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TOYOTA オーリス150X “Mパッケージ”

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TOYOTA オーリス150X “Mパッケージ”
TOYOTA TOYOTA
オーリス150X “Mパッケージ”
(スーパーCVT−i = 171
171万
万 1500
1500円)
円)
★全幅1760mmの3ナンバーワイドボディによるドッシリした風格が好印象
★時速100km
★時速100
km時でエンジンが2000回転の優れた静粛性と低燃費も魅力的
時でエンジンが2000回転の優れた静粛性と低燃費も魅力的
カローラの5ドアハッチバックとして
誕生したニューモデルのオーリス。
第一印象は「なんだかボディがワイド
第一印象は
「なんだかボディがワイド
で全体的にボリューム感があるな」と感
で全体的にボリューム感があるな」
と感
じたこと。エンジンは1500ccだが、
じたこと。
エンジンは1500ccだが、
車幅は3ナンバーサイズだ。
単なる5ドアハッチバックではなく、
ヨーロッパ市場向けに開発された世界戦
略車なのである。
運転席シートの調節が細かくできるので
違和感のない、
自分にピッタリの運転姿勢
を確保できる。
発進加速は、最高出力が110馬力とい
発進加速は、最高出力が110馬力とい
うエンジン性能を考えれば納得できる加速
フィーリングだ。それでも時速50km前
フィーリングだ。それでも時速50km前
後の市街地走行では不足のない加速性能を
持ち、アクセルに対する反応も充分良好だ。
「モアパワー」
「モアパワー」という場面では、
という場面では、シフトレ
シフトレ
バーを左に倒してSモードにすれば良い。
軽快な加速性能を引き出すことができる。
シフト操作の点でもひと工夫されている。
シフトレバーの位置がドライバーの手許に
近いポジションにあり、咄嗟のシフトチェ
近いポジションにあり、咄嗟のシフトチェ
ンジでも
ンジで
も素早い操作が可能だ。
素早い操作が可能だ。T型セン
T型セン
ターコンソール全体が盛り上がった形状に
デザインされているためだろう。
オーリスは全車にスーパーCVT−iが
採用されるが、
ATとの違和感はほとんど
感じなかった。
唯一気になったのは坂道で
の発進。
ブレーキペダルから足を離した途
端に後ずさりしてしまう。
この点だけは改
善の余地が必要だろう。
乗り心地はヨーロッパ市場をターゲット
にしているだけにガッチリした剛性の高い
競り上がったセンターコンソール。
シフトレバーの操作性は良い。
感覚である。だが、決してドイツ車の
感覚である。だが、
決してドイツ車のよう
よう
に硬すぎ
すぎない。
ない。新設計
新設計の
のサスペンション
サスペンションは
は
完成度が
完成度
が高い。
高い。そのせいか、
そのせいか、路面からのゴ
路面からのゴ
ツゴツ感もあまり感じなかった。
ステアリングホイールはオプション設定
の本革巻き3本スポークを採用、
握りが適
度に太くスポーティな印象を持った。
操縦
感覚はパワーステアリングの味付けが適度
に重く落ち着いた安心感のあるセッティン
グといえる。
高速走行ではこの味付けがド
ライバーに信頼感を与えている。
高速走行といえば、静粛性も高水準だ。
高速走行といえば、
静粛性も高水準だ。
加速体勢にある時はさすがにエンジン音が
気になるが、耳障りというほどではない。
気になるが、
耳障りというほどではない。
参考までに時速100km時のエンジン回
転は約2000回転。
時速80kmではわ
ずか1500回転である。
平坦路をクルー
ジングする場面ではクラストップにランク
されていいほどの静粛性を確保している。
残念なのは運転席に座った時の前方視
界。
ダッシュボードがフロントガラスに近
付くにつれて競り上がった形状をしている
ためボンネットがまったく見えない。ボ
ためボンネットがまったく見えない。
ボ
ディがワイドなだけに車幅感覚を掴むまで
時間がかかる。
直列4気筒DOHCエンジンは
最高出力110馬力を発揮。
室内空間は広々としている。リアシート
室内空間は広々としている。リアシート
に座っても1500ccクラスのクルマとは
思えないほどとても広い。
室内幅だけではな
い。頭上空間にも余裕がある。ホイールベー
スは2600mmだからスパシオやポルテと
同じだ。正確な比較をしたわけではないが、
同じだ。
正確な比較をしたわけではないが、
たぶんオーリスの方が広いだろう。
広いと言えば、荷室スペースもずいぶん
広いと言えば、荷室スペースもずいぶん
と広い。メインマフラーをセンタートンネ
と広い。メインマフラーをセンタートンネ
ル内に配置したおかげでリアシート使用状
態でも354リットルの荷室スペースを実
現している。例えば、中型スーツケースなら
2個、ゴルフバッグも2個は収納できる。
2個、
ゴルフバッグも2個は収納できる。
またリアシートは6対4分割可倒式を採
用し、シートバックを倒すだけでクッショ
ン部も連動して沈み込むワンモーションチ
ルトダウン機構を採用しているが、この点
は実用性や使い勝手を重視するヨーロッパ
のユーザーに高く評価されるはずだ。
こうして総合的に見てくるとオーリスは
優れた実用性と快適な走行性能を併せ持つ
世界戦略車として高く評価できる。なみい
るヨーロッパのライバル車に決して引けを
取らないだけの実力はある。
参考までに、今回試乗した走行距離は4
58km。給油した量は34.5リッター。
燃費は13.2kmであった。1500c
ライバル車と比較して
1500ccエンジンの5ドアハッチ
バック車で車両本体価格が171万15
00円。この点を踏まえて国産車の中か
00円。
この点を踏まえて国産車の中か
らライバル車を探すと、
らライバル車を探すと、日産ならノート
日産ならノート
15RX(( 160万2300円
15RX
160万2300円)) とウイン
グロード15RXエアロ((169万260
グロード15RXエアロ
0円))がライバルとなりうる。
0円
がライバルとなりうる。ホンダなら
ホンダなら
エアウェイブLスカイルーフ((175万3
エアウェイブLスカイルーフ
500円))が好敵手となる。
500円
が好敵手となる。マツダではア
マツダではア
クセラスポーツ15C(
クセラスポーツ15
C(165万円
165万円))とデミ
オ1500スポルト
オ1500スポルト(( 161万1750
円)もライバル車の仲間に入るだろう。
だが、どれをとっても総合的な評価で
だが、
どれをとっても総合的な評価で
はオーリスに勝てる車はない。車両価格
はオーリスに勝てる車はない。
車両価格
が多少安くてもリセールバリューを考え
ると、オーリスに真っ向対決できる車種
ると、
オーリスに真っ向対決できる車種
は見当たらない。本当のライバル車はた
は見当たらない。
本当のライバル車はた
ぶん国産車ではなく、ドイツの大衆車と
ぶん国産車ではなく、
ドイツの大衆車と
して定評のあるゴルフあたりではないだ
ろうか。フランスのプジョー307もボ
ろうか。
フランスのプジョー307もボ
ディサイズとしては最も近い。だが、車両
価格の点で、輸入車はグッと高くなる。ま
ずはネッツ店に足を運んでオーリスを試
乗してみることから始めたらどうだろう。
cクラスなら決して悪くない数字である。
ゴルフバッグ 2 個が入るラゲッジスペース。
354リットルの大容量。
全高は1515mm。
プジョー 307 よりも15mm低い。
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