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ツアーのご案内(PDF - 株式会社日本フードエコロジーセンター
2015年ミラノ国際博覧会 9/26(土)終日視察 テーマ「地球に食料を、生命にエネルギーを」 Feeding the Planet, Energy for Life サブテーマ 1.「食料の安全、保全、品質のための科学技術」 Science and technology for food safety, security and quality 2.「農業と生物多様性のための科学技術」 Science and technology for agriculture and biodiversity 3.「農業食物サプライチェーンの革新」 Innovation in the agro-food supply chain 4.「食育」Dietary education 5.「より良い生活様式のための食」Food for better lifestyles 6.「食と文化」Food and culture 7.「食の協力と開発」Cooperation and development on food 開催地:イタリア・ミラノ 会 期:2015年5月1日-10月31日 (184日間) 会場面積:110ha 想定入場者数:約2,000万人想定参加国等:140カ国・国際機関 (2013年12月現在、138カ国・国際機関が参加表明)敷地面積:約4,170m2<日本館> ★テーマ 世界の異なる地域での食料不足の問題、食育の問題、遺伝子組換え物質といったテーマにいたるまで、食料に関 する全てを含んだ広いテーマを扱っている。 博覧会の中心にあるのは、現在地球上の8億5千万人を苦しめている飢餓や乳幼児死亡、栄養不足といったものを排 除し、食糧不足や感染症を撲滅して、地球上にいる全ての人が安全で良質な食物を享受する権利というテーマ。 博覧会を通じて、質の高い農産物の純良さと流通に関する重要性にも注目されると考えられ、イタリアの質の高い 農産物や生産活動や農家による栽培活動、原産地の確固たる伝統、科学技術の大いなる革新が取り入れられた何世 紀にもわたる経験の成果を見ることができる。 イタリア国内には、食品の質、安全性、産地や食品偽造を監視するヨーロッパ食品安全局の本部がある。 これらのことから、ミラノ国際博覧会開催期間中、全ての参加国は自国の食の豊かさや生産性を表現し、自国の名 物料理・食品を味わってもらう機会となっている。 ★会場概要 ミラノ郊外の面積110ヘクタールにも及ぶ広大な 敷地に、世界各国の魅力あるパビリオンが展開される。 ミラノ万博の会場の大きな特徴の一つが、古代ローマ からインスピレーションを得て造られた、東西南北を 十字に交わる2本の大通り。北のパラッツォ・イタリア から南の「オープン・エアシアター」までをつなぐ南北 の大通りは「カルド」と呼ばれ、開催国であるイタリア の展示スペースが並ぶ。「エキスポセンター」から 「地中海の丘」に向かって東西に伸びる大通りは 「デクマヌス」と呼ばれ、ここに日本館をはじめとする全ての参加国のパビリオンが配置される。 また、会場の周囲が運河に囲まれているため、万博会場が大きな「島」となり、独特の景観をつくり出している。 日本館 テーマ Harmonious Diversity ー共存する多様性ー 私たち日本人は、自然と共生する多様な農林水産業を礎に、米を主食とし、うま味や発酵技術を活用しつつ、魚介類 や野菜など様々な「食」を享受してきました。また、自然の叡智を謙虚に取り入れながら、高度な伝統工芸技術・職 人技を食器や調理器具、食空間にまで反映させ、豊かな「食文化」を築き上げてきました。 農林水産業や食をとりまく多様な取組。日本食・日本食文化に詰め込まれた多様な知恵と技。日本が培ってきた 「多様性」は、食料問題など地球規模の課題に貢献する大きな可能性を秘めています。