青年の心理について考える。
大塚
14
心理学の応用知識Ⅳ
[講義]患者と医療者の心理について知り、臨床現場での望ましい
態度や対応について学ぶ。
大塚
15
試験
(1回90分)
1
教科書
特に指定しない。
参考書等
特に指定しない。
授業時に提示する。
履修条件
なし
評価方法
定期試験をおこなう(不合格の者はレポート)
授業への参加態度
備考
本科目は、こころの問題を扱う他のすべての科目の基礎となります。授業中に、本学部での学習に役立つ重要な概念や用
語を強調してとりあげるので、理解が不十分な事項については、授業のレジメや授業中に提示する参考書などを用いて復
習して、定期試験にそなえてください。
科目責任者
授業科目
芸術と表現
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・4年次
後学期
渡邉 亮一
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
人間の創造性、美意識、その背景となる基層文化について考え、その精神世界を探求する。
到達
目標
1.文学、音楽、映画、絵画・彫刻、演劇などを通じて、人間の創造性、美意識、精神世界などを探求し、
柔軟な人間性と美的感覚を育む。
2.パフォーマンス(自己表現)の能力を養う。
回数
(1回90分)
1
2・3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13・14
15
学習課題
学習内容並びに方法
映画芸術の基礎概念
[講義]映画を芸術として理解するために、その基礎となる概念・
用語を習得する。
古典的映画の物語形式
[講義]『市民ケーン』等を題材に、古典的映画の物語形式につ
いて理解する。
受容することの乖離
[講義]『裏窓』を題材に、映画を観ることで生じる、表現と意
味の乖離について考える。
映画における音の機能
[講義]『抵抗』等を題材に、映画を構成する要素の一つ、音の
機能について考える。
シンボルとは何か
[講義]シンボル(象徴)を「表現」として理解し、その語義や
語源、構造、役割などについて概説する。
ヨーロッパのキリスト教美術 [講義]ヨーロッパのキリスト教美術をテーマに、宗教画や教会
にみられる象徴表現
建築などの事例を紹介しながら、それらにみられる象徴
表現の意味や役割について考える。
ヨーロッパの紋章・建築装飾 [講義]ヨーロッパの紋章や、一般建築における装飾の事例を紹
にみられる象徴表現
介しながら、それらにみられる象徴表現の意味や役割に
ついて考える。
象徴表現としてのヨーロッパ [講義]ドラゴンやグリフィン、人魚などといったヨーロッパの
の怪物
怪物を一種の「象徴表現」と捉え、その意味や役割につ
いて、具体的な事例を通して考える。
物語批判としての小説
[講義]近代市民社会に特有の文学形式として登場した小説がい
かに物語を批判したか、物語を排除することは可能かと
いう問いとあわせて考える。
虚構としてのリアリズム
[講義]近代文学の主要な流れを形成したリアリズムが固有の約
束事をもつひとつの形式としてあったことを概観する。
小説の多声性
[講義]近代文学の極北ともみなされるドストエフスキイの多声
性、対話性をみながら、リアリズムの可能性を検討する。
小説の実験
[講義]「長篇小説の危機」(ベンヤミン)を横目になされたモダ
ニズム文学の実験を、ナボコフを中心にみる。
試験(レポート)
担当教員
上田
上田
上田
上田
松平
松平
松平
松平
小西
小西
小西
小西
渡邉
教科書
その都度プリント等を配布する。
参考書等
特になし
履修条件
なし
評価方法
学習態度などの平常点、および各担当教員へのレポート
などにより総合的に評価する。
備考
「芸術と表現」は、多様なテーマによるオムニバス形式の授業のなかで、「芸術」の素晴らしさと面白さを身近に感
じられるようにし、自分の表現技術を磨くための科目です。授業終了後も、感性や表現技術を磨いて看護に活かしま
しょう。
科目責任者
授業科目
教育学
単位数
2
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・2年次
前学期
池田 幸也
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
人間の成長・発達や社会の発展に果たす教育の意義や役割について理解し、また、生涯を通じての教育や学
習の必要性を理解し、生涯学習するための基礎的習慣を養う。
到達
目標
1.人間にとっての教育の意味、またその社会的機能について理解する。
2.現代社会のなかに多様な可能性があることを理解し、新たな教育的関係を探求する。
3.生涯発達(成長)の視点から、生活のなかの生涯教育/学習の機能について考える。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1
教育とは
[講義]教育の営みを、思想史を踏まえて整理する。
池田
2
科学としての教育
[講義]近代科学としての教育学の多角性を理解する。
池田
3
現代教育論
[講義]現代における教育の意義と目的について検討する。
池田
4
教育の社会的機能
[講義]教育の社会的機能と学習の意義を理解する。
池田
5
学校教育の歴史
[講義]近代学校教育制度の変遷を整理する。
池田
6
日本の学校教育
[講義]日本の学校教育制度の変遷を学ぶ。
池田
7
現代の日本の学校教育
[講義]現代日本の学校教育の現状と課題を検討する。
池田
8
人間の発達と家庭教育
[講義]人間の発達と家庭教育のあり方について理解する。
池田
9
ライフコースと生涯学習
池田
10
日本の社会教育
[講義]ライフコースにおける生涯学習の意義を学ぶ。
(自分の教育ライフコースを考える)
[講義]日本における社会教育と施設について整理する。
11
リカレント教育について
[講義]職業人におけるリカレント教育の重要性を学ぶ。
池田
12
キャリア形成と教育
[講義]発達の視点からとキャリア開発の意義を整理する。
池田
13
看護師のキャリアと教育
[講義]看護師のキャリア形成と教育について理解する。
池田
14
教育の未来を考える
[講義]現代の教育課題を踏まえて未来の教育を構想する。
池田
15
試験 ・ 評価
[評価]筆記試験およびライフコースレポート
池田
・講義ごとに資料を配布する。
・参考書については講義時に必要に応じて紹介する。
評価方法
履修条件
なし
参考書等
教科書
特に使用しない。
池田
1 筆記試験(80%)
2 毎時間の各自のふりかえりコメント (15%)
3 教育ライフコースレポート (5%)
上記に関心・意欲・態度を勘案して総合的に評価する。
備考
教育学は、生涯発達の視点から子どもから老年期までの学びに加え、看護師をはじめとした専門職のキャリア形成、
ケアとしての人間関係づくり、各自の人生設計の視座となるので、毎回の講義時に配布するプリント資料を活用して
予習・復習を積み重ねることが大切である。
科目責任者
授業科目
人間関係論
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・2年次
前学期
大塚 公一郎
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
集団力学の理論を習得し、相互に影響を与えながら人が他者と形成する人間関係を理解し、円滑な人間関係
をつくりあげる能力を養う。
到達
目標
