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日本大学医学部及び看護専門学校学生のキャリア形成に関する意識
日本大学医学部及び看護専門学校学生のキャリア形成に関する意識調査集計結果 日本大学研究委員会男女研究者共同参画専門部会 女性研究者支援推進ユニット推進コア はじめに 近年、女性医療職(医師や看護師など)が、仕事とライフイベント(結婚、出産、育児、介護)との 両立困難から仕事を辞めてしまうことが多く、そのことが、医療職不足の一因になっていると言われ ています。本学医学部学生および看護学校学生について、今、医療職としてのキャリア形成をどのよ うに考えているか、キャリア形成の上で、問題点がどこにあって、それを補うためには、我々はどの ようなキャリア教育をしていけばよいのか、その手がかりを得るために、医学部学生および看護学校 学生にたいしてアンケート形式で意識調査を行いました。 その結果を医学部生回答と看護専門学校生とに分けて、それぞれとりまとめましたので、以下に報告 いたします。ここで得られた結果については、今後の女性研究者支援の企画や活動方針に生かしてま いります。 ご協力ありがとうございました。 実施内容 1 実施期間 平成 22 年 6 月 21 日(月) 7 月 7 日(水) 2 対 象 者 本大学医学部および看護専門学校在籍の全学生 3 実施方法 ①本調査は,無記名方式で実施。 ②本調査の回答にあたっては,個々人の意見及び意志により回答。 回答結果から個人を特定できる情報としては取り扱いません。 4 回収数集計対象回収数 874 通(回収率 90.2%) ******************************** 医学部 ******************************* 【質問 1】 基礎データ 10代 13.7% 20代 84.8% 30代 1.5% 図1 回答者の年齢 図2 回答者の性別 男性 70.3% 女性 29.7% 【質問 2】あなたが医学部進学を決める際に自分自身の性別を意識しましたか。 はい 8.2% いいえ 86.1% どちらともいえない 5.7% 図3 男子全学生の回答の割合 はい 34.0% いいえ 61.0% どちらともいえな い 5.0% 図4 女子全学生の回答の割合 【質問 3】あなたがこの先進路の選択(卒後の研修先の選定や診療科の決定など) をする時、自分自身の性別を考慮すると思いますか。 はい 14.3% いいえ 77.5% わからない 8.2% 図5 男子全学生の回答の割合 はい 75.1% いいえ 15.9% わからない 9.0% 図6 女子全学生の回答の割合 【質問 4】女性医療職(医師や看護師など)が、仕事とライフイベント(結婚、出産、育児、 介護)との両立の困難さから仕事を辞めてしまうことが、医療職不足の一因になっていると して、社会的にも本学においても重要な検討課題になっていることを知っていますか。 よく知っている 23.8% ある程度知って いる 62.7% 全く知らない 13.5% 図7 男子全学生の回答の割合 よく知っている 41.8% ある程度知って いる 53.7% 全く知らない 4.5% 図8 女子全学生の回答の割合 【質問 5】女性医療職にとって、仕事とライフイベントとの両立を困難にさせている要因は何 でしょうか。下記の項目の中から 4 つ以内で選んでください。 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 25.8 23.5 18.9 16.4 13.8 14.3 13.6 13.4 7.8 3.9 2.4 2.3 1.31.3 0.5 0.1 実 に家 なが ら遠 なく い て 当 て そ の 他 男性 女性 シ本 人 ンの のモ 低チ さベ 図9 19.521.0 ロ ル 足モ デ ル の 不 配 偶 無者 支の 援無 理 解 や 男 僚性 の上 無司 理や 解男 性 同 女 僚性 の上 無司 理や 解女 性 同 医学部男女全学年の回答の割合 職 場 の内 不の 備支 援 制 度 社 会 の的 不な 備 支 援 制 度 【質問 6】あなたが、将来、ライフイベントに遭遇した時には、 どのような生活を送りたいと考えていますか? 