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一一 夫婦間の契約取消権

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一一 夫婦間の契約取消権
究
研
例
山
建物所有権移転登記請求事件︵最高裁判所昭和三〇年︵オ︶第八〇〇号 昭和33・3。6第一小法廷判決︵棄却︶、最高民集一二巻三号四一四頁︶
二夫婦間の契約取消権
︹事実︺
賢
一
から引揚げてきてYの郷里長岡市にいたが、昭和二二年に上京し、本件建物の敷地の賃借権を買受けて、同年秋に
X男︵被告、被控訴人、上告人︶とY女︵原告、控訴人、被上告人︶は、昭和一九年頃上海で結婚し、終戦後同地
崎
本件建物︵木造木羽葺二階建一棟建坪七坪三合一勺、二階七坪三合一勺︶を建築しXの所有とし、そこでウール洋裁
サ
の不和はつのり、Xは昭和二七年五月一日遂に家を出てしまい、同月一四日Yの不在中にウール洋裁店にきて、当時
たる時は一切の権利をYにまかせ裸のまま家を出る﹂旨の誓約書まで入れた。しかしその後もXの女関係は続きYと
言い合っていた。その間昭和二六年一二月一五日附でXからYに対し、﹁女との交渉は一切致すまじく万一約を破り
本件家屋をくれれば子供二人を育てながら女一人で独立して生活してゆくとか、Xは、裸で家を飛び出してしまうと
ず、昭和二六、七年頃から離婚話が持ち上りゴタゴタしていたが、そのいさかいの間にも両人間で、YはXに対し、
店なる商号の下に婦人子供服の洋装店を経営していた。そのうちXに他の女関係ができたため夫婦仲がうまくゆか
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同店で働いていたA女に托し、他の条件めいた記載など何もなく単に﹁自分の名義に関する一切の権利を昭和二七年
五月一五日午前零時にYに贈与する﹂旨の自筆の書面と、離婚届用紙︵Xの署名捺印あるもの︶を置いて行つた。当
時Xの財産としては、本件建物とその敷地の借地権、上野信用金庫に対する預金、若干の現金の外は大したものはな
かつた。訴外A女は当日Yが帰ってからXの置いて行った右書類を伝達した。その後Xは昭和二七年七月三日右贈与
を取消したが、Yによって同年八月一一日離婚の届出がなされた。
そこでYはXに対し、本件建物の昭和二七年五月一四日贈与による所有権移転登記手続をせよと請求し、これに対
しXは、ωXはYが離婚するといいだしたので、昭和二七年四月に至つて裸一貫で象を出る決意をしたが、全財産を
Yに渡しても負債を負担して家を出ることは今後の立上りにも影響甚大なので、Yにおいて昭和二七年五月一五日午
前零時現在の全債務を引受けてくれるならば全財産をYに渡す決心をし、贈与証書と別に債務引受証、離婚届をYに
叢
る反面、Xの債権及びその他の財産は上野信用金庫への預金一四〇万五千余円の外本件建物︵昭和こ五年五月一七日
認められるし、当時Xの債務ははつきりしたものだけでも三一〇万円ありXの自陳するものはその外七六万六千円あ
止条件とするものであるとの点について、Yは五月一四日頃にはXに多額の債務があったことを知らなかったことが
控訴審︵東京高等裁判所︶は、次の理由でXの主張を排斥しYを勝訴させた。まず、ω本件贈与契約は債務引受を停
第一審︵東京地方裁判所︶X勝訴。
Xは昭和二七年七月三日付四日着の書面で民法七五四条により取消したから本件贈与契約は消滅した。と抗争した。
これは負担附贈与契約であるから負担の履行と贈与契約の履行について引換履行を求める ③右理由がないとしても
から停止条件は成就せず贈与契約の効力は発生しない ②仮に債務引受が贈与契約の効力発生条件でないとしても、
渡し、後二者はYにおいてXに返還するよう伝えて家を出たものである、しかるにYは未だその債務の引受をしない
fiua
払
律
法
保存登記した当時の建物価格は九万二千百円︶及び敷地借権︵買受時の価格一一万三千八百円︶の合計価額が百万円
を超えないことはXも認めている。そうだとすれば、Xのωの主張は結局贈与というよりはYが負債を引受ける結果
となる如き停止条件を附したこととなるので、当事者間にこのような条件附の贈与を受諾する意思の合致のあつたこ