1.人間の心理、文化、社会的発達段階における自己・他者との出会いを知る。
2.心理療法の諸理論を理解し、援助者を取り巻く人間関係への活用を考察する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
[講義]人間を関係的存在として捉える視点の重要性を理解
する。コミュニケーションの基本概念や構造、
ダブルバインド理論の初歩について学習し、理解
する。
大塚
1
人間関係論の意義
コミュニケーション論入門
2
社会的相互作用論と社会的 [講義]社会心理学モデルである社会的相互作用や役割論、
役割とアイデンテイテイ
アイデンテイテイ論の基礎を学び、人間の自己や
他者、社会・文化との関係について、おおまかに
理解する。
大塚
3
人間関係づくり体験学習Ⅰ
自己認知・自己理解の体験
[講義・演習]人間関係の相互作用であるジョハリの窓を理
解し、エンカウンター手法の6段階に沿っ
て、集団機能を活用した人間関係づくりを体
験学習で学ぶ。先ず、自己覚知・自己理解・
自己受容のプロセスを体験学習し、理解す
る。
髙村
4
人間関係づくり体験学習Ⅱ
感情表現・自己開示の体験
[講義・演習]感情表現・自己開示のプロセスを定見学習し、
理解する。
髙村
5
人間関係づくり体験学習Ⅲ
自己主張の体験
[講義・演習]自己主張のプロセスを体験学習し、理解する。
髙村
6~7
人間関係づくり体験学習Ⅳ
他者理解・他者受容の体験
[講義・演習]他者理解・他者受容を体験学習し、理解する。
髙村
8
評価
教科書
特になし
参考書等
・系統看護学講座 別巻 14 人間関係論.医学書院
・開講時必要に応じて紹介する。
履修条件
なし
評価方法
レポート
出席態度
備考
人間関係を扱う本科目は、対人援助職をめざす皆さんが看護学部で学ぶすべての科目と関連をもちます。先入観をも
たないように、予習は必要ありませんが、あなたらしく自然体で、自分の心に素直に本授業を受けてください。
科目責任者
授業科目
身体活動論
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・2年次
前学期
板井 美浩
学習目的と
到達目標
目的
身体活動による代謝の変化を理解し、生涯健康生活における実践能力を養う。
到達
目標
健康の保持増進のための運動実践を行い、その能力を養う。
心身ともにゆたかな健康生活を送れるようなライフスタイルを確立する。
回数
(1回90分)
1
2・3
4~13
学習課題
学習内容並びに方法
履修条件
なし
担当教員
オリエンテーション
[講義]授業内容および進行方法の説明。
出席カード作成。
板井・奥山・
野村
行動体力を測定しよう
[演習]形態・筋力・瞬発力・持久力などの測定を行い、現在の
行動体力を知る。
板井・奥山・
野村
運動実践
[演習]様々な運動・スポーツを実践し、身体の変化をレポート
に書き残す。スポーツを楽しみながら「身体」を感じ取
る力を身につける。
板井・奥山・
野村
種目は、履修人数や天候を踏まえ相談のうえ決定する。
授業でなければやってみることができない種目にもチ
ャレンジしてみる。
参考種目:薬師寺史跡ウォーキング、ソフトバレー、
サイクリング、フットサル、テニスゴルフ、
ジョギング、フライングディスク、陸上競技(棒
高跳び、投てき、正式なクラウチングスタート)
など
14
まとめ
[演習]体力や健康のあり方について改めて考えてみる。
板井・奥山・
野村
教科書
必要な資料はプリントを配布する。
参考書等
特に指定しない。
履修条件
なし
評価方法
授業態度評価点とレポート点を合わせ、総合的に判断す
る。
備考
30名をめどに定員とします。
希望者数が多い場合は抽選を実施することがあります。
予習・復習はとくに必要ありませんが、毎回の講義・演習に集中して学んでいきましょう。
科目責任者
授業科目
保健体育
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
15
受講セメスター
1・4年次
後学期
板井 美浩
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
生涯を通して健康で有意義な人生を送ることに不可欠なよりよいライフスタイル形成についての理論を学
ぶ。
到達
目標
1.健康の概念をQOLの視点から理解する。
2.健康を保持増進するための方策を、食事・栄養、運動・スポーツ、生活習慣などと関連づけて理解する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1
オリエンテーション
[講義] 授業内容および進行方法の説明。
出席カード作成。
板井
2
行動体力の測定
[演習] 自身の体について調べた数値と感覚をつなぐため、形態・
筋力・瞬発力・持久力などの測定を行い、現在の行動体
力を知る。
板井
「体を育む」体育と「体 [講義と演習]
で育む」
体育理論と実践
体育とは、体力を向上させたり技術を身につけたりする
「体を育む」ことだけではない。身体運動を通じて互いの
信頼関係を築いたり、場を共有し命の交感を育む「体で育
む」体育がこれからは必要である。
そのことの理解を運動を通じて深める。
板井
まとめ
板井
3~6
7
[講義] 体力や健康のあり方について改めて考えてみる。
教科書
必要な資料はプリントを配布する。
参考書等
特に指定しない。
履修条件
なし
評価方法
参加態度を主に、総合的に判断する。
備考
30名をめどに定員とします。
希望者が多い場合は抽選を実施することがあります。
養護教諭二種免許の取得希望者を優先します。
予習・復習はとくに必要ありませんが、毎回の講義、演習に集中して学んでいきましょう。
科目責任者
授業科目
基礎英語
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・2年次
前学期
飯塚 秀樹
学習目的と
到達目標
目的
異文化を理解し、異なる言語を話す人とコミュニケーションをとる基礎能力を養う。
到達
目標
英語で英語圏の文化を理解し、英語によるコミュニケーションの基礎能力を養う。
回数
学習課題
(1回90分)
履修条件
なし
学習内容並びに方法
担当教員
飯塚
1
音声重視の言語学習
2
英語映像資料理解
[講義・演習]外国語習得法研究、通訳訓練法研究から音声重視
の英語学習法を学ぶ。
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
3
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
4
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
5
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
6
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
7
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
8
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
9
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
10
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
