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人初乳注射ノ去勢成熟雌性海旗乳腺二及

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人初乳注射ノ去勢成熟雌性海旗乳腺二及
二
人初乳注射ノ去勢成熟雌性海旗乳腺二及
ボス影響二二スル功験的研究
金澤罪科大學産科婦丁丁學敏室(主任笠森教授)
助手 佐 伯
季
一
(昭和11年2月4日受附 特別掲載)
目
第1章 文献亜二研究目的
第2章實験材料亜二丁験方法
第3章 實験成績
第1節 人初乳荘射=基ク去勢成
面恥性海狽乳腺ノ組織學
的攣化
第2節 卵胞Fホルモーソ」(「ナバ
次
注射二二ク去勢成熟雌性
海瞑乳腺ノ組織學三二化
野4章 叫喚成績堅粥陛下考按
第5章 結
論
文 獄
附圖読明
附 圖
ホルモン」)ト入初乳トノ
第1章 文鰍並二研究目的
乳腺獲育及ビ乳汁分泌二關スル實験的或ハ臨床的研究ハ實二多数ニシテ枚學二逞アラザレ
ドモ,腺増殖並二分泌ヲ惹起セシムル因子二關シテハ諸読尚紛々トシテsw一一スル所ヲ知ラザ
ルナリ.古クハ祠1経説行ハレシモCi )Golz,(2)Ribbert等ノ實験ニヨリテ全ク覆ヘサル・昌至
vリ.次デ内分泌読ハ擾頭セリ.EPチ胎盤ト乳腺トノ關係二一キテ説ケルモノ=(3)Halban,
(4}Basch,(5 )Aschner, Gr{g曲,(6 」Mayer,(7)0. Feliner, c s)E. Hemmann,{9)川井田, q。)土肥,
(11)高橋,(12♪富田,(la・ )宮川,(14)笠森,藤本,竹田,駒井氏等アリテ,二等ハ胎盤ノ廉粥及ビ
浸出液ヲ注射シ,或ハ胎盤組織ヲ皮下=移植シ以テ雌性幼若,庭女或ハ去i勢動物更ニハ雄性
動物乳腺ノ肥大並二乳汁分泌ヲ誰明セリ.サレド乳汁分泌’關シテハ之等實験者=於テ異論
ノ存スル所ナリトス.胎盤ノミナラズ胎見モ亦乳汁ヲ分泌セシムル機能ヲ有スト読クアリ
((4)Basch,‘5)Aschner, Grigoriu, (i5}F.:Niklas).反之(i6)Mandl,(17♪Starling, q明3iedel u. Koen−
igstein等ハ乳汁分泌機能ハ胎盤二非ズシテ寧ロ二見ニアリトナシ, Biedelノ如キハ筑汁分泌
ヲ司ルモノハ胎児ニシテ胎盤ハ之ヲ遮ルモノナリ.故二見ノ分娩後=於テ初メテ乳汁分泌ヲ
稜現スト日ヘリ.
他方卵巣ト乳腺トノ關係二丁キ(19)Kehrer, Hegar,(29♪Knauer,‘2D:Foges,(27)Cramer等ノ
實験アリ.昼酒ノ所読ヲ観ル=,幼若動物乳腺ハ卵集整除ニヨリ稜育不良トナリ,途二萎縮
二陥リ,去勢ニヨリテ萎縮セル乳腺ハ卵巣ノ移植ニョリテ再ビ肥大スルコトヲ謹セリ.然レ
ドモ卵集ノ如何ナル物質昌此作用アリヤハ不明ナリキ.其後〔23)Schafer,0・Donoghue,(24)
[ 176 ]
入初乳注射ノ去勢成熟雌性心猿乳腺二二ボス影響二二スル實験的研究
963
“
R.T.:Fraiiik,〔了)Fellner,(8)Hemnann, f 25)谷口氏尾州乳腺ノ襲畔引ビ乳汁分泌ヲ黄門作用=
露セシメタリ.而シテ〔1。ノ土肥,(26’H. Wintz,(?PJIII田,(29)松山,(Is}宮川,α4)笠森,藤本,竹
田,駒井氏等モ亦此事實ヲ認メ,殊二笠森氏等ハ雄i婦尿並二人胎盤中二縢下垂腿前葉及ビ卵
胞「ホルモーン」ノ他二更二黄艦「ホルモーン」ト同一作用物質タル妊娠「ホルモe一・一ン」ノ存在ス
ルヲ立誰シ,依ツテ妊婦尿並二人胎盤水性「エキス」注射ニヨリテ出現セシ去勢雌性動物乳腺
ノ増殖性攣混乱ルヤ,之等物質中二含有セラル・卵胞「ホルモーン」作用二基クコト明カナレ
ドモ,同時二上現住シ該乳腺ノ分泌性攣化タルや主トシテ氏等ノ始i娠「ホルモーン」二基因ス
ルモノナリトセリ.
