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ヴァイキング船が原型の「チャーチボート」日本初上陸 チャーチボートとよ

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ヴァイキング船が原型の「チャーチボート」日本初上陸 チャーチボートとよ
ヴァイキング船が原型の「チャーチボート」日本初上陸
チャーチボートとよばれる大型の木製手漕ぎボートが日本の愛好家によりフィンラン
ドから輸入され
9 月 9 日(金)午前 11 時
鶴見川漕艇場で
初漕ぎを兼ねた披露会を
行います。
この艇はヨーロッパでチャーチボートの楽しさを知った愛好家たちが、運営のための会
員組織「ライナーズクラブ」を設立し、個人的に資金を出し合いフィンランドから輸入
したものです。
ライナーズクラブ設立の目的はチャートボートを日本で広め、出来るだけ多くの人に漕
ぐ楽しさを味わってもらう事です。日本でチャーチボートについてはボート関係者の間
でもほとんど知られていません。そこでこの機会に下記要領で今回輸入したチャーチボ
ート(艇名=風神丸)披露することにしまし、報道関係の方々にもご案内させて頂いて
おります。
記
日時:
2011 年 9 月 9 日 午前11:00から
ライナーズクラブのメンバーの他に20~30 人が集まりチャーチボ
ートを漕ぎます。往年のオリンピック選手も来ます。
場所:
神奈川県鶴見川漕艇場
横浜市鶴見区本宮 2 丁目6
備考:
電話 045-582-8680
ボートの経験が無くても当日風神丸に乗ることが出来ます。救命具の
用意あり)
。ご希望の場合は下記にお問い合わせください。
問合せ:
ライナーズクラブ
芳野法一
電話 070-6451-4556
e-mail [email protected]
以上
1
添付資料1
チャーチボートとは
Ⅰ.歴史
スカンジナビアで使われていたヴァイキング船が原型となり、その後時代の要求に合わ
せて形を変え現在に至っています。チャーチボートという名前は、まだ道路が発達して
いない時代に水路を利用して毎週教会へ礼拝に向かうために使った艇であることに由
来しています。
Ⅱ.現在の用途
レクリエーション並びに競技スポーツ用としてスカンジナビア諸国やドイツで徐々に
愛好者が増えています。国によって多少船型が異なりますが、今回購入したのはチャー
チボートが最も盛んなフィンランドの型です。
Ⅲ.船型重量
長さ=12m 幅=2m 深さ=0.7m 重さ=400kg~500kg
座席はスライディングシート(競技用ボートと同じ)、シート数は漕手用14、舵取用
1シート。合計15人乗り。座席外にも1~2人の乗艇可能。
Ⅳ.安全性・スピード
ナックルフォアを含む競技用ボートと比較して波に対しては格段の安定性があります。
強い風でなければ、大きな湖や海(外洋を除く)でも漕ぐ事が出来ます。
60kmチャーチボートレースの優勝タイムが4時間前後なので平均時速は15km。
長距離ならばオリンピックのボート種目で一番速いエイトと比較してもスピード面の
遜色はありません。8人漕ぎと14人漕ぎなので当たり前と云えば当たり前ですが。
ブルターニュ半島
モルビアン湾
2
ベネチア 大運河
添付資料2
チャーチボートを使ってやろうとしていること
手漕ぎボートに関する日本の環境(艇/オールなどの用具・漕ぐ水域)は競技者向けに
偏っています。他のスポーツに目を向けてみると、例えば自転車には選手がコンマ数秒
を争う競技会の他にサイクリングツアーのような、一般の人でもあまり敷居が高くない
分野があります。チャーチボートを使ってやりたいことは「気軽に参加出来て、更に漕
ぐ事自体を楽しめる環境作り」、つまりサイクリングツアーのボート版です。また、現
状では安全性の観点から、非常に限られた水域でしかボートを漕ぐ事が出来ません。し
かしチャーチボートを漕いで遠出をすることで風向き・潮の流れ・波への対処など自然
と向き合う機会が増えます。日頃人工的なものの中に埋没している我々、特に青少年に
とってこの経験は貴重なものと考えます。
具体的には下記の様なことを計画しています。
Ⅰ.首都圏ツアーRowing(半日~2日)
鶴見川漕艇場―大師運河―多摩運河―多摩川―海老取川(約20km) 昼食
海老取川―京浜運河―東京湾ベイブリッジ ー東雲運河―夢の島マリーナ(約20km)
夢の島マリーナに係留し、翌日同じコースを逆に鶴見川漕艇場まで帰る。
以上は一例で幾つものコースが考えられる。
Ⅱ.関東近県ツアーRowing(1日~7日)
夢の島―江戸川―松戸―野田―関宿―取手―香取―潮来茨城県艇庫(約200km)
(関宿が水深不足で通過不可の場合は一部陸送)
茨城県艇庫を基地にして霞ヶ浦周辺を漕ぐ。帰途はメンバーを変えて同じコースで帰る
か陸送。
Ⅲ.内海並びに湖周航
瀬戸内海、大村湾、七尾湾、琵琶湖、浜名湖、宍道湖・中海など。専用トレーラーで艇
を陸送する。
Ⅳ.初心者向けボート教室への貸出
現在首都圏各地で行われているボート教室に艇を貸し出す。安定が良く、漕ぎ方が簡単
なので初心者には最適。ボート教室はツアーRowing 参加者を増やす良い機会と考えて
いる。また、教室を訪れた小中学生の中から将来競技ボートを目指す子供が出るのも期
待している。
Ⅴ.長距離ボートレースの実施
サイクリングツアーとは異なる発想であるが、2~3 年先には、チャーチボート・オー
シャンスカル・ツーリングボートなど波に強いボートによる長距離レースを開催したい。
例えば名称は横浜―東京ボートマラソン、横浜ベイブリッジ下をスタートにし、ゴール
はお台場海浜公園。これで約30km。往復60kmの部、片道30kmで終わりの部、
2 日間かけて60km漕ぐ部など参加者の体力に合わせて何種類かのレースを作る。
3
参考までに毎年フィンランドで行われている長距離レースがあります。
コース地図。湖にある島を 1 周する。優勝
今年のプログラムの表紙、主催者は
を狙う Crew は 4 時間ほどで一気に漕ぎき
世界最大のボートレースと言っている。
るが、途中トイレ休憩などを取り 6 時間ほ
どかけてやっと完漕する Crew もある。
。
今年日本から参加した Crew。
2 日間で70km漕ぐ種目に参加。
艇は風神丸。
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