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GH0942IA2CC

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GH0942IA2CC
半導体レーザ
2016 年 9 月 1 日
技術資料
半導体レーザ
(光ディスク以外用途向け)
GH0942IA2CC
※本技術資料の内容は、 製品改良等のために予告なく変更する場合があります。
※本資料に掲載されている製品をご使用の場合には、 必ず最新の仕様書を御用命のうえ、 その内容を確認頂きますようお願いします。
http://www.sharp.co.jp/products/device/
電子デバイス事業本部 ライティングビジネス事業部
sharp LDA-S4-14-16-A
Model No. GH0942IA2CC
※本技術資料の内容は、 製品改良等により予告なく変更する場合があります。
http://www.sharp.co.jp/products/device/
はじめに
○本技術資料は弊社の著作権等に係る内容も含まれていますので、 取り扱いには充分ご注意頂くと共に、
本技術資料の内容を弊社に無断で複製しないようお願い申し上げます。
○本製品のご使用に際しては本技術資料記載の絶対最大定格や使用上の注意事項及び以下の注意点を
遵守願います。
なお、 本技術資料記載の絶対最大定格や使用上の注意事項等を逸脱した本製品の使用あるいは、
以下の注意点を逸脱した本製品の使用に起因する損害に関して、 弊社はその責を負いません。
(注意点)
①お客様が本技術資料の内容に基づき、 お客様の商品カタログ、 取扱い説明書等を作成される場合には、
本製品をお客様の商品に組み込んだ状態で、 その合理的根拠の有無をご検証頂きますようお願い致します。
②本製品は原則として下記の用途に使用する目的で製造された製品です。
・ 電算機
・ OA 機器 ・ 通信機器 [ 端末 ] ・ 計測機器
・ 工作機器
・ AV 機器 ・ 家電製品
なお、 上記の用途であっても③または④に記載の機器に該当する場合は、 それぞれ該当する注意点を
遵守願います。
③機能 ・ 精度等において高い信頼性 ・ 安全性が必要とされる下記の用途に本製品を使用される場合は、
これらの機器の信頼性および安全性維持のためにフェールセーフ設計や冗長設計の措置を講じる等、
システム ・ 機器全体の安全設計にご配慮頂いた上で本製品をご使用下さい。
・ 運送機器(航空機、 列車、 自動車等)の制御と各種安全性にかかわるユニット
・ 交通信号機 ・ ガス漏れ検知遮断機 ・ 防災防犯装置 ・ 各種安全装置 等
④機能 ・ 精度等において極めて高い信頼性 ・ 安全性が必要とされる以下の用途にはご使用にならないで
下さい。
・ 宇宙機器 ・ 通信機器 [ 幹線 ] ・ 原子力機器
・ 医療機器 等
⑤上記①、②、③、④のいずれに該当するか疑義のある場合は弊社販売窓口までご確認願います。
○本製品につきご不明な点がありましたら事前に弊社販売窓口までご連絡頂きますようお願い致します。
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※本技術資料の内容は、 製品改良等により予告なく変更する場合があります。
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○使用上の注意
(1) 本製品には寿命があります。 使用する場合は、 信頼性の項に記載の寿命を考慮して下さい。
(2) 本製品は静電気によりダメージを受けることがありますので、 次の点に注意して下さい。
⇒本製品取り扱い時は、 作業者、 作業台および電気設備は電源アースラインと常に同電位にして下さい。
また、 作業者はリストストラップを装着して下さい。
⇒本製品取り扱い時は、 帯電防止対策が施された手袋あるいは指サック等を着用し、 直接本製品を持た
ないで下さい。
⇒本製品の駆動には、 リップルの少ない安定化直流電源を用い、 電源スイッチのオン ・ オフ時に発生す
るサージ電流を吸収するために必ずスロースタータ回路を入れて下さい。
⇒光出力設定用のボリュームには信頼性の高いものを使用して下さい。
⇒駆動回路への本製品の接続は、 半田付けあるいは信頼性の高いコネクターを使用して下さい。
⇒本製品の通電中に、 回路や本製品の端子に直接、 例えば、 オシロスコープやデジタルボルトメータの
プローブを接触させないで下さい。
⇒本製品の保存には帯電防止対策が施されたケースを使用して下さい。
⇒作業室内は相対湿度50~70%RHに維持してください。
(3) ごみ、 埃のキャップガラスへの付着は本製品の光学的特性を乱すことがありますので、 作業室内は埃
が生じないよう清浄に維持して下さい。
(4) 本製品は通電によりレーザチップ内部で発熱が起こります。 この発熱によりケース温度が上昇します。
ケース温度の上昇は本製品の寿命を短くする要因になるので、 使用の際はステムに放熱板を取り付け、
ケース温度が出来る限り周囲温度と同程度になるようにして下さい。
(5) 製品の光出力を設定する場合は、 駆動電源が APC(Auto Power Control)、 ACC(Auto Current Control)
いずれの場合でも、 直接光出力を外部の光パワーメータで測定して行って下さい。 光出力は周囲温度
が高くなると低下する傾向にあるので、駆動電流だけで光出力を推定するのは避けて下さい。
(6) 本製品のキャップガラスに汚れが付いた時は、 綿棒にエタノールを付け軽く拭きとって下さい。
