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図書館機構の主な事業 - 京都大学図書館機構

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図書館機構の主な事業 - 京都大学図書館機構
図書館機構の主な事業
機構案内ウェブページ
●図書館・室一覧 http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/newdb/list.php?id
=3&n=100&sort=52&sort_method=asc&item=0
●図書館機構ウェブサイト
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/
●各種問い合わせフォーム
https://www2.kulib.kyoto-u.ac.jp/form/
図書館・室の詳細情報、ウェブサイト、開館日程表および
所在地図へのリンク集
図書館機構ウェブサイトへのご意見・ご要望など
図書館機構および附属図書館に関するご意見など(学内限定)
参考調査申し込み:求めている文献が見つからないときや、
学習・研究の中でどのような資料を利用すればよいのかわ
からないときなどに、図書館員がアドバイスするサービス
へのお申し込み
電子ジャーナル・データベースに関するお問い合わせ
蔵書検索(KULINE)に関するお問い合わせ
●図書館のご利用全般については図書館機構サイトのサービ
ス案内をご覧ください。
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/service/index.php
?content_id=5
コレクションの構築
◆ 電子ジャーナルの安定供給
電子ジャーナルは、冊子体の学術雑誌に代り、今や研究の
ライフラインとして必要不可欠な情報源になっています。全
学で利用できる電子ジャーナル(外国雑誌)は、2015 年度現在、
有料のもので約 35,000 タイトルに上っています。無料公開の
オープンアクセスジャーナルを含めて、京都大学で利用可能
な電子ジャーナル全点リストをホームページに掲載し、有効
な活用を図っています。
電子ジャーナルに対する需要は今後も増大することが見込
まれますが、購読料は年々値上がりしており、そのために必
要な経費の確保が課題となっています。図書館機構では他大
学の図書館と協力しつつ状況改善に努力しています。
◆ 大型コレクションの整備
大型コレクションの整備は、部局単独で購入することが困
難で、かつ学内外の共同利用にふさわしい資料を収集するこ
とを目的に、図書館機構が各部局に購入希望調査をし、基盤
強化経費(全学機構運営基盤経費)の配分を受けて行ってい
る事業です。
本事業は、2002 年度まで文部科学省によって行われていた
ものを、本学独自の事業として継続しているものです。
●2014 年度購入資料
オンラインデータベース
「British Literary Manuscripts Online(BLMO), Parts I
& II(英国作家手稿データベース)」
マイクロフィルム
「戦後を中心とする東南アジア各国の国内事情・外交事情−
米国国立公文書館所蔵・国務省機密文書」(東南アジア研究
所所蔵)
Outline of the Kyoto University Library Network
●電子ジャーナルタイトルリスト
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html
●問い合わせ
https://www2.kulib.kyoto-u.ac.jp/form/?page_id=106
●大型コレクションリストは下記 URL をご覧ください。
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/collections/index.
php?content_id=57
Kyoto University Library Network
利用者支援
◆ 学習支援のための施設・設備
図書館・室には、京都大学の教育に関する基本理念「対話を
根幹とした自学自習」と共鳴する、グループワーク等のアクテ
ィブな学習を支援するためのスペースほか、多様な学習の形態
や学びのスタイルに合わせたスペースを提供しています。
特にラーニング・コモンズは、これまでの図書館には無かっ
た「対話」に主眼をおいた施設で、組換自由な机や移動式のホ
ワイトボード、プロジェクター、電子黒板等が備わっており、
充実した学習支援機能を持ちます。
この空間は、全体のデザイン、什器選定からサイン制作まで
図書館名
附 属 図 書 館
いずれも 休館日は閉室
吉田南総合図書館
施 設
利用可能人数
備 考
ラーニング・コモンズ
100 名程度
会話可能
学習室24
140 名まで
(自習スペース 99 席、なごみ 41 席)
月 :10∼24 時
火∼木 : 9 ∼10 時を除く 23 時間
金・祝前日:22 時まで
土日祝 :10∼19 時
4 ∼ 20 名程度 ╳5 室
会話可能
メディア・コモンズ
45 名まで(シアター 13 席含む)
音楽や映画鑑賞、語学学習など可能
サイレント エリア
146 名まで
静かに集中して学習するエリア。
PC、電卓など音の出る機器は使用不可
40 名程度
*グループ学習室
(吉田南構内関係部局所属者:8 名程度)
を含む
会話可能
共同研究室
環 on
利用対象者
学内所属者
学内所属者
グループ学習室
医 学 図 書 館
の全ての段階において、本学学生、教員、および附属図書館職
員など多様な人々が集い、相互の知識や経験、知恵や感性等を
持ち寄って協働することにより、設計されました。このことは、
まさにこの空間のコンセプトである「集い」と「創発」により実
現されたものであり、本学のシンボルであるクスノキをモチー
フとする木造物を配した個性的な学習空間として、平成 25 年度
に設置されました。
学生グループの議論や意見交換の場として活発に利用されてお
り、主体的・能動的な学習を促す多様な学習の場となっています。
図書館が、大学における教育支援の新たな役割を担っています。
小閲覧室
セミナー室
医学部及び
関係部局所属者
8 ∼ 12 名程度 ╳3 室
4 名程度 ╳2 室
会話可能
24 名まで
●問い合わせ先
附属図書館
[email protected] 075-753-2632
吉田南総合図書館
[email protected] 075-753-6525