とを認めることはできない。これと同じような理由から②の負担附贈与の申込に対しYがこれを受諾したものと認め
ることもできない。㈲の夫婦間の契約取消の点については、民法七五四条は本来原則として夫婦関係が通常の状態に
ある場合に適用せらるべきものと解すべく、前記認定した如く夫が他の女との関係を絶ち切れずに妻との不和がこう
原判決は当事者の主張しなかつた事実を認定した違法がある。原審判示からも明白な通り民法七五四条の取消権の
,︹上告理由︺
する、してみれば本件の場合民法七五四条は適用すべきものではない。
すべきかどうかの判断に関することであるから当事者の主張をまたずとも当然考慮に入れなければならぬことを附言
るという如き主張はYにおいて口頭弁論で明らかにしないけれども、右述べた如く民法の右法条を本件の場合に適用
も、決して正当なる権利の行使ということはできない、右取消権の行使が権利の濫用として許すべからざるものであ
とを内心には希望して本件贈与をしたのに、Yがこれを引受けてくれないからということが動機となったものとして
に推認し得るところである。しからばかかる取消権の行使はたとえXの主張する如く、Yが債務を引受けてくれるこ
兼住居である本件建物の贈与を受けたのを、一方的に取消されることは回復し難い損害を蒙ることとなることは容易
した後には独立して子供を養育しつつ生計を立てるため従来の営業を続けてゆく上に必要欠くべからざる営業の本拠
る特別の事情でもあれぽ格別、しからざる限り適用すべきではなく、ことに本件の場合にはYとしては夫婦関係破綻
じ、離婚届を妻につきつけて家を出てしまつたような夫婦関係がすでに破綻に瀕している場合には、真にやむを得ざ
究一一
研
例
判
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行使が権利の濫用として許されない旨はYの何等主張しなかつたところである、原判示は民法の右法条を本件の場合
に適用すべきかどうかの判断に関することであるから当事者の主張をまたずとも当然考慮に入れねばならぬことであ
るというのであるが誤つている。けだし﹁民法の右法条︵七五四条︶を適用すべきかどうか﹂の問題ではなく民法第
一条第三項を適用するか否か問題である︵原判示にも右取消権の行使が﹁権利の濫用﹂として許されない云々の語を
用いている︶、 民法第一条の適用の有無に当つてはその前提たる事実上の主張はこれを当事者が為すことを要し、ま
た当事者の主張のない限りこれを適用してはならないことは民事訴訟手続の構造から明白な点である、すなわち当事
されたことを以て足り、この外に夫婦関係が円満に継続中であることを要件とするものではないのみならず、仮りに
からこれを排斥したものとも窺れるのであるが、同条の適用は、④法律上の夫婦であること、@取消の意思表示の為
利の濫用は許さぬものとして本件取消権の行使を否認したのではなく、民法七五四条を適用すべき構成要件事実の面
事実を主張し始めて同条の適用の有無を判断するのが裁判所の職能である。あるいは原判示は民法第一条によつて権
者から客観的に明らかな権利の濫用に該当する事実あるいは相手方を害することのみを目的とする権利の行使である
叢一
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払
律
れを取消し得ないと解すべきことは原判決の判示するとおりであるから︵昭和﹁九年︸○月五日大審院判決、民集こ
き右贈与当時当事者間に不和がこうじ、夫婦関係がすでに破綻に瀕しているような場合になされた夫婦間の贈与はこ
生じ、離婚届をYに交付すると同時になされたものであると主張しているのであって、したがつて、原審が証拠に基
Xは原審において、本件建物の贈与は︵単純贈与か条件附または負担附贈与かは暫く措き︶Yとの問に離婚問題を
︹判旨︺ 上告棄却 ・
主張が当事者からなされていなければならないことは同様である。
原判示の説くように﹁夫婦関係がすでに破綻に瀕している場合﹂を除外するならぽ、やはりその除外例に当る事実の
一法
三巻五七九頁参照︶原審が適法に確定した事実につき、当事者の主張を待たず民法七五四条を適用すべからざる旨判示
したことも正当というべきである。なお原審は本件贈与の取消は権利の濫用であって許されない旨判示しているが、