2015年ミラノ国際博覧会に、 日本は「Harmonious Diversity - 共存する多様性- 」をテーマに参加します。 メインメッセージ: 日本の農林水産業や食を取り巻く様々な取り組み、「日本食」や「日本食文化」に詰め込まれた様々な知恵や技が、 人類共通の課題解決に貢献するとともに多様で持続可能な未来の共生社会を切り拓く。 サブメッセージ: 「いただきます、ごちそうさま、 もったいない、おすそわけの 日本精神が世界を救う。」 幹事省:農林水産省、経済産業省 副幹事省:国土交通省 参加機関:日本貿易振興機構 敷地面積:約4,170m2 (参加国の中では最大) 日本館公式HPより 主な協賛企業 JAグループ 旭硝子株式会社 日本ユニシス株式会社 味の素株式会社 カゴメ株式会社 ハウス食品グループ本社株式会社 キッコーマン株式会社 キユーピー株式会社 大日本印刷株式会社 NTTグループ パイオニア株式会社 東レ株式会社 日清食品ホールディングス株式会社 株式会社前川製作所 株式会社みずほフィナンシャルグループ 三井物産株式会社 伊藤忠商事株式会社 株式会社オリバー 相模屋食料株式会社 株式会社ジェーシービー 住友商事株式会社 株式会社TBM シヤチハタ株式会社 全日本空輸株式会社 トヨタ自動車株式会社 日本・東京・大阪・名古屋商工会議所 不二製油株式会社 丸紅株式会社 小松精練株式会社 丸紅メイト株式会社 住友化学株式会社 ダイキン工業株式会社 株式会社日清製粉グループ本社 日本ハム株式会社 ブルドックソース株式会社 明治ホールディングス株式会社 新日本有限責任監査法人 株式会社そごう・西武 三菱商事株式会社 日本航空株式会社 株式会社パソナ ホシザキ電機株式会社 パナソニック株式会社 本田技研工業株式会社 株式会社三菱ケミカルホールディングス ヤマサ醤油株式会社 ヤンマー株式会社 株式会社ローソン 珠玉のワインの宝庫バローロ・ワイン視察/バローロ 9/27(日)AM 「ワインの王様、王様のワイン」と呼ばれ、手間がかかり生産高も少ないバローロ・ワインのぶどう畑と ワイナリーを見学し、試飲。ワイン博物館も訪問予定。 ★バローロ・ワインとは? イタリア・ピエモンテ州バローロ村を中心とした指定地区で栽培され、ネッピオーロ種で造った赤ワイン。 1981年に『D.O.C.G.』企画のワインに指定されています。 ※『D.O.C.G.』は、ぶどうの品種、収穫ゾーン、収穫から3年以上の熟成が必要など、特別な条件を クリアしたワインだけに与えられる称号。 ジビエとなる野獣や野鳥が豊富に得られるこの地方では、多くのイタリアワインが酸味の強い割にタンニンの少ない軽め の味わいになっている中で、長期熟成に耐える、色が 濃く、しっかりした渋みと、深いこくのあるワインを作ってきた。 ネッビオーロ種で作られるワインは、アルコール度数が高く、非常に重厚な味わいのワインで、 「ワインの王様、王様のワイン」とも呼ばれている。 バローロワインイメージ ワインセラーイメージ イタリア・スローフード協会訪問(予定)/ブラ ワイン畑 9/28(月)AM イタリア・ピエモンテ州ブラの街はスローフード運動発祥の地であり、イタリア・スローフード協会及び スローフード・インターナショナルの本部食科学大学が置かれている。 訪問時には、協会の活動や取組みについて、担当者より説明を受ける予定。 ★スローフードとは? ファストフード(fast food)の健康や情緒に及ぼすマイナス影響、ひいては食文化の荒廃への警鐘として提唱された言葉。 食べ方について、ファスト(速い)は人工的で不自然とし、本来的でスロー(ゆっくり)に立ち戻ろうという運動が、 1980年代後半にイタリア・ピエモンテ州で始まり、環境問題の深刻化やBSEの発生など、食品にまつわる事件 とも相まって、世界規模のNPO団体「スローフード協会」となった。各地で安全な食を求める消費者を結び、 有機栽培や小規模経営の生産者を支持し、その環境をも守ろうとする食のエコロジー活動でもある。 