医学図書館
[email protected] 075-753-4313
◆ 全学共通科目
「大学図書館の活用と情報探索」
(2 単位)
図書館機構が学術情報リテラシー教育の一環として提供す
る正規の授業科目です。1998 年に当時の長尾眞総長と附属図
書館の発案により「情報探索入門」として開講されて以来、
履修した学生からの高い評価を受けて、継続して実施してき
ました。
図書館機構長による講義に始まり、情報学研究科、こころ
の未来研究センター、薬学研究科、附属図書館研究開発室と
◆ 全学体制での利用者支援
平成 23 年度に「図書館機構による学術情報リテラシー教育
支援の方針」が定められました。この方針に基づいて全学的
なリテラシー教育支援を行うため、各図書館・室の協力連携
体制を整備しているところです。
新入生向けにはオリエンテーションや利用ガイダンス、図
書 館 ツ ア ー 等 を 行 っ て お り、さ ら に 進 ん だ 内 容 と し て は、
KULINE や各種データベースの使い方、文献収集法などの講
いった、所属や専門分野の異なる教員がリレー形式で講義を
担当します。パソコンによる検索や、実際に図書館資料を利
用する演習も組み合せた構成となっており、担当教員との連
携の下、若手を中心とする図書館職員が演習問題の作成や実
習のサポートをしていることも大きな特徴です。
学生の情報活用能力がますます求められている中、情報環
境の変化や大学教育におけるニーズに内容を対応させつつ、
授業を提供しています。
習会を行っています。また、教員からの依頼により、授業の
時間を使って図書館についての講習会を行うなど、必修科目
の 1 コマを担当している学部・大学院もあります。
京都大学で契約・購入しているデータベースの講習会も開
催しており、複数のキャンパスでの同時開催、附属図書館と
関係する部局図書館との共同開催など、分野によって関係す
るキャンパス・学部と連携して開催しているのが特徴です。
Outline of the Kyoto University Library Network
◆ 学習サポートデスク
多様化する学生への支援(附属図書館)
2013 年 10 月に、附属図書館内に学習サポートデスクを開
設し、日本語を母国語としない留学生や、その他多様化する
学生のニーズに対し、図書館が学習支援を行っています。
スタッフは留学生を含む京都大学の大学院生で、日本語・
英語に加え他の言語でも対応しています。留学生には英語等
で図書や論文の探し方を説明して、円滑な学習・研究活動を
手助けし、他には英語での図書館ツアーを行うなどして、書
庫を含めた図書館の使い方全般を案内しています。また日本
人学生にも、レポートやプレゼンテーション資料に関してア
◆ 学習室 24 及びメディア・コモンズ(附属図書館)
利用環境の整備と学習支援機能の強化を図るため、平成 26
年度に学内予算措置を受け、学習室 24 及びメディア・コモン
ズ等の施設、設備をリニューアルしました。空間デザインや
什器選定等において、附属図書館の教職員と工学研究科建築
学専攻・工学部建築学科の学生及びデザインスクールの教員
が協働しています。
ドバイスを行うなど、身近な先輩として相談に乗っています。
2014 年 4 月 25 日にラーニング・コモンズがオープンしてから
は、ラーニング・コモンズ内に移設しています。
附属図書館学習サポートデスク
学習室 24:学習スペースの空間全体について快適性を向上
させ、机等の利便性も高めました。また、リラックススペ
ースには大きく、一部分組換可な机を新たに設置し、多様
な利用形態に対応しています。
メディア・コモンズ:利用人数に応じたゾーニングを行い、
各種メディアを活用したアクティブな学習空間となるよう、
機能を付加しました。また、AV 機器はデジタル対応の最新
機種に更新し、かつネットワーク配信型コンテンツに対応
するため、新たな PC を設置、新規 DVD タイトルを購入し、
映画、ドキュメンタリー、語学学習等の映像コンテンツを
拡充しました。廊下側に一連の木製造作棚を設置し、CD・
DVD を一体的に配架することで、メディア利用空間として
の性格を明確にしました。
附属図書館学習室 24
知的成果の蓄積・発信
◆ 京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」
京都大学図書館機構では、京都大学の研究・教育成果(学
術雑誌掲載論文、学位論文、紀要論文、科研費報告書など)
を社会に発信する「京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)」
を構築し、2006 年からインターネット上で公開しています。
本事業を通じて、図書館機構は本学の中期目標・中期計画
にある「研究活動の成果を広く社会に還元する」や「学術情
報の公開を通じて、社会に対する説明責任を果す」といった
目標・計画を支援するとともに、本学の研究活動や研究者を
広く社会にアピールしています。
2013 年度からは、文部科学省「学位規則の一部を改正する
省令」(2013 年 3 月)を受け、博士学位論文の全文データをイ
ンターネット公表することが原則となり、これまで以上に多
くのデータを KURENAI でご覧いただけるようになりました。
◆ 京都大学オープンアクセス方針の採択
京都大学は、2015 年 4 月 28 日に「京都大学オープンアクセ
ス方針」を採択し、京都大学の教員が生み出した学術論文等
の研究成果を KURENAI によりインターネット上で原則公開
することを教員の義務としました。
研究成果をオープンアクセスとすることは、研究者間のコ
ラボレーションを促進し、研究分野を超えた新たな知の創出
に道を開く大きな力となり、また同時に学術研究に従事する
者が社会に対して果たすべき説明責任を明確に出来ると考え
ます。
この度京都大学は、全学方針の採択により、大学としてオ
ープンアクセスを推進する姿勢を明らかにし、より多くの教
Outline of the Kyoto University Library Network
本文登録件数も、2015 年 3 月に 13 万件を突破しました。
京都大学学術情報リポジトリでは、今後も多様な研究分野
の論文等を積極的に収集・発信し、本学の研究成果により一
層アクセスしやすくなるように努めてまいります。
●京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/
●問い合わせ先
[email protected].