最近卵胞液モ亦乳腺二作用ストノ説興リ,{29)cso♪(31):Laqueur,「32)E・Favet, c s3〕伊藤氏等ハ卵
胞「ホルモーン」ヲ用ヒテ乳腺ノ稜血肥大忌ビ乳汁分泌ヲ惹起セシメタリト.(34)O.Fellner 2・
卵胞「ホルモー一…ン」ノ乳腺面面促進作用ヲ認ム.
:更二歳下垂艦前葉或ハ後葉「ホルモーン」ノ孚L腺二封スル作用ヲ認ムルモノ=(ヨ5・G.W. Cor−
ner,(36)P・S願cker,「37)Ott u・Scott,(as)Hammond,(39 )Simpson,(40〕池上,(4b玉川圭算アリ.
前葉「ホルモー…Fン」ノ作用機輻二二シテハ卵輿ヲ介スルニ次的作用ヲ説ケルモノト去勢動物乳
腺ヘノ直接作用ヲ説ケルモノトアリ.殊二軟近(42’Stricker u・Grtiter及〔43,K. J. Anselmino u.
F.H:offmann 2・羊E箇下垂髄前葉ヨリ乳腺作用「ホルモ…一ン」ヲ分離抽出シテLaktationshormon
ト唱ヘタリ.而シテ該「ホルモー・ン」ハ性器作用前葉「ホルモーン」ト常凡性質ヲ異=シ,共作
用タルや豫メ卵胞「ホルモーン」作用ニヨリ乳細管,絡末装置並=腺胞ノ増殖セル乳腺二作用
シテ腺細胞二分泌機能ヲ賦輿スル作用ヲ有シ,該作用ハ去勢動物昏惑テモ虚血著ナルが故
二,卵巣ヲ介セザル直接作用ナリト説ケリ.
其他松果腺,胸腺等モ亦乳腺二作用ストナスモノ(c37}Ott ”. Scott, Schafer123))アリ,更=
他方二於テ川幅特異性刺戟読ヲ唱フルモノ多シ,而シテ該刺戟タルや蛋白髄乃至非蛋白髄昌
ヨル化學的刺戟二基キ,或ハ輩ナル機械的刺戟輪止リテモ亦乳汁分泌ヲ喚起シ得トナス(⑳
Cramer,(19)Kehrer,(44)Schickele, Sellheim等).
以上ヲ要スルニ乳腺髭面並二乳汁分泌配慮スル諸研究者ノ意見ハ紳経論,胎盤並二胎見
説,卵巣濾胞及ビ黄騰読,雨下心髄,松果腺ノ如キ内分泌腺説,更=非特異性化學的毒口機
械的刺戟読等二分レ甲論乙駁蹄一スル所ナキナリ.余ハ最:近(45)人初乳並二乳汁中二於ケル
「ホルモーン」ヲ槍索シ,多量ノ性器作用騰下垂罷前葉「ホルモーン」,血忌ノ唱フル妊娠「ホ
ルモーン」並二極メテ微量ノ卵胞「ホルモー・・一ン」ヲ此虞二直明シ得タル=ヨリ,:更二人初乳ヲ
試験動物二注射シテ,以テ乳腺二,ttボス其作用ヲ組織學的二糾明セムト欲シ本研究ヲ曲面セ
ルモノナリ.