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 74.2 40.0 子 供 を 持 いつ つ も り は な 図 10 9.4 3.5 4.54.0 ど ち ら も 仕 事 を 続 け る 自 分 の は家 難事 し・ い育 児 分 担 12.1 1.30.5 1.3 0.5 1.5 結 婚 事と を同 辞時 めに る自 分 が 仕 子 供 仕が 事で をき 辞た めら る自 分 が 3.8 0.0 6.2 12.0 0.0 自 ナ結ナ子 分 供 減の が婚 が が し育 仕と 仕 で た児 め事同 事 き ら の る を 時 を に た 復負 パ ら 職担 辞パ が トめ 軽 辞 るト 1.0 担パ がト 軽ナ 減 しの た育 ら児 復の 職負 20.1 4.0 1.11.5 今 は ま だ 分 か ら な い 男性 女性 そ の 他 医学部男女全学年の回答の割合 【質問 7】女性医療職が育児や介護と仕事を両立させてキャリアを継続するために 有効と思われる取り組みを、下記の項目の中から 5 つ以内で選んでください。 17.1 18.0% 16.0% 14.3 12.7 14.0% 13.1 12.3 11.4 11.4 12.0 12.0% 10.2 9.5 10.5 10.5 9.8 9.3 10.0% 8.1 7.7 8.0 6.8 8.0% 6.6 6.9 6.5 4.8 6.0% 4.0% 2.0% 0.6 0.0 男性 0.0% 将 ア 悩 上 配 院 勤 短 休 休 そ 女性 タ イ ム ス パ ン や 諸 制 度 等 に つ い て 教 育 来 の 進 路 に つ い て 教 育 ド バ イ ス を 得 る 機 会 み を 相 談 で き る 窓 口 司 同 僚 の 意 識 改 革 図 11 医学部男女全学年の回答の割合 偶 者 の 積 極 的 参 加 内 保 育 所 学 内 学 童 保 育 の 整 備 務 時 間 の 短 縮 ・ 弾 力 化 時 間 勤 務 の 正 規 雇 用 化 業 中 の 在 宅 勤 務 業 中 の 再 教 育 シ ス テ ム の 他 【質問 8】あなたは、女性医師が、子育てを終えて負担が軽減したのちに、 どのような生き方をしたい(男性の場合はパートナーが医師であった場合に、 ・・してほしい) と考えますか? 30.0% 25.0% 20.0% 25.1 23.4 22.4 19.7 19.7 15.0% 6.2 3.7 2.1 5.0% 1.0 0.0% フ のル 医タ 療イ 職ム にで 復大 帰学 病 院 図 12 16.7 13.5 11.5 11.5 10.0% 22.5 20.8 短 教フ 教短 一 育ル 育時 般 の時 職タ 病 間 医勤 ・イ 職間 院 タに 療 務 に ム ・ 勤 復 務 イお 職 で 復 で 帰 で ムい に 大 帰 医 復学 研学 研医 て 帰病 究部 究学 フ 職部 院 職の にの ル 0.3 一 般 病 院 で 短 時 間 勤 務 開 業 医 2.1 0.0 0.30.0 産 業 医 / 医 薬 系 企 業 等 医 療 行 政 医 療 職 以 外 3.9 6.8 0.5 2.6 特 に 職 に は 就 か な い 考 え た こ と が な い 1.6 男性 女性 そ の 他 医学部男女全学年の回答の割合 【質問 9】男女共同参画社会を推進する方策の一つとして「男性が育児休業を取得すること」 が推奨されています。このことについて、あなたの考えに近いものを 4 つ以内で選んでくだ さい。 30.0% 24.4 25.4 21.7 19.3 25.0% 20.0% 14.0 15.0% 10.0% 5.0% 18.4 3.9 6.8 1.9 2.0 8.3 4.2 13.0 11.5 10.1 9.1 2.02.5 0.0% 男 性 は 育 児 に は 不 向 き 図 13 職 場 の 上 惑司 や 同 僚 に 迷 医 療 職 に は な じ ま な い 男 性 るが よ子 い育 機て 会に 参 加 す パ ト ナ の 支 援 子 供 に よ い 影 響 医学部男女全学年の回答の割合 キ キ リ ア 響に マ イ ナ ス 影 リ ア に プ ラ ス 影 響 0.90.5 2.52.2 0.8 0.2 男性 給 み ト 与 レ が と ン 保 も デ り証 な たさ いい い いれ / で れ 格 格 ば 好 好 取 悪 い そ の 他 女性 ******************************** 看護専門学校学生 ******************************* 【質問 1】 基礎データ 10代 54.1% 20代 43.8% 30代 2% 図 14 回答者の年齢 図 15 回答者の性別 男性 6.1% 女性 93.9% 【質問 2】あなたが医学部あるいは看護専門学校に進学しようと決める際に 自分自身の性別を意識しましたか。 