Comments
Description
Transcript
愛顔つなぐえひめ大会第17回全国障害者スポーツ大会
ひめぎん情報 ■ 2016.秋 愛媛県 えひめ国体推進局 障がい者スポーツ大会課 障スポみきゃん ■全国障害者スポーツ大会とは 全国障害者スポーツ大会は、障がいのある選手が 競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験するととも に、国民の障がいに対する理解を深め、障がい者の 社会参加の促進に寄与することを目的に開催される 「国内最大の障がい者スポーツの祭典」です。 平成12年までは、 「全国身体障害者スポーツ大会」 と「全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック) 」 が別々に開催されていましたが、平成13年に1つの 大会に統合され、宮城県で記念すべき第1回大会が 全国障害者スポーツ大会シンボルマーク 開催されました。 以降、オリンピック終了後に開催されるパラリン ピックのように、毎年、国民体育大会終了後に開催されており、来年開催する「愛顔つなぐえ ひめ大会」で、第17回を迎えます。 ■愛顔つなぐえひめ大会とは 愛顔つなぐえひめ大会は、 ①誰もが “絆 を実感できる大会を創ろう! ②みんなの 愛顔 があふれる大会を楽しもう! ③未来へはばたく 新しい自分 を見つけよう! の3つを基本目標に、来年「平成29年10月28日㈯ ∼10月30日㈪」 の3日間の日程で開催します。選手・ 監督、ボランティアや観覧者のみなさんを合わせる と、約10万人の方々が参加する大会で、本県選手も、 個人競技で約150人、団体競技で約150人が出場する 見込みとなっています。 らしく、 選手・ 「愛のくに 愛顔あふれる 愛媛県」 役員や観客、運営を支えるスタッフなどのみなさん が「愛顔」でつながる大会づくりを目指しています。 実施する競技は、個人競技6競技・団体競技7競 技のあわせて13競技の正式競技と、オープン競技 3競技です。 え がお え がお え がお え がお え がお え がお え がお 愛顔つなぐえひめ大会公式ポスター 19 ひめぎん情報 ■ 2016.秋 【正式競技13競技】 競 技 名(個人競技6競技) 陸上競技(身・知) 水泳(身・知) アーチェリー(身) 卓球(身・知)[サウンドテーブルテニス(身)を含む] フライングディスク(身・知) ボウリング(知) 競 技 名(団体競技7競技) バスケットボール(知) 車椅子バスケットボール(身) ソフトボール(知) グランドソフトボール(身) フットベースボール(知) バレーボール(身・知・精) サッカー(知) ※(身):身体障がい者、 (知) :知的障がい者、 (精) :精神障がい者が出場できる競技 【オープン競技3競技】 肢体障がい者ボウリング(身) 、ブラインドテニス(身) 、精神障がい者フットサル(精) また、本大会の前には「平成29年5月27日㈯∼5月28日㈰」の2日間の日程でリハーサル 大会を本大会と同じ会場で開催します。ぜひ会場へ足を運んでいただき、障がい者スポーツを 体感してください。 ■ボランティアについて 「愛顔」があふれ、「愛顔」がつながる大会をつくるために は、多くのボランティアの方々のご協力が欠かせません。大 会では、 「運営ボランティア・情報支援ボランティア・選手 団サポートボランティア」のみなさんにご協力いただくこと となっています。 「運営ボランティア」は、大会参加者や一般観覧者をおも てなしの心で温かくお迎えしていただくボランティアで、公 募により、広く県民のみなさんのご協力を募っています。当 日は、各会場での受付・案内をはじめ、会場整理・美化や会 場サービス、式典運営補助などを行っていただきます。 「情報支援ボランティア」は、大会に参加する聴覚障がい者への情報保障を図るとともに、 すべての人に分かりやすい情報提供を行っていただくボランティアです。 