右は単に本件にっき民法七五四条を適用すべからざるゆえんを補足的に説明したものにすぎないから、その判示をも
って原判決の前記判断を違法とする根拠となしえない。
︹批評︺
一 本件にっいては二個の問題を抽出することができる。その一は、判決要旨となつている﹁夫婦関係が破綻に瀕
している場合になされた夫婦間の贈与はこれを取り消すことができない﹂かどうかであり、その二は、右判決要旨の
ように夫婦間の契約取消権を否定する場合のあることを前提として、民事訴訟法第一八六条の関係から、取消権を否
定する事実は当事者の主張なくして裁判所が認定じ得るかどうかの問題である。
究
前者の問題に対する判示は正当であるが、後者の問題に対する本件裁判所の取り扱いには問題がある。以下順次検
研
討する。
例
ェ肢劃眈焔瀦鵬粘海叱顯肝昭蜘肝︶フランス民法︵第一〇九六条︶が夫婦間の贈与契約にかぎつて取消権を認めているの
規定の一つであること、また、この規定はローマ法からフランス民法を経てわが国に承継されたもの・であり︵諒駒商僻鋤
法第七五四条︵旧第七九二条と全く同一規定︶は、戦前戦後を通じ、特に戦後において学老間にはとかく評判の悪い
二 夫婦間の契約は第三者の権利を害しないかぎり、婚姻中いつでも夫婦の一方から取り消し得る旨を規定する民
判
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溺れての上である等その完全なる自由意思を保証することが困難であることと、夫婦間においてその契約の履行を訴
であること、および、その立法理由は、夫婦間の契約はあるいは一方の威力に圧せられた結果であり、あるいは愛情に
に、わが民法ば贈与契約にかぎらず一般的に夫婦間の契約であれぽ取り消し得るとした点でフランス民法の拡大導入
騰勉
求させることは夫婦生活の破滅を招き穏当でない、ことの二点であるとされていることは、すでに周知のとおりである
︵牒聾螺騨葬語露論糞嬬態講鍵瀬撚誹ヒ礁鞄礎無暁櫨獲法﹂威議、︶。
この民法第七五四条の規定は、取り消し事由を形式的には何等制限していないから、昭和七年一〇月一三日大審院
判決︵轍勝嘆駄雛蠣髄瞭牲祉飢駅翻罐揃齢博艇蜘帆C鄭融依駄の撒康依甥懸離︶のように﹁原審の確定せる事実によれば、係争不動産は襲に
夫たる被上告人より妻たる上告人に贈与せられたるものなる処、其の後当事者間に婚姻関係持続中被上告人は上告人
に対する意思表示に依りて、之を取消したりと云うに在り、然らば右取消は民法七九二条の規定に依り有効にして、
縦令該贈与が離婚を条件としたものなるとき又は該贈与の当事者間に事実上協議離婚の合意ありたるときと錐、右取
消の効力に消長を及ぼすものに非ず。﹂という解釈も可能なわけである︵膳群㏄譜獣︶。 しかし、 このように夫婦関係が
破綻に瀕し利害が鋭く対立している状態においてなされた夫婦間の契約を、後になつて何等の理由をも要しないで一
方的にこれを取り消し得るとすることは、立法趣旨にはずれるばかりでなく、如何にもその妥当性を疑わしめ近代的
法律常識に背反するものである。まして離婚の場合の財産分与請求権が認められていなかつた戦前においては、この
ような解釈は一応名目上は家族制度の維持︵家産分散の防止︶には役立つたが、その非は蔽うべくもない。
そこで昭和一九年一〇月五日大審院判決は︵妖隙誠喝鮒齪敏鍬胴臓机嫁傭髄殿倣翻鶴咄凱厳蹟鮒鵬駒匙柵躰鞭繊鄭脇磯飢臓瞭⑫鵬疎肋斑鋤紛翻鰐陥杖
レ濾廠職嬢搬萱肋抽瀦巳厳葡鞭激轍翫訊教働妖薦瑚価蝦勲︶﹁斯ル環境事態二鑑ミレハ上告人ト被上告人トノ夫婦関係ハ単二戸籍上
上告人二損害ヲ加フルコト/ミヲ目的トスル権利ノ濫用ナリトシテ右取消ハ其ノ効力ヲ発生セサルモノト判定スルモ
ルノ故ヲ以テ之ヲ取消シ被上告人ヨリ其ノ生活ノ保障トモ見ルヘキ唯一ノ財産タル右家屋ヲ取戻サントスル如キハ被
ヘシ⋮⋮︵中略︶⋮⋮而シテ右原審認定ノ事実関係ノ下二於テ為サレタル右家屋ノ所有権移転契約ハ夫婦間ノ契約ナ
ノ夫婦二過キス本然ノ姿二於ケル真ノ夫婦ニアラスシテ其関係ハ既二破綻二瀕セルモノト謂フヲ妨ケサルモノト謂フ
備旛
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叢
払
亘冊
律
一法
例
