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AXIS ビデオサーバ:トリガ入力があった時に FTP で画像を送信する方法

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AXIS ビデオサーバ:トリガ入力があった時に FTP で画像を送信する方法
AXIS ビデオサーバ:トリガ入力があった時に FTP で画像を送信する方法
アクシスコミュニケーションズ(株)
I.
はじめに
このドキュメントは、AXIS ビデオサーバにトリガ入力があった時に、トリガ入力前と後の JPEG 画像
を FTP で送信するための手順について説明したものです。
この手順書は、AXIS ビデオサーバ v4.30 を元に作成しています。
II.
トリガとなる条件
画像を送信するトリガとなる条件は、以下のようなものがあります。機種によっては、これ以外の条件
が設定できるものもあります。
Input port
AXIS ビデオサーバの I/O ターミナルブロックの入力ポートの状
態が変わったとき
Manual trigger
「Live View」ページの Trigger ボタンをクリックしたとき
Video loss
ビデオ信号が途切れたとき
Motion Detection
モーション検知ウィンドウで変化が検知されたとき
On boot
電源を入れ直した時など、AXIS ビデオサーバが再起動したとき
Pan Tilt Zoom
AXIS ネットワークカメラが指定したプリセットポジションへ移
動したとき(パン/チルト/ズーム対応カメラ接続時のみ)
III.
設定方法
以下の設定では、トリガ条件として、「Input Port」を選択した場合の手順を説明します。
1.
ブラウザで AXIS ビデオサーバにアクセスし、「Setup」をクリックします。
2.
左側のメニューより、「Event Configuration」の「Event Servers」をクリックします。
3.
「Add FTP」ボタンをクリックします。
4.
送信先の FTP サーバに関する設定を行います。以下の図を参考にしてください。
1
【ご注意】
・ FTP サーバが AXIS ビデオサーバと同じネットワークに無い場合は、「System Option」「Network」-「Basic」ページで、Subnet mask(サブネットマスク)、Default router(デフ
ォルトゲートウェイ)の設定を行ってください。
・ FTP サーバアドレスを、IP アドレスではなく名前(example.com など)で入力する場合は、
「System Option」-「Network」-「Advanced」ページで、Primary DNS Server(プライマ
リ DNS サーバ)、Secondary DNS Server(セカンダリ DNS サーバ)の設定を行ってください。
5.
入力後、「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
6.
左側のメニューより、「Event Configuration」の「Event Types」をクリックします。
7.
「Add triggered」をクリックします。
8.
トリガ条件などを設定します。以下の図を参考にしてください。
2
9.
続いて画像送信の間隔などを設定します。以下の図を参考にしてください。
3
【a.トリガ前後の画像の撮影間隔】
上の図では、トリガ前の画像を 1fps で 5 秒間、トリガ後の画像を 1fps で 5 秒間撮影するよう設定して
います。それぞれのパラメータの意味は以下の通りです。
Include pre-trigger buffer
プリトリガ(トリガ前)の画像を送信したい場合にチェックを付
け、どのぐらいの時間撮影するかを入力します。
Image frequency で、フレームレートを設定します。
Include post-trigger buffer
ポストトリガ(トリガ後)の画像を送信したい場合にチェックを付
け、どのぐらいの時間撮影するかを入力します。
Image frequency で、フレームレートを設定します。
4
【ご注意】
・ プリ/ポストバッファの画像を送信処理中に、次のトリガが入った場合、そのトリガは無視
されます。
・ 画像送信先の FTP サーバの接続に失敗した場合、画像は破棄されます。
・ 指定した撮影間隔の合計サイズが AXIS ビデオサーバのバッファ容量をオーバーした場合、
正しく送信されません。そのような場合、AXIS ネットワークカメラのログファイルに
「Cache full」のメッセージが残りますので、撮影間隔や撮影時間を減らしてください。
【b.画像につけるファイル名】
画像につけるファイル名は、以下の中から選ぶことができます。
Base File Name
ベースとなるファイル名を指定します。
Add date/time suffix
Base file name に、日付と時刻を付加して送信します。
Add sequence number suffix (No
Base file name に、連番を付加して送信します。
maximum value)
Add sequence number suffix up to
Base file name に、
「x」で指定した番号までの連番を付加
「x」 and then start over
して送信します。番号が「x」に達すると、最初から番号
を振り直します。
Overwrite/Use own file format
Base file name で指定した名前で常に上書きで送信する
か、または指定したオプションパラメータに従ってファイ
ルに名前を付けて送信します。オプションパラメータにつ
いて詳しくは、
「?」ボタンをクリックしたヘルプページ(英
語)をご覧ください。
10. 一通り入力が終わりましたら、「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
11. トリガとなる入力を行い、FTP サーバへ画像が送信されていることを確認します。画像が送信され
ない場合は、
「System Options」-「Maintenance」ページの、
「Restart」ボタンで AXIS ビデオ差
サーバを再起動してください。それでも送信されない場合は、設定を再度ご確認ください。
(2006.6.27 Axis Communications K.K.)
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