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07 美 術
美 術 明治~大正・日本画 近代 Y MICRO 美術ジャーナリズムが本格化した明治20年代に創刊 時事的要素が濃い 絵画叢誌 明治 20 年 2 月創刊〜大正 6 年 3 月終刊 近代日本美術界において、ジャポニズムに向けた殖産興業と伝統的な美術工芸の復興が結 びつく。この時多くの伝統美術系の団体が結成されるが、 『絵画叢誌』の発行元である東洋絵 画会もその一つである。 『絵画叢誌』第一巻の発行要趣では、 「泰西」=西欧諸国を意識した「本 邦」の近代化・拡張を視野に入れつつ、 「専ら絵画学術上の参考に供せんと欲す」 「絵画に至り ては…(中略)雑誌の印行は唯に本誌の一あるのみ」といったように、伝統的絵画の振興を率 いる一団体としての自負に満ちている。本誌が、 「泰西」と出会った時の日本美術界における 伝統復帰への動きを示すとともに、当代著名画家の挿図はもちろん、展覧会等の記事や西洋 画に関する記事もふんだんに取り入れるなど、豊富な時事的要素も注目できる点である。 原本:東洋絵画会発行 第1号〜第 354号(明治20年2月〜大正6年3月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 15リール 目録:「絵画叢誌 総目次」 菊判 197頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第2巻』A5 判 360頁 定価 4,200円 (ISBN 978-4-8419-5035-9) 価格:¥270,000(分売リール単価 ¥20,000) 刊行年:2000年 79 美 術 近代 明治~昭和・美術行政・工芸 Y MICRO 戦前の美術行政に深く関与した日本美術協会の会報 工芸や書の研究にも 日本美術協会報告 明治 21 年 1 月創刊〜昭和 18 年 7 月終刊 明治 12(1879)年、伝統的な日本画の衰退を憂えてその擁護のために、明治政府の要人佐 野常民や九鬼隆一らによって竜池会が組織された。ふたりはともに殖産興業政策の中枢であ る内務 ・ 大蔵両省関係の官僚であった。竜池会は明治 20 年にその名を日本美術協会と改め、 活発な活動を続け現在に至っている。日本美術協会は竜池会以来の殖産興業の一環としての 伝統芸術の振興と古美術保護を目的とした半官半民的な性格から 、 戦前の美術行政に深く関 わってきた美術団体である。昭和18年7月に終刊するまでの55年間にわたって刊行され続け た『日本美術協会報告』に、本会の具体的な活動を読み取ることができる。戦後に形成された 「 近代日本美術史」の欠落を埋める資料として重要である。本マイクロフィルム版では、雑誌 『美術之日本』に掲載された7年間分をも収録した完全版である。 原本:日本美術協会 編集 ・ 発行 全 290冊及び『美術之日本』掲載分 第 1 次 第 1 〜 212号(明治 21年1月〜明治43年9月) 20リール 『美術之日本』掲載(明治 43 年 12月〜大正6年5月) 1リール 第 2 次 第 1 〜 15 輯(大正 7 年 2月〜大正14年4月) 1リール 第 3 次 第 1 〜 63 輯(大正 14 年9月〜昭和18年7月) 4リール 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 26リール 目録: 「日本美術協会報告 総目次」 菊判 60頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 3 巻』A5 判 338頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5036-6) 価格:¥468,000(分売リール単価 ¥21,600) 刊行年:1999年 80 美 術 明治~平成・東洋美術 近代 MICRO Y 現在まで刊行が続く伝統ある美術誌を明治22年の創刊号から 国 華 創刊第 1 号〜第 1,197 号(明治 22 年 10 月〜平成 7 年 8 月発行) 「 夫レ美術ハ国ノ精華ナリ 」 ─これは明治 22(1889)年 10 月、岡倉天心 、 高橋健三らによっ て創刊された『国華』第1号冒頭の発刊宣言の一句である。この長文の宣言は、美術雑誌発 行の必要性とその方針を 、 熱意をこめて説いている。以来 120 年にわたって刊行され続けて きた『国華』は、世界の美術雑誌の中で最古参である。木版多色刷りの挿絵とともに、当代 第一流の学者による論文など学術雑誌として高く評価され、東洋美術研究には必須の資料と なっている。 原本:国華社編集・朝日新聞社発行 第 1 号〜第 1,197 号(明治 22年10月〜平成7年8月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 64リール 本文巻 52 リール:第 1 号〜第1,197号(明治22年10月〜平成7年8月) 図版巻 12 リール:第 1 号〜第1,005号(明治22年10月〜昭和52年11月) *図版巻は、本文巻の図版頁のみをより適した仕様で再収録したものです。あわせ てお買い求めください。 価格:¥960,000(分売リール単価:¥15,000) 刊行年:1979年 81 美 術 近代 明治~大正・京都・美術 Y MICRO 東京画壇にくらべ自治性が強く、独自に発展した京都美術界の動向を知る 京都美術協会雑誌 明治 23 年 10 月創刊〜大正 8 年 12 月終刊 京都美術協会は明治23年1月9日、久保田米僊、幸野楳嶺、西村総左衛門らの努力によって、 建仁寺で発会式をあげた京都の美術家の組織である。