11
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
12
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
13
異文化理解
[講義・演習]異文化に関する英文を読み、英会話演習を行う。
飯塚
14
英語映像資料理解
[講義・演習]英語による映像資料を学び、英会話演習を行う。
飯塚
15
復習
[講義・演習]これまでのレッスン内容の復習。
飯塚
飯塚
教科書
なし
参考書等
「POLITE FICTIONS」坂本ナンシー・直塚玲子著
(株)金星堂、2010
履修条件
なし
評価方法
授業での学習態度・平常の学習活動・発表を参考にして、
総合的に評価する。
備考
本授業では異文化理解につながる文献や映像資料を題材に、英語コミュニケーション力を養うことを目的とする。毎
回の授業で課題を出すので、シャドーイング・リプロダクションを用いた予習・復習を徹底すること。課題提出、学
習態度を重視します。
科目責任者
授業科目
医療英語
コミュニケーション
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・2年次
後学期
飯塚 秀樹
学習目的と
到達目標
目的
医療環境で使われる英語を理解し、コミュニケーションをとる基礎力を養う。
到達
目標
医学英語の基礎を身に付け、医療従事者としての英語コミュニケーション能力を養う。
回数
学習課題
(1回90分)
1
音声重視の言語学習
2
Unit 1
3
Unit 2
4
学習内容並びに方法
履修条件
なし
担当教員
外国語習得法研究、通訳訓練法研究から音声重視の英語学習法
を学ぶ
[講義・演習]First Visit を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
飯塚
Unit 3
[講義・演習]At the Examination Room を題材に、英会話の
演習を行う。
[講義・演習]Flu Symptoms を題材に、英会話の演習を行う。
5
Unit 4
[講義・演習]Pain Problems を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
6
Unit 5
[講義・演習]Stomachache を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
7
Unit 6
[講義・演習]Abdominal Pain を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
8
Unit 7
[講義・演習]Urinalysis を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
9
Unit 8
[講義・演習]Cholesterol を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
10
Unit 9
[講義・演習]Anemia を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
11
Unit 10
[講義・演習]Injury を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
12
Unit 11
[講義・演習]Operation Period を題材に、英会話の演習を行う。
飯塚
13
Unit 12
飯塚
14
Unit 13
15
復習
[講義・演習]Alcohol Poisoning を題材に、英会話の演習を
行う。
[講義・演習]Ultrasound Examination を題材に、英会話の
演習を行う。
[講義・演習]これまでのレッスン内容の復習を行う。
飯塚
飯塚
飯塚
飯塚
教科書
「Medical English Clinic」Toshiaki Nishihara,
Maumi Nishihara, Tony Brown 著、センゲージ・
ラーニング株式会社、2011
参考書等
履修条件
なし
評価方法
備考
学習方法は pair-work を取り入れ、学生が自ら言語活動を行う学生中心型とする。そのため、予習としてテキストの
シャドーイング、リプロダクションを行うこと。復習はテキスト英文を筆記再現できるようにすること。学習態度重
視。
授業での学習態度・平常の学習活動・発表を参考にして、
総合的に評価する。
科目責任者
授業科目
医療英語
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
2・4年次
前学期
飯塚 秀樹
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
英語で書かれた医療系文献を理解する力を養う。
到達
目標
医学英語の知識を身に付け、英語で書かれた論文や医学関係書籍から情報を収集し、発表できる力を養う。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
Chapter 1
[講義・演習]Healthy Japan を読み、内容を発表する。
飯塚
2
Chapter 2
飯塚
3
Chapter 3
[講義・演習]Health and Evolutionary Psychology を読み、
内容を発表する。
[講義・演習]Natural Defense を読み、内容を発表する。
4
Chapter 4
[講義・演習]Race and Health を読み、内容を発表する。
飯塚
5
Chapter 5
飯塚
6
Chapter 6
[講義・演習]Understanding Medical Studies を読み、内容を
発表する。
[講義・演習]Cancer を読み、内容を発表する。
7
Chapter 7
飯塚
8
Chapter 8
[講義・演習]The World’s Most Common Disease を読み、
内容を発表する。
[講義・演習]Instant Noodles を読み、内容を発表する。
9
Chapter 9
[講義・演習]Supplements を読み、内容を発表する。
飯塚
10
Chapter 10
飯塚
11
Chapter 11
[講義・演習]The New Global Epidemic を読み、内容を
発表する。
[講義・演習]Health and Genes を読み、内容を発表する。
12
Chapter 12
[講義・演習]Mental Health を読み、内容を発表する。
飯塚
13
Chapter 13
[講義・演習]Addictions を読み、内容を発表する。
飯塚
14
Chapter 14
[講義・演習]Antibiotics を読み、内容を発表する。
飯塚
15
Chapter 15
[講義・演習]The New Nutrition を読み、内容を発表する。
飯塚
飯塚
飯塚
飯塚
飯塚
教科書
「Stay Healthy」Paul Stapleton 著、センゲージ・
ラーニング株式会社、2009
参考書等
履修条件
なし
評価方法
備考
本授業では英語で書かれた医療文献を理解し、発表できる力を養うことを目的とする。そのため、予習として予めテ
