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FISH・メタフェーズスキャニングシステムカタログ(日本語)

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FISH・メタフェーズスキャニングシステムカタログ(日本語)
自動スキャニングシステム
GenASIs-SAPシリーズ
・FISHサンプルの自動細胞分類・スポットカウンティング
・強力な自動スキャニングシステムにより時間の大幅節約
・標準9枚、最大81枚のサンプルスライドに対応
・2Dまたは3Dで複数フィルタ使用してサンプル測定
・高度な画像処理アルゴリズム
・FISHサンプルの他、G-bandサンプル、組織マッチングにも対応
GenASIs-SAPシリーズは、自動化されたコンピュータ制御スライドスキャニングシステムです。このスキャニング
システムは、明視野・蛍光観察の様々なアプリケーションに対して、研究室独自のスライドベースアッセイの多く
を自動化します。
システムは完全自動化コンピュータ制御顕微鏡、9スライド用電動ステージ、高性能カメラの他、専用PC、各種
専用ソフトウェアからなります。
オプションとして、高倍率測定に必要なオイルディスペンサー、最大81枚までのサンプルスライドガラスがセット
可能なトレイローダー、各種専用解析ソフトウェア等がございます。
GenASIsは、自動化された大容量・高精度のFISH分析用に高度なFISHシグナル検出、一覧作成および分類を
提供します。
多くのFISHプローブをサポートし、オープンアーキテクチャを通じてすべてのFISHプローブで動作するように設
定することができます。 自動スライド測定・解析、情報管理、レポート作成までのワークフローをサポート致しま
す。
画像、サンプル情報、レポートは、データ管理専用ソフトウェア(CaseDataManager:CDM)により完全かつ正確な
基準とドキュメントを確保し、CDMによって管理されます。
●装置の主な特長
・多数の細胞の自動化スコアリング。
・最適なROI領域を特定するためのインテリジェントプリスキャンにより、スキャン時間を大幅に削減。
・セルクラスタおよびシグナル重複検出・分析を可能にする高度な画像処理アルゴリズム。
・高感度カメラとイメージエンハンス機能による微弱シグナルの検出および分類。
・高倍率測定用自動リロケーション機能搭載
・スキャン時間短縮のための多種の機能搭載。
- カバーガラス検出によるスキャン範囲の制限機能
- スキャン終了のためのマルチコンディション設定
・3Dレビューによる細胞塊や重なり合ったシグナルの識別
・ダイナミックな細胞検出機構
・マルチコントラストスキームによるギャラリー表示
- FISHサンプルの早くてより正確なレビュー。複数種類のマルチビューで視認可能。
トレイローダーオプションとの組み合わせ
最大81枚スライドを自動処理
●装置標準構成
構成
内容
電動蛍光顕微鏡
標準 Olympus BX63
標準付属対物レンズ
標準:4倍、10倍、20倍、40倍、60倍(油浸)
*プレスキャン 4倍、高倍率スキャン 60倍
CCDカメラ
カラーまたはモノクロを選択可能
9スライド用電動ステージ
9スライドまで対応可能な電動ステージ。
トレイローダー追加により最大81枚(9トレイ×9スライド)まで対応(オプション)
専用PC
Windows 7 OS、24インチ液晶モニター
・データ管理用ソフトウェア CaseDataManager 付属
自動2次元バーコードリーダー
オプション
自動オイルディスペンサー
容積100ml。オプション
●専用ソフトウェア
種類
内容
FISHスキャニング用ソフトウェア
SpotScan
FISHサンプルの場合に選択
(Her2、Urovysion、ALK、CTC、PTEN 等への対応可能)
FISH解析用ソフトウェア
FISHView
オプション:FISH解析用
(カリオタイピング機能付属)
組織マッチング用ソフトウェア
Tissue Match
オプション
連続切片による明視野イメージと蛍光イメージ間の位置同定
メタフェーズ検出用ソフトウェア
MetaScan
Gバンドサンプルの場合に選択
Gバンド解析用ソフトウェア
BandView
オプション:G-band解析用