第2章實験材料一二實験方法
1.注射材料トシテハ,妊娠8乃至10ケ,月並二産褥第1乃至3目入初乳ヲ無菌的二搾取シ氷室内二保存
シタルモノ,及ピ卵胞「ホルモーン」山面タル「オ・{ホルモン」(1cc:100M. E・)ヲ使用セリ.
[ 177 ]
%4
佐
伯
2,試験動物トシテハ健康ナル農重50⑪一720瓦ノ成熟雌性海猿ノ爾側卵巣ヲ完全二別除シ,其後14日ヲ
経タルモノ,亜型去勢後4ケ月一一5ケ月鯨ノ長日月ヲ経過セル醗重640/一一 790瓦ノモノヲ使用セリ.
3.實験方法トsテハ,去勢動物ノ左側乳腺ヲ封照トシテ劉除シ,其翌日ヨリ前記初乳ヲバ皮下二1回
3−5蝿宛,1日1回注射シ,或ハ豫メ「オバホルモソJヲバ1回1−2・5蝿宛, 1目1回数世間注射セル
後年初乳ヲ注射シ,域ハ叉「オバホルモソ」注射ト初乳注射トヲ同時二開始シテー・定日轍連績シ・tr射終了
後残存セル右側乳腺ヲ捌除シ,之ヲ劉照ノ左側乳腺ト共二「パラフィン」或ハ「ツエロイジン」包埋切片トナ
シ,「へ“トキシリ。エオジン」染色ヲ行ヒ,組織學的検索ヲナセリ.
第3章 實験 成績
第1節 人初乳注射=基ク去勢成熟雌性海狽乳腺ノ組織學二階化
去勢後4−5ケ月籐ヲ経過セル鐙重650一一一790瓦ノ成熟雌性海狸二,第1表二示スガ如ク人
初乳ヲバ35−5蛇宛,1日1回,12−19日聞連績注射シタルニ,注射持績中:或ハ絡了後二
當リテ乳汁様物質ヲ塵出シ得タルモノナシ.注射絡了ノ翌日残存セル右側乳腺ヲ捌除シ,之
ヲ組織學的二槍シ以テ注射前ノ乳腺二聖心比較セルニ其所見次ノ如シ.
第1表
動物 注射開始
シ前艦重
囃
去勢後注
ヒ開始迄ノ日数
@(瓦)
去勢成熟雌性海瞑二人初乳注射實験
注射材料
注射標式 翻縫鞭練灘篠附丁番罪
克ヒ日激
417・・5ケ月1・目1人副5蝿鶴晶1回1
(蝿) 響鍛迄ノ勿薯輩出封照1轡
95 2・1無 1
耐可・3隠■
5179・i5ケ月1・日1同上14蝿鵬1回1
6レ・・1・明・日1同上135糀占晶1回1S551・41
ウ口
一
’一 一 一
一 一
一
_
gi65・4ケ月・・日1同上i5糀裏戸1回ig5【2・1無ト2陣
10
740
4朔・・日1同上15惰民晶1回
95 2・1無1561Z8
第4號海瞑
注射前(封照)腺野ノ形威殆ソドナク,主トシテ腺腔ヲ失ヘル上皮細胞ノ集團ヨリナリ,内腔何レモ狡
小ナル少数ノ終末装i置,終胞二野二蛇曲セル排泄管ノ混在セルラ見ルノミ,排泄管及ビ終末襲置ハ内外2
層ノ丈低キ般子形乃至多角形上皮細胞ヨリナリ,核ハ多角球形或ハ擶圓形ヲ呈シ,「クロヤチン』穎粒微細
ニシテ核ハ良染シ核小燈不著明ナリ。終胞腔ハ萎縮シテ腔ハ全ク閉鎖シ,ユ層ノ上皮ハ低多角形ヲ呈シ原
形質二刀シク,核ハ儲圓形ニシテ「クロマチソ」田畑シク淡染セリ。腺腔亜二排泄管腔ニハ内容全クナシ.