キストを読み込み、内容をまとめておくこと。また復習として、語彙・文法を整理すること。学習態度を重視します。
授業での学習態度・平常の学習活動・発表を参考にして、
総合的に評価する。
科目責任者
授業科目
スペイン語
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・4年次
後学期
田村 晶子
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
異文化を理解し、異なる言語を話す人とコミュニケーションをとる基礎能力を養う。
到達
目標
スペイン語でスペイン語圏の文化を理解し、スペイン語によるコミュニケーションの基礎能力を養う。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1
スペイン語圏、アルファベッ [講義]
ト、発音、あいさつ表現
スペイン語のあいさつ、自己紹介を学ぶ
田村
2
基数詞1~30、名詞の性数、 [講義]
国名と国籍、冠詞
名詞の性・数を学ぶ
田村
3
基数詞の使い方、主格人称代名 [講義]
詞
国籍の表現を学ぶ、1・2課単元テスト
田村
4
動詞 ser、否定文・疑問文
[講義]
出身・職業の表現を学ぶ
田村
5
時刻、基数詞31~99
[講義]
時間の表現を学ぶ
田村
6
指示詞、所有形容詞前置形
[講義]
指示詞・所有詞を使った表現を学ぶ
田村
7
序数詞、日付と曜日
[講義]
日付の表現を学ぶ
田村
8
形容詞
[講義]
形容詞を学ぶ、3・4課単元テスト
田村
9
ser と形容詞、接続詞 y と o
[講義]
形容詞を使った表現を学ぶ
田村
10
副詞 también と tampoco、動詞 [講義]
estar
所在・感情の表現を学ぶ
田村
11
ser/estar と形容詞、hay
[講義]
存在の有無の表現を学ぶ
田村
12
estar と hay、直接法現在規則 [講義]
活用動詞
動詞の用法、規則動詞の活用を学ぶ
田村
13
直接目的語と間接目的語
[講義]
目的語の用法を学ぶ、5・6課単元テスト
田村
14
疑問詞
[講義]
様々な疑問詞を使った表現を学ぶ
田村
15
期末試験
評価方法
履修条件
なし
参考書等
教科書
「Encuentro con el mundo del español」(スペイ
ン語の世界へようこそ1) 村上陽子、Margarita
Nakagawa、Analía Vitale、平田和重、禪野美帆著
(朝日出版社、2012)
田村
「ポケットプログレッシブ西和・和西辞典」高垣敏博著
(小学館、2003)
電子辞書に西和単語集があれば、使用可
1.筆記試験
2.学習態度
3.宿題
備考
名詞の性の判断のため、辞書の購入は必須。外国語の習得には反復が重要であるので、復習を欠かさないこと。また、
各課末にある練習問題は講義中に解く時間を設けないので、宿題または予習とする。
科目責任者
授業科目
中国語
単位数
1
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・4年次
前学期
阿部 博幸
学習目的と
到達目標
目的
異文化を理解し、異なる言語を話す人とコミュニケーションをとる基礎能力を養う。
到達
目標
中国語で中国語圏の文化を理解し、中国語によるコミュニケーションの基礎能力を養う。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
履修条件
なし
担当教員
1
概 説
[講義]中国語とはどのような言語であるのか?
阿部
2
発音の基礎(1)
[講義]4つの声調、有気音と無気音の区別など。
阿部
3
発音の基礎(2)
“不”の声調変化など。
[講義]そり舌音、
“ü”の発音法、
阿部
4
簡単な決まり文句
[講義]日常の挨拶表現など
阿部
5
簡単な自己紹介
[講義]姓名の紹介、自分の名前の中国語読みなど。
阿部
6
動詞の文(1)
[講義]動詞と目的語の語順、二重目的語をとる動詞と目的語の
語順など。
阿部
7
動詞の文(2)
[講義]時を表す名詞の位置など。
阿部
8
形容詞の文(1)
[講義]形式的な副詞“很”の使い方、程度副詞など。
阿部
9
形容詞の文(2)
[講義]複数をまとめる副詞“都”の使い方など。
阿部
10
動詞の文(3)
[講義]
“是”の使いかた、
“是”の前での指示代名詞など。
阿部
11
常用暗記例文
[講義]付録の辞書から定期試験に出題する文を指示する。
阿部
12
動詞の文(4)
[講義]名詞を修飾するときの“的”の使い方など。
阿部
13
疑問文の種類(1)
[講義]文末に“ ”を使う疑問文、疑問詞を使う疑問文、肯
定と否定を重ねた疑問文など。
阿部
14
疑問文の種類(2)
“
[講義]述語を省略した疑問文、
文など。
阿部
15
試験
”を使う疑問文、選択疑問
阿部
教科書
「語感をみがく入門中国語」阿部博幸・王衛清著.
朝日出版社
参考書等
「はじめての中国語学習辞典」相原茂編著.朝日出版社
履修条件
なし
評価方法
1.授業中の小テスト(60%)
2.定期試験(40%)
3.授業中の積極点(+α)
備考
中国語を用いることで、中国語圏の文化を理解し、コミュニケーション力を鍛えます。
毎回の講義に対して、予習・復習して臨んでください。
基 礎 科 学 分 野
生活・社会の成り立ち
科目責任者
授業科目
社会学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
1年次
後学期
李 泰俊
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
個人と社会との関係性を理解し、生活者としての個人を理解する。
到達
目標
友人、家族、ならびに地域、産業、メディア、医療などを具体的に取り上げ、自分と自分を取り巻く社会と
の関係をとらえなおし、生活者としての視野を広げる。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
「個人」と「社会」
[講義]「社会学」とは何か。社会はどのように形成され、どのよ
うに発展してきたか、日常の行為の中で取り結ばれる自
分と他者、社会との関係性から考える。
李
2
「規範」と「制度」の社 [講義] 行為に媒介する「規範」や「制度」について、その役割を
会学
捉えつつ、社会集団、地域社会・国民社会、ネットワー
ク、ならびに社会階層等を例に考える。
李
3
「家族」の社会学
[講義]「家族」の概念の変容を確認しつつ、現代社会における意
味を、少子化やジェンダー論等を踏まえながら考える。
李
4
「地域」の社会学
[講義] 現代の「地域社会」の諸課題を、
「都市化」や「地域間格
差」
、
「ネットワーク」を踏まえつつ考える。
李
5
「移民」と「国民国家」 [講義] グローバル化と国民国家の関係性を、日本における外国
の社会学
人をめぐる状況を例に挙げ、社会文化的側面、法的側面、
ならびに産業・労働から考える。
李
6
「メディア」の社会学
[講義] メディアの発展過程を捉えつつ、
「情報化」社会の問題点
と今後のありかたを考える。
李
7
「医療」の社会学
[講義] 医療従事者と患者の関係性、病院という場の意味、あら
ゆる生活局面を覆う「医療化」などについて考える。
李
8
試験
李
教科書
毎回講義資料を配布する。
参考書等
授業中に適宜参考図書・文献を提示する。
履修条件
なし
評価方法
学習態度、授業中の課題、期末試験による総合評価。
備考
