切るに 切れない - ひさだアートインダストリー

切 るに 切 れ な い
まずは、お詫びを。
日々、お客様から髪についてのご相談を受けておりますと
「多いし、広がるし、とにかく梳いてほしい。」
そして、ダメージを改善しようとして、トリートメントをします。
しかし残念ながら多くのヘアケアは髪や頭皮を育み慈しむものではなく、とにか
「ペタンとするから、梳いてもらってふんわりさせてほしい」
く傷みを表面的にごまかしているにすぎません。さらに、そのヘアケア剤が髪に都
「重たいからとりあえず梳いてほしい」など、
「梳く」ことを望まれる方が多いよう
合が良くても頭皮に負担がかかることもあります。整髪料やアウトバストリートメ
す
に思います。
ントもまた然り。
一般的にカットといえば、
「梳くことでスタイルやボリュームをコントロールする」
（この内容は長くなりますので直接お問い合わせください）
というのは自然な考えなのかもしれません。
このような状況でたまたま起こっている現象を多くの方は「年齢」や「うまれつき」
しかし、本当に梳くことで問題は解決しているのでしょうか。
と諦めてしまいます。その結果、
「 とりあえず切ってほしい、梳いてほしい」という
オーダーになっているのではないでしょうか？
我々が 考えるカットという技術は、大きく分けるとデザインとボリュームコント
ロールの２つの工程に分かれます。
サロンにお越し頂いてすぐに
「切って欲しい、
梳いてほしい」
と言われれば、
もちろん
デザインは言葉の通りですが、多くの方が髪のボリュームコントロールに悩まれ
プロですから切れないことはありません。しかしながら、このようなことを検証し
ているのではと感じております。
てきた上で、数日経てば髪のボリュームなどの問題点が、またカットする前の状況
に戻るということは明白です。
多い、広がる、ペタンとする、重たい、これらは全てボリュームの問題であり、直接
的にヘアスタイルによる顔映りの雰囲気に影響します。
お切りしたいのは山々ですが、
根本的な問題解決にならないことを、
お客様にサービ
スとして提供することが、
本当に正しい仕事なのか、
お客様のためになるのか、
と自分
原因としては、昨今はカラー、パーマ人口の増加により、薬液でのダメージが著し
達の心に問いかけております。
く、さらにはヘアアイロンでの熱のダメージ、ブローによるドライヤー、ブラシのダ
メージ、紫外線、乾燥、など挙げるとキリがありませんが、
ですので、
「切るに切れない」
とお詫び申し上げている次第でございます。
などの問題が生じます。
上記の原因で髪が傷むということは随分と浸透していますが、頭皮にも甚大なダ
メージを与えるということは、あまり認知されていません。このことによって、
というマイナスの連鎖が起こります。
1
2
打開策
弊社がヘアスタイルについて目指していること。
髪が傷んでいるとすれば、頭皮が弱っているとすれば、原因は何なのか？
・どんなTPOにもその方が素敵に見え、アレンジがしやすいこと
・360°どんな方向から見られても美しいこと
・時間が経って髪が伸びたとしても美しいバランスを保てること
その原因を探り、回避可能か共存すべきかを一緒に考えましょう。
そして、
ヘアスタイルはもちろん大切ですが、
それでいてヘアスタイルが目立ちすぎる
今の髪の状態がどうなのか、一度整理しましょう。
ことなく、
ご自身の雰囲気にマッチすることが究極のお洒落ではないでしょうか？
なんとなくの習慣が影響していたり、本当は髪を綺麗に、頭皮を健やかにする為
お客様の多様化された日常をどうお支えするか、これはどんなに時代が移ろいで
に行っていたことが思わぬ負担になっているかもしれません。
も弊社が全力で行うべきミッションです。
専門家としてきちんとした見解をお出しします。
自己判断や一般的な情報だけでは気付かない部分もきちんと観察致しますので
ご安心下さいませ。
きちんと整理をした状態でもう一度理想を話し合いましょう。
そして一緒に楽しみましょう。
技術
ボリュームコントロールが日常的に成されれば「梳き」で量を調整する必要がほぼ
無くなります。
そしてボリュームコントロールの部分がおおよそ解決のめどが立ったところで初
めてカット技術者の登場です。
髪一本一本が安定し、より緻密で精巧なカットが可能です。