葉間結締織ハ細胞二子シク霧疎ニシテ間質内白血球浸潤輕度ナリ.血管萎縮ス,以上ノ所見ハ則チ成熟経
妊海瞑乳腺ノ退行萎縮像ナリトス.
注射後 乳腺實質二野キテハ注射前ト大差ナク,終末装置苗二終胞腔ハ僅二新生増殖シ,何レモ内弁ヲ
形成ス.排泄管ノ内含ハ著明二機張シテ上皮細胞ハソノ高サヲ増セルラ認ム,腺管腔内田口内容全ク之ナ
シ.間質結締警護育良好ニシテ,白血球ハ下等度二浸潤ス.血管ハ錦町充血セリ.
第5號海瞑
注射前樹照〕腺野著シクi萎縮シ,僅少ノ排泄管ト終末装置ノ痕跡トヲ認ムルノミ.聞質結締織モ亦籟
[ 178 ]
入初乳注射ノ去勢成熟雌性海門乳腺二及ボス影響二關スル白白的研究
965
疎ニシテi萎縮セリ.
注射後 骨組織F就キテハ注射前二一シ著明ナル差異ヲ認メ難シ.
第6號海牛
注射前(樽町)狡小ナル排泄管ト僅少ナル上皮細胞ノ集團トヲ散在性二回目ルニ過ギズ.自ロチ退行i萎縮
像ナリ.
注射後 腺組織ノ僅二増加セルヤニ見ユル以外二子攣ナシ.
第9號海狽
注射前(封照)退行i萎縮像(第1及2圖).
二三後(第3及4圏),
腺野ハ内腔著明国書張セル終幕腔ノ集團ヨリナリ,排泄管ハ終末装置1・共二値二増殖シ,内腔鑛張著シ
ケレドモ至ク内容ヲ有年ズ軍二自血球ヲ藏スルモノアルヲ認ム.其上皮ハ内外2層ニシテ肥大セル股子形
乃至多角形細胞ヨリナリ,原形質二富ミ,核ハ多角球形ヲナシ,「クロマチン」綱疎ニシテ旧染腫脹シ,其
他「ミトーゼ」ヲ認ムルコト稀ナラズ.腺胞上皮細胞モ亦同檬ナル二化ヲ呈セリ.間質内白血球浸潤著明ニ
シテ血管鑛張充血ス,以上ノ所見ハ始i娠海狽乳腺像ニー致ス.
第10號海猿
注射前(封照) (第5及6圖)
腺組織著シク退行萎縮シ,周園支持組織トノ境界不明瞭ナル腺野ヲ所々二認ムレドモ,終末装置ハ殆ソ
ド内鰐ヲ有セズ,狡小ナル排泄管ヲ以テ腺野ノ大部分ヲ形成ス.腺細胞全ク萎縮攣性ス.
注射後(第7及8圖)
腺領域ハ籏張i中小ノ排泄:管新生ト共二終末装置並二堺町腔モ亦輕度二新生増殖セルラ認ム.上皮細胞
ハ原形質竹富ミ其ノ高サヲ増シテ肥厚ス.腺内腔ノ形成輕度ニシテ均等性ノ内容ヲ有スルモノアリ,間質
結締織ノ獲育ハ中等度ナリ.則チ乳腺ハ増殖像ヲ呈セドモ分泌像ヲ鋏ケリ.
