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レポート・論文作成の技術
最終課題・レポート作成の手引き 「レポート・論文作成の技術」 Developing Critical Thinking to write papers. 講師: 佐藤 聡 ( [email protected] ) 15-1-1 本資料の目的とゴール ► ► 最終レポート作成に関する手引きを提供することが目的。 ゴールは、皆さんが最終レポートを期日( )までに提出。 聞いたことは、忘れる。 見たことは、わかる。 でも自分で発見したこと、やったことは、使い続ける。 本資料の手引きに従って、さらに自分で工夫したやり方も入れて 最終レポートを作成し、提出しましょう! Page 3 15-1-2 目次 概要 レポートの要件 レポート作成の流れ 資料 テンプレート アセスメント(評価) 質問がある場合 Page 4 15-2 最終レポートの概要 Page 6 15-2-1 最終レポートの概要と要件 ► 主張を明快に、そして論証(理由と根拠)すること。要件を満たすこと 目的 課 題 (要件) 評価 レポートとは 何か Page 7 1. 提出済レポートと最終レポートを比較し、作成能力の向上を実感する 2. 成績評価 提出期限 1月30日(月) 提出形式 提供テンプレート使用。A4横書き、4,000字以上、上限なし。 ファイル名 レポート・論文作成の技術_佐藤聡_最終レポート 論証テーマ 提出者にまかせる。すでに提出したレポートと同テーマも可。 構成要素 ①レポート本文、②要約、③アウトライン、④思考マッピングの4つが必要。 なお①レポート本文の構成と③アウトラインは、かけ離れてはならない。 また④思考マッピング上の主張は、①レポート本文の主張と同一であること。 参考・引用 参考文献、引用文献は必ず提示する。その際、公的資料(白書等)、書 籍、事典、新聞のいずれかを含めること。 提出は学ナビ「課題管理」から 本資料のアセスメント(評価)を参照。 1. レポート要件がある:(例)A4横書き、4000字以上、レポート型式(論証型)、 参考文献は3冊以上、章立て、締切日時等 2. 課題がある:明らかにすべきテーマや問い 3. インプット:WEB情報だけでなく、論文、書籍、DBからテーマや問いにあった情報 4. アウトプット:課題やテーマに対するとりあえずの答え・主張(その妥当性の検討) 15-2-2 レポート作成の流れ ► ► レポートをいきなり書き始めないように。 作成の流れ(プロセス)通りでなくてもよいが、プロセスになれることは重要。 レポート作成プロセス ①レポート本文 ②レポート要約 ③アウトライン 段取り 問いを 立てる アイディア を拡げる 調査の 概要 構成を まとめる アウト ライン 議論を 深める レポート ④思考マッピング 図形説明 プロセス アウトプット Page 8 思考 マッピング 情報収集し、試しに 主張と理由を整理 思考 マッピング 思考 マッピング 最初の論証 深まった論証 整理をした結果、 新たな問いをたてたくなることが多い。 最初と最終の思考マッピングに 違いがない場合もある。 3回ぐらい新たな問いを立てると、 思考マッピングとレポート執筆の 品質は格段に高くなる。 多くの場合、論証を考察すると、 説得力ある理由づけをするために 主張の表現や論証が修正される。 15-3最終課題・レポート作成の手引き 資料編 Page 9 15-3-2 資料編 テンプレート ► 最終レポートは、提供テンプレートを使用し作成する。 1. テンプレートのファイル名は、 レポート・論文作成の技術_佐藤聡_最終レポート_template 2. レポート提出時のファイル名は、 レポート・論文作成の技術_佐藤聡_最終レポート とする。 3. テンプレート使用の目的は、論証型レポートの型式にすること。したがって、極論すれ ば、論証型レポートになっていれば、テンプレートを使用しなくても構わない。その際、 私は概念的にテンプレートを使用としたとみなすので減点されることはない。 4. 構成は、各自で変更可能。ただし、 ①レポート本文、②要約、③アウトライン、④ 思考マッピングの4つ必要である。 5. 文章は、各自で変更可能。 6. 最終ページに提出前のチェックリストがあるので、提出する前に必ず確認する。 Page 10 15-3-2 資料編 アセスメント(評価) (1-1-1 講義概要から引用) 学習目標 1. 大学の授業で要求されるレポート・論文の構成・体裁がわかる。 2. レポート・論文を書くためのプロセス(段取り、手順、完成イメージ)を理解する。 a. アイディアを「広げる」=色々な情報ソースや収集の方法 b. 構成を「まとめる」=自分の伝えたい事をシンプルに表現し、その理由と根拠(レ ポート、論文、プレゼンテーション)のアウトラインの方法 c. 議論を「深める」=テーマ、アウトラインを整理・熟考し、自分の主張や理由を見 直す方法。「本当にそうなのか(Why so)、何を主張すべきか(So what)」。 d. 情報ソース、資料の種類(新聞、雑誌、図書、学術雑誌、論文誌など)の特 性の違いを理解し、レポート、論文作成の方法 e. レポートや論文を書く上で、どんな作法や決まりがあるかを知る。 3. これらを行うのを効率化するパソコン操作(MSOfficeの利用、PDF作成と編集、Web や図書館データベースでの情報検索など)を習得する。 評価方法 講義出席 50%、最終レポート 35 %、小テスト、クイズ 15% 購入ソフト テキスト 参考文献 Page 11 思考マッピング 『Rationale Online』 (約3,000円) 必読書:木下是雄、1994、『レポートの組み立て方』、ちくま学芸文庫 参考書:①戸田山和久、2002、『論文の教室』、NHK出版;②M.N.ブラウン、S.キー リー、2004、『質問力を鍛えるクリティカル・シンキング練習帳』、PHP研究所;③照屋華子、 2006、『ロジカル・ライティング』、東洋経済新報社 副読本:④レイチェル・カーソン、『沈黙の春』、新潮社;⑤ドネラ.H.メドウズ、『成長の限界、 人類の選択』、ダイヤモンド社;⑥アル・ゴア、『不都合な真実』2007、ランダムハウス講談社 15-3-3 資料編 アセスメント(評価) 最終レポートの評価体系 Page 12 15-2-1 提供テンプレート その他 課題の要件の達成 提出前チェックリストの達成 思考マッピング、アウ トライン、本文、要 約の内容等 40% 40% 20% 15-3-3 質問 ► 直前になって、あわてないように、今から準備を始めてください。 1. 質問があれば、[email protected]へメールをください。 可能な限り素早く返信をします。 2. よい評価がほしい人は、思考マッピングとアウトラインの事前送付をお薦めします。 可能な限り、素早くフィードバックしますので、それを元に本文を修正してください。 3. 最終講義スケジュールは別途送付します。 Page 13