はい 33.3% いいえ 66.7% どちらともいえない 0.0% 図 16 男子全学生の回答の割合 はい 13.0% いいえ 80.5% どちらともいえない 6.5% 図 17 女子全学生の回答の割合 【質問 3】あなたがこの先進路の選択(卒後の研修先の選定や診療科の決定など)をする時、 自分自身の性別を考慮すると思いますか。 はい 41.7% いいえ 58.3% わからない 0.0% 図 18 男子全学生の回答の割合 はい 16.8% いいえ 67.0% わからない 16.2% 図 19 女子全学生の回答の割合 【質問 4】女性医療職(医師や看護師など)が、仕事とライフイベント(結婚、出産、育児、 介護)との両立の困難さから仕事を辞めてしまうことが、医療職不足の一因になっていると して、社会的にも本学においても重要な検討課題になっていることを知っていますか。 よく知っている 0.0% ある程度知って いる 66.7% 全く知らない 33.3% 図 20 男子全学生の回答の割合 よく知っている 16.8% ある程度知って いる 62.5% 全く知らない 20.7% 図 21 女子全学生の回答の割合 【質問 5】女性医療職にとって、仕事とライフイベントとの両立を困難にさせている要因は何 でしょうか。下記の項目の中から 4 つ以内で選んでください。 23.8 23.5 23.8 25.0% 15.0% 10.0% 5.0% 18.8 18.2 16.7 20.0% 8.5 11.911.7 9.59.7 7.1 4.8 6.0 2.4 3.3 0.0% 本 人 ンの のモ 低チ ベ さ シ 図 22 ロ ル モ デ ル の 不 足 配 偶 者 支の 援無 理 解 や 無 男 性 の上 無司 理や 男 解性 同 僚 女 性 の上 無司 理や 女 解性 同 僚 職 場 内 不の 備支 援 制 度 の 看護専門学生男女全学年の回答の割合 社 会 的 不な 備 支 援 制 度 の 実 家 なが ら遠 なく て い 当 て に 0.0 0.3 そ の 他 男性 女性 【質問 6】あなたが、将来、ライフイベントに遭遇した時には、どのような生活を送りたいと 考えていますか? 66.7 70.0% 60.0% 50.0% 42.8 33.9 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 16.7 2.8 0.0 子 供 を 持 つ つ も り は な い 図 23 3.3 5.0 2.8 0.0 0.0 0.0 0.0 ど ち ら も 仕 事 を 続 け る 自 分 の 家 事 ・ い育 児 分 担 は 難 し 結 婚 と 同 時 めに る自 分 が 仕 事 を 辞 子 供 が で き 辞た めら る自 分 が 仕 事 を 自 分 の 育 児 らの 復負 職担 が 軽 減 し た 0.0 結 婚 と 同 事時 をに 辞パ め るト ナ が 仕 8.3 0.0 子 供 が 仕で 事き をた 辞ら めパ る ト ナ が 9.4 0.0 8.3 パ ト 減ナ し たの ら育 復児 職の 負 担 が 軽 今 は ま だ 分 か ら な い 1.7 0.0 そ の 他 男性 女性 看護専門学校男女全学年の回答の割合 【質問 7】女性医療職が育児や介護と仕事を両立させてキャリアを継続するために有効と思わ れる取り組みを、下記の項目の中から 5 つ以内で選んでください。 18.1 20.0% 18.0% 15.6 16.0% 13.1 12.3 11.5 14.0% 11.1 11.1 11.1 11.1 10.8 11.1 12.0% 10.6 11.1 8.3 10.0% 7.8 7.2 6.7 6.7 7.1 8.0% 4.4 6.0% 4.0 4.0% 2.2 0.5 0.0 2.0% 0.0% タ イ にム つス いパ てン 教や 育諸 制 度 等 図 24 将 来 の 進 路 に つ い て 教 育 ア ド バ イ ス を 得 る 機 会 悩 み を 相 談 で き る 窓 口 上 司 同 僚 の 意 識 改 革 配 偶 者 の 積 極 的 参 加 医学部男女全学年の回答の割合 院 内 保 育育 の所 整学 備内 学 童 保 勤 務 時 間 の 短 縮 ・ 弾 力 化 短 時 間 勤 務 の 正 規 雇 用 化 休 業 中 の 在 宅 勤 務 休 業 中 の 再 教 育 シ ス テ ム そ の 他 男性 女性 【質問 8】あなたは、女性医療職(医師・看護師)が、子育てを終えて負担が軽減したのちに、 どのような生き方をしたい(男性の場合はパートナーが医療職であった場合に、・・してほし い)と考えますか? 