第2節 卵胞「ホルモーン」(「オバホルモン」)ト人初乳トノ注射二
基ク去勢成熟雌性海狽乳腺ノ組織學的弓化
去勢後14日或ハ4ケ月飴ヲ三巴ル禮重640−680瓦ノ成熟雌性海二二,第2蓑=示スガ如ク
卵胞「ホルモーン」製剤タル「オバホルモン」ヲ2.5過誤,1日1回,6日聞連績,総量15断惑
第3表 去勢成熟雌性海狸二「オバホルモン」及ビ人初乳注射實験
動物[注射開始去勢後注 直前盟下説開始幽門號 (瓦)ノ日籔 l
離嘗灘灘難
i
注射材料
注 射 様 式
圓鵠迄ノ1難出 鮒實羅
?射 日 数
1
3
650
朔8日!{謡櫨曄鶴山1回瀦同目
@
【
1
U5014ケ月8日
注射開始
同
上
同
上
同
上
同
上
同
680
同 上
一
c湯克ヒ
14日
@12日聞
13
無
21
無
21
有9,1011,12
一
目ホル
15
一
Q・5二二1日1回
18164・1・4日同上1同上
無
36
エ他同上
一
14
39
8
上
12 日 聞
一
17
8
13三半1日1回 13日間
人初乳
附圖番號
I了後初
羽克ヒ
匿 一
一
一 一 一
@同 上
[ 179 1
36
966
伯
佐
射シ,然ル後二初乳ヲ3耗宛,1日1回,12日聞蓮績注射,:或ハ「オバホルモン」1耗宛,1
日1回注射ト同時昌初乳ヲモ1日1回注射シ,一一定日歎二至リテ初乳注射ノミヲ糠績シ,注
射開始後13−21日=シテ乳腺ヲ鏡検セリ.而シテ注射開始後嗣17H =シテ多少白濁セル水様
性物質ヲ堅出シ得タル例ヲ認メ得タリ.臨画2表記載實験例乳腺ノ組織學的所見ヲ記サノミ次
ノ如シ.
第1號海瞑
注射前(封照) 腺野ノ形成殆ソドナク,全ク萎縮シ,僅少ナル上皮細胞ノ集團ト藪個ノ内腔狭小ナル中
小排泄管トヲ散在性二認ムルノミ.間質結締織ハ疎ナレドモ白血球殊二「エオジン」嗜好白血球ハ中等度二
浸潤ス.血管ハ縮小セリ.以上ノ所見ハ則チ甚ダシキ出行萎縮像ナリ.
注射後 腺野輕度監査大シ,葉間結締織稽石頭ニシテ細胞無益堀加スレドモ,終末感熱及ビ終胞腔ノ新
生噌殖僅微ニシテ至ク内洋ヲ敏如シ,申小ノ排泄管ハ其ノ数稽,々増加シ内腔蹟大セルラ認ムレドモ上皮細
胞ハ著明ナル鍵化ヲ呈セズ.聞質内白血球浸潤二皮攣ナク,血管目蓋明二鑛張充血セリ.以上ノ所見ハ成
熟縄始i海狸乳腺底止期像ニ一致セリ.
第3號海狽
注射前(観照)腺組織著シク退行萎縮シ,細小ナル下野ヲ所,々二形成スレドモ周團支持組織トノ境界著
明ナラズ,終末髪置ハ殆ソド内腔ヲ有セズ.其他ハ略々第1號海瞑注射前乳腺所見ト同檬ナリ.
注射後 封照二比シ遙カニ終末髪置,終胞腔ノ噌加セルラ認メ,上皮細胞ハ原形質二富ミテ肥厚シ,核
モ亦墨染踵脹セルラ知ル.然レドモ腺内腔ノ形成殆yドナシ.申小ノ排泄管ハ其ノ数ヲ増加シ内血忌大ス
レドモ室虚ナリ,上皮細胞ハ其ノ高サヲ増シテ肥大セリ.間質結締織精々疎ナレドモ血管蹟張充血ス.以
上ノ厨見ハ成熟経妊赤漆乳腺ノ増殖期像ニー致セリ.
第17彫金狽
注射前(劉照)腺野ハ主トシテ殆ソド腺腔ヲ失ヘル上皮細胞群ヨリナリ,狡小ナル誹愚管,終末装置並
二終胞腱ノ混在セルラ見ル。排泄管亜二終末製置ハ内外2層ノ丈低キ上皮細胞ヨリ成り,核ハ構圓形ニシ
テ腺腔二封シテ横位ヲ取り,「クロマチソ」二富ミ濃染ス.腺管腔ニハ内容殆ソドナシ.腺胞或ハ終胞腔ハ
萎縮シテ腔ノ閉鎖セルモノ多ケレドモ,叉銭儲腺腔内二均等性物質ヲ藏スルモノアリ.間質護育良好ニシ
テ白血球浸潤輕度ナリ.以上ノ断見識則チ経無塩狼乳腺静止期像ニー致セリ.
