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株式会社フレンテ株式の追加取得に関するお知らせ
2014 年 10 月 30 日 各 位 会 社 名 日清食品ホールディングス株式会社 代表者名 代表取締役社長・CEO 安藤 宏基 (コード番号 2897 東証第1部) 問合せ先 電 執行役員・CCO 話 森本 宏樹 (03)5287-7230(代表) 株式会社フレンテ株式の追加取得に関するお知らせ 日清食品ホールディングス株式会社(代表取締役社長・CEO 安藤 宏基、以下、 「当社」といい ます。 )は、本日開催の臨時取締役会において、当社の持分法適用関連会社である株式会社フレ ンテ(以下、「フレンテ」といいます。 )が実施する第三者割当増資(以下、 「本第三者割当」と いいます。 )を引受け、フレンテの株式を追加取得する(以下、 「本株式取得」といいます。 )こ とを決議しましたので、下記の通りお知らせ致します。 なお、本株式取得後、当社が保有するフレンテ株式の議決権割合は、現行の 20.00%から新た に 33.41%となります。 記 1. 本株式取得の目的 当社グループでは、即席めん事業のみならず、低温・菓子・飲料の各事業領域において も、マーケティングとイノベーションを体現すべく、当社グループの高い開発力と技術力 を活かした商品づくりと事業領域の拡大に努めております。このうち菓子事業においては、 日清シスコ株式会社(以下、「日清シスコ」といいます。)及びフレンテグループ(株式会 社湖池屋(以下、 「湖池屋」といいます。 )をはじめとする傘下各社を含む)に加え、本年 2 月には、ぼんち株式会社(以下、「ぼんち」といいます。)と資本業務提携契約を締結する など、当社グループにおける同事業の更なる充実・拡大を図っており、グループシナジー の実現に向けた様々な施策に取り組んでおります。 とりわけフレンテとは、2011 年 5 月に業務・資本提携を開始した後、2012 年 8 月には、 当社がフレンテ株式を追加取得するなど、継続的に関係の強化を図る一方、事業面におい ても、商品開発・マーケティング分野や営業・物流分野での協働に加え、海外事業におい ても合弁事業の立ち上げを行うなど、具体的な協働関係の構築を通じたシナジーを実現し てまいりました。 そこで、当社は、フレンテへの出資比率を高めることを通じて、当社グループ全体とし てフレンテとの関係をより発展的に強化し、更なるグループシナジーを追求することが、 当社グループにおける菓子事業の持続的な成長に資すると判断し、本株式取得を実施する ことと致しました。 これまでに実施したフレンテとの具体的な協働関係 ① 商品開発及びマーケティングに関する協働 a) 当社ノンフライ技術の供与を通じた、フレンテグループにおける菓子新商品の 展開(ポテのん、カラムーチョ Z など) b) 当社の即席めんブランドを冠した、フレンテグループにおける菓子新商品の展 開(チキンラーメンポテトチップスなど) ② 営業・物流に関する協働 a) ③ ④ フレンテグループと当社グループ会社との特定地域での共同物流の実施 人的交流 a) 当社のマーケティング・営業人材のフレンテグループ各部門への出向 b) フレンテマーケティング・営業・研究人材の当社グループ各部門への出向 海外事業に関する協働 a) 日清湖池屋(中国・香港) 有限公司(以下、 「日清湖池屋」といいます。)を通 じた香港での合弁事業の立ち上げ 2. 日清食品グループにおける本株式取得の戦略的位置づけ 当社は、2013 年 4 月に「中期経営計画 2015」を発表し、そこで掲げている長期ビジョン を見据えて、積極的な投資を行っております。また、その中期経営計画・長期ビジョンの 中では、即席めん事業のみならず、即席めんとグローバルでのシナジーが見込まれる菓子 事業についても、重要な成長分野として位置づけております。 現在、菓子事業の分野では、当社連結子会社である日清シスコ、当社持分法適用関連会 社であるフレンテ及びぼんちでの事業展開を行っておりますが、当社グループにおける菓 子事業を即席めん事業に続くグループの成長・収益の柱として育成すべく、本株式取得後、 より積極的な事業展開並びに相互シナジーの創出を図ってまいります。 国内市場においては、菓子事業を担う 3 社間でのマーケティング・新商品開発分野での 協働体制を構築・強化すると共に、営業面では、店頭での共同フェアなどの販売促進策の 流通各社への提案を、製品面では、各社のブランドを活用した相互 OEM の実現などを視野 に入れていきたいと考えております。 また、コスト面でも、既に一部で着手している共同物流の適用範囲を拡大する一方、3 社 で共通する、包装資材などの原材料調達の統合を進め、将来的には生産拠点配置の最適化 も検討することで、より大きなコストメリットを具現化していくことを想定しております。 加えて、海外市場においても、当社グループ全体の戦略でもあるマルチカテゴリー化の 方針に沿って、菓子事業を即席めん事業に次ぐ事業の柱として拡大させてまいります。具 体的には、日清湖池屋における取り組みのように、当社グループが既に即席めん事業を展 開している国・地域において、その事業基盤を活用した菓子事業の展開を推進してまいり ます。