「手話」 や 「筆談」 「パ 、 ソコン要約筆記」で情報保障や案内をしていただきます。今年度、登録してくださった863名 の方を対象に、6月から11月までの6か月間で「情報支援ボランティア養成基礎研修会(手話 は県内5会場(松山市・今治市・新居浜市・八幡浜市・ 宇和島市)、筆談などの文字情報支援は県内4 」を実 会場(松山市・今治市・西条市・八幡浜市)) 施することとしています。 「選手団サポートボランティア」は、選手 団の来県から離県まで大会に参加する選手及 び役員の介助・誘導等のサポートや交流を 行っていただくボランティアです。大会運営 の円滑化を図るとともに、選手との交流を通 して次世代の若者が障がいのある方への理解 を深め、大会終了後もボランティアとして地 手話で説明している様子(紀の国わかやま大会) え がお 20 え がお ひめぎん情報 ■ 2016.秋 域で活躍するきっかけとなるよう学生で構成 します。愛媛県では、県内20の大学、短大、 医療・福祉系専門学校等の学生にご協力いた だくこととなり、 今年の3月に「選手団サポー トボランティア養成協力校」として正式に委 嘱し、現在、学校ごとに学生を養成していた だいているところです。 ボランティアのみなさんには、大会に参加 する選手や観覧者のみなさんを温かくお迎え いただくとともに、交流を深めながら、選手 たちと一緒に大会を盛り上げていただきたい と思います。 ■競技役員について 大会の円滑な競技運営と障がい者スポーツ の普及・振興を図るためには、 「審判」や「記 録」 、 「放送」などを行う「競技役員」のみな さんのご協力が必要不可欠です。 このため、大会の3年前(平成26年度)か ら、県内の各競技団体に協力を依頼し、 「中 央講習会への派遣」や「県内講習会の開催」 、 「先催大会の視察(※長崎がんばらんば大会、 紀の国わかやま大会等) 」などを通じて、大 会に必要な知識や技術の習得に努めていただ いているところです。 選手団サポートボランティアの活動 (紀の国わかやま大会) 審判員養成講習会の様子 障がい者スポーツの特性として、例えば、 視覚障がい者の選手であれば、音を頼りにプ レーしたり、聴覚障がい者の選手であれば、 意思の疎通を手話や口話、身振り手振りで行 います。 競技審判員は、そういった選手の障がい特 性を理解した上で判定するとともに、障がい 者スポーツ特有のルールも覚えなければなり ません。 最初は、戸惑いを感じていた方たちも少な からずいましたが、講習会への参加や先催大 紀の国わかやま大会視察の様子 会の視察などを通じ、障がい者スポーツに触 れる機会を重ねるごとに、障がいへの理解が深まりつつあります。 えひめ大会まであと1年余りとなりました。全国からお越しになる選手のみなさんが競技に 集中し、日々の練習の成果を存分に発揮するためにも、競技役員のみなさんにはさらなる技能 向上、障がい者スポーツの理解促進に努めていただき、大会終了後も、県内の障がい者スポー ツを支える貴重な人材として、活躍されることを期待しています。 21 ひめぎん情報 ■ 2016.秋 ■みきゃん広場について 大会に全国から参加されるみなさんを、お接待の心 で温かくお迎えし、大会参加者と県民のみなさんとの 交流を通して、障がいに対する理解を深めていただく とともに、東・中・南予の特色を生かした魅力発信を 通して、全国から参加されるみなさん、県民のみなさ んに愛媛に親しみをもっていただけるよう、メイン会 場である愛媛県総合運動公園陸上競技場をはじめ、各 競技会場に「ふれあい広場(愛称:みきゃん広場) 」 を設置します。 広場では、愛媛の魅力を存分に楽しんでいただきた いと考えており、どの競技会場でも東・中・南予それぞれの魅力を感じていただきながら、県 民のみなさんとの交流ができる広場を目指しています。 きいちゃん広場(紀の国わかやま大会)の様子① きいちゃん広場(紀の国わかやま大会)の様子② 選手のみなさん、応援にいらっしゃるみなさん、みきゃん広場へお越しいただき、 「愛媛ら しいおもてなし」を体験してください。 ■バリアフリーに配慮した会場づくりについて 大会では様々な障がいのある選手が参加します。選手のみ なさんが競技に集中し、持てる力を最大限に発揮できるよう、 競技環境の整備を行うとともに、一般観覧者も含め参加する すべてのみなさんが、安全で快適に大会を楽しむことができ る「バリアフリーに配慮した会場づくり」を進めています。 具体的には、平成26年度に、障がい者関係団体等のご協力 のもと実施した各競技会場のバリアフリー調査結果を踏ま え、会場全体のレイアウトや選手動線のほか、手話や筆談等 で聴覚障がい者をサポートする情報保障席や車椅子観覧席、 多目的トイレ等の配置箇所を示した詳細図面を作成している ところです。 また、車椅子、段差解消のポータブルスロープ、視覚障が 車椅子・ポータブルスロープ・ い者向け音声誘導装置、聴覚障がい者向け携帯用磁気ループ 音声誘導装置 22 ひめぎん情報 ■ 2016.秋 などのバリアフリー設備・機器類を、競技会場すべてに整備する方向で準備を進めています。 大会終了後も県内の障がい者スポーツ施設や公的施設等で有効活用していただき、えひめ大 会を契機とした更なるバリアフリー化の推進につなげていきたいと考えています。 さて、平成28年4月から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別 解消法)及び、 「愛媛県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例」が施行され、行 政機関に対しては、負担が重すぎない範囲で、設備やサービス提供方法などで障がい者の社会 的障壁を取り除く「合理的な配慮」を行うことが義務付けられました。 大会でも、この「合理的な配慮」を基本に、設備・機器類の整備を進めているところですが、 ハード面だけを充実させても様々な障壁を完全に取り除くことはできません。 本県には、遍路文化によって培われ、大切に受け継がれてきた「お接待」の文化があります。 県民のみなさん一人ひとりが、障がいに対する心のバリアを取り除き、全国から訪れる選手の 方々を温かくおもてなしし、気遣いや優しさを持って接することで、ハード面ではカバーしき れない障壁を減らすことができるものと考えています。 今後とも、障がい者団体をはじめ、会場地市町や関係機関等と連携しながら、誰もが安全・ 快適に大会を楽しむことができる会場づくりに努めるとともに、県民のみなさんに、障がいに 対する「心のバリアフリー」が浸透するような大会にしたいと思っています。 ■えひめ大会に向けて いよいよ来年開幕する愛顔つなぐえひめ大会。「全国障害 者スポーツ大会とはどんな大会なのだろう?」「障がい者ス ポーツって何だろう?」 「私たちにできることって?」など など、みなさんの身近な疑問点が、少しは解消されたでしょ うか? 県では、大会を開催することで、障がいのある方にはス ポーツの楽しさを感じていただくとともに、県民のみなさ んには、まずは障がいについて知っていただき、加えて「自 分には何ができるのか、どうすれば障がい者の社会参画が 進むのかということを、自分のこととして考えるきっかけ」 にしていただきたいと考えています。 そして、その一番の近道は「障がい者スポーツを体感していただくこと」です。先ほどご紹 介した「運営ボランティア」は今も大募集中です! 運営ボランティアとして、 一生懸命競技に取り組む選手をサポートしたり、 感動のゴールシー 「愛顔」がつながる大会を一緒につくって ンを間近で目撃したりしながら、 「愛顔」があふれ、 みませんか?1日だけの活動でも構いません。少しでも「やってみたい」と思われた方は、ぜ ひ、ご応募ください! 全国から訪れる方々には「えひめ大会最高」 、 「また愛媛に来たい」と思っていただき、また、 県民のみなさんには「えひめ大会に参加して良かった」と思っていただけるような大会を目指 しておりますので、みなさん、オール愛媛で盛り上げていきましょう! え がお え がお え がお 23