社会学は、社会全体の変動のみに焦点を当てるのではなく、人間の行動がどのように社会を変えているのかなど、
社会と人間の相互作用を理解するものです。理解を深めるために、我々の身近なテーマを取り上げながら授業を展開
します。予習・復習をしっかり行ってください。
科目責任者
授業科目
家族社会学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
4年次
前学期
林 葉子
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
家族とは何かを理解し、現在やこれからの家族の意識の変化、並びに、家族のあり方が影響を及ぼすと考え
られる育児や人格の形成について考察する。
到達
目標
1.家族とは何かを理解し、これからの家族の意識の変化を考察する。
2.育児や人格の形成について考察する。
3.家族力動理論を学習する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1
家族とは何か
[講義]
「家族」は誰にとっても身近なもので、
「当たり前」の存在
と思われがちである。個人にとって「家族」とは何かを考
える。
林
2
夫婦関係論
[講義]夫と妻のパートナーシップを、配偶者選択から、離婚から
考える。
林
3
親子関係論
[講義]家族の関係性における親子関係(子どもの社会化を含め)
を、実態の変化を、役割という視点から考える。
林
4
家族と社会
[講義]現代家族の機能の変化と課題を社会情勢や地域社会や職場な
どとの関係から考える。
林
5
患者家族と在宅ケア
[講義]1~4回で学習した現代「家族」の情況をふまえて、ケア
という機能を、患者と高齢者の問題としてとらえ、家族に
おけるケアとは何かについて考える。また、家族と医療の
相互関連の位相をさぐる。
林
6
家族支援のアプローチ
[講義]家族支援の方法論の基礎を勉強する。
林
7
まとめ
[講義]孤立死、認知症高齢者に関する DVD を用いて、高齢者に対
する理解を深める。
林
8
試験
林
学習方法は、毎時間、配布されたプリントで、基本的な内容を学
び、それについて、自分自身の意見を述べる。
教科書
岡堂哲雄編 『家族論・家族関係論』医学書院
(最新版)
参考書等
「現代家族の社会学」
、石川実編、有斐閣ブックス、
1997
「教養の家族社会学」
、西村洋子、学文社、1992
履修条件
なし
評価方法
毎時間提出する課題についての小論文
定期試験
備考
家族とは何かを理解し、現代家族の意識の変化、並びに、家族の各段階における課題を把握し、看護職として患者と
その家族に対する理解を深めていく科目です。予習・復習を十分行い、臨んで下さい。
科目責任者
授業科目
法学
(日本国憲法を含む)
単位数
2
必修選択別
選択
受講セメスター
1・4 年次
後学期
高橋 義人
時間数
30
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
主として市民と国家が関わる公法の領域を中心として、
「公正」と「正義」という観点から、法的な思考方法と基
本概念を理解しながら、個人の社会生活における法的な諸問題を考える。
到達
目標
1.日本国憲法を中心として、
「法」に関する基本的な概念と体系を理解すること。
2.社会における「法」の役割と市民が「法」を「解釈すること」の意味を考えること。
3.医療の領域において「法」がどのように機能して、運用されているのかを理解すること。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
法とはなにか
[ガイダンス]この科目の目的・目標と今後の予定を説明する。
高橋
2
憲法の基礎 1
高橋
3
憲法の基礎 2
4
民法の基礎
5
刑法の基礎
6
死刑制度と法
7
家族と法
8
性暴力と法
9
情報社会と法
10
情報技術と法
11
科学技術と法
12
平和と法
13
医療と法 1
14
医療と法 2
15
医療と法 3
[講義]日本国憲法が定める人権保障の体系を整理しながら、憲法が保障する
権利の意味を学ぶ。
[講義]日本国憲法が定める統治機構を整理しながら、安定的な政治運営のた
めの仕組みを学ぶ。
[講義]民法の全体構造を整理しながら、
「契約」や「不法行為」など市民社会
の法原理を学ぶ。
[講義]刑法の全体構造を整理しながら、
「罪刑法定主義」など基本概念や考え
方を学ぶ。
[講義]死刑制度に関わる議論や事例を素材として、市民にとって「自由」と
「平等」の意味を考える。
[講義]児童虐待、夫婦別姓論、同性愛などに関わる事例を素材として、
「家族」
に関わる法の問題を考える。
[講義]DV(ドメスティック・バイオレンス)やセクシュアル・ハラスメント
などの事例を素材として、性暴力に関わる法の問題を考える。
[講義]現代の情報社会における様々な言論活動の事例を素材として、表現の
自由の意義を考える。
[講義]情報技術の発達によって多様化する「プライバシー」に関わる事例を
素材として、現代の「情報プライバシー」の意義を考える。
[講義]原子力や遺伝子など先端的科学技術の研究に関わる事例を素材として、
「学問」の公共的価値と専門職の職責を考える。
[講義]テロ対策や有事法制に関わる事例を素材として、
「平和」と「個人の自
由」の憲法的価値を考える。
[講義]いくつかの具体的な事例を素材として、医事行政・薬事行政に関する
法制度とそのあり方を考える。
[講義]いくつかの具体的な事例を素材として、医療情報の保護と利用に関わ
る法の問題を考える。
[講義]いくつかの具体的な事例を素材として、医療事故における医療関係者
の法的な義務と責任を考える。
評価方法
履修条件
なし
「憲法 第四版」
(川岸令和ほか、青林書院、2015 年)
参考書
教科書
「憲法学事始」
(野畑健太郎ほか、一学舎、2009 年)
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
高橋
「看護師をめざす人のための関係法規」
(野畑健太郎、法律
文化社、2013 年)
、
「医事法判例百選 第二版」
(甲斐克則、
有斐閣、2014 年)
、
「生命倫理と法 第二版」
(樋口範雄、有
斐閣、2012 年)のほか、講義に即して適宜指示します。
1.「期末レポート」
(60%)
、2.「復習課題」
(40%)
「復習課題」とは、毎回の講義後にメールで送信しても
らう「質問・意見・感想など」を指します。
備考
この科目は患者の権利と医療従事者の法的義務を掘り下げて考えることが求められる「看護学分野(看護倫理学、看護管
理学、看護政策学ほか)
」の導入となる科目です。毎回の講義後に簡単な「復習課題」を提出してもらいます。また、各自
の予習を促進するために、教科書を指定するほか、学習課題に関するレジュメ・資料などを配布します。
科目責任者
授業科目
政治と国際関係論
単位数
2
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・2年次
前学期
三浦 顕一郎
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
個人の生活と政治の関係、マスメディアと政治、国会と内閣、官僚と政治、政治と世界との関係について考
察するとともに、異文化についての理解を深め、国際協力の必要性と協力の方法を理解する。
到達
目標
1.政治が何であるのか、それが自分の生活にどう関わってくるのか、そのなかで自分はどう暮らしていけ