注射後 腺野帰申等度二鑛大シ,終末髪癖並二心泄:義脚中等度二増殖シ,腺馬脚内壁籏張シ均等性物質
ヲ包藏セルモノ多シ.其他ハ第9加商狽注射::1}腺像二類似ス.
第18謡扇瞑
注射前(封照) (第9及10圖)
第17號海狽注射前乳腺ト略々同様ナリ.
注射後 (第11及12圖).
腺野ノ蹟大著明ニシテ,腺野畑内容ヲ充セル終歯腔ノ集團ヨリナリ,腺胞ノ演舞極度二達シ廷内上皮ハ
柏屋爪音リテ扁李トナリ,一心血忌ハ腔二封シテ横位ヲ取り,内治ハ無色泡状物質或ハ「ヘマトキシリソ」
可染性穎粒状物質ヲ以テ充瞑セラル.排泄管ハ鑛張シ前記同檬ノ内容ヲ有セリ.葉聞結締織密ニシテ間質
内白血球浸潤僅少ナリ.此所見ハ産褥授乳期二三乳腺像ニー致ス。
[ 1i80 ]
人初乳注射ノ去勢成熟雌性海狽乳腺二及ボス影響二關スル實験的研究
967
第4章實験成績綜括並二考按
前章實験成績ヲ綜括スルニ,
1・去勢後4乃至5ケ月絵ヲ経過シタル成熱経姫湖冥乳腺組織ハ1乃至2個ノ大排泄管二
少数ノ中小排潅管二二終末装置ヲ包藏セリ.而シテ荻小ナル腺組織ハ皮下=淺在シテ組織
學的=萎縮シ箪ナル上皮細胞ノ集團ト化シ,腺野ト周園支持装置トノ境界全ク不明瞭トナレ
リ.排泄管腔ハ狡小トナリ,上皮細胞ハ内外2居ニシテ共=丈低キ骨子形乃至多角形ヲナシ
原形質二丁シク,核ハ多角球形或ハ楕園丁ヲ呈シ「クロvチン」三門微細ニシテ濃染ス.腺腔
ニハ内容ヲ包藏セズ.闇質結締織ハ細胞=乏シク霧疎ニシテ白1血球浸潤二度ナリ.血管全ク
萎縮ス,之ヲ要スルニ去勢後長日月ヲ維過セル成熟雌性三猿乳腺ハ退行憂性シテ強度二萎縮
セルラ知ル.
2・去勢後14日ヲ維タル成熟雌性海翼乳腺ノ腺野ハ主トシテ腺腔ヲ失ヘル上皮細胞ノ集團
ヨリ成り,狭小ナル排泄管,絡末装置二終胞腔ノ混在セルラ見ル。終胞腔ハ萎縮シテ腔ハ閉
鎖セルモノ多ク,1暦ノ上皮ハ低多角形ヲ呈シ,原形質二乏シク,.上皮細胞ノi封腔表面李坦
ナリ.核ハ楕圓形ニシテ,腺腔二封シテ斜位或ハ横位ヲ取り,「クロマチン」二乏シク旧染
ス.腺腔内二均等性物質ヲ藏スルモノァリ.間質内白血球浸潤輕度ニシテ血管ハ萎縮セリ.
之レ帥チ経姫海狽静止期乳腺像二外ナラズ.
3.一F−Ltノ如キ海狸呂人初乳ヲバ絡量45.5−95旧注,射セノk二,一般二終末装置並二三胞腔
ノ二度ノ新生増殖,内腔ノ形成ヲ認メ,排泄管モ亦増殖セルモノアリテ内二二二二シク,上
皮細胞ハ共高サヲ壇セルラ認ム,血管ハ弓張充血スルニ至ル.印チ輕度ナル増殖期乳腺像ヲ
示セリ.然レドモ時トシテ腺野ハ内腔援張セル終胞腔ノ集團ヨリナリ,排泄管,終末装置ノ
増殖旺=シテ其上皮ハ肥大セル般子形乃至多角形細胞ヨリナリ,原形質二富ミ,核ハ多角球
形ヲ呈シ,「クロマチン」網疎ニシテ淡染腫脹シ,其他「ミトーゼ」ヲ認ムルモノアリ.之レEP
チ乳腺ノ著明ナル増殖並=分泌像二外ナラザルナリ.然レドモ實験例中=テ乳汁檬物質ヲ歴
出シ得クルモノ全ク之レナシ.
