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仕事はハードでも大きなやりがい! 自らの映像でふるさとの魅力伝えたい
カメラでふるさとの素晴らしさを伝える先輩 RAB青森放送株式会社(青森市) 報道制作局制作技術部 齋藤裕己さん(27) さいとう ゆうき 〈プロフィール〉 平川市出身。弘前工業高校から東北工業大学工学部へ進学し、卒業後、青森放送 ㈱に入社。 仕事はハードでも大きなやりがい! 自らの映像でふるさとの魅力伝えたい 私が所属しているのは、報道制作局の技術部。 新人時代憧れた先輩のカメラワーク カメラワークが主な仕事になります。テレビ局で 出社してまず商売道具のカメラ調整。続いてポ の仕事は、放送を通して多くの情報を発信できる スターや商品といった番組の素材の撮り込み作業 のが魅力。反面、それだけ多くの視聴者が目にす に入り、入念な打ち合わせの後、カメラのリハー るので、とても重い責任がのしかかる職業でもあ サルが終わって、いよいよ本番。スタジオに緊張 ります。 が走る瞬間です。 他 のカメラが写し出している映像を同時に 失敗を教訓に少しずつ前進 し、場面によっては、ズームを効果的に使って演 ア 出したりもします。 オーケーは出ません。 また、ハンディタイプのカメラを使う際はいつ 忘れられないのが入社して最初の大きな仕事に も以上に神経を使います。肩に担ぐため、ブレや なった「少年サッカー」の中継。朝6時の集合な すく、水平を保つのにも一苦労します。ベテラン のに、目が覚めたのは6時過ぎ。慌ててタクシー になればどんな状況下でも、背景まで視野に入れ、 に飛び乗り、撮影現場へ直行しましたが、誰も口 総合的にバランスのとれたアングルを追求します。 を聞いてくれず、その日の打ち上げでは大目玉を 入社2年目に初めて手にしたハンディカメラ。 くらいました。それからというもの早朝の仕事の わずか5分間の撮影でさえ、収録が終われば、汗 前日は、眠れなくなりましたね。 チェックしながら、フォーカスの微調整を びっしょり。当時、先輩の技術力の高さに憧れた ものです。 仕 シスタントから始まって早5年、自分でう まく撮影できたと思っても、そう簡単には 事はハードな分、やりがいも大きい。失敗 を教訓に、少しずつですが、前に進んでき ました。大学時代、地元を離れて初めて感じたふ るさとの美しさ。この青森県の素晴らしさを、テ レビという媒体を通して、多くの人に伝えていく のも私たちの役目です。 からのエール 齋藤裕己さん 。でもそれ は素晴らしい あるというの く違うこと 好きなことが 全 ではなく、 ないというの ほしい。 だけしかやら て し 識を吸収 て、幅広い知 にも目を向け 会 社 概 要 RAB青森放送株式会社 設立:1953年9月30日 代表取締役社長:石田稔 本社所在地:〒030-0965青森市松森1丁目8-1 TEL:017-743-1234 URL:http://www.rab.co.jp 資本金:1億5,000万円 従業員数:135人 YELL 2011.3 45