2000年にはスローフード・アワードが創設され、2002年度の受賞者に佐賀県で古代米(赤米/黒米)を 有機栽培した方が選ばれた。 イータリー(Eataly)本店訪問/トリノ 9/28(火) スローフード運動の拠点の一つである高級食料品スーパー。 商品や店のつくり、イートインコーナーなどを自由に見学。 ★ イータリーとは? 現在イタリア国内13店、日本に9店、米国2店(ニューヨーク、シカゴ)、UAE・ドバイ、トルコ、 イスタンブールに店舗展開をしているイータリーの第1号店は、今回訪問するトリノ。 店のコンセプトは、高品質農作物を広める新しい方法を模索すること。 店名はEATとITALYの2つの英単語の組み合わせ。Eatalyとはイタリア料理を食べることだが、イタリアの 食材とワイン文化の結合、歴史を理解した上で、食事を楽しむことが前提にある。 イータリーの食料品やワイン等オリジナル商品は、小規模生産者からの仕入れ。たとえばグラナノの小麦製パスタ ピエモンテの卵パスタ、フランス・イタリア国境のアルプスの湧水を利用したミネラルウォーター、ヴェネト州 及びピエモンテ州産ワイン、リビエラ海岸地区産のオイル、ピエモンテ州ファッソーネ牛、伝統的なイタリア製 チーズなど、生産者と卸売業者の直接的な関係を確立し、手頃な価格で最高の職人製品を提供している。 トリノ本店 トリノ本店 生ハム工場見学/パルマ 店内イメージ 公式Hpより 9月29日(火)AM 日本でもすっかり有名になったパルマの生ハムは、パルマ市内から南へ10㎞ほどの丘の上にあるランギラーノ という小さな町(横400m×長さ2Kmの地区)が生産地。 大小を含め約200の工場がある。今回の視察ではパルメザンチーズとあわせて伝統産業でもある工場を訪問、 見学・試食を実施。 ★パルマの生ハムの人気は? プロシュット・ディ・パルマ(イタリア語 Prosciutto di Parma)は別名「パルマハム」とも呼ばれる、 パルマ近郊で作られているプロシュット、生ハムの一種。金華火腿、ハモン・セラーノと並んで世界三大 ハムの一つに数えられている。 DOP(保護指定原産地表示)の一つとなっており、産地保証による品質管理のため、この名称を使用する条件は 厳しく運用されている。日本においても2006年10月に、パルマハム協会が特許庁に地域団体商標 「PROSCIUTTO DI PARMA(プロシュット・ディ・パルマ)」として出願し、登録査定された。 パルマハム協会で認定された原料肉といっても、当然のことながらその質は全て一定ではなく値段にも差がある。 良い原料肉は値段が高く、質が下がるに伴い値段も下がります。パルマハムは塩と自然環境+職人の経験で作る ため、原料肉の占めるその重要度は大変 大きいと言える。おいしいパルマハムの条件を職人の間では原料肉の 質が6割、その後の自然環境、職人の経験などが4割と言われており、この条件が交わって初めて最高のパルマ ハムが出来あがる。 フードエコロジーセンター ロスゼロ循環 http://www.expo2015.jp/foodculture/c_block/16/03/ 食品ロス削減国民運動(NO-FOODLOSS PROJECT) 現在、同社のリキッド発酵飼料を導入している契約農家は15軒。精肉に 加工され、百貨店やスーパーで「優とん」「旨香豚(うまかぶた)」の ブランド名で販売されています。 「当社の特徴は、食品廃棄物の利用を通じてリサイクルループの形成を 図っている点にあります。単なる食品廃棄物の飼料化ではなく、製造し た飼料を農家に使ってもらい、そこでできた製品を排出事業者が品質・ 安全性面の付加価値をつけて消費者に販売するという“循環の輪”をつくる 取り組みです。 BSE(牛海綿状脳症)の影響で食品廃棄物の飼料化に対 する規制が厳しくなっているヨーロッパからも、日本のこの成功事例は 注目を集めています」現在、日本の畜産業は、飼料のほとんどを海外か らの輸入に頼っているのが現状です。この取り組みが、飼料自給率の向 上につながることが期待されています。 取材協力:株式会社日本フードエコロジーセンター