4.去勢海狽二「オパホルモン」ト人初乳トヲ同時=注射シ,或ハ前者ヲ以テ庭置シタル
後,後者ヲ注:射シ,其総量「オバホルモン」ハ8−15耗,初乳ハ36−39耗二達シタル=,乳腺
ノ組織的攣化バー般=著明ニシテ腺野ノ損大著シク終末装置,絡胞腔ノ三生増殖ヲ認メ,内
学籏張シ均等性内容ヲ藏セルモノアリ.上皮細胞ハ原形質=富ミ肥厚シ,核モ亦淡染腫脹セ
ルアリ.或ハ腺腔ノ損張極度二二シ爲二上皮ハ内歴ニヨリ扁卒トナリ,楕圓形ノ核ハ三二封
シテ横位ヲ取り,内腔ハ無色泡駅及ビ「ヘマトキシリン」旧染性物質ヲ以テ充填セラル・モノ
アリ.排泄管モ亦増殖シ損張セル内腔=内容ノ包含セラル・アリ・間質結締織ハ獲育良好ニ
シテ血管ハ著明二損張充血入門スルニ乳腺ハ増殖期乃至分泌期ノ像ヲ示xカ,或ハ更』授
乳期乳腺像ヲ呈シ白濁セル水様性物質ヲ分泌セシモノアルヲ確謹セリ.
以上ノ實験成績綜括二就キ其意義ヲ考察スルニ,去勢明日リテ退行萎縮セル成熟雌性海瞑
乳腺ハ
【捌]
968
佐
伯
1.人初乳ノミノ注射ニヨリテ腺組織一軍昌増殖スレドモ乳汁分泌ヲ開始スル=至ラズ.
2.然ルニ豫メ卵胞「ホルモーン」ヲ作用セシメ之二績キテ人初乳ヲ與フルカ或ハ卵胞「ホ
ルモーン」ト人初乳トヲ同時二注射セバ腺組織ハ概シテ著明二増殖シ省叉乳汁分泌ヲ螢ムs
至レリ.
3.今此實験成績嗜癖キ考察スルニ,卵胞「ホルモーン」ハ乳腺=於ケル筑細管乃至絡末装
置ノ増殖ヲ招掌骨シムレドモ三男ノi新生乃至増殖ヲ惹起セシムルコトナク,殊昌腺細胞二分
泌機能ヲ賦與スルコトナキハ幾多文獄ノ立唄セル所ナリトス・((29)(30)(31):Laqueur,(4fi)V{ntem−
berger,(47)Steinach,(49)Zondek,(34):Fellner,(14}笠森,藤本,竹田,駒井,(43)Anselmino u・
H⑪ffmann u. a.).循テ余が實験二於テ人初乳ノミヲ注射セバ乳腺組織ノ零度ナル増殖ヲ興醒
シ昌過ギザレドモ,卵胞「ホルモーン」ト同時二或ハ之=直績シテ人初乳ヲ注射セバ著明ナル
乳腺増殖並昌乳沙分泌ヲ呈セルハ,之レ全ク人初乳ノ含有セル微量:ノ卵胞「ホルモーン」ハ補
充セラレテ乳細管増殖作用ヲ高度二護揮シ,之二績キテ腺胞ノ増殖並二腺細胞ノ分泌ヲ惹起
セシムル作用ノ働ケル結果補外ナラザルナリ.而シテ人初乳ハ多量ノ黄衣「ホルモー一・一ン」等作
用物質ナル妊娠「ホルモーン」並=前葉「ホルモーン」ヲ含有セルが故二Stricker, Anselmino
U・a・ノ説二籍ラバ,初乳申ノ妊娠「ホルモーン」ニョリ腺胞ハ増殖シ腺胞腔ハ撲張シ,次=
氏ノ所謂乳汁分泌「ホルモt・一一ン」ハ作用シテ腺細胞=分泌機能ヲ開始セシメタルモノト思考セ
ラル・余ノ(45}實験甲府レバ人初乳ハ顯著ナル性器作用前葉「ホルモーン」ノ作用ヲ有セリ.而
シテ該作用ハ常二生殖腺ヲ介シテ行ハレ去勢動物=アリテハ反憲ヲ認メザルナリ.然ルニ所
謂乳汁分泌「ホル=ee一ン」タノレや前葉「ホルモーン」臨画スレドモ,其作用ハ生殖腺ヲ経由セズ
シテ直接昌乳腺細胞二作用シテ之二分泌機能ヲ賦與スト謂フ.如:是観之,人初乳申ノ前葉
「ホルモーン」ハ管二性器作用前葉「ホルモーン」ノ・ミナラズシテPt =所謂乳汁分泌「ホルモー
ン」ヲモ含有シ,斯クテ去勢動物乳腺二直接作用ヲ及ボシテ分泌ヲ開始セシメタルモノト思
考セラル、ナリ.
