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学校法人会計基準の改正案に関する意見公募手続(パブリック・コメント
学校法人会計基準の改正案に関する意見公募手続(パブリック・コメント)に対して 寄せられた意見対応 平成22年2月25日 文部科学省高等教育局私学部参事官付 標記について、平成21年12月21日から平成22年1月20日まで文部科学省のホームページ等を通じてご意見を募集したところ、4件のご意見をいただきました。 お寄せいただいたご意見と、それらに対する当省の考え方について、以下のとおり取りまとめました。なお、取りまとめの都合上、いただいたご意見のうち、パブリック・コメントの対象となる事項についてのみ考え方を示させて いただいております。 今回、ご意見をお寄せいただきました方々に厚く御礼申し上げます。 意見番号 意見 回答 1 学校法人の設置する幼保連携型認定こども園の認可保育所については厚生労働省において簡素化を検 社会福祉法人の幼稚園の会計処理を今回対象外にするのであれば、学校法人の設置する認定こども園 討中です。 の認可保育所、及び、幼稚園型の認可外保育所の会計処理も社会福祉法人会計の対象外にしてほしい。 なお、幼稚園型の認可外保育所を含め、学校法人が設置するものについては、学校法人会計基準による 会計処理が一般になされるようになると思われます。 2 学校法人会計基準、社会福祉法人会計基準の二重会計のほかに、特に気になった点として、物品を購入 学校法人会計においては本来事業である幼稚園部門と付随事業である保育所部門を明確に区分して処 した際に、幼稚園部門と保育所部門で計上する勘定科目が違うということは、違和感がある。例えば、楽 理することが求められているため、幼稚園部門と保育所部門で計上する勘定科目が異なる場合がありま 器を購入した場合、貸借対照表において、幼稚園部門では「教育研究用機器備品」に計上されるのに対し す。ご意見は今後の参考意見とさせていただきます。 て、保育園部門では「その他の機器備品」に計上されることになっている。 3 「今後の認定こども園制度の在り方について」(認定こども園の在り方に関する検討会(平成21年3月))に 幼稚園・保育所はそれぞれ違う法律で設立されている現状において、認定こども園であるから会計処理を おいて、会計処理については、「学校法人が保育所を運営又は社会福祉法人が幼稚園を運営する場合に 簡素化して良いものとは思えない。 おいても、それぞれの法人会計基準に基づく会計処理で対応を可能とすべく検討」することとされ、これを 踏まえ、このたび会計処理の簡素化のために所要の整備を図ろうとするものです。 4 今回の改正は、幼保連携の推進に寄与すると考えられ、省令案に賛成する。 ご指摘については、今回の改正に関わらず、一定額以上の経常費補助金を受給する幼稚園の設置主体 なお、認定こども園に認定された幼稚園が一定額以上の経常費補助金を受給する場合には監査の対象 に対しては監査を義務づけられていますが、地域や個々の設置主体の実情を配慮することが大切である となることから、当該社会福祉法人に過大な負担がかからないよう、所轄庁においてご配慮いただきたい。 と考えます。