北垣国道を会頭とし、富岡鉄斎、岸竹 堂、望月玉泉等が常任委員となり、殖産を目的として新古美術品展を毎年開催するなど活発 に活動し、明治後半の京都美術界に大きな影響を与えた。 本会の機関誌『京都美術協会雑誌』は、東京画壇にくらべて自治性が強く、独自に発展した 京都美術界の動向を知る上で、欠くことのできない資料である。 原本:京都美術協会発行 全 205 冊 『京都美術雑誌』第 1・2 号(明治 23年10月、25年2月) 『京都美術協会雑誌』第 1 〜 155号(明治25年7月〜38年6月) 『京都美術』第 1 〜 48 号(明治 38年9月〜大正8年12月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 16リール 目録: 「京都美術協会雑誌 総目次」 菊判 80頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 3 巻』A5 判 338頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5036-6) 価格:¥288,000(分売リール単価 ¥21,600) 刊行年:1999年 82 美 術 明治~大正・岡倉天心・院展・工芸・建築 近代 Y MICRO 岡倉天心の日本美術院の機関誌 伝統美術革新に燃える若手作家らが活躍 日本美術 明治 31 年 10 月創刊〜大正 5 年 12 月終刊 明治 31 年、東京美術学校騒動を経て、岡倉天心によって結成された日本美術院は、当時の 日本美術界の中心的な存在であった。当初、研究・製作・展覧の三部門がおかれ、機関誌とし て『日本美術』が創刊された。伝統美術革新への熱い思いに燃える日本美術院の創作活動のよ うすをなまなましく伝えている。また、日本美術院の動静、日本絵画協会の報告、現在の院展 へと発展する展覧会に関することなど、資料的価値も高い。天心の死後、日本美術社より刊行 された。 原本:1 〜 79 号 日本美術院 発行 80 〜 198号 日本美術社 発行 全 196 冊(196・197号は未刊) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 18リール 目録:「日本美術 総目次」 菊判 110頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 3 巻』A5 判 338頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5036-6) 価格:¥288,000(分売リール単価¥19,000) 刊行年:1992年 83 美 術 近代 明治~昭和・水彩画・近代文学 Y MICRO 水彩画家大下藤次郎が創刊 西欧美術界の最新情報など 近代文学研究にも みづゑ 明治 38 年 7 月創刊〜昭和 21 年 7 月 明治 38(1905)年 7 月に水彩画の専門誌として、水彩画家であると同時にすぐれた美術の啓 蒙家でもあった大下藤次郎(1870–1911)によって創刊された。画家志望者を対象とした通信 教育や、「 水彩画之栞 」「 水彩画階梯 」 など日本で最初の技法書を出版し、水彩画の普及研究に つとめ、誌上では美術全般にわたって活発な批評 、 紹介を続けた。文学との関係も深い。大 下の死後は 、 森 外 、 小島烏水らの援助を受けながら妻春子らで発行を続けた。戦時中は統 制によって、『新美術』 『美術』の統合誌となるが、戦後は再び『みづゑ』として復刊し、平 成4年に休刊となるまで、美術専門誌として独自の立場を保ち続けた。 原本:美術出版社編集・発行 『みづゑ』1 〜 442号(明治 38年7月〜昭和16年8月) 全444冊 『新美術』1 〜 28 号(昭和 16年9月〜18年11月) 全28冊 『美術』1 巻 1 号〜 3 巻 7・8 号(昭和19年1月〜21年7月) 全23冊 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 50リール 目録: 「みづゑ 総目次」 B5 判 120頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 4 巻』B5 判 120頁 定価 2,400円 (ISBN 978-4-8419-5033-5) 価格:¥900,000(分売リール単価¥21,600) 刊行年:1995 年 84 美 術 明治~昭和・南画・日本画・工芸 近代 Y MICRO 南画を中心とする日本画、書、工芸、彫刻など 他誌にはないゴシップも豊富 書画骨董雑誌 明治 39 年 11 月創刊〜昭和 16 年 11 月終刊 明治 39 年 12 月、樋口傳を編集発行人として、書画骨董雑誌社からタブロイド判で創刊さ れた月刊誌。その後 33 号(明治 44 年 2 月)から B5 判になる。昭和 16 年に、雑誌統制によっ て『茶わん』に吸収されるかたちで廃刊した。日本画や南画をおもに対象としたが、洋画・ 彫刻・工芸等の分野にもわたっている。充実した書き手・話し手による記事や寄稿のほかに、 美術界をとりまく政治情勢、美術行政についての各種の情報、画家やコレクターの動静、各 種ゴシップまで、コラム記事などで細かく伝えている。 