88.9% 90.0% 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 36.5 40.0% 22.2 30.0% 17.0 22.0% 16.4 20.0% 11.1 1.9 1.3 0.6 0.6 0.6 1.3 2.5 11.9 1.3 10.0% 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0% フ ル タ イ ム で 大 復学 帰病 院 の 医 療 職 に 図 25 短 時 間 勤 務 で 大 復学 帰病 院 の 医 療 職 に フ ル タ イ ム 究で 職医 に学 復部 帰の 教 育 職 ・ 研 短 時 間 勤 務 究で 職医 に学 復部 帰の 教 育 職 ・ 研 一 般 病 院 に お い て フ ル タ イ ム 一 般 病 院 で 短 時 間 勤 務 産 業 医 / 医 薬 系 企 業 等 開 業 医 医 療 行 政 医 療 職 以 外 特 に 職 に は 就 か な い 考 え た こ と が な い そ の 他 男性 女性 看護専門学生男女全学年の回答の割合 【質問 9】男女共同参画社会を推進する方策の一つとして「男性が育児休業を取得すること」 が推奨されています。このことについて、あなたの考えに近いものを 4 つ以内で選んでくだ さい。 30.0% 25.4 23.923.1 23.1 20.4 15.4 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 図 26 2.6 1.7 5.1 2.4 男 性 は 育 児 に は 不 向 き 職 場 の 上 惑司 や 同 僚 に 迷 10.3 7.7 7.7 5.1 3.7 3.7 1.9 医 療 職 に は な じ ま な い 16.0 男 性 るが よ子 い育 機て 会に 参 加 す パ ト ナ の 支 援 子 供 に よ い 影 響 キ リ 影ア 響に マ イ ナ ス 看護専門学生男女全学年の回答の割合 キ リ ア に プ ラ ス 影 響 0.9 4.1 0.4 0.0 2.6 0.0 給 み ト 与 レ が と ン も デ り保 証 な たさ いい い いれ / で れ 格 格 ば 好 好 取 悪 い そ の 他 男性 女性 ************************* 自由記述(主な回答の抜粋) *********************** 【家庭と仕事の両立】(抜粋) ・結婚後の仕事についてである。女性は結婚をしたら子供を産むかもしれない。しかし、医師という 職はそう簡単に休める職ではないので、私生活がうまくいくかどうかが今の一番の気がかりなことで ある。 ・子供の状態に合わせた仕事ができるか ・結婚や出産の時期について。 ・上司が男性だと女性側からしたら理解してもらえない部分もあるので会社内で、相談できる窓口が あれば良いと思う。 ・医師になって生涯続けていきたいという思いは強いのですが、子供も欲しいと考えているので、両 立ができるのかとても不安です。特にいつ結婚して、いつ子供を産むのが一番良いのかが全く分から ないですし、そういったことを教わることができる機会があるのかも分からないので、とても心配で す。 ・女性医師が子育ての際に、どのような時間配分で仕事と子育てを両立できる環境が自分が医師にな るまでに整っているかどうかが、心配です。 ・女性の問題ばかりが騒がれますが、男性も育児に積極的に参加できる機会が欲しいです。 ・私自身も仕事を思いっきりやっていきたいので、結婚しましたが、子供は産まないつもりでいます。 本当に子供を産まなくても良いのか、産んでも医師として、男性医師と同じように戦力としてやって いけるのか、心配です。 ・自分の結婚や出産によって、自分のキャリアアップの障害になるのではないかということ。でも出 産は諦めたくはないのでどうすれば最善なのかわからない。 ・親が医師ではないため、情報が非常に少ない。子育てもしっかり自分でやりながら、キャリアも形 成したいが、簡単なことではなさそう。もっと情報が欲しい。 ・今後の医師生活において結婚、出産も組み込んでいきたいので、ベストなタイミングを知っておき たい。ということと、休業中に継続できるシステムや支援制度、勤務時間の弾力化を望んでいます。 そのような環境の整った病院で働きたいので情報を知る機会もほしいです。 ・女性の役目は、仕事だけではなく母親となり妻として家庭を守るということも非常に大切です。私 は仕事も続けていきたいし、子供も産んで家事もきちんとしたいです。しかしすべてのことを 100% できることは不可能ですし、仕事のキャリアを積もうとしても、やはり 100%を仕事に注ぐことがで きる男性との差は絶対に埋まらないと思う。 ・自分が女性の一人として仕事、家庭の両立を願う上で周囲の協力がしっかり得られるかどうか、休 職した後復帰する際に、再教育システムが整えられているかどうか。 ・大学内に出産、子育てと仕事を両立されている先生が少ないと感じる。そういう先生方から直接お 話を聞く機会も少なく、女子学生にとっては仕事とライフイベントとの両立について考える機会が少 ないと思う。 ・BSL で各科をまわると、メジャーには女性医師が少なく、家庭と仕事を両立している女医には未だ 出会っていない。マイナーには、女医も多く家庭と両立している。私は将来メジャーにいきたいので 結婚との両立を不安視する。出産もしたいが、親は地方なので、出産するなら地元で働くしかないの かとも考えている。将来が不安。 【結婚・育児休業・休暇】(抜粋) ・男性の育児休業を行っている人を見た事もないし、聞いた事もないが、育児休業を行うと会社に迷 惑をかけたりはしないのだろうか。 ・男性にも育児休業が欲しい ・育児休暇中のキャリア ・今後の育児休暇(男性)が普及してほしい。 ・結婚して子供が産まれたとき、ちゃんと休みが取れるのか。休み明けの教育などがちゃんとしても らえるのかが気になります。 ・結婚することがあった時、夫に合わせて近くの病院へ転勤しなければならないこと。 ・六年間の大学生活の後、いつ結婚するべきか。 ・結婚できる時期がいつなのか。医師がどんな人と結婚しているのか。 ・現在考えているキャリアパスは、国内、国外を何カ所か転々としていくことになっているので、そ んな自分についてきてくれる結婚相手が見つかるか心配である。 【進路】(抜粋) ・一応私は結婚願望があるので、どのようにこれからの進路を進めていこうか悩んでいます。結婚や 出産、子育ての時期、またそれと同時にどのように勉強をしていくべきなのかについて悩んでいます。 ・この六年間で、本当に医者としての実力が身に付くか心配である。また、研修医修了後にちゃんと 自分に合った病院に就くことができるか心配である。 ・将来、どこで働くか?(地元に帰るか、大学病院に残るか?)自分のキャリア形成と、ライフプラン を考えると、どのように両立させていけばいいのか不安。 ・大学院に進学することはキャリア形成にとって有効であるかどうかということ。 ・将来、勉強のために留学しようと思っているのですが、日本に帰ってきてからの就職先が心配。 ・どの病院への研修が良いのか、などの情報が少ないこと。 ・開業医として働くか勤務医として働くか。また結婚した場合共働きするか否か。 ・自分の進路が決まっていないこと。 ・自分が尊敬できるロールモデルに出会えるか。とりあえず、今のところ、この大学内でそのような 人とは出会っていない。 ・他分野領域の人との人脈、関わり ・子供がいるのでどこに就職すべきか迷っている。子供のためにあまり引っ越しをするのは良くない と思うので、研修した地に就職したいと思っているので進路の選択に慎重になっている。 ・医学部 6 年間での学校での成績がどの程度マッチングに影響を与えるのか、もしくは研修先の教育 環境の善し悪しによる、自分の将来的な実力への影響。 ・研修において地方の病院と都会の病院で、どの程度の差が生じているのか。 ・大学病院と市中病院でのメリット・デメリット、大学院に進学して学位を取るかどうか。 ・医療の進歩が速いので一度その職から離れて再び復職しようとする時、どうしても技術的な面でマ イナスになってしまうのではないか ・現場を離れたら戻りづらい環境にあること。女性が職をもう一度探すのに苦労すること ・育児休暇を取った後に復帰できるレベルに追いつけるかどうか。 ・仕事を離れた時、技術が低下してしまうこと。 ・結婚して出産しても現場に戻れる環境になっているかどうか ・育児休暇中に、キャリアに影響がでること。復職できるのか不安。 ・子育てを終えた後の仕事の復帰。休業中に失うキャリアが心配。最新の医療についていけるか心配。 ・私は将来子育てをしたいと思っているので、そうなると将来選択できる科が限られてしまうこと。 また、たとえ育児休暇をとれたとしても職場復帰できるのかが心配である。現状では子育てがきっか けで医師をやめてしまう女性が多いためである。