(自動カリオタイピング機能:ヒト染色体対応)
●データ管理用ソフトウェア
機能
内容
既存のLISとの接続
WCFまたはXMLベースを使用したカスタマイズLISによる統合が可能。
レポートのカスタマイズ
登録済みの全レポートの編集および新規作成が可能。
追跡記録
登録したサンプル情報の状態変更に対するログ機能を搭載。
ギャラリー
測定データを一覧で表示可能。
染色体比較
染色体カリオタイピング後の任意の測定データを並べて表示可能。
FISH解析の問題点
ASI製品のソリューション
希薄サンプルでの長時間スキャン
細胞の位置同定のためのプレスキャンにより、スキャン時間が最少に
細胞塊、接触している細胞の処理
接触している細胞の分離を可能にするユニーク機能
全てのシグナル表示に必要なフィルター
の切り替えの繰り返し
全色および焦点位置の自動スキャンを提供
問題のあるレビュー
全ての記録された細胞はレビュー用にギャラリーに維持
繰り返されるスキャン
人間工学的に使いやすく、かつ全自動スキャニング
●ソフトウェア画面
スキャニングのメイン画面
スライドパネル
①サマリー情報
:選択範囲にあるカウントされた細胞数と解析されたフレーム数を表
示します。
②ミニステージビュワー
:レビューするスライドを選択する時に使用します。
③パネルビュー
:パネルに表示する内容を変更する時に使用します。
・Classes
:各クラスにある細胞の数またはパーセンテージを表示します。
・Signals
:各色のシグナルの数を含む細胞数のヒストグラムを表示します。
・Signal Map :使用プローブによる細胞増幅や一覧を表示します。
・Amplification:細胞増幅スコアの分布に対応するバーチャートを表示します。
④グラフ解像度コントロール
:統計グラフのXj軸の範囲の増減を行ないます。
⑤グラフ
:選択されたグラフを表示します。
⑥クラスコントロール
:検出細胞のクラス分けの設定や変更を行ないます。
⑦スライドビュワー
:各スライドの状態の表示や処理を行ないます。
⑧受け入れ細胞数
:細胞の状態が変更された後に更新されます。
⑨分類細胞数
:分類された細胞の数を表示します。
● Signalパネル
このグラフの基準軸は、スキャンの全細胞において、
グラフの右側に記載されている色素に対するシグ
ナルの量を表示します。スケール軸は、基準軸で
表示されるシグナル数を含む細胞の数を示します。
バーの色はチャートの右側に記載されている色素
の色です。色素を含む細胞が存在しない場合は、
バーがありません。
● Amplificationパネル
このバーチャートは、全ての検出細胞または承認さ
れた細胞での増幅スコアの分布を表示します。
増幅率は承認された範囲で産出されます。
テストおよびコントロールシグナルに対するシグナ
ル/細胞の平均数も示されます。
● Signal Maoパネル
各細胞の中にある2つのシグナルの組み合わせをテーブルに表示します。
テーブルは2種類のみの組み合わせになり、別の組み合わせが必要な場合には切り替えて表示します。
●測定例
● ALK
Negative Class
Positive Class
非小細胞肺癌(NSCLC)の発達における重要因子として同定されたALK遺伝子を含む遺伝子再配列の評価。
ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)された非小細胞肺癌(NSCLC)のFISH分析によりALK遺伝子の配列の同定に
より行われます。
● PTEN
固形ヒト腫瘍におけるホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織切片からのFISH分析による、PTEN遺伝子の欠失
検出。
PTEN(phosphatase and tensin homolog)は、10q23に存在するPIP3を主な基質とするホスファターゼで、PI3K/AKT
シグナル経路を負に制御する癌抑制遺伝子です。
FISH前立腺キットはPTEN欠損の検出を可能にしますが、顕微鏡下でのマニュアルレビューは大変で、かつ高いレ
ベルの努力と経験が必要です。すべてのシグナルを3次元的に明らかにするために焦点を変更させながら、4つの
フィルタを切り替える必要があります。