原本:第 1 号〜第 401号(明治 39年11月〜昭和16年11月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 20リール 目録:「書画骨董雑誌 総目次」 A5判 147頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 2 巻』 A5 判 360頁 定価 4,200円 (ISBN 978-4-8419-5035-9) 価格:¥400,000(分売リール単価¥22,000) 刊行年:2009 年 85 美 術 近代 明治~大正・美術・音楽・文学・演劇・書道 Y MICRO 大正期の美術と周辺諸分野 『日本美術』との併読で当時の日本画界の動向を把握 美術之日本 明治 42 年 5 月創刊〜大正 12 年 8 月終刊 本誌『美術之日本』は、明治期において『真美大観』 (20冊)、 『美術聚英』 (25冊)、 『東洋美術 大観』 (15 冊)といった大全集を次々に刊行し「日本美術史」の体系構築に多大な役割を演じ た審美書院より発行された。美術を中心としながら文学、演劇など幅広いジャンルの文芸的 要素を併せもち、官民ともに「日本美術」の確立と発展を志した明治、さらに多様化・複合化 する大正という時代の文化的成熟を生き生きと伝えている。 原本:審美書院発行 全 170 冊 第 1 巻第 1 号〜第 15 巻第 8号(明治42年5月〜大正12年8月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 15リール 目録: 「美術之日本 総目次」 菊判 68頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 3 巻』A5 判 338頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5036-6) 価格:¥270,000(分売リール単価¥21,600) 刊行年:2000年 86 美 術 大正~昭和・美術論・欧州美術・美術教育・画壇 近代 Y MICRO 第二次の美術論壇の中心的存在 豊富な執筆陣を擁した美術評論はまさに“近代美術史論” 中央美術 大正 4 年 10 月創刊〜昭和 11 年 12 月終刊 『中央美術』は、 『日本美術』など明治期の日本画中心であった第一次美術ジャーナリズムの 後を受けた第二次の美術論談の中心的存在であった。美術評論においては豊富な執筆人を擁 してまさに“近代美術史論”そのものであるし、ヨーロッパ絵画の移入で画家志望者や新進作 家の知的需要に応えることと、美術教育的立場と、画壇のゴシップ的な情報を柱とした誌面 は、今日の美術史研究にとっての資料的価値を大変高いものにしている。 原本:第 I 期:第1巻第1号〜第15巻第6号(大正4年10月〜昭和4年6月) 第 II 期:第 1号〜第 40号(昭和8年8月〜昭和11年12月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 36リール 目録: 「中央美術 総目次」 菊判 140頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 1 巻』A5 判 336頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5034-2) 価格:¥576,000(分売リール単価 ¥20,000) 刊行年:1991 年 87 美 術 近代 大正~昭和・洋画・西欧美術移入・フランス近代美術史 Y MICRO 北原白秋の実弟北原義雄が創刊 戦前の美術ジャーナリズムの中心 アトリヱ ・ 生活美術 大正 13 年 2 月創刊〜昭和18年11月 洋画家山本鼎の企画のもとに、北原白秋の実弟である北原義雄によって創刊された。新進の 画家による斬新な評論、意欲的に行われた美術教育、展覧会特集などで多くの読者を獲得し、 戦前の美術ジャーナリズムの中心にあった。戦時中は統制のため 、『生活美術』と改題を余儀 なくされ、それさえ一時休刊せざるを得なくなった。完全な原本を所蔵する機関はなく、 マイ クロフィルム化にあたっては、複数の機関で詳細な原本調査を行い、戦前の分は臨時増刊1冊を 除いてほぼ完全な形で収録した。 原本: 『アトリヱ』第 1 巻 1 号〜第 18巻 8 号 全218冊(大正 13 年 2 月〜 昭和16年 8 月)※臨時増刊を含む。第15巻13号は原本所在不明のため未収録 『生活美術』第 1 巻 1 号〜第 3 巻 11号 全27冊(昭和 16 年 9 月〜昭 和18年11 月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 50リール 目録: 「アトリヱ・生活美術 総目次」 菊判 180頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 1 巻』A5 判 336頁 定価4,000円 (ISBN 978-4-8419-5034-2) 価格:¥900,000(分売リール単価 ¥21,600) 刊行年:1993年 Y ヨーロッパ美術界の動向を直接紹介 フランス近代美術史の資料としても MICRO 日 仏芸 術 大正 14 年 7 月創刊〜昭和 3 年 6 月終刊 大正11年からフランス現代美術展覧会を催していた画商デルスニスと、三越の社員であった黒 田鵬心が、大正14年共同で日仏芸術社を設立。美術趣味の普及向上と、美術教育への寄与を目 的に本誌を発行した。社友に石井柏亭らを迎え、初期はパリから田辺孝次が、やがて現地の寄 稿者を得て、ヨーロッパ美術界の動向を直接紹介した。フランスの美術雑誌の記事も摘訳掲載 した。小誌ではあるが、日本のみならずフランス近代美術史の研究資料としても貴重である。 第1号〜第 36 号(大正 14年 7月〜昭和3年6月) 仕様・形態:35 ミリマイクロフィルム 2リール 目録:「日仏芸術 総目次」 菊判 14頁 目録別売可『近代日本美術雑誌総目次 第 1 巻』A5 判 336頁 定価 4,000円 (ISBN 978-4-8419-5034-2) 価格:¥36,000(分売リール単価¥20,000) 刊行年:2000 年 88