ばいいのかについて、主体的に考えられるような能力を養う。
2.異文化についての理解を深め、国際協力の必要性とその方法を理解する。
回数
(1回90分)
1
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
政治学とはどのような学 [講義]政治学・国際関係がどのような学問かについて考察する。
問か
民主主義と議会制度
[講義]民主主義と議会制度について考察する。
正田
正田
4
集団安全保障体制以前の [講義]集団安全保障体制前の勢力均衡について考察する。
国際政治
集団安全保障体制
[講義]集団安全保障体制について考察する。
5
資本主義とWWⅡ
[講義]資本主義と第二次世界大戦について考察する。
正田
6
日本の国際社会への復帰
[講義]日本の主権回復について考察する。
正田
7
ヨーロッパ連合(EU)
[講義]ヨーロッパの統合について考察する。
正田
8
政治の貧困とデモクラシー
[講義]政治の貧困が何を引き起こすのかについて考察する。
正田
9
天皇制国家
[講義]天皇制について考察する。
正田
10
日韓関係①
[講義]日韓併合について考察する。
正田
11
日韓関係②
[講義]韓国の民主化と日本との関係について考察する。
正田
12
これまでの確認
[講義]これまでの確認(小テスト)と質疑応答
三浦
13
沖縄問題
[講義]沖縄について考察する。
正田
14
今後の日本の政治・外交に [講義]これからの日本の政治・外交はどうあるべきかについて
考察する。
ついて
試験
2
3
15
評価方法
履修条件
なし
参考書等
教科書
特に指定しない。
正田
正田
正田
正田
授業中必要に応じて紹介する。
試験と授業態度とで評価する。
備考
政治は政治家や官僚が独占するものではなく、我々の生活そのものなのです。ですから、政治を特別なものと考えず、
みなさんが普段持っている感覚を大事にして受講してください。その上で、見出しだけでも良いので新聞に目を通す
ようにしてください。授業をただ単に聞くだけの受け身の態度ではなく、そこから自分の頭で、自身の問題としてし
っかりと考えることを求めます。このような態度が予習・復習となります。
科目責任者
授業科目
経済学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
1年次
後学期
吉川 薫
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
経済学の基礎的な理論を理解し、市場経済下における消費者や生産者の行動を考察するとともに、マクロ経
済学の基本である有効需要の原理を理解する。
到達
目標
1.市場経済下における消費者および生産者の行動を理解する。
2.国民経済全体を記述する国民所得決定の理論を理解する。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
希少性と資源配分
[講義]経済学とは何か、および経済学で最も重要な側面である
資源配分問題を考えるとき必要な用語や概念を学ぶ。
吉川
2
需要と供給
[講義]消費財を例にとって、需要と供給を決める要因について
学ぶ。
吉川
3
価格の決定とその変化
[講義]需要曲線、供給曲線を使って、市場における価格の決定
について学ぶ。
吉川
4
資源配分と所得分配の [講義]市場経済における資源配分と所得分配の決定、単純な経
決定
済循環について学ぶ。
吉川
5
政府の役割
[講義]市場経済における政府の役割(法による支配、資源配分、
所得分配)について学ぶ。
吉川
6
国内総生産の決定
[講義]マクロ経済学の諸概念、国内総生産と国内総支出の決定
(有効需要の原理)について学ぶ。
吉川
7
経済の変動と安定化政 [講義]国内総生産の変動、マクロ経済の安定化政策について学
策
ぶ。
吉川
8
試験
吉川
教科書
「経済学への招待」岩田規久男、新世社、2007
参考書等
・
「入門経済学」第 4 版 伊藤元重、日本評論社、2015
・
「経済学」塩沢修平、新世社、2003 など
履修条件
なし
評価方法
1 定期試験
2 学習態度
備考
授業の前後に予習、復習(練習問題の解答)をすること。
科目責任者
授業科目
文化人類学
単位数
2
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・4年次
後学期
大塚 公一郎
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
家族と親族、地域社会・共同体・民族などの概念から、わが国の土着の文化を含めた多様な文化への理解を
深め、文化の比較を行い、文化人類学を理解する。
到達
目標
文化がもつ様々な働きや、思考・行動との関係性を具体的に理解し、患者の多様な受療行動の文化的・社会
的背景を見通す視点を獲得する。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
オリエンテーション:
「文化」を考える
[講義]文化相対主義と多文化主義の違いを知り、異文化を通し
て自文化を見つめ直すという文化人類学の思考を学ぶ。
山越
2
身体加工と儀礼
[講義]世界各地にみられる、身体を操作して美しくみせようと
したり、身体にさまざまな意味づけを行ったりする行為
を考える。
山越
3
多文化社会における宗教
[講義]日本人の宗教観について考えるとともに、現代社会にお
いて宗教が果たす役割や問題点について議論する。
山越
4
食と文化
[講義]人はどのようにして「食べていいもの」と「食べてはい
けないもの」を区別するのかを文化人類学的に考える。
山越
5
病いと健康
[講義]病気であるというのは、どういう状態を指すのだろうか。
文化人類学的な視点から「病い」と「健康」を再考する。
山越
6
死と文化
[講義]ほんとうに死は生の終わりなのだろうか。
「死」に対する
多様な意味づけを学ぶ。
山越
7
モノと人
[講義]人類文化史の一部を概観しながら、人とモノとの関係が
いかに社会を変える可能性をもっているのか考える。
青木
8
文化と文化遺産
[講義]文化遺産の事例を通して、文化を保護し、継承すること
の社会的な意義と問題について考える。
青木
9
「日本文化」とまなざし
[講義]
「日本文化」を事例として、特定の地域や民族に固有のも
のとして語られる「文化」とその背景について考える。
青木
10
芸術と意味・価値の付与
[講義]芸術を事例に、私たち人類のモノを愛でること、また、
意味や価値を付与することついて考える。
青木
11
人と動物
[講義]狩猟活動や獣害対策などの事例を通して、人類と動物と
の間の文化をどのように理解できるか考える。
青木
12
生と文化
[講義]生物学的存在であり、同時に文化現象である人類の現代
的な生を、生殖、家族、宗教などの関係から考える。
青木
13
NBMとEBM
[講義]現代医学の主流をなす EBM を補完するものとして登場し
た「ナラティブ・ベイスト・メディスン(narrative based
medicine)NBM」の意義について考える。
大塚
14
病いの語り
[講義]患者の語りをとおしてアプローチする臨床人類学の視点
から、現代医療における問題点について考える。
大塚
教科書
なし。教室において毎時プリントを配布する。
評価方法
履修条件
なし
参考書等
1
・波平恵美子編、文化人類学(系統看護学講座・基礎9)
.