ASI製品はこれらを3D取得・イメージ増幅・解析によって解決致します。
● UroVysion
膀胱癌を有する疑いのある個体からの尿検体中のFluorescence in situ hybridization (FISH)を用いた染色体異
常の検出。
UroVysion分析のための真の自動化を提供する実験室のワークフローにシームレスに統合できるように設計され
ています。結果を確認し、さらにコンピュータ支援分析を行うためのオプションは、持続的かつ正確な分析資料を提
供します。結果は、データ管理用ソフトウェアで管理・保存されます。
このソフトウェアはレポートツールとLISとのインターフェースを含みます。
● HER2/neu
乳癌組織サンプルのHER2/neu遺伝子の増幅度合の測定。
ASI社製の高度なコンピュータ支援解析ツールは、既存の研究室のワークフローに高いスループットとのシー
ムレスな統合と優れた精度を兼ね備えています。
優れた細胞の分離能力と最も複雑な腫瘍サンプルのシグナルカウントを活用するユニークなワークフローと
高度なアルゴリズムが組み込まれています。
● オプション : 組織マッチング用ソフトウェア Tissue Match
組織マッチング用ソフトウェア Tissue Match は、スキャンした組織サンプルを一致させるためのレビューアプ
リケーションです。連続切片における各染色スライド間の位置照合に有用です。
H&Eスライド上の関心領域(ROI)を定義し、それらをFISHスライドにコピーするためのツールを提供することで、
H&EおよびFISH組織サンプルを照合し、組織FISHスライドの特定位置のスキャニングを支援します。
2つのスライドを照合した後は、 H&Eスライド上にマークされた領域は自動的にFISHスライドに伝播します。
通常、H&Eスライド(左側)をリファレンスとして
定義し、FISHスライド(右側)をターゲットスライ
ドとして処理を行ないます。
スキャンしたH&Eスライド画像上にマッチポイ
ントとROIを設定した後、FISHスライドのスキャ
ンを行ない、マッチポイントを設定します。
設定後は、マッチングが自動的に行われ、ROI
がFISHスライド画像上にコピーされます。
マッチング後はFISHスライド画像上のROIに対
して、高倍率スキャンを行なうことができます。
メイン画面
①フィルターセット : スキャンで使用するフィルターの切替に使用します。
②露光時間
: システムの初期化時に調整されます。手動調整の場合にはチェックボックスにチェックを入れ
ません。
③細胞探索
: ギャラリー内で選択した細胞の位置にステージを動かします。
④オートフォーカス: システムの初期化時に自動的にアクティベートされます。
⑤シャッター
: シャッターのON/OFFを行ないます。
⑥オイルドロップ : スライドにオイルをドロップする時にクリックします。滴数は設定可能です。
⑦長さ測定
: イメージ上でクリック&ドラッグするとラインとμm単位で長さが表示されます。
⑧イメージ倍率 : イメージの表示倍率を変更できます。
⑨光飽和
: イメージ上の光飽和したピクセルが強調されます。
⑩ビニング
: イメージの光強度を増加させる際に使用します。(解像度は低下します。)
⑪対物レンズ
: 顕微鏡の対物レンズの切り替える際に使用します。
① ディスプレイエリア:処理するスライドやスキャンの選択に使用
② 細胞ドット
:スライド上で検出された細胞を示します。現
在ギャラリーに表示されている細胞は大丸で表示されます。
③フレームスクエア :ステージを各フレームに移動させる時に使用
します。
④サブレジオン
:サブレジオンを作成する時に使用します。
⑤削除
:レジオン/サブレジオンを削除する時に使用し
ます。
⑥マウスアイコン
:レジオン/サブレジオンを描く時に使用します。
⑦XYボタン
:XY座標軸を描く時に使用します。
⑧ネクストボタン
:次のレジオン/サブレジオンを選択する時に
使用します。
⑨レジオンカウント :レジオン/サブレジオンの数を数えます。
⑩プレビアスボタン :前のレジオン/サブレジオンを選択する時に
使用します。
⑪ズームボタン
:スライドビュワーを拡大すると時に使用します。
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