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ハイリーチクレーンの取扱い
油 圧 シ ョ ベ ル ハイリーチクレーンの取扱い ◎各部の名称 油圧 ショベル アームシリンダ(ロックバルブ付) ブーム角度センサ バケットシリンダ ブームシリンダ アーム角度センサ 圧力センサ アーム角度センサ (ロックバルブ付) 荷重表示パネル (過負荷警報装置付) アタッチ メント類 フック 整地・運搬 積込・転圧 バケット ※図および名称はグランビートルを示します。機種により内容は多少異なります。 フック固定ピン コンプレッサー エア工具 スイベル 玉掛ワイヤ はずれ止め 発電機 ウェルダー バケットリンク フック フック ポンプ類 バイブ レーター類 ◎安全装置の働き ハイリーチクレーンには、労働安全衛生法 の移動式クレーン構造規格、日本クレーン 協会(JCA)規格、クレーン等安全規則に 適合する安全装置を備えています。 過負荷防止・警報装置 小型機械 工具類 車 輌 高所作業車 クレーン 荷重検出には、ブームシリンダの圧力から 実荷重を検出する信頼性の高い圧検式を 採用。掘削作業時に、配線を切断したり、ロ ードセルを損傷する心配がありません。ア ーム角度センサ、ブーム角度センサのデー タからコントローラが作業半径と、その作 業半径時の定格荷重を算出。さらにコント ローラは、定格荷重と実荷重を比較演算し て、実荷重が定格荷重の90%を越えると ブザー長断続音で、100%になるとブザー 短継続音で警告します。 荷重表示パネル ブーム/アーム落下防止装置 運転席右前方にコンパクトで見やすい液晶 ディスプレイの荷重表示パネルを取り付け ています。スイッチ選択で実荷重、定格荷重、 作業半径がデジタル表示されるので、つり 荷の状況が容易に確認でき、安心して作業 をすすめられます。 万一、ブームシリンダ、アームシリンダの配 管を破損した場合にも、自動的に油圧回路 をロックしてつり荷の落下を防ぐロックバ ルブを装備しています。 レベラ 40SR・45SR・ 50UR・60SR レベラ クレーン作業時の機体の水平を目視確認 できます。クレーン作業は水平堅土上で行 って下さい。 ハウス トイレ 備品 ブーム角度センサ 資材類 アーム角度センサ ブームシリンダ圧力 115SR・135SR・200SR・ 2 3 5 S R・7 5 U R・1 3 0 U R・ SK200【LC】 ・SK230【LC】 ・ SK320【LC】 コ ン ト ロ ー ラ 表 示 パ ネ ル ア ラ ー ム 作業半径 実荷重 スイッチで 切り換え 定格荷重 負荷率90%で ブザー長断続音 負荷率100%で ブザー短断続音 資料 [1] −15 ハイリーチクレーンの取扱い クレーン用語の知識 最大つり上げ能力(txm) :最大定格荷重をつり あげた時の最大の作業半径。 定格荷重(t) :定格総荷重からフック、玉掛けワ イヤロープなどのつり具の質量を差し引いた、 ◎クレーン装置のセット 1)準備 周囲の安全を確認して、平らな地面に機械 を設置し、バケットを地面に降ろして安定 させたら、エンジンを止めます。 実際につり上げることのできる荷重。 4)フックのセット 2 フックをバケットリンクから取り出し、 フック 3 を元の位置まで戻し、 固定ピン ピン 2 で固定して回り止めリング 1 を取り付け、 フック、 リング、 ピンに損傷やヒビ、変形など がないか確認します。 油 圧 シ ョ ベ ル 油圧 ショベル 定格総荷重(t) :その作業半径でつり上げること のできる最大の荷重で、 フック、玉掛けワイヤロ ープなどのつり具の質量を含みます。 実荷重(t) :実際につり上げている荷重。 作業半径(m) :本体の旋回中心からフック中心(つ アタッチ メント類 り荷の重心)までの水平距離。 揚 程(m) :地面からフック下端までの距離で、 揚程から玉掛けワイヤの長さ+つり荷の高さを 引いたものが実揚程。フックが地上にあれば地 上揚程。地下にあれば地下揚程となり、それぞ れつり上げ高さ、つり下げ深さともいいます。 2)フック格納状態 整地・運搬 積込・転圧 ショベル作業時、輸送時など、クレーン作業 時以外は必ずフックを格納状態にして下さい。 5)スイッチ切替え エンジンを始動して、運転室のクレーン/シ ョベル作業選択スイッチでクレーンモード を選択し、過負荷防止装置のディスプレイ が“0.0”を表示していることを確認します。 クレーンモードを選択すると次のような安 全装置が作動します。 作業半径 地 上 揚 程 地 下 揚 程 旋 回 中 心 コンプレッサー エア工具 発電機 ウェルダー バケッ ト操作ロック ● 作業速度を減速 ● 油圧安全弁 つり荷作業時に生じる過大な油圧力から、 回路や機器を保護するための安全弁です。 玉掛けワイヤ外れ止め付きフック 3)フックのセット 1 フック固定ピンの抜け止ピンはリングピン となっています。ドライバーでリング 1 を 2 を抜き、 外して抜け止ピン フック固定ピ 3 をフックが外れる位置まで抜き出します。 ン ポンプ類 外部表示灯点灯 ● ディ スプレイ表示切替え(クレーン表示) ● バイブ レーター類 作業中に玉掛 ワイヤが緩 ん で フック から 脱落するのを 防ぐために、ス プリングセット の爪が付いて います。フック はバケットリンク直結式です。 小型機械 工具類 車 輌 高所作業車 クレーンモード外部表示灯 クレーンモード選択時に黄色回転灯が点灯 して、周囲に注意を促します。 ◎クレーン作業操作 6 ブーム下げ クレーン 1 アーム押し 走行 右走行レバー 左操作レバー レバー 前 1 アーム押し 前進 5 ブーム上げ 後 2 アーム引き 前 進 6 ブーム下げ 右 3 右旋回 (バケット掘削) 左 4 左旋回 (バケット放出) 4 左旋回 5 ブーム上げ 3 右旋回 ハウス トイレ 備品 2 アーム引き 資材類 ※上表は国土交通省標準操作方式の場合です。 ※( )内は、バケット作業時のみ 資料 [1] −16