ac.jp
育・研究成果を広く公開することで、学術研究の発展に寄与
するとともに、大学としての社会的責任を果たしていきます。
【京都大学オープンアクセス方針】
(趣旨)
1.京都大学は、本学に在籍する教員(以下「教員」という。)
によって得られた研究成果に対する学内外からの自由な閲覧
を保証することにより、学術研究のさらなる発展に寄与する
とともに、情報公開の推進と社会に対する説明責任を果たす
ために、オープンアクセスに関する方針を以下のように定め
るものとする。
Kyoto University Library Network
図書館機構の主な事業
(研究成果公開の権限)
2.京都大学は、出版社、学会、学内部局等が発行した学術
雑誌(図書等を除く)に掲載された教員の研究成果(以下「研
究成果」という。)を、京都大学学術情報リポジトリ(以下「リ
ポジトリ」という。)によって公開する。ただし、研究成果の
著作権は京都大学には移転しない。
(適用の例外)
3.著作権等の理由でリポジトリによる公開が不適切である
との申し出が教員からあった場合、京都大学は当該研究成果
を公開しない。
(適用の不 及)
4.本方針施行以前に出版された研究成果や、本方針施行以
前に本方針と相反する契約を締結した研究成果には、本方針
は適用されない。
京都大学は当該発行版をリポジトリに登録することができる。
発行版の公開は禁じているが著者版の公開を許している場合、
研究成果の公開に同意した教員は、著者最終稿等を、できる
だけすみやかに京都大学へ提出する。リポジトリへの登録・
公開、公開後のデータ利用等、リポジトリに関わる事項は、
「京
都大学学術情報リポジトリ運用指針」に基づき取り扱う。
(その他)
6.本方針に定めるもののほか、オープンアクセスに関し必
要な事項は、関係者間で協議して定める。
●オープンアクセスについて
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/content0/index.ph
p?content_id=87
(電子データの提出とリポジトリへの登録)
5.研究成果の発行版がリポジトリでも公開可能である場合、
◆ 貴重資料の電子化と公開
京都大学図書館機構では、学術・文化の発展に貢献するため、
貴重な古典籍・古文書をはじめとする学術資料の電子化とイ
ンターネット上での公開に取り組んでいます。国宝『今昔物
語集』や重要文化財 40 点をはじめ、これまでに電子化した資
料は約 4,000 点に及び、国内でも有数の規模を誇ります。
本事業は毎年継続的に実施しており、2014 年度は、谷村文
庫等の修復資料 7 点を電子化・公開しました。
●主な電子化・公開資料
国 宝:今昔物語集(鈴鹿本)
重要文化財:兵範記など 40 点
貴重書:國女歌舞伎絵詞 天正遣欧使節肖像画 など
国宝「今昔物語集」
●京都大学電子図書館貴重資料画像
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/index.html
漢楚軍談画巻物
貴重書の修復
京都大学では、国指定の国宝・重要文化財をはじめ多くの
貴重な古典籍・古文書等を所蔵しています。これらの中には、
長い保存年月と利用により、虫損や劣化が著しい資料も少な
くありません。こうした傷みの激しい資料について緊急性の
●文学研究科
「たまものまへ」1 点
●法学研究科
D. Burchardi Wormaciensis ecclesiae episcopi
Decretorum libri XX 他 計 7 点
●理学研究科
Het Amboinsche Kruid-boek, dat is, beschryving van
de meest bekende boomen, heesters, kruiden ... in
Amboina en de omleggende eylanden 他 計 14 点
●人文科学研究所
「攝大乘論釋殘一卷」 1 点
●附属図書館
「法苑珠林」他 計 3 点
高いものから順に、教育・研究資料として活用に耐えうる状
態にすることを目的に、計画的に修復事業を行っています。
2014 年度は「貴重資料修復計画」第 1 期の 4 年度目として、
以下の資料の修復を行いました。
修復された資料
Outline of the Kyoto University Library Network
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