必スシモ不当ト謂フヲ得サルノミナラス右契約ハ夫婦ノ円満ヲ欠キ破綻二瀕スル状態二在ル際親族ノ協議ヲ経テ為サ
レタルモノナルヲ以テ之ヲ取消スコトヲ得サルモノト解スルヲ相当トスヘシ﹂と判示し︵罧疎仁だ蜷六︶、その形式的解
釈を捨て夫婦であつても他人と等しい状態にある場合になされた契約を取り消すことは権利の濫用であるがごとき口
吻を洩らしながら、かかる状態においてなされた契約は取消権の対象とならないとの態度を採ったのである︵知駒幽鰍猷
、価輌%揚給肋喫納酸勲⑭瀦肘ゆ鰍雌副φ雛掘せ融講帽閣赤瓢斑小病蝿紛琉蛇激%鵬初鴫肋溺翻ガ娯鋤諏硝蜷肋樋胡礁︶。そしてまたこの解釈は昭和
f纈
二七年六月一六日高松高等裁判所の判決︵縞臓眠諜伍難︶によって踏襲され、本判決をもって最高裁判所もまたこれを採
轍縦
合これを如何に解すべきかの問題が残るが、如何に離婚に際して財産分与が認められているとはいえ、契約を取り消
された場合は一応問題ないとして、夫婦関係が円満な状態のときに契約がなされ、破綻状態において取り消された場
したがつて民法第七五四条の解釈論としては、夫婦関係が円満な状態において契約されその状態の持続中に取り消
れている点からみても異論のないところである︵谷口知平﹁前掲﹂、木村健助﹁前掲﹂、中川善之助﹁前掲﹂、於保不二雄我妻栄﹁判例民事法昭和一九年四四事件一八七頁﹂、宮崎孝次郎﹁前掲﹂豊越劇紬淋離﹂現肘掲旨︶。
の喪失、個別的に意思確定をなせば足りる、自然債務とすればよい等々︶からその存在理由が疑われあるいは否定さ
用するところとなつたのである。もとよりこの解釈の正当であることは、立法論的に種々の角度︵伝統的沿革的理由
究一
研
判
陞[騒と︶かかる場合に権利濫用の法理によることは、離婚に際し財産分与請求権が認められていること、および贈
三、夫婦間の契約でも、取り消し得る場合と取り消し得ない場合とがあるとすれば、その各場合の各事実は、この
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はあるまい。
与額が僅少であれば妻から取り消す場合も考えられるから、一般的に権利濫用理論を持ち出すことはおそらく妥当で
筋焔
う︵躰琳⑭順旛昌耽肋襯礪に︶。なお本件原審は、取り消しが権利濫用であるがごとき口吻を洩らしているが︵鯨曝煎影附糠溜綿卵軌
して直ちに他に処分してしまう場合を考えると、この場合もまたその適用を除外すべき場合であると言うべきであろ
一
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規定の適用をめぐる紛争においては、それは判決の基本となる事実︵直接事実︶であるから、積極︵諏融酬曾気暁猟鯨っ︶
外とを混こうした結果であろう。そして上告審が﹁Xは原審において、本件建物の贈与はYとの問に離婚問題を生
擁纈纏蠣麺疑獄辞ゼ露㍑灘諺概総離鞭羅瑚肌鞭隠
転登記請求をしたのに止まり、Xもまだその契約を取り消したと主張したに止まつて、Yによる消極事実の主張︵嫌胸
然のことであろう∩知動鯨離嗣嘱醐脚ビ靴購を般︶、しかるに本件においては、Yは単に夫婦間の贈与を理由に建物の所有権移
によってその旨事実の主張がなされなけれぽならないことは、本件上告理由が指摘するように弁論主義の建前から当
1・消極︵諏酌蛸呪備穂臥舵黙嚇蕊健︶いずれかの当事者︵比㍍四礫勅牌撒肚ポ諏駒期飢鵬郭難給塑講誤腿鯛縣罰摂碓繭戴實嫡脆髭癬滑陥搬荒庶順幅醐鵬蛯朝押然︶
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く、本件の如き事案においては止むを得ないものというべきか。
律用除外事実は上告人が自陳しているとしたのは、具体的妥当性の故の原審救済策以外のなにものでもないというべ
じ、離婚届をYに交付すると同時になされたものであると主張しているのであつて⋮⋮云々⋮⋮﹂といつて、本条適
■
論
法
官の解説︵法曹時報一〇巻五号一四二頁︶と中川淳助教授の評釈︵民商法雑誌三八巻四号一〇〇頁︶がある。
本判例評釈は昭和三三年一二月九日民事法判例研究会において担当したものである。なお本判決には、最高裁判所長谷部調査
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