医学書院
・地図帳
1.レポートおよび平常点(90点分)
2.出席状況(不定期10回の出席確認による:10点
分)
備考
内容は、患者の日常生活や価直観、保健師等が関わる地域社会、国際的な医療活動、質的調査・研究の方法などに関
心がある学生を対象に構成しています。また、科目の性格上、インタラクティブな授業のなかで自ら考えることが重
要なので、出席意欲の高い学生の受講を期待します。
科目責任者
授業科目
ジェンダー論
単位数
2
必修選択別
選択
時間数
30
受講セメスター
1・4年次
後学期
成田 伸
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
ジェンダーの概念を理解し、セクシュアリティを有する人間生活におけるさまざまな事象をジェンダーの視
点から考察し、さらには、ジェンダーと健康や医療・看護との関係について考察する。
到達
目標
1.ジェンダーの概念、ジェンダーの視点から見ることを理解する。
2.セクシュアリティの概念を理解し、性的自己決定権を行使できるようにする。
回数
学習課題
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
1・2
ジェンダーの視点
[講義]女性学・ジェンダー研究の歴史、ジェンダーについての
基礎的概念を把握し、また、ジェンダーとしての「女」
と「男」等、ジェンダーに関わる多様な考え方を知る。
成田
3・4
ジェンダーと開発
[講義]世界的な開発と健康に関する統計データから、ジェンダ
ーと開発・健康の関わりについて考察する。
成田・助教
5・6
セクシュアリティとジ [講義]セクシュアリティの概念について学び、ジェンダーとの
ェンダー
関係について考察する。
成田・助教
7・8
ジェンダーと暴力
[講義]ジェンダーに潜む暴力とその予防、支援について考察す
る。
9・10
ジェンダーと健康
[講義]リプロダクティブ・ヘルス/ライツについて学ぶ。
~性的自己決定権とその行使~
11・12
ジェンダーと医療
[講義]
「不妊治療における男と女」をジェンダーの視点から考
察する。
坂上
13・14
ジェンダーと看護
[講義]医療・看護に潜むジェンダーの問題について考察する。
成田・助教
15
三隅
成田・助教
評価
参考書等
沼崎一郎:
「ジェンダー論」の教え方ガイド,フェミック
ス/青山温子他:開発と健康,ゆうひかく選書/ヘルガ・
クーゼ:ケアリング-看護婦・女性・倫理,メディカ出
版/チャンブリス:ケアの向こう側-看護職が直面する
道徳的・倫理的矛盾,日本看護協会出版会
履修条件
なし
評価方法
参加態度(毎回の講義についての意見の表明)
の評価 40
点
課題レポート 60 点
備考
看護すること、看護職であることは、ジェンダーと密接な関係にあります。一緒に解き明かしていきましょう。
特に将来助産師になることを希望する学生は、履修をお勧めします。
受講中は、新聞での報道や IT 情報等に関心を持ち、事前学習してください。また講義で紹介した内容についても同
様に情報収集することで復習となります。それらの学習の積み重ねで、内容豊富な課題レポートが仕上がります。
教科書
適宜資料を提示する。
科目責任者
授業科目
情報学
単位数
2
必修選択別
必修
受講セメスター
1年次
後学期
渡邉 亮一
時間数
30
学習目的と
到達目標
目的
情報とは何かを学び、情報量の概念を理解し、メディアリテラシー能力を養う。
到達
目標
1.情報や情報学を理解し、情報学の医療や看護にとっての必要性を理解する。
2.コンピュータの仕組み、情報処理の仕組みなど、情報学の基礎的な知識を習得する。
3.メディアリテラシー能力を養う。
4.情報(ネットワーク)モラルを理解する。
回数
(1回90分)
学習課題
履修条件
なし
学習内容並びに方法
担当教員
1
情報科学の基礎
[講義]情報とは何か、情報量、情報の符号化などについて学習
する。
渡邉
2
コンピュータの基礎(1)
[講義]コンピュータの歴史、コンピュータの基本的な機能など
について学習する。
渡邉
3
コンピュータの基礎(2)
[講義]ハードウェアとは何か、ソフトウェアとは何か、それぞ
れどのような種類があるのかを学習する。
渡邉
4
ネットワークの基礎
[講義]ネットワークの基礎的な知識を学習する。
渡邉
5
情報システムの基礎
[講義]情報システムについての基礎的な知識を習得する。
渡邉
6
情報に関する倫理
[講義]プライバシー保護に関する問題と倫理的問題を理解し、
情報化による効率性と危険性について考える。
渡邉
7
コンピュータの基本的な操 [演習]コンピュータの基本的な操作方法を学習する。
作
8
ワープロソフト演習
[演習]ワープロソフトを用いて文書を作成する能力を習得する。
渡邉
表計算ソフト演習
[演習]表計算ソフトを用いて表やグラフを作成する能力を習得す
る。
渡邉
プレゼンテーションソフト [演習]プレゼンテーションソフトを用いてスライドを作成する
能力を習得する。
演習
渡邉
試験
渡邉
9~12
13・14
15
渡邉
教科書
なし
参考書等
「系統看護学講座 別巻 看護情報学」
.中山和弘他.医学
書院.2012.