コンディションの整った髪と緻密で精巧なカットが合わさると、そこには的確な
空間が生まれます。髪と空間がきちんと整理されていくと髪の束が筆先のように
ボリュームコントロールにかかる手間と時間が限りなく減らせることができれば、
技術者はほぼすべての時間をデザインに使えます。
同じカット料金とお時間を頂くのであれば、なるべくデザインに配分できた方が、
まとまります。それが維持できればブローや整髪料も不要になっていくかもしれ
ません。
時短の時代ですから朝の準備がサッとすめば、さらに生活が豊かになります。
よりお得で有意義です。
すでにボリュームがコントロールできている状態を維持できていれば、そう簡単
にヘアスタイルが崩れることはありません。
お客様の声
伸ばすか、切るか
敢えて悩める！
いつものペースくらいで
サロンに来たけど
結果的に日々のストレスは減り、サロンに来る機会も減らせるかもしれません。
そういえば
朝、
髪のストレスが無くなった。
正直切るとこないかも
（笑）
忘れてたけど。
我々はただ、
お客様が年中通じて快適で美しくいて頂くことを願っているだけです。
朝、
手ぐしで出かけれる快感！
髪型を、
そんなに大きく変えてないのに
周りから褒められます
3
4
そんなに切ってないのに
軽くなったのはなぜ？
研究背景
技術研究には１１０余年の歴史と共に、弊社副社長
て参ります。同時に我々もユーザーとして使用し、使いこなしや経過をしっかり研
の久田優子が40年かけて、科学的かつ理論的に研
究し、リアルタイムでお客様に情報を提供して参ります。
究し続けています。特定の流派に属すことなく、ひた
すら現場で創り上げております。
このようにできる限りの実践的な情報を適切にお伝えして参ります。
その中でご自身の感性を大切に、また磨き上げ、ご判断頂ける自立したお客様で
そしてこの度、
鶴川壽人が５年間の海外留学から戻っ
いて頂けるようなサロンを目指しております。
て参りました。現地では当方での修行時代とはまた
違った文化や人にふれ、独自に研究し、温めた技術を
持ち帰りました。
「ひさだ」
の秘伝に鶴川の研究を取り込みつつ、
まだまだ進化して参ります。
技術研究のベースは、髪、一本一本をあらゆる角度から見極め、鋏を入れていく
髪の困りごとに悩んでいる場合ではありません。
もっと積極的に自分の美しさの可能性を知って頂きたい。
ただそれだけです。
「ひさだ」
独自の審美眼で研究し構築した技法です。
是非一度お試し下さいませ。
ご自身の良さを最大限に引き出すヘアスタイルは、コンディションを整えることに
よって、より正確で緻密な技術を提供することができます。
何より我々が一番恵まれているのは、コンディションが整っている多くのお客様に
コンディション作り
継続して携わらせて頂いていることです。
この冊子で申し上げていることは、理想論ではなく、サロンの最前線で起こってい
本当は毎日お客様のところへ通い、お手入れさせて頂きたいくらいですが、そうも
参りません。
ることです。
長文になりましたが、最後までお読みくださり心より感謝申し上げます。
小学校で歯の磨き方は習いますが、頭の洗い方は習いません。そんな基本的なこ
とから、現代にあふれている美容情報の真偽もきちんと見解を述べて参ります。
そして何よりもサロンにお越しになれる日数よりも、ご自宅での手入れの日数の
図や絵で説明することも考えましたが、全ては実感によってご理解頂けるものと
考えております。要するに、簡単にと紙面の見易さを追求すると本質的なところを
外してしまいますので、ご容赦下さい。
少しでもご興味お持ち頂けたなら、是非一度ご連絡お待ち申し上げます。
ほうがはるかに多く、大切です。
サロンでしかできないことよりも自宅でしかできないことの方がうんと大事で、
また両者の連動、共作でもあります。
ひさだアートインダストリー株式会社 技術研究開発部
ご自宅でのアイテムは、我々が選りすぐりの中から一番優れているものしかお出
T E L 0120-279-381 〒604-8251 京都市中京区三条油小路町144
Web hisada1899.com Mail [email protected]
し致しません。そして10年以上お客様に選ばれ続けたものだけを本物として認め
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