(7) キャップガラスは 0.25mmと薄く割れやすいので、 保護のためにキャップを強くはさんだり、 硬く締
め付けたりしないで下さい。
(8) 本製品から出るレーザ光は、 人の目にほとんど見えませんが、 目に障害を与えることがありますので、
次の点に注意して下さい。
⇒動作中に発光面を直接見たり、 レンズ、 顕微鏡、 光ファイバ等を通して見たりしないで下さい。
⇒本製品取り扱い時、 作業者はレーザ保護メガネを着用して下さい。
⇒本製品から出るレーザ光の光軸調整を行うときは、IRスコープや赤外光を可視光に変換する蛍光板
を使用してください。
(9) 本製品のはんだ付けは、 プレヒート、 リフロー等によるパッケージ全体の加熱は避け、 手はんだ等に
より、 リード部分だけの加熱を短時間で行うようにしてください。
(10) 本製品のキャップガラスは、 ごみ、 埃の侵入を防止するものです。 パッケージ内の気密を保証する
ものでは有りません。
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(unit:mm)
Enlarged drawing
around the emission point
Note 2)
1 ±0.15
Note 2) 90°±2°
X
Note 3)
0.4 ±0.1
■ 外形および端子接続
Y
②
φ2.0
±0.2
X
Y
0±0.08
③
0±0.08
Note 3)
0.4 ±0.1
Center of the imaginary circle
which goes through the three
point around the stem
Emission point
Note 2) φ5.6+0.00
-0.025
φ3.55±0.1
φ1MIN.
2 ステム
Reference
plane
1.35
±0.08
φ1.2MAX.
0.1MAX.
3
Non connect
0.5MAX.
6.5 ±1
1.2±0.1
2.3±0.5
Z
0.5MIN.
端子接続
0.25±0.03
φ4.4MAX.
C 0.1MAX.
Emission point
1
レーザダイオード
製品の質量 : 0.32g (参考値)
3-φ0.45±0.1
② ①,③
Note 1) リード根元寸法
Note 2) この寸法は基準面より、板厚の(2/3)までの範囲で有効です。
Note 3) この寸法は、ステム外周の3点を通る仮想円から切り欠き部底までの寸法です。
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■ 定格及び特性
絶対最大定格
(Tc=25℃(Note 1))
項目
記号
最大定格値
単位
直流光出力
Po
285
mW
直流逆電圧
Vrl
2
V
Top(c)
-10 ~ +65
℃
保存温度
Tstg
-40 ~ +85
℃
半田耐熱性(Note 2)
Tsld
350
℃
動作温度(ケース温度)
(Note 1)Tc︓ケース温度
(Note 2)はんだ温度ははんだ付け時のコテ先温度とする。
はんだ付け位置はリード根元より1.6mm 以上離れたところとする。(はんだ付け時間︓3s以下)
■ 電気的 ・ 光学的特性
項目
(Tc=25℃(Note 1))
記号
条件
Min.
Typ.
Max.
単位
しきい値電流 Ith
-
-
275
TBD
mA
動作電流
I op
-
975
TBD
mA
動作電圧
Vop
-
1.8
TBD
V
ピーク発振波長(Note 2)
λp
840
850
860
nm
ビーム広がり角 ( 平行 )(Note 3,4)
Θ
TBD
17
TBD
°
ビーム広がり角 ( 垂直 )(Note 3,4)
Θ
TBD
45
TBD
°
放射光軸ずれ角 ( 平行 :Note 4)
ΔΘ
-5
-
+5
°
放射光軸ずれ角 ( 垂直 :Note 4)
ΔΘ
-5
-
+5
°
0.7
1.0
1.3
mW/mA
-10
-
10
%
”
T
キンク率(Note 6)
Po = 700 mW
T
スロープ効率
”
600mW
I(700mW)-I(100mW)
ηd
K-LI
P1=140mW, P2=420mW
P3=700mW
注1)初期値、CW(Continuous Wave:連続波)駆動
注2)ピーク強度の50%角度(半値全角)
注3)平行︓接合面に平行(X-Z平面) 垂直︓接合面に垂直(Y-Z平面)
注4)遠視野像の近似曲線からの偏差の最大値を近似曲線のピーク値で除した値
注5)シャープ(株)所有のアドバンテスト社製の 光スペクトラムアナライザQ8344Aの測定方法に基づく。
注6)しきい値電流及びキンク率測定の定義
キンク率算出式 K-LI=(P4-P3)/P3
Optical Output
P4
P3
Least squares linear fit
between P1 and P2
real I-L Data
P2
P1
Ip1 Ip2
Ip3
Driving Current
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(おことわり)
・ 本製品に掲載されている製品をご使用の際には、 必ず最新の仕様書をご用命のうえ、 その内容をご確認頂きますようお願いします。
掲載製品につき、 仕様書に記載されている絶対最大定格や使用上の注意事項等を逸脱して使用され、 万一掲載製品の使用機器に瑕疵が生じ、
それに伴う損害が発生しましても、 弊社はその責を負いませんのでご了承下さい。 なお、 本資料に関してご不明な点がございましたら、
事前に弊社販売窓口までご連絡頂きますようお願い致します。
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