履修条件
なし
評価方法
1.筆記試験(約60%)
2.レポート(約25%)
3.学習態度(約15%)
備考
情報学は、他のすべての科目と密接な関わりをもつ科目である。特に、情報モラルについては、情報モラルに基づい
た行動がとれるようにする必要がある。また、演習においては、単に課題をこなすのではなく、能力を習得すること
を目標として取り組む必要がある。
科目責任者
授業科目
統計学
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
15
受講セメスター
2年次
後学期
渡邉 亮一
履修条件
なし
学習目的と
到達目標
目的
推測統計学の基本的な概念を理解し、それを医療や看護の場面で応用できる能力を養う。
到達
目標
1.データのもつ意味、母集団と標本の概念、仮説検定の方法など、統計学の基本を理解する。
2.調査などで必要とされるデータの整理、統計的処理、処理結果の解釈などの実践的な能力を養う。
回数
(1回90分)
学習課題
学習内容並びに方法
担当教員
1
尺度と度数分布
[講義]統計学の必要性、質的データと量的データの違い、尺度、
度数分布表や度数分布図のつくり方を学習する。
渡邉
2
代表値
[講義]平均値、中央値、最頻値、四分位数、百分位数などの代
表値の特性を学習する。
渡邉
3
散布度
[講義]範囲、四分位偏差、標準偏差、分散、変動係数などの散
布度の特性を学習する。また、絶対的散布度と相対的散
布度の違いを理解する。
渡邉
4
相関と回帰
[講義]相関や相関係数の意味、相関関係と因果関係との違い、
回帰と回帰直線の意味を理解する。
渡邉
5
確率・順列・組み合わせ [講義]確率に関する定理、順列と組み合わせの違い、ベイズの
定理などを学習する。
渡邉
6
確率分布
[講義]正規分布、カイ二乗(χ2)分布、t分布、F分布、二
項分布、ポアソン分布などの性質と特徴を理解する。
渡邉
7
母集団と標本
[講義]母集団と標本集団の関係を学習し、母集団から標本を偏
りなく抽出する方法を学習する。
渡邉
8
試験
渡邉
教科書
「やさしい保健統計学(改訂第5版)
」
.縣 俊彦.
南江堂.2013
参考書等
「基本からわかる看護統計学入門」
.大木秀一.医歯薬出
版.2008
「量的な看護研究の基本」
.大木秀一.医歯薬出版,
2011
履修条件
なし
評価方法
1.定期試験(約85%)
2.学習態度(約15%)
備考
統計学は、統計学演習のベースになる科目であり、講義内容をよく理解しておかなければ、統計学演習の講義・演習
内容が理解できなくなる。したがって、講義終了後は、きちんと復習しておく必要がある。
科目責任者
授業科目
統計学演習
単位数
1
必修選択別
必修
時間数
30
受講セメスター
2年次
後学期
渡邉 亮一
学習目的と
到達目標
目的
統計学で学習した内容をさまざまな場面で応用できる能力を養う。
到達
目標
1.統計解析ソフトの使い方を修得する。
2.統計解析ソフトを使うためには、どのような準備が必要かを理解する。
3.統計解析ソフトを利用して解析した結果を、どのように読むのかを理解する。
回数
(1回90分)
学習内容並びに方法
担当教員
オリエンテーション
[講義]
「統計学」で学習した内容を整理し、
「統計学演習」で学
ぶべき内容を理解する。
渡邉
2・3
仮説検定(1)
[講義]帰無仮説と対立仮説、両側検定と片側検定、有意水準(危
険率)と限界確率、第1種の過誤と第2種の過誤などを
学習する。
渡邉
4.5
仮説検定(2)
[講義]平均値の差の検定、独立性の検定の内容と意味を理解す
る。
渡邉
6
仮説検定(3)
[講義]分散分析法(一元配置分散分析、二元配置分散分析など)
について学習する。
渡邉
7
統計解析演習(1)
[演習]統計解析を行うためのExcelおよびSPSSへのデ
ータの入力方法を学習する。
渡邉
8
統計解析演習(2)
[演習]SPSSに入力したデータを用いて、単純集計を行う方
法、基本統計量を算出する方法を学習する。
渡邉
統計解析演習(3・4) [演習]SPSSに入力したデータから平均値の差の検定を行う
方法、その検定結果の読み方を学習する。
渡邉
1
9・10
学習課題
履修条件
なし
11
統計解析演習(5)
[演習]SPSSに入力したデータからクロス表を作成する方
法、独立性の検定を行う方法、およびその検定結果の読
み方を学習する。
渡邉
12
統計解析演習(6)
[演習]SPSSに入力したデータから一元配置分散分析を行う
方法、その検定結果の読み方を学習する。
渡邉
統計解析演習(7・8) [演習]質問紙調査の回答の入力方法、回答の集計の方法、特に複
数回答の処理の方法を学習する。
渡邉
試験
渡邉
13・14
15
教科書
「やさしい保健統計学(改訂第5版)
」
.縣 俊彦.
南江堂.2013.
参考書等
「基本からわかる看護統計学入門」
.大木秀一.医歯薬出
版.2008
「量的な看護研究の基本」
.大木秀一.医歯薬出版,
2011
履修条件
なし
評価方法
1.定期試験(約60%)
2.演習時の課題レポート(約25%)
3.学習態度(約15%)
備考
統計学演習は、統計学に引き続く科目であり、統計学での講義内容を十分に習得していることを前提として展開され
る。したがって、統計学の内容の理解が十分でない者は、事前に再度学習しておく必要がある。
Fly UP