その中で、高い事業性があると認められた地域において、現地生産などによる本格 的な展開を図っていきたいと考えております。 更には、これらの施策を通じて、持株会社である当社においては、複数の菓子事業会社 による連携・シナジー効果を最大化するための“プラットフォーム”としての機能・ノウ ハウが強化・蓄積されることが期待されます。当社では、これらの機能・ノウハウを、他 の菓子事業会社、あるいは他カテゴリーの企業との新たな連携・提携を加速させるための 礎として活用してまいりたいと考えております。 3. フレンテの概要(2014 年 6 月 30 日現在) (1) 商 (2) 本 (3) 代表者の役職・氏名 (4) 事 (5) 資 (6) 設 (7) 従業員数(連結) 店 所 業 本 立 在 内 金 の 年 号 株式会社フレンテ 地 東京都板橋区成増五丁目9番7号 容 代表取締役社長 孝 スナック菓子の製造・販売を行う会社などを傘下に持つ持株 会社 額 1,090 百万円 月 1977 年 1 月(子会社である湖池屋は 1958 年 1 月設立) 416 名 小池 (8) 小池 大株及び持株比率 孝 21.31% 日清食品ホールディングス株式会社 小池 資 陽子 本 関 20.00% 8.03% 係 当社は、フレンテの発行済株式総数の 20.00%を保有しております。 取 (9) 引 関 係 当社は、以下の各分野でフレンテと業務 当社と当該会社との 提携関係にあります。 関 ①商品開発およびマーケティングに関す 係 る分野 ②営業に関する分野 ③資材調達機能、生産機能、物流機能な どの機能面および安全に関する分野 ④海外事業に関する分野 人 的 関 係 当社子会社である日清食品株式会社(以 下、「日清食品」といいます。)の従業員 1 名がフレンテの取締役を務めており、 他に従業員 4 名をフレンテグループ各社 に派遣しております。 フレンテは、同グループの従業員 5 名を 当社、日清食品並びに日清湖池屋に派遣 しております。 関連当事者へ フレンテは当社の持分法適用関連会社で の 該 当 状 況 あり、関連当事者に該当します。 (10) 最近 3 年間の経営成績及び財政状態(連結) 2012 年 6 月期 2013 年 6 月期 2014 年 6 月期 純 資 産 10,381 10,136 10,088 総 資 産 19,619 18,666 17,897 1 株 当 た り 純 資 産 (円 ) 2,335.41 2,278.54 2,262.44 高 30,608 29,128 30,869 益 △340 △198 340 益 △295 △106 169 1 株当たり当期純利益(円) △77.54 △23.92 38.07 1 株 あ た り 配 当 金 (円 ) 47.50 47.50 47.50 発行済株式総数(株) 4,441,000 4,441,000 4,441,000 売 営 当 4. (単位:百万円) 上 業 期 利 純 利 日程 取締役会決議日 2014 年 10 月 30 日(本日) 本株式取得日 2014 年 11 月 18 日 5. 引受株式数・引受価額及び引受前後の保有株式の状況 888,200 株 (1) 引 受 前 の 保 有 株 式 数 (議決権の数:8,882 個) (議決権所有割合:20.00%) (2) 引 (3) 引 (4) 引 受 株 受 受 価 式 数 価 額 の 総 894,000 株 (議決権の数:8,940 個) 額 1 株につき 2,638 円 額 2,358,372,000 円 1,782,200 株 (5) 引 受 後 の 保 有 株 式 数 (議決権の数:17,822 個) (議決権所有割合:33.41%) (注) 引受前の議決権所有割合は、フレンテの第 38 期有価証券報告書(2014 年 9 月 29 日 関東財務局提出)に記載された、2014 年 6 月 30 日現在の総株主における議決権数 44,395 個(単元未満株式を除く。 )を分母としております。 引受後の議決権所有割合は、上記引受前における総株主の議決権数に、本第三者割当 に伴い増加する議決権の数(8,940 個)を加えた議決権の数(53,335 個)を分母とし ております。 <参考> 本第三者割当の概要 (1) 払 (2) 発 (3) 発 (4) 調 (5) (6) 6. 込 行 期 新 株 行 達 式 価 資 金 の 日 2014 年 11 月 18 日 数 普通株式 894,000 株 額 1 株につき 2,638 円 額 2,358,372,000 円 募 集 又 は 割 当 方 法 第三者割当により、日清食品ホールディングス株式会 ( 割 当 予 定 社に全株式を割当てる。 そ の 先 ) 他 上記各号については、金融商品取引法に基づく有価証 券届出書の効力が発生することを条件とする。 今後の見通し 本株式取得が、当社の 2015 年 3 月期の個別業績及び連結業績に与える影響は、軽微と見 込んでおります。 以 上 *この資料は、次の記者クラブに配布いたします。 兜倶楽部(東証) 、大阪証券記者クラブ(大証) 、農政クラブ、東商記者クラブ、大阪商工記者会