第5章結
論
去勢成熟雌性四則乳腺二及ボス人初乳ノ作用ヲ組織職事5槍索シ以テ該初乳ノ作用機韓ヲ
考察シ次ノ結論=到達セリ.
1.人初乳ハ去勢成熟雌性海瞑乳腺=作用シテ乳細管及ビ終末装置ノ増殖並二終胞腔ノ薪
生乃至増殖ヲ來サシムVドモ,共作用概シテ著明ナラズ.
2.該動物乳腺組織増殖ノ早馬ハ注射セラvタル人初乳中ノ微量ノ卵胞「ホルモー・ン」ト之
二野フルニ妊娠「ホルモe・…ン」帥チ黄艦「ホルモーン」トノ作用=基因セルモノト思考セラル.
3.人初乳注射一匹リテ去勢成熟雌性海狸乳腺ノ著明ナル増殖並二乳汁分泌ヲ惹起セシメ
ムニハ初乳注射二先行シ或ハ之ト同時ニー定量ノ卵胞「ホルモーン」ヲ注射スルノ要アリ.
4.而シテ乳細管乃至絡末装置ノ増殖ハ卵胞「ホルモーン」作用s基因スベク,腺胞ノ増殖
並=腺細胞ノ分泌現象タルや初乳申=於ケル妊娠「ホルモーン」並=前葉「ホルモーン」ノ作用
[ 182 ]
969
入初乳注射ノ去勢成熟雌性海山乳腺二及溝ス影響二藍スル實験的研究
二基クモノト思惟セラル.
骨筆二丁ミ懇篤ナル指導卜校閲ヲ給ハリタル恩師笠森敢授二深謝ス.
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附 圖 説 明
附圖ハ凡テ「ヘマトキシリン・エオジン」染色標本所見トス.
第1圖 去勢後4ケ月10日ヲ縫タル成熟雌性海獲(睡重650瓦)乳腺(廓大21⑪倍).
第2圖同上彊廓大〔廓大6⑪0倍).
第3圖 同上動物二人初乳95蝿注射,注射開始後20目二於ケル乳腺(廓大210倍).
第4圏 同上強廓大(廓大600倍)。
第5圖 去勢後4ケ月1⑪日ヲ脛タル成熟雌性海狽(髄重740瓦)乳腺(廓大210倍).
第6圖 同上強廓大(廓大600倍).
第7圖 同上動物二人初乳95蝿注射,注射開始後2⑪H二於ケル乳腺(廓大210倍).
第8圖 同上彊廓大{廓大600倍).
第9圖 去勢後14日ヲ経タル成熟雌性海瞑(麗重640瓦)乳腺(廓大210倍).
第10圖 同上強廓大(廓大600倍).
第11圖 同上動物二「オsホルモン」15蝿及ピ人初乳36蝿注射,注射開始後21日二於ケル乳腺(廓大
210倍).
第12圖 同上強廓大(廓大600倍).
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佐伯論文附岡
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